JPH10239434A - レーザー識別システム、レーザー装置、目標装置及びセンサ - Google Patents

レーザー識別システム、レーザー装置、目標装置及びセンサ

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JPH10239434A
JPH10239434A JP10035811A JP3581198A JPH10239434A JP H10239434 A JPH10239434 A JP H10239434A JP 10035811 A JP10035811 A JP 10035811A JP 3581198 A JP3581198 A JP 3581198A JP H10239434 A JPH10239434 A JP H10239434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー装置と目標装置との間の単純で確実
なデータ送信を達成可能なレーザー識別システムを提供
する。 【解決手段】 兵士は、他の兵士が装着したハーネス装
置(6)を照射するために使用するレーザー装置(1)
が取り付けられた兵器を運搬する。上記ハーネス装置
(6)はセンサ(61乃至67)を備え、これらは演習
及び戦闘の過程のシミュレーションシナリオに関連した
幾つかのアプリケーションに対する検出作業を実行す
る。上記レーザー装置(1)は、レーザービーム(1
1)を送信するように構成されたレーザー目標照射素子
と、コード化されかつ予め設定可能な周波数で断続され
るレーザービームを送信するチョッパ手段とを有する。
上記センサは、断続レーザービームから交流電気信号を
得る同調手段を含み、上記交流電気信号は、識別器の上
流に接続された前置増幅器に与えられ、非常に強く増幅
されるので、高感度のレーザー識別システムが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、軍用の識別システムに関し、特
に、レーザーで動作し、少なくとも1つの目標装置を識
別する少なくとも1つのレーザー装置を備えた識別シス
テムに関し、上記レーザー装置は、コード化されたレー
ザービームを送信するように構成され、上記目標装置
は、このレーザービームを検出しかつそれを電気信号に
変換するセンサ手段を備え、この電気信号は識別器に送
られ、また、上記目標装置は、識別器で行われた決定に
基づく応答をレーザー装置の内部又は外部に配置された
受信機手段に返す送信手段を備える。
【0002】
【従来の技術】戦場における出来事はますます複雑にな
り、増大する速度で発生するようになっている。数分の
1秒かで決定を行う必要があるが、誤った場合の結果は
重大である。それゆえ、素早く誤りの無い決定を可能に
するために、関連情報を簡潔かつ容易に理解できるよう
に裁決者に伝送する必要がある。実際に戦場からの最も
重要な情報の中には、物体又は人間が敵か否かの決定が
ある。
【0003】非常に発達したシステムは、航空機や戦場
で使用可能なその他の大きい装置の識別のために開発さ
れている。こうしたシステムは、IFF(Identificati
on-Friend or Foe:味方か敵かの識別)システムと呼ば
れる。しかし、戦闘に参加している個々の兵士を識別す
ることの問題は、現在に至るまでほとんど未解決のまま
であるが、戦闘の部隊は兵士の衣服や前線の明瞭な定義
ではもはや区別されることはできないので、その問題は
ますます差し迫ったものになっている。したがって、地
上部隊は、目標への攻撃を開始する前に、彼らにその識
別に関し確証を与えるシステムを装備する必要がある。
【0004】戦場で使用される技術システムの複雑さが
高まることによる不利益な結果は、運搬しなければなら
ない装置の大きさや重量によって、個々の兵士の荷が増
加することである。例えば、場合によっては、装備の重
量はすでに、個々の兵士の利用可能性及び柔軟性に関
し、悪影響を生じているので、IFFシステムは、装備
による兵士の重荷を大幅に増加しないようにしなければ
ならない。現代の戦闘の概念では、兵士は大きいグルー
プで行動しないことがしばしばあるので、IFFシステ
ムは、グループの識別だけでなく、個々の兵士の識別も
また可能にしなければならない。実際、戦場においてグ
ループ単位で配置されない単独行動兵士は、味方の兵器
の影響から最大限に保護される必要がある。
【0005】さらに、今日では、多くの異なる文化、言
語、及び人種の個人が味方として、まさしく異質の敵と
戦う戦闘状況が考えられる。それゆえ、外見や言語によ
る識別には高い危険性を含む。現代の戦争における戦闘
は通常夜間に行われ、目視による識別はかなり困難であ
り、さらに、時間も重要な役割を果たす。したがって、
IFFシステムは極めて迅速に関連情報を提供しなけれ
ばならない。したがって、IFF装置が地上部隊にとっ
て役立つためには、その性能として極めて高い感度及び
正確さを兼ね備えていなければならず、また、簡単に運
搬又は輸送できなければならない。
【0006】一般に、レーザーは極めて高度に視準され
た準単色光ビームを放射する。様々な材料で形成される
半導体レーザーは、その放射に紫外線から赤外線までの
範囲に及ぶ光スペクトルを含む。現時点で利用可能なレ
ーザーは非常に信頼性が高く、日々小型化され、実用的
な効率性を高めている。例えば、GaAsダイオードレ
ーザーの半導体チップは、(電源を考慮しないと)ピン
の先の大きさに匹敵する、極めて小さいサイズである。
半導体レーザーは、パルス光又は連続光を放射するよう
に具体化することができる。適切な電源装置を使用し
て、近年の利得生成レーザー媒体は、連続光を放射する
ように具体化されたレーザーにより、数ナノ秒の長さの
パルスを生成することができる。
【0007】赤外線範囲の光を放射する半導体レーザー
は、IFFシステムの適用分野に理想的に適している。
赤外線ダイオードレーザーによって放射される光線は、
肉眼では検出できない。このような光線は、暗視眼鏡な
どの特別な観察補助具を使用することによってのみ、検
出されることができる。
【0008】適切に設計された光学装置を用いて、赤外
線レーザーダイオードによって放射された光を視準し、
点目標を照射するのに理想的に適した、密に集束された
ビームに視準されることができる。それゆえ、赤外線レ
ーザーダイオードから視準された光線は、100mの距
離で約5cmのビーム径を有するので、その結果、すべ
ての点目標を、非常に正確に分離された方法で、事実上
照射することができる。さらに、使用されるレーザービ
ームのビーム角が狭いため、対抗策に対しきわめて安全
である。
【0009】現在市販されているレーザーダイオード
は、際立った効率をすでに備えており、半導体レーザー
の電気出力の70%以上は、光出力に変換される。とり
わけ、レーザーは、単一の細いほぼ回折限界に近いビー
ムの形で光を放射する非常に優れた品質を有する。これ
に比べて、100W電球は、比較的低出力のレーザーよ
りかなり大きい光出力を放射することができるが、グロ
ーワイヤ(白熱線)によって放射される光は、空間的に
も時間的にも非干渉性であり、そのために、一方では幅
広い光スペクトルを持つが、他方ではグローワイヤの比
較的大きい表面にもかかわらず、大きい空間角にわたっ
