JPH10238776A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

ガスタービン燃焼器

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JPH10238776A
JPH10238776A JP4581897A JP4581897A JPH10238776A JP H10238776 A JPH10238776 A JP H10238776A JP 4581897 A JP4581897 A JP 4581897A JP 4581897 A JP4581897 A JP 4581897A JP H10238776 A JPH10238776 A JP H10238776A
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fuel
gas turbine
nitrogen
turbine combustor
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JP4581897A
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Inventor
Noboru Hisamatsu
暢 久松
Takeji Hasegawa
武治 長谷川
Akihiro Onoda
昭博 小野田
Masahiko Yamada
正彦 山田
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Toshiba Corp
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Toshiba Corp
Central Research Institute of Electric Power Industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラント熱効率の向上と相俟ってNOx濃度の
より一層の低減化を図るとともに、燃焼ガスの安定化を
図ったガスタービン燃焼器を提供する。 【解決手段】本発明に係るガスタービン燃焼器は、燃料
ノズル22に、その中央に設置され、液体燃料用空気通
路29に同心的に包囲形成される火炎用液体燃料通路3
0と、その外側に上記液体燃焼用空気通路30を包囲形
成する燃料通路31と、この外側に設けた窒素通路32
と、この窒素通路32の一側面に設けた空気通路36と
をそれぞれ備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料として比較的
発熱量の低い中カロリのものを使用し、燃焼促進剤とし
て空気と窒素の混合気を使用するガスタービン燃焼器に
係り、特にガスタービン排ガス中に含まれるNOx濃度
を低減させるガスタービン燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電所に適用されているコン
バインドサイクル発電プラントでは、プラント熱効率の
向上を目指して研究が進められており、これに伴ってガ
スタービン入口に案内される燃焼ガス温度も高温化しつ
つある。
【0003】燃焼ガス温度を高温化する場合、NOx濃
度は燃焼ガス温度の高温化に比例して発生することが知
られている。このため、最近のガスタービン燃焼器で
は、燃料、例えばLNGに予め空気を混合させて燃焼ガ
スを生成する、いわゆる予混合燃焼方式が実用機として
実現化され、NOx濃度を法律規制値以内に収めること
ができるようになっている。
【0004】しかし、従来の予混合燃焼方式では、ガス
タービンを高温化すればするほどNOx濃度を法律規制
値以内に収めるために多量の空気を必要としている。こ
の空気は、空気圧縮機から発生する高圧空気の一部を利
用しているため、その分だけガスタービンの膨張仕事に
寄与しなくなり、ヒートバランス上、プラント熱効率が
予混合燃焼方式を採用しない場合に較べ低下する傾向に
ある。
【0005】このように、従来の予混合方式では、ガス
タービンの高温化に伴ってプラント熱効率が低下するこ
とを考慮すると、もはや限界になりつつある。
【0006】将来のガスタービン燃焼器は、NOxの低
減化と相俟って空気の消費をより少なくしてプラント熱
効率を向上させる新たな代替技術が必要とされる。
【0007】最近、石炭ガス化プラントの実機への実現
化が注目されている。この石炭ガス化プラントは、石炭
をガス精製によりガス燃料を生成するもので、例えば酸
素吹きガス化炉で発熱量が約10〜13MJ/Nm3
中カロリ程度のガス燃料を生成できるようになってお
り、その燃料主成分として水素と一酸化炭素を大部分占
めるようになっている。また、酸素吹きガス化炉では、
酸素精製部を設け、空気を酸素と窒素とにそれぞれ分離
できるようになっている。
【0008】最近のガスタービン燃焼器は、上述石炭ガ
ス化プラントで生成されるガス燃料および窒素に着目
し、そのガス燃料および窒素の適用が研究されている
が、何分にも未知への研究であり、多くの問題点がある
ため、現在模索中である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近、石炭ガス化プラ
ントから生成されるガス燃料および窒素を、ガスタービ
ン燃焼器に適用した研究がASEM(アメリカ機械学
会)の94−GT−366で発表されている。
【0010】この文献で発表されたガスタービン燃焼器
は、図8に示すように、燃焼器1を燃焼器ライナ2で形
成し、その燃焼室1の外側に空気通路3を介して同心的
にフロースリーブ4および外筒5を備える構成になって
いる。
【0011】また、ガスタービン燃焼器は、燃焼室1の
頭部側にヘッドプレート6を介して燃料ノズル7を備え
るとともに、その下流側にトランジションピース8を介
してガスタービン(図示せず)に接続する構成になって
いる。
【0012】また、ガスタービン燃焼器は、上述石炭ガ
ス化プラントから生成される窒素を燃焼室1に案内する
窒素供給口9および窒素噴出口10をそれぞれ設け、窒
素噴出口10から噴出する窒素に空気圧縮機(図示せ
ず)から空気通路3を介して案内される高圧空気を混合
させ、その燃焼促進剤としての混合気に燃料ノズル7か
ら噴出する上述水素・一酸化炭素を主成分とする燃料を
加え、燃焼室1で燃焼ガスを生成するようになってい
る。
【0013】このように、既に発表されたガスタービン
燃焼器では、燃焼促進剤としての混合気のうち、空気の
消費を極力少なくし、その減少分を窒素で補完し、プラ
ント熱効率の向上を図っていた。
【0014】しかし、このガスタービン燃焼器は、燃焼
促進剤として、より多くの窒素が使用されているため、
燃焼ガス生成の際、その窒素の寄与率が全くなく、設計
値どおりのNOx低減化を図ることができない不都合・
不具合があった。
【0015】また、このガスタービン燃焼器は、上述水
素・一酸化炭素を主成分とする燃料を使用しているが、
燃焼ガス生成の際、上述燃料促進剤よりも燃料の燃焼速
度が速く、このため何らかの事情で逆火現象が発生した
場合、その構成部品を焼損させる問題点があった。
【0016】このように、水素・一酸化炭素を主成分と
する燃料を使用し、燃焼促進剤として窒素・空気の混合
気を使用するガスタービン燃焼器において、従来からの
予混合燃焼方式をそのまま使用していたのでは、上述の
問題点を抱えて既に限界に達しており、新たな途への挑
戦として拡散燃焼方式が考えられる。
【0017】拡散燃焼方式の場合、水素・一酸化炭素を
主成分とする燃料では、従来から使用されているLNG
に較べ断熱火炎温度が高く、NOx濃度も高くなること
が予想されるが、この断熱火炎温度を如何に低く抑える
かが実機適用への成功の途であると期待されている。
【0018】本発明は、このような背景技術の下になさ
れたもので、プラント熱効率の向上と相俟ってNOx濃
度のより一層の低減化を図るとともに、燃焼ガスの安定
化を図ったガスタービン燃焼器を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ン燃焼器は、上記目的を達成するために、請求項1に記
載したように、燃焼器ライナ内に形成される燃焼室を、
燃焼器ライナの頭部側に燃料ノズルを備え、燃焼ライナ
の後流側にガスタービンを接続するガスタービン燃焼器
において、上記燃料ノズルに、その中央に設置され、液
体燃料用空気通路に同心的に包囲形成される火炎用液体
燃料通路と、その外側に上記液体燃焼用空気通路を包囲
形成する燃料通路と、この外側に設けた窒素通路と、こ
の窒素通路の一側面に設けた空気通路とをそれぞれ備え
たものである。
【0020】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項2に記載したように、窒
素通路の下流側に燃料通路からの燃料を窒素通路の窒素
を混合させる混合室を備えたものである。
【0021】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項3に記載したように、混
合室、液体燃料用空気通路、空気通路のそれぞれの出口
側にスワラを設置したものである。
【0022】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項4に記載したように、燃
料通路に窒素通路に交差させて混合部を備えるととも
に、出口側に小口径のスワラを設置したものである。
【0023】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項5に記載したように、火
炎用液体燃料通路は、その出口側に小口径の燃料噴出口
を備えたものである。
【0024】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項6に記載したように、燃
料通路の下流側を縮流通路に形成したものである。
【0025】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項7に記載したように、窒
素通路の下流側を縮流通路に形成したものである。
【0026】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項8に記載したように、燃
料通路の後流側に直列的に設置した窒素通路の混合室を
連通せしめるとともに、上記燃料通路の出口にスワラを
設置したものである。
【0027】本発明に係るガスタービン燃焼器は、上記
目的を達成するために、請求項9に記載したように、燃
焼室の上流側に燃料過濃域とその下流側に燃料希薄域と
を形成したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明に係るガスタービン燃焼器
を採用したガスタービンプラントの概略図である。
【0030】ガスタービンプラント11は、ガスタービ
ン12と同軸の空気圧縮機13を設けた例が代表的に示
されている。このガスタービンプラント11は、空気圧
縮機13の駆動により吐出された高圧空気をガスタービ
ン燃焼器14に案内し、ガスタービン燃焼器14の燃焼
器ライナ15内に形成される燃焼室16で燃料を燃焼さ
せ、その燃焼ガスをトランジションピース17を経てガ
スタービン12に案内し、このガスタービン12を駆動
させて膨張仕事をし、ガスタービン12に接続する発電
機(図示せず)を回転駆動させるようになっている。
【0031】ガスタービン燃焼器14は、空気圧縮機1
3とガスタービン12の中間において周方向に複数台、
例えば8〜32個設置されている。ガスタービン燃焼器
14は、図2に示すように、外筒18およびフロースリ
ーブ19内に燃焼器ライナ20が内筒として収容され
る。燃焼器ライナ20内には燃焼室21が形成され、外
筒18、およびフロースリーブ19と燃焼器20との間
に環状の空気通路21aが形成される。
【0032】燃焼器ライナ20内に形成される燃焼室2
1は、燃焼器ライナ20の頭部側にヘッドプレート23
を介して燃料ノズル22を、またその後流側にトランジ
ションピース24をそれぞれ設けている。
【0033】一方、燃料ノズル22は、火炎用液体燃料
供給口25、液体燃料用空気供給口26、水素・一酸化
炭素を主成分とする燃料供給口27、燃焼ガスの断熱火
炎温度を低く抑える窒素供給口28をそれぞれ備える構
成になっている。
【0034】また、燃料ノズル22には、図3に示すよ
うに、その中央に液体燃料用空気通路29で同心的に包
囲形成される火炎用液体燃料通路30が設けられ、この
火炎用液体燃料通路30にスワラ37を設ける一方、そ
の外側に水素等を主成分とする燃料通路31が形成され
ている。また、燃料通路31の外側には窒素通路32が
設けられ、この窒素通路32の下流側に燃料通路31か
ら案内される燃料に窒素を加える混合室33がスワラ3
4を備えて図示の破線で示すように形成されている。さ
らに、窒素通路32の他側には、スワラ35を備えた空
気通路36が設けられている。
【0035】燃料ノズル22の出口側に設けた各スワラ
34,35,37は、図示のように、スワラ37を中心
としてその周方向に沿って他のスワラ35,37を交互
に順序立て設置されている。
【0036】次に作用を説明する。
【0037】ガスタービン燃焼器14の運転は、火種と
しての火炎が確保された後、拡散燃焼に移行する。最初
に火炎用液体燃料通路30に投入される液体燃料は、燃
料ノズル22から噴出する際、スワラ35により旋回流
が与えられた液体燃料用空気通路29からの空気と混合
し、火炎ガスを生成する。
【0038】火炎の安定燃焼が確保されると、次に、燃
料通路31に投入される水素等を主成分とする燃料は、
燃料通路31の下流側から混合室33に案内され、ここ
で窒素通路32からの窒素と混合し、混合後、スワラ3
4の旋回流を受けて燃焼室21に噴出する。燃焼室21
に噴出した混合燃料は、上述火炎の助けを借りて燃焼
し、燃焼ガスを生成する。この燃焼ガスは、燃焼に全く
寄与しない窒素が含まれており、この窒素により燃焼ガ
スの断熱火炎温度を低く抑えるようになっている。
【0039】したがって、本実施形態によれば、窒素に
より燃焼ガスの断熱火炎温度を低く抑えるから、燃焼ガ
スのNOx濃度をより一層低く抑えることができる。
【0040】その際、水素等を主成分とする燃料には窒
素を混合させているので、燃焼室21の噴出速度も比較
的遅くなり、逆火現象のおそれもない。
【0041】また、本実施形態によれば、火炎を確保す
るときにのみ空気圧縮機からの高圧空気が使用されるの
で、その高圧空気の消費が従来に較べて大幅に低下し、
プラント熱効率を向上させることができる。
【0042】図4は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の第2実施形態を示す概略図である。なお、第1実施形
態の構成部品と同一部分には同一符号を付し、その重複
説明を省略する。
【0043】本実施形態は、燃料通路31に窒素通路3
2に交差する混合部38を設けるとともに、燃料通路3
1の出口側に設けたスワラ41を他のスワラ34,35
の口径よりも小さくする一方、火炎用液体燃料通路30
の出口に小口径の燃料噴出口40を設けたものである。
【0044】本実施形態によれば、燃料通路31に混合
部38を設けているので、水素等を主成分とする燃料に
窒素通路32の窒素を良好に混合させることができる。
また、スワラ41の口径を小さくしたので、混合燃料の
燃焼室21への噴出速度を高めることができ、燃焼ガス
の逆火防止を図ることができる。また、火炎用液体燃料
通路30の出口に小口径の燃料噴出口40を設けたの
で、火炎の安定確保を図ることができる。
【0045】図5は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の第3実施形態を示す概略図である。なお、第1実施形
態の構成部品と同一部分には同一符号を付す。
【0046】本実施形態は、燃料通路31および窒素通
路32のそれぞれを燃料ノズル22の出口側に向って絞
り通路に形成したものである。
【0047】本実施形態によれば、燃料通路31および
窒素通路32のそれぞれを絞り通路に形成したから、水
素等を主成分とする燃料および窒素の噴出速度を高める
ことができ、火炎用液体燃料通路30からの液体燃料に
より生成される火炎に投入される前に水素等を主成分と
する燃料と窒素とを確実に混合させることができ、これ
ら混合燃料により生成される燃焼ガスの断熱火炎温度を
低く抑えることができる。すなわち、燃焼ガスの断熱火
炎温度を低くできるので、NOx濃度の低減化を図るこ
とができる。
【0048】図6は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の第4実施形態を示す概略図である。なお、第1実施形
態の構成部品と同一部分には同一符号を付す。
【0049】本実施形態は、窒素通路32の混合室33
を後流側に、また燃料通路31を上流側に配置して直列
状に接続するとともに、燃料通路31の出口側にスワラ
42を配置したものである。
【0050】本実施形態によれば、燃料通路31に窒素
通路32の混合室33を直列状に接続し、燃料通路31
の出口にスワラ42を設置したから、水素等を主成分と
する燃料を燃料通路31から混合室33に噴出させると
き、旋回流が与えられてその燃料の窒素への混合を、均
一かつ良好な混合を行わせることができる。
【0051】図7は、本発明に係るガスタービン燃焼器
の第5実施形態を示す概略図である。なお、第1実施形
態の構成部品と同一部分には同一符号を付する。
【0052】本実施形態は、燃焼室21を上流側に燃料
過濃域43とその下流側に燃料希薄域44とを形成した
ものである。
【0053】本実施形態では、燃料過濃域43で生成さ
れる一次燃焼ガスが二次燃焼ガスとなって燃料希薄域4
4に移行するとき、空気口45の高圧空気により燃焼ガ
ス濃度を希釈化することができる。
【0054】したがって、本実施形態によれば、石炭ガ
ス化プラントから生成される燃料にアンモニアが含まれ
ていても高圧空気により燃焼ガス温度を希釈化させてい
るので、アンモニアの燃焼ガスへの化学反応率の割合を
低く抑えることができ、NOx濃度の発生を低く抑える
ことができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るガスタ
ービン燃焼器は、石炭ガス化プラントから生成される燃
料および窒素を用いて燃焼ガスを生成する際、燃焼ガス
の断熱火炎温度を低くしてNOx濃度の発生を低減化さ
せ、燃焼ガスの生成中、火炎の逆火を防止させ、空気圧
縮機からの高圧空気の低NOx化への消費を少なくさせ
てプラント熱効率の向上を図ったので、石炭ガス化プラ
ントから生成される燃料のガスタービン燃焼器への適用
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器を適用したガ
スタービンプラントを示す概略図。
【図2】本発明に係るガスタービン燃焼器の第1実施形
態を示す概略図。
【図3】図2に示した燃料ノズルの概略断面図。
【図4】本発明に係るガスタービン燃焼器の第2実施形
態における燃料ノズルの概略断面図。
【図5】本発明に係るガスタービン燃焼器の第3実施形
態における燃料ノズルの概略断面図。
【図6】本発明に係るガスタービン燃焼器の第4実施形
態における燃料ノズルの概略断面図。
【図7】本発明に係るガスタービン燃焼器の第5実施形
態を示す概略図。
【図8】従来のガスタービン燃焼器の実施形態を示す概
略図。
【符号の説明】 1 燃焼室 2 燃焼器ライナ 3 空気通路 4 フロースリーブ 5 外筒 6 ヘッドプレート 7 燃料ノズル 8 トランジションピース 9 窒素供給口 10 窒素噴射口 11 ガスタービンプラント 12 ガスタービン 13 空気圧縮機 14 ガスタービン燃焼器 15 燃焼器ライナ 16 燃焼室 17 トランジションピース 18 外筒 19 フロースリーブ 20 燃焼器ライナ 21 燃焼室 21a 空気通路 22 燃料ノズル 23 ヘッドプレート 24 トランジションピース 25 火炎用液体燃料供給口 27 燃料供給口 28 窒素供給口 29 液体燃料用空気通路 30 火炎用液体燃料通路 31 燃料通路 32 窒素通路 33 混合室 34,35,37 スワラ 36 空気通路 38 混合部 39 混合通路 40 燃料噴出口 41,42 スワラ 43 燃料過濃域 44 燃料希薄域 45 空気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 昭博 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 山田 正彦 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼器ライナ内に形成される燃焼室を、
    燃焼器ライナの頭部側に燃料ノズルを備え、燃焼ライナ
    の後流側にガスタービンを接続するガスタービン燃焼器
    において、上記燃料ノズルに、その中央に設置され、液
    体燃料用空気通路に同心的に包囲形成される火炎用液体
    燃料通路と、その外側に上記液体燃焼用空気通路を包囲
    形成する燃料通路と、この外側に設けた窒素通路と、こ
    の窒素通路の一側面に設けた空気通路とをそれぞれ備え
    たことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  2. 【請求項2】 窒素通路は、その下流側に燃料通路から
    の燃料を窒素通路の窒素を混合させる混合室を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のガスタービン燃焼器。
  3. 【請求項3】 混合室、液体燃料用空気通路、空気通路
    のそれぞれは、その出口側にスワラを設置したことを特
    徴とする請求項1記載のガスタービン燃焼器。
  4. 【請求項4】 燃料通路は、窒素通路に交差させて混合
    部を備えるとともに、出口側に小口径のスワラを設置し
    たことを特徴とする請求項1記載のガスタービン燃焼
    器。
  5. 【請求項5】 火炎用液体燃料通路は、その出口側に小
    口径の燃料噴出口を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のガスタービン燃焼器。
  6. 【請求項6】 燃料通路は、その下流側を縮流通路に形
    成したことを特徴とする請求項1記載のガスタービン燃
    焼器。
  7. 【請求項7】 窒素通路は、その下流側を縮流通路に形
    成したことを特徴とする請求項1記載のガスタービン燃
    焼器。
  8. 【請求項8】 燃料通路は、その後流側に直列的に設置
    した窒素通路の混合室を連通せしめるとともに、上記燃
    料通路の出口にスワラを設置したことを特徴とする請求
    項1記載のガスタービン燃焼器。
  9. 【請求項9】 燃焼室は、その上流側に燃料過濃域とそ
    の下流側に燃料希薄域とを形成したことを特徴とする請
    求項1記載のガスタービン燃焼器。
JP4581897A 1997-02-28 1997-02-28 ガスタービン燃焼器 Pending JPH10238776A (ja)

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