JPH1023401A - データ多重化方法及び多重データ再生方法、多重データ再生装置 - Google Patents

データ多重化方法及び多重データ再生方法、多重データ再生装置

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JPH1023401A
JPH1023401A JP17470896A JP17470896A JPH1023401A JP H1023401 A JPH1023401 A JP H1023401A JP 17470896 A JP17470896 A JP 17470896A JP 17470896 A JP17470896 A JP 17470896A JP H1023401 A JPH1023401 A JP H1023401A
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multiplexing
audio
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Application number
JP17470896A
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English (en)
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Hiroaki Toida
博明 樋田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化した装置に依存しない複数オブジェク
トデータの同期再生が行なえるオブジェクトデータの多
重化方法及び多重化装置、再生装置を提供すること。 【解決手段】 画像データもしくはオーディオデータも
しくはデジタルデータが多重化されたN個のオブジェク
トデータo1、o2、o3、・・・、oNを多重化して、1つの
オブジェクトデータを得る場合において、オブジェクト
データo2、o3、・・・、oNの画像データ、オーディオデ
ータ、デジタルデータを抽出した後、前記オブジェクト
データo2、o3、・・・、oNの画像データ、オーディオデ
ータ、デジタルデータを、前記オブジェクトデータo1の
時間情報t1に基づいた基準クロックで多重化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像、オ
ーディオ、デジタルデータ等を多重して伝送または蓄積
する際のデータ多重化方法及び多重したデータを同期再
生するための復号化方法、および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧縮技術の進歩に伴い、近年、放送、C
ATVなどでデジタル画像、オーディオサービスが実用
化されている。デジタル画像、オーディオまたその他の
データを伝送する際には圧縮技術と共に、それらのデー
タの多重化方法も重要な課題である。
【0003】以下図面を参考にしながら、上述したデー
タ多重化方法の国際規格であるMPEG2(ISO/I
EC JTC/SC29 N801,"ISO/IEC CD 13818-
1:Information technology-Generic coding of moving
pictures and associated audio:Systems",1994.11)。
【0004】図10は従来のMPEG2データ多重化方
法の説明図である。図12はMPEG2データ多重化方
式で多重されたデータを復号する多重データ復号装置の
ブロック図である。図12において、121は分離部で
1211のバッファ、1212のCPUより構成され
る。また122は制御部、123は画像デコーダ、12
4はオーディオデコーダである。図13は制御122の
動作を示すフローチャートである。
【0005】以上のように構成された従来のMPEG2
データ同期多重化方法及び多重データ同期再生装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0006】画像データ、オーディオデータは、画像で
あればフレーム、オーディオであれば1024などの一
定のサンプル数(MPEGではオーディオの場合もこれ
をフレームと呼ぶ)毎に圧縮符号化し、1フレームある
いは複数フレームをまとめてPESパケットと称するパ
ケットを作る。図11(a)(b)(c)はPESパケ
ットを含むTSパケットのフォーマットの概略である。
PESパケットにはヘッダがつくが、ヘッダ中には後続
のデータエリアが画像データか、オーディオデータか、
あるいはその他のデータかを示すストリームID、画像
とオーディオを同期再生するための時間情報、DTS
(デコーディングタイムスタンプ、デコード時間情
報)、PTS(プレゼンテーションタイムスタンプ、提
示時間情報)などを含んでいる。PESパケットは複数
個の188バイト長のTSパケットに分割して伝送また
