JPH10234794A - 排泄物処理システム及び排泄物受け具 - Google Patents

排泄物処理システム及び排泄物受け具

Info

Publication number
JPH10234794A
JPH10234794A JP5835597A JP5835597A JPH10234794A JP H10234794 A JPH10234794 A JP H10234794A JP 5835597 A JP5835597 A JP 5835597A JP 5835597 A JP5835597 A JP 5835597A JP H10234794 A JPH10234794 A JP H10234794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
excrement
defecation
urine
receiving portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5835597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3020005B2 (ja
Inventor
Masashi Ono
雅司 小野
Masanori Ikeda
正宣 池田
Hiroshi Okano
宏 岡野
Hidenori Shimizu
秀紀 清水
Akira Watanabe
亮 渡辺
Sunao Chiku
直 知久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5835597A priority Critical patent/JP3020005B2/ja
Publication of JPH10234794A publication Critical patent/JPH10234794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020005B2 publication Critical patent/JP3020005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排泄物の検知、吸引及び通報を行う排泄物処
理システム及び排泄物受け具を提供する。 【解決手段】 排尿受け部1aと排便受け部1bより吸
引源2、2´に連る吸引管路3、3´に排尿及び排便の
検知を行う検知手段8、8´を設け、該検知手段8、8
´の検知のより通報を行う通報手段11よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり老人その
他の自分で排泄物の始末が困難な人のための排泄物の検
知、吸引及び通報を行うための排泄物処理システム及び
排泄物受け具に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は尿吸引装置として先に、尿レシ
ーバから吸引源に連る吸引管路に尿溜め容器を介在する
尿吸引装置において、差圧検出手段を前記吸引管路に接
続すると共に、前記吸引源は該差圧検出手段による尿検
知に伴って弱吸引から強吸引に切換え可能に形成されて
いる尿吸引装置を提案した(特願平8−225855
号)。
【0003】又、出願人は排泄物受け具として先に、排
尿受け部と排便受け部とに仕切られ、防水機能を有する
軟質可撓性材料で被覆された排泄物吸収体を提案した
(特許第2563230号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より、排便の場合
は液体ではなく半固体であることから吸引チューブなど
が詰り排尿の場合と異なり吸引処理することは困難であ
り、又、時間がたつと陰部や背中へ回り本人と介護する
人にとって大変厄介な問題であり、一刻も早い介護処置
が必要であった。
【0005】本発明は上記の問題点を解消し、ナースセ
ンターなどへ排泄の通報を行い、素早い介護処置のでき
る排泄物処理システム及び排泄物受け具を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すべく、排尿受け部と排便受け部とによる排泄物受け
具の該排尿受け部から吸引源に連る吸引管路に設けた排
尿の検知を行う排尿検知手段と、該排尿検知手段の検知
により該吸引管路中の吸引を微弱吸引から強吸引に切換
可能な吸引切換手段と、前記排便受け部から吸引源に連
る吸引管路に設けた排便の検知を行う排便検知手段と、
該排尿或いは排便の検知手段の検知により通報を行う通
報手段とからなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2により説明する。
【0008】図1において太い実線は排尿系管路を、点
線は排便系管路を、細い実線は通報系統を示し、又1点
鎖線で囲んだ個所は後述の処理ユニット10を示す。
【0009】1は断面した排泄物受け具を示し、該排泄
物受け具1は可撓性を有する軟質で使い捨て可能な比較
的安価な材料からなり、排尿受け部1aと排便受け部1
bとに分かれ、寝たきり老人等の局部にオムツ等を介し
て装着可能な形状に形成されている。
【0010】2は吸引ポンプよりなる排尿系の吸引源、
