JPH10250210A - 画像作成方法および印刷物 - Google Patents
画像作成方法および印刷物Info
- Publication number
- JPH10250210A JPH10250210A JP5733997A JP5733997A JPH10250210A JP H10250210 A JPH10250210 A JP H10250210A JP 5733997 A JP5733997 A JP 5733997A JP 5733997 A JP5733997 A JP 5733997A JP H10250210 A JPH10250210 A JP H10250210A
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- JP
- Japan
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- image
- color
- gradation
- emitted
- light
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- Pending
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- Printing Methods (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
像を作成する場合に、各発光体の最大発光強度をそのま
ま用いて、明るくかつ色かぶりの無い画像を作成するこ
と。 【構成】画像領域401では、各発光体の最小発光強度
からま最大発光強度までが用いられ、階調が作成され
る。更に周辺領域403では、無彩色に見せたい色で発
光させる。
Description
る画像作成方法および印刷物に関するものである。
印刷ではCMYインキのグレーバランス考慮して画像を
作成する。
光強度の異なる3色以上の発光体を用いてフルカラー画
像を作成する場合、グレーバランスを取ると、最低輝度
の発光体に他の発光体の発光強度を合わせなければなら
ないため、画像全体が暗くなってしまう。例えば最大発
光強度が、発光体A:発光体B:発光体C=3:2:1
である3種類の発光体を用いてフルカラー画像を作成す
る場合を例にとって説明する。
カーブである。横軸は階調カーブ作成時の入力階調、縦
軸は出力階調を示す。発光体Cに発光強度を合わせるた
め、発光体A、発光体Bの階調は押さえられている。図
9はその場合の発光強度カーブである。横軸は階調、縦
軸は発光強度を示す。発光強度は発光体A、発光体Bも
最低輝度の発光体Cに合わせているため強度「1」であ
る。発光体A、発光体Bはまだ最大輝度まで余裕があ
る。したがって、発光体の発光強度を十分生かしきって
おらず、全体的に暗い画像となる。
ーバランスをとらずに各発光体の最小輝度から最大輝度
までを用いて画像を作成すると、無彩色として出力した
い色が無彩色でなくなってしまう。すなわち、色かぶり
を起こす。図10は、グレーバランスを取らない場合の
階調カーブである。各軸は図8と同様である。発光体
A、B、Cとも階調を最大限使用している。図11はそ
の場合の発光強度カーブである。発光体A、B、Cはそ
れぞれ最大発光強度が「3」、「2」、「1」となって
おり,それぞれの発光体の最大発光強度まで用いてい
る。このようにして画像を作成すると、前述したように
色かぶりを起こす。
もので、その目的とするところは最大発光強度の異なる
発光体を用いてフルカラー画像を作成する場合、明る
く、かつ色かぶりのない画像を作成する画像作成方法お
よび印刷物を提供することにある。
ために、第1の発明は3色以上の発光体を用いてそれぞ
れの発光体の最小発光強度から最大発光強度までを用い
て階調を作成することを特徴とする画像作成方法であ
る。また第2の発明は3色以上の発光体を用いて、それ
ぞれの発光体の最小発光強度から最大発光強度までを用
いて階調が作成されたことを特徴とする印刷物である。
本発明では、明るい画像を作成するためには図10のよ
うに各発光体の最大強度を用いるように階調カーブを作
成し、その階調カーブを用いて画像を作成する。しか
し、この手法を用いるとグレーバランスを取っていない
ため、無彩色であるべき色が測定的には色かぶりを起こ
す。これはある程度までは人間の色認識の恒常性で解決
される。
した色の点によって人間の視覚系がグレーバランスを取
る機能である。例えば、日本のNSTC方式のTVでは
色温度は9300度でかなり青っぽい発色にもかかわら
ず、色認識の恒常性により、人間が青っぽい白色を白で
あると認識するため、自然に白と感じる。したがって、
人間が無彩色と認識できる点の多い自然画の場合、グレ
ーバランスを取る必要はない。
人間が明らかに無彩色であると認識できる点が存在する
場合には色認識の恒常性は成立しやすいが、画像全体が
1色で発光している場合など、無彩色と認識できる点が
ない場合は成立しにくい。その場合には画像の周辺を無
彩色に見せたい色で発光させてやることにより、色認識
の恒常性が成立するようにする。
て説明する。発光体として透明蛍光インキを用いた場合
の例を示す。透明蛍光インキは可視光を照射した場合は
透明であり、紫外線を照射した場合に特定の蛍光色を発
するインキである。赤、緑、青に発光するの3種類のイ
ンキを用いることによって、フルカラー画像を作成する
ことができる。
蛍光インキは、365nmの紫外光を含むブラックライ
トにて励起され、赤(ピーク発行波長:625nm)、
緑(ピーク発行波長:505nm)、青(ピーク発行波
長:445nm)の発光を生じる。このインキを蛍光増
白剤の入っていない上質紙にオフセット印刷機で印刷
し、ブラックライトを照射した状態で輝度を測定する
と、青をの輝度を「1」とした時、緑は「7.1」、赤
は「1.8」となった。グレーバランスを従来の方法で
取ると、この3種類のインキで発光強度を合わせるため
には、緑を1/7.1、赤を1/ 1.8の強度に落とさ
なければならない。しかし、本発明によればインキの発
光強度を合わせる必要はない。
図に示したものである。201はD50white、す
なわちD50光源の白色点を示し、203はTarge
twhite、すなわち無彩色に見せたい色の点を示
し、205、207、209は各インキの色度点を示
す。
0whiteを白色点とした場合、この点は緑205と
赤207を結んだ線上にあるため、緑と赤の掛け合わせ
で作る色つまり黄色を再現することができなくなる。し
かし無彩色に見せたい色を多く含んでいる画像の場合
は、色認識の恒常性により、 D50white201
ではなく、Target white203が無彩色と
して認識されるため、色の見えが全体的に青方向にシフ
トしてその結果として黄色を再現することができる。
は、周辺を Target whiteで発光させる。
図4は画像領域401の周辺の周辺領域403を無彩色
に見せたい色で一様に発光させた例である。また図5の
ように画像領域501の周辺の周辺領域503のさらに
外側に向かってグラデーションをつけて段階的に暗くし
ていってもよい。この背景のTarget white
が無彩色として認識されるようになるため、色の見え
方が全体的に青方向にシフトする。その結果として黄色
も再現することができる。発光体として、CRT、液晶
パネル等を用いた場合にも、同様の効果が得られる。
システムのハードウエアの構成図の1例である。3は写
真など被写体がアナログデータとして表現された原画像
をデジタルデータ化し取り込む入力スキャナである。5
はコンピュータ、7は完成された画像をフイルム(図示
せず)に出力する出力スキャナである。
ャートである。まず入力原画像がアナログデータの場
合、入力スキャナ3により画像をデジタルデータに変換
して読み取る(ステップ701)。尚デジタルカメラ
等、直接被写体を撮影する場合はケーブル等で接続して
読み込み、あらかじめディスク等に画像が保存されてい
る場合は直接読み出してもよい。
を作成し(ステップ702)、画像領域画像に対し、階
調カーブに従った変換を行う(ステップ703)。さら
に周辺領域を作成する。この場合入力原画像の状態によ
り、色認識の恒常性が成立するかを判断して3種類の処
理方法から1つを選ぶ。入力原画像で色認識の恒常性が
成立する場合は、特に周辺領域に対する処理は行わない
(ステップ704)。入力原画像で色認識の恒常性が成
立しにくい場合は、図4に示すような一様に無彩色に発
光する周辺領域403を作成する(ステップ705)。
入力原画像で色認識の恒常性が成立しにくい場合で、中
心が明るく、周辺にいくほど暗くなるような無彩色に発
光するグラデーションをかけたい場合は、図5に示すよ
うな周辺領域503を作成する(ステップ706)。
画像を合成し(ステップ707)、完成された画像を出
力スキャナ7によりフィルム上に出力する(ステップ7
08)。そしてこのフィルムを用いて紙等に印刷し、印
刷物を得る。また完成した画像をデジタルデータとして
一旦ハードデスク等に保存し、後にそのデータを用いて
印刷物を作成することもでき、そのデジタルデータをモ
ニタに表示することも可能である。
大発光強度の異なる発光体を用いてカラー画像を作成す
る場合に、発光体の最大発光強度を用いて明るい画像を
作成することができる。また、グレーバランスを取る必
要が無いため、階調カーブの作成が容易となる。
度図
せた画像の例を示す図
ンを付けて発光させた画像の例を示す図
ードウエアの構成図
す図
図
を示す図
示す図
Claims (4)
- 【請求項1】3色以上の発光体を用いて、それぞれの発
光体の最小発光輝度から最大発光輝度までを用いて階調
を作成することを特徴とする画像作成方法。 - 【請求項2】請求項1記載の画像作成方法で作成された
画像の周辺領域を無彩色に見せたい色で発光させること
を特徴とする画像作成方法。 - 【請求項3】3色以上の発光体を用いて、それぞれの発
光体の最小発光輝度から最大発光輝度までを用いて階調
が作成されたことを特徴とする印刷物。 - 【請求項4】3色以上の発光体を用いて、それぞれの発
光体の最小発光輝度から最大発光輝度までを用いて階調
が作成された画像の周辺を無彩色に見せたい色で発光さ
せることを特徴とする印刷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5733997A JPH10250210A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 画像作成方法および印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5733997A JPH10250210A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 画像作成方法および印刷物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250210A true JPH10250210A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13052822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5733997A Pending JPH10250210A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 画像作成方法および印刷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10250210A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7654581B2 (en) | 2005-05-06 | 2010-02-02 | Canadian Bank Note Company, Limited | Security document with ultraviolet authentication security feature |
JP2018511817A (ja) * | 2015-02-09 | 2018-04-26 | サン ケミカル コーポレイション | 可視光で照らされた内容と組み合わされた光波結合に基づく発光ディスプレイ |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5733997A patent/JPH10250210A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7654581B2 (en) | 2005-05-06 | 2010-02-02 | Canadian Bank Note Company, Limited | Security document with ultraviolet authentication security feature |
JP2018511817A (ja) * | 2015-02-09 | 2018-04-26 | サン ケミカル コーポレイション | 可視光で照らされた内容と組み合わされた光波結合に基づく発光ディスプレイ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040127 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060110 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070406 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080130 |