JPH10233666A - 負荷駆動装置 - Google Patents

負荷駆動装置

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JPH10233666A
JPH10233666A JP9033884A JP3388497A JPH10233666A JP H10233666 A JPH10233666 A JP H10233666A JP 9033884 A JP9033884 A JP 9033884A JP 3388497 A JP3388497 A JP 3388497A JP H10233666 A JPH10233666 A JP H10233666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOS型FETを用いてPWM制御で負荷駆
動するときに温度上昇を抑制する。 【解決手段】 バッテリー電源12の電源電圧をA/D
変換器18でデジタル値に変換してマイコン20へ入力
する。マイコン20ではバッテリー電源12の電源電圧
が変動したか否かを判断することによってバッテリー電
源12の電源電圧を監視し、バッテリー電源12の電源
電圧が変動したときは、パワーMOS型FET16が温
度上昇の可能性があるので、バッテリー電源12の電源
電圧が増加したときには、駆動周波数を減少させること
で、パワーMOS型FET16の駆動周波数を調整し熱
保護を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷駆動装置にか
かり、特に、MOS型FETにより電源から供給された
電力を負荷手段へ供給または未供給にスイッチングする
負荷駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング素子としてパワーMOS型
FETを用いて、ランプやモータ等の負荷を駆動する負
荷駆動回路では、MOS型FETのオン抵抗、放熱板、
周囲温度、使用電圧、及び使用電流等の特性による諸条
件下で、MOS型FET自体の温度が上昇することによ
り、MOS型FETの破壊や出力低下を招くことがあ
る。
【0003】このように、パワーMOS型FETを用い
た負荷駆動回路では(特に、パルス幅変調制御回路:P
WM制御回路)、大電流を流すことによって大きな損失
が発生するので、熱設計が重要である。
【0004】また、MOS型FETは、周囲温度、負荷
の変更等の外部要因による変化で、MOS型FET自体
の温度が上昇し、オン抵抗が増加する。このオン抵抗の
増加は、損失の増加、出力低下、及び素子温度上昇を生
じさせ、MOS型FETの加熱を招くことになる。
【0005】このため、パワーMOS型FETを加熱か
ら保護する加熱保護装置が提案されている(実開平1−
171599号公報参照)。この加熱保護装置は、パワ
ーMOS型FETの冷却フィンの温度を検出し、検出温
度が設定温度以下のときに以上温度と判定してモータ駆
動用のインバータの周波数を変更して加熱保護対策をし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術のようにパワーMOS型FETの冷却フィンの温度
を検出するものではパワーMOS型FETの実際温度と
差異があると共に、冷却フィンの温度を基にして判定す
るのでパワーMOS型FETの温度が実際に上昇した後
に加熱保護対策に移行することによる時間差のため、M
OS型FETの破壊や出力低下を招くことがある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、MOS型
FETを用いて負荷駆動するときに温度上昇を抑制でき
る負荷駆動装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の負荷駆動装置は、電源から供
給された電力を負荷手段へ供給または未供給にスイッチ
ングするためのMOS型FETと、前記電源から供給さ
れた電力の変動を監視する監視手段と、前記負荷手段へ
の電力の供給または未供給にスイッチングさせる前記M
OS型FETの駆動周波数を調整する調整手段と、前記
監視手段の監視結果に基づいて、前記調整手段の駆動周
波数を調整する制御手段と、を備えている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の負荷駆動装置において、前記制御手段は、前記駆動周
波数を調整する際、負荷手段の性能を低下させない予め
