JPH10254570A - 情報処理装置およびその起動方法 - Google Patents

情報処理装置およびその起動方法

Info

Publication number
JPH10254570A
JPH10254570A JP9074699A JP7469997A JPH10254570A JP H10254570 A JPH10254570 A JP H10254570A JP 9074699 A JP9074699 A JP 9074699A JP 7469997 A JP7469997 A JP 7469997A JP H10254570 A JPH10254570 A JP H10254570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
trigger
information
bus
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9074699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Shimada
和俊 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9074699A priority Critical patent/JPH10254570A/ja
Publication of JPH10254570A publication Critical patent/JPH10254570A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 余分な電力を消費する起動前の待機動作を行
うことなく、電力供給が遮断されている電源オフ状態か
らユーザ所望の使用環境が得られる状態への高速な立ち
上げを簡単に行うことができる情報処理装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 PCは起動シーケンスに従い起動され、
この起動シーケンスには、電源起動トリガがトリガ入力
部28に入力されると、電源23を起動するとともに電
源23から処理ユニット(CPU1など)に電力を供給
し、トリガREG24に格納された起動情報に基づき起
動対象のバスブリッジおよびデバイスに電力を供給する
ように制御し、この起動情報に基づき起動対象のデバイ
スのデバイスドライバおよびアプリケーションを起動す
る手順が記述されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に格納さ
れているアプリケーションを読み出して実行する処理ユ
ニットと、前記処理ユニットと複数のデバイスとをそれ
ぞれ接続するための複数のバスと、前記複数のバス毎に
そのバスと前記処理ユニットとを接続するための複数の
バス制御手段とを備える情報処理装置およびその起動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの発達、整備などに
より情報化時代になり、パーソナルコンピュータ(以
下、PCという)の利用が会社などの業務使用に加えて
一般家庭などでの個人利用へと広まるとともに、PCの
高性能化、高機能化および低下価格化が図られている。
また、従来のデスクトップタイプのPCに加えて携帯可
能なようにサイズ縮小化、重量の軽量化が施されるとと
もに電池駆動可能なように構成されたノートタイプのP
Cが出現している。
【0003】このデスクトップタイプのPCにおける一
般的な構成について図14および図15を参照しながら
説明する。図14および図15は従来のデスクトップタ
イプのパーソナルコンピュータの一般的な構成を示すブ
ロック図である。
【0004】このPCは、図14に示すように、Pentiu
m プロセッサ(インテル社の登録商標)などからなるC
PU1と、二次キャッシュ(L2 Cache)3と、BIOS
を格納しているROM4と、CPU1によるアプリケー
ション実行時に作業領域として用いられるメインメモリ
5と、メモリ制御バスブリッジ2とを備える。メモリ制
御バスブリッジ2は、二次キャッシュ3、ROM4、メ
インメモリ5の各メモリに対する制御と、PCIバスと
の接続制御とを行うチップからなる。
【0005】PCIバスには、バスブリッジ6,18
と、SCSIコントローラ15と、表示部22に対する
表示制御を行うためのグラフィックスコントローラ21
とが接続されている。
【0006】バスブリッジ6は、PCIバスとISAバ
スとを接続し、このISAバスには、図15に示すよう
に、複数のデバイスを制御する複合ICからなるスーパ
ーI/O7と、イーサネット(イーサネットボード)1
4とが接続されている。スーパーI/O7には、FDD
(フロッピーディスク装置)8と、デジタイザ10およ
びモデム11を接続するRS232C9と、マウス12
と、キーボード13とが接続されている。
【0007】バスブリッジ8は、PCIバスとPCIバ
スとの接続を行い、このPCIバスには、図15に示す
ように、動画の符号化、復号を行うためのMPEG(M
PEGボード)19と、高速通信を行うためのATM
(ATMボード)20とが接続されている。
【0008】SCSIコントローラ15には、図15に
示すように、HDD(ハードディスク装置)16および
CDROM(CDROM読取装置)17がSCSIによ
り接続されている。
【0009】上述の各ブロックには、電源23からそれ
ぞれ対応する電力が供給され、この電源23には制御手
段(図示せず)が組み込まれている。
【0010】次に、上述のデスクトップタイプのPCの
起動手順について図16を参照しながら説明する。図1
6は図14のパーソナルコンピュータの起動手順を示す
フローチャートである。
【0011】まず、ステップS100において、電源S
W(電源スイッチ)の押下による電源オンを監視する。
電源がオンされると、ステップS101で電源23から
電力がまずCPU1に供給されてCPU1の自己診断を
行う。
【0012】次いで、ステップS101に進み、各バス
番号の設定とともに各バスに接続されているデバイスの
確認を行い、続くステップS103で接続を確認したデ
バイスの初期化を行い、そしてステップS104で、初
期化したデバイスドライバを駆動するためのデバイスド
ライバを含むオペレーティングシステム(OS)の立ち
上げを行う。
【0013】次いで、ステップS105に進み、ユーザ
からのコマンド入力に従うユーザモードを起動する。こ
のユーザモードでは、予め自動起動ファイルに起動時に
立ち上げるアプリケーションが設定されているときに
は、この設定されているアプリケーションを立ち上げ、
起動時に立ち上げるアプリケーションが設定されていな
いときには、ユーザからのコマンド入力を待って該入力
コマンドにより指定されたアプリケーションを立ち上げ
る。
【0014】この電源投入からユーザが使用するアプリ
ケーションを立ち上げるまでには数分の時間を要し、こ
の立ち上げたアプリケーションによる処理の終了後に電
源をオフすると、次に使用するアプリケーションの立ち
上げに再び数分の時間を要するから、この間ユーザは待
機する必要があり、特に頻繁にアプリケーションの立ち