て放射される。
【0010】高品質のレンズは、レーザ−によって放射
される光を完全に捕捉することができ、その光出力のほ
とんど全部を、数ミリメートル規模の直径のほぼ回折限
界のスポットに集束することができる。例えば25mW
の光出力を有する中程度の出力の連続放射ダイオードレ
ーザーの光を集束することによって達成される光力密度
は、50kW/cm2以上である。酸素アセチレン炎の
パワー密度を、比較のために引用すると、これは約1k
W/cm2である。
【0011】IFFシステムは、非常に優れた検出シス
テムを必要とする。この意味において、IFFシステム
の基礎は、極めて感度が高くてかつ灌木のある広々とし
た平地において困難な照射条件下でも確実に動作する検
出システムである。
【0012】上述の赤外線レーザーの放射を最適に検出
できるためには、それに対応する赤外線検出器が、IF
Fシステムの検出システムのために非常に重要になるで
あろう。いわゆるPINフォトダイオードは、p形及び
n形でドープされたゾーンから構成され、これらの両ゾ
ーンはドープされない真性材料のゾーンで分離される。
通常、これらのフォトダイオードは、入射光の主要部分
がドープされない真性領域に吸収されるように設計さ
れ、それによって、光により生成される全ての荷電粒子
がフォトダイオードの内部電界で捕捉され、光電流に加
えられることが保証される。ドープされない真性ゾーン
は正及び負容量の電荷を分離するので、PINフォトダ
イオードはさらに、PNフォトダイオードと比較してよ
り小さいキャパシタンスを有し、そのために検出システ
ムの反応時間が非常に短くなる。短い反応時間は、高レ
ートの短いパルスの送信に基づくIFFシステムでは理
想的である。
【0013】環境の影響に対する優れた安定性及び幅広
い温度範囲にわたる使用可能性のために、PINフォト
ダイオードは、見通しのよい広々とした場所で使用する
IFFシステムに使用するのに適している。このような
システムに関係するこれらの応用例でさらに重要な点
は、検出システムに対する太陽光の最小限の影響であ
る。幾つかの製造業者は、好ましくないスペクトル範囲
を抑制する空間フィルタをチップの表面に直接適用した
フォトダイオードを生産している。これらのフィルタ
は、太陽光又は街路灯や移動灯など付近に存在するその
他の干渉光源の光の大部分を除去するために使用するこ
とができる。長時間にわたる近年のPINフォトダイオ
ードの安定性は、測定できる程度のそれらの感度の低下
はその寿命期間中に生じないことを保証する。
【0014】パルスレーザーは、固有のジッタ(2つの
パルスの間の間隔が一定でないこと)、パルス出力の変
動(一般的に数%)、及びパルス長の大きな変動(しば
しば約50%)を有するので、検出及び高感度の達成の
可能性は限定される。したがって、IFFシステムには
連続放射レーザーの使用が好ましい。本願と関係があ
り、参照によってここに組み込まれる“連続波レーザー
戦場シミュレーションシステム(Continuous Wave Lase
r Battlefield Simulation System)”と名称付けられ
た米国特許出願シリアル番号第08/565,960号
に記述されるように、PPM(パルス位置変調)及びP
CM(パルス符号変調)を“ロックイン(同期化)”符
号化する方法及び高感度を達成するその他の検出方法と
して使用することができる。光源は時間順に進行する信
号を放射し、これは水晶発振器の正確さによって保証さ
れ、ここで、受信機はまた対応する周波数の水晶発振器
を備える。パルスレーザーでは達成できない感度が、連
続放射レーザーを使用することによって達成される。こ
こに記述される発明に関しては、これらはナノワットの
範囲内に存在する。これによって、極めて長い有効距離
が可能になり、システムの実現が可能になり、それは目
を防護しない場合でも絶対的な安全性が保証され、それ
の効率は木の葉、霧及び雨によって著しく低下すること
はない。
【0015】本願と同一出願人の上述の“連続波レーザ
ー戦場シミュレーションシステム”(SIMLAS)
は、ライフル、短銃、手榴弾、戦車、及び地雷には限ら
れないがこれらを含む兵器をシミュレーションするため
にレーザー及び発光ダイオード(LED)を使用する。
すべての場合において、武器は通常は兵士によって使用
され、ライフル又は短銃の弾丸、爆発する手榴弾等のそ
の効果は光線によってできるだけ本物らしく表現され
る。このような訓練の参加者は全て(人間だけでなく、
例えば戦車や航空機、全地勢走行車、トラックなどの物
体も)、参加者に対する兵器の考えられる効果(例えば
直撃弾又は至近弾)を記憶した検出器を装備する。
【0016】例えば、レーザー光源は、拡がり角がわず
か0.2mradの狭い赤外光ビームを伝送する。この
ことから、100mの距離で得られる直径はわずか約4
cmであり、そのために、このレーザーを暗視装置と一
緒に照準補助具として使用することができる。しかし、
拡がり角は例えば0.1mradから5mradの間、
又は0.2mradから2mradの間とすることもで
きる。システムが耐衝撃性に関する軍の規格を満たすよ
うに、レーザーの組立て及び位置合せは永久不変にする
ことができる。SIMLASと共に使用されるレーザー
光ビームは、戦闘員及び使用する兵器の種類の両方を識
別できるように、符号によって変調する。よく定義され
た規則に従って信号を使用することにより、(a)直撃
弾、至近弾、負傷、戦闘力喪失などの記憶、(b)複数
の部隊及びそれらの状態の識別、(c)時間及び戦闘員
を含む全ての状況の記憶、及び(d)個々の人間又はグ
ループの全ての戦闘関連データの編集をはじめとする、
訓練の全ての局面をSIMLASによりシミュレーショ
ンすることができる。これらの作業を実行するために、
SIMLASでは連続発光ダイオードを使用する。PC
M及びPPMは、干渉信号や雑音に対する免疫性及び高
感度と高度な正確さとを結合するので、光ビームはこれ
らの種類の変調で符号化される。SIMLASの機能
は、本発明によるIFFシステムの技術的基礎を表す。
【0017】本発明の目的は以上の問題点を解決し、レ
ーザー装置と目標装置との間の単純で確実なデータ伝送
を達成できるレーザー識別システムを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のレーザー識別システムは、少なくとも1つの目標装
置を識別する少なくとも1つのレーザー装置を有するレ
ーザー識別システムであって、上記レーザー装置はコー
ド化レーザービームを送信するように構成され、上記目
標装置は上記コード化レーザービームを検出し、上記コ
ード化レーザービームを電気信号に変換するセンサ手段
を備え、上記電気信号は識別器に入力され、上記目標装
置は、上記識別器において行われた決定に基づいて上記
レーザー装置の内部又は外部に設けられた受信手段にレ
ポートを返信する送信手段をさらに備えたレーザー識別
システムにおいて、上記レーザー装置は、密に集束され
たレーザービームを放射するように構成され、コード化
されてかつ予め決定可能な周波数で断続されたレーザー
ビーム(11)を放射するチョッパ手段(81)を備
え、上記目標装置(6)の上記センサ手段(61,6
2,63,64,65,66,67)は、受信した上記
断続されたレーザービームから交流電気信号を得る手段
を備え、上記交流電気信号は識別器(96)の上流に接
続された前置増幅器(92)に入力されることを特徴と
する。
【0019】また、請求項2記載のレーザー識別システ
ムは、請求項1記載のレーザー識別システムにおいて、
上記目標装置(6)の送信手段(68,69)は、幅広
い空間的角度にわたってレーザー放射を送信するように
構成され、コード化されてかつ予め決定可能な周波数で
断続されたレーザービームを送信する別のチョッパ手段
をさらに備え、上記レーザー装置は、別の識別器と、受
信した上記断続されたレーザービームから交流電気信号
を得るセンサ手段とをさらに備え、上記交流電気信号は
この識別器の上流に接続された別の前置増幅器に入力さ
れることを特徴とする。
【0020】さらに、請求項3記載のレーザー識別シス
テムは、請求項1又は2記載のレーザー識別システムに
おいて、上記レーザー装置及び/又は上記目標装置のセ
ンサ手段は共振回路(93,94)を備え、上記共振回
路は受信したレーザービームのチョッパ周波数に同調又
は調整されることを特徴とする。
【0021】また、請求項4記載のレーザー識別システ
ムは、請求項1乃至3のうちの1つに記載のレーザー識
別システムにおいて、上記レーザー装置及び/又は上記
目標装置の前置増幅器(92)の増幅度は、対応するチ
ョッパ周波数の範囲に対して最適化されることを特徴と
する。
【0022】さらに、請求項5記載のレーザー識別シス
テムは、請求項1乃至4のうちの1つに記載のレーザー
識別システムにおいて、上記レーザー装置及び上記目標
装置は各々、マイクロプロセッサ及び無線装置(72,
71)を備え、上記レーザー装置が、集束されたコード
化レーザービームの送信から所定の時間Ta以内に上記
目標装置から応答信号を受信しなければ、上記レーザー
装置は異なるコード化による別のレーザービームを送信
し、それによって上記目標装置の上記無線装置は上記レ
ーザー装置の上記無線装置によって受信可能な肯定応答
信号を送信することを特徴とする。
【0023】また、請求項6記載のレーザー識別システ
ムは、請求項5記載のレーザー識別システムにおいて、
上記レーザー装置が、第2のコード化を用いた集束され
たコード化レーザービームの送信から所定の時間Tb以
内に上記目標装置から肯定応答信号を受信しなければ、
上記レーザー装置はそれ自身の上記無線装置によって長
さTcのレポートを送信し、無線による上記目標装置か
らの肯定応答信号を待機することを特徴とする。
【0024】さらに、請求項7記載のレーザー識別シス
テムは、請求項1乃至6のうちの1つに記載のレーザー
識別システムにおいて、変調光ビームは、要求される情
報の関数として、4ビットから200ビットの間の長さ
のデータパッケージとしてコード化される柔軟なプロト
コルの形式のレポートを送信し、ここで、コード化信号
は、送信されるビット数に依存して5ms乃至70ms
以内で送信されることを特徴とする。
【0025】また、請求項8記載のレーザー識別システ
ムは、請求項1乃至6のうちの1つに記載のレーザー識
別システムにおいて、送信される断続レーザーパルスの
幅は0.1ms乃至10msの間であり、1つの情報ビ
ットパルスの幅は3個乃至50個の断続レーザーパルス
の幅と一致することを特徴とする。
【0026】さらに、請求項9記載のレーザー装置は、
請求項1乃至8のうちの1つに記載のレーザー識別シス
テムのためのレーザー装置において、上記レーザー装置
(1)は、兵器(2)に取り付けられることが可能であ
り、密に集束されたレーザービーム(11)を送信する
ように構成されたレーザー目標照射素子(3)と、コー
ド化されてかつ予め決定可能な周波数で断続されたレー
ザービーム(11)を送信するチョッパ手段(81)を
備えたことを特徴とする。
【0027】また、請求項10記載の目標装置は、請求
項1乃至8のうちの1つに記載のレーザー識別システム
のための目標装置において、上記目標装置(6)は、セ
ンサ手段(61,62,63,64,65,66,6
7)を有する携帯可能なハーネス装置であり、上記携帯
可能なハーネス装置は断続レーザービーム(11)から
交流電気信号を得る同調手段を備え、上記交流電気信号
は識別器(95)の上流に接続された前置増幅器(9
2)に入力されることを特徴とする。
【0028】さらに、請求項11記載のセンサは、請求
項10記載のハーネス装置のためのセンサにおいて、上
記センサは底面(611)及び輪形状側壁(612)を
有するカプセル形状のハウジング(610)を備え、上
記ハウジング(610)は少なくとも部分的にはレーザ
ービームを透過する又は光伝導性である材料で形成さ
れ、外周バルジ(618)を備え、上記外周バルジ(6
18)は入射レーザービーム(619,620)に対す
る集光レンズのように機能し、光センサ(625,62
6,627,628)は、レーザービームに対する検出
面がそれぞれハウジングの内部の円筒形状の輪形状側壁
(612)に支持されて静止するように上記ハウジング
の内部に配置され、上記外周バルジ(618)を通して
伝送された上記レーザービームをそこで検出できるよう
にすることを特徴とする。
【0029】また、請求項12記載のセンサは、請求項
11記載のセンサにおいて、受信した上記断続されたレ
ーザービームから交流電気信号を得るための個々の手段
の他に、すでに識別された信号がラインを介して制御ユ
ニット(7)に入力されるように、個々の前置増幅器及
び識別器は上記ハウジング内に置かれることを特徴とす
る。
【0030】本発明では、“味方”の部隊は、本発明に
従って、兵器に搭載された目標物を照射するシステム装
置を運搬し、またセンサを有するハーネス装置(装着
帯)を身に付ける。本発明ではこれはシステム装置の一
部であり、このセンサは演習及び戦闘における任意のシ
ミュレーションシナリオ中の様々なアプリケーションの
検出作業に適合する。
【0031】目標物を照射するシステム装置は、別の兵
士のハーネス装置のセンサに変調光ビームを送信する。
変調光ビームは、柔軟なプロトコルの形式の情報又はレ
ポートを送信し、これは要求される情報の関数として、
例えば4ビットから400ビットの間、好ましくは最高
200ビットまでの長さのデータパッケージとしてコー
ド化される。例えばIFFシステムは、好ましくはそれ
ぞれ16ビットでの送信に基づくが、シミュレーション
オプションを備えたIFFシステムの場合、44ビット
が必要になるかもしれない。送信するビット数に依存し
て、コードは5乃至70ms以内に送信される。センサ
はコードをインタープリート(解釈)し、これは名目
上、個々の兵士の識別(16ビット)、使用する兵器の
識別(4ビット)、及び正確な位置の送信(GPS受信
機によって決定される全3座標の場合は96ビット)の
ゾーンに分割される。次いで、ビットコードは、高度に
暗号化されたコードの送信に使用される。コード化信号
は、(a)個々の兵士と、(b)毎日変更するコード
と、(c)部隊コードと、(d)時間依存コードと空間
コードの組み合わせとの同期化のコードとを識別するた
めの情報で構成することができる。それゆえ、通信シス
テムは非常に広い情報帯域幅を持ち、最高11.3km
までの伝送距離にわたって極めて高い感度である。ここ
で説明される発明は、個々の兵士の視程にほぼ対応して
短い距離にわたり好ましくは使用されることが可能であ
るが、一般的に、これは上述の距離以上に離れた複数の
兵士との接触を確立するためにも使用される。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る一実施形態
の認識システム装置1がどのように、レーザー装置1を
装備した兵器の重心線21の中心がレーザー装置1それ
自身と交差するように兵器2に取り付けられるかを示
す。図2から分かるように、レーザー装置1(図1)
は、レーザー目標照射素子3と、中でも特に動作に必要
な電池を収容するハウジング素子4と、上記レーザー目
標照射素子3及び上記ハウジング素子4を相互に接続す
る取付レール5とを備える。レーザー目標照射素子3及
びハウジング素子4は、兵士が照準線22(図1)に沿
ってそれらの間で照準を合わせることができるように、
相互に平行に延在する円筒部を有する。レーザー目標照
射素子3の一方の前端には、幾つかの有用な情報片の絵
文字を表示するために使用される小型スクリーン形状の
表示窓31が存在する。ハウジング素子4は、発光スポ
ット41と、発光ゾーン42と、アンテナのための固定
補助部43と、2つの同軸コネクタ44と、2つの各操
作ノブ45及び46と、スイッチ47とを備える。
【0033】図2及び図3は、レーザービーム11を送
信できる光レーザー装置32が、レーザー目標照射素子
3の正面部にあることを示す。図3に示されるように、
取付レール5には、兵器2への装置1の取り付けを容易
にして幅を広げる幅広部材51及び52を設けることが
できる。レーザー目標照射素子3は、小型ホログラムプ
レートを挿入することによって、目標位置でのビーム径
が輪形状で拡大される又は輪形状で分散された複数の点
によって拡大されるように、レーザービームの特性を変
更させるための側面レバー33を設けられる。
【0034】図4は、旋回可能なロッドアンテナ53及
び当該ロッドアンテナ53のためのスナップ取り付け又
は固定装置54を備えたハウジング素子4を示す。光受
信装置48はハウジング素子4の前端に設けられる。
【0035】図5は、戦闘目的の兵士のための装備とし
て用意される、複数の電気及び電子コンポーネントを備
えたハーネス装置6を示す。この型のハーネス装置は、
例えば公開された未審査のドイツ国特許出願第DE−O
S 40 03 960 A1号により公知である。し
かし、図5に係るハーネス装置6は、好ましくは特殊な
電子回路を装備したセンサ61乃至67を有する。さら
に、このハーネス装置6は、1つ又は幾つかのLED送
信機68及び69と、必要ならば電池付きの制御装置7
をサポートする。図5の例では、第1の兵士Aの兵器の
レーザー目標照射素子3と第2の兵士Bのハーネス装置
6との間に、例えば灌木などの障害物が存在する。
【0036】図6の低電圧レーザー8は、変調器81に
接続され、例えばレーザーダイオード82と、当該レー
ザーダイオード82と結合された帰還ダイオード83
と、演算増幅器84と、トランジスタ85と、幾つかの
抵抗器86、87及び88とを備える。レーザーダイオ
ード82の陽極と帰還ダイオード83の陰極は共に、例
えば3乃至5ボルトの電池である電源89に接続され
る。レーザーダイオード82の陰極は、抵抗器86とト
ランジスタ85のエミッタ−コレクタのパスとの直列接
続によってアースに接続される。演算増幅器84とその
下流に接続された抵抗器87は、帰還ダイオード83の
陽極とトランジスタ85のベースとの間に接続される。
回路の変調入力によって形成されるトランジスタ85の
ベースは、抵抗器88を介してアースに接続される。基
準電位はもちろん、アースとして用いられることができ
る。変調器81は、コード化機能と、コード化の前に、
チョッパ周波数fzで搬送波周波数ftの光信号を断続
して当該チョッパ周波数fzのビットレートfdの信号
を発生するためのスクランブル又はチョッパ機能とを提
供する回路を備える。
【0037】図5におけるセンサ61乃至67は、図7
に係るセンサ回路9を含む。例えば、センサ回路9は検
出器ダイオード91を備え、その陰極は一方を増幅器9
2の入力に接続され、他方をコイル93を介してコンデ
ンサ94のコネクタに接続される。増幅器92の出力
は、積分器フィルタ95を介してマイクロプロセッサ9
6に接続され、その出力信号はケーブルを介して制御ユ
ニット7に伝送される。
【0038】本発明に係る実施形態のIFFシステム
は、2つの異なる環境条件下で動作し、目標とされる兵
士が見通しのよい地上にいるか、それとも隠れているか
に依存する。見通しのよい地上の場合のシナリオにおい
て、兵士Aが、隠れていない(図5の灌木12が無い状
態)兵士Bを識別しようとする場合、兵士Aは、その兵
器に設けられたレーザー照射装置(認識システム装置)
1を作動させ、目標照射装置(認識システム装置)1か
ら兵士Bに向けてレーザービーム11を“発射”する。
レーザービーム11によって送信されるコード化メッセ
ージ13によって、兵士Bに自分を識別するように要求
する。兵士Bのハーネス装置は兵士Aからのコード化メ
ッセージ13を受信し、上記コード化メッセージ13
は、例えば116ビットから成る信号で構成される。兵
士Bのハーネス装置6の例えばセンサ63が、この11
6ビットの信号を認識する。ここで、兵士Bは、GPS
によって得られる兵士Aの位置座標を受信し、兵士Bの
ハーネス装置6のLED送信機68は、肯定応答コード
を送信するであろう。上記肯定応答コードは、システム
を採用する部隊が任意に選択することができる。それ
は、例えば兵士Bの氏名、部隊名、又はその他の任意の
用語で構成することができる。
【0039】本発明の実施形態によると、兵士Aは、レ
ーザー送信機を装備するだけでなく、レーザー送信機、
即ちレーザー目標照射素子3と平行に取り付けられた光
受信装置48を有するハウジング素子4に収容されたレ
ーザー受信機をも利用できるようにする。ここで、レー
ザー受信機は、兵士BのLED送信機68によって放射
される拡散光(散乱光)を受信する。兵士Aは、彼が兵
士Bから肯定応答信号を受信するまで、識別コードを送
信する。兵士Bが味方である場合、兵士Aは、兵士Bへ
の攻撃から彼を防止する発光スポット41及び/又は発
光ゾーン42において赤色警報信号を見る。この警報信
号は、兵士Aだけが知覚でき、敵には知覚されないよう
な方法で、システムに表示される。
【0040】兵士Aは、例えば自分の認識システム装置
1のLED受信機49における光受信装置48によって
肯定応答信号を受信するが、レーザー目標照射装置3は
過度に密に集束された光ビームを送信するので、兵士B
のレーザー装置(認識システム装置)1の対応するレー
ザー目標照射素子3は、肯定応答信号を兵士Aに返すた
めの赤外線送信機としては使用されない。兵士Bは必ず
しも兵士Aの位置が分かるわけではないので、好ましく
は、約0.5mradの角度で密に集束された光ビーム
は、兵士Aに肯定応答信号を返すことができない。従っ
て、肯定応答コードを返すためには、高出力LED送信
機(LED=発光ダイオード)を使用し、これもまた、
兵士Bのハーネス装置6に取り付けられる。このLED
送信機68は、ずっと大きい空間角度にわたって光出力
を放射し、その結果、兵士Bからの肯定応答信号は、兵
士Aによってあらゆる状況下で受信されることができ
る。兵士Aが兵士Bを見ることができる限り、彼は肯定
応答信号を受信することができる。
【0041】劣悪な照射条件下での戦闘が増えているの
で、戦闘に参加する兵士は、暗視眼鏡を装備することが
ますます一般的になってきている。このような場合に
は、兵器2は通常は臀部から発射される。観察及び照準
プロセスはレーザービーム11に沿って行われ、これは
暗視眼鏡(図示せず。)によって見ることができる。兵
器2を運搬する兵士には見えない。しかし、レーザー目
標照射装置3はマイクロプロセッサによって制御される
ので、赤色警報信号に代わって、又はそれに加えて、レ
ーザービーム11のオン/オフを交互に切り換えること
が容易にできる。暗視眼鏡を装着した兵士は、レーザー
ビームによって警報信号を迅速かつ簡単に検出すること
ができ、この方法において、照射された兵士が味方に属
することを識別することができる。
【0042】照射された兵士が隠れている場合、例えば
灌木12の背後に隠れている場合、兵士Aは兵士Bの身
体を部分的にしか見ることができない。この場合も、兵
士Aは上述の方法でレーザービームを発射する。兵士B
のハーネス装置は、この状態でも兵士Aからのレーザー
ビームを検出し、なぜなら、この使用モードでの全体の
システムは十分な感度を有し、例えば、センサ61乃至
67は各々特殊な電子装置を備え、そこに1つの共通の
電池から又は各々に単一の小型電池から電流を供給する
ことができるからである。主な問題点は、兵士BのLE
D送信機68が灌木によって完全に遮蔽される場合や、
兵士Aが兵士Bからの応答を受信しない場合に存在す
る。光は方向性が無く、拡散して放射されるので、兵士
Aは、LED送信機68から直接到来する光だけを受信
することができる。兵士Aがレーザービームを送信して
から例えば100msである所定の時間Ta以内に肯定
応答信号を受信しないが、兵士Bが明らかに兵士Aから
のメッセージを受信できる位置にいる場合、兵士Bに
は、ハーネス装置6に取り付けられた無線ユニット71
でパルスシーケンスを送信することによって肯定応答信
号を送信する2度目の機会が与えられ、上記無線ユニッ
ト71は、無線送信機又は無線送信機/受信機を備え
る。兵士Aは、考えられるいかなる状況下でも、この無
線信号を受信することができるが、敵の対抗策に対して
無防備であるので、他の手段が失敗した場合にのみそれ
を使用すべきである。さらに、そうした無線信号の送信
のために、敵の部隊が味方の兵士を攻撃する結果を生じ
る恐れがある。兵士Bが敵であった場合、兵士Aのレー
ザービーム送信機によって送信される呼掛けに対する応
答は、上記のいずれのシナリオでも行われない。
【0043】一定の時間Tb後に、兵士Aのレーザー送
信機(レーザー目標照射素子)3は動作を停止し、シス
テムに取り付けられかつアンテナ53を備えた無線ユニ
ット72が、予防措置として、識別を呼びかけるため
に、例えば1ms間持続するパルスシーケンスTcを送
信する。上記送信時間Tbは、例えば1msから1sの
間とすることができるが、好ましくは、100msにす
べきであり、またこのパルスシーケンスTcのために、
0.1msとほぼ等しいか又はそれ以上、好ましくは約
1ms以上となるように選択することができる。無線ユ
ニット72はまた、無線送信機又は無線送信機/受信機
を備えることができる。考えられる全ての状況下で、こ
のパルスシーケンスは数キロメートルの距離にわたって
受信されることができる。無線チャネルによるこの第2
の送信後も応答が無ければ、システムは照射された目標
を敵物体と識別する。このプロセスには合計200ms
の時間が必要である。兵士Aが暗視眼鏡を装着している
場合、彼には、照射された兵士を敵と識別する連続送信
されるレーザービームが、暗視眼鏡を通して見える。
【0044】センサ61乃至67は、表面だけでなく、
横方向にも、すなわち円板の周辺でもレーザービームに
対して高い感度が達成されるように、比較的厚い円板の
形に好ましくは設計される。このことは、検出器ダイオ
ード91(図7)も円板の円筒形表面全体に対応する形
で分布されることを意味する。上述のとおり、レーザー
ビームは断続され、その結果、検出器ダイオード91は
断続放射を検出し、それは、コイル93及びコンデンサ
94によって形成される共振回路により、同一周波数f
zの交流電流によって非常に大きく増幅される。増幅器
92の出力は積分器フィルタ95に送信され、それはコ
ード化信号の評価のためにマイクロプロセッサ96に送
信される。次いで、これによって評価された信号はマイ
クロプロセッサ96によって制御ユニット7に入力され
る。例えば、送信された断続レーザーパルスのパルス幅
は10nsから100msの間に、好ましくは0.1m
sから100msの間にある。1つの情報ビットパルス
の幅は、3個乃至50個の断続されたレーザーパルスの
幅と一致することが望ましい。
【0045】本発明の別の実施形態によると、操作ノブ
45又は46のうちの1つの代わりに、レバー(図示せ
ず。)を用いて、レーザー装置を動作することができ
る。
【0046】レーザー装置の上部は好ましくは、2つの
準円筒形の平行なチャンバを形成し、これらのチャンバ
の間にできる隙間により、妨害されずに目標を見ること
ができる。この隙間の幅は十分に広いので、本発明の別
の実施形態においては、この隙間のすぐ横に隣接して発
光スポットを収容し、すなわち、好ましくは隙間の端部
領域に発光スポットを収容し、そこで光ビームが放射さ
れ、兵士が目標とこの発光スポットを同時に見ることが
できるようにする。レーザー装置は好ましくは、例えば
820nmである780乃至905nmの範囲の波長の
光を放射し、これは即ち50mW規模の大きさの出力強
度である。このレーザー光源がホログラフィックグリッ
ドを用いて動作されると、そのために既存の光ビームは
例えば10mradの拡がり角を持つことができるの
で、有効距離は約2kmとなる。しかし、ホログラフィ
ックグリッドを使用しなければ、拡がり角は0.2mr
adに低下し、有効距離は10km以上となる。2km
未満の距離では、ホログラフィックグリッドを挿入する
ことによって、照準プロセスは容易に実行される。
【0047】図8は、センサ61乃至67(図5)のカ
プセル型のハウジング610の内部領域を示し、図9
は、図8における線IX−IXに沿った当該ハウジング
610の断面図を示す。ハウジング610は、好ましく
は平坦に具体化される底面611と輪形状側壁612と
を有する。ハウジング610は、平板617を固定する
ためのネジ付き穴を備えた4つの延在部613、61
4、615及び616を内部(図8)に含み、上記平板
617は、印刷配線板として設計されることができる。
外側に向かって、ハウジング610は外周バルジ618
を備え、ハウジングの材質が、使用するレーザー放射に
対し透明であるか、又はそれぞれ光を透過するので、上
記外周バルジ618は、入射レーザービーム619及び
620の環状の拡大レンズ又は集光レンズのように機能
する。ハウジング610の内部領域まで奥深く延在し、
そこに印刷配線板624を適所で保持する3つの固定素
子621、622及び623を平板である印刷配線板6
24に配置することが好ましく、上記印刷配線板624
は、幾つかの光センサ625、626、627及び62
8とマイクロプロセッサ629と、又は所望すれば識別
器のみを支持する。固定素子621、622及び623
は同時に、すでに識別された信号をラインを介して制御
装置7(図5)に伝送するための電気コネクタとしても
使用することができる。
【0048】光センサ625、626、627及び62
8は、外周バルジ618を通して伝送された受信レーザ
ービームを検出できるようにするため、その検出面をそ
れぞれ、延在部613乃至616の間に設けられ、内部
の好ましくは円筒形状である輪形状側壁612に当てて
静止させるように、ハウジング内に配置される。少なく
とも1つの別の光センサ630が印刷配線板624の中
心に配置され、その検出面はハウジング610の底面6
11の方向に向けられ、それゆえ、これは、この底面6
11に対してほぼ平行に伝搬されるレーザービーム62
0及び619よりも、底面611の表面に対する入射の
傾きが大きいレーザービーム620及び619よりも、
底面611の表面に対する入射の傾きが大きいレーザー
ビーム631及び632を検出することに適している。
【0049】個々のマイクロプロセッサ629又は96
(図7)、又は識別器に加え、個々の前置増幅器92及
び積分器フィルタ95はまた、個別手段として、受信し
た断続レーザービームから交流電気信号を得るために及
びすでに識別された信号をラインを介して制御ユニット
7に送信するために、ハウジング610に好ましくは収
容される。例えば、コイル93及び/又はコンデンサ9
4を印刷配線板624に収容するか、又はそれらをそこ
に組み込み、センサ手段として共振回路を形成すること
ができる。識別器及び/又はマイクロプロセッサは、受
信したレーザー放射から予想されるコード化による信号
を取り出すことにのみ、取り入れることができる。
【0050】従って、図8及び図9のセンサは、図に示
された直径/厚さの比を有する円板として具体化され
る。入射レーザービーム619及び620として、外周
バルジ618を通して光センサ625の放射検出面に横
方向から到達することがある。人間の目には見えない赤
外線レーザー放射を使用する場合、ハウジング610
は、通常の光、例えば、色光又は黒を通過しないように
することができる。
【0051】以上に説明した本発明にかかる実施形態
は、シミュレーション目的にも使用できるこうしたシス
テムの単なる代表的使用例と理解すべきである。しか
し、本発明の基本的概念を含む他の実施形態を、当業者
はこれらの結果から容易に思いつくことができよう。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載のレーザー識別システムによれば、少なくとも1
つの目標装置を識別する少なくとも1つのレーザー装置
を有するレーザー識別システムであって、上記レーザー
装置はコード化レーザービームを送信するように構成さ
れ、上記目標装置は上記コード化レーザービームを検出
し、上記コード化レーザービームを電気信号に変換する
センサ手段を備え、上記電気信号は識別器に入力され、
上記目標装置は、上記識別器において行われた決定に基
づいて上記レーザー装置の内部又は外部に設けられた受
信手段にレポートを返信する送信手段をさらに備えたレ
ーザー識別システムにおいて、上記レーザー装置は、密
に集束されたレーザービームを放射するように構成さ
れ、コード化されてかつ予め決定可能な周波数で断続さ
れたレーザービーム(11)を放射するチョッパ手段
(81)を備え、上記目標装置(6)の上記センサ手段
(61,62,63,64,65,66,67)は、受
信した上記断続されたレーザービームから交流電気信号
を得る手段を備え、上記交流電気信号は識別器(96)
の上流に接続された前置増幅器(92)に入力される。
従って、上記レーザー識別システムは、上記レーザー装
置と上記目標装置との間の単純で確実なデータ伝送を実
行可能であり、レーザービームを高感度に検出し、灌木
のある平地のような困難な照射条件下でも確実に動作す
る。
【0053】また、請求項2記載のレーザー識別システ
ムによれば、請求項1記載のレーザー識別システムにお
いて、上記目標装置(6)の送信手段(68,69)
は、幅広い空間的角度にわたってレーザー放射を送信す
るように構成され、コード化されてかつ予め決定可能な
周波数で断続されたレーザービームを送信する別のチョ
ッパ手段をさらに備え、上記レーザー装置は、別の識別
器と、受信した上記断続されたレーザービームから交流
電気信号を得るセンサ手段とをさらに備え、上記交流電
気信号はこの識別器の上流に接続された別の前置増幅器
に入力される。従って、上記レーザー識別システムは、
上記レーザー装置と上記目標装置との間の単純で確実な
データ伝送を実行可能であり、レーザービームを高感度
に検出し、灌木のある平地のような困難な照射条件下で
も確実に動作する。
【0054】さらに、請求項3記載のレーザー識別シス
テムによれば、請求項1又は2記載のレーザー識別シス
テムにおいて、上記レーザー装置及び/又は上記目標装
置のセンサ手段は共振回路(93,94)を備え、上記
共振回路は受信したレーザービームのチョッパ周波数に
同調又は調整される。従って、上記レーザー識別システ
ムは、上記レーザー装置と上記目標装置との間の単純で
確実なデータ伝送を実行可能であり、レーザービームを
高感度に検出し、灌木のある平地のような困難な照射条
件下でも確実に動作する。
【0055】また、請求項4記載のレーザー識別システ
ムによれば、請求項1乃至3のうちの1つに記載のレー
ザー識別システムにおいて、上記レーザー装置及び/又
は上記目標装置の前置増幅器(92)の増幅度は、対応
するチョッパ周波数の範囲に対して最適化される。従っ
て、上記レーザー識別システムは、上記レーザー装置と
上記目標装置との間の単純で確実なデータ伝送を実行可
能であり、レーザービームを高感度に検出し、灌木のあ
る平地のような困難な照射条件下でも確実に動作する。
【0056】さらに、請求項5記載のレーザー識別シス
テムによれば、請求項1乃至4のうちの1つに記載のレ
ーザー識別システムにおいて、上記レーザー装置及び上
記目標装置は各々、マイクロプロセッサ及び無線装置
(72,71)を備え、上記レーザー装置が、集束され
たコード化レーザービームの送信から所定の時間Ta以
内に上記目標装置から応答信号を受信しなければ、上記
レーザー装置は異なるコード化による別のレーザービー
ムを送信し、それによって上記目標装置の上記無線装置
は上記レーザー装置の上記無線装置によって受信可能な
肯定応答信号を送信する。従って、上記レーザー識別シ
ステムは、上記レーザー装置と上記目標装置との間の単
純で確実なデータ伝送を実行可能であり、レーザービー
ムを高感度に検出し、灌木のある平地のような困難な照
射条件下でも確実に動作する。
【0057】また、請求項6記載のレーザー識別システ
ムによれば、請求項5記載のレーザー識別システムにお
いて、上記レーザー装置が、第2のコード化を用いた集
束されたコード化レーザービームの送信から所定の時間
Tb以内に上記目標装置から肯定応答信号を受信しなけ
れば、上記レーザー装置はそれ自身の上記無線装置によ
って長さTcのレポートを送信し、無線による上記目標
装置からの肯定応答信号を待機する。従って、上記レー
ザー識別システムは、上記レーザー装置と上記目標装置
との間の単純で確実なデータ伝送を実行可能であり、レ
ーザービームを高感度に検出し、灌木のある平地のよう
な困難な照射条件下でも確実に動作する。
【0058】さらに、請求項7記載のレーザー識別シス
テムによれば、請求項1乃至6のうちの1つに記載のレ
ーザー識別システムにおいて、変調光ビームは、要求さ
れる情報の関数として、4ビットから200ビットの間
の長さのデータパッケージとしてコード化される柔軟な
プロトコルの形式のレポートを送信し、ここで、コード
化信号は、送信されるビット数に依存して5ms乃至7
0ms以内で送信される。従って、上記レーザー識別シ
ステムは、上記レーザー装置と上記目標装置との間の単
純で確実なデータ伝送を実行可能であり、レーザービー
ムを高感度に検出し、灌木のある平地のような困難な照
射条件下でも確実に動作する。
【0059】また、請求項8記載のレーザー識別システ
ムによれば、請求項1乃至6のうちの1つに記載のレー
ザー識別システムにおいて、送信される断続レーザーパ
ルスの幅は0.1ms乃至10msの間であり、1つの
情報ビットパルスの幅は3個乃至50個の断続レーザー
パルスの幅と一致する。従って、上記レーザー識別シス
テムは、上記レーザー装置と上記目標装置との間の単純
で確実なデータ伝送を実行可能であり、レーザービーム
を高感度に検出し、灌木のある平地のような困難な照射
条件下でも確実に動作する。
【0060】さらに、請求項9記載のレーザー装置によ
れば、請求項1乃至8のうちの1つに記載のレーザー識
別システムのためのレーザー装置において、上記レーザ
ー装置(1)は、兵器(2)に取り付けられることが可
能であり、密に集束されたレーザービーム(11)を送
信するように構成されたレーザー目標照射素子(3)
と、コード化されてかつ予め決定可能な周波数で断続さ
れたレーザービーム(11)を送信するチョッパ手段
(81)を備える。従って、上記レーザー装置は、上記
目標装置との間の単純で確実なデータ伝送を実行可能で
あり、灌木のある平地のような困難な照射条件下でも確
実かつ高感度に動作する。
【0061】また、請求項10記載の目標装置によれ
ば、請求項1乃至8のうちの1つに記載のレーザー識別
システムのための目標装置において、上記目標装置
(6)は、センサ手段(61,62,63,64,6
5,66,67)を有する携帯可能なハーネス装置であ
り、上記携帯可能なハーネス装置は断続レーザービーム
(11)から交流電気信号を得る同調手段を備え、上記
交流電気信号は識別器(95)の上流に接続された前置
増幅器(92)に入力される。従って、上記目標装置
は、上記レーザー装置との間の単純で確実なデータ伝送
を実行可能であり、灌木のある平地のような困難な照射
条件下でも確実かつ高感度に動作する。
【0062】さらに、請求項11記載のセンサによれ
ば、請求項10記載のハーネス装置のためのセンサにお
いて、上記センサは底面(611)及び輪形状側壁(6
12)を有するカプセル形状のハウジング(610)を
備え、上記ハウジング(610)は少なくとも部分的に
はレーザービームを透過する又は光伝導性である材料で
形成され、外周バルジ(618)を備え、上記外周バル
ジ(618)は入射レーザービーム(619,620)
に対する集光レンズのように機能し、光センサ(62
5,626,627,628)は、レーザービームに対
する検出面がそれぞれハウジングの内部の円筒形状の輪
形状側壁(612)に支持されて静止するように上記ハ
ウジングの内部に配置され、上記外周バルジ(618)
を通して伝送された上記レーザービームをそこで検出で
きるようにする。従って、上記センサは、上記レーザー
装置からの入射レーザービームを極めて高感度で検出
し、灌木のある平地のような困難な照射条件下でも確実
に動作する。
【0063】また、請求項12記載のセンサによれば、
請求項11記載のセンサにおいて、受信した上記断続さ
れたレーザービームから交流電気信号を得るための個々
の手段の他に、すでに識別された信号がラインを介して
制御ユニット(7)に入力されるように、個々の前置増
幅器及び識別器は上記ハウジング内に置かれる。従っ
て、上記センサは、上記レーザー装置からの入射レーザ
ービームを極めて高感度で検出し、灌木のある平地のよ
うな困難な照射条件下でも確実に動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 兵器に搭載された本発明に係る実施形態の認
識システム装置1を示す正面図である。
【図2】 図1による認識システム装置1の後側の斜視
図である。
【図3】 図1による認識システム装置1の左側の正面
図である。
【図4】 図1による認識システム装置1の右側の正面
図である。
【図5】 特に目標が部分的に被覆された場合におい
て、本発明に係る実施形態の認識システム装置1のセン
サ61乃至67を装備したハーネス装置6の動作を説明
する概略図である。
【図6】 本発明に係る実施形態の認識システム装置1
のレーザー目標照準素子3に使用される好ましい低電圧
レーザー8の概略図である。
【図7】 ハーネス装置6のセンサ61乃至67のため
のセンサ回路のブロック図である。
【図8】 センサ61乃至67のカプセル型のハウジン
グ610の内部領域を示す。
【図9】 図8における線IX−IXによるセンサのカ
プセル型のハウジング610の断面図である。
【符号の説明】
1…認識システム装置、 2…兵器、 3…レーザー目標照準素子、 4…ハウジング素子、 5…取付レール、 6…ハーネス装置、 7…制御ユニット、 8…低電圧レーザー、 9…センサ回路、 11…レーザービーム、 12…灌木、 13…コード化メッセージ、 21…重心線、 22…照準線、 31…表示窓、 32…光レーザー装置、 33…側面レバー、 41…発光スポット、 42…発光ゾーン、 43…アンテナのための固定補助部、 44…2つの同軸コネクタ、 45,46…操作ノブ、 47…スイッチ、 48…光受信装置、 49…LED受信機、 51,52…幅広部材、 53…ロッドアンテナ、 54…スナップ取り付け又は固定装置、 61,62,63,64,65,66,67…センサ、 68,69…LED送信機、 71,72…無線ユニット、 81…変調器、 82…レーザーダイオード、 83…帰還ダイオード、 84…増幅器、 85…トランジスタ、 86,87,88…抵抗器、 89…電源、 91…検出器ダイオード、 92…増幅器、 93…コイル、 94…コンデンサ、 95…積分器フィルタ、 96…マイクロプロセッサ、 610…ハウジング、 611…底面、 612…側壁、 613,614,615,616…延在部、 617…平板、 618…外周バルジ、 619,620…入射レーザービーム、 621,622,623…固定素子、 624…印刷配線板、 625,626,627,628…光センサ、 629…マイクロプロセッサ、 630…光センサ、 631,632…レーザービーム。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの目標装置を識別する少