定めた駆動周波数を選択することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の負荷駆動装置において、前記負荷手段は、車
両用の灯火装置であることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の負荷駆動装置において、前記灯火装置は、デイタイム
ランニングライトであることを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の負荷駆動装置において、前記負荷手段は、車両用のフ
ァン手段であることを特徴とする。
【0013】請求項1の発明では、MOS型FETによ
って、電源から供給された電力が負荷手段へ供給または
未供給にスイッチングされる。負荷手段は、供給された
電力によって作動されるものである。この電源から供給
された電力の変動は、監視手段により監視される。電力
の変動には、電圧変動や電流変動がある。制御手段は、
監視手段の監視結果に基づいて、MOS型FETの駆動
周波数を調整する調整手段の駆動周波数を調整する。例
えば、監視結果による電力の変動が、MOS型FETの
温度上昇が予想される予め定めた値を越えたときに、駆
動周波数を変更する。電源の電圧変動の場合、電圧上昇
したときには、駆動周波数を低下させる。すなわち、電
圧上昇はMOS型FETの温度上昇を招くものであり、
駆動周波数を低下させることにより加熱を招くことなく
負荷駆動が可能となる。
【0014】前記負荷手段は、駆動周波数により駆動さ
れるときに、その駆動周波数により適性性能を得るため
の周波数域が定められていることが一般的である。そこ
で、請求項2に記載したように、前記制御手段が予め定
めた駆動周波数を選択して駆動周波数を調整すれば、負
荷手段の性能を低下させることなく、負荷駆動が可能と
なる。
【0015】前記負荷手段は、請求項3にも記載したよ
うに、車両用の灯火装置を適用することができる。灯火
装置は、周知のように、所定の明るさを最小の電力で得
るためにスイッチング動作させることが可能なものもあ
る。従って、車両用の灯火装置を負荷手段として、MO
S型FETによって、電源から供給された電力をスイッ
チングさせれば、MOS型FETの加熱を招くことな
く、所定の明るさを最小の電力で得ることができる。こ
の灯火装置は、請求項4に記載したように、日中に一定
の明るさで常時点灯状態を維持させるデイタイムランニ
ングライトを用いることができる。
【0016】また、前記負荷手段は、請求項5に記載し
たように、車両用のファン手段を適用することができ
る。すなわち、負荷手段は、MOS型FETによって、
電源から供給された電力をスイッチングさせて駆動させ
るものであればよく、ファン手段も所定の風力を最小の
電力で得るためにスイッチング動作させることが可能で
あり、MOS型FETによって、電源から供給された電
力をスイッチングさせれば、MOS型FETの加熱を招
くことなく、所定の風力を最小の電力で得ることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は車両
用のランプ駆動装置に本発明を適用したものである。
【0018】図1に示すように、本実施の形態のランプ
駆動装置は、ランプ14を備えており、ランプ14の一
端は車両に搭載されたバッテリー電源12に接続され、
ランプ14の他端はパワーMOS型FET16のドレイ
ンに接続されている。パワーMOS型FET16の第1
ゲートはドライバ22を介してマイコン20に接続され
ている。また、パワーMOS型FET16の第2ゲート
及びソースは接地されている。
【0019】マイコン20は、パワーMOS型FETの
加熱を招くことなくランプ駆動させる機能を有するもの
であり、CPU28、RAM30、ROM32、入出力
ポート(I/O)24、からなるマイクロコンピュータ
で構成され、各々はコマンドやデータの授受が可能なよ
うにバス26によって接続されている。また、マイコン
20はランプ14を駆動させるための周波数による駆動
波形を発生させる波形発生器34を備えており、入出力
ポート24に接続されている。この波形発生器34は、
ドライバ22を介してパワーMOS型FET16の第1
ゲートに接続されている。ドライバ22は、波形発生器
34から出力された信号をパワーMOS型FET16の
第1ゲート用の駆動信号に変換するものである。なお、
ROM32には、マイコン20において実行される後述
する処理ルーチンが記憶されている。
【0020】入出力ポート24は、A/D変換器18を
介してバッテリー電源12とランプ14との間に接続さ
れている。A/D変換器18は、バッテリー電源12の
