JPH1023977A - アク取り器 - Google Patents
アク取り器Info
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- JPH1023977A JPH1023977A JP20329696A JP20329696A JPH1023977A JP H1023977 A JPH1023977 A JP H1023977A JP 20329696 A JP20329696 A JP 20329696A JP 20329696 A JP20329696 A JP 20329696A JP H1023977 A JPH1023977 A JP H1023977A
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- Japan
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- soup
- absorbing means
- take
- scum
- hollow tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スープ表面に浮いてくるアクを、スープ内の
旨味成分を逃がすことなく容易に、しかも短時間で確実
に取り除くことが出来るアク取り器を提供すること。 【解決手段】 吸取り部３をスープＳ表層内に沈めるよ
うに掻き回せば、アクＰ及びスープＳの上澄みが吸収手
段６により短時間で吸収され、アクＰは該吸収手段６内
に付着される。そして吸取り部３をスープＳ内より引き
上げれば、アクＰの取り除かれたきれいなスープＳのみ
が自重により排出される。よってスープＳの表面に浮い
てくるアクＰを、容易に、しかも短時間で確実に取り除
くことが出来る。また、吸収手段６は、操作手段を介し
て押圧手段４、５を相対移動させることで容易に洗浄で
きるため、何度でも繰り返し使用することが出来る。
旨味成分を逃がすことなく容易に、しかも短時間で確実
に取り除くことが出来るアク取り器を提供すること。 【解決手段】 吸取り部３をスープＳ表層内に沈めるよ
うに掻き回せば、アクＰ及びスープＳの上澄みが吸収手
段６により短時間で吸収され、アクＰは該吸収手段６内
に付着される。そして吸取り部３をスープＳ内より引き
上げれば、アクＰの取り除かれたきれいなスープＳのみ
が自重により排出される。よってスープＳの表面に浮い
てくるアクＰを、容易に、しかも短時間で確実に取り除
くことが出来る。また、吸収手段６は、操作手段を介し
て押圧手段４、５を相対移動させることで容易に洗浄で
きるため、何度でも繰り返し使用することが出来る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スープ等の調理時
において、特に加熱することによりスープ表面に浮いて
くるアク（灰汁）を取り除くためのアク取り器に関す
る。
において、特に加熱することによりスープ表面に浮いて
くるアク（灰汁）を取り除くためのアク取り器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、主に鍋料理等を行う場合にあって
は、具を煮込んでいる際にスープ表面にアク（灰汁）が
浮いてくるものである。このアクは植物等に含まれるい
わゆる渋み等であり、スープ自体の味を損ねるものであ
るから、良質のスープを作るためには、通常このアクを
根気よく取り除かなければならない。そしてこのアクを
取り除くには、いわゆる調理用器具として知られる「お
玉」や「レンゲ」等を用いて、スープ上澄みとともにア
クを掬うといった方法がとられていた。
は、具を煮込んでいる際にスープ表面にアク（灰汁）が
浮いてくるものである。このアクは植物等に含まれるい
わゆる渋み等であり、スープ自体の味を損ねるものであ
るから、良質のスープを作るためには、通常このアクを
根気よく取り除かなければならない。そしてこのアクを
取り除くには、いわゆる調理用器具として知られる「お
玉」や「レンゲ」等を用いて、スープ上澄みとともにア
クを掬うといった方法がとられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スープ
の上澄みには具の旨味成分も集まっていることが多く、
前述のように「お玉」や「レンゲ」等を用いてアクを掬
う場合、この旨味成分が含まれた上澄みまでも一緒に掬
われてしまうといった問題があった。
の上澄みには具の旨味成分も集まっていることが多く、
前述のように「お玉」や「レンゲ」等を用いてアクを掬
う場合、この旨味成分が含まれた上澄みまでも一緒に掬
われてしまうといった問題があった。
【０００４】また、出来るだけ上澄みをよけてアクのみ
