JPH10232283A - 放射線管理区域の入退場管理システム - Google Patents
放射線管理区域の入退場管理システムInfo
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- JPH10232283A JPH10232283A JP3720697A JP3720697A JPH10232283A JP H10232283 A JPH10232283 A JP H10232283A JP 3720697 A JP3720697 A JP 3720697A JP 3720697 A JP3720697 A JP 3720697A JP H10232283 A JPH10232283 A JP H10232283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】病気治療のため放射線同位元素の投与を受けて
いるＲＩ（Ｒadioactive isotope）投与者の放射線管理
区域への入退場を円滑に行う。 【解決手段】放射線管理区域１の入口ゲート２に放射線
検出手段４１と入場者識別手段４１とを備え、出口ゲー
ト３に放射線検出手段４１を備える。入場者に識別票
（例えば、バッチ等の無線式識別器）を貸与し、入場者
が入口ゲート２を通過する際、放射線検出手段４１によ
りＲＩ投与の有無を検査し、ＲＩ投与を確認する場合、
この入場者が携帯する識別票の番号を管理者用端末装置
６に伝送し、記録する。この入場者が退場する際、出口
ゲート３の放射線検出手段４１がＲＩ投与を検出する以
前に、管理者用端末装置６よりこの入場者が携帯する識
別票の番号を出口ゲート３に通知する。
いるＲＩ（Ｒadioactive isotope）投与者の放射線管理
区域への入退場を円滑に行う。 【解決手段】放射線管理区域１の入口ゲート２に放射線
検出手段４１と入場者識別手段４１とを備え、出口ゲー
ト３に放射線検出手段４１を備える。入場者に識別票
（例えば、バッチ等の無線式識別器）を貸与し、入場者
が入口ゲート２を通過する際、放射線検出手段４１によ
りＲＩ投与の有無を検査し、ＲＩ投与を確認する場合、
この入場者が携帯する識別票の番号を管理者用端末装置
６に伝送し、記録する。この入場者が退場する際、出口
ゲート３の放射線検出手段４１がＲＩ投与を検出する以
前に、管理者用端末装置６よりこの入場者が携帯する識
別票の番号を出口ゲート３に通知する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等の
放射線管理区域へ入退場する、放射性同位元素投与者を
含む入退場者の入退場管理システムに関する。
放射線管理区域へ入退場する、放射性同位元素投与者を
含む入退場者の入退場管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力発電所等の施設では、放射線の被
曝低減や放射性同位元素による汚染拡大防止のために放
射線管理区域を設定し、放射線管理区域への見学者等を
含む入退場者の表面汚染の監視を実施している。
曝低減や放射性同位元素による汚染拡大防止のために放
射線管理区域を設定し、放射線管理区域への見学者等を
含む入退場者の表面汚染の監視を実施している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、放射線管理区域
への入退場者の表面汚染の監視は、この放射線管理区域
からの退場者についてのみ表面汚染の監視を実施してい
る。放射線管理区域への入場者に、病気治療の目的など
により放射性同位元素の投与を受けている者（以下、Ｒ
Ｉ（Ｒadioactive isotope）投与者と言う）が含まれる
場合、ＲＩ投与者が退場の際、入退場管理システムは汚
染警報を発生し、このＲＩ投与者（特に、ＲＩ投与者が
見学者等の場合）に不必要な恐怖感を与えるとともに、
この汚染警報発生時の管理対応に遅れが生ずる。
への入退場者の表面汚染の監視は、この放射線管理区域
からの退場者についてのみ表面汚染の監視を実施してい
る。放射線管理区域への入場者に、病気治療の目的など
により放射性同位元素の投与を受けている者（以下、Ｒ
Ｉ（Ｒadioactive isotope）投与者と言う）が含まれる
場合、ＲＩ投与者が退場の際、入退場管理システムは汚
染警報を発生し、このＲＩ投与者（特に、ＲＩ投与者が