上げ、終了を繰り返すような業務使用においては、著し
く作業効率の低下を招くことになる。よって、頻繁にア
プリケーションの立ち上げ、終了を繰り返すような業務
使用においては、上述の作業効率の低下を回避するため
に、業務時間中PCは電源オン状態に保持されている。
【0015】他方、ノートタイプのPCでは、電池駆動
時に、デスクトップタイプのPCにように常時電源をオ
ンにした状態を保持すると、電池が消耗されて実動作時
間が短くなるから、一定時間使用されないと自動的に省
電力状態になるように制御する省電力モードがサポート
されている。この省電力モードとしては、Aモード、B
モード、Cモード、Dモードがある。
【0016】Aモードでは、一定時間使用されないと、
電源をオフする。この電源をオフした後に立ち上げると
きには、再度電源をオンする必要がある。Bモードは、
一定時間使用されないと、CPUおよび周辺制御チップ
セットのレジスタ情報、メインメモリに保持されている
アプリケーションの起動情報などをHDDに格納した後
に電源をオフし、次の起動指示に伴い電源がオンされる
と、HDDに格納されている情報を読み出して電源オフ
の前の状態へ復帰可能なモードである。Cモードは、一
定時間使用されないと、周辺デバイス(HDD、モニ
タ)への電力供給を停止し、CPU、周辺制御チップセ
ット、メインメモリへの電力供給を続行し、次の起動指
示が出されると、電源オフの前の状態へ素早く復帰可能
なモード(サスペンド、レジューム)である。Dモード
は、一定時間使用されないと、CPUを通常の1/2な
いし1/4倍で動作させ、次の起動指示が出されると、
電源オフの前の状態へ復帰可能なモード(パワーダウ
ン)である。
【0017】上述の各モードにおいて、それぞれの起動
時間はAモード、Bモード、Cモード、Dモードの順に
短くなり、それぞれの消費電力量はA,Bモード(両モ
ード同じ)、Cモード、Dモードの順に多くなる。
【0018】最近、ノートタイプのPCと同じように、
デスクトップタイプのPCに対し一定時間使用されない
と自動的に省電力状態になるように制御する省電力モー
ドを設けることが米国のエナジースター規格などにより
規定され、モニタ、PC本体に対する省電力モードがサ
ポートされている。
【0019】また、PCの一般家庭への普及に伴い機能
拡張を簡単に行うことが可能なように、PCの立ち上げ
時に拡張ボード、接続されているデバイスの設定を自動
的に行うプラグアンドプレイという機能がBIOS、O
S、拡張ボードなどにより実現されている。
【0020】さらに、デスクトップタイプのPCには、
上述のサスペンド、レジュームとスケジューラまたは外
部トリガーとを組み合わせて起動し、電源オフ前のアプ
リケーションなどを実行するようなInstant ON機能を
サポートするものも出現している。このInstant ON機
能は、電源オフの指示が出されると、周辺デバイス(H
DD、モニタ)への電力供給を停止するが、CPU、周
辺制御チップセット、メインメモリへの電力供給を続行
して次の起動指示(スケジューラまたは外部トリガーに
よる指示)が出されるまで待機し、次の起動指示が出さ
れると、電源オフの指示前の状態へ素早く復帰するモー
ドである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の各機能によって
PCの使い易さを向上してPCを家電製品に近付けるよ
うに図られ、例えば、上述した省電力モードにより電源
オン状態においては、その消費電力量を削減することが
可能になり、また、Instant ON機能を用いることによ
ってその起動時間を通常の電力供給が遮断されている電
源オフ状態からの起動時間より短くすることが可能にな
る。
【0022】しかし、Instant ON機能は、レジューム
とスケジューラまたは外部トリガーとを組み合わせた機
能であるから、Instant ON機能の設定状態において
は、次ぎの起動指示が出されるまでの待機状態中にCP
U、周辺制御チップセット、メインメモリへの電力供給
が続行されて余分な電力が消費されることになり、通常
の電力供給が遮断されている電源オフ状態のような省電
力化を図ることができない。
【0023】また、Instant ON機能によって立ち上げ
られた状態は電源オフの指示の前の状態であるから、ユ
ーザが所望するアプリケーションを予め自動起動ファイ
ルに設定し、起動時に該ユーザの所望のアプリケーショ
ンを立ち上げるようにするときには、Instant ON機能
を使用することができず、通常の電力供給が遮断されて
いる電源オフ状態から起動する必要があるとともに、こ
の通常の電源オフ状態からの起動にはInstant ON機能
に比して余分な時間が掛かる。
【0024】よって、電力供給が遮断されている電源オ
フ状態からユーザが所望するアプリケーションを素早く
かつ簡単に起動することはできない。すなわち、余分な
電力を消費する起動前の待機動作を行わずに、電源オフ
状態からユーザが所望する使用環境を得られる状態への
高速な立ち上げを簡単に行うことはできない。
【0025】本発明の目的は、余分な電力を消費する起
動前の待機動作を行うことなく、電力供給が遮断されて
いる電源オフ状態からユーザ所望の使用環境が得られる
状態への高速な立ち上げを簡単に行うことができる情報
処理装置およびその起動方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記憶手段に格納されているアプリケーションを読み出し
て実行する処理ユニットと、前記処理ユニットと複数の
デバイスとをそれぞれ接続するための複数のバスと、前
記複数のバス毎にそのバスと前記処理ユニットとを接続
するための複数のバス制御手段とを備える情報処理装置
において、電源起動トリガをそれぞれ発生する複数のト
リガ源に対応付けて設定された起動対象となるバス制御
手段、デバイスおよびアプリケーションを示す起動情報
を保持する保持手段と、前記各トリガ源からの電源起動
トリガを検知する検知手段と、前記電源起動トリガが検
知されると、前記処理ユニットに電力を供給する主電源
供給手段とを設け、前記処理ユニットは、前記起動情報
に基づき前記検知された電源起動トリガのトリガ源に対
応付けられている起動対象のバス制御手段およびデバイ
スに電力供給を行うように制御するとともに、前記検知
された電源起動トリガのトリガ源に対応付けられている
起動対象のデバイスおよびアプリケーションを起動する
ことを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記各バス制御手段には、それが
管理するバスに接続されているデバイスへの電力供給を
行うための電源制御手段が設けられ、前記処理ユニット
は、前記起動対象のバス制御手段にそれが管理する起動
対象のバスおよびそのバスに接続されているデバイスを
示す情報を与えることを特徴とする。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項2記載の情
報処理装置において、前記電源制御手段は、前記処理ユ
ニットから与えられた情報を保持する情報保持手段と、
前記情報保持手段に保持された情報に基づき対応するデ
バイスに電力を供給するための制御を行う電力供給手段
とを有することを特徴とする。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項3記載の情
報処理装置において、前記電力供給手段は、前記情報保
持手段に保持された情報に基づき対応するデバイスを選
択して電力を供給することを特徴とする。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項3記載の情
報処理装置において、前記電力供給手段は、前記情報保
持手段に保持された情報に基づき対応するデバイスを選
択して該デバイスへの電力供給を指示することを特徴と
する。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記各デバイスは、電力によって
動作する動作手段と、該動作手段に電力を供給するため
の制御を行う電源制御手段とを有し、前記処理ユニット
は、前記各デバイスの電源制御手段に対応するバスを介
して起動を指示する情報を与えることを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項6記載の情
報処理装置において、前記電源制御手段は、前記処理ユ
ニットから前記対応するバスを介して与えられた情報を
保持する情報保持手段と、前記情報保持手段に保持され
た情報に基づき前記動作手段に電力供給を行う電力供給
手段とを有することを特徴とする。
【0033】請求項8記載の発明は、記憶手段に格納さ
れているアプリケーションを読み出して実行する処理ユ
ニットと、前記処理ユニットと複数のデバイスとをそれ
ぞれ接続するための複数のバスと、前記複数のバス毎に
そのバスと前記処理ユニットとを接続するための複数の
バス制御手段とを備える情報処理装置の起動方法におい
て、電源起動トリガをそれぞれ発生する複数のトリガ源
に対応付けて設定された起動対象となるバス制御手段、
デバイスおよびアプリケーションを示す起動情報を保持
手段に保持する工程と、前記各トリガ源からの電源起動
トリガを検知する工程と、前記電源起動トリガが検知さ
れると、前記処理ユニットに電力を供給する工程と、前
記起動情報に基づき前記検知された電源起動トリガのト
リガ源に対応付けられている起動対象のバス制御手段お
よびデバイスに電力供給を行うように制御する工程と、
前記検知された電源起動トリガのトリガ源に対応付けら
れている起動対象のデバイスおよびアプリケーションを
起動する工程とを含むことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。
【0035】(実施の第1形態)図1および図2は本発
明の情報処理装置の実施の第1形態の構成を示すブロッ
ク図、図3は図1の情報処理装置の外形図、図5は図1
の情報処理装置のトリガREGに格納されている起動情
報テーブルの構成を示す図である。なお、本実施の形態
では、情報処理装置としてデスクトップタイプのPCを
例に説明する。
【0036】本実施の形態のPCは、図1に示すよう
に、CPU1と、CPU1にローカルバスを介して接続
されている二次キャッシュ(L2 Cache)3と、BIOS
を格納しているROM4と、CPU1によってHDD1
6またはCDROM17(共に図2に示す)から読み出
されたアプリケーションを格納するとともに該アプリケ
ーションの実行時に作業領域として用いられるメインメ
モリ5と、メモリ制御バスブリッジ2と、トリガレジス
タ(トリガREG)24とを備え、CPU1、二次キャ
ッシュ3、ROM4、メインメモリ5、メモリ制御バス
ブリッジ2は、互いに共働して処理ユニットを構成す
る。
【0037】トリガREG24は、電源起動トリガをそ
れぞれ発生する複数のトリガー源に対応付けて予め設定
された起動対象となるバス、デバイスおよびアプリケー
ションを示す起動情報を保持する。この起動情報の詳細
については後述する。
【0038】メモリ制御バスブリッジ2は、二次キャッ
シュ3、ROM4、メインメモリ5、トリガREG24
の各メモリに対する制御と、PCIバス40との接続制
御とを行うチップからなる。
【0039】PCIバス40には、バスブリッジ38,
39と、SCSIコントローラ15と、表示部22に対
する表示制御を行うためのグラフィックスコントローラ
21とが接続されている。
【0040】バスブリッジ38は、PCIバス40とI
SAバス41との接続を行うともに、ISAバス41に
接続されているデバイスの電源制御機能を有する。この
ISAバス41には、図2に示すように、複数のデバイ
スを制御する複合ICからなるスーパーI/O7と、イ
ーサネット(イーサネットボード)14と、音声I/O
25とが接続されている。スーパーI/O7には、FD
D(フロッピーディスク装置)8と、デジタイザ10お
よびモデム11を接続するRS232C9と、マウス1
2と、キーボード13とが接続されている。本実施の形
態では、図5に示すように、デジタイザ10を表示部2
2の画面上に組み込んで表示部22と一体的に構成して
いるとともに、受話器形状を有する音声I/O25を用
いている。
【0041】バスブリッジ39は、PCIバス40とP
CIバス43との接続を行い、PCIバス43に接続さ
れているデバイスの電源制御機能を有する。このPCI
バス43には、図2に示すように、動画の符号化、復号
を行うためのMPEG(MPEGボード)19と、高速
通信を行うためのATM(ATMボード)20とが接続
されている。MPEG19には、ビデオ入力(ビデオ入
力インタフェイス)26とカメラ(ビデオカメラ)27
とが接続されている。本実施の形態では、図5に示すよ
うに、カメラ27を表示部22の筐体に設置している。
【0042】SCSIコントローラ15には、図2に示
すように、HDD(ハードディスク装置)16およびC
DROM(CDROM読取装置)17がSCSIバス4
2により接続されている。
【0043】上述の各ブロックには、図1に示すよう
に、電源23から電力が供給され、この電力供給制御に
おける起動時電力供給制御は、電源起動トリガを発生す
る複数のトリガー源に応じて対応するブロックに電力を
供給するための起動シーケンスに従い行われる。この起
動時電力供給制御には、上述のトリガREG24とトリ
ガ入力部28とが用いられ、このトリガ入力部28は、
複数のトリガー源が発生する電源起動トリガのいずれか
一つを取り込むと、電源23を起動する。
【0044】本実施の形態では、電源起動トリガとし
て、RTCからの入力、電話回線(発呼)、デジタイザ
10からの入力、音声入力(所定レベル以上の音圧また
は音域の入力)、パワーSWの入力、任意に設定したS
Wの入力、および実時間を計時する時計(図示せず)か
らの入力が設定されている。また、トリガREG24に
は、図5に示すように、起動情報を記述した起動情報テ
ーブルが保持され、該起動情報テーブルには、電源起動
トリガを発生する各トリガ源に対応付けて起動対象とな
るバスブリッジ、デバイスが登録されている。この起動
情報テーブルに登録された内容は、ユーザにより任意に
設定可能である。この起動情報テーブルの登録内容の設
定は、例えば、表示部22に起動情報テーブルを表示
し、各トリガ源に対し、その起動対象となるバスブリッ
ジ、デバイスを表す欄に起動を示す情報を書き込む方式
により行われる。
【0045】上述の起動シーケンスには、電源起動トリ
ガの1つがトリガ入力部28に入力されると、電源23
を起動するとともに電源23から上述の処理ユニット
(CPU1、二次キャッシュ3、ROM4、メインメモ
リ5、メモリ制御バスブリッジ2)に電力を供給する第
1手順と、トリガREG24に格納された起動情報に基
づき入力された電源起動トリガのトリガ源に対応付けら
れている起動対象のバスブリッジおよびデバイス(SC
SIコントローラ15、グラフィックスコントローラ2
1および各コントローラ15,21が管理するデバイス
を示す)に電力供給を行うように制御する第2手順と、
トリガREG24に格納された起動情報に基づき入力さ
れた電源起動トリガのトリガ源に対応付けられている起
動対象のデバイス(各バスブリッジ38,39の管理下
にあるデバイス)に電力を供給するように制御する第3
手順と、トリガREG24に格納された起動情報に基づ
き入力された電源起動トリガのトリガ源に対応付けられ
ている起動対象のデバイスのデバイスドライバおよびア
プリケーションを起動する第4手順とが記述され、この
第3手順における起動対象のデバイスへの電力供給は、
各バスブリッジ38,39において実行される。
【0046】次に、各バスブリッジ38,39の構成に
ついて図6を参照しながら説明する。図6は図1の情報
処理装置における各バスブリッジの主要部構成を示すブ
ロック図である。なお、各バスブリッジ38,39は共
通な構成を有し、本実施の形態では、その共通部分を主
要部として有するバスブリッジの例を各バスブリッジ3
8,39として説明する。
【0047】バスブリッジには、図6に示すように、一
次側バスと二次側バスとを結ぶためのバス変換ロジック
30と、コンフィギュレーションREG(コンフィギュ
レーションレジスタ)31と、デバイスREG(デバイ
スレジスタ)32と、電源制御I/F29とが組み込ま
れている。コンフィギュレーションREG31は、PC
Iバスとの接続に対し設置が要求されているレジスタか
らなり、該レジスタにはバスブリッジのメーカー名、機
能が記述されているとともに、必要に応じてシステム側
からアドレスが設定される。デバイスREG32は、入
力された電源起動トリガーに対応付けられている起動対
象のデバイス(バスブリッジを含む)を示す起動対象情
報を保持するためのレジスタからなり、該レジスタが保
持する起動対象情報はシステム側から設定される。
【0048】電源制御I/F29は、デバイスREG3
2に保持されている起動対象情報に基づき二次側バスに
接続されているデバイスの中から対応するバスまたはデ
バイスを選択して電力を供給する。具体的には、電源制
御I/F29は、二次側バスに接続されている各デバイ
ス(m)(m=1,…,n)に該デバイスを直接選択す
るためのチップセレクト信号IDSEL(m)(m=
1,…,n)を出力するように構成さているとともに、
各デバイス(m)(m=1,…,n)に対する電源V
(m)(m=1,…,n)のオン、オフを制御するよう
に構成され、デバイスREG32に保持されている起動
対象情報に基づき対応するデバイスをチップセレクト信
号IDSEL(m)により選択して電源V(m)のオ
ン、オフを制御する。なお、電源V(m)のオン、オフ
を制御することによって電源制御I/F29から対応す
るデバイス(m)に直接電力を供給することに代えて、
デバイス(m)に直接に電力を供給する電力供給手段を
設け、電力供給先となるデバイスを指示する制御信号を
電源制御I/F29から電力供給手段へ出力することに
よって電力供給制御を行うことも可能であり、また、電
力供給手段から電力供給を受けるように指示する制御信
号を電源制御I/F29からデバイス(m)に出力する
ことによって電力供給制御を行うことも可能である。
【0049】次に、上述した起動シーケンスによる起動
手順について図4を参照しながら説明する。図4は図1
の情報処理装置の起動手順を示すフローチャートであ
る。
【0050】まず、ステップS1において、トリガ入力
部28で各トリガ源からの電源起動トリガの入力を監視
し、トリガ入力部28に電源起動トリガの入力がある
と、ステップS2で電源23から起動されてメイン電源
をオンし、このメイン電源オンにより上述の処理ユニッ
トを構成する各ブロックへ電力を供給する。
【0051】次いで、ステップ3に進み、CPU1の自
己設定、自己診断を行い、続くステップS4で、CPU
1でトリガ入力部28に入力された電源起動トリガがど
のトリガ源からの電源起動トリガであるかを判別し、入
力された電源起動トリガのトリガ源に対応付けられてい
る起動情報をトリガREG24から読み込む。すなわ
ち、入力された電源起動トリガのトリガ源に対し起動す
べきバスブリッジ、デバイス、アプリケーションの認識
が行われる。
【0052】次いで、ステップS5に進み、PCI40
上の起動対象として認識したバスブリッジ、デバイス
(SCSIコントローラ15、グラフィックスコントロ
ーラ21および各コントローラが管理するデバイスを示
す)の電源をオンし、続くステップS6で、PCI40
上の起動対象として認識したバスブリッジに対しその管
理下にある起動対象デバイスを指示する。
【0053】次いで、ステップS7に進み、起動対象と
して認識したバスブリッジの管理下にある起動対象デバ
イスの電源をオンし、この起動対象デバイスに電力を供
給すし、続くステップS8で、電源オンされたデバイス
に対して初期化を行う。
【0054】デバイスの初期化後、ステップS9におい
て、起動対象デバイスに対応するデバイスドライバとと
もにOSを立ち上げ、続くステップS10で起動対象と
なるアプリケーションを読み出して立ち上げる。
【0055】次に、上述の起動シーケンスにおいて各バ
スブリッジ38,39を用いて実行される第3手順を図
7を参照しながら説明する。図7は図1の情報処理装置
の起動手順における第3手順を示すフローチャートであ
る。
【0056】まず、ステップS11において、上位のバ
ス制御から当該バス制御(n)の電源がオンされて電力
供給を受ける。
【0057】次いで、ステップS12に進み、上位のバ
ス制御から当該バス制御(n)が管理するデバイスの使
用予定情報を受け取り、該使用予定情報をデバイスRE
G32に設定し、続くステップS13で、デバイスRE
G32に設定された使用予定情報に基づき対応するデバ
イスの電源をオンする。
【0058】次いで、ステップS14に進み、システム
側からの読込み要求に応じて当該バス制御(n)のコン
フィギュレーションREG31の情報をシステム側に渡
し、続くステップS15で、必要に応じて当該バス制御
(n)のコンフィギュレーションREG31にシステム
側から渡された設定値を書き込む。
【0059】次いで、管理下にあるデバイス(m)に対
し同様に、ステップS16でデバイス(m)のコンフィ
ギュレーションREG(図示せず)の情報をシステム側
に渡し、ステップS17でデバイス(m)のコンフィギ
ュレーションREGにシステム側から渡された設定値を
書き込む。
【0060】続くステップS18では、当該バス制御
(n)が管理するデバイスの内の使用するデバイスの全
てに対する設定が終了したか否かを判定し、使用するデ
バイスの全てに対する設定が終了していないと、再度ス
テップS16に戻り、該ステップS16からの処理を繰
り返す。これに対し、使用するデバイスの全てに対する
設定が終了すると、ステップS19に進み、次のバス設
定への移行を指示して一旦本処理を終了する。
【0061】次に、上述の起動シーケンスによる起動例
について図8ないし図10を参照しながら説明する。図
8はトリガ源が電話回線であるときに起動されるデバイ
スなどを示す図、図9はトリガ源が電話回線であるとき
の起動時画面例を示す図、図10はトリガ源を時間とす
るパソコン通信のオートパイロットにおける起動デバイ
スなどを示す図である。
【0062】電話が掛かってきたときには、電話の電源
起動トリガがトリガ入力部28に入力されて上述の処理
ユニットに電源23から電力供給が行われ、処理ユニッ
トが起動される。次いで、この電話に対して起動対象と
なるバスブリッジ、デバイス、アプリケーションが起動
情報テーブル(図5に示す)から認識され、起動対象と
なるバスブリッジ、デバイス、アプリケーションが起動
される。この起動されるバスブリッジ、デバイスまたは
アプリケーションは、図8または図5に示すように、バ
スブリッジ38、音声I/O25、スーパI/O7、R
S232C9、デジタイザ10、モデム11、SCSI
コントローラ15、HDD16、グラフィックスコント
ローラ21、表示部22、特定アプリケーションであ
る。
【0063】このように電話に対応するバスブリッジ、
デバイスまたはアプリケーションが起動されると、図9
に示すように、音声I/O25で電話を掛けながらデジ
タイザ10を用いてメモ入力可能な状態が得られる。
【0064】また、指定時刻にパソコン通信によりメー
ルや会議室の内容などの情報を自動的に取得するオート
パイロットを実行する場合には、指定時刻に時計から発
生された電源起動トリガがトリガ入力部28に入力され
て上述の処理ユニットに電源23から電力供給が行わ
れ、処理ユニットが起動される。次いで、起動対象とな
るバスブリッジ、デバイス、アプリケーションが起動情
報テーブルから認識され、起動対象となるバスブリッ
ジ、デバイス、アプリケーションが起動される。この起
動されるバスブリッジ、デバイスまたはアプリケーショ
ンは、図10または図5(RTC欄参照)に示すよう
に、バスブリッジ38、スーパI/O7、RS232C
9、モデム11、SCSIコントローラ15、HDD1
6、グラフィックスコントローラ21、表示部22、特
定アプリケーションである。
【0065】このような通信のオートパイロットを実行
した後には、続けて他の処理を実行する可能性が少な
く、上述の情報の取得後には、図5に示す終了後オフコ
ードにより自動的に電源がオフされる。
【0066】これに対し、上述の電話をトリガ源として
対応するバスブリッジ、デバイスまたはアプリケーショ
ンが起動された場合においては、本PCの使用が続行さ
れる可能性が高いと考えられるから、起動対象でない他
のデバイスを起動する処理が起動したアプリケーション
の処理に影響を与えないようにバックグラウンドで行わ
れる。
【0067】このバックグラウンドで行われる起動対象
でない他のデバイスの起動手順について図11を参照し
ながら説明する。図11は図1の情報処理装置における
起動対象でない他のデバイスの起動手順を示すフローチ
ャートである。
【0068】まず、ステップS20において、今回起動
対象とならない残りのバスの電源をオンし、続くステッ
プS21で、今回起動対象とならないデバイスの電源を
オンする。
【0069】次いで、ステップS22に進み、各バスお
よびデバイスのコンフィギュレーションREGの情報の
読み込み、設定を行い、続くステップS23で、デバイ
スの初期を行い、そしてステップS24でデバイスドラ
イバの設定を行い、本処理を終了する。
【0070】以上により、本実施の形態では、電源起動
トリガの1つがトリガ入力部28に入力されると、トリ
ガREG24に格納された起動情報に基づき入力された
電源起動トリガのトリガ源に対応付けられている起動対
象のバスブリッジおよびデバイス(SCSIコントロー
ラ15、グラフィックスコントローラ21および各コン
トローラ15,21が管理するデバイスを示す)に電力
供給を行うように制御するとともに、トリガREG24
に格納された起動情報に基づき入力された電源起動トリ
ガのトリガ源に対応付けられている起動対象のデバイス
(各バスブリッジ38,39の管理下にあるデバイス)
に電力を供給するように制御し、トリガREG24に格
納された起動情報に基づき入力された電源起動トリガの
トリガ源に対応付けられている起動対象のデバイスのデ
バイスドライバおよびアプリケーションを起動するか
ら、余分な電力を消費する起動前の待機動作を行うこと
なく、電力供給が遮断されている電源オフ状態からユー
ザが所望するアプリケーションを素早くかつ簡単に起動
することができる。すなわち、余分な電力を消費する起
動前の待機動作を行うことなく、電力供給が遮断されて
いる電源オフ状態からユーザ所望の使用環境が得られる
状態への高速な立ち上げを簡単に行うことができる。
【0071】また、各バスブリッジ38,39がその管
理下にあるデバイスに電力を供給する電源制御機能を有
するから、より細かな電源制御を行うことができ、バス
を増設した場合においても、バスが階層構造を有するか
ら、その管理下にある起動対象のデバイスに対する電源
制御を容易に行うことができる。
【0072】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図12および図13を参照しながら説
明する。図12は本発明の情報処理装置の実施の第2形
態におけるデバイスの主要部構成を示す図、図13は図
12のデバイスに設けられたコンフィギュレーションR
EGの格納構造を示す図である。
【0073】本実施の形態は、実施の第1形態に対し、
各バスブリッジに接続されているデバイスに、処理ユニ
ットから対応するバスを介して与えられた制御情報に基
づき電力供給制御を行う電源制御機能を設けた点で異な
り、本実施の形態では、各デバイスに設けられているコ
ンフィギュレーションREG(コンフィギュレーション
レジスタ)を拡張し、このコンフィギュレーションRE
Gを用いて電源制御機能を構成している。なお、それ以
外の構成は実施の第1形態とほぼ同じ構成を有し、本実
施の形態では、実施の第1形態に対し異なる部分につい
てのみ説明し、共通部分に関する説明は省略する。
【0074】本実施の形態では、各デバイスに共通な主
要部を有するデバイスの一例を説明する。このデバイス
は、図12に示すように、バスに接続されるとともにチ
ップセレクト信号IDSELに基づき選択を認識するデ
バイスコントローラ44と、機能デバイス37(モー
タ、ヘッドなど)とを有し、デバイスコントローラ44
には、バスとのインタフェイスを司るバスI/F33
と、コンフィギュレーションREG34と、電源制御3
5と、機能ロジック(機能デバイス37に対する制御実
行部分)36とが設けられている。
【0075】コンフィギュレーションREG34は、デ
バイス選択時またはチップセレクト信号IDSELを用
いた情報の書込み時以外はバスI/F33と絶縁されて
いる。このコンフィギュレーションREG34は、図1
3に示すように、デバイスID、ベンダID、…ベース
アドレスレジスタ、電源コマンドレジスタを含み、この
電源コマンドレジスタ以外のものはPCI標準で定めら
れているものである。電源コマンドレジスタには電源の
オン、オフを示す情報が書き込まれ、この情報はトリガ
REG24(図1に示す)の起動情報に応じてシステム
側から設定される。
【0076】電源制御35は、コンフィギュレーション
REG34の電源コマンドレジスタに設定された情報に
応じて機能ロジック36、機能デバイス37への電力供
給を行うように動作する。この電源制御35はコンフィ
ギュレーションREG34と共働してデバイスの電源制
御機能を構成する。処理ユニットへの電力供給とほぼ同
時に電源制御35とコンフィギュレーションREG34
とには電力が供給される、すなわち処理ユニットへの電
力供給とほぼ同時に電源制御機能が働き、デバイス全体
の電源制御を行うことができる。
【0077】このように、デバイスにおけるデバイスコ
ントローラ44のコンフィギュレーションREG34に
電源コマンドレジスタレジスタを設け、この電源コマン
ドレジスタに設定された情報に応じて機能ロジック3
6、機能デバイス37への電力供給を行い、かつ電力供
給を機能ロジック36、機能デバイス37それぞれ個別
に行うから、さらにデバイスの電源制御を容易に行うこ
とができる。
【0078】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
情報処理装置によれば、電源起動トリガをそれぞれ発生
する複数のトリガ源に対応付けて設定された起動対象と
なるバス制御手段、デバイスおよびアプリケーションを
示す起動情報を保持する保持手段と、各トリガ源からの
電源起動トリガを検知する検知手段と、電源起動トリガ
が検知されると、処理ユニットに電力を供給する主電源
供給手段とを設け、処理ユニットで、起動情報に基づき
前記検知された電源起動トリガのトリガ源に対応付けら
れている起動対象のバス制御手段およびデバイスに電力
供給を行うように制御するとともに、検知された電源起
動トリガのトリガ源に対応付けられている起動対象のデ
バイスおよびアプリケーションを起動するから、余分な
電力を消費する起動前の待機動作を行うことなく、電力
供給が遮断されている電源オフ状態からユーザ所望の使
用環境が得られる状態への高速な立ち上げを簡単に行う
ことができる。
【0079】請求項2記載の情報処理装置によれば、各
バス制御手段に、それが管理するバスに接続されている
デバイスへの電力供給を行うための電源制御手段が設け
られ、処理ユニットで、起動対象のバス制御手段にそれ
が管理する起動対象のバスおよびそのバスに接続されて
いるデバイスを示す情報を与えるから、より細かな電源
制御を行うことができ、また、バスを増設した場合にお
いても、バスが階層構造を有するから、その管理下にあ
る起動対象のデバイスに対する電源制御を容易に行うこ
とができる。
【0080】請求項3記載の情報処理装置によれば、電
源制御手段を、処理ユニットから与えられた情報を保持
する情報保持手段と、情報保持手段に保持された情報に
基づき対応するデバイスに電力を供給するための制御を
行う電力供給手段とを有する構成にすることができる。
【0081】請求項4記載の情報処理装置によれば、電
力供給手段を、情報保持手段に保持された情報に基づき
対応するデバイスを選択して電力を供給するように構成
することができる。
【0082】請求項5記載の情報処理装置によれば、電
力供給手段を、情報保持手段に保持された情報に基づき
対応するデバイスを選択して該デバイスへの電力供給を
指示するように構成することができる。
【0083】請求項6記載の情報処理装置によれば、各
デバイスが、電力によって動作する動作手段と、該動作
手段に電力を供給するための制御を行う電源制御手段と
を有し、処理ユニットで、各デバイスの電源制御手段に
対応するバスを介して起動を指示する情報を与えるか
ら、さらにデバイスの電源制御を容易に行うことができ
る。
【0084】請求項7記載の情報処理装置によれば、電
源制御手段を、処理ユニットから対応するバスを介して
与えられた情報を保持する情報保持手段と、情報保持手
段に保持された情報に基づき動作手段に電力供給を行う
電力供給手段とを有する構成にすることができる。
【0085】請求項8記載の情報処理装置の起動方法に
よれば、電源起動トリガをそれぞれ発生する複数のトリ
ガ源に対応付けて設定された起動対象となるバス制御手
段、デバイスおよびアプリケーションを示す起動情報を
保持手段に保持する工程と、各トリガ源からの電源起動
トリガを検知する工程と、電源起動トリガが検知される
と、処理ユニットに電力を供給する工程と、起動情報に
基づき検知された電源起動トリガのトリガ源に対応付け
られている起動対象のバス制御手段およびデバイスに電
力供給を行うように制御する工程と、検知された電源起
動トリガのトリガ源に対応付けられている起動対象のデ
バイスおよびアプリケーションを起動する工程とを含む
から、余分な電力を消費する起動前の待機動作を行うこ
となく、電力供給が遮断されている電源オフ状態からユ
ーザ所望の使用環境が得られる状態への高速な立ち上げ
を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の実施の第1形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の情報処理装置の実施の第1形態の構成
を示すブロック図である。
【図3】図1の情報処理装置の外形図である。
【図4】図1の情報処理装置の起動手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】図1の情報処理装置のトリガEGに格納されて
いる起動情報テーブルの構成を示す図である。
【図6】図1の情報処理装置における各バスブリッジの
主要部構成を示すブロック図である。
【図7】図1の情報処理装置の起動手順における第3手
順を示すフローチャートである。
【図8】トリガ源が電話回線であるときに起動されるデ
バイスなどを示す図である。
【図9】トリガ源が電話回線であるときの起動時画面例
を示す図である。
【図10】トリガ源を時間とするパソコン通信のオート
パイロットにおける起動デバイスなどを示す図である。
【図11】図1の情報処理装置における起動対象でない
他のデバイスの起動手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の情報処理装置の実施の第2形態にお
けるデバイスの主要部構成を示す図である。
【図13】図12のデバイスに設けられたコンフィギュ
レーションREGの格納構造を示す図である。
【図14】従来のデスクトップタイプのパーソナルコン
ピュータの一般的な構成を示すブロック図である。
【図15】従来のデスクトップタイプのパーソナルコン
ピュータの一般的な構成を示すブロック図である。
【図16】図14のパーソナルコンピュータの起動手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ制御バスブリッジ 4 ROM 5 メインメモリ 7 スーパI/O 8 FDD 9 RS232C 10 デジタイザ 11 モデム 14 イーサネット 15 SCSIコントローラ 16 HDD 17 CDROM 19 MPEG 20 ATM 21 グラフィックスコントローラ 22 表示部 23 電源 24 トリガREG 25 音声I/O 26 ビデオ入力 27 カメラ 28 トリガ入力部 29 電源制御I/D 31,34 コンフィギュレーションREG 32 デバイスREG 35 電源制御 38,39 バスブリッジ 40,43 PCIバス 41 ISAバス 42 SCSI 44 デバイスコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段に格納されているアプリケーシ
    ョンを読み出して実行する処理ユニットと、前記処理ユ
    ニットと複数のデバイスとをそれぞれ接続するための複
    数のバスと、前記複数のバス毎にそのバスと前記処理ユ
    ニットとを接続するための複数のバス制御手段とを備え
    る情報処理装置において、電源起動トリガをそれぞれ発
    生する複数のトリガ源に対応付けて設定された起動対象
    となるバス制御手段、デバイスおよびアプリケーション
    を示す起動情報を保持する保持手段と、前記各トリガ源
    からの電源起動トリガを検知する検知手段と、前記電源
    起動トリガが検知されると、前記処理ユニットに電力を
    供給する主電源供給手段とを設け、前記処理ユニット
    は、前記起動情報に基づき前記検知された電源起動トリ
    ガのトリガ源に対応付けられている起動対象のバス制御
    手段およびデバイスに電力供給を行うように制御すると
    ともに、前記検知された電源起動トリガのトリガ源に対
    応付けられている起動対象のデバイスおよびアプリケー
    ションを起動することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各バス制御手段には、それが管理す
    るバスに接続されているデバイスへの電力供給を行うた
    めの電源制御手段が設けられ、前記処理ユニットは、前
    記起動対象のバス制御手段にそれが管理する起動対象の
    バスおよびそのバスに接続されているデバイスを示す情
    報を与えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電源制御手段は、前記処理ユニット
    から与えられた情報を保持する情報保持手段と、前記情
    報保持手段に保持された情報に基づき対応するデバイス
    に電力を供給するための制御を行う電力供給手段とを有
    することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電力供給手段は、前記情報保持手段
    に保持された情報に基づき対応するデバイスを選択して
    電力を供給することを特徴とする請求項3記載の情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記電力供給手段は、前記情報保持手段
    に保持された情報に基づき対応するデバイスを選択して
    該デバイスへの電力供給を指示することを特徴とする請
    求項3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記各デバイスは、電力によって動作す
    る動作手段と、該動作手段に電力を供給するための制御
    を行う電源制御手段とを有し、前記処理ユニットは、前
    記各デバイスの電源制御手段に対応するバスを介して起
    動を指示する情報を与えることを特徴とする請求項1記
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記電源制御手段は、前記処理ユニット
    から前記対応するバスを介して与えられた情報を保持す
    る情報保持手段と、前記情報保持手段に保持された情報
    に基づき前記動作手段に電力供給を行う電力供給手段と
    を有することを特徴とする請求項6記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 記憶手段に格納されているアプリケーシ
    ョンを読み出して実行する処理ユニットと、前記処理ユ
    ニットと複数のデバイスとをそれぞれ接続するための複
    数のバスと、前記複数のバス毎にそのバスと前記処理ユ
    ニットとを接続するための複数のバス制御手段とを備え
    る情報処理装置の起動方法において、電源起動トリガを
    それぞれ発生する複数のトリガ源に対応付けて設定され
    た起動対象となるバス制御手段、デバイスおよびアプリ
    ケーションを示す起動情報を保持手段に保持する工程
    と、前記各トリガ源からの電源起動トリガを検知する工
    程と、前記電源起動トリガが検知されると、前記処理ユ
    ニットに電力を供給する工程と、前記起動情報に基づき
    前記検知された電源起動トリガのトリガ源に対応付けら
    れている起動対象のバス制御手段およびデバイスに電力
    供給を行うように制御する工程と、前記検知された電源
    起動トリガのトリガ源に対応付けられている起動対象の
    デバイスおよびアプリケーションを起動する工程とを含
    むことを特徴とする情報処理装置の起動方法。
JP9074699A 1997-03-12 1997-03-12 情報処理装置およびその起動方法 Pending JPH10254570A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9074699A JPH10254570A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 情報処理装置およびその起動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9074699A JPH10254570A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 情報処理装置およびその起動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254570A true JPH10254570A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13554746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9074699A Pending JPH10254570A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 情報処理装置およびその起動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10254570A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134985A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータコンポーネントのクイック起動システムおよびクイック起動方法
WO2006001050A1 (ja) * 2004-06-24 2006-01-05 Fujitsu Limited コンピュータ起動方法、プログラム、記憶媒体及び情報処理装置
US7707439B2 (en) 2005-11-09 2010-04-27 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus including a first bus connected a first bus device, a second bus connected to a second bus device, a third bus connected to a third bus device, a first bus bridge connecting the first bus and the second bus and a second bus bridge connecting the first bus and the third bus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134985A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータコンポーネントのクイック起動システムおよびクイック起動方法
WO2006001050A1 (ja) * 2004-06-24 2006-01-05 Fujitsu Limited コンピュータ起動方法、プログラム、記憶媒体及び情報処理装置
US7707439B2 (en) 2005-11-09 2010-04-27 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus including a first bus connected a first bus device, a second bus connected to a second bus device, a third bus connected to a third bus device, a first bus bridge connecting the first bus and the second bus and a second bus bridge connecting the first bus and the third bus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6760850B1 (en) Method and apparatus executing power on self test code to enable a wakeup device for a computer system responsive to detecting an AC power source
US7328333B2 (en) Apparatus, method and program product for selectively starting one of a plurality of operating systems and secondary storage according to whether or not a predetermined peripheral is connected to the system
US6904535B2 (en) Information processing device selecting normal and exclusive operational modes according to wake up instructions from a communication interface section or an input/output device
TW470876B (en) Launch key, low power CD-ROM player for portable computers
JP5017785B2 (ja) 情報処理装置、高速起動方法、及びプログラム
JP4164073B2 (ja) 多機能電源ボタンを有するコンピューター及び関連方法
US6832311B2 (en) Information processing system and resume processing method used in the system
JP4437137B2 (ja) ユーザからの肯定的指示に応じたコンピュータシステム電力ポリシーの調整
JP3463186B2 (ja) コンピュータ・システム
JP6029350B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
US7360045B2 (en) System and method for backing up data from a quiesced storage device
JP2001222346A (ja) コンピュータ、コンピュータシステム、および省電力制御方法
JP2007179225A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
CN101526901B (zh) 一种电脑中查看文件的方法及装置
US20080065917A1 (en) Information Processing Apparatus and Resume Control Method
US6895517B2 (en) Method of synchronizing operation frequencies of CPU and system RAM in power management process
US7051144B2 (en) Portable computer system and control method for reducing power consumption therein
JP3253881B2 (ja) コンピュータシステムおよびそのシステムにおけるハイバネーション制御方法
JP2009524126A (ja) モバイル計算装置及びそのデータパケッジ受け取り方法
EP1420338A1 (en) Mobile computer and base station
EP1037133A1 (en) Method and apparatus for alternation between instances of operating systems in computer systems
JPH10254570A (ja) 情報処理装置およびその起動方法
JPH08234872A (ja) 情報処理装置
JP2000242473A (ja) コンピュータ
JP2002082743A (ja) 電子機器及び電子機器制御プログラムを記憶した記憶媒体