を掬うためには、少量ずつ丁寧に掬わなければならなか
ったため、時間がかかるといった問題があった。
を掬うためには、少量ずつ丁寧に掬わなければならなか
ったため、時間がかかるといった問題があった。
【０００５】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、スープ表面に浮いてくるアクを、スープ
内の旨味成分を逃がすことなく容易に、しかも短時間で
確実に取り除くことが出来るアク取り器を提供すること
を目的としている。
されたもので、スープ表面に浮いてくるアクを、スープ
内の旨味成分を逃がすことなく容易に、しかも短時間で
確実に取り除くことが出来るアク取り器を提供すること
を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアク取り器にあっては、液体の吸取り部
と、該吸取り部より連接される取手部とからなるアク取
り器であって、前記吸取り部が、適宜吸収性を有する吸
収手段と、該吸収手段の外周面所定箇所に、該吸収手段
を押圧可能に設けられた押圧手段とからなるとともに、
取手部に、該押圧手段を押圧操作可能な操作手段が設け
られていることを特徴としている。この特徴によると、
吸取り部をスープ表層内に沈めるように掻き回せば、ア
ク及びスープの上澄みが吸収手段により短時間で吸収さ
れ、アクは該吸収手段内に付着される。そして吸取り部
をスープ内より引き上げれば、アクの取り除かれたきれ
いなスープのみが自重により排出される。よってスープ
の表面に浮いてくるアクを、容易に、しかも短時間で確
実に取り除くことが出来る。また、吸収手段は、操作手
段を介して押圧手段を相対移動させることで容易に洗浄
できるため、何度でも繰り返し使用することが出来る。
に、本発明のアク取り器にあっては、液体の吸取り部
と、該吸取り部より連接される取手部とからなるアク取
り器であって、前記吸取り部が、適宜吸収性を有する吸
収手段と、該吸収手段の外周面所定箇所に、該吸収手段
を押圧可能に設けられた押圧手段とからなるとともに、
取手部に、該押圧手段を押圧操作可能な操作手段が設け
られていることを特徴としている。この特徴によると、
吸取り部をスープ表層内に沈めるように掻き回せば、ア
ク及びスープの上澄みが吸収手段により短時間で吸収さ
れ、アクは該吸収手段内に付着される。そして吸取り部
をスープ内より引き上げれば、アクの取り除かれたきれ
いなスープのみが自重により排出される。よってスープ
の表面に浮いてくるアクを、容易に、しかも短時間で確
実に取り除くことが出来る。また、吸収手段は、操作手
段を介して押圧手段を相対移動させることで容易に洗浄
できるため、何度でも繰り返し使用することが出来る。
【０００７】本発明のアク取り器にあっては、前記押圧
手段所定箇所に挿通孔が複数穿設されているのが好まし
い。このようにすることで、吸収手段の吸収面積が広く
なり、吸収効率が向上する。
手段所定箇所に挿通孔が複数穿設されているのが好まし
い。このようにすることで、吸収手段の吸収面積が広く
なり、吸収効率が向上する。
【０００８】本発明のアク取り器にあっては、吸収手段
の外周面所定箇所に凹凸面が形成されていることが好ま
しい。このようにすることで、吸収手段の吸収面積がよ
り大きくなり、吸収効率が向上する。
の外周面所定箇所に凹凸面が形成されていることが好ま
しい。このようにすることで、吸収手段の吸収面積がよ
り大きくなり、吸収効率が向上する。
【０００９】本発明のアク取り器にあっては、押圧手段
が、少なくとも吸収手段の上下面を覆うように設けられ
た２枚の上・下部プレートからなり、操作手段が、前記
いずれか一方のプレートに連結された中空管と、他方の
プレートに連結され、該中空管内に摺動自在に嵌挿され
た摺動軸とからなることが好ましい。このようにするこ
とで、摺動軸を中空管に対して摺動させれば、２枚のプ
レートにより吸収手段を押圧出来るため、使用者は直接
吸収手段に触ることなく吸収手段に吸収された液体又は
アク等を排出、洗浄できる。
が、少なくとも吸収手段の上下面を覆うように設けられ
た２枚の上・下部プレートからなり、操作手段が、前記
いずれか一方のプレートに連結された中空管と、他方の
プレートに連結され、該中空管内に摺動自在に嵌挿され
た摺動軸とからなることが好ましい。このようにするこ
とで、摺動軸を中空管に対して摺動させれば、２枚のプ
レートにより吸収手段を押圧出来るため、使用者は直接
吸収手段に触ることなく吸収手段に吸収された液体又は
アク等を排出、洗浄できる。
【００１０】本発明のアク取り器にあっては、前記上・
下プレートが、それぞれ断面略Ｖ字形状に形成されてい
ることが好ましい。このようにすることで、アク取り器
を液体外部に持ち上げたときに、吸収手段内に吸収され
ていた液体が自重によりスムーズに排出されるようにな
る。
下プレートが、それぞれ断面略Ｖ字形状に形成されてい
ることが好ましい。このようにすることで、アク取り器
を液体外部に持ち上げたときに、吸収手段内に吸収され
ていた液体が自重によりスムーズに排出されるようにな
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明していくと、まず図１には本発明のアク
取り器１が示されており、２は該アク取り器１の取手
部、３は吸取り部をそれぞれ示している。
に基づいて説明していくと、まず図１には本発明のアク
取り器１が示されており、２は該アク取り器１の取手
部、３は吸取り部をそれぞれ示している。
【００１２】前記吸取り部３は、中心に前記取手部２を
構成する所定長さの中空管７の下端が固着された三角錐
状の上部プレート４と、中心に、前記中空管７内に摺動
自在に嵌挿された摺動軸８の下端が固着された下部プレ
ート５と、前記上・下プレート４、５内に内装される吸
収手段としての樹脂スポンジ６とから構成されている。
前記上・下部プレート４、５は、真鍮又はステンレス等
からなり、上部プレート４全面、及び下部プレート５の
中心部近傍には複数の挿通孔９、１０がそれぞれ形成さ
れている。
構成する所定長さの中空管７の下端が固着された三角錐
状の上部プレート４と、中心に、前記中空管７内に摺動
自在に嵌挿された摺動軸８の下端が固着された下部プレ
ート５と、前記上・下プレート４、５内に内装される吸
収手段としての樹脂スポンジ６とから構成されている。
前記上・下部プレート４、５は、真鍮又はステンレス等
からなり、上部プレート４全面、及び下部プレート５の
中心部近傍には複数の挿通孔９、１０がそれぞれ形成さ
れている。
【００１３】摺動軸８は、前記上・下プレート４、５間
に所定肉厚の樹脂スポンジ６が内装された際に、上端部
が中空管７の上部より所定長さ突出するようになってお
り、その突出された上端部には雄ねじ部１２が螺設され
ている。そしてこの雄ねじ部１２の形成された摺動軸８
の上端部には球形のキャップ１１が螺合され、上・下部
プレート４、５が互いに逸脱しないようになっている。
に所定肉厚の樹脂スポンジ６が内装された際に、上端部
が中空管７の上部より所定長さ突出するようになってお
り、その突出された上端部には雄ねじ部１２が螺設され
ている。そしてこの雄ねじ部１２の形成された摺動軸８
の上端部には球形のキャップ１１が螺合され、上・下部
プレート４、５が互いに逸脱しないようになっている。
【００１４】よって上・下部プレート４、５は、それぞ
れ中空管７と、該中空管７内に嵌挿された摺動軸８に案
内されながら、所定ストローク相対移動できるようにな
っている。
れ中空管７と、該中空管７内に嵌挿された摺動軸８に案
内されながら、所定ストローク相対移動できるようにな
っている。
【００１５】上・下部プレート４、５は、通常所定弾性
力を有する樹脂スポンジ６により図２中実線で示される
形状が保持されるようになっている。そして例えば上部
プレート４及び中空管７に対して摺動軸８が上方に引張
られ、下部プレート５が図２中二点鎖線で示されるよう
に上方に移動された場合等においては、その後樹脂スポ
ンジ６の弾性復帰力により再び実線で示される位置まで
戻されるようになっている。
力を有する樹脂スポンジ６により図２中実線で示される
形状が保持されるようになっている。そして例えば上部
プレート４及び中空管７に対して摺動軸８が上方に引張
られ、下部プレート５が図２中二点鎖線で示されるよう
に上方に移動された場合等においては、その後樹脂スポ
ンジ６の弾性復帰力により再び実線で示される位置まで
戻されるようになっている。
【００１６】また、本実施の形態における樹脂スポンジ
６の側周面６ａには、平面状であるが、この側周面６ａ
が凹凸面になっていてもよい。このようにすれば、吸収
面積が広くなるため、吸収効率がより向上する。
６の側周面６ａには、平面状であるが、この側周面６ａ
が凹凸面になっていてもよい。このようにすれば、吸収
面積が広くなるため、吸収効率がより向上する。
【００１７】以下、このように形成されたアク取り器１
の使用方法及び作用を図３〜図５に基づいて説明する。
の使用方法及び作用を図３〜図５に基づいて説明する。
【００１８】まず使用者は、図３（ａ）に示されるよう
に上・下プレート４、５間に樹脂スポンジ６が装着され
たアク取り器１の取手部２を持って吸取り部３の下半部
を、アクＰの浮いているスープＳの表層内に静かに沈
め、この状態でスープＳの表層全体を緩やかにかき回す
ように動かす。すると、樹脂スポンジ６の側周面６ａ
と、下部プレート５の孔１０とからスープＳとアクＰと
が一緒に前記樹脂スポンジ６内に吸収される。
に上・下プレート４、５間に樹脂スポンジ６が装着され
たアク取り器１の取手部２を持って吸取り部３の下半部
を、アクＰの浮いているスープＳの表層内に静かに沈
め、この状態でスープＳの表層全体を緩やかにかき回す
ように動かす。すると、樹脂スポンジ６の側周面６ａ
と、下部プレート５の孔１０とからスープＳとアクＰと
が一緒に前記樹脂スポンジ６内に吸収される。
【００１９】また、図３（ｂ）のように上部プレート４
までスープＳの水面下に沈めれば、スープＳ及びアクＰ
は、樹脂スポンジ６の側周面６ａと下部プレート５の孔
１０、及び上部プレート４内に流れ込んで挿通孔９から
も吸収されることになるため、短時間で吸収することが
できる。
までスープＳの水面下に沈めれば、スープＳ及びアクＰ
は、樹脂スポンジ６の側周面６ａと下部プレート５の孔
１０、及び上部プレート４内に流れ込んで挿通孔９から
も吸収されることになるため、短時間で吸収することが
できる。
【００２０】前記樹脂スポンジ６にスープＳ及びアクＰ
とが吸収されたら、図４に示されるようにアク取り器１
を上方に持ち上げて、吸取り部３をスープＳ内から引き
上げる。すると断面略Ｖ字状の樹脂スポンジ６内に吸収
されていたスープＳは、自重により下方に集まり、下部
プレート５の孔１０より自然に排出される。
とが吸収されたら、図４に示されるようにアク取り器１
を上方に持ち上げて、吸取り部３をスープＳ内から引き
上げる。すると断面略Ｖ字状の樹脂スポンジ６内に吸収
されていたスープＳは、自重により下方に集まり、下部
プレート５の孔１０より自然に排出される。
【００２１】ここで、スープＳが孔１０より排出される
時、アクＰは樹脂スポンジ６内に付着されているため、
排出されるスープＳとともに再び排出されてしまうこと
がない。よってアクＰのみが取り除かれたきれいなスー
プＳを戻すことができる。
時、アクＰは樹脂スポンジ６内に付着されているため、
排出されるスープＳとともに再び排出されてしまうこと
がない。よってアクＰのみが取り除かれたきれいなスー
プＳを戻すことができる。
【００２２】なお、この時樹脂スポンジ６内に吸収され
ていたスープＳは自重により殆どが自然に排出されるこ
とになるが、必要に応じて中空管７と摺動軸８とを緩や
かに相対移動させることにより樹脂スポンジ６を押し潰
して、該樹脂スポンジ６内に残留しているスープＳを絞
り出してもよい。
ていたスープＳは自重により殆どが自然に排出されるこ
とになるが、必要に応じて中空管７と摺動軸８とを緩や
かに相対移動させることにより樹脂スポンジ６を押し潰
して、該樹脂スポンジ６内に残留しているスープＳを絞
り出してもよい。
【００２３】次に前述の操作により樹脂スポンジ６内に
付着されたアクＰを取り除くには、図５に示されるよう
にスープＳとは別に適宜容器内に貯留された水Ｗ等の液
体内に、樹脂スポンジ６にアクＰが付着されているアク
取り器１の吸取り部３を沈めた状態で、水面上にある中
空管７と摺動軸８とを介して強制的に上・下部プレート
４、５を相対移動させて、樹脂スポンジ６の水の吸収、
排出を繰り返し行わせる。
付着されたアクＰを取り除くには、図５に示されるよう
にスープＳとは別に適宜容器内に貯留された水Ｗ等の液
体内に、樹脂スポンジ６にアクＰが付着されているアク
取り器１の吸取り部３を沈めた状態で、水面上にある中
空管７と摺動軸８とを介して強制的に上・下部プレート
４、５を相対移動させて、樹脂スポンジ６の水の吸収、
排出を繰り返し行わせる。
【００２４】このように樹脂スポンジ６が吸収した水を
強制的に排出させれば、樹脂スポンジ６内に付着された
アクＰは、その排出する水の力により樹脂スポンジ６よ
り離脱され、水とともに排出されることになる。樹脂ス
ポンジ６は前述のように容易に洗浄することが出来るた
め、繰り返し何度でも使用することが出来る。
強制的に排出させれば、樹脂スポンジ６内に付着された
アクＰは、その排出する水の力により樹脂スポンジ６よ
り離脱され、水とともに排出されることになる。樹脂ス
ポンジ６は前述のように容易に洗浄することが出来るた
め、繰り返し何度でも使用することが出来る。
【００２５】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態としてのアク取り器にあっては、吸取り部をスープ
表層内に沈めるように掻き回せば、アク及びスープの上
澄みが樹脂スポンジにより短時間で吸収され、アクは樹
脂スポンジ内に付着される。そして吸取り部をスープ内
より引き上げれば、アクの取り除かれたきれいなスープ
のみが自重により排出されることになる。よってスープ
の表面に浮いてくるアクを、スープ内の旨味成分を逃が
すことなく容易に、しかも確実に短時間で取り除くこと
が出来る。また、アクが付着した樹脂スポンジは、吸取
り部を適宜液体内に沈めた状態で操作手段を介して上・
下プレートを相対移動させることで容易に洗浄できるた
め、何度でも繰り返し使用することが出来る。
形態としてのアク取り器にあっては、吸取り部をスープ
表層内に沈めるように掻き回せば、アク及びスープの上
澄みが樹脂スポンジにより短時間で吸収され、アクは樹
脂スポンジ内に付着される。そして吸取り部をスープ内
より引き上げれば、アクの取り除かれたきれいなスープ
のみが自重により排出されることになる。よってスープ
の表面に浮いてくるアクを、スープ内の旨味成分を逃が
すことなく容易に、しかも確実に短時間で取り除くこと
が出来る。また、アクが付着した樹脂スポンジは、吸取
り部を適宜液体内に沈めた状態で操作手段を介して上・
下プレートを相対移動させることで容易に洗浄できるた
め、何度でも繰り返し使用することが出来る。
【００２６】図６には本発明の他の実施の形態としての
アク取り器１’が示されている。本実施の形態において
前述の実施の形態と相違している点は、上・下プレート
４’、５’の形状であり、このように特にこの上・下プ
レート４’、５’の形状が円板状のものであってもよ
い。
アク取り器１’が示されている。本実施の形態において
前述の実施の形態と相違している点は、上・下プレート
４’、５’の形状であり、このように特にこの上・下プ
レート４’、５’の形状が円板状のものであってもよ
い。
【００２７】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
る。
【００２９】（ａ）請求項１の発明によれば、吸取り部
をスープ表層内に沈めるように掻き回せば、アク及びス
ープの上澄みが吸収手段により短時間で吸収され、アク
は該吸収手段内に付着される。そして吸取り部をスープ
内より引き上げれば、アクの取り除かれたきれいなスー
プのみが自重により排出される。よってスープの表面に
浮いてくるアクを、容易に、しかも短時間で確実に取り
除くことが出来る。また、吸収手段は、操作手段を介し
て押圧手段を相対移動させることで容易に洗浄できるた
め、何度でも繰り返し使用することが出来る。
をスープ表層内に沈めるように掻き回せば、アク及びス
ープの上澄みが吸収手段により短時間で吸収され、アク
は該吸収手段内に付着される。そして吸取り部をスープ
内より引き上げれば、アクの取り除かれたきれいなスー
プのみが自重により排出される。よってスープの表面に
浮いてくるアクを、容易に、しかも短時間で確実に取り
除くことが出来る。また、吸収手段は、操作手段を介し
て押圧手段を相対移動させることで容易に洗浄できるた
め、何度でも繰り返し使用することが出来る。
【００３０】（ｂ）請求項２の発明によれば、吸収手段
の吸収面積が広くなり、吸収効率が向上する。
の吸収面積が広くなり、吸収効率が向上する。
【００３１】（ｃ）請求項３の発明によれば、吸収手段
の吸収面積がより大きくなり、吸収効率が向上する。
の吸収面積がより大きくなり、吸収効率が向上する。
【００３２】（ｄ）請求項４の発明によれば、摺動軸を
中空管に対して摺動させれば、２枚のプレートにより吸
収手段を押圧出来るため、使用者は直接吸収手段に触る
ことなく吸収手段に吸収された液体又はアク等を排出、
洗浄できる。
中空管に対して摺動させれば、２枚のプレートにより吸
収手段を押圧出来るため、使用者は直接吸収手段に触る
ことなく吸収手段に吸収された液体又はアク等を排出、
洗浄できる。
【００３３】（ｅ）請求項５の発明によれば、アク取り
器を液体外部に持ち上げたときに、吸収手段内に吸収さ
れていた液体が自重によりスムーズに排出されるように
なる。
器を液体外部に持ち上げたときに、吸収手段内に吸収さ
れていた液体が自重によりスムーズに排出されるように
なる。
【００３４】
【図１】本発明の実施の態様としてのアク取り器を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】（ａ）、（ｂ）は図１のアク取り器の使用方法
の一態様を示す概略図である。
の一態様を示す概略図である。
【図４】図１のアク取り器の使用方法の一態様を示す概
略図である。
略図である。
【図５】同じく図１のアク取り器の使用方法の一態様を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図６】本発明の他の実施形態としてのアク取り器を示
す断面図である。
す断面図である。
１ アク取り器 ２ 取手部 ３ 吸取り部 ４ 上部プレート（押圧手段） ５ 下部プレート（押圧手段） ６ 樹脂スポンジ（吸収手段） ６ａ 側周面 ７ 中空管（操作手段） ８ 摺動軸（操作手段） ９、１０ 連通孔 １１ キャップ １２ 雌ネジ部
Claims (5)
- 【請求項１】 液体の吸取り部と、該吸取り部より連接
される取手部とからなるアク取り器であって、 前記吸取り部が、適宜吸収性を有する吸収手段と、該吸
収手段の外周面所定箇所に、該吸収手段を押圧可能に設
けられた押圧手段とからなるとともに、取手部に、該押
圧手段を押圧操作可能な操作手段が設けられていること
を特徴とするアク取り器。 - 【請求項２】 前記押圧手段所定箇所に挿通孔が複数穿
設されている請求項１に記載のアク取り器。 - 【請求項３】 吸収手段の外周面所定箇所に凹凸面が形
成されている請求項１または２に記載のアク取り器。 - 【請求項４】 前記押圧手段が、少なくとも吸収手段の
上下面を覆うように設けられた２枚の上・下部プレート
からなり、操作手段が、前記いずれか一方のプレートに
連結された中空管と、他方のプレートに連結され、該中
空管内に摺動自在に嵌挿された摺動軸とからなる請求項
１ないし３のいずれかに記載のアク取り器。 - 【請求項５】 前記上・下プレートが、それぞれ断面略
Ｖ字形状に形成されている請求項４に記載のアク取り
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20329696A JPH1023977A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | アク取り器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20329696A JPH1023977A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | アク取り器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023977A true JPH1023977A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16471693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20329696A Pending JPH1023977A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | アク取り器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1023977A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103767584A (zh) * | 2014-02-28 | 2014-05-07 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 一种汤水浮沫收集器 |
| CN104083103A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-10-08 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 一种以太阳能发电为供电源的电动吸沫器 |
| CN104083100A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-10-08 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 一种电动汤水浮沫收集器 |
| CN104095563A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-10-15 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 一种电动吸沫器 |
| CN104095559A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-10-15 | 无锡同春新能源科技有限公司 | 一种以太阳能光伏发电为供电源的电动汤水浮沫收集器 |
| CN105310465A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-10 | 芜湖市禾森食品有限公司 | 一种予煮水用撇浮沫装置 |
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1996
- 1996-07-12 JP JP20329696A patent/JPH1023977A/ja active Pending
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