見学者等の場合）に不必要な恐怖感を与えるとともに、
この汚染警報発生時の管理対応に遅れが生ずる。
【０００４】また、放射線管理区域へ入場する放射性作
業従事者に放射線管理区域内での放射線被曝量が許容値
以下である事を確認するポケット線量計を携帯させる場
合、ＲＩ投与者が退場の際、入退場管理システムが検知
するポケット線量計の被曝値がこの放射線管理区域内で
の被曝によるものか、又はＲＩ投与者が投与されている
放射性同位元素によるものかの区別が出来ない。
業従事者に放射線管理区域内での放射線被曝量が許容値
以下である事を確認するポケット線量計を携帯させる場
合、ＲＩ投与者が退場の際、入退場管理システムが検知
するポケット線量計の被曝値がこの放射線管理区域内で
の被曝によるものか、又はＲＩ投与者が投与されている
放射性同位元素によるものかの区別が出来ない。
【０００５】さらに、放射線管理区域からの物品搬出に
係わる者（例えば、物品搬出車両の運転者など）がＲＩ
投与者の場合、この搬出物品を放射線管理区域から搬出
する際、入退出管理システムの守衛所モニタが検知する
放射性同位元素持ち出し警報がこの放射線管理区域から
の放射性同位元素持ち出しによるものか、又はＲＩ投与
者に投与されている放射性同位元素によるものかの区別
が出来ない。
係わる者（例えば、物品搬出車両の運転者など）がＲＩ
投与者の場合、この搬出物品を放射線管理区域から搬出
する際、入退出管理システムの守衛所モニタが検知する
放射性同位元素持ち出し警報がこの放射線管理区域から
の放射性同位元素持ち出しによるものか、又はＲＩ投与
者に投与されている放射性同位元素によるものかの区別
が出来ない。
【０００６】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は、放射線管理区域への入退場者に
ＲＩ投与者が含まれる場合においても管理を可能とす
る、放射線管理区域の入退場管理システムを提供するこ
とにある。
のであり、その目的は、放射線管理区域への入退場者に
ＲＩ投与者が含まれる場合においても管理を可能とす
る、放射線管理区域の入退場管理システムを提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明においては、放射線管理区域の入退場管理
システムにおいて、放射線管理区域への入場入口ゲート
に入場者が携帯する識別票等を読み取る識別手段とこの
入場者の放射線を検出する放射線検出手段とを備え、入
場者がＲＩ投与者と判断する場合、この入場者が携帯す
る識別票等の番号を記録する。
に第一の発明においては、放射線管理区域の入退場管理
システムにおいて、放射線管理区域への入場入口ゲート
に入場者が携帯する識別票等を読み取る識別手段とこの
入場者の放射線を検出する放射線検出手段とを備え、入
場者がＲＩ投与者と判断する場合、この入場者が携帯す
る識別票等の番号を記録する。
【０００８】放射線管理区域からの退場出口ゲートに退
場者の放射線を検出する放射線検出手段を備え、既に記
録する番号の識別票等を携帯する退場者はＲＩ投与者と
して通知し、放射線検出手段が検出する汚染警報を無効
とするものとする。第二の発明においては、線量計等を
携帯し放射線管理区域へ入場する放射線管理区域の入退
場管理システムにおいて、放射線管理区域の出口ゲート
に退場者の放射線を検出する放射線検出手段と退場者の
携帯するポケット線量計等の線量を読み取る線量計読取
手段とを備える。
場者の放射線を検出する放射線検出手段を備え、既に記
録する番号の識別票等を携帯する退場者はＲＩ投与者と
して通知し、放射線検出手段が検出する汚染警報を無効
とするものとする。第二の発明においては、線量計等を
携帯し放射線管理区域へ入場する放射線管理区域の入退
場管理システムにおいて、放射線管理区域の出口ゲート
に退場者の放射線を検出する放射線検出手段と退場者の
携帯するポケット線量計等の線量を読み取る線量計読取
手段とを備える。
【０００９】放射線検出手段が放射線管理区域からの退
場者をＲＩ投与者と判断する場合、この退場者が携帯す
るポケット線量計等の線量は、ＲＩ投与者であることを
考慮して、被曝量を管理するものとする。第三の発明に
おいては、放射線管理区域の入退場管理システムにおい
て、放射線管理区域から物品を搬出する出口ゲートに放
射線エネルギースペクトル検出手段を備え、搬出物品が
出口ゲートを通過の際に放射線を検出する場合、放射線
のエネルギースペクトルの波高分析により、この放射線
が放射線同位元素の持ち出しによるものか、又は物品搬
出に係わる者がＲＩ投与者であることによるものかを判
断をするものとする。
場者をＲＩ投与者と判断する場合、この退場者が携帯す
るポケット線量計等の線量は、ＲＩ投与者であることを
考慮して、被曝量を管理するものとする。第三の発明に
おいては、放射線管理区域の入退場管理システムにおい
て、放射線管理区域から物品を搬出する出口ゲートに放
射線エネルギースペクトル検出手段を備え、搬出物品が
出口ゲートを通過の際に放射線を検出する場合、放射線
のエネルギースペクトルの波高分析により、この放射線
が放射線同位元素の持ち出しによるものか、又は物品搬
出に係わる者がＲＩ投与者であることによるものかを判
断をするものとする。
【００１０】
【発明の実施の形態】放射線管理区域へ出入りするＲＩ
投与者を含む入退場者の放射線による表面汚染の監視を
確実に実施するために、放射線管理区域へ入場、又は退
場する際、入退場者の放射線測定を行い、入退場者がＲ
Ｉ投与者であるか、又はＲＩ投与者でないかを判断す
る。
投与者を含む入退場者の放射線による表面汚染の監視を
確実に実施するために、放射線管理区域へ入場、又は退
場する際、入退場者の放射線測定を行い、入退場者がＲ
Ｉ投与者であるか、又はＲＩ投与者でないかを判断す
る。
【００１１】放射線管理区域からの物品搬出に際し放射
線を検出する場合、放射線のエネルギースペクトルの波
高分析を行い、この放射線が放射性同位元素持ち出しに
因るものか、又は物品搬出に係わるＲＩ投与者（例え
ば、ラジウム針による放射線治療を受けている）に因る
ものかを判断する。 〔第一の実施例〕図１は、第一の発明による放射線管理
区域の入退場管理システムの一実施例の構成を示す。
線を検出する場合、放射線のエネルギースペクトルの波
高分析を行い、この放射線が放射性同位元素持ち出しに
因るものか、又は物品搬出に係わるＲＩ投与者（例え
ば、ラジウム針による放射線治療を受けている）に因る
ものかを判断する。 〔第一の実施例〕図１は、第一の発明による放射線管理
区域の入退場管理システムの一実施例の構成を示す。
【００１２】図１（イ）において、放射線管理区域１
は、入口ゲート２と出口ゲート３とが設置される。入口
ゲート２は放射線検出手段４１と入場者検出手段４２と
を、出口ゲート３は放射線検出手段４１を備える。入口
ゲート２において、入場者は識別票等（例えば、バッチ
等の無線式識別器など）５１を貸与され、入口ゲート２
より入場する。
は、入口ゲート２と出口ゲート３とが設置される。入口
ゲート２は放射線検出手段４１と入場者検出手段４２と
を、出口ゲート３は放射線検出手段４１を備える。入口
ゲート２において、入場者は識別票等（例えば、バッチ
等の無線式識別器など）５１を貸与され、入口ゲート２
より入場する。
【００１３】図１（ロ）は放射線検出手段４１と入場者
検出手段４２との構成例を示す。放射線検出手段４１の
放射線検出器４１１は入場者の体表面放射線を検出し、
プリアンプ４１２は体表面放射線の信号を増幅し、この
信号は信号処理装置４１３に入力する。入場者検出手段
４２の無線式識別読取器４２１は、入場者が携帯する識
別票等５１を読み取り、読取信号を放射線検出手段４１
の信号処理装置４１３に入力する。
検出手段４２との構成例を示す。放射線検出手段４１の
放射線検出器４１１は入場者の体表面放射線を検出し、
プリアンプ４１２は体表面放射線の信号を増幅し、この
信号は信号処理装置４１３に入力する。入場者検出手段
４２の無線式識別読取器４２１は、入場者が携帯する識
別票等５１を読み取り、読取信号を放射線検出手段４１
の信号処理装置４１３に入力する。
【００１４】放射線検出器４１１は入場者のＲＩ投与の
有無を検出し、この入場者がＲＩ投与者と判定する場
合、放射線検出手段４１の信号処理装置４１３はこの入
場者が携帯する識別票等５１の読取信号を管理者用端末
装置６に伝送し、管理者用端末装置６はこの入場者の識
別票等５１の読取信号を記録（例えば、プリントアウト
など）する。
有無を検出し、この入場者がＲＩ投与者と判定する場
合、放射線検出手段４１の信号処理装置４１３はこの入
場者が携帯する識別票等５１の読取信号を管理者用端末
装置６に伝送し、管理者用端末装置６はこの入場者の識
別票等５１の読取信号を記録（例えば、プリントアウト
など）する。
【００１５】このＲＩ投与者が退場する際、出口ゲート
３の放射線検出手段４１はＲＩ投与者の体表面放射線を
検出するが、管理者用端末装置６はこのＲＩ投与者の識
別票等５１の読取信号を出口ゲート３に通知し、このＲ
Ｉ投与者は退場する。 〔第二の実施例〕図２は、第二の発明による線量計等を
携帯し放射線管理区域へ入場する放射線管理区域の入退
場管理システムの一実施例の構成を示す。
３の放射線検出手段４１はＲＩ投与者の体表面放射線を
検出するが、管理者用端末装置６はこのＲＩ投与者の識
別票等５１の読取信号を出口ゲート３に通知し、このＲ
Ｉ投与者は退場する。 〔第二の実施例〕図２は、第二の発明による線量計等を
携帯し放射線管理区域へ入場する放射線管理区域の入退
場管理システムの一実施例の構成を示す。
【００１６】図２（イ）において、放射線管理区域１
は、入口ゲート２と出口ゲート３とが設置される。出口
ゲート３は放射線検出手段４１と線量計読取手段４３と
を備える。入口ゲート２において、見学者、及び放射性
作業従事者はポケット線量計５２を貸与され、入口ゲー
ト２より入場する。
は、入口ゲート２と出口ゲート３とが設置される。出口
ゲート３は放射線検出手段４１と線量計読取手段４３と
を備える。入口ゲート２において、見学者、及び放射性
作業従事者はポケット線量計５２を貸与され、入口ゲー
ト２より入場する。
【００１７】図２（ロ）は放射線検出手段４１と線量計
読取手段４３との構成例を示す。放射線検出手段４１の
放射線検出器４１１は退場者の体表面放射線を検出し、
プリアンプ４１２は体表面放射線の信号を増幅し、この
信号は信号処理装置４１３に入力する。線量計読取手段
４３のポケット線量計読取器４３１は退場者が携帯する
ポケット線量計５２の線量を読み取り、読取信号を信号
処理装置４３３に入力する。
読取手段４３との構成例を示す。放射線検出手段４１の
放射線検出器４１１は退場者の体表面放射線を検出し、
プリアンプ４１２は体表面放射線の信号を増幅し、この
信号は信号処理装置４１３に入力する。線量計読取手段
４３のポケット線量計読取器４３１は退場者が携帯する
ポケット線量計５２の線量を読み取り、読取信号を信号
処理装置４３３に入力する。
【００１８】放射線検出手段４１の信号処理装置４１３
と線量計読取手段４３の信号処理装置４３３とは相互に
読取信号を入力する。線量計読取手段４３の信号処理装
置４３３はポケット線量計５２の線量値を上位計算機等
７に伝送し、被曝値による警報処理、及び退域処理を実
施する。見学者、及び放射性作業従事者が退場する際、
線量計読取手段４３は見学者、及び放射性作業従事者が
携帯するポケット線量計５２の被曝値を読み取り、放射
線検出手段４１は見学者、及び放射性作業従事者のＲＩ
投与の有無を検出し、退場者がＲＩ投与者と判定する場
合、放射線検出手段４１の信号処理装置４１３はこの判
定結果を管理者用端末装置６に伝送し、管理者用端末装
置６はこの判定結果を記録（例えば、プリントアウトな
ど）する。
と線量計読取手段４３の信号処理装置４３３とは相互に
読取信号を入力する。線量計読取手段４３の信号処理装
置４３３はポケット線量計５２の線量値を上位計算機等
７に伝送し、被曝値による警報処理、及び退域処理を実
施する。見学者、及び放射性作業従事者が退場する際、
線量計読取手段４３は見学者、及び放射性作業従事者が
携帯するポケット線量計５２の被曝値を読み取り、放射
線検出手段４１は見学者、及び放射性作業従事者のＲＩ
投与の有無を検出し、退場者がＲＩ投与者と判定する場
合、放射線検出手段４１の信号処理装置４１３はこの判
定結果を管理者用端末装置６に伝送し、管理者用端末装
置６はこの判定結果を記録（例えば、プリントアウトな
ど）する。
【００１９】線量計読取手段４３の信号処理装置４３３
はこの判定結果とポケット線量計５２の線量値を上位計
算機等７に伝送し、被曝値の管理を実施する。 〔第三の実施例〕図３（イ）は、第三の発明による放射
線管理区域の入退場管理システムの一実施例の構成を示
す。
はこの判定結果とポケット線量計５２の線量値を上位計
算機等７に伝送し、被曝値の管理を実施する。 〔第三の実施例〕図３（イ）は、第三の発明による放射
線管理区域の入退場管理システムの一実施例の構成を示
す。
【００２０】図３（イ）において、放射線管理区域１は
出口ゲート（例えば、守衛所など）３が設置される。通
例、原子力発電所等の施設では放射性同位元素等の持ち
出しを監視のため出口ゲート３に守衛所モニタが設置さ
れる。第三の発明による放射線管理区域の入退場管理シ
ステムは、この守衛所モニタに、更に放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４を備える。
出口ゲート（例えば、守衛所など）３が設置される。通
例、原子力発電所等の施設では放射性同位元素等の持ち
出しを監視のため出口ゲート３に守衛所モニタが設置さ
れる。第三の発明による放射線管理区域の入退場管理シ
ステムは、この守衛所モニタに、更に放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４を備える。
【００２１】図３（ロ）は放射線エネルギースペクトル
検出手段４４の構成例を示す。放射線エネルギースペク
トル検出手段４４の放射線検出器４１１が検出し、プリ
アンプ４１２が増幅する放射線の信号は波高分析器・信
号処理装置４４３に入力する。図４は波高分析器・信号
処理装置４４３の詳細な個性を示す。
検出手段４４の構成例を示す。放射線エネルギースペク
トル検出手段４４の放射線検出器４１１が検出し、プリ
アンプ４１２が増幅する放射線の信号は波高分析器・信
号処理装置４４３に入力する。図４は波高分析器・信号
処理装置４４３の詳細な個性を示す。
【００２２】この波高分析器・信号処理装置４４３は、
プリアンプ４１２からの信号を信号分配器４４３１によ
り分配しシングルチャネルアナライザ４４３２ａ、４４
３２ｂに供給する。シングルチャネルアナライザ４４３
２ａはＲＩ投与者特有のエネルギースペクトル（２５０
ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）を検出し、シングルチャネルアナラ
イザ４４３２ｂは放射性同位元素のエネルギースペクト
ル（５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）を検出する。
プリアンプ４１２からの信号を信号分配器４４３１によ
り分配しシングルチャネルアナライザ４４３２ａ、４４
３２ｂに供給する。シングルチャネルアナライザ４４３
２ａはＲＩ投与者特有のエネルギースペクトル（２５０
ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）を検出し、シングルチャネルアナラ
イザ４４３２ｂは放射性同位元素のエネルギースペクト
ル（５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）を検出する。
【００２３】シングルチャネルアナライザ４４３２ａ、
４４３２ｂの出力信号は絶縁パルス変換器４４３３ａ、
４４３３ｂを介してリニア計数率計４４３４ａ〜４４３
４ｄに供給されて線量が計数され、単位時間毎の線量が
減算指示計４４３５ａ、４４３５ｂにて求められて記録
計４４３６に記録される。また、警報４４３７は減算指
示計４４３５ｂからの信号により放射性同位元素のエネ
ルギースペクトル（５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）が検出され
ているときに減算指示計４４３５ａからの信号によりＲ
Ｉ投与者特有のエネルギースペクトル（２５０ＫｅＶ〜
３ＭｅＶ）が検出されているときには物品搬出に係わる
者（例えば、車両運転手など）がＲＩ投与者であること
による物品搬出と判断し、減算指示計４４３５ａからの
信号によりＲＩ投与者特有のエネルギースペクトル（２
５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）が検出されていないときには放
射性同位元素の持ち出しと判断し、この結果を管理者用
端末装置６へ伝送し、管理者用端末装置６はこの結果を
記録（例えば、プリントアウトなど）し、物品は搬出さ
れる。
４４３２ｂの出力信号は絶縁パルス変換器４４３３ａ、
４４３３ｂを介してリニア計数率計４４３４ａ〜４４３
４ｄに供給されて線量が計数され、単位時間毎の線量が
減算指示計４４３５ａ、４４３５ｂにて求められて記録
計４４３６に記録される。また、警報４４３７は減算指
示計４４３５ｂからの信号により放射性同位元素のエネ
ルギースペクトル（５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）が検出され
ているときに減算指示計４４３５ａからの信号によりＲ
Ｉ投与者特有のエネルギースペクトル（２５０ＫｅＶ〜
３ＭｅＶ）が検出されているときには物品搬出に係わる
者（例えば、車両運転手など）がＲＩ投与者であること
による物品搬出と判断し、減算指示計４４３５ａからの
信号によりＲＩ投与者特有のエネルギースペクトル（２
５０ＫｅＶ〜３ＭｅＶ）が検出されていないときには放
射性同位元素の持ち出しと判断し、この結果を管理者用
端末装置６へ伝送し、管理者用端末装置６はこの結果を
記録（例えば、プリントアウトなど）し、物品は搬出さ
れる。
【００２４】
【発明の効果】第一の発明によれば、放射線管理区域の
入口ゲートにＲＩ投与者検査装置（放射線検出手段４
１、及び入場者識別手段４２）を、出口ゲートに体表面
測定装置（放射線検出手段４１）を備える。見学者等は
放射線管理区域へ入場する場合、バッチ等の無線式識別
器（識別票）を貸与される。
入口ゲートにＲＩ投与者検査装置（放射線検出手段４
１、及び入場者識別手段４２）を、出口ゲートに体表面
測定装置（放射線検出手段４１）を備える。見学者等は
放射線管理区域へ入場する場合、バッチ等の無線式識別
器（識別票）を貸与される。
【００２５】見学者は、順次、ＲＩ投与者検査装置を通
過、又はＲＩ投与者検査装置の内部に一定時間留まり、
この間に放射線検出手段４１によりＲＩ投与の有無を確
認される。ＲＩ投与が確認された場合、入場者識別手段
４２によりこの見学者が携帯する無線式識別器の番号が
読み取られ、管理者の所持する表示器に伝送され、管理
者はＲＩ投与者を確認する。
過、又はＲＩ投与者検査装置の内部に一定時間留まり、
この間に放射線検出手段４１によりＲＩ投与の有無を確
認される。ＲＩ投与が確認された場合、入場者識別手段
４２によりこの見学者が携帯する無線式識別器の番号が
読み取られ、管理者の所持する表示器に伝送され、管理
者はＲＩ投与者を確認する。
【００２６】管理者は、このＲＩ投与を受けている見学
者が放射線管理区域より退場する場合、出口ゲートの体
表面測定装置による放射線汚染検査の事前に説明を行う
事により、この見学者がＲＩ投与による汚染判定結果に
対する恐怖感を無くすことが出来る。第二の発明によれ
ば、放射線管理区域の出口ゲートに自動読取装置（放射
線検出手段４１、及び線量計読取手段４３）とを備え
る。
者が放射線管理区域より退場する場合、出口ゲートの体
表面測定装置による放射線汚染検査の事前に説明を行う
事により、この見学者がＲＩ投与による汚染判定結果に
対する恐怖感を無くすことが出来る。第二の発明によれ
ば、放射線管理区域の出口ゲートに自動読取装置（放射
線検出手段４１、及び線量計読取手段４３）とを備え
る。
【００２７】放射性作業従事者は放射線管理区域へ入場
する場合、ポケット線量計を貸与される。放射性作業従
事者が放射線管理区域より退場する場合、自動読取装置
の放射線検出手段４１によりＲＩ投与の有無を確認し、
自動読取装置の線量計読取手段４３により被曝値を読み
取る。
する場合、ポケット線量計を貸与される。放射性作業従
事者が放射線管理区域より退場する場合、自動読取装置
の放射線検出手段４１によりＲＩ投与の有無を確認し、
自動読取装置の線量計読取手段４３により被曝値を読み
取る。
【００２８】この放射性作業従事者の被曝値がＲＩ投与
の影響よるものかを識別し、被曝管理の確度を向上させ
ることが出来る。第三の発明によれば、放射線管理区域
の出口ゲートの守衛所モニタに、更に放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４を備える。守衛所モニタにおい
て、原子力発電所等の施設より車両等による放射性同位
元素の持出監視警報が発生する場合、放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４は波高分析によりＲＩ投与特有
の放射性同位元素エネルギースペクトルを判断し、放射
性同位元素持ち出しによる警報か、又は車両等に係わる
ＲＩ投与者による警報かを判断することが出来る。
の影響よるものかを識別し、被曝管理の確度を向上させ
ることが出来る。第三の発明によれば、放射線管理区域
の出口ゲートの守衛所モニタに、更に放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４を備える。守衛所モニタにおい
て、原子力発電所等の施設より車両等による放射性同位
元素の持出監視警報が発生する場合、放射線エネルギー
スペクトル検出手段４４は波高分析によりＲＩ投与特有
の放射性同位元素エネルギースペクトルを判断し、放射
性同位元素持ち出しによる警報か、又は車両等に係わる
ＲＩ投与者による警報かを判断することが出来る。
【図１】第一の発明による放射線管理区域の入退場管理
システムの構成図
システムの構成図
【図２】第二の発明による放射線管理区域の入退場管理
システムの構成図
システムの構成図
【図３】第三の発明による放射線管理区域の入退場管理
システムの構成図
システムの構成図
【図４】波高分析器・信号処理装置の一実施例の構成図
１ 放射線管理区域 ２ 入口ゲート ３ 出口ゲート ６ 管理者用端末装置 ７ 上位計算機等 ４１ 放射線検出手段 ４２ 入場者識別手段 ４３ 線量計読取手段 ４４ 放射線エネルギースペクトル
検出手段 ５１ 識別票等 ５２ ポケット線量計等 ４１１ 放射線検出器 ４１２ プリアンプ ４１３、４３３ 信号処理装置 ４２１ 無線式識別読取器 ４３１ ポケット線量計読取器 ４４３ 波高分析器・信号処理装置
検出手段 ５１ 識別票等 ５２ ポケット線量計等 ４１１ 放射線検出器 ４１２ プリアンプ ４１３、４３３ 信号処理装置 ４２１ 無線式識別読取器 ４３１ ポケット線量計読取器 ４４３ 波高分析器・信号処理装置
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 弘志 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 (72)発明者 武内 信義 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】放射線管理区域の入退場管理システムに於
いて、 放射線管理区域への入口ゲートに設けられる入場者識別
手段、及び入場者の体表面放射線を検出する放射線検出
手段と、 放射線管理区域からの出口ゲートに設けられ退場者の体
表面放射線を検出する放射線検出手段と、 入口ゲートに設けられた放射線検出手段において、入場
者が放射線同位元素の投与者であることが検出された場
合、検出結果を退場者に伝えるために検出結果と入場者
識別手段による識別結果とを出口ゲートに通知する通知
手段とを、備える、 ことを特徴とする放射線管理区域の入退場管理システ
ム。 - 【請求項２】線量計等を携帯し放射線管理区域へ入場す
る放射線管理区域の入退場管理システムに於いて、 放射線管理区域からの出口ゲートに、 入口ゲートにて渡された放射線線量計の被曝値を読取る
線量計読取手段と、 退場者の体表面放射線を検出する放射線検出手段と、 この放射線検出手段により退場者が放射線同位元素の投
与者であることが検出された場合に、そのことを管理
者、上位計算機等に通知する通知手段とを、備える、 ことを特徴とする放射線管理区域の入退場管理システ
ム。 - 【請求項３】放射線管理区域の入退場管理システムに於
いて、 放射線管理区域からの出口ゲートに放射線同位元素の有
無を判別する第一の放射線エネルギースペクトル検出手
段と、 放射線同位元素の投与者特有のエネルギースペクトルを
判別する第二の放射線エネルギースペクトル検出手段
と、 第一の放射線エネルギースペクトル検出手段により検出
が行われたとき、第二の放射線エネルギースペクトル検
出手段の検出結果に基づいて第一の放射線エネルギース
ペクトル検出手段の検出結果が有効であるかを判別する
判別手段とを、備える、 ことを特徴とする放射線管理区域の入退場管理システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3720697A JPH10232283A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 放射線管理区域の入退場管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3720697A JPH10232283A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 