は蓄積される。
【0007】図11(d)、(e)は各種の情報が入る
アダプテーションフィールドを含むTSパケットのフォ
ーマットの概略である。PCR(プログラムクロックリ
ファレンス、プログラム時間基準)は画像、オーディオ
などのデータが符号化された際のタイムベースでありP
TS、DTSと同じタイムベースを持つ。
【0008】図10はTSパケットのフォーマットの概
略である。TSパケットにはそれぞれPIDと呼ぶパケ
ット固有の番号がついている、PIDはTSパケット毎
に異なるのでなく同じPESパケットは同じPIDを持
つ。TSパケットは、図10(b)に示すようにヘッダ
に続きアダプテーションフィールドまたはデータを送
る。TSパケットのPIDは図10(c)のようにヘッ
ダの一部となる。
【0009】TSパケットのデータ領域には図10に示
すPESパケットの他にPSIと呼ぶ番組選択の情報を
入れることができる。このPSIには、プログラムの番
号とそれに対応する画像データPES、オーディオデー
タPES、データPESパケットを含むTSパケットの
PIDが記述してある。
【0010】図12は以上のように多重化したデータを
受信してデータを同期再生する従来の多重データ再生装
置の一例である。受信した多重データはまずバッファ1
211に記憶する。CPU1212は所望のプログラム
番号に対応した画像PES、オーディオPESをPSI
を用いて抽出し、画像デコーダ124、オーディオデコ
ーダ124に振り分ける。
【0011】制御部122は図13に示したフローチャ
ートに基づいて動作する。まず、TSパケット内のPC
Rから復号化装置のタイムベースであるSTC(システ
ムタイムクロック)を再生する。このSTCの再生によ
り復号化装置のタイムベースは符号化装置のタイムベー
スと一致する。次に、画像デコーダ123及びオーディ
オデコーダ124からPTSまたはDTSを抽出し、S
TCとの比較を行なう。この比較にPTS、DTSの両
方を用いる必要は必ずしもない。画像のPTSがSTC
と一致した場合には、画像デコーダ123にデコード開
始を通知し、オーディオのDTSがSTCと一致した場
合にはオーディオデコーダ124にデコード開始を通知
する。
【0012】以上により、画像デコーダ123とオーデ
ィオデコーダ124は同じタイムベースを持ち、同期再
生、表示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では以下の問題が生ずる。
【0014】画像符号化において、画像を構成するコン
ポーネント、すなわち背景、人物、動いている物体な
ど、いわゆるオブジェクト毎に別々に符号化を行なう、
オブジェクト符号化方法が注目されている。オブジェク
ト符号化では物体毎に符号化するため、特定の物体など
を置き換えるといった編集が行なえる。しかし編集する
各オブジェクトは全て同一の符号化装置により符号化さ
れるとは限らないため、同一のタイムベースを持つとは
限らない。このような場合、従来の方法では、各オブジ
ェクト間の同期再生ができないという問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の第1のデータ多重化方法は、画像データも
しくはオーディオデータもしくはデジタルデータが多重
化されたN個のオブジェクトデータo1、o2、o3、・・
・、oNを多重化して、1つのオブジェクトデータを得る
場合において、オブジェクトデータo2、o3、・・・、oN
の画像データあるいはオーディオデータあるいはデジタ
ルデータを抽出した後、前記オブジェクトデータo2、o
3、・・・、oNの画像データ、オーディオデータ、デジ
タルデータを、前記オブジェクトデータo1の時間情報t1
に基づいた基準クロックで多重化するものである。
【0016】また、第2のデータ多重化方法は、画像デ
ータもしくはオーディオデータもしくはデジタルデータ
が多重化されたN個のオブジェクトデータo1、o2、o3、
・・・、oNを多重化して、1つのオブジェクトデータを
得る場合において、前記オブジェクトデータo1とオブジ
ェクトデータo2、o3、・・・oNの基準時間を表す絶対時
間情報、基準クロックの精度の差を表す時間精度情報か
らなる同期制御データも多重化するものである。
【0017】また、第3のデータ多重化方法は、画像デ
ータもしくはオーディオデータもしくはデジタルデータ
が多重化されたN個のオブジェクトデータo1、o2、o3、
・・・、oNを多重化して、1つのオブジェクトデータを
得る場合において、前記オブジェクトデータo1を基準と
して、前記オブジェクトデータo1またはオブジェクトデ
ータo2、o3、・・・、oNの多重間隔を変更するものであ
る。
【0018】また、第4のデータ多重化方法は、画像デ
ータもしくはオーディオデータもしくはデジタルデータ
が多重化されたN個のオブジェクトデータo1、o2、o3、
・・・、oNを多重化して、1つのオブジェクトデータを
