JPH10234093A - イヤホーン及びイヤホーンセット - Google Patents
イヤホーン及びイヤホーンセットInfo
- Publication number
- JPH10234093A JPH10234093A JP3486397A JP3486397A JPH10234093A JP H10234093 A JPH10234093 A JP H10234093A JP 3486397 A JP3486397 A JP 3486397A JP 3486397 A JP3486397 A JP 3486397A JP H10234093 A JPH10234093 A JP H10234093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- earphone
- cord
- link
- connection
- ear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Headphones And Earphones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時に目立たず、使用中に筐体が簡単に耳
孔から抜けず、従って、音声漏洩、音質低下、音量不足
が発生することなく、高音質の音楽又は音声を確実に聴
取することができ、取扱・保管に困らない、イヤホーン
を提供する。 【解決手段】 顎下又はうなじを迂回する略U字形のリ
ンクの両端部に、耳孔に挿入され得る音声出力部を設け
るとともに、前記リンクの中間部にコード接続部を設
け、前記各音声出力部と前記コード接続部とを導線によ
り電気的に接続してなり、前記リンクは、前記音声出力
部を耳孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔内壁面
に押圧させるように、弾性を有する。
孔から抜けず、従って、音声漏洩、音質低下、音量不足
が発生することなく、高音質の音楽又は音声を確実に聴
取することができ、取扱・保管に困らない、イヤホーン
を提供する。 【解決手段】 顎下又はうなじを迂回する略U字形のリ
ンクの両端部に、耳孔に挿入され得る音声出力部を設け
るとともに、前記リンクの中間部にコード接続部を設
け、前記各音声出力部と前記コード接続部とを導線によ
り電気的に接続してなり、前記リンクは、前記音声出力
部を耳孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔内壁面
に押圧させるように、弾性を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声出力部を耳孔
に挿入するタイプのイヤホーン及びイヤホーンセットに
関する。
に挿入するタイプのイヤホーン及びイヤホーンセットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イヤホーンは、信号伝送用コード
21の一端部にプラグ22を取付け、他端部に音声出力
部(マイクロスピーカを内蔵したイヤホーン筐体)23
を取付けた一体構造に作られている。信号伝送用コード
21はプラグ22から一定の長さまで左音声信号伝送用
コードと右音声信号伝送用コードとを1本状に結合した
結合部分21a、あるいは、コード途中にリモートコン
トローラを備えた場合は、上記2つのコードに制御信号
伝送用コードを合わせて1本状に結合した結合部分と、
その結合部分の終端においてそれぞれ左耳用及び右耳用
に分岐された分岐部分21b、すなわち、左音声信号伝
送用コード及び右音声信号伝送用コードを有しており、
各分岐部分の先端に音声出力部(以下、単に筐体という
場合がある。)23が電気的に接続されている。
21の一端部にプラグ22を取付け、他端部に音声出力
部(マイクロスピーカを内蔵したイヤホーン筐体)23
を取付けた一体構造に作られている。信号伝送用コード
21はプラグ22から一定の長さまで左音声信号伝送用
コードと右音声信号伝送用コードとを1本状に結合した
結合部分21a、あるいは、コード途中にリモートコン
トローラを備えた場合は、上記2つのコードに制御信号
伝送用コードを合わせて1本状に結合した結合部分と、
その結合部分の終端においてそれぞれ左耳用及び右耳用
に分岐された分岐部分21b、すなわち、左音声信号伝
送用コード及び右音声信号伝送用コードを有しており、
各分岐部分の先端に音声出力部(以下、単に筐体という
場合がある。)23が電気的に接続されている。
【0003】上記のように、従来のイヤホーンは、左右
の筐体23が力学的に連結されていないので、左右の筐
体は単に耳孔(外耳道)に挿入され、耳孔の内壁面と筐
体の外周との間の摩擦力により、耳孔から抜けないよう
に保持されている。筐体を耳孔に挿入するとともに、筐
体に形成されているコード保護部を頬に当接させること
により、又は前記コード保護部を耳殻の凹部に嵌合する
ことにより、耳孔の内壁面と筐体の外周との間の摩擦力
及び前記コード保護部による支持力により、筐体が耳孔
から抜脱しないように保持するイヤホーンも知られてい
る。
の筐体23が力学的に連結されていないので、左右の筐
体は単に耳孔(外耳道)に挿入され、耳孔の内壁面と筐
体の外周との間の摩擦力により、耳孔から抜けないよう
に保持されている。筐体を耳孔に挿入するとともに、筐
体に形成されているコード保護部を頬に当接させること
により、又は前記コード保護部を耳殻の凹部に嵌合する
ことにより、耳孔の内壁面と筐体の外周との間の摩擦力
及び前記コード保護部による支持力により、筐体が耳孔
から抜脱しないように保持するイヤホーンも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来のイヤホーンも、装着された状態での耳孔内
壁面に対する押圧力が弱いため、例えば、装着者が顔の
向きを変えたり、歩行中や乗車中などに身体に振動を受
けた時に、筐体と耳孔との結合強度が緩み、筐体から発
生される音響が耳孔の内壁面と筐体との間の隙間から外
に洩れて、周辺の他人に不快な騒音を与えたり、イヤホ
ーン装着者自身に対しては音質低下又は音量減衰となっ
たりして、本来豊潤な音楽又は有意義な会話を十分に楽
しむことができないという問題があった。
ずれの従来のイヤホーンも、装着された状態での耳孔内
壁面に対する押圧力が弱いため、例えば、装着者が顔の
向きを変えたり、歩行中や乗車中などに身体に振動を受
けた時に、筐体と耳孔との結合強度が緩み、筐体から発
生される音響が耳孔の内壁面と筐体との間の隙間から外
に洩れて、周辺の他人に不快な騒音を与えたり、イヤホ
ーン装着者自身に対しては音質低下又は音量減衰となっ
たりして、本来豊潤な音楽又は有意義な会話を十分に楽
しむことができないという問題があった。
【0005】アーチ形のヘッドバンドを頭に載せ、筐体
で耳殻全体を被覆又は包囲するヘッドホーンは、音声漏
洩や音質低下や音量減少などが防止される利点がある
が、大型で嵩ばるので、屋外移動中に、あるいは公共乗
り物内で頭に載せて使用するには目立って不具合であ
り、取外した後に、頭髪が乱れる場合が多く、これは若
年齢層者には嫌われる。また、不使用中は、衣服のポケ
ットや鞄などに収容して携帯できないので、不便であ
る。
で耳殻全体を被覆又は包囲するヘッドホーンは、音声漏
洩や音質低下や音量減少などが防止される利点がある
が、大型で嵩ばるので、屋外移動中に、あるいは公共乗
り物内で頭に載せて使用するには目立って不具合であ
り、取外した後に、頭髪が乱れる場合が多く、これは若
年齢層者には嫌われる。また、不使用中は、衣服のポケ
ットや鞄などに収容して携帯できないので、不便であ
る。
【0006】この点に鑑み、ヘッドバンドを細く形成し
たヘッドホーンが紹介されたことがあるが、このヘッド
ホーンは、ヘッドバンドが頭の上部にアーチ状に装着し
て保持されるので、ヘッドバンド下端部による筐体の耳
孔方向の押圧作用を耳殻に遮断されないように、ヘッド
バンド下端部が耳殻から離間するように、筐体に接続さ
れている。このため、第一に、ヘッドバンドがやはり目
立ち易いため、公衆中での使用を嫌われることが多い。
第二に、バンド下端部が耳の外側に張出しているため、
また、コードの左右の分岐部分がヘッドバンドの両下端
部から顎の下方に余裕をもって延長されるため、とくに
公共乗り物内などで使用する際に、ヘッドバンド又はコ
ードが近隣の人又はその荷物に接触してヘッドホーンが
簡単に頭から外れたり、コードの弛緩している部分がヘ
ッドホーン使用者自身の衣服のボタンや近辺の物、人な
どに引っ掛かったりする。第三に、ヘッドバンドは一方
の耳孔から頭頂部を経て他方の耳孔まで達する大きな長
さを有するので、不使用時の携帯、収納に苦労するなど
の問題があったため、普及しなかった。
たヘッドホーンが紹介されたことがあるが、このヘッド
ホーンは、ヘッドバンドが頭の上部にアーチ状に装着し
て保持されるので、ヘッドバンド下端部による筐体の耳
孔方向の押圧作用を耳殻に遮断されないように、ヘッド
バンド下端部が耳殻から離間するように、筐体に接続さ
れている。このため、第一に、ヘッドバンドがやはり目
立ち易いため、公衆中での使用を嫌われることが多い。
第二に、バンド下端部が耳の外側に張出しているため、
また、コードの左右の分岐部分がヘッドバンドの両下端
部から顎の下方に余裕をもって延長されるため、とくに
公共乗り物内などで使用する際に、ヘッドバンド又はコ
ードが近隣の人又はその荷物に接触してヘッドホーンが
簡単に頭から外れたり、コードの弛緩している部分がヘ
ッドホーン使用者自身の衣服のボタンや近辺の物、人な
どに引っ掛かったりする。第三に、ヘッドバンドは一方
の耳孔から頭頂部を経て他方の耳孔まで達する大きな長
さを有するので、不使用時の携帯、収納に苦労するなど
の問題があったため、普及しなかった。
【0007】さらに、従来のヘッドホーンは、筐体を結
合したヘッドバンドに信号伝送用コードが常に結合され
ているため、非使用中の信号伝送用コードの取扱保管が
面倒であり、コードをヘッドバンドに巻き付けたり、コ
ードのみを丸めて結束したりしている。
合したヘッドバンドに信号伝送用コードが常に結合され
ているため、非使用中の信号伝送用コードの取扱保管が
面倒であり、コードをヘッドバンドに巻き付けたり、コ
ードのみを丸めて結束したりしている。
【0008】本発明は、上記の事情に基づいてなされた
ものであり、その目的は、第1に、使用時に目立たず、
第2に、使用中に筐体が簡単に耳孔から抜けず、従っ
て、音声漏洩、音質低下、音量不足が発生することな
く、高音質の音楽又は音声を確実に聴取することがで
き、第3に、取扱・保管に困らない、イヤホーンを提供
することにある。
ものであり、その目的は、第1に、使用時に目立たず、
第2に、使用中に筐体が簡単に耳孔から抜けず、従っ
て、音声漏洩、音質低下、音量不足が発生することな
く、高音質の音楽又は音声を確実に聴取することがで
き、第3に、取扱・保管に困らない、イヤホーンを提供
することにある。
【0009】また、第二の目的は、イヤホーン及び信号
伝送用コードの取扱に便利なイヤホーンセットを提供す
ることにある。
伝送用コードの取扱に便利なイヤホーンセットを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るイヤホーンは、顎下又はうなじを迂回
する略U字形のリンクの両端部に、耳孔に挿入され得る
音声出力部を設けるとともに、前記リンクの中間部にコ
ード接続部を設け、前記各音声出力部と前記コード接続
部とを導線により接続してなり、前記リンクは、前記音
声出力部を耳孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔
内壁面に押圧させるように弾性を有するものであること
を特徴としている。上記の構成により、このイヤホーン
を装着使用する時は、両側の筐体がリンクにより耳孔内
壁面に押圧された状態が保持される。従って、筐体の音
声出力部から出る音響は、耳孔を経ての空気伝導により
鼓膜に達するほか、耳孔周囲の軟骨又はさらに側頭骨を
経ての骨伝導により鼓膜に達する。また、筐体が耳孔内
壁面に押圧された状態が保持され、筐体と耳孔内壁面と
の間に隙間が生じないので、筐体から発生する音が耳孔
から外に漏れないし、外の騒音が耳孔に侵入しない。
め、本発明に係るイヤホーンは、顎下又はうなじを迂回
する略U字形のリンクの両端部に、耳孔に挿入され得る
音声出力部を設けるとともに、前記リンクの中間部にコ
ード接続部を設け、前記各音声出力部と前記コード接続
部とを導線により接続してなり、前記リンクは、前記音
声出力部を耳孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔
内壁面に押圧させるように弾性を有するものであること
を特徴としている。上記の構成により、このイヤホーン
を装着使用する時は、両側の筐体がリンクにより耳孔内
壁面に押圧された状態が保持される。従って、筐体の音
声出力部から出る音響は、耳孔を経ての空気伝導により
鼓膜に達するほか、耳孔周囲の軟骨又はさらに側頭骨を
経ての骨伝導により鼓膜に達する。また、筐体が耳孔内
壁面に押圧された状態が保持され、筐体と耳孔内壁面と
の間に隙間が生じないので、筐体から発生する音が耳孔
から外に漏れないし、外の騒音が耳孔に侵入しない。
【0011】導線は、リンク内に埋設されていることが
望ましい。これにより、顎下又はうなじを迂回されるリ
ンクの外観が簡素美麗であり、装着する際に抵抗感がな
い。
望ましい。これにより、顎下又はうなじを迂回されるリ
ンクの外観が簡素美麗であり、装着する際に抵抗感がな
い。
【0012】コード接続部は、リンクの中央よりも左右
いずれかの側に寄った位置に設けられていることが望ま
しい。この位置にコード接続部を設けた場合は、コード
接続部から音声信号源までの間に伸長する音声信号伝送
用接続コードの長さを短くすることができ、他物に引っ
掛かける可能性が減る。
いずれかの側に寄った位置に設けられていることが望ま
しい。この位置にコード接続部を設けた場合は、コード
接続部から音声信号源までの間に伸長する音声信号伝送
用接続コードの長さを短くすることができ、他物に引っ
掛かける可能性が減る。
【0013】また、イヤホーンセットは、イヤホーンと
接続コードとからなり、前記イヤホーンは、顎下又はう
なじを迂回する略U字形のリンクの両端部に、耳孔に挿
入され得る音声出力部を設けるとともに、前記リンクの
中間部にコード接続部を設け、前記各音声出力部と前記
コード接続部とを導線により接続してなり、前記リンク
は、前記音声出力部を耳孔に挿入した際に、その音声出
力部を耳孔内壁面に押圧させるように弾性を有するもの
であり、前記接続コードは、一端部に前記イヤホーンの
コード接続部に差し込むための接続部を、他端部に音声
信号発生源に電気的に接続するための接続部を有するも
のであることを特徴としている。上記の構成により、イ
ヤホーンに接続コードを結合することにより使用可能な
状態になり、空気伝導と骨伝導とによる高率音響伝達に
よって潤沢な音楽の鑑賞又は会話聴取が可能であり、音
の外部漏洩や外来騒音の侵入が防止される。
接続コードとからなり、前記イヤホーンは、顎下又はう
なじを迂回する略U字形のリンクの両端部に、耳孔に挿
入され得る音声出力部を設けるとともに、前記リンクの
中間部にコード接続部を設け、前記各音声出力部と前記
コード接続部とを導線により接続してなり、前記リンク
は、前記音声出力部を耳孔に挿入した際に、その音声出
力部を耳孔内壁面に押圧させるように弾性を有するもの
であり、前記接続コードは、一端部に前記イヤホーンの
コード接続部に差し込むための接続部を、他端部に音声
信号発生源に電気的に接続するための接続部を有するも
のであることを特徴としている。上記の構成により、イ
ヤホーンに接続コードを結合することにより使用可能な
状態になり、空気伝導と骨伝導とによる高率音響伝達に
よって潤沢な音楽の鑑賞又は会話聴取が可能であり、音
の外部漏洩や外来騒音の侵入が防止される。
【0014】なお、接続コードには、従来のイヤホーン
と同様に、その中間部に音声信号源を制御するためのリ
モートコントローラを設けることができる。
と同様に、その中間部に音声信号源を制御するためのリ
モートコントローラを設けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るイ
ヤホーンの平面図である。1はリンクであり、プラスチ
ック又はスティール材料で、比較的細く形成されて、弾
性を有している。そして、リンク1の両端部に小型筐体
にマイクロスピーカを内蔵してなる音声出力部2が取付
けられている。この音声出力部2は、耳孔に挿入可能な
大きさのものである。また、リンク1に何等の力を加え
ない状態における両音声出力部間の距離は、両耳孔の入
口を結ぶ最短距離よりも小さく設定されている。
て、図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るイ
ヤホーンの平面図である。1はリンクであり、プラスチ
ック又はスティール材料で、比較的細く形成されて、弾
性を有している。そして、リンク1の両端部に小型筐体
にマイクロスピーカを内蔵してなる音声出力部2が取付
けられている。この音声出力部2は、耳孔に挿入可能な
大きさのものである。また、リンク1に何等の力を加え
ない状態における両音声出力部間の距離は、両耳孔の入
口を結ぶ最短距離よりも小さく設定されている。
【0016】従って、両音声出力部2間の距離を拡大
し、両音声出力部2を両耳孔の入口に合致させた状態で
手を放して、両音声出力部2を左右の耳孔に挿入した時
は、リンク1の弾性復帰力により、それぞれの音声出力
部2が耳孔の中に入り込み、その音声出力部が耳孔内壁
面を押圧するに至る。リンク1の中間部にはジャックな
どのコード接続部(以下、ジャックという)3が設けら
れ、各音声出力部2とジャック3が、リンク1の中に埋
設された導線4により電気的に接続されている。
し、両音声出力部2を両耳孔の入口に合致させた状態で
手を放して、両音声出力部2を左右の耳孔に挿入した時
は、リンク1の弾性復帰力により、それぞれの音声出力
部2が耳孔の中に入り込み、その音声出力部が耳孔内壁
面を押圧するに至る。リンク1の中間部にはジャックな
どのコード接続部(以下、ジャックという)3が設けら
れ、各音声出力部2とジャック3が、リンク1の中に埋
設された導線4により電気的に接続されている。
【0017】ジャック3には、携帯型のラジオやジオカ
セットテープレコーダやCDプレイヤ等の音響機器、そ
の他の音声信号発生源に一端部が接続された音声信号伝
送用接続コードBの他端部に設けられたプラグなどの接
続部(以下、プラグという)5を差し込むことができ
る。こうして、ジャック3に音声信号源の接続コードB
のプラグ5を差し込んで、前記音声信号源からの音声信
号を、このイヤホーンAに与えることができる。
セットテープレコーダやCDプレイヤ等の音響機器、そ
の他の音声信号発生源に一端部が接続された音声信号伝
送用接続コードBの他端部に設けられたプラグなどの接
続部(以下、プラグという)5を差し込むことができ
る。こうして、ジャック3に音声信号源の接続コードB
のプラグ5を差し込んで、前記音声信号源からの音声信
号を、このイヤホーンAに与えることができる。
【0018】上記イヤホーンAは、リンク1が弾性を有
して、音声出力部2が耳孔の内壁面に押圧密着するた
め、音声出力部2から発生する音響は、耳孔内の空気伝
導のほか、耳孔周囲の骨伝導により鼓膜に伝達される。
従って、音声伝達率は極めて高い。しかも、耳孔の入口
は音声出力部2により密閉されているので、外界の騒音
が耳孔に侵入することが有効に防止される。そのため、
非常に高質の音響を聴取することができる。また、耳孔
の入口は音声出力部により密閉されているので、音声出
力部から発生する音響が耳の外に漏れて、近隣周囲の人
に騒音による迷惑を掛けることがない。
して、音声出力部2が耳孔の内壁面に押圧密着するた
め、音声出力部2から発生する音響は、耳孔内の空気伝
導のほか、耳孔周囲の骨伝導により鼓膜に伝達される。
従って、音声伝達率は極めて高い。しかも、耳孔の入口
は音声出力部2により密閉されているので、外界の騒音
が耳孔に侵入することが有効に防止される。そのため、
非常に高質の音響を聴取することができる。また、耳孔
の入口は音声出力部により密閉されているので、音声出
力部から発生する音響が耳の外に漏れて、近隣周囲の人
に騒音による迷惑を掛けることがない。
【0019】図1に例示された好ましい例では、ジャッ
ク3がリンク1の中央よりも左右いずれか一方側に寄せ
た位置に設けられている。これにより、リンク1に接続
された接続コードBが使用者の胸ポケット又は脇ポケッ
トなどに収納されている音声信号源に可及的最小限の延
長量をもって結合することができる。これは、接続コー
ドBが使用者の顎の真下から、又はうなじの中央から延
びる場合よりも、接続コードに他物が引っ掛かる不都合
を軽減することができる利点、及び延長する接続コード
で使用者の外見体裁を損なう度合を低めることができる
利点がある。しかし、もちろん、ジャック3をリンク1
の長さ方向中央に設けて、接続コードBをリンク1の中
央に接続するようにしても良い。
ク3がリンク1の中央よりも左右いずれか一方側に寄せ
た位置に設けられている。これにより、リンク1に接続
された接続コードBが使用者の胸ポケット又は脇ポケッ
トなどに収納されている音声信号源に可及的最小限の延
長量をもって結合することができる。これは、接続コー
ドBが使用者の顎の真下から、又はうなじの中央から延
びる場合よりも、接続コードに他物が引っ掛かる不都合
を軽減することができる利点、及び延長する接続コード
で使用者の外見体裁を損なう度合を低めることができる
利点がある。しかし、もちろん、ジャック3をリンク1
の長さ方向中央に設けて、接続コードBをリンク1の中
央に接続するようにしても良い。
【0020】接続コードBは、一端部にリンク1のジャ
ック3と接続するためのプラグ5を有することが必要で
あるが、他端部は上述のように、音声信号源に直接に電
気的に結合されていても良い。しかし、好ましい実施の
形態においては、図示の例のように、それぞれ独立した
一組のイヤホーンAと、接続コードBとでイヤホーンセ
ットが構成されている。 この場合の接続コードBの一
端部には、イヤホーンAのジャック3に差し込んで電気
的に接続することができる第一のプラグ5を有し、他端
部には、音声信号源のジャックに差し込んで電気的に接
続することができる第二のプラグ6を有している。
ック3と接続するためのプラグ5を有することが必要で
あるが、他端部は上述のように、音声信号源に直接に電
気的に結合されていても良い。しかし、好ましい実施の
形態においては、図示の例のように、それぞれ独立した
一組のイヤホーンAと、接続コードBとでイヤホーンセ
ットが構成されている。 この場合の接続コードBの一
端部には、イヤホーンAのジャック3に差し込んで電気
的に接続することができる第一のプラグ5を有し、他端
部には、音声信号源のジャックに差し込んで電気的に接
続することができる第二のプラグ6を有している。
【0021】この好ましい実施例では、接続コードBの
中間部に、この接続コードが電気的に接続される音声信
号源を操作又は制御するためのリモートコントローラ7
が設けられている。これにより、従来のイヤホーンと同
様に、リモートコントローラで自由に音声信号源の制御
を行うことができる。
中間部に、この接続コードが電気的に接続される音声信
号源を操作又は制御するためのリモートコントローラ7
が設けられている。これにより、従来のイヤホーンと同
様に、リモートコントローラで自由に音声信号源の制御
を行うことができる。
【0022】上記の構成により、イヤホーンAと接続コ
ードBからなるイヤホーンセットは、これを用いない時
は、イヤホーンと接続コードを分離して保管箱などにコ
ンパクトに収納して保管することができる。また、緊急
時は、イヤホーンAを耳に装着したままの状態で、リン
ク1から接続コードBの第一のプラグ5をジャック3か
ら切り離すことにより、リンク1と接続コードBが常時
繋がっていることによる不具合や事故の発生を防止する
ことができる。さらに、接続コードとイヤホーンのいず
れか一方のみが損傷した場合は、当該損傷をした方のみ
を新品と交換し、正常なものは継続使用することによ
り、経済的損失を少なくすることができる。なお、リン
ク1は、中央部で内折り可能なヒンジを備えて、折畳み
容積を小さくすることを可能にしてもよい。さらに、接
続コードBは、リモートコントローラに内蔵したゼンマ
イ付きリール又は手巻きリールに巻き込んで短縮可能と
することもできる。
ードBからなるイヤホーンセットは、これを用いない時
は、イヤホーンと接続コードを分離して保管箱などにコ
ンパクトに収納して保管することができる。また、緊急
時は、イヤホーンAを耳に装着したままの状態で、リン
ク1から接続コードBの第一のプラグ5をジャック3か
ら切り離すことにより、リンク1と接続コードBが常時
繋がっていることによる不具合や事故の発生を防止する
ことができる。さらに、接続コードとイヤホーンのいず
れか一方のみが損傷した場合は、当該損傷をした方のみ
を新品と交換し、正常なものは継続使用することによ
り、経済的損失を少なくすることができる。なお、リン
ク1は、中央部で内折り可能なヒンジを備えて、折畳み
容積を小さくすることを可能にしてもよい。さらに、接
続コードBは、リモートコントローラに内蔵したゼンマ
イ付きリール又は手巻きリールに巻き込んで短縮可能と
することもできる。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。すなわち、第1に、イヤホ
ーンは首の前又は後を迂回するに必要な長さを有するリ
ンクの両端部に音声出力部を設けただけの構成であるの
で、細く小型であり、目立たずに装着使用することがで
きる。第2に、接続コードが常に結合されている従来品
と違い、イヤホーンの取扱保管に便利である。第3に、
装着して使用している間は、音声出力部が耳孔内壁面に
押圧されるので、音声出力部から出力される音響が耳孔
の空気伝導と耳孔周囲の骨伝導により非常に効率的に鼓
膜に伝達し、かつ、外界騒音の耳孔への侵入及び音質低
下が非常に良く防止され、従来のヘッドホーンやイヤホ
ーンでは享受することができない、非常に潤沢鮮明な音
楽を楽しむことができ、スピーチの一語一語を明確に聴
き取ることができ、しかも、音声出力部から出力された
音響が外に漏出して近辺の人に迷惑をかけることもな
い。第4に、音声出力部の出力値が小さくても十分大き
く聞こえるので、音声信号発生源の消費電力の節減が可
能であり、連続使用可能時間が伸長される。第5に、音
声出力部がリンクの弾性により確実に耳孔に保持される
ので、歩行中や乗車中などに使用している間に筐体が簡
単に耳孔から抜けることがない。
うな優れた効果が得られる。すなわち、第1に、イヤホ
ーンは首の前又は後を迂回するに必要な長さを有するリ
ンクの両端部に音声出力部を設けただけの構成であるの
で、細く小型であり、目立たずに装着使用することがで
きる。第2に、接続コードが常に結合されている従来品
と違い、イヤホーンの取扱保管に便利である。第3に、
装着して使用している間は、音声出力部が耳孔内壁面に
押圧されるので、音声出力部から出力される音響が耳孔
の空気伝導と耳孔周囲の骨伝導により非常に効率的に鼓
膜に伝達し、かつ、外界騒音の耳孔への侵入及び音質低
下が非常に良く防止され、従来のヘッドホーンやイヤホ
ーンでは享受することができない、非常に潤沢鮮明な音
楽を楽しむことができ、スピーチの一語一語を明確に聴
き取ることができ、しかも、音声出力部から出力された
音響が外に漏出して近辺の人に迷惑をかけることもな
い。第4に、音声出力部の出力値が小さくても十分大き
く聞こえるので、音声信号発生源の消費電力の節減が可
能であり、連続使用可能時間が伸長される。第5に、音
声出力部がリンクの弾性により確実に耳孔に保持される
ので、歩行中や乗車中などに使用している間に筐体が簡
単に耳孔から抜けることがない。
【0024】請求項2記載の発明によれば、イヤホーン
の外観体裁が優れる。
の外観体裁が優れる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、イヤホーン
に接続するコードを最短距離をもって音声信号源に接続
することができ、他物に引っ掛かることを極力避けるこ
とができる。
に接続するコードを最短距離をもって音声信号源に接続
することができ、他物に引っ掛かることを極力避けるこ
とができる。
【0026】また、請求項4記載の発明によれば、イヤ
ホーンと接続コードとを分離して保管することができる
から、接続コードのイヤホーンの絡み付きなどに煩わさ
れることがなく、取扱及び保守交換にも便利である。
ホーンと接続コードとを分離して保管することができる
から、接続コードのイヤホーンの絡み付きなどに煩わさ
れることがなく、取扱及び保守交換にも便利である。
【図1】本発明に係るイヤホーン及びイヤホーンセット
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】従来のイヤホーンの斜視図である。
A イヤホーン 1 リンク 2 音声出力部 3 コード接続部(ジャック) 4 導線 B 接続コード 5 接続部(プラグ) 6 接続部(プラグ) 7 リモートコントローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 顎下又はうなじを迂回するように略U字
形に形成されたリンクの両端部に、耳孔に挿入され得る
音声出力部を設けるとともに、前記リンクの中間部に接
続部を設け、前記各音声出力部と前記コード接続部とを
導線により接続してなり、前記リンクは、前記音声出力
部を耳孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔内壁面
に押圧させるように弾性を有するものであることを特徴
とするイヤホーン。 - 【請求項2】 導線は、リンク内に埋設されていること
を特徴とする請求項1記載のイヤホーン。 - 【請求項3】 コード接続部は、リンクの中央よりも左
右いずれかの側に寄った位置に設けられていることを特
徴とする請求項1記載のイヤホーン。 - 【請求項4】 イヤホーンと接続コードとからなり、 前記イヤホーンは、顎下又はうなじを迂回する略U字形
のリンクの両端部に、耳孔に挿入され得る音声出力部を
設けるとともに、前記リンクの中間部にコード接続部を
設け、前記各音声出力部と前記コード接続部とを導線に
より接続してなり、前記リンクは、前記音声出力部を耳
孔に挿入した際に、その音声出力部を耳孔内壁面に押圧
させるように弾性を有するものであり、 前記接続コードは、一端部に前記イヤホーンのコード接
続部に接続するための接続部を、他端部に音声信号発生
源に電気的に接続するための接続部を有するものである
ことを特徴とするイヤホーンセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3486397A JPH10234093A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | イヤホーン及びイヤホーンセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3486397A JPH10234093A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | イヤホーン及びイヤホーンセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234093A true JPH10234093A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12426015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3486397A Pending JPH10234093A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | イヤホーン及びイヤホーンセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234093A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512720A (ja) * | 2003-08-12 | 2007-05-17 | ワンエイティーズ, インコーポレイテッド | スピーカシステムを備えたイヤ・ウォーマ |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP3486397A patent/JPH10234093A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512720A (ja) * | 2003-08-12 | 2007-05-17 | ワンエイティーズ, インコーポレイテッド | スピーカシステムを備えたイヤ・ウォーマ |
JP4695081B2 (ja) * | 2003-08-12 | 2011-06-08 | ワンエイティーズ, インコーポレイテッド | スピーカシステムを備えたイヤ・ウォーマ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4485276A (en) | Personal audio device | |
US6546264B1 (en) | Helmet headphones | |
US6091832A (en) | Wearable personal audio loop apparatus | |
US6690808B2 (en) | Personal earphone assembly for mounting upon eyeglasses | |
US20070171628A1 (en) | Baseball style cap with amplified stereo speakers | |
US20080075314A1 (en) | Sound-box type earphone housing, headset with sound-box type earphone housings | |
US10499138B2 (en) | Electronic headphone | |
US8491146B2 (en) | Baseball-style cap with amplified stereo speakers | |
KR100903606B1 (ko) | 방수기능을 갖는 골전도 이어폰장치 | |
KR100905252B1 (ko) | 개방형 청취장치 | |
JPH11215581A (ja) | 骨導ヘッドセット | |
JP2002369295A (ja) | 集音器とイヤホン用カバー | |
JPH10234093A (ja) | イヤホーン及びイヤホーンセット | |
CN213186505U (zh) | 一种骨传导与空气传导结合的耳机 | |
KR200438262Y1 (ko) | 엠피쓰리 장치 | |
KR100689881B1 (ko) | 리시버를 이용한 스테레오 무선 헤드셋 | |
KR100901361B1 (ko) | 모노-스테레오 겸용 무선 이어셋 및 이어폰 | |
JPH10150693A (ja) | イヤホーン及びイヤホーン用押圧支持具 | |
KR102624445B1 (ko) | 헤드셋용 부착유닛 및 이를 포함하는 헤드셋 | |
KR101926450B1 (ko) | 다기능 핸드백 | |
JPS639796B2 (ja) | ||
CN209105392U (zh) | 一种近耳式耳机 | |
CN213126404U (zh) | Hifi双铁入耳式耳机 | |
JPS6314555Y2 (ja) | ||
KR200175326Y1 (ko) | 헤어밴드 겸용 이어폰 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |