JPH10246567A - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JPH10246567A
JPH10246567A JP6552797A JP6552797A JPH10246567A JP H10246567 A JPH10246567 A JP H10246567A JP 6552797 A JP6552797 A JP 6552797A JP 6552797 A JP6552797 A JP 6552797A JP H10246567 A JPH10246567 A JP H10246567A
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JP
Japan
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wall
partition member
shade
open showcase
space
Prior art date
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Application number
JP6552797A
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English (en)
Inventor
Masatake Maeda
正剛 前田
Toshiaki Kubota
利明 久保田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最上段の棚を明るくし、商品も取り出し易く
したオープンショーケースの提供。 【解決手段】 オープンショーケース1は、前明に開口
した断熱壁6と、この断熱壁6の天壁7下方に間隔を存
して設けられた天部仕切部材8と、壁6の底壁9上方に
間隔を存じて設立の底部仕切部材11と、部材8と天壁
7との間隔後部を部材11と底壁9との間隔後部に連通
させるダクト部材によって形成された一連のダクト21
と、部材8の前端に形成され、ダクト21に連通する吐
出口36、37と、部材11の前端に形成され、ダクト
21に連通する吸込口25とを備え、ダクト21内に設
置の冷却器26、27と熱交換した冷気を送風機28に
よって吐出口36、37より室13内に吐出し、吸込口
25より吸いこみエアカーテンを形成して成り、壁6の
開口上縁取付のシェード46と、蛍光灯47とを備え吐
出口の位置をシェード46の下端よりも高くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも前面に
開口した断熱壁内にダクトと貯蔵室を形成し、ダクト内
に設置した冷却器と熱交換した冷気を送風機にて貯蔵室
内に吐出することによって、開口にエアーカーテンを形
成して成るオープンショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンビニエンスストアなどに据
え付けられるこの種オープンショーケースは、例えば特
開平8−121924号公報(F25D11/00)に
示される如く、前面に開口した断熱箱体(断熱壁)内に
貯蔵室とダクトを形成し、ダクト内には冷却器と送風機
を設置すると共に、開口上縁に形成した吐出口から前記
冷却器と熱交換した冷気を送風機により貯蔵室内に吐出
し、開口下縁に形成した吸込口から吸い込むことによっ
て、開口にエアーカーテンを形成しつつ、貯蔵室内を所
定温度に冷却していた。
【0003】また、断熱箱体の開口上縁には吐出口の前
方に位置してシェードが設けられると共に、このシェー
ド後側には蛍光灯が配置され、貯蔵室内及び開口付近を
照明するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は吐出口がシェードよりも低い位置に形成されていたた
め、吐出口が邪魔となって蛍光灯からの光が貯蔵室内の
最上段の棚に照射されず、貯蔵室内上部が他の部分に比
較して暗くなる問題があった。
【0005】また、この種オープンショーケースでは貯
蔵室の開口間口寸法が広い方が商品が見易く、且つ、そ
の取り出しも容易となる。また、上下寸法も大きい方が
商品をより多く陳列することができるものであるが、貯
蔵室の上下寸法を拡大すると、今度はシェードや吐出口
が邪魔となって逆に最上部の棚上の商品が取り出し難く
なる問題もあった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、最上段の棚を明るくし、