放射線管理区域の入退場管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10232283A true JPH10232283A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12491124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3720697A Withdrawn JPH10232283A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 放射線管理区域の入退場管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10232283A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7509092B2 (en) * | 2005-05-17 | 2009-03-24 | Sony Corporation | Information processing system and information processing method |
| US7612651B2 (en) | 2005-06-14 | 2009-11-03 | Sony Corporation | Communication system, communication method and program |
| US7693174B2 (en) | 2005-06-17 | 2010-04-06 | Sony Corporation | Communication collision avoidance system |
| US7869337B2 (en) | 2005-03-29 | 2011-01-11 | Sony Corporation | Information processing system, information processing apparatus and method, program, and recording medium |
| CN102253419A (zh) * | 2002-06-12 | 2011-11-23 | 俄亥俄昆泰尔公司 | 用于检测放射性材料的方法和设备 |
| US8094807B2 (en) | 2005-03-25 | 2012-01-10 | Sony Corporation | Information processing system, information processing apparatus, methods, program and recording medium |
| US8429017B2 (en) | 2005-05-17 | 2013-04-23 | Sony Corporation | Sales apparatus, sales method and program |
| JP2013122463A (ja) * | 2006-12-27 | 2013-06-20 | Nucsafe Inc | 放射線モニタリング・ステーションにおける放射線放射を検出するための方法及び装置 |
| JP2013140180A (ja) * | 2013-04-03 | 2013-07-18 | Fuji Electric Co Ltd | 入退域管理システム |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP3720697A patent/JPH10232283A/ja not_active Withdrawn
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| JP2013140180A (ja) * | 2013-04-03 | 2013-07-18 | Fuji Electric Co Ltd | 入退域管理システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040723 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20041004 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |