JPH10253591A - サンプルプレートとマルチキャピラリー電気泳動装置 - Google Patents

サンプルプレートとマルチキャピラリー電気泳動装置

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JPH10253591A
JPH10253591A JP9074395A JP7439597A JPH10253591A JP H10253591 A JPH10253591 A JP H10253591A JP 9074395 A JP9074395 A JP 9074395A JP 7439597 A JP7439597 A JP 7439597A JP H10253591 A JPH10253591 A JP H10253591A
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capillary
sample
wells
plate
electrophoresis
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Yoshihide Hayashizaki
良英 林崎
Shin Nakamura
伸 中村
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Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Shimadzu Corp
Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャピラリー電気泳動装置に適した試
料導入用のサンプルプレートを得る。 【解決手段】 ベースプレート101は全体が薄いプラ
スチックで成形されたものであり、その平面状の表面に
は多数のウエル102が形成されている。ウエルに試料
を入れ、ウエル102の底部から電極プレート104の
突起105を突き刺して試料と突起105を接触させ
る。各ウエル102にキャピラリーの一端を浸し、電極
プレート104を高圧電源に接続して電圧を印加して、
電気泳動的に試料をキャピラリーに注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のキャピラリー
カラムが配列され、複数の試料が1つずつキャピラリー
カラムに注入されて、全てのキャピラリーカラムで同時
に電気泳動されるマルチキャピラリーアレイ泳動部、及
びマルチキャピラリーアレイ泳動部でキャピラリーに光
を照射し、その照射された部分の試料による吸光度や試
料からの蛍光を測定する光学的測定部を備えたマルチキ
ャピラリー電気泳動装置と、その複数のキャピラリーカ
ラムに試料を導入する際に使用されるサンプルプレート
に関するものである。このようなマルチキャピラリー電
気泳動装置は、タンパク質の分離やDNAの塩基配列決
定に用いられている。DNAの塩基配列決定のためのマ
ルチキャピラリー電気泳動装置では、サンガー反応を用
い、プライマー又はターミネータを蛍光物質で標識した
DNAフラグメント(断片)試料を電気泳動させ、泳動
途中でDNAフラグメント試料からの蛍光を検出して塩
基配列を決定する。
【0002】
【従来の技術】人ゲノムのような長大な塩基配列をもつ
DNAの塩基配列決定には、高感度で、高速で、かつ大
処理能力をもったDNAシーケンサが必要となる。その
1つの方法として、平板状のスラブゲルを用いたものに
代わってゲルを充填したキャピラリーカラムを複数本配
列したマルチキャピラリーDNAシーケンサが提案され
ている。キャピラリーカラムは、スラブゲルに比べて、
試料の取扱いや注入が容易であるだけでなく、高速に泳
動させて高感度で検出できる。つまり、スラブゲルで高
電圧を印加すれば、ジュール熱の影響によりバンドが広
がったり、温度勾配が生じるなどの問題が生じるが、キ
ャピラリーカラムではそのような問題は少なく、高電圧
を印加して高速泳動をさせても、バンドの広がりが少な
く高感度検出ができるのである。
【0003】キャピラリー電気泳動におけるキャピラリ
ーカラムへの試料導入は、圧力を用いる方法や、電圧を
印加する電気泳動的方法が行われている。そのうち、電
気泳動的に試料を導入する方法は、装置構成の簡便さ、
操作の容易さ、パラメータの制御性の良さの点から広く
一般的に採用されている。電気泳動的に試料導入を行う
場合、調製した試料中にキャピラリーカラムの一端部を
浸し、他端部をバッファ液中に浸し、かつ試料中でキャ
ピラリーカラム端の近傍に白金線などの電極も浸す必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気泳動的な試料導入
に際し、電極を各キャピラリーカラムの端部近傍に保持
する構造では、複数のキャピラリーカラムをまとめてア
レイ状に配列し同時に電気泳動を行なうマルチキャピラ
リー電気泳動装置の場合には、試料導入の為の電極構造
が複雑となる。また、キャピラリーカラム端を試料注入
用容器の試料に浸し電圧を印加する方法などにより注入
した後、そのキャピラリーカラム端を泳動用のバッファ
液の入ったリザーバに移し換えなければならず、試料注
入から泳動開始までの操作に手間がかかり、自動化がで
きれば好都合である。
【0005】本発明の第1の目的は、マルチキャピラリ
ー電気泳動装置に適した簡易な電極構造を有する試料導
入用のサンプルプレートを提供することである。本発明
の第2の目的は、そのようなサンプルプレートを用い、
多数のキャピラリーカラムへの試料注入から泳動までを
自動化できるマルチキャピラリー電気泳動装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のサンプルプレー
トは、平面状の表面に複数個の有底の穴がウエルとして
形成され、それらのウエルの底部が金属の突起により貫
通穴開口可能な肉厚に設定された使い捨て式(ディスポ
ーザブル)の絶縁樹脂製ベースプレートと、平面状の表
面上でベースプレートのウエルに対応した位置に突起を
有する導電性金属の電極プレートと、電極プレートの突
起をベースプレートの裏面側からウエル内に突き刺した
状態で両プレートを固定する固定部材とを備えている。
【0007】本発明のマルチキャピラリー電気泳動装置
は、複数のキャピラリーカラムが配列され、複数の試料
が1つずつキャピラリーカラムに注入されて、全てのキ
ャピラリーカラムで同時に電気泳動されるマルチキャピ
ラリーアレイ泳動部と、マルチキャピラリーアレイ泳動
部でキャピラリーに光を照射し、その照射された部分の
試料による吸光度や試料からの蛍光を測定する光学的測
定部とを備えたものであり、マルチキャピラリーアレイ
泳動部の試料注入側では2次元的に配列されたキャピラ
リーカラム端が下向きに固定され、そのキャピラリーカ
ラム端の下方にはそのキャピラリーカラム端の配列と対
応して、試料が収容されたウエルが2次元的に配列され
たサンプルプレート、及び泳動用バッファ液が収容され
て全キャピラリーカラムに電圧が印加される泳動用リザ
ーバが配置され、かつ、そのサンプルプレートは平面状
の表面に複数個の有底の穴がウエルとして形成され、そ
れらのウエルの底部が金属の突起により貫通穴開口可能
な肉厚に設定された使い捨て式の絶縁樹脂製ベースプレ
ートと、平面状の表面上でベースプレートのウエルに対
応した位置に突起を有する導電性金属の電極プレート
と、電極プレートの突起をベースプレートの裏面側から
ウエル内に突き刺した状態で両プレートを固定する固定
部材とを備えたものであり、サンプルプレートと泳動用
リザーバのいずれかを切り換えて試料注入側のキャピラ
リーカラム端に接触させる移動機構が設けられている。
【0008】ベースプレートの各ウエルにそれぞれ試料
を入れ、電極プレートの突起でウエルの裏面側から突き
刺して突起を試料と接触させる。そのため、ウエルの底
部は突起で貫通して突き刺すことができる程度に肉厚が
薄く設定されていなければならない。
【0009】そのようなベースプレートは使い捨て式の
ものであり、例えば市販されているマイクロタイタープ
レートをそのまま用いることができる。また、市販のマ
イクロタイタープレートと同じ構造又は1〜1.5ml
のエッペンドルフチューブを縦方向と横方向に格子状に
並べて一体化したような構造に成形したものであっても
よい。成形材料としては使い捨て式であることと、電極
の突起で突き刺すことを考慮すれば、ポリプロピレンや
ポリエチレンなど、耐薬品性をもち、成形性もよい汎用
エンジニアリングプラスチックが適する。
【0010】キャピラリーカラムへの試料注入時には、
サンプルプレートのウエルにそれぞれ試料を入れ、移動
機構によりサンプルプレートを移動してウエル内の試料
にそれぞれのキャピラリーカラムの一端を浸す。サンプ
ルプレートの電極プレートとキャピラリーカラムの他端
間に電圧を印加して試料を電気泳動的にキャピラリーに
注入する。試料注入後、移動機構により、サンプルプレ
ートをキャピラリーカラムの一端との接触から外し、泳
動用リザーバのバッファ液にキャピラリーカラムの一端
を浸す。その後、キャピラリーカラムの両端のリザーバ
のバッファ液間に電圧を印加することにより泳動を行な
わせる。これにより、キャピラリーカラムへの試料注入
から泳動に至る操作が自動的に行なわれる。
【0011】サンプルプレートのウエルには、すでに処
理された試料が入れられる場合だけでなく、サンプルプ
レートのウエルを用いてPCR(Polymerase Chain Reac
tion)法により試料を処理した後に、そのウエル内の試
料にキャピラリー端を挿入して試料注入を行なうように
用いることもできる。PCR法はDNAのうちの目的と
する一部分のみを大幅に増幅させる方法である。PCR
法ではサンプルのDNAにプライマーを加え、温度を上
げて二本鎖DNAを一本鎖に解離させ、次に温度を下げ
てプライマーをDNA鎖に結合させ、少し温度を上げて
DNAを合成させ、さらに温度を上げて一本鎖にする。
このように温度を上下に変化させる操作を繰り返すこと
により、DNAの所定部分を大量に増幅合成する方法で
ある。
【0012】
【実施例】図1(A)は一実施例のサンプルプレートを
表わしたものである。(B)は(A)におけるA−A’
線位置での断面図を表わしている。ベースプレート10
1は例えば市販のマイクロタイタープレートを流用する
ことができる。ベースプレート101は全体が薄いプラ
スチックで成形されたものであり、その平面状の表面に
は底のある穴のウエル102が縦方向と横方向にそれぞ
れ一定間隔で配列されている。ウエル102の底部は金
属の突起で突き刺すことにより容易に貫通穴を開けるこ
とができる。
【0013】電極プレート104はステンレスなど、導
電性で機械的強度の高い材質で構成されており、その平
面状の表面にはベースプレート101のウエル102に
対応して縦方向と横方向にそれぞれウエル101と同じ
一定間隔で配列された突起105が形成されている。突
起105はウエル102の底部からウエル内に貫通して
試料と接するので、試料の吸着や金属イオンの試料への
影響を考慮して金メッキ膜で被覆しておくことが望まし
い。電極プレート104の側部には高圧電源と接続する
ためのプラグ106が接続されている。
【0014】108は電極プレート104が固定された
絶縁性ホルダーである。ホルダー108とベースプレー
ト101の間には、ウエルの底部から突起105で穴を
開けてベースプレート101を電極プレート104上に
重ねた状態で、両プレート101と104が加圧状態で
密着するように、クランプ109,109が設けられて
いる。クランプ109に代えて押えネジやその他の加圧
手段を用いることもできる。
【0015】ウエル102に試料を入れ、電極プレート
104の突起105をウエルの底部から突き刺したと
き、ベースプレート101がポリプロピレンやポリエチ
レンなどの柔らかい成形樹脂で製作されているので、ウ
エルの底部が突起105をシールし、ウエル102内の
試料の漏れを防ぐ。
【0016】使用後、電極プレート104はベースプレ
ート101から外す。ベースプレート101は1回の使
用後廃棄するが、電極プレート104は繰り返して使用
する。電極プレート104の再使用にあたり洗浄する。
特に突起105は試料と接触する部分であるので、必ず
洗浄して使用する。
【0017】図2にこのサンプルプレートを用いて試料
注入を行なうマルチキャピラリー電気泳動装置を概略的
に示す。マルチキャピラリー電気泳動装置には、キャピ
ラリーカラム内に分離媒体としてポリアクリルアミドゲ
ル、リニアアクリルアミドゲル、ポリエチレンオキサイ
ド(PEO)ゲルなどのゲルが充填されたゲル電気泳動
装置、ゲルを充填しないでキャピラリーカラム内で自由
泳動を行なわせるキャピラリーゾーン電気泳動装置など
が含まれるが、本発明のサンプルプレートは複数のキャ
ピラリーカラムを用いる電気泳動装置であれば、いずれ
のものにも適用することができる。
【0018】一対のリザーバ110と120にそれぞれ
バッファ液112と122が満たされており、両バッフ
ァ液中にそれぞれ電極130と132が設けられてい
る。図1に示したサンプルプレート100のベースプレ
ート101の各ウエル102に試料を入れ、電極プレー
ト104の突起105をウエルの底部から突き刺して突
起105を試料と接触させた状態でクランプ109,1
09により両プレート101,104間を密着固定す
る。そして、プラグ106に高圧配線ケーブルを接続す
る。
【0019】リザーバ110とサンプルプレート100
とは配線が切り換えられるように高圧切換え部136で
切換え可能に接続され、電気泳動用高圧電源がその高圧
切換え部136と他方のリザーバ120に設けられた電
極132との間に接続され、試料注入用と泳動用の電圧
が印加されるようになっている。
【0020】試料注入時にはキャピラリーアレイ2の一
端部2aはサンプルプレート100の各ウエル102に
一本ずつ挿入され、試料注入後はリザーバ110に切り
換えられて一端部2aがバッファ液112に浸される。
キャピラリーアレイ2の他端部2bが他方のリザーバ1
20のバッファ液122に浸され、その他端側には吸光
度や蛍光により試料を検出する光学的測定部10から励
起光や測定光が照射され、吸光度や蛍光が測定される被
検出部2cが設けられている。
【0021】キャピラリーアレイ2は一端側2aではサ
ンプルプレート100のウエル102の配列に対応した
二次元的な配列を持ち、被検出部2cではキャピラリー
カラムが一列に配列され、そのキャピラリーカラムの配
列面に垂直な方向から測定光や励起光が照射される。サ
ンプルプレート100とリザーバ110は移動機構(図
2では図示略)によっていずれかが選択的にキャピラリ
ー端2aと接触するように切り換えて配置される。
【0022】試料注入時には、サンプルプレート100
のウエル内の試料にキャピラリーカラム端2aが1本ず
つ浸され、リザーバ120のバッファ液122にキャピ
ラリーカラムの他端がまとめて浸される。そして、電極
プレート104の突起105を通して全てのウエル10
2に同時に高電圧を印加してキャピラリーカラムに試料
を注入する。
【0023】試料注入後、高電圧印加をいったん止め
て、移動機構によりサンプルプレート100とリザーバ
110を動かすことにより、試料側のキャピラリー端2
aをリザーバ110のバッファ液112中に浸す。その
後、両リザーバ110と120間に高電圧を印加して電
気泳動分離を行なう。
【0024】移動機構はサンプルプレート100とリザ
ーバ110を水平面内で移動させ、キャピラリー端2a
を垂直方向に移動させるようにするものでもよい。サン
プルプレート110のウエルの数はキャピラリーアレイ
の本数に合わせて任意に設定することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のサンプルプレートは、平面状の
表面に複数個のウエルが形成され、それらのウエルの底
部が金属の突起により貫通穴開口可能な肉厚に設定され
た使い捨て式の絶縁樹脂製ベースプレートと、平面状の
表面上でベースプレートのウエルに対応した位置に突起
を有する導電性金属の電極プレートと、電極プレートの
突起をベースプレートの裏面側からウエル内に突き刺し
た状態で両プレートを固定する固定部材とを備えている
ので、このサンプルプレートを用いると、複雑な電極配
線構造をとることなく複数ウエルへの電圧印加が可能に
なる。特に、本数の多いマルチキャピラリーアレイを用
いた電気泳動装置におけるキャピラリーカラムへの試料
注入が容易になる。本発明のマルチキャピラリー電気泳
動装置は、試料注入用にこのサンプルプレートを用いる
とともに、サンプルプレートと泳動用リザーバのいずれ
かを切り換えてキャピラリーカラム端に接触させる移動
機構を備えているので、キャピラリーカラムへの試料注
入及び泳動の操作を自動的に行なうことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプルプレートの一実施例を表わしたもので
あり、(A)は概略斜視図、(B)は(A)中でのA−
A’線位置での断面図である。
【図2】一実施例のサンプルプレートを用いて試料注入
を行なうマルチキャピラリー電気泳動装置の一実施例を
示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 キャピラリーアレイ 2a 試料側のキャピラリーアレイ端 2c 被検出部 10 光学的測定部 100 サンプルプレート 101 ベースプレート 102 ウエル 104 電極プレート 105 突起 106 プラグ 109 クランプ 110,120 リザーバ 134 高圧電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林崎 良英 茨城県つくば市高野台3丁目1番1 理化 学研究所 ライフサイエンス筑波研究セン ター内 (72)発明者 中村 伸 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の表面に複数個の有底の穴がウエ
    ルとして形成され、それらのウエルの底部が金属の突起
    により貫通穴開口可能な肉厚に設定された使い捨て式の
    絶縁樹脂製ベースプレートと、 平面状の表面上で前記ベースプレートのウエルに対応し
    た位置に突起を有する導電性金属の電極プレートと、 前記電極プレートの突起を前記ベースプレートの裏面側
    からウエル内に突き刺した状態で両プレートを固定する
    固定部材と、を備えたことを特徴とするサンプルプレー
    ト。
  2. 【請求項2】 複数のキャピラリーカラムが配列され、
    複数の試料が1つずつ前記キャピラリーカラムに注入さ
    れて、全てのキャピラリーカラムで同時に電気泳動され
    るマルチキャピラリーアレイ泳動部と、前記マルチキャ
    ピラリーアレイ泳動部でキャピラリーに光を照射し、そ
    の照射された部分の試料による吸光度や試料からの蛍光
    を測定する光学的測定部とを備えたマルチキャピラリー
    電気泳動装置において、 前記マルチキャピラリーアレイ泳動部の試料注入側では
    2次元的に配列されたキャピラリーカラム端が下向きに
    固定され、そのキャピラリーカラム端の下方にはそのキ
    ャピラリーカラム端の配列と対応して、試料が収容され
    たウエルが2次元的に配列されたサンプルプレート、及
    び泳動用バッファ液が収容されて全キャピラリーカラム
    に電圧が印加される泳動用リザーバが配置され、 かつ、そのサンプルプレートは平面状の表面に複数個の
    有底の穴がウエルとして形成され、それらのウエルの底
    部が金属の突起により貫通穴開口可能な肉厚に設定され
    た使い捨て式の絶縁樹脂製ベースプレートと、平面状の
    表面上でベースプレートのウエルに対応した位置に突起
    を有する導電性金属の電極プレートと、電極プレートの
    突起をベースプレートの裏面側からウエル内に突き刺し
    た状態で両プレートを固定する固定部材とを備えたもの
    であり、 前記サンプルプレートと前記泳動用リザーバのいずれか
    を、切り換えて前記キャピラリーカラム端に接触させる
    移動機構が設けられていることを特徴とするマルチキャ
    ピラリー電気泳動装置。
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KR1019980007741A KR19980080041A (ko) 1997-03-10 1998-03-09 샘플 플레이트 및 멀티 모세관 전기 영동장치
US09/037,005 US6093300A (en) 1997-03-10 1998-03-09 Sample plate and multi-capillary electrophoresis apparatus

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