JPH10233775A - Atmネットワークの中継ノード装置 - Google Patents

Atmネットワークの中継ノード装置

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JPH10233775A
JPH10233775A JP3417497A JP3417497A JPH10233775A JP H10233775 A JPH10233775 A JP H10233775A JP 3417497 A JP3417497 A JP 3417497A JP 3417497 A JP3417497 A JP 3417497A JP H10233775 A JPH10233775 A JP H10233775A
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JP
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cell
service
abr
service connection
scheduling
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JP3417497A
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Miu Takahashi
美羽 高橋
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABRサービス以外のQoSクラスのセルス
ケジューリングを行うことなく、ABRサービスのレー
ト制御を可能とし、処理の簡素化及び装置の小規模化が
可能な中継ノード装置を提供する。 【解決手段】 セル分離部1は入力セルの中からABR
サービスセルとそれ以外のサービスセルとを識別し、A
BRサービスセルのみを分離する。ABR専用バッファ
2は分離されたABRサービスセルを順次格納する。空
きセル判定部3はABRサービスセルが分離されたセル
流に対して空きセル領域の検出を行う。スケジューリン
グ部4は空きセル領域情報とABRサービスセルの適切
なレート情報とを基にセルスケジューリングを行う。セ
レクタ5はスケジューリング情報を基に、格納されたA
BRサービスセルとそれ以外のサービスセルとのうちい
ずれかを選択して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中継ノード装置に関
し、特にATM(Asynchronous tran
sfer mode)ネットワークのサービスの一つで
あるABR(Available Bit Rate)
サービスをより効率的に利用するために、ABRサービ
スセルの送信レートを制御するような中継ノードに位置
付けされるVS/VD(Virtual Source
/Virtual Destination)装置にお
けるABRサービスのスケジューリング及び出力レート
制御の方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のVS/VDにおけるAT
Mセルスケジューリング方式としては、WAN(Wid
e Area Network)において、CBR(C
onstant Bit Rate)、VBR(Var
iable Bit Rate)、ABR、UBR(U
ndefined Bit Rate)といったトラヒ
ックセルパラメータ、ならびに転送品質が異なる複数の
QoS(Qualityof Service)クラス
のサポートを目的として用いられている。
【0003】ABRサービスはノンリアルタイムサービ
スを対象とするサービスクラスであり、フィードバック
制御によって予め帯域予約をすることなく、ネットワー
クの状況に応じたレートで端末がデータ転送を行うこと
ができる。
【0004】ABRサービスにおけるデータセルとリソ
ースマネージメントセル[以下、RM(Resourc
e Management)セルとする]の流れを図6
に示す。フィードバック制御は、図8(a)に示すよう
に、端末がデータ送信時にNrmセルに1セルの割合で
挿入されるRMセルを用いて行われる。受信端末13で
は送信端末11からATMネットワーク12を通して送
られてきたデータセルDのみを受取り、RMセルRはA
TMネットワーク12を通して送信端末11に送り返
す。
【0005】途中、スイッチ等のネットワーク内の装置
によってRMセルRに輻輳情報が書込まれ、送信端末1
1はこの輻輳情報を基にレートの変更を行う。一般に、
ABRサービスは、図8(b)に示すように、CBRサ
ービスやVBRサービスの空き帯域を使用することにな
っている。しかしながら、CBRサービスやVBRサー
ビスが実際に予約帯域全てを使用するとは限らないの
で、これらCBRサービスやVBRサービスによって使
用されていない帯域を、帯域を必要としているABRサ
ービスに与えるようにしている。したがって、上記の方
法ではネットワークを非常に有効に使うことが可能にな
る。
【0006】また、ABRサービスをWANで使用する
場合には、レート情報や輻輳情報の送信端末11への伝
達が遅れる。よって、スイッチに余分なバッファを設置
する必要が発生したり、ネットワークの状況を把握した
レート制御をリアルタイムに行うことができないといっ
た問題が生じる。
【0007】この問題を解決するために、図7に示すよ
うに、端末21,22間にVS/VDという機能を備え
たATMネットワークの中継ノード装置20を置き、一
つのネットワークをセグメントA及びセグメントBとい
うように二つに分割し、それらセグメントA,B内にお
いても制御を行う方法が考えられている。これによっ
て、制御ループが小さくなるため、レート情報や輻輳情
報のフィードバックが迅速に通知されるので、リアルタ
イムなレート制御が行われ、スイッチのバッファ容量も
有限値に抑えることができる。この場合、VS/VDに
よる制御ループの分割はVS/VDの前後でネットワー
ク管理領域の分割をも可能にしているので、管理の簡便
化にもつながる。
【0008】セルスケジューリング方式としては、特開
平8−51445号公報に開示された方法がある。この
セルスケジューリング方式では、まず、送るべきセルを
有するチャネルを対応する識別子VCNを用いて循環リ
ストに配置しておき、1回のスロット毎に循環リスト内
の識別子VCNを1つずつ処理し、それに対応するチャ
ネルのセルを送信するという方式である。
【0009】各仮想チャネルは優先順位レベル及び送信
速度インディケータを指定する仮想チャネル・パラメー
タ・データを持っている。循環リストへの識別子VCN
の配置は、関連するチャネルの送信速度インジケータに
基づいて行われる。1スロットでは1つの識別子VCN
しか処理できない。
【0010】したがって、1スロットに識別子VCNが
複数対応する場合には衝突回避手段として、チャネルの
優先順位に基づいた識別子VCNの配置を行う。この
時、選択されなかったチャネルは可用性に応じて、次の
スロットに置き換えられる。上述したようなセルスケジ
ューリング方式によって著しい遅延を招くことなく、セ
ルの送信を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセルス
ケジューリング方式では、複数のQoSクラスのサポー
トを目的として用いられているが、QoSにはABRサ
ービスの他にCBR、VBR、UBRといったサービス
クラスがあり、ABRサービスがCBRサービスやVB
Rサービスの未使用の帯域を利用することになってい
る。したがって、ABRサービスセルの出力レートがC
BRサービスやVBRサービスの未使用の帯域の大きさ
に左右されるため、レートの測定が難しい。上記の公報
記載のセルスケジューリング方式ではそのコネクション
のピーク速度値や維持速度値に基づいてセルスケジュー
リングを行っている。
【0012】また、上記の公報記載のセルスケジューリ
ング方式ではセルスケジューリングの際に、一回のスロ
ット毎に全コネクションに対してセルの有無についての
検証を行い、コネクションにセルが存在した場合にはそ
のQoSクラスや送信レートを確認しなければならない
ので、それが処理の複雑化や遅延につながってしまう。
特に、中継ノード装置はネットワークの大きさや距離に
応じて、設置台数が増えるものと考えられるので、より
単純な処理が必要とされる。
【0013】さらに、セルスケジューリングを行う際に
はコネクション毎またはQoSクラス毎にバッファや帯
域及びレートの測定機能の搭載が必要となるが、これを
実現する場合、コネクション数が増えるにつれて装置規
模も大きくなってしまい、装置の大規模化を招いてしま
う。
【0014】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ABRサービス以外のQoSクラス(CBR、V
BR、UBR)のセルスケジューリングを行うことな
く、ABRサービスのレート制御を行うことができ、処
理の簡素化及び装置の小規模化を図ることができる中継
ノード装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による中継ノード
装置は、予め帯域予約をすることなくかつネットワーク
の状況に応じたレートでデータ転送が行われるサービス
コネクションを含む複数のコネクションのセル列が一つ
のポートを介して伝送されるATMネットワークにおけ
る中継ノード装置であって、前記セル列の中から前記サ
ービスコネクションのセルを取出す分離手段と、前記分
離手段によって取出された前記サービスコネクションの
セルを順次格納する格納手段と、前記分離手段によって
前記サービスコネクションのセルが取出された前記セル
列における空きセル領域を判定する判定手段と、前記判
定手段の判定結果と少なくとも前記サービスコネクショ
ンのレート情報とに基づいて前記格納手段に格納された
前記サービスコネクションのセルを前記セル列に挿入す
る挿入手段とを備えている。
【0016】また、本発明による他の中継ノード装置
は、予め帯域予約をすることなくかつネットワークの状
況に応じたレートでデータ転送が行われるサービスコネ
クションを含む複数のコネクションのセル列が一つのポ
ートを介して伝送されるとともに、前記サービスコネク
ションのみ出力レートが制御されるATMネットワーク
の中継ノード装置であって、前記セル列の中から前記サ
ービスコネクションのセルを取出す分離手段と、前記分
離手段によって取出された前記サービスコネクションの
セルを順次格納する格納手段と、前記分離手段によって
前記サービスコネクションのセルが取出された前記セル
列における空きセル領域を判定する判定手段と、前記判
定手段の判定結果と少なくとも前記サービスコネクショ
ンのレート情報とに基づいて前記格納手段に格納された
前記サービスコネクションのセルを前記セル列に挿入す
る挿入手段とを備えている。
【0017】すなわち、本発明のセルスケジューリング
方式では、VS/VDの内部にABRサービスセルとそ
れ以外のQoSクラス(CBR、VBR、UBR)のセ
ルとを識別し、ABRサービスセルのみを抽出するセル
分離部を備え、ABRサービスセル以外のQoSクラス
(CBR、VBR、UBR)のセルをそのまま通過させ
るようにしている。
【0018】また、セル分離部によって抽出されたAB
Rサービスセルを順次蓄積するABR専用バッファを備
え、そのABR専用バッファにABRサービスセルのみ
を格納している。ABRサービス以外のセルについては
バッファを持たない。
【0019】さらに、ABRサービス以外のセルの流れ
の中から、空きセル領域を検出する空きセル判定部を備
え、空きセル判定部によって空きセル領域を判定された
位置にABRサービスセルを配置するようにセルスケジ
ューリングを行うスケジューリング部を有する。
【0020】セル分割部はABRサービスセルとそれ以
外のセルとを識別し、ABRサービスセルのみを取出
す。取出されたABRサービスセルはスケジューリング
部の情報にしたがってセル列内に配置される。また、A
BRサービス以外のセルはセルがVS/VDに入力され
た時から存在していた空きセル領域及びABRサービス
セルを取出した領域をそのまま保存した状態でセル分離
部を通過させるので、そのQoSクラスセルの予約帯域
や送信レートの変更を一切行うことなく、ABRサービ
スセルを配置する候補領域を確保することができる。
【0021】ABR専用バッファにはセル分離部によっ
て取出されたABRサービスセルが順次格納される。格
納されるのはABRサービスセルのみであり、間をあけ
ることなく詰めて格納するので、その分バッファ容量を
小さくすることができる。セル分離部で分離されたAB
Rサービス以外のセルはバッファを持たないので、装置
全体でのバッファ容量も削減可能である。
【0022】空きセル判定部はセル分離部で分離された
ABRサービス以外のセル流内の空きセル領域を検出す
る。この情報はスケジューリング部に送られ、スケジュ
ーリング部でABRサービスセルを配置する領域決定に
使用される。よって、ABRサービス以外のセルについ
ては空きセル領域かどうかの判定を行われるだけであ
り、困難とされている予約帯域やレート情報の測定が装
置内で行われることはない。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るスケジューリング処理部の構成を示すブロック図であ
る。図において、本発明の一実施例によるスケジューリ
ング処理部はセル分離部1と、ABR専用バッファ2
と、空きセル判定部3と、スケジューリング部4と、セ
レクタ5とから構成されている。
【0024】セル分離部1は装置に入力されたセルの中
から出力レートの制御を行わなければならないABRサ
ービスセルとそれ以外のサービスセルとを識別し、AB
Rサービスセルのみをそのセル流(セル列)の中から分
離する。
【0025】ABR専用バッファ2はセル分離部1によ
って分離されたABRサービスセルを順次格納する。空
きセル判定部3はセル分離部1によってABRサービス
セルが分離されたセル流に対して空きセル領域の検出を
行う。
【0026】スケジューリング部4は空きセル判定部3
からの空きセル領域情報と、ABRサービスセルのネッ
トワークの輻輳状況に応じて出力すべき適切なレート
(現在、使用が許可されているレート)を示すACR
(The Allowed Cell Rate)情報
とを基にセルスケジューリングを行う。ACR情報はV
S/VD内のACR計算部(図示せず)で計算されてR
Mセルに書込まれており、図示せぬ抽出部でそのRMセ
ルから読出されてスケジューリング部4に供給される。
【0027】セレクタ5はスケジューリング部4からの
スケジューリング情報を基に、ABR専用バッファ2に
格納されたABRサービスセルとそれ以外のサービスセ
ルとのうちいずれかを選択して出力する。
【0028】図2は本発明の一実施例によるVS/VD
の構成を示すブロック図である。図において、本発明の
一実施例によるVS/VD(以下、中継ノード装置とす
る)6は図1に示す構成のスケジューリング処理部7
と、ACR計算部8とを含んで構成されている。
【0029】中継ノード装置6内のACR計算部8はA
CR情報を計算してRMセルrに書込み、スケジューリ
ング処理部7に渡す。スケジューリング処理部7にはデ
ータセルdとRMセルrとが入力されており、図示せぬ
抽出部でそのRMセルrからACR情報を読出してスケ
ジューリング部4に供給している。
【0030】尚、図2においては、片方向の通信の場合
の構成を示しており、双方向の通信の場合には他方の通
信経路にもスケジューリング処理部7及びACR計算部
8が配設される。
【0031】図3は図1のスケジューリング部4の動作
を示す図である。これら図1〜図3を用いて本発明の一
実施例によるスケジューリング処理について説明する。
【0032】入力されたセルに対しては、まず、セル分
離部1で処理が行われる。セル分離部1では入力セルが
ABRサービスセルであるかどうかを調べ、ABRサー
ビスセルであればそのセルを取出す。セル分離部1はそ
れ以外(例えば、CBRサービスセル、VBRサービス
セル、UBRサービスセル)のセルであれば、入力時の
セルの位置を維持したまま通過させ、ABRサービスセ
ルが取出された領域を空きセル領域のままにしておく。
【0033】セル分離部1で取出されたABRサービス
セルはABR専用バッファ2に格納される。また、AB
Rサービス以外のセルの流れについては空きセル判定部
3で空きセル領域が検出され、その検出結果がスケジュ
ーリング部4に送られる。
【0034】ところで、ABRサービスにはACR(許
容レート)情報というものがあり、このACR情報はネ
ットワークが網内の輻輳情報や輻輳状況に応じて出力す
べき適切なレートがACR計算部8で計算された情報で
ある。また、ACR情報はRMセルを利用して送信端末
に伝達されることによって、送信端末でATM For
umのトラヒックマネージメント規定に基づいて計算さ
れるレートである。ここで、上記のトラヒックマネージ
メント規定については、“Traffic Manag
ement Specification Versi
on 4.0”(The ATM Forum Tec
hnical Committee April 19
96)に詳述されている。
【0035】実際に、ABRサービスセルはほぼこれに
基づいたレート(但し、ACRを越えてはいけない)で
送信される。したがって、ABRサービスセルのスケジ
ューリングはACR情報に基づいていなければならない
ので、このACR情報をスケジューリング部4に送る。
【0036】スケジューリング部4ではABR専用バッ
ファ2の一番前に格納されたABRサービスセルの1/
ACRのタイミングで、かつその領域が空きセル領域で
ある場合にその領域にABRサービスセルを配置するよ
うにスケジューリングする。しかしながら、1/ACR
のタイミングの領域に既に他のセルが配置されている場
合、そのABRサービスセルは待ち状態となり、次の空
きセル領域に配置するようにスケジューリング情報を出
力する。セレクタ5はスケジューリング部4からスケジ
ューリング情報を受取り、スケジューリング情報がAB
Rサービスセルの配置を指示していれば、ABR専用バ
ッファ2からABRサービスセルを取出し、そのタイミ
ングでABRサービスセルを出力する。
【0037】図4(a)はコネクション及びサポートの
QoSクラスの一例を示す図であり、図4(b)はAB
Rサービスコネクションのリストの一例を示す図であ
る。これらの図において、図4(a)には中継ノード装
置6に対してコネクション設定時にそのコネクションが
どのQoSクラスを用いるかが予め登録される状態を示
している。すなわち、図4(a)ではコネクション番号
#1のQoSクラスが「CBR」、コネクション番号#
2のQoSクラスが「VBR」、コネクション番号#3
のQoSクラスが「ABR」、コネクション番号#4の
QoSクラスが「ABR」、コネクション番号#5のQ
oSクラスが「UBR」、コネクション番号#6のQo
Sクラスが「ABR」、コネクション番号#7のQoS
クラスが「CBR」、コネクション番号#8のQoSク
ラスが「UBR」に夫々設定されている例を示してい
る。
【0038】これに対し、図4(b)には上記のコネク
ションリストの中からABRサービスを用いるコネクシ
ョンのみが抽出されたものが登録される。すなわち、A
BRサービスコネクションリストにはQoSクラスが
「ABR」のコネクション番号#3,#4,#6が登録
されることを示している。
【0039】セル分離部1では入力されたセル内に書か
れているコネクション番号とABRサービスコネクショ
ンリストとの照合を行い、一致した場合にそのセルがA
BRサービスセルであると判定する。但し、ABRサー
ビスセルにはデータセルとNrmセルに1セルの割合で
流されているRMセルとがあるが、両セルともセル分離
部1で取り出される。ABRサービスセル以外のセルに
対しては入力時の位置のままセル分離部1を通過させ
る。すなわち、ABRサービスセルを取出した領域も空
きセル領域として残しておく。
【0040】セル分離部1から取出されたABRサービ
スセルは、ABR専用バッファ2に格納される。ABR
専用バッファ2としては、例えばFIFO(First
In First Out)メモリ等が利用される。
【0041】図5は本発明の一実施例によるセルスケジ
ューリング手順を示すフローチャートである。これら図
1〜図5を用いて本発明の一実施例によるセルスケジュ
ーリングの手順例を説明する。
【0042】スケジューリング部4は、まず、ABR専
用バッファ2にABRサービスセルがあるか否かを判定
し(図5ステップS1)、ABR専用バッファ2にAB
Rサービスセルがあると判定すると、セル分離部1で抽
出したそのコネクションのレート情報(ACR)を確認
する(図5ステップS2)。
【0043】コネクションのレート情報の確認によっ
て、ABRサービスコネクションのACRがACRcで
あったとすると、ABRサービスセルを配置する間隔は
前回配置したセルよりも1/ACRc以上の間隔を空け
ればよい。したがって、スケジューリング部4は現時点
でその条件に合うかどうかを判定する(図5ステップS
3)。
【0044】スケジューリング部4はまだその条件を満
たしていなければ、その条件が満たされるまで待機状態
となり(図5ステップS4)、その条件が満たされると
同時に空きセル判定部3からABRサービスセル以外の
セル流の空きセル領域情報を入手する(図5ステップS
5)。
【0045】スケジューリング部4は空きセル判定部3
からの空きセル領域情報に空きセル領域があるか否かを
判定し(図5ステップS6)、空きセル領域がなければ
次の空きセル領域まで待機状態となるが(図5ステップ
S7)、空きセル領域があればABRサービスセルをそ
の領域に配置する(図5ステップS8)。
【0046】スケジューリング部4はABRサービスセ
ルがABR専用バッファ2に存在する限り、上記のよう
な制御を繰返し行うことで、図3に示すように、ABR
サービスセルをABRサービスセル以外のセル流の中に
配置し、ABRサービスセルのスケジューリングを行
う。
【0047】上述したセルスケジューリング情報はスケ
ジューリング部4からセレクタ5に送られ、セレクタ5
がそのセルスケジューリング情報に基づいて実際にAB
R専用バッファ2からABRサービスセルを取出してA
BRサービスセル以外のセル流への配置を行い、そのセ
ル流を送出する。
【0048】尚、上記の実施例ではABR専用バッファ
2が一つの場合について説明したが、ABR専用バッフ
ァ2をABRサービスコネクションに対応した数だけ、
つまり図4(b)に示すコネクション番号毎に配設する
ことも可能である。
【0049】このように、セル分離部1で入力セルの中
からABRサービスセルを取出してABR専用バッファ
2に格納するとともに、空きセル判定部3でそのセル流
の空きセル領域を判定し、スケジューリング部4でこの
判定結果と少なくともABRサービスセルのACR情報
とに基づいてABRサービスセルのスケジューリング情
報を生成し、セレクタ5でスケジューリング情報に基づ
いてABRサービスセルをセル流の空きセル領域に挿入
することによって、CBRサービスやVBRサービスの
空き帯域を使用して送出するABRサービスセルの有無
のみを検出すればいいので、スケジュール処理が簡単と
なり、ABRサービス以外の帯域を知らなくてもABR
サービスセルをレート制御することができる。
【0050】また、ABRサービス以外のレートを知る
ことなく、それらのセルの有無だけを検出するだけでよ
いので、ABRサービス以外についてはバッファを持た
なくともよく、回路を簡略化することができる。したが
って、ABRサービス以外のQoSクラス(CBR、V
BR、UBR)のセルスケジューリングを行うことな
く、ABRサービスのレート制御を行うことができ、処
理の簡素化及び装置の小規模化を図ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め帯域予約をすることなくかつネットワークの状況に応
じたレートでデータ転送が行われるサービスコネクショ
ンを含む複数のコネクションのセル列が一つのポートを
介して伝送されるATMネットワークにおける中継ノー
ド装置において、セル列の中からサービスコネクション
のセルを取出して順次格納しておき、このサービスコネ
クションのセルが取出されたセル列における空きセル領
域に少なくともサービスコネクションのレート情報に基
づいて、格納しておいたサービスコネクションのセルを
挿入することによって、そのサービスコネクション以外
のQoSクラス(CBR、VBR、UBR)のセルスケ
ジューリングを行うことなく、そのサービスコネクショ
ンのレート制御を行うことができ、処理の簡素化及び装
置の小規模化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスケジューリング処理
部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるVS/VDの構成を示
すブロック図である。
【図3】図1のスケジューリング部の動作を示す図であ
る。
【図4】(a)はコネクション及びサポートのQoSク
ラスの一例を示す図、(b)はABRサービスコネクシ
ョンのリストの一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるセルスケジューリング
手順を示すフローチャートである。
【図6】ABRサービスにおけるデータセルとRMセル
の流れを示す図である。
【図7】図6のネットワークにおけるVS/VDの配置
を示す図である。
【図8】(a)はセルの流れの一例を示す図、(b)は
ABRサービスの使用帯域を示す図である。
【符号の説明】
1 セル分離部 2 ABR専用バッファ 3 空きセル判定部 4 スケジューリング部 5 セレクタ 6 VS/VD 7 スケジューリング処理部 8 ACR計算部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め帯域予約をすることなくかつネット
    ワークの状況に応じたレートでデータ転送が行われるサ
    ービスコネクションを含む複数のコネクションのセル列
    が一つのポートを介して伝送されるATMネットワーク
    における中継ノード装置であって、前記セル列の中から
    前記サービスコネクションのセルを取出す分離手段と、
    前記分離手段によって取出された前記サービスコネクシ
    ョンのセルを順次格納する格納手段と、前記分離手段に
    よって前記サービスコネクションのセルが取出された前
    記セル列における空きセル領域を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果と少なくとも前記サービスコネ
    クションのレート情報とに基づいて前記格納手段に格納
    された前記サービスコネクションのセルを前記セル列に
    挿入する挿入手段とを有することを特徴とする中継ノー
    ド装置。
  2. 【請求項2】 前記格納手段は、前記サービスコネクシ
    ョンに対応した数だけ配設したことを特徴とする請求項
    1記載の中継ノード装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のコネクション各々のサービス
    種別を保持する保持手段を含み、前記分離手段が前記保
    持手段の保持内容を基に前記サービスコネクションのセ
    ルを識別するようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の中継ノード装置。
  4. 【請求項4】 予め帯域予約をすることなくかつネット
    ワークの状況に応じたレートでデータ転送が行われるサ
    ービスコネクションを含む複数のコネクションのセル列
    が一つのポートを介して伝送されるとともに、前記サー
    ビスコネクションのみ出力レートが制御されるATMネ
    ットワークの中継ノード装置であって、前記セル列の中
    から前記サービスコネクションのセルを取出す分離手段
    と、前記分離手段によって取出された前記サービスコネ
    クションのセルを順次格納する格納手段と、前記分離手
    段によって前記サービスコネクションのセルが取出され
    た前記セル列における空きセル領域を判定する判定手段
    と、前記判定手段の判定結果と少なくとも前記サービス
    コネクションのレート情報とに基づいて前記格納手段に
    格納された前記サービスコネクションのセルを前記セル
    列に挿入する挿入手段とを有することを特徴とする中継
    ノード装置。
  5. 【請求項5】 前記格納手段は、前記サービスコネクシ
    ョンに対応した数だけ配設したことを特徴とする請求項
    4記載の中継ノード装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のコネクション各々のサービス
    種別を保持する保持手段を含み、前記分離手段が前記保
    持手段の保持内容を基に前記サービスコネクションのセ
    ルを識別するようにしたことを特徴とする請求項4また
    は請求項5記載の中継ノード装置。
JP3417497A 1997-02-19 1997-02-19 Atmネットワークの中継ノード装置 Pending JPH10233775A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001057563A (ja) * 1999-06-30 2001-02-27 Alcatel 低ビットレートアプリケーション用のatmセルを生成するための方法
WO2019070020A1 (ja) 2017-10-06 2019-04-11 日本電気株式会社 データ通信装置、通信システム、データ通信方法及びプログラム

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