商品も取り出し易くしたオープンショーケースを提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のオープンショー
ケースは、少なくとも前面に開口した断熱壁と、この断
熱壁の天壁下方に間隔を存して設けられた天部仕切部材
と、断熱壁の底壁上方に間隔を存して設けられた底部仕
切部材と、天部仕切部材と天壁との間隔後部を底部仕切
部材と底壁との間隔後部に連通させるダクト部材によっ
て形成された一連のダクトと、天部仕切部材の前端に形
成され、ダクトに連通する吐出口と、底部仕切部材の前
端に形成され、ダクトに連通する吸込口とを備えてお
り、ダクト内に設置した冷却器と熱交換した冷気を送風
機によって吐出口より貯蔵室内に吐出し、吸込口より吸
い込むことによって、開口にエアーカーテンを形成して
成るものであって、断熱壁の開口上縁に取り付けられた
シェードと、このシェードの後側に位置して設けられた
照明灯とを備え、吐出口の位置をシェードの下端よりも
高くしたものである。
【0008】本発明によれば、断熱壁の開口上縁に取り
付けられたシェードと、このシェードの後側に位置して
設けられた照明灯とを備えたオープンショーケースにお
いて、吐出口の位置をシェードの下端よりも高くしたの
で、照明灯から発せられた光は吐出口に邪魔されること
無く貯蔵室内上部にも向かうようになる。これにより、
貯蔵室内最上段の棚上面にも照明灯の光が良好に照射さ
れるようになり、照明が届き難い最上段の棚上の空間も
明るくなって、貯蔵室内の明暗の斑が解消され、販売効
果が向上するものである。
【0009】請求項2の発明のオープンショーケース
は、上記においてシェード下端部と吐出口下端部が、貯
蔵室内に架設された最上段の棚前端を中心とした円弧上
に略位置するように構成したものである。
【0010】請求項2の発明によれば、上記に加えてシ
ェード下端部と吐出口下端部が、貯蔵室内に架設された
最上段の棚前端を中心とした円弧上に略位置するように
構成したので、最上段の棚前方が大きく開放され、当該
棚上の商品が取り出し易くなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のオープンショーケース
1の縦断側面図、図2はオープンショーケース1上部の
拡大縦断側面図である。実施例のオープンショーケース
1は、コンビニエンスストアの店舗内に設置されるもの
であり、前面及び後面に開口3、4を備えた断熱壁6か
ら構成され、この断熱壁6の後面開口4にはプレハブ冷
却貯蔵庫2が連接されている。
【0012】断熱壁6の天壁7の下方には間隔を存して
天部仕切部材8が取り付けられ、断熱壁6の底壁9の上
方には間隔を存して底部仕切部材11が取り付けられて
いる。また、これら両仕切部材8、11の後端間には開
閉自在の二枚の引き戸扉から成る金属製内扉12(ダク
ト部材を構成)が嵌め込まれており、これら仕切部材
8、11及び内扉12で囲まれる空間が前面開口3にて
開放された貯蔵室13とされている。
【0013】そして、この貯蔵室13内には商品陳列用
の棚17が上下に複数段架設されている。尚、18はこ
れらの棚17を受ける棚受けである。
【0014】また、内扉12の後方には間隔を存して開
閉自在の二枚の引き戸扉から成る金属製外扉14(ダク
ト部材を構成)が嵌め込まれており、その上側には着脱
可能なカバー16が取り付けられ、これら外扉14とカ
バー16がプレハブ冷却貯蔵庫2とオープンショーケー
ス1の境界に位置する。プレハブ冷却貯蔵庫2はオープ
ンショーケース1側が開口しており、外扉14とその上
側のカバー16にてオープンショーケース1とプレハブ
冷却貯蔵庫2とは開閉可能に区画されている。
【0015】尚、プレハブ冷却貯蔵庫2内には図示しな
い冷却装置が設置されており、プレハブ冷却貯蔵庫2内
はこの冷却装置によって例えば所定の冷蔵温度に維持さ
れている。
【0016】前記内外扉12、14間の間隔上端は前記
天壁7と天部仕切部材8の間の間隔後部に連通してお
り、下端は前記底壁9と底部仕切部材11の間の間隔後
部に連通し、これによって、貯蔵室13の外側に下方か
ら後方及び上方に渡る一連のダクト21が形成されてい
る。
【0017】断熱壁6の底壁9には排水口22が形成さ
れ、この排水口22には排水ホース23が接続されて断
熱壁6下方に引き出されている。また、底部仕切部材1
1の前端と断熱壁6の下前壁24間には吸込口25が形
成され、底部仕切部材11下方のダクト21に連通して
いる。
【0018】この場合、底部仕切部材11下方のダクト
21内には従来の如き冷却器や送風機は設置されておら
ず、底壁9との間にはそのための寸法も必要とされな
い。そのため、底部仕切部材11の高さは従来に比して
低くなると共に、下前壁24の上端の高さも低くなり、
その上端にはステンレス製のハンドレールがHが取り付
けられる。
【0019】一方、天壁7と天部仕切部材8間のダクト
21内にオープンショーケース1の冷却装置を構成する
第一の冷却器26と第2の冷却器27が設置され、更に
これら冷却器26、27の後側には、天壁7と天部仕切
部材8間のダクト21内に位置して送風機28が設置さ
れている。そして、前記カバー16はこれら送風機28
及び冷却器26、27の後方に対応している。
【0020】前記各冷却器26、27は上下に積層され
ており、これら冷却器26、27間には第1の仕切板3
1が挿入されている。この仕切板31の前端は冷却器2
6、27の前端にて終了し、断熱壁6との間に間隔を存
しており、後端は下側の冷却器27後端との間に間隔を
置いた状態で降下して、天部仕切部材8の後部上側(送
風機28の下側)に配置した露受皿32上面に固定され
ている。
【0021】また、下側の冷却器27下面には第2の仕
切板33取り付けられている。この仕切板33の後端は
冷却器27の後端にて終了し、仕切板31、露受皿32
及び天部仕切部材8との間に間隔を存しており、天部仕
切部材8と間隔を存したまま前方に延在してその前端は
断熱壁6の上前壁34内面に固定されている。
【0022】これによって、天部仕切部材8上方のダク
ト21内には、送風機28から吐出された冷気が第1の
冷却器26、第2の冷却器27と図2中矢印で示す如く
ターンしながら順次通過する一連の冷気通路が形成され
る。
【0023】また、各冷却器26、27は後方に低く傾
斜して設置されており、これによって、上側の冷却器2
6の後部と天壁7間には後方の送風機28に向けて徐々
に拡開する間隙Pが形成されている。尚、係る傾斜に沿
って各仕切板31、33も後方に低く傾斜している。特
に仕切板33の前部の傾斜は上前壁34の内面に向けて
急峻とされている。
【0024】そして、天部仕切部材8の前端には第1及
び第2の吐出口36、37が後と前に並設され、何れも
天部仕切部材8と仕切板33間のダクト21(前記冷気
通路)に連通している。これらの吐出口36、37間は
分流板38にて仕切られており、吐出口26の後端には
風向板39が、また、吐出口27の前端には反射板41
が下方に向けて取り付けられている。そして、各吐出口
36、37内にはハニカム材42、42がそれぞれ挿入
される。
【0025】前記分流板38の上部は仕切板33に接近
した後、同様の角度で後方に折曲されており、これによ
って、吐出口37に流入する冷気の流速を吐出口36に
流入する冷気の流速より絞っている。
【0026】そして、前記反射板41の前方には間隔を
存してシェード46が取り付けられている。このシェー
ド46と反射板41間には照明灯としての蛍光灯47が
取り付けられる。
【0027】ここで、各吐出口36、37の位置は何れ
もシェード46の下端より高い位置に設定されており、
更に、シェード46の下端部と各吐出口36、37の下
端部を構成する反射板41下端部、分流板38下端部及
び風向板39下端部は、図1から理解される如く、最上
段の棚17の前端を中心とした円弧上に略位置するよう
に設定されている。
【0028】これにより、蛍光灯47から発せられた光
は従来のオープンショーケースの如く、吐出口36、3
7に邪魔されること無く最上段の棚17上面にも照射さ
れるようになる。従って、照明が届き難い最上段の棚1
7上の空間も明るくなり、貯蔵室13内の明暗の斑が解
消されて販売効果が向上する。
【0029】また、シェード46や各板38、39、4
1の下端部を前述の如く設定したことにより、最上段の
棚17前方が大きく開放され、当該棚17上の商品が取
り出し易くなる。
【0030】他方、シェード46の上端には断熱壁6の
上部を被覆する前パネル48が接続されている。この前
パネル48はシェード46の上方に連続する下垂直面4
8Aと、この下垂直面48Aから後方の上前壁34方向
に直角に折曲された水平面48Bと、この水平面48B
後端から上前壁34直前を再び上昇する上垂直面48C
を有した屈曲形状を呈している。
【0031】また、本発明のオープンショーケース1の
断熱壁6は従来のオープンショーケースよりも高く設計
されており、天部仕切部材8の高さが従来のオープンシ
ョーケースの断熱壁の天壁の高さに相当する。しかしな
がら、シェード46は従来と略同様の高さに配置され、
前パネル48の水平面48Bの高さが略従来のオープン
ショーケースの上面に高さに相当する。
【0032】そして、係るオープンショーケース1がコ
ンビニエンスストアの店舗内に設置されると、現場施工
にてオープンショーケース1の前面上方には下がり壁5
1(図3、図4参照)が店舗の天井から降下して設けら
れる。この下がり壁51の下端は前パネル48の水平面
48Bまで降下するが、店舗によって施工形態は異な
る。
【0033】そこで、実施例では前パネル48の水平面
48Bに幅を持たせ、図3の如くシェード46前面より
後退して前パネル48の上垂直面48C前面に密着させ
た状態と、図4の如く前パネル48の水平面48B前端
に位置してシェード46と略面一となる状態とを選択可
能としている。尚、図4の場合には上垂直面48Cとの
間にスペーサWを挿入する。
【0034】また、何れの状態においても断熱壁6の上
前壁34は下がり壁51の後側に隠蔽されるかたちとな
る。
【0035】以上の構成で、図示しない冷却装置の圧縮
機が運転され、或いは、電磁弁が開放されて冷却器2
6、27に絞られた凝縮冷媒が供給される(両冷却器2
6、27は冷媒回路上並列に接続されている)と、冷媒
は冷却器26、27内で蒸発して冷却作用を発揮する。
一方、送風機28は運転して後方の内外扉12、14間
におけるダクト21内から冷気(空気)を吸引し、前方
吹き出す。
【0036】前方に吹き出された冷気は先ず第1の冷却
器26に流入して熱交換した後、冷却器26を出て後方
にUターンする。続いて第2の冷却器27に流入して熱
交換した後、天部仕切部材8と仕切板33間を通って両
吐出口36、37から開口3方向に吹き出される。
【0037】吐出口36、37から吹き出された冷気は
下方の吸込口25からダクト21内に再び吸引され、こ
れによって、開口3には二重の冷気エアーカーテンが形
成されると共に、冷気の一部が貯蔵室13内に循環して
内部を冷却する。
【0038】このように、オープンショーケース1の天
部仕切部材8と天壁7との間におけるダクト21内に冷
却器26、27及び送風機28を設置しているので、断
熱壁6の開口下縁の高さと底部仕切部材11の高さを低
くし、貯蔵室13の開口間口寸法と収容容積の下方への
拡張を図ることができる。また、天壁7及び天部仕切部
材8の高さも高くしているので、冷却器26、27と送
風機28の設置スペースを確保しつつ、貯蔵室13の開
口間口寸法と収容容積の上方への拡張も図っており、総
じて、貯蔵室13の開口間口寸法と収容容積が著しく拡
大されている。
【0039】また、断熱壁6は上方へ拡大されている
が、その前方に下がり壁51が位置しているので設置時
に支障を生じること無く、断熱壁6の上部はこの下がり
壁51後方に隠蔽される。即ち、店舗の下がり壁51後
方の無効空間を有効に利用して上記効果を得ることがで
きる。
【0040】更に、二つの冷却器26、27が配設さ
れ、これら冷却器26、27間には仕切板31を設ける
と共に、この仕切板31と仕切板33によって各冷却器
26、27を順次通過する一連の冷気通路をダクト21
内に形成しているので、一台の冷却器の場合に比して送
風機28によって形成された冷気流が冷却器を通過する
時間が延長され、所要の冷却温度に到達できるようにな
る。また、送風機28と吐出口36、37間の距離を延
長することが可能となるので、静圧を確保して、オープ
ンショーケース1の幅方向に対する均一な風速を得るこ
とができるようになる。
【0041】また、冷却器26、27を後方に低く傾斜
して設置しているので、冷却器26、27の除霜水はこ
の傾斜によって滞ること無く後方に流れ、露受皿32に
需要された後、側面などを流下して排水口22より排出
されるようになる。特に、仕切板33の前部は吐出口3
6、37の上方に位置しており、外気が接触して結露し
易いが、この部分の傾斜は急峻とされているので、結露
も滞ること無く後方に流れる。
【0042】これによって、除霜水の処理を円滑に行う
ことが可能となる。また、この傾斜を利用して上側の冷
却器26後部と天壁7間には間隙Pを形成しているの
で、最初に湿った冷気が流入する冷却器26の冷気吸込
面積が拡張され、霜閉塞し難くなる。これによって、着
霜による冷気量の減少を抑制し、且つ、除霜回数を減ら
して除霜による貯蔵室13への悪影響を低減することが
可能となる。
【0043】更に、断熱壁6の天壁7と天部仕切部材8
間の間隔後方に、当該間隔内とプレハブ冷却貯蔵庫2内
とを仕切る開閉可能なカバー16を設けたので、送風機
28や冷却器26、27周辺の弁などの機器のメンテナ
ンス(モータや弁の交換)の際、このカバー16を開い
てプレハブ冷却貯蔵庫2側から作業を行うことができる
ようになる。
【0044】これにより、底部仕切部材11下方に冷却
器と送風機を設けていた従来のオープンショーケースの
如く、メンテナンス時に貯蔵室内の商品を取り出す必要
も無くなり、作業性が著しく向上する。
【0045】尚、実施例ではプレハブ冷却貯蔵庫が連接
されたオープンショーケースに本発明を適用したが、そ
れに限らず、後面に開口を有さず、天部仕切部材、底部
仕切部材及び内扉が一連の、或いは、複数枚の仕切板に
て構成された通常のオープンショーケースにも本発明は
有効である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、断熱
壁の開口上縁に取り付けられたシェードと、このシェー
ドの後側に位置して設けられた照明灯とを備えたオープ
ンショーケースにおいて、吐出口の位置をシェードの下
端よりも高くしたので、照明灯から発せられた光は吐出
口に邪魔されること無く貯蔵室内上部にも向かうように
なる。これにより、貯蔵室内最上段の棚上面にも照明灯
の光が良好に照射されるようになり、照明が届き難い最
上段の棚上の空間も明るくなって、貯蔵室内の明暗の斑
が解消され、販売効果が向上するものである。
【0047】請求項2の発明によれば、上記に加えてシ
ェード下端部と吐出口下端部が、貯蔵室内に架設された
最上段の棚前端を中心とした円弧上に略位置するように
構成したので、最上段の棚前方が大きく開放され、当該
棚上の商品が取り出し易くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオープンショーケースの縦断側面図で
ある。
【図2】本発明のオープンショーケース上部の拡大縦断
側面図である。
【図3】下がり壁を施工した本発明のオープンショーケ
ース上部の拡大縦断側面図である。
【図4】下がり壁のもう一つの施工例を示す本発明のオ
ープンショーケース上部の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 プレハブ冷却貯蔵庫 3、4 開口 6 断熱壁 7 天壁 8 天部仕切部材 9 底壁 11 底部仕切部材 12 内扉 14 外扉 16 カバー 17 棚 21 ダクト 25 吸込口 26、27 冷却器 28 送風機 31、33 仕切板 36、37 吐出口 46 シェード 47 蛍光灯(照明灯) 48 前パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前面に開口した断熱壁と、こ
    の断熱壁の天壁下方に間隔を存して設けられた天部仕切
    部材と、前記断熱壁の底壁上方に間隔を存して設けられ
    た底部仕切部材と、前記天部仕切部材と天壁との間隔後
    部を前記底部仕切部材と底壁との間隔後部に連通させる
    ダクト部材によって形成された一連のダクトと、前記天
    部仕切部材の前端に形成され、前記ダクトに連通する吐
    出口と、前記底部仕切部材の前端に形成され、前記ダク
    トに連通する吸込口とを備え、前記ダクト内に設置した
    冷却器と熱交換した冷気を送風機によって前記吐出口よ
    り貯蔵室内に吐出し、前記吸込口より吸い込むことによ
    って、開口にエアーカーテンを形成して成るオープンシ
    ョーケースにおいて、 前記断熱壁の開口上縁に取り付けられたシェードと、こ
    のシェードの後側に位置して設けられた照明灯とを備
    え、前記吐出口の位置を前記シェードの下端よりも高く
    したことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 【請求項2】 シェード下端部と吐出口下端部が、貯蔵
    室内に架設された最上段の棚前端を中心とした円弧上に
    略位置するように構成したことを特徴とする請求項1の
    オープンショーケース。
JP6552797A 1997-03-03 1997-03-03 オープンショーケース Pending JPH10246567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258695A (ja) * 2000-03-16 2001-09-25 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258695A (ja) * 2000-03-16 2001-09-25 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース

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