電源電圧をデジタル信号に変換してマイコン20へ出力
するものである。
【0021】上記構成により、マイコン20により発生
された所定周波数による駆動波形で、ドライバ22を介
してパワーMOS型FET16がスイッチングされ、ラ
ンプ14は周波数駆動によるオンオフ制御、すなわちP
WM制御される。これにより、ランプ14は所定周波数
で点灯される。なお、マイコン20により発生される所
定周波数、すなわちデフォルトの周波数Foはランプ1
4の点灯性能(明るさやチラつき度)を低下させないよ
うにバッテリー電源12の電源電圧の初期値に対応して
予め定められており、ROM32に記憶されている。
【0022】ここで、パワーMOS型FET16の温度
上昇の要因について、PWM制御時におけるパワーMO
S型FET16の特性と共に説明する。
【0023】まず、パワーMOS型FET16の温度
は、パワーMOS型FET16における損失度合いによ
り決定される。すなわち、パワーMOS型FET16の
温度(以下、FET温度という)とパワーMOS型FE
T16の損失(以下、FET損失という)とは比例関係
にあり、FET損失は以下の(1)式で表せる。
【0024】 FET温度∝FET損失 =(オン損失)+(スイッチング損失) =RDS(ON)・ID 2 +1/6 ID ・VDS(ton+toff )・f −−−(1) 但し、RDS(ON):FET16のドレイン−ソース間
のオン抵抗 ID :FET16のドレイン電流 VDS :FET16のドレイン−ソース間電圧 ton :ターンオン時間 toff :ターンオフ時間 f :PWM周波数(駆動周波数)
【0025】上記(1)式から理解されるように、電源
電圧が上昇すると、パワーMOS型FET16のドレイ
ン電流ID またはドレイン−ソース間電圧VDSの数値が
大きくなるため、FET損失が増加して、FET温度が
上昇することになる。また、PWM周波数fが増加する
ことにより、スイッチング損失が増加して、FET温度
が上昇することになる(図3参照)。
【0026】上記スイッチング損失は、1サイクルのス
イッチング過程で消費した電力を表すものであり、ター
ンオン時のスイッチング損失PSW(ON)は以下の(2)式
によって求めることができる。すなわち、ターンオン時
のスイッチング損失PSW(ON)は繰り返し時間(周期)を
Tとしてターンオン時の電流波形及び電圧波形の瞬時値
を積分することで求めることができる。本実施の形態で
は、図2に示すように、ターンオン時の電流波形につい
てターンオン時間tonの間で0から電流Ionまで一定増
加する特性の波形と、電圧波形はターンオン時間tonの
間で電圧VDSから0まで一定減少する特性の波形とを仮
定して、ターンオン時のスイッチング損失PSW(ON)を求
めるものとする。
【0027】
【数1】
【0028】但し、v=(−VDS/ton)・t+VDS} i=(Ion/ton)・t
【0029】なお、ターンオフ時のスイッチング損失P
SW(OFF) は(2)式の電圧と電流を逆にすることによっ
て求めることができる。
【0030】従って、ターンオン及びターンオフによる
スイッチング損失PSWは、以下の(3)式で表せる。
【0031】 PSW = PSW(ON)+PSW(OFF) = 1/6・Ion・VDS・(ton+toff )・f ・・・(3)
【0032】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、マイコン20では、電源が投入されると、図4のフ
ローチャートが実行される。なお、バッテリー電源12
の基準となる電源電圧Voに対して、パワーMOS型F
ET16が温度上昇することなくかつランプ14の性能
を低下させることがない駆動周波数foが予め設定され
ており、その駆動周波数foでパワーMOS型FET1
6がスイッチングされてランプ14がPWM制御されて
いるものとする。
【0033】ステップ102ではバッテリー電源12の
電源電圧Vを読み取る。すなわち、バッテリー電源12
の電源電圧Vのアナログ値がA/D変換器18でデジタ
ル値に変換されてマイコン20へ入力される。次のステ
ップ104では電源電圧Vが基準電源電圧Voに一致す
るか否かを判断することによって、バッテリー電源12
の電源電圧が変動したか否かを判断する。なお、基準電
源電圧Voとして上限値及び下限値に所定電圧δ、σ
(δ≠σ)を設定してその範囲を判断に用いても良い。
すなわち、電源電圧範囲(VoからVo+δまでの範囲
や、Vo−σまでの範囲、また、Vo±δの範囲)を基
準電源電圧Voに代えても良い。
【0034】入力されたバッテリー電源12の電源電圧
Vが基準電源電圧Voに一致または電源電圧範囲内であ
るときは、パワーMOS型FET16が温度上昇しない
ことが予測されるので、パワーMOS型FET16の駆
動周波数を調整する必要がない。このため、ステップ1
04で否定判断されステップ108へ進み、予め設定さ
れている駆動周波数foでパワーMOS型FET16を
駆動する。すなわち、マイコン20では、駆動周波数f
oのデジタル値を波形発生器34へ出力する。波形発生
器34では、入力されたデジタル値の駆動周波数foを
アナログ波形として発生させ、ドライバ22を介してパ
ワーMOS型FET16へ出力する。これにより、パワ
ーMOS型FET16は、駆動周波数foでオンオフ駆
動され、PWM制御により、ランプ14を点灯させるこ
とになる。
【0035】一方、バッテリー電源12の電源電圧Vが
変動したときは、上記で説明したように、パワーMOS
型FET16が温度上昇の可能性があるので、パワーM
OS型FET16の駆動周波数を調整する必要がある。
このため、ステップ104で肯定判断され、ステップ1
06へ進み、駆動周波数を調整し熱保護を行う。
【0036】例えば、バッテリー電源12の電源電圧V
が基準電源電圧Voから増加した電源電圧Vu(Vo<
Vu)であるとき、駆動周波数が一定であると、上記の
(2)を用いて説明したように、FET損失が増加し、
FET温度が上昇する。そこで、この場合ステップ10
6では、駆動周波数をfoから減少させたfu(fo>
fu)に設定する。これは、上記(1)式及び図3に示
すように、駆動周波数fの増加によりFET温度が上昇
するので、駆動周波数fを減少させることによりFET
温度が上昇することを抑制できるためである。
【0037】本発明者は、この駆動周波数と、電源電圧
と、温度との関係を実験して、以下の結果を得た。バッ
テリー電源12の電源電圧が12Vで100HzのPW
M制御を行っているときに電源電圧が0.1V上昇した
場合、1Hz減少させれば温度上昇を抑制でき、また、
16Vの電源電圧で100Hzの場合には、60Hzに
すればよい。
【0038】このように、本実施の形態では、パワーM
OS型FET16がバッテリー電源12の電源電圧の上
昇によって温度上昇が予測されるので、バッテリー電源
12の電源電圧を常時監視し、バッテリー電源12の電
源電圧が上昇したときにはパワーMOS型FET16が
温度上昇しないように駆動周波数を減少させている。こ
のように、パワーMOS型FET16のオンオフ切り替
え回数が減少することによりパワーMOS型FET16
は温度低下し、加熱することなく連続駆動が可能とな
る。
【0039】上記実施の形態では、パワーMOS型FE
T16の温度上昇を招かぬようにパワーMOS型FET
16を用いたPWM制御を容易とするので、冷却フィン
(放熱板)の大きさを拡大することなく、PWM制御を
行う以前の当初の設計時の値で装置を構成することが容
易となる。このため、従来PWM制御を行うためには発
熱対策を必要として冷却フィンを拡大化する必要があっ
たPWM制御の装置であってもコンパクト化できる。
【0040】なお、本実施の形態では、バッテリー電源
電圧の変動を監視しパワーMOS型FET16が温度上
昇しないようにできるため、直接温度検知が不要とな
り、高価な温度センサや温度検出回路を新規に増設する
必要がなく、低コストでかつ簡単な構成で、パワーMO
S型FET16を加熱することなく安定的に連続駆動が
可能となる。
【0041】また、本実施の形態では、バッテリー電源
電圧の変動を監視しパワーMOS型FET16が温度上
昇しないようにできるため、パワーMOS型FETの温
度が実際に上昇した後に加熱保護対策に移行することに
よる時間差が生じることがない。すなわち、パワーMO
S型FETの加熱許容点を越える前に加熱保護を可能と
するので、パワーMOS型FETの耐久性を向上できる
と共に、性能を最大限に発揮することができる。
【0042】なお、本実施の形態の車両用のランプ駆動
装置は、デイタイムランニングライト(Day Time Runni
ng Light)に好適である。デイタイムランニングライト
とは、日中に一定の明るさで常時点灯状態を維持させる
灯火装置をいい、バッテリー電源の消費を抑えるため、
夜間点灯時の明るさより暗い明るさで点灯させるもので
ある。本実施の形態によれば、ランプをPWM制御で点
灯させた場合であっても、バッテリー電源電圧の変動を
監視しパワーMOS型FET16が温度上昇しないよう
にできるため、パワーMOS型FETの耐久性を低下さ
せることなく、また、バッテリー電源の消費を抑えて、
デイタイムランニングライトを点灯制御することができ
る。
【0043】なお、本実施の形態では、ランプのPWM
制御に本発明を適用した場合を説明したが、本発明は、
ランプの駆動に限定されるものではなく、MOS型FE
TのPWM制御で駆動する装置、例えばファン装置への
適用が可能である。また、通常駆動からMOS型FET
のPWM制御を行って省エネルギー型駆動へ移行する装
置にはさらなる効果を期待できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、電源から供給された電力の変動を監視手
段により監視し、監視手段の監視結果に基づいて制御手
段がMOS型FETの駆動周波数を調整するので、MO
S型FETの温度上昇を招くことなく負荷駆動が可能と
なる、という効果がある。
【0045】請求項2に記載した発明によれば、制御手
段が予め定めた駆動周波数を選択して駆動周波数を調整
するので、負荷手段の性能を低下させることなく、負荷
駆動できる、という効果がある。
【0046】請求項3に記載した発明によれば、車両用
の灯火装置を負荷手段として、MOS型FETによっ
て、電源から供給された電力をスイッチングさせるの
で、MOS型FETの加熱を招くことなく耐久性を向上
でき、車両用の電源消費を抑制して所定の明るさを得る
ことができる、という効果がある。
【0047】請求項4に記載した発明によれば、MOS
型FETによって電源から供給された電力をスイッチン
グさせることでデイタイムランニングライトを駆動する
ので、常時点灯状態を維持させても車両用の電源消費を
抑制して所定の明るさを得ることができる、という効果
がある。
【0048】請求項5に記載した発明によれば、MOS
型FETによって電源から供給された電力をスイッチン
グさせることができるので、MOS型FETの加熱を招
くことなく、所定の風力を最小の電力で得ることができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の車両用のランプ駆動装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】パワーMOS型FETのスイッチング損失を説
明するためのターンオン時の電流波形及び電圧波形を示
す線図である。
【図3】パワーMOS型FETの駆動周波数と温度との
関係を示す線図である。
【図4】本実施の形態の車両用のランプ駆動装置で実行
される電源電圧監視処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
12 バッテリー電源 14 ランプ 16 パワーMOS型FET 18 A/D変換器 20 マイコン 34 波形発生器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から供給された電力を負荷手段へ供
    給または未供給にスイッチングするためのMOS型FE
    Tと、 前記電源から供給された電力の変動を監視する監視手段
    と、 前記負荷手段への電力の供給または未供給にスイッチン
    グさせる前記MOS型FETの駆動周波数を調整する調
    整手段と、 前記監視手段の監視結果に基づいて、前記調整手段の駆
    動周波数を調整する制御手段と、 を備えた負荷駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記駆動周波数を調整
    する際、負荷手段の性能を低下させない予め定めた駆動
    周波数を選択することを特徴とする請求項1に記載の負
    荷駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷手段は、車両用の灯火装置であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記灯火装置は、デイタイムランニング
    ライトであることを特徴とする請求項3に記載の負荷駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷手段は、車両用のファン手段で
    あることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012152160A1 (zh) * 2011-07-27 2012-11-15 中兴通讯股份有限公司 数字电源及线路板

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