得る場合において、前記オブジェクトデータo2、o3、・
・・、oNの時間情報t2、t3、・・・、tNを前記オブジェ
クトデータo1の時間情報t1に書き換えるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の第1の実施例における
データ多重化方法をN=2の場合について、図面を参照し
ながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例におけるデー
タ多重化装置のブロック図であり、バッファ14、1
5、16、セレクタ17、CPU18よりなる。図2は
オブジェクトデータの説明図、図3はCPU18の動作
を示すフローチャートである。
【0021】以上のように構成されたデータ多重化装置
におけるデータ多重化方法について、図1、2、3を用
いて説明する。
【0022】オブジェクト符号化方法では、図2に示す
ようにオブジェクト単位で符号化を行なう。図2は2種
類のオブジェクト21、22で構成された1連の映像デ
ータの1枚の画像23を示している。オブジェクト21
は背景211、人物212、人物の声213、テーブル
214で構成され、オブジェクト22は背景221、胴
体222、車輪223、224、物体のオーディオ22
5、文字情報226で構成されている。圧縮符号化する
場合は、オブジェクトの最小単位、すなわち211、2
12、213、214、221、222、223、22
4、225、226をそれぞれ圧縮符号化する。
【0023】オブジェクト21、22のような全く異な
るオブジェクト間の基準クロックは一致するとは限らな
い。基準クロックとは、何時何分という絶対時間とその
時間を刻むクロックの精度を表す。
【0024】このような画像データ、オーディオデー
タ、デジタルデータを含むオブジェクトデータo1、o2
を、図3のフローチャートに従って多重化する。すなわ
ち、オブジェクトデータo1、o2をバッファ14、15に
読み込み、o1のPCR、PTS、DTSで表される時間
情報t1を抽出し、このt1から基準クロックbsclk1を再生
する。次にo2から時間情報を持たないデータ部D2を抽出
し、そのデータ部D2を基準クロックbsclk1で新たに多重
化したo'2を作成し、バッファ16に出力する。これに
より、o'2はo1と同じ基準クロックを持つこととなる。
そして、o1とo'2を多重化しo3を得る。
【0025】以上のように、他方のオブジェクトの時間
情報を取り除き、基準とするオブジェクトの基準時間で
オブジェクトの多重化を行なうことで、基準クロックの
異なるオブジェクト間の基準クロックが統一され、オブ
ジェクト間の同期が可能となる。
【0026】以下、以上のようにして得られた多重デー
タを、図4に示されるデータ再生装置で再生する。図4
は本発明における多重データ再生装置のブロック図で、
データ逆多重化部41、制御部44、画像デコーダ4
5、46、オーディオデコーダ47、48から構成され
ている。図5はデータ逆多重化部41のCPU412の
動作を示すフローチャート、図6は制御部44のCPU
442の動作を示すフローチャートである。
【0027】第1の実施例で多重化した多重化データを
蓄積メディア42、または伝送路43を通して逆多重化
部41に入力したとする。逆多重化部41ではPSIを
抽出し、多重化されたストリームから所望のプログラム
に該当するPCR、画像、オーディオ、データを抜きだ
し、PCR、デジタルデータは制御部44に、その他の
データは各々のデコーダに送出する。ここで、画像デコ
ーダ45、オーディオデコーダ47はo1に対するデコー
ダ、画像デコーダ46、オーディオデコーダ48はo2に
対するデコーダとする。
【0028】制御部44は、PCRからデータ再生装置
のタイムベースであるSTCを再生する。次に、画像デ
コーダ45及びオーディオデコーダ47からPTSまた
はDTSを抽出する。画像デコーダ45からのPTSま
たはDTSがSTCと一致した場合には、画像デコーダ
45にデコード開始を通知し、オーディオデコーダ47
からのオーディオのDTSがSTCと一致した場合には
オーディオデコーダ47にデコード開始を通知する。同
様にして、画像デコーダ46及びオーディオデコーダ4
8からPTSまたはDTSを抽出する。画像デコーダ4
6からのPTSまたはDTSがSTCと一致した場合に
は、画像デコーダ46にデコード開始を通知し、オーデ
ィオデコーダ48からのオーディオのDTSがSTCと
一致した場合にはオーディオデコーダ48にデコード開
始を通知する。
【0029】以上のようにして、本発明の第1の実施例
によるデータ多重化方法による多重データは、本発明の
第1の実施例における多重データ再生装置を用いて、オ
ブジェクト間の同期を保ちながら再生、表示することが
可能である。
【0030】なお、本発明第1の実施例ではN=2の場合
についてのみ説明したが、任意の数のオブジェクトデー
タの多重化についても同様にして多重化および再生が可
能である。
【0031】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施例におけるデータ多重化方法を、N=2の場合につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0032】第2の実施例では、図1の多重化装置を用
いるが多重化方法が第1の実施例と異なる。
【0033】図7はCPU18の動作を示すフローチャ
ートである。まず、o1、o2をバッファ14、15に読み
込み、o1の時間情報t1、o2の時間情報t2を抽出する。次
にこのt1、t2から各々の基準クロックbsclk1、bsclk2を
再生し、その絶対時間、クロック精度の差を計算する。
これら絶対時間、クロック精度の差を同期制御データと
して、o1、o2と共にbsclk1で多重化しo3を得る。
【0034】以下、第2の実施例により多重化された多
重データを、図4に示されるデータ再生装置で再生する
が、第1の実施例における動作とは異なる。
【0035】第1の実施例における多重データ再生装置
と異なる点は、逆多重化部41から同期制御データを制
御部44に出力すること、制御部44において同期制御
データから抽出した絶対時間の差を用いてo2に対する各
デコーダのデコードタイミングにオッフセットをつける
こと、同期制御データから抽出したクロック精度の差か
らオブジェクト間の同期が再生時間の経過によりどの程
度の割合でずれるかがわかるため特殊再生を行なうこと
でこの同期のずれを吸収することが可能である。
【0036】以上、第2の実施例によれば、第2の実施
例によって多重化されたストリームは同期再生すること
が可能となる。
【0037】ここで、第2の実施例の多重データ再生装
置では、デジタルデータの再生は行なわなかったが、画
像、オーディオと同様にして、再生が可能である。
【0038】また、第2の実施例では多重ストリームo3
はo1の基準クロックで多重化したためo1に同期したPC
Rが唯一つ存在するが、異なる基準クロックからなるP
CRを含んでいても、多重データ再生装置でどのオブジ
ェクトデータの時間情報から基準クロックを再生するか
の優先順位を付加して多重化することにより、多重デー
タ再生装置は、その優先順位に応じた基準クロックの再
生が可能である。
【0039】また、本発明第2の実施例ではN=2の場合
についてのみ説明したが、任意の数のオブジェクトデー
タの多重化についても同様にして多重化および再生が可
能である。
【0040】(実施の形態3)以下、本発明の第3の実
施例におけるデータ多重化方法をN=2の場合について、
図面を参照しながら説明する。
【0041】第3の実施例では、図1の多重化装置を用
いるが多重化方法が第1、2の実施例と異なる。
【0042】図8は第3の実施例におけるオブジェクト
データo1、o2の多重間隔の変化を表している。o1、o2は
それぞれ図8(a)(b)で表されている。ここで、Au
dio811とAudio821、Video812とVideo822、
Data813とData823はそれぞれオーディオデータ、
画像データ、デジタルデータであり、各々同期表示され
るデータとする。
【0043】以下、CPU18のo1を基準としたo2の多
重間隔の変更の動作を図1、8を用いて説明する。
【0044】まず、o1、o2をバッファ14、15に読み
込む。基準をo1とした場合Audio811の到着までAudio
821の前に無効データを挿入する。次に、Video81
2が到着したのでVideo822到着までの無効データを
削除する。同様にして、Data813の到着まで無効デー
タがData823の前に挿入される。以上の動作によりo2
は図8(c)のようにo1に同期した多重間隔が変更され
たo'2となりバッファ16に出力される。そして、o1とo
2の絶対時間の差を同期制御データとしてo1とo'2ととも
に多重化しo3を得る。
【0045】以下、第3の実施例で得られた多重データ
を、図4で示される多重データ再生装置で再生するが、
第1、2の実施例における多重データ再生装置の動作と
は異なる。
【0046】第2の実施例と異なる点は、制御部44に
よる、時間精度情報の抽出、特殊再生処理、優先順位に
よる基準クロックの再生を行なわなくてよいことにあ
る。
【0047】なお、第3の実施例におけるデータ多重化
方法では、o1を基準としてo2の多重の間隔を変更した
が、o2を基準としてo1の多重の間隔を変更しても同様な
効果が得られる。
【0048】また、本発明第3の実施例ではN=2の場合
についてのみ説明したが、任意の数のオブジェクトデー
タの多重化についても同様にして多重化および再生が可
能である。
【0049】また、第3の実施例におけるデータ多重化
方法では、o1を基準としてo2のみの多重の間隔を変更し
たが、o1の多重の間隔を変更しても同様な効果が得られ
る。
【0050】ただし、この多重間隔の変更は、多重デー
タ再生装置がオーバーフローまたはアンダーフローをお
こさないように行なわなくてはならない。
【0051】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実
施例におけるデータ多重化方法をN=2の場合について、
図面を参照しながら説明する。
【0052】第4の実施例では、図1の多重化装置を用
いるが多重化方法が第1、2、3の実施例と異なる。
【0053】以下、CPU18による多重化の動作を図
1、9を用いて説明する。図9は第3の実施例における
オブジェクトデータo1、o2の多重の様子を表している。
o1、o2はそれぞれ図9(a)(b)で表されている。こ
こで、Audio911とAudio921、Video912とVideo
922、Data913とData923はそれぞれオーディオ
データ、画像データ、デジタルデータであり、各々同期
表示されるデータとする。
【0054】まずオブジェクトデータo1、o2をバッファ
14、15に読み込み、o1のPCR、PTS、DTSで
表される時間情報t1を抽出し、o2の時間情報t2をt1に書
き換える。図9ではオブジェクトの時間情報としてPT
SあるいはDTSを用いている。これにより図9(b)
は図9(c)となる。図9(a)(c)からわかるよう
にo1とo2では基準クロックの精度の差によりオブジェク
トデータ間の同期がとれていない。これを吸収するため
にウエイトフラグも多重化して、o'2として、バッファ
16に出力する。ウエイトフラグとは、ある時間だけデ
コード処理を行なわない、もしくはデコードされたデー
タの出力を遅らせる効果をもつ。このウエイトフラグの
多重化により、図9(c)は図9(d)となる。そし
て、o1とo'2を多重化しo3を得る。
【0055】以下、第4の実施例におけるデータ多重方
法により得られた多重データを図4で示される多重デー
タ再生装置で再生するが、第1、2、3の実施例での多
重データ再生装置の動作とは異なる。
【0056】第1、2、3の実施例における多重データ
再生装置の動作と異なる点は、逆多重化部41はウエイ
トフラグを検出した際には制御部44にそれを通知する
こと、制御部44においてウエイトフラグを検出した際
には、それに対応するデコーダにウエイト処理を施すこ
とである。図9(e)はこのウエイトフラグにより、Vi
deo922、Data923の出力が遅れ、図9(a)に同
期することをイメージしたものである。
【0057】以上のように、オブジェクトの時間情報を
書き換えること、ウエイトフラグを多重することによ
り、基準クロックの異なるオブジェクト間の絶対時間が
統一され、オブジェクト間の同期が可能となる。
【0058】また、本発明第4の実施例ではN=2の場合
についてのみ説明したが、任意の数のオブジェクトの多
重化についても同様にして多重化および再生が可能であ
る。
【0059】しかしながら、オブジェクトデータの符号
化条件が異なる場合には、オブジェクトデータの時間情
報の書き換えは容易ではない。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明は、異なる基準クロ
ックをもつ複数のオブジェクトデータを多重化する際に
基準クロックの統一あるいは差を吸収するため、符号化
した装置に依存しない複数オブジェクトデータの同期再
生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1から4の実施例におけるデータ多
重化装置のブロック図
【図2】オブジェクトデータの説明図
【図3】本発明の第1の実施例におけるデータ多重化方
法の説明図
【図4】本発明の第1から4の実施例におけるデータ再
生装置のブロック図
【図5】本発明の第1の実施例における多重化器1のC
PU18の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第1の実施例における逆多重化部41
のCPU412の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例における多重化器1のC
PU18の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第3の実施例におけるデータ多重化方
法の説明図
【図9】本発明の第4の実施例におけるデータ多重化方
法の説明図
【図10】従来のMPEG2データ多重化方法の説明図
【図11】従来のMPEG2データ多重化方法の説明図
【図12】従来の多重データ復号装置のブロック図
【図13】従来の多重データ復号装置の制御部122の
動作を示すフローチャート
【符号の説明】
14 バッファ 15 バッファ 16 バッファ 17 セレクタ 18 CPU 41 データ逆多重化部 42 蓄積メディア 43 伝送路 44 制御部 45 画像デコーダ 46 オーディオデコーダ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データもしくはオーディオデータも
    しくはデジタルデータが多重化されたN個のオブジェク
    トデータo1、o2、o3、・・・、oNを多重化して、1つの
    オブジェクトデータを得る場合において、オブジェクト
    データo2、o3、・・・、oNの画像データあるいはオーデ
    ィオデータあるいはデジタルデータを抽出した後、前記
    オブジェクトデータo2、o3、・・・、oNの画像データあ
    るいはオーディオデータあるいはデジタルデータを、前
    記オブジェクトデータo1の時間情報t1に基づいた基準ク
    ロックで多重化することを特徴とするデータ多重化方
    法。
  2. 【請求項2】 画像データもしくはオーディオデータも
    しくはデジタルデータが多重化されたN個のオブジェク
    トデータo1、o2、o3、・・・、oNを多重化して、1つの
    オブジェクトデータを得る場合において、前記オブジェ
    クトデータo1とオブジェクトデータo2、o3、・・・oNの
    基準時間を表す絶対時間情報、基準クロックの精度の差
    を表す時間精度情報からなる同期制御データも多重化す
    ることを特徴とするデータ多重化方法。
  3. 【請求項3】 復号化装置がどのオブジェクトデータの
    時間情報で基準クロックを再生するのかの優先順位を付
    加して多重化することを特徴とする請求項2記載のデー
    タ多重化方法。
  4. 【請求項4】 画像データもしくはオーディオデータも
    しくはデジタルデータが多重化されたN個のオブジェク
    トデータo1、o2、o3、・・・、oNを多重化して、1つの
    オブジェクトデータを得る場合において、前記オブジェ
    クトデータo1を基準として、前記オブジェクトデータo1
    またはオブジェクトデータo2、o3、・・・、oNの多重間
    隔を変更することを特徴とするデータ多重方法。
  5. 【請求項5】 前記オブジェクトデータo1と前記オブジ
    ェクトデータo2、o3、・・・、oNの基準時間の関係を表
    す絶対時間情報からなる同期制御データも多重化するこ
    とを特徴とする請求項4記載のデータ多重化方法。
  6. 【請求項6】 前記多重間隔の変更を無効データの挿入
    もしくは無効データの削除で行なうことを特徴とする請
    求項4または5記載のデータ多重化方法。
  7. 【請求項7】 画像データもしくはオーディオデータも
    しくはデジタルデータが多重化されたN個のオブジェク
    トデータo1、o2、o3、・・・、oNを多重化して、1つの
    オブジェクトデータを得る場合において、前記オブジェ
    クトデータo2、o3、・・・、oNの時間情報t2、t3、・・
    ・、tNを前記オブジェクトデータo1の時間情報t1に書き
    換えることを特徴とするデータ多重化方法。
  8. 【請求項8】 前記オブジェクトデータo1と前記オブジ
    ェクトデータo2、o3、・・・、oNの基準クロックの精度
    の差を吸収するウエイトフラグも多重化することを特徴
    とする請求項7に記載のデータ多重化方式。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のデータ
    多重化方式で多重化したデータを受信し、画像またはオ
    ーディオまたはその他のデジタルデータを再生する多重
    データ再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載のデー
    タ多重化方式で多重化したデータを受信し、オブジェク
    トデータo1に含まれる画像データを画像の背景とし、前
    記オブジェクトデータo1の時間情報t1を復号化装置の基
    準クロックとして画像またはオーディオまたはその他の
    デジタルデータを再生する多重データ再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載のデータ多重化方式で
    多重化したデータを受信し、クロックの優先順位に応じ
    て基準クロックを再生し、画像またはオーディオまたは
    その他のデジタルデータを再生する多重データ再生装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8のいずれかに記載のデー
    タ多重化方式で多重化したデータを記録する記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1〜8のいずれかに記載のデー
    タ多重化方式で多重化したデータを伝送する伝送媒体。
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