JPH10249178A - 混合装置 - Google Patents

混合装置

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JPH10249178A
JPH10249178A JP8237297A JP8237297A JPH10249178A JP H10249178 A JPH10249178 A JP H10249178A JP 8237297 A JP8237297 A JP 8237297A JP 8237297 A JP8237297 A JP 8237297A JP H10249178 A JPH10249178 A JP H10249178A
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昭三 西田
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体と固体粒子からなる粒体を迅速に均一混
合する。 【解決手段】 反応器2内で重質油等の原料油などの流
体とその重質油を気化させる触媒等の粒体とを混合する
装置において、前記反応器2の上部に環状の固体供給口
を形成し、この反応器の上部に、前記粒体を環状に分布
させつつ容器内の上方から下方に連続的に落下させて粒
体の高速円筒状移動層4を形成する粒体移動層形成器5
を設け、かつ反応器2内に形成された円筒状移動層4の
上部外周にその周方向全域に亙って前記流体を噴射する
外部流体供給部22を設けると共に、その流体が噴射さ
れる円筒状移動層の内周にその周方向全域に亙って前記
流体を噴射する内部流体供給部23を設けたことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重質油等の流体とそ
の重質油を気化させる触媒等の高温の粒体とを混合する
混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粒子状の固体を触媒または熱媒体とし、
反応物と接触させる反応系は古くから知られている。こ
のような反応系の内の一つである流動床式反応器の中に
は例えば濃厚流動層(気泡流動層)を用いるもの、高速
移動層(高速流動層)を用いるものがある。このうち、
固体と気体の接触時間を短くする必要のある反応(短接
触時間反応)には高速移動層が用いられている。現在、
重質油等を原料油としてガソリンを製造する流動接触分
解装置においてはライザーと呼ばれる上昇流型高速移動
層反応器が主流となって用いられている。この反応器は
触媒性能の向上に伴い接触時間を短くすることが可能で
あり、これによってガソリン等の好ましい生成物の選択
性が上がり、好ましくない過分解反応を抑制することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年においてはガソリ
ンのさらなる選択性の向上あるいは軽質オレフィンの選
択性の向上が要求要望されるようになり、上昇流型高速
移動層反応器の特性である触媒の逆混合現象が、これら
の選択性向上に悪影響を及ぼしていることから、逆混合
現象が発生しない下降流型高速移動層反応器が検討され
始めている。既存の上昇流型高速移動層反応器を持つ、
重質油等を原料油としてガソリンを製造している流動接
触分解装置における接触反応時間は数秒であるが、軽質
オレフィンを指向する場合の接触反応時間は0.1〜1.
5秒程度に短くする必要がある。このような短接触時間
反応を行うには反応器入口において原料油と触媒の迅速
な混合・気化が不可欠となる。さらに、反応時間の短縮
に伴う転化率の低下を補うために触媒循環量の増加が余
儀なくされる。このような背景から反応器入口において
原料油と触媒の迅速な混合・気化が行え、しかも既存の
上昇流型高速移動層反応器を持つ、重質油等を原料油と
してガソリンを製造している流動接触分解装置の触媒循
環量(cat/oil比5〜8)の数倍の触媒循環量を
可能とする原料油・触媒供給混合装置が要望されてい
る。そこで、本発明は、このような実情に鑑みなされた
ものであり、その目的は、流体と固体粒子からなる粒体
を迅速に均一混合することが可能となる混合装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の混合装置は、反応器内で重質油等の原料油
などの流体とその重質油を気化させる触媒等の粒体とを
混合する装置において、前記反応器の上部に環状の固体
供給口を形成し、該反応器の上部に、前記粒体を環状に
分布させつつ容器内の上方から下方に連続的に落下させ
て粒体の高速円筒状移動層を形成する粒体移動層形成器
を設け、かつ反応器内に形成された円筒状移動層の上部
外周にその周方向全域に亙って前記流体を噴射する外部
流体供給部を設けると共に、その流体が噴射される円筒
状移動層の内周にその周方向全域に亙って前記流体を噴
射する内部流体供給部を設けたものである。
【0005】前記粒体移動層形成器が、前記粒体を流動
化させて流動層を形成させ粒体の水平方向の密度を均一
にする流体密度調整部と、重力方向に沿って延在する円
筒状の貫通路を有し、その貫通路の上端が流動層の上部
に配置されると共に下端が前記反応器の固体供給口に接
続される円筒成型部とからなることが好ましい。また、
前記粒体移動層形成器が、前記粒体が下降移動する垂直
円筒状通路を有すると共に、その通路内にその高さ方向
に所定の間隔をおいて粒体の流れの向きを変えて粒体を
その周方向に均一に分散させる邪魔板を複数配設してな
る流体密度調整部と、重力方向に沿って延在する円筒状
の貫通路を有し、その上端が流体密度調整部の下部に接
続され、下端が前記反応器の固体供給口に接続された円
筒成型部とからなることが好ましい。さらに、前記外部
流体供給部が、前記反応器の固体供給口の外周に臨ませ
て設けられると共にその周方向に沿って所定の間隔をお
いて配置され、円筒状移動層に向けて流体を水平方向に
対して下向き15〜75度で噴射する複数の外部噴射ノ
ズルからなり、かつ、前記内部流体供給部が、前記反応
器の固体供給口の内周に臨ませて設けられると共にその
周方向に沿って所定の間隔をおいて配置され、円筒状移
動層に向けて流体を水平方向に対して下向き15〜75
度で噴射する複数の内部噴射ノズルからなることが好ま
しい。さらにまた、前記粒体が300℃以上の高温であ
る前記外部及び内部流体供給部の外側に、噴射される流
体への高温粒体の熱影響を防止すべく外部及び内部流体
供給部を囲繞するように断熱手段を設けることが好まし
い。
【0006】ところで、短接触時間反応を行うには反応
器入口において例えば原料油と粒体(触媒)の迅速な均
一混合・気化が不可欠である。そのためには原料油を微
細な液滴(噴霧体)とすること、および触媒である固体
粒子群から成る粒体の均一分散を行うことが前提条件と
なる。次に噴霧体と均一混合が行われなければならな
い。この均一混合を行うには広い空間があれば可能とな
るが限られた空間内においては十分には行えない。この
ため、それに代わる手段を得るために研究開発した結
果、次のような結論に至った。すなわち、噴射ノズル等
によりある程度の液滴の微細化を行い、次にこの噴射体
を粒体に衝突させ、その衝撃力によりさらなる微細化を
行い、同時に粒体との均一混合を行うことである。この
場合、粒体の表面積を限られた空間内においてできるだ
け大きくして、その全面に噴射体を衝突させることが重
要である。それでは限られた空間において大きい表面積
を持つ粒体形状とはどのような形状であるのかを説明す
る。粒体の量を制御して下向きに流す基本的な反応器
(反応管)を図9、図11、図13に示した。なお、図
10、図12、図14は対応する各図の反応管50、5
1、52の断面(平面図)である。反応管の横断面内の
粒体形状は図からわかるように単純な形状をとる。ま
ず、均一混合に適していると判断される形状は図10
(c)、図12、図14に示す3つのものである。図1
0(a)および(b)に示したものは粒体53が反応管
50断面の一方向に偏っているために不適当である。次
に迅速混合に適している粒体形状、すなわち外表面の大
きい形状としては、図14に示す円筒状のものが最も外
表面が大きく、迅速混合に適している粒体形状であると
判断できる。これらから、粒体の量を制御しながら円管
状の反応管内で迅速に均一混合できる粒体形状は円筒状
がもっとも適していると言える。
【0007】したがって、反応器の上部に固体供給口を
形成し、この反応器の上部に粒体移動層形成器を設け、
かつ外部流体供給部及び内部流体供給部を設けることに
より、反応器内には上部から下方に粒体が移動する高速
円筒状移動層が形成されると共に、この移動層の上部
に、その外周及び内周のそれぞれの周方向全域に亙るよ
うに流体が噴射されるので、流体例えば原料油と粒体例
えば触媒粒子の迅速な均一混合が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1〜図3において、1は反
応器2内で重質油等の原料油などの流体とその重質油を
気化させる触媒等の粒体とを混合させる混合装置を示
す。反応器は竪形円筒状の反応管(垂直下降流反応管)
2であり、その上部には環状の固体供給口3が開口され
ている。この反応管2の上部には、粒体を環状に分布さ
せつつ管3内の上部から下方に連続的に落下させて粒体
の高速円筒状移動層(図4参照)4を形成する粒体移動
層形成器5が設けられている。粒体移動層形成器5は、
反応管2内に粒体の高速円筒状移動層4が形成されるな
らばどのように構成してもよく、例えば図1に示す例で
は流動層を利用するものである。この粒体移動層形成器
5は、粒体を流動化させて流動層6を形成させ粒体の密
度を調整する粒体密度調整部7と、重力方向に沿って延
在する円筒状の貫通路8を有する円筒成型部9とにより
主になる。
【0009】粒体密度調整部7を構成する流動層炉10
は、竪型の横断面円形状、多角形状、矩形状等に形成さ
れ、好ましくは円筒状に形成され、この内部下方に多孔
板型ガス分散器、パイプグリッド型ガス分散器等の分散
器例えば多孔板11が設けられている。流動層炉10の
上部中央には粒体口12が設けられ、この粒体口12に
高温の粒体(例えば固体粒子径が1〜500μmの高温
(450〜700℃)のシリカアルミナ触媒粒子)が供
給される供給管13が接続されている。流動層炉10内
の上方であって粒体口12の下方には粒体を受ける粒体
受皿14が配設されており、供給管13からの粒体が粒
体口12から受皿14に落下し、そして受皿14から溢
流(オバーフロー)して多孔板11上に落下する。流動
層炉10の下部には流動ガス供給管15が接続されてお
り、空気や不活性ガス等の流動ガスが多孔板11を介し
て炉10内に供給され、粒体が流動化して粒体の流動層
6が形成される。流動層炉10の底部中央にはその同軸
上に円筒成型部である成型管9が接続され、この成型管
9の先端は多孔板11を貫通している。成型管9は内筒
(内管)16と外筒(外管)17とが同軸上に配置され
た2重管構造に形成され、内管16と外管17との間が
円筒状の貫通路8として形成されている。内管16は前
記粒体受皿14の近傍まで垂直方向に沿って延在し、そ
こから水平方向に直角に曲って流動層炉10の側壁を貫
通してポンプ等の重質油供給装置(図示せず)等に接続
される。一方、外管17の先端は、多孔板11上より所
定の高さ高い位置まで延出し、この外管17が堰として
作用し、流動層6の層高が高くなると粒体が貫通路8内
に溢流して、成型管9を通る間に高速円筒状の移動層が
形成されるようになっている。成型管9の貫通路8(外
管17)の長さは高速円筒状の移動層が形成される任意
の長さに設定されることは勿論である。
【0010】また、流動層炉10を図2に示すように形
成してもよい。すなわち、流動層炉18の側壁に、粒体
を供給する供給管19を接続して、粒体が直接多孔板1
1上に供給されるようにすると共に、成型管9の内管1
6を直線状の管で形成して流動層炉18の上部を貫通さ
せるようにしてもよい。このように構成しても、粒体の
流動層6を形成することが可能となる。成型管9の内管
16及び外管17の下端は、図1に示すように、前記固
体供給口3を区画形成する内周壁20及び外周壁21に
それぞれ接続され、貫通路8を通った粒子が反応管2の
上部から下方に移動して、反応管2内に粒体の高速円筒
状移動層4が形成されるようになっている。成型管9
(外管17)の径は、粒体の供給量により任意に決めら
れ、例えば図1及び図2に示すように反応管2の径より
小さく形成してもよい。また、図3に示すように触媒の
供給量が非常に多い場合にも対応できるように反応管2
の径より大きく形成してもよい。内管16の径も粒体の
供給量に応じて任意に決められる。
【0011】反応管2の固体供給口3を区画形成する外
周壁21には、図1〜図3に示すように、反応管2内に
形成された円筒状移動層4の上部の外周であってその周
方向全域に亙って流体を噴射する外部流体供給部22が
設けられていると共に、内周壁20には、その円筒状移
動層4の内周であってその周方向全域に亙って流体を噴
射する内部流体供給部23が設けられている。これら外
部及び内部流体供給部22、23は重質油等の原料油な
どの液体を移動層4の外周及び内周全域に亙って噴射す
るものならばどのような構造のものでもよく、例えば図
4や図5に示すようにしてもよい。
【0012】図4は噴射ノズルを用いる例えば原料油の
噴霧がノズル線速を大きくすることで得られる噴霧効
果、いわゆる油圧噴霧方式により行われるものである。
これは噴霧用媒体であるアトマイジングスチームは使用
していない。具体的には、反応管2の固体供給口3を区
画形成する外周壁21上に、その周方向に沿って外周壁
21を囲繞するように環状の原料油の供給室25が反応
管2に一体的に設けられている。なお、この供給室25
は反応管2に個別に設けるようにしてもよい。供給室2
5の内周壁(固体供給口3を区画形成する外周壁21)
には供給室25内の原料油を円筒状移動層4の粒体に向
けて噴射する外部噴射ノズル(噴射孔)26が設けられ
ている。噴射ノズル26は円筒状粒体の外表面全域に噴
霧体が噴射(衝突)されるように内周壁にその周方向に
所定の間隔をおいて複数配設されている。噴射ノズル2
6の噴射角度は、噴射された液体が粒体と衝突してその
衝撃力によりさらなる微細化が行えるならばどのように
設定してもよく、好ましくは水平方向に対して下向き1
5〜75°であり、図示例では水平方向に対して下向き
45度である。なお、噴射ノズル26の個数は円筒状粒
体の外表面全域に液体が噴射されるならば任意に決めら
れる。
【0013】反応管2の固体供給口3を区画形成する内
周壁21は実質的には成型管9の内管16の下端部であ
って内管16内が燃料油供給室27として形成されてお
り、内管16の下端部(チップ)が下方にいくにつれて
縮径された円錐状に形成され、このチップに原料油を円
筒状移動層4の粒体に向けて噴射する内部噴射ノズル
(噴射孔)28が設けられている。噴射ノズル28は円
筒状粒体の内表面全域に噴霧体が噴射(衝突)されるよ
うにチップにその周方向に所定の間隔をおいて複数配設
されている。噴射ノズル28の噴射角度は、噴射された
液体が粒体と衝突してその衝撃力によりさらなる微細化
が行えるならばどのように設定してもよく、好ましくは
水平方向に対して下向き15〜75°であり、図示例で
は水平方向に対して下向き45度である。なお、噴射ノ
ズル28の個数は円筒状粒体の内表面全域に液体が噴射
されるならば任意に決められる。外部流体供給部22と
内部流体供給部23との流体の噴射割合は円筒状粒体の
外内表面全域に流体が噴射されるならばどのようにして
もよいが、好ましくは概略1:1〜3:1になるように
する。
【0014】外部及び内部流体供給部22、23の外側
には、噴射される流体への高温粒体の熱影響を防止(例
えば高温(450〜700℃)の触媒からの熱伝導によ
る原料油のコーキングを防止)すべく外部及び内部流体
供給部22、23を囲繞するように断熱手段30が設け
られている。断熱手段30は噴射される流体への高温粒
体の熱影響を防止するものならばどのような構造のもの
でもよく、例えば断熱材を用いたり、空気、スチーム等
の流体を利用したりしてもよい。図示例では、供給室2
5の上部と下部に空間(クリアランス)を設け、このク
リアランスに断熱用スチームを流すことにより行われて
いる。具体的には、供給室25の上部には、その周方向
に沿って環状の上部スチーム供給室31が設けられてい
ると共に、供給室25と成型管9との間には成型管9を
囲繞するようにスチーム供給室31に連通する僅かなク
リアランス32が設けられている。このクリアランス3
2の固体供給口3側端部が開口され、上部スチーム供給
室31に供給されたスチームがクリアランス32を通っ
て反応管2内に下向きに注入され、供給室25の上部側
が断熱されるようになっている。また、供給室25の下
部には、その周方向に沿って環状の下部スチーム供給室
33が設けられていると共に、供給室33と反応管2と
の間にはスチーム供給室33に連通する僅かなクリアラ
ンス34が設けられている。このクリアランス34の反
応管2側端部が開口され、下部スチーム供給室33に供
給されたスチームがクリアランス34を通って反応管2
内に水平方向に平行に注入され、供給室25の下部側が
断熱されるようになっている。さらに、成型管9の内管
16の管壁内には、管16に沿って僅かなクリアランス
35が設けられている。つまり、内管16は二重管構造
に形成されている。このクリアランス35の下端が開口
され、スチームがクリアランス35を通って反応管2内
に下向きに注入され、内管16を通って噴射される流体
が断熱されるようになっている。
【0015】図5は流体例えば原料油の噴霧を噴霧媒体
(気体、アトマイジングスチーム)で行うものであり、
いわゆる媒体噴霧方式の外部噴射ノズルおよび内部噴射
ノズルの一例を示している。なお、図5は分かりやすい
ように図3に対応して示されている。外部流体供給部2
2は図4のものとは異なり、原料油が独立して供給され
るタイプの噴射ノズル36であり、この噴射ノズル36
が周方向に所定の間隔をおいて複数配設されて、円筒状
粒体の外表面全域に亙って噴霧体が衝突するようになっ
ている。この噴射ノズル36は、その中心に原料油が流
れ、その外側をアトマイジングスチームが流れる、いわ
ゆる内部混合方式のものであり、断熱は外側を流れるア
トマイジングスチームの一部を噴射ノズル先端まで流す
ことにより行うように構成されている。内部流体供給部
23も内部混合方式に形成され、内部の混合室37に噴
霧効果を上げるべくアトマイザー38が取り付けられて
いる。アトマイザー38下部のチップの円周上に、その
周方向に所定の間隔を隔てて噴射ノズル39が複数配設
され、円筒状粒体の内表面全域に亙って液体が噴射(衝
突)されるようになっている。断熱手段は外部噴射ノズ
ル36と同じようにアトマイジングスチームの一部を利
用すべく、混合室37の外周にスチームが通るスチーム
通路40が形成されている。
【0016】さて、この混合装置1を用いて原料油(重
質油)と高温(450〜700℃)のシリカアルミナ触
媒粒子とを接触混合する場合について述べる。触媒粒子
は供給管13から粒体口12を介して受皿14に連続的
に落下し、そして受皿14から溢流(オバーフロー)し
て分散板11上に落下する。分散板11上の触媒粒子は
流動ガスにより流動化されて環状の流動層6が形成され
る。このように環状の流動層6が形成されることによ
り、一部分に過剰の粒子が供給(落下)されても、つま
り、周方向の密度が部分的に多い場合には流動化するう
ちに少ない部分に粒子が分散して、周方向の粒子密度が
均一化される。
【0017】そして、流動層6の層高が高くなると、堰
(成型管の外管17)を越えてその周方向全域から貫通
路8内に溢流して、貫通路8内を通る間に高速円筒状の
移動層が形成される。この粒子群が固体供給口3から反
応管2内に入り、その上部から下方へ移動して、反応管
2内に触媒粒子の高速円筒状移動層4が形成される。一
方、原料油が外部及び内部噴射ノズル26、28から流
体の円筒状移動層4の上部の外周及び内周であってその
外内周表面の周方向全域に亙って図6に示すように噴射
される。この際、外部及び内部流体供給部22、23の
外側に図4及び図5に示すように、断熱手段30が設け
られているため、噴射される原料油が高温(450〜7
00℃)の触媒粒子の熱から断熱されるので、原料油は
コーキングすることなく触媒粒子に向けて噴射される。
噴射された原料油は円筒状触媒粒子と衝突し、その衝撃
力によりさらに微細化して飛び散り、別の触媒粒子など
とも接触するので、粒子と重質油の混合が良好に行われ
る。そして、この混合体が反応管2内を下方に移動す
る。これによって、本発明の混合装置は既存の上昇流型
高速移動層反応器を持つ、重質油等を原料油としてガソ
リンを製造している流動接触分解装置の触媒循環量(c
at/oil比5〜8)の数倍の触媒循環量のcat/
oil比50までを可能とする。
【0018】このように、触媒粒子を円筒状に移動させ
て、この外周と内周の両方から原料油を接触混合させる
ことにより、効率よく触媒粒子と原料油が接触し、か
つ、噴射されて粒子に衝突した液が微細化するので、さ
らに効率よく固液接触を行え、粒子と重質油の混合を迅
速にほぼ均一に行うことができる。また、円筒状粒体の
外側と内側の両方から液体を噴霧するので、粒体の割合
が大きい場合(粒体重量/液体重量が最大50まで)に
も適用することが可能となる。従って、短接触時間反応
をより短時間で行えると共に、反応の均一化も図れるの
で、例えば接触反応時間を0.1〜1.5秒程度に短くす
ることが可能となる。これにより、ガソリンを製造する
際にはさらに一層好ましくない過分解反応の抑制を図
れ、より品質のよいガソリンを製造することが可能とな
る。
【0019】図7は粒体密度調整部7の変形例を示す図
であり、粒体の周方向の分散(密度の均一化)を流動層
ではなく落下分散機構により行うようにしたものであ
る。すなわち、粒体密度調整部7を構成する調整容器4
2は竪型の円筒状に形成され、その上部に粒体の供給管
13が接続される粒体口12が設けられていると共に、
その粒体口12の下方であって内部の上方には粒体を受
ける粒体受皿14が配設されている。調整容器42の下
部は下方にいくに連れて漸次縮径されたホッパ状に形成
され、このホッパ状下部の排出口43に成型管9の外管
17の先端が接続されている。成型管9の内管16は前
述とほぼ同様に粒体受皿14の近傍まで延在してから水
平方向に曲って容器側壁を貫通している。内管16と調
整容器42との間は粒体が下降移動する垂直円筒状通路
(粒体密度調整室)44として形成され、この通路44
内には、その高さ方向に所定の間隔をおいて上方から落
下する粒体の流れの向きを変えて粒体をその周方向に均
一に分散させる邪魔板(分散板、バッフル)45、46
が複数配設されている。邪魔板45、46は、粒体の流
れの向きを変えて粒体をその周方向に均一に分散させる
ものならばどのように形成してもよく、またその数も任
意に決められ、図示例では環状の邪魔板45、46が高
さ方向に所定の間隔をおいて2つ設けられている。つま
り、上部邪魔板45は、径方向内方にいくにつれて漸次
下方に傾斜する環状に形成され、その外周部が調整容器
42の内壁に固定されると共に、内周部と内管16との
間に開口部が形成される。下部邪魔板46は、径方向外
方にいくにつれて漸次下方に傾斜する環状に形成され、
その内周部が内管16の外壁に固定されると共に、調整
容器42内壁と外周部との間に開口部が形成される。ま
た、粒体供給口12から粒体と共に気体を供給するよう
にしてもよい。これは、気体を供給しないで触媒の重力
だけで円筒状粒体成型部9に落下させようとすると、触
媒供給量が少ない場合には円筒状粒体成型部9をスムー
ズに通過するが、触媒供給量が多くなると円筒状成型部
9に圧力損失が生じ、邪魔板45、46が取り付けられ
ている調整容器42が触媒により充満されることがあ
る。このため、円筒状成型部9における圧力損失に打ち
勝つだけの圧力を気体の供給により補うようにする。
尚、気体の供給により粒体密度の均一化が促進されるこ
とになる。
【0020】このように構成すると、受皿14から溢流
(オバーフロー)した粒体は上部邪魔板45上に落下し
て、邪魔板45上を径方向内方に移動した後、開口部か
ら下方の下部邪魔板46上に落下して、邪魔板46上を
径方向外方に移動する。そして、下部のホッパーに落下
する。このように、粒体が邪魔板45、46上を移動す
る際、周方向の密度が部分的に多い場合には少ない部分
に移動するので、邪魔板45、46上を移動するに連れ
て粒体の周方向の密度が均一化される。そして、この周
方向の密度が均一化された粒体がこのまま貫通路8内に
連続的に流れて、前述とほぼ同様に貫通路8内を通る間
に高速円筒状の移動層が形成される。従って、触媒粒子
を円筒状に移動させて、この外周と内周の両方から液を
接触させることにより、効率よく触媒粒子と液とが接触
し、かつ、噴射されて粒子に衝突した液が微細化するの
で、さらに効率よく固液接触を行え、粒子と液の混合を
迅速にほぼ均一にすることができる。
【0021】図8は図7に示した混合装置の変形例を示
す図であり、図7に示した混合装置と異なるところは、
反応管2の上方を調整容器42の径とほぼ同じ径に拡径
し、この拡径部47に外部液体供給部22を設けると共
に、外部液体供給部22からの粒体への噴射角度(外部
噴射ノズルの噴射角度)を下向き45度ではなく水平方向
に平行に設定した点である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
【0023】実験1 混合装置は図1(混合装置A)、図2(混合装置B)、
図7(混合装置C)、図8(混合装置D)、図3(混合
装置E)に示す形態のもの5種類を用いた。各混合装置
の主要寸法を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】粒体には重質油からガソリンを製造する流
動接触分解装置に使用されている触媒を用いた。この触
媒の平均粒径は63ミクロン、カサ比重は0.85g/cm3 であ
る。また、ノズルから噴射する流体は原料油の代わりに
常温の空気を用いた。実験条件は実装置において600℃
の触媒に原料油を噴射して混合・気化が完了した瞬間
で、反応はまだ起こっていない状況を想定して設定し
た。この設定に基づく実験条件は触媒供給量が10kg/min
から100kg/min 、空気量が5m3/hから50m3/hまで変化さ
せ、空気量については外部噴射ノズルと内部噴射ノズル
の割合を種々変化させた。尚、すべての混合装置は透明
塩ビで製作し、混合状態はビデオ撮影および目視により
観察した。
【0026】(実施例1)混合装置Aについて上記の種
々の条件で実験を行った。触媒供給量が30kg/min以下の
場合には流動層の触媒は堰を越えて円筒状粒体成型部を
自由落下する。触媒供給量が30kg/minを越えてくると触
媒の流動層の液面が高くなり、堰を越えた触媒は流動層
の分散用空気により円筒状粒体成型部に押し込まれる状
態となる。この現象は円筒状粒体成型部における圧力損
失によるものと推察される。しかし、触媒供給量が多い
場合にも、また逆に少ない場合にも整った円筒状粒体が
成型された。噴射ノズルによる混合状況については外部
噴射ノズルだけを使用した場合には反応管部の観察によ
り粒体が反応管の中心部に偏っているのが観察された。
逆に内部噴射ノズルだけを使用した場合には粒体が反応
管の外管に衝突しているが観察された。外部ノズルと内
部ノズルの割合は2:1の場合が最も混合状態が良かっ
た。また、空気量を増加するに伴い混合状態はよくなっ
た。 (実施例2)混合装置Bを用いて同様の実験を行い観察
した。結果は混合装置Aと同様に円筒状粒体の成型状態
および混合状態は共良好であった。但し、混合装置Aで
成型される円筒状粒体の直径が60mmであるのに対し、混
合装置Bの場合には70mmと大きくなっており、この差に
よる混合状態の違いは判定できなかった。 (実施例3)混合装置Cを用いて同様の実験を行い観察
した。混合装置Cは粒体密度調整室内に触媒密度を均一
化させるためのバッフルを備えており、触媒は自由落下
して円筒状粒体成型部を通過する機構となっている。こ
のため触媒供給量が20kg/minを越えてくると粒体密度調
整室に触媒が溜まり始め、触媒供給量が30kg/minまで増
加した場合には触媒調整室は触媒で充満され、上部の触
媒供給管の触媒ヘッドの力を借りて円筒状粒体成型部を
通過する状態となる。だだし、上部の触媒供給管の途中
に空気を注入してやればごの現象は無くなる。いずれの
場合にも円筒状粒体の成型状態および混合状態は実施例
1と同様に良好であった。 (実施例4)混合装置Dを用いて実験を行った。混合状
態を観察する実験においては、内部噴射ノズルは使用せ
ず外部噴射ノズルだけを使用した。尚、噴射ノズルの打
ち出し方向は他のものとは異なり水平方向である。この
場合の混合状態はよくなかった。反応管上部の位置にお
いて触媒は反応間の中央部に偏って流れる。 (実施例5)混合装置Eを用いて実施例1と同様の実験
を行い観察した。混合装置Eは触媒供給量が非常に多い
場合にも対応できるように円筒状触媒成型部の直径を大
きくしたものである。この場合には触媒供給量を100kg/
minまで増加させても流動層のレベルは増加せず堰を越
えた触媒はスムーズに円筒状触媒成型部を通過した。ま
た、円筒状粒体の成型状態および混合状態は実施例1と
同様に良好であった。
【0027】実験2 混合装置は二次元モデルであり、二次元モデルBは図2
の混合装置Bに対応するものであり、二次元モデルCは
図7の混合装置Cに対応、二次元モデルEは図3の混合
装置Eに対応するものである。これらの二次元モデルの
寸法は対応する分離器のほぼ1.5倍とし、厚みは10mm
とした。また、原料油噴射ノズルは合計4個で外部噴射
ノズル1個対内図噴射ノズル1個を下向き噴射角45度で
対向噴射させており、この対向噴射は左右2カ所に配置
されている。二次元モデルの主要寸法を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】(実施例6)二次元モデルBを用いて触媒
供給量および空気量を種々変化させて円筒状粒体の成型
状態および反応管における混合状態を観察した。円筒状
粒体(本二次元モデルでは実際は四角柱が内筒の左右に
位置しているが表現上円筒状とする)の成型状態は触媒
供給量が少ない場合には円筒状の外側の触媒密度が大き
くなる傾向が認められた。反応管における混合状態は外
部噴射ノズルと内部噴射ノズルの空気量が1対1のとき
に極めて良好な混合状態が得られた。 (実施例7)二次元モデルCを用いて同様な実験を行っ
た。この二次元モデルは上部からの供給触媒の密度を均
一化するためのバッフルが設置してある。このバッフル
の効果による円筒状粒体の成型状態は実施例6(流動層
による触媒密度の均一化)と同様に良好であった。ま
た、反応管における混合状態も実施例6と同様に極めて
良好であった。 (実施例8)二次元モデルEを用いて同様な実験を行っ
た。この二次元モデルは触媒供給量が非常に多い場合に
も対応できるように円筒状粒体成型部の直径を反応管に
比較して大きくした図3の混合装置Eに対応するもので
ある。ここで成型される円筒状粒体の円筒外径は反応管
直径より大きい。そのため、外部噴射ノズルと内部噴射
ノズルの空気量を1対1とした場合には反応管の外側の
触媒密度が大きくなる。また、この状態から外部噴射ノ
ズルの空気量の割合を順次大きしていくと、それに伴い
混合状態はよくなり、さらに割合を大きくしていくと、
逆に混合状態が悪化する。すなわち、この二次元モデル
においては外部噴射ノズルと内部噴射ノズルの空気量の
割合により最適点があることがわかった。その割合は概
略1.5対1であった。尚、この最適点における混合状
態は良好であった。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、液体と固
体粒子からなる粒体を迅速に均一混合することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混合装置の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の混合装置の変形例を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の混合装置の変形例を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の反応管の上部を示す概略図である。
【図5】本発明の反応管の上部の変形例を示す概略図で
ある。
【図6】流体を粒体に向けて噴射した状態を示す上面図
である。
【図7】本発明の混合装置の変形例を示す概略図であ
る。
【図8】本発明の混合装置の変形例を示す概略図であ
る。
【図9】粒体を下方に移動する状態を説明するための図
である。
【図10】移動管内の粒体の偏りをを説明するための断
面図である。
【図11】粒体を下方に移動する状態を説明するための
図である。
【図12】図11に示した移動管内の粒体の偏りをを説
明するための断面図である。
【図13】粒体を下方に移動する状態を説明するための
図である。
【図14】図11に示した移動管内の粒体の偏りをを説
明するための断面図である。
【符号の説明】
2 反応器 3 固体供給口 4 円筒状移動層 5 粒体移動層形成器 22 外部流体供給部 23 内部流体供給部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応器内で重質油等の原料油などの流体
    とその重質油を気化させる触媒等の粒体とを混合する装
    置において、 前記反応器の上部に環状の固体供給口を形成し、該反応
    器の上部に、前記粒体を環状に分布させつつ容器内の上
    方から下方に連続的に落下させて粒体の高速円筒状移動
    層を形成する粒体移動層形成器を設け、かつ反応器内に
    形成された円筒状移動層の上部外周にその周方向全域に
    亙って前記流体を噴射する外部流体供給部を設けると共
    に、その流体が噴射される円筒状移動層の内周にその周
    方向全域に亙って前記流体を噴射する内部流体供給部を
    設けたことを特徴とする混合装置。
  2. 【請求項2】 前記粒体移動層形成器が、前記粒体を流
    動化させて流動層を形成させ粒体の水平方向の密度を均
    一にする流体密度調整部と、重力方向に沿って延在する
    円筒状の貫通路を有し、その貫通路の上端が流動層の上
    部に配置されると共に下端が前記反応器の固体供給口に
    接続される円筒成型部とからなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記粒体移動層形成器が、前記粒体が下
    降移動する垂直円筒状通路を有すると共に、その通路内
    にその高さ方向に所定の間隔をおいて粒体の流れの向き
    を変えて粒体をその周方向に均一に分散させる邪魔板を
    複数配設してなる流体密度調整部と、重力方向に沿って
    延在する円筒状の貫通路を有し、その上端が流体密度調
    整部の下部に接続され、下端が前記反応器の固体供給口
    に接続された円筒成型部とからなる請求項1記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記外部流体供給部が、前記反応器の固
    体供給口の外周に臨ませて設けられると共にその周方向
    に沿って所定の間隔をおいて配置され、円筒状移動層に
    向けて流体を水平方向に対して下向き15〜75度で噴
    射する複数の外部噴射ノズルからなり、かつ、前記内部
    流体供給部が、前記反応器の固体供給口の内周に臨ませ
    て設けられると共にその周方向に沿って所定の間隔をお
    いて配置され、円筒状移動層に向けて流体を水平方向に
    対して下向き15〜75度で噴射する複数の内部噴射ノ
    ズルからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記粒体が300℃以上の高温であると
    共に、外部及び内部流体供給部の外側に、噴射される流
    体への高温粒体の熱影響を防止すべく外部及び内部流体
    供給部を囲繞するように断熱手段を設けた請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の装置。
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