    なくとも1つのレーザー装置を有するレーザー識別シス
    テムであって、上記レーザー装置はコード化レーザービ
    ームを送信するように構成され、上記目標装置は上記コ
    ード化レーザービームを検出し、上記コード化レーザー
    ビームを電気信号に変換するセンサ手段を備え、上記電
    気信号は識別器に入力され、上記目標装置は、上記識別
    器において行われた決定に基づいて上記レーザー装置の
    内部又は外部に設けられた受信手段にレポートを返信す
    る送信手段をさらに備えたレーザー識別システムにおい
    て、 上記レーザー装置は、密に集束されたレーザービームを
    放射するように構成され、コード化されてかつ予め決定
    可能な周波数で断続されたレーザービーム(11)を放
    射するチョッパ手段(81)を備え、 上記目標装置(6)の上記センサ手段(61,62,6
    3,64,65,66,67)は、受信した上記断続さ
    れたレーザービームから交流電気信号を得る手段を備
    え、上記交流電気信号は識別器(96)の上流に接続さ
    れた前置増幅器(92)に入力されることを特徴とする
    レーザー識別システム。
  2. 【請求項2】 上記目標装置(6)の送信手段(68,
    69)は、幅広い空間的角度にわたってレーザー放射を
    送信するように構成され、コード化されてかつ予め決定
    可能な周波数で断続されたレーザービームを送信する別
    のチョッパ手段をさらに備え、 上記レーザー装置は、別の識別器と、受信した上記断続
    されたレーザービームから交流電気信号を得るセンサ手
    段とをさらに備え、上記交流電気信号はこの識別器の上
    流に接続された別の前置増幅器に入力されることを特徴
    とする請求項1記載のレーザー識別システム。
  3. 【請求項3】 上記レーザー装置及び/又は上記目標装
    置のセンサ手段は共振回路(93,94)を備え、上記
    共振回路は受信したレーザービームのチョッパ周波数に
    同調又は調整されることを特徴とする請求項1又は2記
    載のレーザー識別システム。
  4. 【請求項4】 上記レーザー装置及び/又は上記目標装
    置の前置増幅器(92)の増幅度は、対応するチョッパ
    周波数の範囲に対して最適化されることを特徴とする請
    求項1乃至3のうちの1つに記載のレーザー識別システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記レーザー装置及び上記目標装置は各
    々、マイクロプロセッサ及び無線装置(72,71)を
    備え、上記レーザー装置が、集束されたコード化レーザ
    ービームの送信から所定の時間Ta以内に上記目標装置
    から応答信号を受信しなければ、上記レーザー装置は異
    なるコード化による別のレーザービームを送信し、それ
    によって上記目標装置の上記無線装置は上記レーザー装
    置の上記無線装置によって受信可能な肯定応答信号を送
    信することを特徴とする請求項1乃至4のうちの1つに
    記載のレーザー識別システム。
  6. 【請求項6】 上記レーザー装置が、第2のコード化を
    用いた集束されたコード化レーザービームの送信から所
    定の時間Tb以内に上記目標装置から肯定応答信号を受
    信しなければ、上記レーザー装置はそれ自身の上記無線
    装置によって長さTcのレポートを送信し、無線による
    上記目標装置からの肯定応答信号を待機することを特徴
    とする請求項5記載のレーザー識別システム。
  7. 【請求項7】 変調光ビームは、要求される情報の関数
    として、4ビットから200ビットの間の長さのデータ
    パッケージとしてコード化される柔軟なプロトコルの形
    式のレポートを送信し、ここで、コード化信号は、送信
    されるビット数に依存して5ms乃至70ms以内で送
    信されることを特徴とする請求項1乃至6のうちの1つ
    に記載のレーザー識別システム。
  8. 【請求項8】 送信される断続レーザーパルスの幅は
    0.1ms乃至10msの間であり、1つの情報ビット
    パルスの幅は3個乃至50個の断続レーザーパルスの幅
    と一致することを特徴とする請求項1乃至6のうちの1
    つに記載のレーザー識別システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうちの1つに記載のレ
    ーザー識別システムのためのレーザー装置において、 上記レーザー装置(1)は、兵器(2)に取り付けられ
    ることが可能であり、密に集束されたレーザービーム
    (11)を送信するように構成されたレーザー目標照射
    素子(3)と、コード化されてかつ予め決定可能な周波
    数で断続されたレーザービーム(11)を送信するチョ
    ッパ手段(81)を備えたことを特徴とするレーザー装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のうちの1つに記載の
    レーザー識別システムのための目標装置において、 上記目標装置(6)は、センサ手段(61,62,6
    3,64,65,66,67)を有する携帯可能なハー
    ネス装置であり、上記携帯可能なハーネス装置は断続レ
    ーザービーム(11)から交流電気信号を得る同調手段
    を備え、上記交流電気信号は識別器(95)の上流に接
    続された前置増幅器(92)に入力されることを特徴と
    する目標装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のハーネス装置のため
    のセンサにおいて、 上記センサは底面(611)及び輪形状側壁(612)
    を有するカプセル形状のハウジング(610)を備え、
    上記ハウジング(610)は少なくとも部分的にはレー
    ザービームを透過する又は光伝導性である材料で形成さ
    れ、外周バルジ(618)を備え、上記外周バルジ(6
    18)は入射レーザービーム(619,620)に対す
    る集光レンズのように機能し、光センサ(625,62
    6,627,628)は、レーザービームに対する検出
    面がそれぞれハウジングの内部の円筒形状の輪形状側壁
    (612)に支持されて静止するように上記ハウジング
    の内部に配置され、上記外周バルジ(618)を通して
    伝送された上記レーザービームをそこで検出できるよう
    にすることを特徴とするセンサ。
  12. 【請求項12】 受信した上記断続されたレーザービー
    ムから交流電気信号を得るための個々の手段の他に、す
    でに識別された信号がラインを介して制御ユニット
    (7)に入力されるように、個々の前置増幅器及び識別
    器は上記ハウジング内に置かれることを特徴とする請求
    項11記載のセンサ。
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