JPH10253185A - リニア圧縮機 - Google Patents

リニア圧縮機

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Publication number
JPH10253185A
JPH10253185A JP5743397A JP5743397A JPH10253185A JP H10253185 A JPH10253185 A JP H10253185A JP 5743397 A JP5743397 A JP 5743397A JP 5743397 A JP5743397 A JP 5743397A JP H10253185 A JPH10253185 A JP H10253185A
Authority
JP
Japan
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piston
leaf spring
outer peripheral
spring
linear compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5743397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Sekiya
慎 関屋
Kazuyuki Akiyama
和之 穐山
Hiroshi Ogawa
博史 小川
Masato Iwaoka
誠人 岩岡
Shiro Takada
志郎 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5743397A priority Critical patent/JPH10253185A/ja
Publication of JPH10253185A publication Critical patent/JPH10253185A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/073Linear compressors

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン支持部の弾性支持体の信頼性が高
く、容易に所要のピストンストロークを設定できるリニ
ア圧縮機を得る。 【解決手段】 主枠30の固定子4及びピストン11を
動作する可動子5からなるリニアモータ8を設ける。ま
た、円板状の弾性支持体56の外周部62を主枠30及
び可動体12の両者の一方に固定し、中心部64を上記
両者の他方に固定する。また、円板状の板ばね61を複
数枚重合して弾性支持体56を構成し、板ばね61に切
断線65を中心部64から放射状に複数本配置し、外周
部64に向かって湾曲して螺旋状に形成する。そして、
切断線65の少なくとも一端を対応した固定部57,5
9幅内に配置し、ピストン11動作時の切断線65端部
の縁部における応力を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和装置、
冷蔵庫等に設けられるリニア圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実開平5−27563号公
報に示された従来のリニア圧縮機を示す図で、図5は縦
断面図である。また、図6〜図8は例えば特開平4−2
98689号公報に示された従来のリニア圧縮機に設け
られた弾性支持体の平面図、図7は図6の弾性支持体の
板ばねに発生する応力を説明する切断線箇所の拡大横断
面図、図8は図6の弾性支持体の板ばねにおけるばね部
の長手に沿う方向の応力分布を示すグラフである。
【0003】図において、1はケーシング、2はケーシ
ング1に固定された鉄心、3は鉄心2に装着された永久
磁石、4は鉄心2及び永久磁石3により形成された固定
子、5は鉄心2及び永久磁石3に対して所定の空隙を形
成して配置された可動子で、コイル6及びコイル6を支
持したコイル支持部材7によって構成されている。8は
固定子4及び可動子5によって構成されたリニアモータ
である。
【0004】9はケーシング1の上部に固定されたシリ
ンダ、10はピストン支持部で、可動子5と一体に構成
されてピストン11をシリンダ9内で往復運動可能に支
持している。12は可動体で、可動子5、ピストン支持
部10及びピストン11によって構成されている。
【0005】13はリニアモータ8の上側及び下側にそ
れぞれ設けられた弾性支持体で、円板状をなし径方向の
剛性が高い板ばね14の複数枚をピストン支持部10の
軸方向に重合して形成され、外周部がケーシング1に固
定されて中心部はピストン支持部10に固定され可動体
12をケーシング1に対して弾性支持する。15はシリ
ンダ9及びピストン11によって構成された圧縮室、1
6は圧縮室15とガスを膨張させて外部から熱を吸収す
るための膨張器(図示しない)とを接続する連結管であ
る。
【0006】また、図6は他の従来のリニア圧縮機の弾
性支持体を示す平面図で、13は弾性支持体で、円板状
をなし径方向の剛性が高い板ばね14の複数枚を図5に
おけるピストン支持部10の軸方向に重合して形成され
る。そして、板ばね14が次に述べるように構成されて
リニア圧縮機に装備される。すなわち、円板状をなし外
周部17がケーシング1に相当する部材に形成された外
周固定部18にボルト孔19を介してボルト(図示しな
い)によって固定される。
【0007】そして、中心部20が可動体12に相当す
る部材に形成されて外周固定部18対応箇所に形成され
た内周固定部21にボルト孔22を介してボルト(図示
しない)によって固定される。また、板ばね14の厚さ
方向を貫通した切断線23が設けられて、中心部20か
ら放射状に複数本が配置されて外周部17と中心部20
の間に湾曲して螺旋状に形成される。
【0008】24は切断線23の相互間に形成されたば
ね部で、可動体12におけるピストン支持部10の軸線
方向に沿って板ばね14が弾性変形するように形成され
る。25は切断線23の外周部17側に配置された外周
端、26は切断線23の中心部20側に配置された内周
端、27はばね部24の外側端部、28はばね部24の
中間部、29はばね部24の内側端部である。
【0009】従来のリニア圧縮機は上記のように構成さ
れ、リニアモータ8が付勢されると永久磁石3に発生す
る磁界とコイル6との作用によって、可動体12が弾性
支持体13をピストン支持部10の軸線に沿う方向に変
形させながら往復動作する。そして、ピストン9の往復
動作によって圧縮室15内のガスに圧力変化を与え、連
結管16を介して膨張器にガスを供給するようになって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のリ
ニア圧縮機において、弾性支持体13の板ばね14がピ
ストン支持部10の軸線に沿う方向に変形するときに、
次に述べるようにばね部24に発生する応力が高くな
る。すなわち、板ばね14がピストン支持部10の軸線
に沿う方向に変形したときの応力分布において、図7に
示すように切断線23の長手に沿う縁部寄りの応力が高
くなり、しかも切断線23の外周部17近くが応力集中
によって過大な応力が生じる。また、切断線23の内周
部20近くにおいても外周端17近くと同様に応力集中
によって過大な応力が生じる。
【0011】また、板ばね14がピストン支持部10の
軸線に沿う方向に変形するときに、切断線23に沿う方
向におけるばね部24の応力分布について、板ばね14
の外周部17が固定された状態で、板ばね14の中心部
20が強制的に変位させられるので、ばね部24の外側
端部27及び内側端部29において過大な応力が生じ
る。
【0012】このように、ピストン支持部10の軸線に
沿う方向に変形したときに、弾性支持体13の板ばね1
4に過大な応力が生じる。このため、弾性支持体13の
機能の信頼性が低くなるという問題点があった。また、
弾性支持体13の強度を確保するために、ピストン支持
部10の軸線に沿う方向の変形量が制約される。すなわ
ち、ピストン11のストロークを十分長くとることがで
きなくなるという問題点があった。
【0013】さらに、弾性支持体13の強度を確保する
と共にピストン11のストロークを長くするために、板
ばね14の外径を増すことによって板ばね14に発生す
る応力を少なくすることができる。しかし、このような
手法においてはリニア圧縮機が大型化するという問題点
がある。
【0014】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、ピストン支持部の弾性支持体の
信頼性が高く、容易に所要のピストンストロークが設定
できるリニア圧縮機を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリニア圧
縮機においては、主枠に形成されたシリンダ内に往復運
動可能に配置されたピストンと、主枠に設けられた固定
子及びピストンと一体的に構成されてピストンを往復動
作させる可動子からなるリニアモータと、円板状をなし
外周部が主枠の端部及び可動子を主要部として構成され
た可動体の両者のいずれかに一方に形成された外周固定
部に固定され、中心部が外周固定部に対応した上記両者
の他方に形成された内周固定部に固定された弾性支持体
と、円板状をなし複数枚が重合されて弾性支持体を構成
し、中心部から放射状に複数本が配置されて外周部と中
心部の間に湾曲して螺旋状に形成された切断線が設けら
れ、これらの切断線の両端の少なくとも一端が対応した
外周固定部及び内周固定部のいずれかにおける固定部幅
内に配置された板ばねとが設けられる。
【0016】また、この発明に係るリニア圧縮機におい
ては、板ばねの切断線における長手端部に形成されて板
ばねの半径方向に配置された直線部が設けられる。
【0017】また、この発明に係るリニア圧縮機におい
ては、板ばねに設けられた切断線の相互間に形成された
ばね部の長手の中間部が、ばね部の外側端部及び内側端
部からそれぞれ次第に狭幅に形成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
の一例を示す図で、図1は縦断面図、図2は図1のリニ
ア圧縮機に設けられた弾性支持体の平面図である。図に
おいて、1はケーシング、30はケーシング1内に設け
られて上部及び下部がそれぞれ支持ばね31によって防
振支持された主枠、32は主枠30の要部を構成した支
持枠、9は支持枠32に形成されたシリンダで、円筒部
33、円筒部33の上端部に設けられた円盤部34及び
円盤部34に複数個設けられた孔35によって構成され
ている。
【0019】11はピストンで、シリンダ9内に往復運
動可能に配置され円盤部34内に圧縮室15を形成す
る。5は円筒状をなす可動子で、ピストン11の下部に
装着された円盤状のピストン支持部材36の上部に取付
けられ、永久磁石3、永久磁石3を保持する永久磁石保
持部材37及び永久磁石保持部材37からシリンダ9の
孔35に挿通されて上方に延長され外周方向に互いに離
れて複数個が配置されたステー38によって構成されて
いる。
【0020】39は可動子5の内側に配置されて円筒部
33に装着された内側鉄心、40は可動子5の外側に内
側鉄心に対して所定の間隔で配置されて支持枠32に装
着された外側鉄心40、41は鉄心39に装着されたコ
イルである。4は固定子で、支持枠32、円筒部33、
内側鉄心39、外側鉄心40及びコイル41によって構
成されている。
【0021】8は固定子4及び可動子5によって構成さ
れたリニアモータである。12は可動体で、可動子5、
ピストン11、ピストン支持部材36及び可動子5の上
端部に設けられたステー38からなる上部保持体42に
よって構成されている。また、シリンダ9の円盤部34
の上部には、主枠30の一部をなすシリンダヘッド43
が固定されて、シリンダヘッド43に圧縮室15に開口
し吸入弁44が設けられた吸入口45及び吐出弁46が
設けられた吐出口47が配置されている。
【0022】そして、シリンダヘッド43の上には、シ
リンダヘッド43とによって吸入室48及び吐出室49
を形成するマフラー50が固定されている。なお、吸入
室48と吐出室49はマフラー50に設けられた仕切板
51によって互いに連通しないように仕切られている。
【0023】また、マフラー50には吸入室48とケー
シング1内の空間部52に連通する連通口53と、ケー
シング1上部に配置されて吐出室49に連通した吐出管
54とが設けられている。また、ケーシング1上部には
吸入管55が設けられている。なお、吸入口45は吸入
室48に、また吐出口47は吐出室49にそれぞれ連通
している。
【0024】56は弾性支持体で、円板状をなし外周部
が主枠30の端部及び可動子5を主要部として構成され
た可動体12の両者のいずれかに一方に形成された外周
固定部57にボルト58により固定され、中心部が外周
固定部57に対応した上記両者の他方に形成された内周
固定部59にナット60により固定されている。そし
て、主枠30の上下端部にそれぞれ配置されて、外周部
と中心部の間で可動体12における円筒部33の軸線に
沿う方向に弾性変形可能に構成されている。
【0025】61は板ばねで、円板状をなし複数枚が重
合されて弾性支持体56を構成し、外周部62が孔63
に挿通されたボルト58によって外周固定部57に固定
され、また中心部64がナット60によって外周固定部
57に対応した内周固定部59に固定されている。そし
て、中心部64から放射状に複数本が配置されそれぞれ
板ばね61を厚さ方向に貫通した切断線65が設けられ
て、この切断線65は外周部62と中心部64の間に湾
曲して螺旋状に形成される。
【0026】また、66は切断線65の相互間に形成さ
れたばね部、67は切断線65の外周部62側に配置さ
れた外周端で、外周固定部57の固定部幅内に配置され
る。68は切断線65の中心部64側に配置された内周
端で、内周固定部59の固定部幅内に配置される。69
はばね部66長手の外側端部、70はばね部66長手の
中間部、71はばね部66長手の内側端部である。
【0027】上記のように構成されたリニア圧縮機にお
いて、リニアモータ8が付勢されると永久磁石3に発生
する磁界とコイル41との作用によって、可動体12が
主枠30の上下端部にそれぞれ配置された弾性支持体5
6を円筒部33軸線の長手に沿う方向に弾性変形させな
がら往復動作する。そして、可動体12の往復動作によ
ってピストン11がシリンダ9内で往復動作する。
【0028】そして、ピストン11が下降動作するとき
には吸入弁44が開いて、吸入管55から空間部52及
び吸入室48を経て冷媒ガスが圧縮室15内に取り込ま
れる。次いで、ピストン11が上昇動作すると、圧縮室
15内の容積が減少するので圧縮室15内の圧力が増大
する。そして、圧縮室15内の圧力が次第に増加して吐
出室49内の圧力を超えると、吐出弁46が開いて圧縮
室15から吐出口47及び吐出室49を経て冷媒ガスが
吐出管54から吐出される。
【0029】以上説明した動作において、ピストン11
の往復動作によって弾性支持体56が変形すると、板ば
ね61のばね部66にこの変形に伴う応力が発生する。
そして、切断線65の外周端67が外周固定部57の固
定部幅内に配置され、また内周端68が内周固定部59
の固定部幅内に配置されている。
【0030】この状態において、切断線65の外周端6
7部及び内周端68部における板ばね61は、それぞれ
対応した固定部に支持された状態のままとなって変形が
生じない。したがって、板ばね61における切断線65
の外周端67部及び内周端68部は、前述の図7に示す
ような応力集中による過大な応力が発生せず、切断線6
5の外周端67部及び内周端68部近くの応力はほぼ一
定となる。
【0031】このため、板ばね61、すなわち、弾性支
持体56の機能の信頼性が向上し、また板ばね61の外
径を大きくすることなしに、容易に所要のピストンスト
ロークを設定することができる。したがって、リニア圧
縮機を小型化することができ製造費を低減することがで
きる。なお、以上の説明は空気調和装置、冷蔵庫等に設
けられる蒸気圧縮式の冷凍サイクルに用いられるリニア
圧縮機を例とした。しかし、上述による構成をスターリ
ング冷凍機に使用されるリニア圧縮機に適用しても上記
と同様な作用を得ることができる。
【0032】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、リニア圧縮機に設けられた
弾性支持体の平面図である。なお、図3の他は前述の図
1及び図2と同様にリニア圧縮機が構成されている。図
において、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、7
2は切断線65の外周端67寄りに設けられた外周変曲
部で、外周端67との間に板ばね61の半径方向に沿う
外側直線部73が形成されている。74は切断線65の
内周端68寄りに設けられた内周変曲部で、内周端68
との間に板ばね61の半径方向に沿う内側直線部75が
形成されている。
【0033】上記のように構成されたリニア圧縮機にお
いても、板ばね61に設けられた切断線65の外周端6
7が外周固定部57の固定部幅内に配置され、また内周
端68が内周固定部59の固定部幅内に配置されてい
る。したがって、詳細な説明を省略するが図3の実施の
形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用
が得られる。
【0034】また、図3の実施の形態において、板ばね
61に設けられた切断線65の外周端67部に外側直線
部73が形成され、また内周端68部に内側直線部75
が形成されている。このため、外周変曲部72及び内周
変曲部74それぞれにおける互いに対向した切断線65
の縁部において、ピストン11動作による応力がほぼ等
しくなる。また、これらの変曲部と端部との間に直線部
が形成されているので、外周変曲部72及び内周変曲部
74それぞれにおいて互いに対向し、かつ応力がほぼ等
しい縁部の範囲は比較的に広くなって、これらの箇所で
の応力が小さくなる。
【0035】さらに、外周変曲部72及び内周変曲部7
4は、緩やかな曲率によって形成されているのでこの箇
所に大きな応力が発生することはない。したがって、板
ばね61に設けられた切断線65の外周端67部、内周
端68部に応力集中が発生せず、これらの箇所での応力
が低減される。この応力低減に加えて、切断線65の外
周端67部近傍及び外周変曲部72、内周端68部近傍
及び内周変曲部74のばね部66の応力は小さいものと
なる。これにより、板ばね61に大きな応力が発生する
ことがなく、弾性支持体56の信頼性を一層向上するこ
とができる。
【0036】実施の形態3.図4も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、リニア圧縮機に設けられた
弾性支持体の平面図である。なお、図4の他は前述の図
1及び図2と同様にリニア圧縮機が構成されている。図
において、図3と同符号は相当部分を示し、70はばね
部66の長手の中間部で、ばね部66の外側端部69及
びばね部66の内側端部71からそれぞれ次第に狭幅に
形成されている。
【0037】上記のように構成されたリニア圧縮機にお
いても、板ばね61に設けられた切断線65の外周端6
7が外周固定部57の固定部幅内に配置され、また内周
端68が内周固定部59の固定部幅内に配置されてい
る。したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の
形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用
が得られる。
【0038】また、図4の実施の形態において、板ばね
61に設けられた切断線65の相互間に形成されたばね
部66において、外側端部69及びばね部66の内側端
部71から幅寸法がそれぞれ次第に減少して、ばね部6
6の長手の中間部70が狭幅に形成されている。このた
め、板ばね61に設けられた切断線65に沿うばね部6
6の長手の中間部70でピストン11動作による応力が
高くなり、ばね部66の外側端部69及びばね部66の
内側端部71では低くなる。
【0039】しかし、前述の図8に示すように外側端部
69及び内側端部71での応力は、ばね部66の長手の
中間部70よりも高い。このため、板ばね61の切断線
65によって形成されたばね部66に、ピストン11動
作によって発生する応力はほぼ均一となる。これによ
り、板ばね61に発生する最大応力を小さくすることが
でき弾性支持体56の信頼性を一層向上することができ
る。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、主枠に
形成されたシリンダ内に往復運動可能に配置されたピス
トンと、主枠に設けられた固定子及びピストンと一体的
に構成されてピストンを往復動作させる可動子からなる
リニアモータと、円板状をなし外周部が主枠の端部及び
可動子を主要部として構成された可動体の両者のいずれ
かに一方に形成された外周固定部に固定され、中心部が
外周固定部に対応した上記両者の他方に形成された内周
固定部に固定された弾性支持体と、円板状をなし複数枚
が重合されて弾性支持体を構成し、中心部から放射状に
複数本が配置されて外周部と中心部の間に湾曲して螺旋
状に形成された切断線が設けられ、これらの切断線の両
端の少なくとも一端が対応した外周固定部及び内周固定
部のいずれかにおける固定部幅内に配置された板ばねと
を設けたものである。
【0041】これによって、板ばねの切断線の端部が対
応した固定部に支持されるので、ピストンの往復動作に
よる変形が板ばねの縁部に生じない。したがって、ピス
トンが往復動作しても板ばねの切断線の端部には応力集
中による過大な応力が発生せず、切断線の端部近くの応
力はほぼ一定となる。したがって、板ばね、すなわち弾
性支持体の信頼性が向上し、また板ばねの外径を大きく
することなしに容易に所要のピストンストロークを設定
でき、リニア圧縮機を小型化することができて製造費を
低減する効果がある。
【0042】また、この発明に係るリニア圧縮機におい
ては、板ばねの切断線における長手方向端部に形成され
て、板ばねの半径方向に配置された直線部を設けたもの
である。
【0043】これによって、板ばねの切断線の端部が対
応した固定部に支持されるので、ピストンの往復動作に
よる変形が板ばねの縁部に生じない。したがって、ピス
トンが往復動作しても板ばねの切断線の端部には応力集
中による過大な応力が発生せず、切断線の端部近くの応
力はほぼ一定となる。したがって、板ばね、すなわち弾
性支持体の信頼性が向上し、また板ばねの外径を大きく
することなしに容易に所要のピストンストロークを設定
でき、リニア圧縮機を小型化することができて製造費を
低減する効果がある。
【0044】また、板ばねの切断線に長手端部に板ばね
の半径方向に配置された直線部が形成されるので、この
直線部の互いに対向した板ばねの縁部におけるピストン
動作による応力がほぼ等しくなる。また、この応力がほ
ぼ等しい範囲は広くなりこの箇所での応力が小さくな
り、板ばねに設けられた切断線の端部に応力集中が発生
せず、この箇所での応力が低減される。この応力低減に
加えて、切断線の端部近傍のばね部の応力は小さいもの
となり、板ばねに大きな応力が発生することがなく、弾
性支持体の信頼性を一層向上する効果がある。
【0045】また、この発明は以上説明したように、板
ばねに設けられた切断線の相互間に形成されたばね部の
長手の中間部を、ばね部の外側端部及び内側端部からそ
れぞれ次第に狭幅に形成したものである。
【0046】これによって、板ばねの切断線の端部が対
応した固定部に支持されるので、ピストンの往復動作に
よる変形が板ばねの縁部に生じない。したがって、ピス
トンが往復動作しても板ばねの切断線の端部には応力集
中による過大な応力が発生せず、切断線の端部近くの応
力はほぼ一定となる。したがって、板ばね、すなわち弾
性支持体の信頼性が向上し、また板ばねの外径を大きく
することなしに容易に所要のピストンストロークが設定
でき、リニア圧縮機を小型化することができて製造費を
低減する効果がある。
【0047】また、板ばねに設けられた切断線の相互間
に形成されたばね部の長手中間部が狭幅に形成されてい
るので、ばね部の中間部でピストン動作による応力が高
くなり、外側端部及び内側端部では低くなる。しかし、
ばね部長手の外側端部及び内側端部での応力は中間部よ
りも高いため、ばね部にピストン動作によって発生する
応力はほぼ均一となる。これにより、板ばねに発生する
最大応力を小さくすることができ弾性支持体の信頼性を
一層向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す縦断面図。
【図2】 図1のリニア圧縮機に設けられた弾性支持体
の平面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、リニア
圧縮機に設けられた弾性支持体の平面図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図で、リニア
圧縮機に設けられた弾性支持体の平面図。
【図5】 従来のリニア圧縮機を示す縦断面図。
【図6】 従来の他のリニア圧縮機に設けられた弾性支
持体の平面図。
【図7】 図7は図6の弾性支持体の板ばねに発生する
応力を説明する切断線箇所の拡大横断面図。
【図8】 図8は図6の弾性支持体の板ばねにおけるば
ね部の長手に沿う方向の応力分布を示すグラフ。
【符号の説明】
4 固定子、5 可動子、8 リニアモータ、9 シリ
ンダ、11 ピストン、12 可動体、30 主枠、5
6 弾性支持体、57 外周固定部、59 内周固定
部、61 板ばね、62 外周部、64 中心部、65
切断線、66ばね部、67 外周端、68 内周端、
69 外側端部、70 中間部、71内側端部、73
外側直線部、75 内側直線部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩岡 誠人 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高田 志郎 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主枠に形成されたシリンダ内に往復運動
    可能に配置されたピストンと、上記主枠に設けられた固
    定子及び上記ピストンと一体的に構成されて上記ピスト
    ンを往復動作させる可動子からなるリニアモータと、円
    板状をなし外周部が上記主枠の端部及び上記可動子を主
    要部として構成された可動体の両者のいずれかに一方に
    形成された外周固定部に固定され、中心部が上記外周固
    定部に対応した上記両者の他方に形成された内周固定部
    に固定された弾性支持体と、円板状をなし複数枚が重合
    されて上記弾性支持体を構成し、中心部から放射状に複
    数本が配置されて上記外周部と上記中心部の間に湾曲し
    て螺旋状に形成された切断線が設けられ、これらの切断
    線の両端の少なくとも一端が対応した上記外周固定部及
    び内周固定部のいずれかにおける固定部幅内に配置され
    た板ばねとを備えたリニア圧縮機。
  2. 【請求項2】 板ばねの切断線における長手端部に形成
    されて上記板ばねの半径方向に配置された直線部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のリニア圧縮機。
  3. 【請求項3】 板ばねに設けられた切断線の相互間に形
    成されたばね部の長手の中間部を、上記ばね部の外側端
    部及び内側端部からそれぞれ次第に狭幅に形成したこと
    を特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一つに記
    載のリニア圧縮機。
JP5743397A 1997-03-12 1997-03-12 リニア圧縮機 Pending JPH10253185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100387836C (zh) * 2003-12-18 2008-05-14 三星电子株式会社 线性压缩机
CN105485229A (zh) * 2014-10-07 2016-04-13 住友重机械工业株式会社 可动体支承结构、线性压缩机及超低温制冷机

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