3は前記排泄物受け具1の排尿受け部1aより該吸引源
2との間を接続した吸引管路を示し、該吸引管路3は例
えば耐蝕性のチューブや管からなり、該吸引管路3には
上流側より前記排尿受け部1aに接続した吸引チューブ
3aと、該吸引チューブ3aに着脱可能に接続される流
入接続部3bと、吸引切換手段4と、挿入可能な尿計量
ビン5と、流出接続部3cと、連結管3dと、排出手段
6と、脱臭容器7迄を介在し下流側で吸引源2に接続さ
れている。
【0011】該前記吸引切換手段4は上流で微弱吸引管
路4aと強吸引管路4bとに分岐し、該微弱吸引管路4
aに切換弁V1と、微量の空気を吸引するための流量調
節弁R1と、更に圧力変化或いは流量変化を検知するた
めの検知手段8であるところの検知センサー8aを設け
ると共に該強吸引管路4bに切換弁V2を設け、下流で
2本の吸引管路4a、4bを合流するように形成されて
いる。
【0012】この合流した管路には挿入可能な尿計量ビ
ン5の下流側の該管路に流量調節弁R2を介在すると共
に該管路の流出接続部3cに連結管3dを接続した。
【0013】前記排出手段6は該連結管3dから下水に
至る排出管6cと、該排出管6cの中間部において分岐
した分岐管に介在した1対の尿タンク6a、6bよりな
り、これら尿タンク6a、6bの上流側の分岐部に第1
切換弁V4を介在すると共に下流側の分岐部に第2切換
弁V5を介在し、更にこれら尿タンク6a、6bに、三
方切換弁である吸排気口の第3切換弁V6と尿量の検知
を行うレベルセンサーL2が各々に設けられ、一方の尿
タンクで尿を溜め、他方の尿タンクでは溜った尿を下水
に排出し、交互に1対の尿タンクを切換えている。
【0014】次に、排便系の吸引源2´は検知のみで微
量の空気の吸引であるため小型のポンプよりなり、3´
は前記排泄物受け具1の排便受け部1bより該吸引源2
´との間を接続した吸引管路を示す。
【0015】該排便系の吸引管路3´も耐蝕性のチュー
ブや管からなり、該吸引管路3´には上流側より前記排
泄物受け部1bに接続した吸引チューブ3'aと該吸引チ
ューブ3'aに着脱可能に接続される流入接続部3'bと、
排便の検知手段8´であるところの検知センサー8'a
と、切換弁V3と流量調節弁R3と、流出接続部3'cと、
流量調節弁R4を介在し排便系の連結管3'dと減圧タン
ク9と脱臭容器7´が順次設けられている。尚、R5
6は該減圧タンク9の流入側及び流出側に介在した流
量調節弁を示す。
【0016】前記処理ユニット10は前記流入接続部3
b、3'bから流出接続部3c、3'cまでの構成の各個人
別の1処理ユニットであり、複数の処理ユニット10を
連結管3d、3'dに並列に連結され、該各処理ユニット
10が各病室、介護室などに設置される。
【0017】11は通報手段を示し、該通報手段11に
より前記微弱吸引管路4aに設けられた排尿の検知セン
サー8aと排便の検知センサー8'aの検知に応じてナー
スセンターなどに通報されるようになっており、通報本
体部11aはナースセンターなどに設置され、ランプ1
1bの点灯或いは点滅や、ブザー11cなどの音による
表示とデータ記録装置11dでデータ保存される。
【0018】次に本発明の第1の実施の形態の作動につ
いて説明する。
【0019】排泄物受け具1を老人等の局部に当接し更
にオムツ等で装着し、吸引チューブ3a、3'aを室内に
設けられている各個人別の処理ユニット10の流入接続
部3b、3'bに接続すると、該流入接続部3b、3'bに
設けられている作動スイッチ13が作動し、制御装置1
2の制御指令により閉じている切換弁V1、V2及びV3
の中で、排尿系の切換弁V1と排便系の切換弁V3が開
き、微量の空気を吸引し始めて排泄の検知手段8、8´
は待機状態となる。尚、区別のため吸引チューブ3a、
3'aは色分けなどされている。
【0020】その後排尿されると尿は排泄物受け具1の
排尿受け部1aの下部より吸引チューブ3aに入り微弱
吸引管路4aの空気流の気圧や流量の変化が生じ、この
微弱吸引管路4aに設けられた検知センサー8aが直ち
に検知し、この検知信号により制御装置12の制御指令
で切換弁V1が閉じると直ちに切換弁V2が開き、強吸引
管路4bが連通し強吸引となり尿は吸引される。
【0021】吸引された尿は尿計量ビン5へ溜められ
る。該尿計量ビン5には尿量計測のためのレベルセンサ
ーL1が設けられている。又、検査の必要のない人には
この尿計量ビン5は挿入されずに次の排泄手段6に直通
される。
【0022】強吸引に切換ると制御装置12の指令によ
り所定時間吸引した後に、切換弁V2を閉じ尿吸引を終
了する。この切換弁V2が閉じた後にわずかな時間差を
設けて切換弁V1を開いて再び排尿の検出の待機状態に
戻る。
【0023】複数の処理ユニット10から吸引された尿
は連結管3dより排出手段6の1対の尿タンク6a、6
bの一方に溜められる。
【0024】図1において左側の尿タンク6aは尿が溜
められている状態を示し、右側の尿タンク6bは溜った
尿を下水などへ排出している状態を示している。
【0025】尿タンク6aの流入口の第1切換弁V4
開き、排出口の第2切換弁V5は閉じ、吸排気口の第3
切換弁V6は三方切換弁よりなりポートcは閉じ、ポー
トaよりポートbを通り脱臭容器7で脱臭し吸引源2よ
り大気に放出している。
【0026】次に尿タンク6bの流入口の第1切換弁V
4´は閉じ、排出口の第2切換弁V5´は開いて溜った尿
を下水に排出している。
【0027】又、第3切換弁V6´のポートbは閉じ、
ポートcは開いて大気を尿タンク6b内に取入れてい
る。尚、第3切換弁V6は三方切換弁ではなく2つの切
換弁を使用して大気に連通してもよい。
【0028】又、尿タンク6a、6bの尿量の検知を行
うレベルセンサーL2、L2´の信号により制御装置12
が交互に尿タンク6a、6bの切換制御の指令を行って
いる。
【0029】次に排便の場合には、排泄物受け具1の排
便受け部1bに排便されると吸引チューブ3'aの入口で
詰り、排尿の場合と同様に微量の空気を吸引している吸
引管路3´の空気流の気圧や流量の変化が生じ、該吸引
管路3´に設けられている検知センサー8'aが直ちに検
知する。
【0030】排便の場合には強吸引には切換らず微吸引
のみで、微吸引の空気は複数の処理ユニット10から連
結管3'dを通り減圧タンク9で減圧され脱臭容器7´で
脱臭され吸引源2´より大気に放出している。
【0031】排便を検知センサー8'aが検知すると制御
装置12の指令でナースセンターなどに設置されている
通報本体部11aのブザー11cが知らせランプ11b
の点滅位置で何処の処理ユニット10かが分かり、直ち
に介護処置を行い、新しい排泄物受け具1に交換すると
ランプ11bの点滅などが復帰する。
【0032】排尿の場合では検尿の必要のある人の場合
はランプ11bが点灯する。
【0033】排便、排尿ともに時刻、回数などの記録が
データ記録装置11dに残される。
【0034】尚、図2の制御系のブロック図において1
4はインターフェースを示し、上半部は処理ユニット、
通報系を、下半部は排出手段の切換の制御関係を示し、
切換弁は電磁弁が使用されている。
【0035】又、吸引源2、2´と尿タンク6a、6b
などは室外に設置されるため、機械作動音が静かで、吸
引空気も室外に導かれるため室内臭気は殆ど出ない。
【0036】次に本発明の第2の実施の形態を図3乃至
図5により説明する。
【0037】図3は前記図1における排泄物受け具1の
斜視図を示す。
【0038】該排泄物受け具1は特に女性の寝たきり老
人用に創案され股間にぴったりフィットするように略舟
形をなし、防水性を有する1〜12mm厚程のポリエチレ
ンの発泡材で形成された本体部15と、該本体部15が
股間でつぶされないための厚目の不織布などで形成され
該本体部15の内面に設けられた保形具16とからな
り、該本体部15が直接皮膚と接しないためにその開口
周縁部と外側を不織布で形成された保護パット17で覆
っている。
【0039】該本体部15は前記の排尿受け部1aと排
便受け部1bとに仕切板1cで仕切られ、該排尿受け部
1aには前記吸引チューブ3aが、該排便受け部1bに
は前記吸引チューブ3'aが接続され、該排尿受け部1a
に排尿されたときに尿が直ちに吸引チューブ3aに導か
れる様に仕切板1cをやや傾斜して設けてV字状の尿溜
まり1dを形成し、該尿溜まり1dに吸引チューブ3a
を接続した。
【0040】又前記吸引切換手段4により微弱吸引から
強吸引に切換って尿が吸引されたときに外気を充分に取
入れるための空気孔1eが本体部15の先端側に設けら
れている。
【0041】図4はつぶれ防止のための前記保形具16
を示し、小判形の保形具16a、リング形の保形具16
b、C字断面の円筒形の保形具16cなどの形状のもの
があり、厚目の不織布やスポンジ、ゴムなどの弱い弾性
体で形成されている。
【0042】図5はオムツカバーの役割りをなし、前記
排泄物受け具1を固定するためのサポーター18を示
し、該サポーター18は高分子化合物不織布などで形成
された通気性機能を有する薄肉シート18aとこれに重
ねられて形成された防水機能を有する防水シート18b
とからなってオムツカバー形をなし、その先端部に装着
のためのベルベット式ファスナー18cが設けられ、更
に前記防水シート18bの個所に前記吸引チューブ3
a、3'aを挿通するためのチューブ孔18dが設けられ
ている。尚サポーター18は股間や腰を覆う機能であれ
ば図5の形状でなくてもよい。
【0043】次に本発明の第2の実施の形態の使用方法
を説明する。
【0044】先ず寝たきりの被介護者の腰部にサポータ
ー18を装着し、次に該サポーター18のチューブ孔1
8dに排泄物受け具1に接続されている吸引チューブ3
a、3'aを挿通させてから、該排泄物受け具1の排尿受
け部1aと排便受け部1bとを仕切っている仕切板1c
を被介護者の会陰部と肛門の間に位置する様に該排泄物
受け具1の開口部分に密着されてから股間にあるサポー
ター18eで覆いベルベットファスナー18cでしっか
りと装着する。尚、チューブ孔18dが無いサポーター
であっても吸引チューブ3a、3'aを腹部側に回して使
用可能である。
【0045】次にサポーター18のチューブ孔18dよ
り出ている吸引チューブ3a、3'aを各室内に設けられ
ている前記処理ユニット10の流入接続部3b、3'bに
接続する。接続後前記作動スイッチ13を作動させると
排泄の検知手段8、8´が待機状態となりナースセンタ
ーで監視可能となる。
【0046】その後もし被介護者が排尿すれば尿は排尿
受け部1aのV字状の尿溜まり1dを経て直ちに吸引チ
ューブ3aに流入し、前記微弱吸引管路4aの空気流の
気圧や流量の変化が生じ、検知手段8が検知し、強吸引
管路4bに切換って尿は吸引される。
【0047】尚、尿量検査の必要のある人の場合にはナ
ースセンターのランプ11bが点灯する。
【0048】又もし被介護者が排便受け部1bに排便す
ると便で吸引チューブ3'aの入口が詰まり、微量の空気
を吸引している吸引管路3´の空気流の気圧や流量の変
化が生じ、検知手段8´が検知し、ナースセンターのブ
ザー11cが鳴り、ランプ11bが点滅する。尚、下痢
などの人には液便が吸引チューブ3'aに吸引されるのを
防止するため紙ナプキンなどを内に置いてもよい。
【0049】ナースセンターへの通報により排泄物受け
具1は外され、汚れた所を清潔に処理し、再び新しい排
泄物受け具1に交換するとランプ11bの点滅が復帰す
る。
【0050】この処理のときに、排便が排便受け部1b
より漏れ出していても仕切板1cにより肛門附近から陰
部に回らず膣炎などが生ずるのを防止でき、又早い通報
により背中迄回らない。
【0051】又、この排泄物受け具1は排泄の検知を微
量の空気の吸引によるため、電極を用いる排泄物検知セ
ンサーなど不用で安価に製作することができ使い捨てが
可能となり衛生的である。
【0052】尚、該排泄物受け具1は女性用であるが、
やや大きめに排尿受け部1aを形成すれば男性器を収容
でき男性にも使用可能となる。
【0053】更に、本発明の第3の実施の形態を図6に
より説明する。
【0054】該第3の実施の形態は男性用の排泄物受け
具1´である。該排泄物受け具1´は排尿受け部1'aと
排便受け部1'bに分離している。
【0055】排尿受け部1'aは、内側が紙又は綿製又は
不織布製で外側が防水機能を有する材料による二重構造
の袋状をなし、該袋部19の先端部19aに前記吸引チ
ューブ3aが接続されている。該袋部19の根部19b
はヒモ20aが挿通できる様に巻き込まれていて陰茎を
挿入してから軽く締め、又別の腰ヒモ20bを設けて腰
部に回して装着する。
【0056】排便受け部1'bは浅い碗形をなし、該碗部
21は1〜12mm厚程のポリエチレンの発泡材などで形
成され、底部21aに前記吸引チューブ3'aが接続さ
れ、周縁部21bは不織布による保護パット17´で覆
っている。又、つぶれ防止に保形具16を挿入してもよ
い。更に、下痢などの人の液便が吸引チューブ3'aに吸
引されるのを防止するため紙ナプキンなどを置いてもよ
い。
【0057】該排泄物受け具1´は排尿受け部1'aと排
便受け部1'bとに分離しているが、機能は前記第2の形
態の排泄物受け具1と同様で、又図5に示したサポータ
ー18により同様に男性の被介護者の局部に装着する。
【0058】尚、排便受け部1'bは単独で男女共に使用
可能でナースセンターなどへ検知、通報を行うことがで
きる。
【0059】
【発明の効果】上記の様に本発明によると、排泄を検知
することにより、通常は脱衣をして排泄の確認を行って
いたのが管理室で把握することができ、被介護者、介護
者双方にとっても重複する不必要な手間を省略できる効
果がある。
【0060】又、排尿は吸引処理、排便時には早い介護
処置が行えて被介護者の快適性を保つ効果を有する。
【0061】更に、検知は微量の空気の吸引によるため
排泄物受け具が安価で使い捨て可能となり衛生的な効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム図であ
る。
【図2】その制御系のブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の排泄物受け具の斜
視図である。
【図4】その保形具の斜視図である。
【図5】その装着のためのサポーターの斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の分離形の排泄物受
け具の斜視図である。
【符号の説明】
1 排泄物受け具 1a 排尿受け部 1b 排便受け部 2、2´ 吸引源 3、3´ 吸引管路 4 吸引切換手段 4a 微弱吸引管路 4b 強吸引管路 5 尿計量ビン 6 排出手段 6a、6b 尿タンク 7 脱臭容器 8、8´ 検知手段 10 処理ユニット 11 通報手段 12 制御装置 13 作動スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597034820 渡辺 亮 千葉県市川市国分2−18−2 (71)出願人 597034831 知久 直 埼玉県浦和市大門116−1 浦和東パーク ホームズ201 (72)発明者 小野 雅司 神奈川県横浜市緑区長津田2丁目17番7号 (72)発明者 池田 正宣 東京都葛飾区金町3−28−9 (72)発明者 岡野 宏 千葉県佐倉市上志津1148番地42号 (72)発明者 清水 秀紀 埼玉県蓮田市東5丁目8番3の204号 (72)発明者 渡辺 亮 千葉県市川市国分2−18−2 (72)発明者 知久 直 埼玉県浦和市大門116−1 浦和東パーク ホームズ201

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排尿受け部と排便受け部とによる排泄物
    受け具の該排尿受け部から吸引源に連る吸引管路に設け
    た排尿の検知を行う排尿検知手段と、該排尿検知手段の
    検知により該吸引管路中の吸引を微弱吸引から強吸引に
    切換可能な吸引切換手段と、前記排便受け部から吸引源
    に連る吸引管路に設けた排便の検知を行う排便検知手段
    と、該排尿或いは排便の検知手段の検知により通報を行
    う通報手段とからなることを特徴とする排泄物処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 排便受け部を有する排泄物受け具から吸
    引源に連る吸引管路に設けた排便の検知を行う検知手段
    と、該検知手段の検知により通報を行う通報手段とから
    なることを特徴とする排泄物処理システム。
  3. 【請求項3】 前記排尿或いは排便の検知手段は、常時
    微量の空気の吸引状態から前記排泄物受け具に排尿或い
    は排便による前記吸引管路の圧力変化或いは流量変化を
    検知するセンサーからなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の排泄物処理システム。
  4. 【請求項4】 前記排泄物受け具と前記排尿及び排便の
    検知手段との間の吸引管路に形成した着脱可能な接続部
    から排尿検知手段と吸引切換手段と該吸引管路に挿入可
    能な尿計量ビンと排便検知手段までを各個人別の1処理
    ユニットに形成し、該単数或いは複数の処理ユニットを
    前記吸引源及び通報手段に接続したことを特徴とする請
    求項1に記載の排泄物処理システム。
  5. 【請求項5】 前記吸引切換手段の下流側の管路に排尿
    を下水に排出する排出手段を設け、該排出手段において
    1対の尿タンクを第1切換弁を介在した管路により接続
    すると共に、これら尿タンクの下水に連る排出口を第2
    切換弁を介在した管路により接続し、該尿タンクに液量
    を検知するレベルセンサーと第3切換弁を介在して吸気
    或いは排気を行う吸排気口を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の排泄物処理システム。
  6. 【請求項6】 前記通報手段は前記各処理ユニットから
    ナースセンターなどの管理室或いは所定個所に接続し、
    該管理室或いは所定個所においてランプの点灯、点滅或
    いは音や画面による表示を行うと共に、そのデータ記録
    を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
    項4に記載の排泄物の処理システム。
  7. 【請求項7】 前記接続部において、前記排泄物受け具
    に接続された吸引チューブの端部を接続すると、該接続
    された処理ユニットの検知手段が作動し待機状態に入る
    スイッチを設けたことを特徴とする請求項4に記載の排
    泄物処理システム。
  8. 【請求項8】前記排泄物受け具は仕切板で仕切られた排
    尿受け部と排便受け部の一体形をなし、該排尿受け部と
    排便受け部とに吸引チューブを排泄物処理システムに接
    続したことを特徴とする排泄物受け具。
  9. 【請求項9】前記排泄物受け具は排尿受け部と排便受け
    部とを分離形として形成すると共に、該排尿受け部と排
    便受け部とに吸引チューブを排泄物処理システムに接続
    したことを特徴とする排泄物受け具。
  10. 【請求項10】 前記排泄物受け具はその内底につぶれ防
    止の保形具を設けたことを特徴とする請求項8又は請求
    項9に記載の排泄物受け具。
  11. 【請求項11】 前記保形具は内底の全面又は内底面の2
    0%以上の専用面積を有することを特徴とする請求項1
    0に記載の排泄物受け具。
  12. 【請求項12】 前記排泄物受け具はサポーターにより装
    着すると共に、該サポーターに前記吸引チューブの挿通
    孔を設けたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記
    載の排泄物受け具。
JP5835597A 1997-02-26 1997-02-26 排泄物処理システム Expired - Fee Related JP3020005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5835597A JP3020005B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 排泄物処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5835597A JP3020005B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 排泄物処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10234794A true JPH10234794A (ja) 1998-09-08
JP3020005B2 JP3020005B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=13082024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5835597A Expired - Fee Related JP3020005B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 排泄物処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020005B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002039938A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-23 Alubo Co., Ltd. Dispositif d'elimination d'excrements
CN1308659C (zh) * 2001-09-04 2007-04-04 株式会社阿尔宝 电容耦合式传感器装置及使用了电容耦合式传感器装置的物质检测方法
JP2007319336A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 排泄物処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002039938A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-23 Alubo Co., Ltd. Dispositif d'elimination d'excrements
WO2002039937A1 (fr) * 2000-11-20 2002-05-23 Alubo Co., Ltd. Systeme de traitement d'excrements et recipient de reception d'excrements et procede de traitement utilise dans le systeme de traitement d'excrements
CN1308659C (zh) * 2001-09-04 2007-04-04 株式会社阿尔宝 电容耦合式传感器装置及使用了电容耦合式传感器装置的物质检测方法
JP2007319336A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 排泄物処理装置
JP4711887B2 (ja) * 2006-05-31 2011-06-29 三洋電機株式会社 排泄物処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3020005B2 (ja) 2000-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6740066B2 (en) Urine collection device
US7977529B2 (en) Incontinence management system and diaper
JP4039641B2 (ja) 女性用尿レシーバー
JP2016523170A (ja) 自動排便処理装置
CN105338942A (zh) 尿液自动采集装置
KR20030009413A (ko) 방뇨 장치
KR20050031996A (ko) 자동 배뇨 처리 장치 및 그에 사용되는 뇨 리셉터클
KR20130028282A (ko) 자동 배변 처리장치
KR20110080012A (ko) 배설물 자동처리장치
US20070032765A1 (en) Excrement treating apparatus
JP2563230B2 (ja) 排泄物吸収体及び装置
JP3020005B2 (ja) 排泄物処理システム
EP0951881A2 (en) External catheter
JPH11178849A (ja) 排尿吸引装置
JP3401482B2 (ja) 身体に装着される排泄物回収装置
JP4841117B2 (ja) 排泄物処理システムおよびオムツ
KR101292812B1 (ko) 자동 배변 처리장치
KR100860456B1 (ko) 여성용 소변보조기구
AU2007201952B2 (en) Incontinence management system and diaper
KR20190092186A (ko) 자동 대소변 채집장치
JP4476052B2 (ja) 排泄物処理システムおよびオムツ
CN216985419U (zh) 一种尿液收集及粪便监测装置
JP2006000288A (ja) 排泄物処理システムおよびオムツ
JP7031865B2 (ja) 排泄物クリーニング装置
CN213883726U (zh) 一种带自洁功能的集排尿装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees