JPH10230831A - 航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH10230831A JPH10230831A JP26244497A JP26244497A JPH10230831A JP H10230831 A JPH10230831 A JP H10230831A JP 26244497 A JP26244497 A JP 26244497A JP 26244497 A JP26244497 A JP 26244497A JP H10230831 A JPH10230831 A JP H10230831A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンチロック機能とタッチダウンプロテクシ
ョン機能を達成できる安価な車輪ブレーキ液圧制御装置
を提供する。 【解決手段】 左右各ブレーキ液圧発生器と左右各主車
輪ブレーキとの間に第1、第2液圧モジュレータを設置
する。左右各主車輪と前車輪に設置した回転速度検出器
の検出出力に基づき各液圧モジュレータを操作するアン
チロック制御手段を設ける。回転速度検出器の検出出力
に基づき空中状態/着陸状態を判別する空中状態/着陸
状態判別手段の出力とブレーキペダル踏込み状態検出手
段の出力に基づき各液圧モジュレータを操作する車輪破
損防止制御手段を設け、着陸時に誤ってブレーキペダル
を踏込んだまま着陸しても全車輪が接地するまでは主車
輪にブレーキ力を加えないようにする。
ョン機能を達成できる安価な車輪ブレーキ液圧制御装置
を提供する。 【解決手段】 左右各ブレーキ液圧発生器と左右各主車
輪ブレーキとの間に第1、第2液圧モジュレータを設置
する。左右各主車輪と前車輪に設置した回転速度検出器
の検出出力に基づき各液圧モジュレータを操作するアン
チロック制御手段を設ける。回転速度検出器の検出出力
に基づき空中状態/着陸状態を判別する空中状態/着陸
状態判別手段の出力とブレーキペダル踏込み状態検出手
段の出力に基づき各液圧モジュレータを操作する車輪破
損防止制御手段を設け、着陸時に誤ってブレーキペダル
を踏込んだまま着陸しても全車輪が接地するまでは主車
輪にブレーキ力を加えないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、小型のプ
ロペラ式単発機やプロペラ式双発機のような小型航空機
の左側および右側の各主車輪にブレーキ力を加える液圧
ブレーキ装置に関し、特に、着陸の際に各主車輪のロッ
クを防止したり、各主車輪のタイヤ破損を防止すること
ができる安価な車輪ブレーキ液圧制御装置に関するもの
である。
ロペラ式単発機やプロペラ式双発機のような小型航空機
の左側および右側の各主車輪にブレーキ力を加える液圧
ブレーキ装置に関し、特に、着陸の際に各主車輪のロッ
クを防止したり、各主車輪のタイヤ破損を防止すること
ができる安価な車輪ブレーキ液圧制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】航空機においては、一般的に、左側主車
輪、右側主車輪および前車輪を備えており、着陸時に機
体を減速させたり、駐機場と滑走路の間を自力で移動す
る際において方向転換をしたりするために、左側主車輪
と右側主車輪に互いに独立してブレーキ力を付与できる
ように構成されている。車輪ブレーキは前車輪には装備
されていない。
輪、右側主車輪および前車輪を備えており、着陸時に機
体を減速させたり、駐機場と滑走路の間を自力で移動す
る際において方向転換をしたりするために、左側主車輪
と右側主車輪に互いに独立してブレーキ力を付与できる
ように構成されている。車輪ブレーキは前車輪には装備
されていない。
【0003】ジェット機等の着陸速度が速くかつ高価な
航空機には、着陸の際の各主車輪のロックを防止するア
ンチロック制御装置や各主車輪にブレーキ力を加えたま
ま着陸することに起因する各主車輪のタイヤのバースト
を防止するタッチダウンプロテクション装置が装備され
ている。
航空機には、着陸の際の各主車輪のロックを防止するア
ンチロック制御装置や各主車輪にブレーキ力を加えたま
ま着陸することに起因する各主車輪のタイヤのバースト
を防止するタッチダウンプロテクション装置が装備され
ている。
【0004】アンチロック制御装置は、各主車輪の減速
度に基づき各主車輪のロック傾向を検出して各主車輪ブ
レーキの液圧を、各主車輪がロックしないように自動調
節するものである。
度に基づき各主車輪のロック傾向を検出して各主車輪ブ
レーキの液圧を、各主車輪がロックしないように自動調
節するものである。
【0005】タッチダウンプロテクション装置は、機体
を各主車輪に支持させる各脚ストラットに着陸検出器を
取付け、着陸の際に各主車輪に大きな破壊力を加えない
ように主車輪ブレーキの液圧を自動調節するものであ
る。
を各主車輪に支持させる各脚ストラットに着陸検出器を
取付け、着陸の際に各主車輪に大きな破壊力を加えない
ように主車輪ブレーキの液圧を自動調節するものであ
る。
【0006】着陸速度が遅くかつ安価な小型航空機に
は、高価なタッチダウンプロテクション装置は装備され
ておらず、アンチロック制御装置も装備されていない。
小型航空機の車輪ブレーキ装置は、一般的に、左側主車
輪にブレーキ力を付与する左側主車輪ブレーキと、右側
主車輪にブレーキ力を付与する右側主車輪ブレーキと、
左側ブレーキペダルの踏込みに応動して左側ブレーキペ
ダル踏力に対応した液圧を発生し該液圧を第1液圧路を
介して前記左側主車輪ブレーキに付与する左側ブレーキ
マスタシリンダと、右側ブレーキペダルの踏込みに応動
して右側ブレーキペダル踏力に対応した液圧を発生し該
液圧を第2液圧路を介して前記右側主車輪ブレーキに付
与する右側ブレーキマスタシリンダとを備えて成る。
は、高価なタッチダウンプロテクション装置は装備され
ておらず、アンチロック制御装置も装備されていない。
小型航空機の車輪ブレーキ装置は、一般的に、左側主車
輪にブレーキ力を付与する左側主車輪ブレーキと、右側
主車輪にブレーキ力を付与する右側主車輪ブレーキと、
左側ブレーキペダルの踏込みに応動して左側ブレーキペ
ダル踏力に対応した液圧を発生し該液圧を第1液圧路を
介して前記左側主車輪ブレーキに付与する左側ブレーキ
マスタシリンダと、右側ブレーキペダルの踏込みに応動
して右側ブレーキペダル踏力に対応した液圧を発生し該
液圧を第2液圧路を介して前記右側主車輪ブレーキに付
与する右側ブレーキマスタシリンダとを備えて成る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】小型航空機は自家用航
空機として利用されるケースが多い。自家用航空機のパ
イロットの多くは操縦技術が未熟であり、着陸の際、方
向舵ペダルを踏込んだつもりで誤ってブレーキペダルを
踏込み主車輪にブレーキ力を加えたまま着陸する虞があ
る。主車輪にブレーキ力を加えたまま着陸した場合は主
車輪のタイヤがバーストする可能性が高い。着陸の際に
主車輪のタイヤがバーストしたときには、タイヤ正常時
に比べて機体の安定性が損なわれる。
空機として利用されるケースが多い。自家用航空機のパ
イロットの多くは操縦技術が未熟であり、着陸の際、方
向舵ペダルを踏込んだつもりで誤ってブレーキペダルを
踏込み主車輪にブレーキ力を加えたまま着陸する虞があ
る。主車輪にブレーキ力を加えたまま着陸した場合は主
車輪のタイヤがバーストする可能性が高い。着陸の際に
主車輪のタイヤがバーストしたときには、タイヤ正常時
に比べて機体の安定性が損なわれる。
【0008】また、小型航空機でもアンチロック制御装
置を装備することが望ましい。
置を装備することが望ましい。
【0009】この出願の発明は、着陸の際の主車輪のロ
ックを防止することができる安価な車輪ブレーキ液圧制
御装置を提供することを第1の目的とし、更に主車輪の
破損を防止することができる安価な車輪ブレーキ液圧制
御装置を提供することを第2の目的とする。
ックを防止することができる安価な車輪ブレーキ液圧制
御装置を提供することを第1の目的とし、更に主車輪の
破損を防止することができる安価な車輪ブレーキ液圧制
御装置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、図1に示したように、左側主車輪にブレーキ力を
付与する左側主車輪ブレーキと、右側主車輪にブレーキ
力を付与する右側主車輪ブレーキと、左側ブレーキペダ
ルの踏込みに応動して左側ブレーキペダル踏力に対応し
た液圧を発生し該液圧を第1液圧路を介して前記左側主
車輪ブレーキに付与する左側ブレーキ液圧発生器と、右
側ブレーキペダルの踏込みに応動して右側ブレーキペダ
ル踏力に対応した液圧を発生し該液圧を第2液圧路を介
して前記右側主車輪ブレーキに付与する右側ブレーキ液
圧発生器とを備えた航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置
において、前記第1液圧路に配置され左側ブレーキ液圧
発生器から前記左側主車輪ブレーキに付与された液圧を
減圧指令信号および再増圧に指令信号に応答して減圧お
よび再増圧する第1液圧モジュレータと、前記第2液圧
路に配置され右側ブレーキ液圧発生器から前記右側主車
輪ブレーキに付与された液圧を減圧指令信号および増圧
指令信号に応答して減圧および再増圧する第2液圧モジ
ュレータと、前記左側主車輪の回転速度を検出する第1
検出手段と、前記右側主車輪の回転速度を検出する第2
検出手段と、車輪ブレーキを備えない前車輪の回転速度
を検出する第3検出手段と、前記第1検出手段の検出出
力、第2検出手段の検出出力および第3検出手段の検出
出力に基づき前記左側主車輪および前記右側主車輪の各
々についてロック傾向の有無を判別して前記第1液圧モ
ジュレータおよび前記第2液圧モジュレータに対し前記
減圧指令信号および前記増圧指令信号を与えるアンチロ
ック制御手段とを備えたことを特徴とする航空機の車輪
ブレーキ液圧制御装置である。
明は、図1に示したように、左側主車輪にブレーキ力を
付与する左側主車輪ブレーキと、右側主車輪にブレーキ
力を付与する右側主車輪ブレーキと、左側ブレーキペダ
ルの踏込みに応動して左側ブレーキペダル踏力に対応し
た液圧を発生し該液圧を第1液圧路を介して前記左側主
車輪ブレーキに付与する左側ブレーキ液圧発生器と、右
側ブレーキペダルの踏込みに応動して右側ブレーキペダ
ル踏力に対応した液圧を発生し該液圧を第2液圧路を介
して前記右側主車輪ブレーキに付与する右側ブレーキ液
圧発生器とを備えた航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置
において、前記第1液圧路に配置され左側ブレーキ液圧
発生器から前記左側主車輪ブレーキに付与された液圧を
減圧指令信号および再増圧に指令信号に応答して減圧お
よび再増圧する第1液圧モジュレータと、前記第2液圧
路に配置され右側ブレーキ液圧発生器から前記右側主車
輪ブレーキに付与された液圧を減圧指令信号および増圧
指令信号に応答して減圧および再増圧する第2液圧モジ
ュレータと、前記左側主車輪の回転速度を検出する第1
検出手段と、前記右側主車輪の回転速度を検出する第2
検出手段と、車輪ブレーキを備えない前車輪の回転速度
を検出する第3検出手段と、前記第1検出手段の検出出
力、第2検出手段の検出出力および第3検出手段の検出
出力に基づき前記左側主車輪および前記右側主車輪の各
々についてロック傾向の有無を判別して前記第1液圧モ
ジュレータおよび前記第2液圧モジュレータに対し前記
減圧指令信号および前記増圧指令信号を与えるアンチロ
ック制御手段とを備えたことを特徴とする航空機の車輪
ブレーキ液圧制御装置である。
【0011】この出願の請求項2の発明は、請求項1に
記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置であって、図
1に示したように、前記左側ブレーキペダルおよび前記
右側ブレーキペダルの各々が踏込まれていることを検出
するブレーキペダル踏込み状態検出手段と、前記第1検
出手段の検出出力、第2検出手段の検出出力および第3
検出手段の検出出力に基づき当該航空機が空中にある状
態であるのか或いは着陸した状態にあるの判別検出する
空中状態/着陸状態判別手段と、前記ブレーキペダル踏
込み状態検出手段の検出出力と前記空中状態/着陸状態
判別手段の出力に基づき空中状態でかつ前記左側ブレー
キペダルおよび/または前記右側ブレーキペダルが踏込
まれているときには前記第1液圧モジュレータおよび/
または前記第2液圧モジュレータに対し前記減圧指令信
号を与え、その後空中状態から着陸状態に移行したこと
に応じて前記第1液圧モジュレータおよび/または前記
第2液圧モジュレータに対し前記増圧指令信号を与える
車輪破損防止制御手段とを備えたことを特徴とする航空
機の車輪ブレーキ液圧制御装置である。
記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置であって、図
1に示したように、前記左側ブレーキペダルおよび前記
右側ブレーキペダルの各々が踏込まれていることを検出
するブレーキペダル踏込み状態検出手段と、前記第1検
出手段の検出出力、第2検出手段の検出出力および第3
検出手段の検出出力に基づき当該航空機が空中にある状
態であるのか或いは着陸した状態にあるの判別検出する
空中状態/着陸状態判別手段と、前記ブレーキペダル踏
込み状態検出手段の検出出力と前記空中状態/着陸状態
判別手段の出力に基づき空中状態でかつ前記左側ブレー
キペダルおよび/または前記右側ブレーキペダルが踏込
まれているときには前記第1液圧モジュレータおよび/
または前記第2液圧モジュレータに対し前記減圧指令信
号を与え、その後空中状態から着陸状態に移行したこと
に応じて前記第1液圧モジュレータおよび/または前記
第2液圧モジュレータに対し前記増圧指令信号を与える
車輪破損防止制御手段とを備えたことを特徴とする航空
機の車輪ブレーキ液圧制御装置である。
【0012】この出願の請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装
置であって、図2に示したように、前記左側ブレーキ液
圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々がブ
レーキマスタシリンダにより構成されており、前記第1
液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータの各
々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレーキと
の連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブレー
キの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出させた
ブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキュームレー
タと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの連通
を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレータ
内のブレーキ液をブレーキマスタシリンダへ還流させる
ためのポンプと、このポンプを駆動する電動機とで構成
されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ液圧
制御装置である。
たは請求項2に記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装
置であって、図2に示したように、前記左側ブレーキ液
圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々がブ
レーキマスタシリンダにより構成されており、前記第1
液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータの各
々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレーキと
の連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブレー
キの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出させた
ブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキュームレー
タと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの連通
を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレータ
内のブレーキ液をブレーキマスタシリンダへ還流させる
ためのポンプと、このポンプを駆動する電動機とで構成
されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ液圧
制御装置である。
【0013】この出願の請求項4の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装
置であって、図4に示したように、前記左側ブレーキ液
圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々がブ
レーキマスタシリンダにより構成されており、前記第1
液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータの各
々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレーキと
の連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブレー
キの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出させた
ブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキュームレー
タと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの連通
を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレータ
内のブレーキ液を低圧アキュームレータ内の液圧と前記
ブレーキマスタシリンダの液圧との間の差圧によりブレ
ーキマスタシリンダへ還流させるための逆止弁とで構成
されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ液圧
制御装置である。
たは請求項2に記載の航空機の車輪ブレーキ液圧制御装
置であって、図4に示したように、前記左側ブレーキ液
圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々がブ
レーキマスタシリンダにより構成されており、前記第1
液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータの各
々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレーキと
の連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブレー
キの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出させた
ブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキュームレー
タと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの連通
を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレータ
内のブレーキ液を低圧アキュームレータ内の液圧と前記
ブレーキマスタシリンダの液圧との間の差圧によりブレ
ーキマスタシリンダへ還流させるための逆止弁とで構成
されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ液圧
制御装置である。
【0014】請求項1の車輪ブレーキ液圧制御装置にお
いては、左右の各主車輪にブレーキ力を加えた際の各主
車輪のロックを防止できる。
いては、左右の各主車輪にブレーキ力を加えた際の各主
車輪のロックを防止できる。
【0015】また、請求項2の車輪ブレーキ液圧制御装
置においては、着陸の際、空中状態/着陸状態判別手段
の検出出力が空中状態になっており、パイロットが誤っ
て左側ブレーキペダルおよび/または右側ブレーキペダ
ルを踏込んだままとしても、車輪破損防止制御手段が空
中状態/着陸状態判別手段の検出出力とブレーキペダル
踏込み状態検出手段の検出出力に基づき第1液圧モジュ
レータおよび/または第2液圧モジュレータに対し減圧
指令信号を与え、第1液圧モジュレータおよび/または
第2液圧モジュレータが作動して左側主車輪ブレーキお
よび/または右側主車輪ブレーキの液圧を減圧し、左側
主車輪および/または右側主車輪にブレーキ力が付与さ
れないので、各主車輪のタイヤのバーストが防止され
る。
置においては、着陸の際、空中状態/着陸状態判別手段
の検出出力が空中状態になっており、パイロットが誤っ
て左側ブレーキペダルおよび/または右側ブレーキペダ
ルを踏込んだままとしても、車輪破損防止制御手段が空
中状態/着陸状態判別手段の検出出力とブレーキペダル
踏込み状態検出手段の検出出力に基づき第1液圧モジュ
レータおよび/または第2液圧モジュレータに対し減圧
指令信号を与え、第1液圧モジュレータおよび/または
第2液圧モジュレータが作動して左側主車輪ブレーキお
よび/または右側主車輪ブレーキの液圧を減圧し、左側
主車輪および/または右側主車輪にブレーキ力が付与さ
れないので、各主車輪のタイヤのバーストが防止され
る。
【0016】着陸後、空中状態/着陸状態判別手段の検
出出力が着陸状態に切り換わることにより車輪破損防止
制御手段が第1液圧モジュレータおよび/または第2液
圧モジュレータに対し増圧指令信号を与え、左側ブレー
キ液圧発生器および右側ブレーキ液圧発生器から左側主
車輪ブレーキおよび右側主車輪ブレーキへ液圧を付与で
きる状態になる。従って、パイロットが機体速度を減速
するために左側ブレーキペダルおよび右側ブレーキペダ
ルを踏込めば、左側ブレーキ液圧発生器および右側ブレ
ーキ液圧発生器から左側主車輪ブレーキおよび右側主車
輪ブレーキへブレーキパダル踏力に対応した液圧が付与
され、左側主車輪および右側主車輪にブレーキ力が加わ
り、機体速度が減速する。また、着陸する前から左側ブ
レーキペダルおよび/または右側ブレーキペダルが踏込
まれていた場合には、左側ブレーキ液圧発生器および/
または右側ブレーキ液圧発生器に発生していた液圧が第
1液圧モジュレータおよび/または第2液圧モジュレー
タの増圧指令信号応動動作に伴い左側主車輪ブレーキお
よび/または右側主車輪ブレーキに付与される。
出出力が着陸状態に切り換わることにより車輪破損防止
制御手段が第1液圧モジュレータおよび/または第2液
圧モジュレータに対し増圧指令信号を与え、左側ブレー
キ液圧発生器および右側ブレーキ液圧発生器から左側主
車輪ブレーキおよび右側主車輪ブレーキへ液圧を付与で
きる状態になる。従って、パイロットが機体速度を減速
するために左側ブレーキペダルおよび右側ブレーキペダ
ルを踏込めば、左側ブレーキ液圧発生器および右側ブレ
ーキ液圧発生器から左側主車輪ブレーキおよび右側主車
輪ブレーキへブレーキパダル踏力に対応した液圧が付与
され、左側主車輪および右側主車輪にブレーキ力が加わ
り、機体速度が減速する。また、着陸する前から左側ブ
レーキペダルおよび/または右側ブレーキペダルが踏込
まれていた場合には、左側ブレーキ液圧発生器および/
または右側ブレーキ液圧発生器に発生していた液圧が第
1液圧モジュレータおよび/または第2液圧モジュレー
タの増圧指令信号応動動作に伴い左側主車輪ブレーキお
よび/または右側主車輪ブレーキに付与される。
【0017】パイロットが左側ブレーキペダルおよび右
側ブレーキペダルを踏込んで機体速度を減速している最
中に左側主車輪および/または右側主車輪がロック傾向
に陥ると、アンチロック制御手段が第1液圧モジュレー
タおよび/または第2液圧モジュレータに対し減圧指令
信号を与え、第1液圧モジュレータおよび/または第2
液圧モジュレータが作動して左側主車輪ブレーキおよび
/または右側主車輪ブレーキの液圧を減圧し、左側主車
輪および/または右側主車輪に加えられるブレーキ力が
減少して左側主車輪および/または右側主車輪のロック
傾向が解消される。左側主車輪および/または右側主車
輪のロック傾向が解消すると、アンチロック制御手段が
第1液圧モジュレータおよび/または第2液圧モジュレ
ータに対し増圧指令信号を与え、第1液圧モジュレータ
および/または第2液圧モジュレータが作動して左側主
車輪ブレーキおよび/または右側主車輪ブレーキの液圧
が再増圧され、左側主車輪および/または右側主車輪に
加えられるブレーキ力が増大される。このような左側主
車輪ブレーキおよび/または右側主車輪ブレーキの液圧
の自動調節により左側主車輪および右側主車輪のロック
が防止される。
側ブレーキペダルを踏込んで機体速度を減速している最
中に左側主車輪および/または右側主車輪がロック傾向
に陥ると、アンチロック制御手段が第1液圧モジュレー
タおよび/または第2液圧モジュレータに対し減圧指令
信号を与え、第1液圧モジュレータおよび/または第2
液圧モジュレータが作動して左側主車輪ブレーキおよび
/または右側主車輪ブレーキの液圧を減圧し、左側主車
輪および/または右側主車輪に加えられるブレーキ力が
減少して左側主車輪および/または右側主車輪のロック
傾向が解消される。左側主車輪および/または右側主車
輪のロック傾向が解消すると、アンチロック制御手段が
第1液圧モジュレータおよび/または第2液圧モジュレ
ータに対し増圧指令信号を与え、第1液圧モジュレータ
および/または第2液圧モジュレータが作動して左側主
車輪ブレーキおよび/または右側主車輪ブレーキの液圧
が再増圧され、左側主車輪および/または右側主車輪に
加えられるブレーキ力が増大される。このような左側主
車輪ブレーキおよび/または右側主車輪ブレーキの液圧
の自動調節により左側主車輪および右側主車輪のロック
が防止される。
【0018】請求項3の車輪ブレーキ液圧制御装置およ
び請求項4の車輪ブレーキ液圧制御装置においては液圧
モジュレータの構成が簡単であり、装置が安価である。
び請求項4の車輪ブレーキ液圧制御装置においては液圧
モジュレータの構成が簡単であり、装置が安価である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の実施
形態について図2を参照して説明する。
形態について図2を参照して説明する。
【0020】先ず図2および図3に示す第1実施形態を
説明する。図2は、小型航空機の液圧ブレーキ装置と車
輪ブレーキ液圧制御装置の系統図である。図2におい
て、11は左側主車輪を、12は右側主車輪を、13は
前車輪を夫々示す。左側主車輪11には同主車輪11に
ブレーキ力を付与する左側主車輪ブレーキ14が設けら
れており、右側主車輪12にも同主車輪12にブレーキ
力を付与する右側主車輪ブレーキ15が設けられてい
る。前車輪13には車輪ブレーキが設けられていない。
説明する。図2は、小型航空機の液圧ブレーキ装置と車
輪ブレーキ液圧制御装置の系統図である。図2におい
て、11は左側主車輪を、12は右側主車輪を、13は
前車輪を夫々示す。左側主車輪11には同主車輪11に
ブレーキ力を付与する左側主車輪ブレーキ14が設けら
れており、右側主車輪12にも同主車輪12にブレーキ
力を付与する右側主車輪ブレーキ15が設けられてい
る。前車輪13には車輪ブレーキが設けられていない。
【0021】左側ブレーキ液圧発生器としての左側ブレ
ーキマスタシリンダ16は、左側ブレーキペダル17の
踏込みに応動して左側ブレーキペダル踏力に対応した液
圧を発生し、該液圧を第1液圧路18を介して左側主車
輪ブレーキ11に付与する。右側ブレーキ液圧発生器と
しての右側ブレーキマスタシリンダ19は、右側ブレー
キペダル20の踏込みに応動して右側ブレーキペダル踏
力に対応した液圧を発生し、該液圧を第2液圧路21を
介して右側主車輪ブレーキ12に付与する。
ーキマスタシリンダ16は、左側ブレーキペダル17の
踏込みに応動して左側ブレーキペダル踏力に対応した液
圧を発生し、該液圧を第1液圧路18を介して左側主車
輪ブレーキ11に付与する。右側ブレーキ液圧発生器と
しての右側ブレーキマスタシリンダ19は、右側ブレー
キペダル20の踏込みに応動して右側ブレーキペダル踏
力に対応した液圧を発生し、該液圧を第2液圧路21を
介して右側主車輪ブレーキ12に付与する。
【0022】第1液圧路18には、左側ブレーキペダル
17が踏込まれている状態において左側主車輪ブレーキ
14の液圧を減圧および再増圧するための第1液圧モジ
ュレータ22が設置されている。第2液圧路21には、
右側ブレーキペダル20が踏込まれている状態において
右側主車輪ブレーキ15の液圧を減圧および再増圧する
ための第2液圧モジュレータ23が設置されている。
17が踏込まれている状態において左側主車輪ブレーキ
14の液圧を減圧および再増圧するための第1液圧モジ
ュレータ22が設置されている。第2液圧路21には、
右側ブレーキペダル20が踏込まれている状態において
右側主車輪ブレーキ15の液圧を減圧および再増圧する
ための第2液圧モジュレータ23が設置されている。
【0023】第1液圧モジュレータ22は、主車輪ブレ
ーキ14とブレーキマスタシリンダ16との連通を開閉
する常開型電磁弁24と、主車輪ブレーキ14と低圧ア
キュムレータ25との連通を開閉する常閉型電磁弁26
と、低圧アキュムレータ25内のブレーキ液をブレーキ
マスタシリンダ16と常開型電磁弁24との間の液圧路
18に還流させるポンプ27と、このポンプ27を駆動
する電動機28を主たる構成要素とするものである。第
2液圧モジュレータ23は、主車輪ブレーキ15とブレ
ーキマスタシリンダ19との連通を開閉する常開型電磁
弁29と、主車輪ブレーキ15と低圧アキュムレータ3
0との連通を開閉する常閉型電磁弁31と、電動機28
により駆動されて低圧アキュムレータ30内のブレーキ
液をブレーキマスタシリンダ19と常開型電磁弁29と
の間の液圧路21に還流させるポンプ32を主たる構成
要素とするものである。液圧モジュレータ22、23
は、自動車用アンチロックブレーキシステムにおいて広
く使用されている液圧モジュレータと同じ構成のもので
ある。
ーキ14とブレーキマスタシリンダ16との連通を開閉
する常開型電磁弁24と、主車輪ブレーキ14と低圧ア
キュムレータ25との連通を開閉する常閉型電磁弁26
と、低圧アキュムレータ25内のブレーキ液をブレーキ
マスタシリンダ16と常開型電磁弁24との間の液圧路
18に還流させるポンプ27と、このポンプ27を駆動
する電動機28を主たる構成要素とするものである。第
2液圧モジュレータ23は、主車輪ブレーキ15とブレ
ーキマスタシリンダ19との連通を開閉する常開型電磁
弁29と、主車輪ブレーキ15と低圧アキュムレータ3
0との連通を開閉する常閉型電磁弁31と、電動機28
により駆動されて低圧アキュムレータ30内のブレーキ
液をブレーキマスタシリンダ19と常開型電磁弁29と
の間の液圧路21に還流させるポンプ32を主たる構成
要素とするものである。液圧モジュレータ22、23
は、自動車用アンチロックブレーキシステムにおいて広
く使用されている液圧モジュレータと同じ構成のもので
ある。
【0024】左側主車輪11の回転速度を検出する回転
速度センサ33、右側主車輪12の回転速度を検出する
回転速度センサ34、前車輪13の回転速度を検出する
回転速度センサ35、ブレーキマスタシリンダ16が液
圧を発生しているか否か、つまりブレーキペダル17が
踏込まれているか否かを検出する圧力センサ(圧力応動
スイッチでも良い)36、ブレーキマスタシリンダ19
が液圧を発生しているか否かを検出する圧力センサ(圧
力応動スイッチでも良い)37が設置され、これらセン
サの出力は電気制御装置38に入力される。圧力センサ
36、37の出力はブレーキマスタシリンダが液圧を発
生している場合にオンとなる。
速度センサ33、右側主車輪12の回転速度を検出する
回転速度センサ34、前車輪13の回転速度を検出する
回転速度センサ35、ブレーキマスタシリンダ16が液
圧を発生しているか否か、つまりブレーキペダル17が
踏込まれているか否かを検出する圧力センサ(圧力応動
スイッチでも良い)36、ブレーキマスタシリンダ19
が液圧を発生しているか否かを検出する圧力センサ(圧
力応動スイッチでも良い)37が設置され、これらセン
サの出力は電気制御装置38に入力される。圧力センサ
36、37の出力はブレーキマスタシリンダが液圧を発
生している場合にオンとなる。
【0025】電気制御装置38はマイクロコンピュータ
を含んでおり、センサ33〜37の検出出力に基づき主
車輪ブレーキ14、15の液圧の自動調節の要否を判定
し、液圧モジュレータ22、23に対し減圧指令信号お
よび増圧指令信号と電動機駆動指令信号を出力する。電
気制御装置38は、アンチロック制御手段と車輪破損防
止制御手段を構成するものであり、アンチロック制御時
においては液圧モジュレータ22、23に対し保圧指令
信号をも出力する。減圧指令信号は常開型電磁弁と常閉
型電磁弁への通電であり、また増圧指令信号は常開型電
磁弁と常閉型電磁弁への通電停止であり、保圧指令信号
は常開型電磁弁への通電と常閉型電磁弁への通電停止で
ある。ブレーキペダル17が踏込まれブレーキマスタシ
リンダ16から左側主車輪ブレーキ14に液圧が付与さ
れている状態において、電気制御装置38が液圧モジュ
レータ22に対し減圧指令信号を付与すると、常開型電
磁弁24が閉じてブレーキマスタシリンダ16と左側主
車輪ブレーキ14との連通が遮断する一方、常閉型電磁
弁26が開いて左側主車輪ブレーキ14と低圧アキュム
レータ25との連通が開かれるので、左側主車輪ブレー
キ14内のブレーキ液が低圧アキュムレータ25へ流出
し、左側主車輪ブレーキ14の液圧が減圧する。
を含んでおり、センサ33〜37の検出出力に基づき主
車輪ブレーキ14、15の液圧の自動調節の要否を判定
し、液圧モジュレータ22、23に対し減圧指令信号お
よび増圧指令信号と電動機駆動指令信号を出力する。電
気制御装置38は、アンチロック制御手段と車輪破損防
止制御手段を構成するものであり、アンチロック制御時
においては液圧モジュレータ22、23に対し保圧指令
信号をも出力する。減圧指令信号は常開型電磁弁と常閉
型電磁弁への通電であり、また増圧指令信号は常開型電
磁弁と常閉型電磁弁への通電停止であり、保圧指令信号
は常開型電磁弁への通電と常閉型電磁弁への通電停止で
ある。ブレーキペダル17が踏込まれブレーキマスタシ
リンダ16から左側主車輪ブレーキ14に液圧が付与さ
れている状態において、電気制御装置38が液圧モジュ
レータ22に対し減圧指令信号を付与すると、常開型電
磁弁24が閉じてブレーキマスタシリンダ16と左側主
車輪ブレーキ14との連通が遮断する一方、常閉型電磁
弁26が開いて左側主車輪ブレーキ14と低圧アキュム
レータ25との連通が開かれるので、左側主車輪ブレー
キ14内のブレーキ液が低圧アキュムレータ25へ流出
し、左側主車輪ブレーキ14の液圧が減圧する。
【0026】電気制御装置38は、減圧指令信号を出力
したときには電動機駆動信号を出力し、この電動機駆動
信号の出力を車輪ブレーキ液圧の自動調節過程の終了ま
で継続するので、低圧アキュムレータ25へ流入したブ
レーキ液は電動機28により駆動されるポンプ27によ
りブレーキマスタシリンダ16と常開型電磁弁24との
間の液圧路18に還流される。
したときには電動機駆動信号を出力し、この電動機駆動
信号の出力を車輪ブレーキ液圧の自動調節過程の終了ま
で継続するので、低圧アキュムレータ25へ流入したブ
レーキ液は電動機28により駆動されるポンプ27によ
りブレーキマスタシリンダ16と常開型電磁弁24との
間の液圧路18に還流される。
【0027】左側主車輪ブレーキ14の液圧の減圧後、
電気制御装置38が液圧モジュレータ22に対し増圧指
令信号を付与すると、常開型電磁弁24が開いてブレー
キマスタシリンダ16と左側主車輪ブレーキ14との連
通が開かれる一方、常閉型電磁弁26が閉じて左側主車
輪ブレーキ14と低圧アキュムレータ25との連通が遮
断されので、ブレーキマスタシリンダ16側から左側主
車輪ブレーキ14にブレーキ液が流入し、左側主車輪ブ
レーキ14の液圧が増圧する。
電気制御装置38が液圧モジュレータ22に対し増圧指
令信号を付与すると、常開型電磁弁24が開いてブレー
キマスタシリンダ16と左側主車輪ブレーキ14との連
通が開かれる一方、常閉型電磁弁26が閉じて左側主車
輪ブレーキ14と低圧アキュムレータ25との連通が遮
断されので、ブレーキマスタシリンダ16側から左側主
車輪ブレーキ14にブレーキ液が流入し、左側主車輪ブ
レーキ14の液圧が増圧する。
【0028】また、電気制御装置38が液圧モジュレー
タ22に対し保圧指令信号を付与すると、常開型電磁弁
24が閉じてブレーキマスタシリンダ16と左側主車輪
ブレーキ14との連通が遮断される一方、常閉型電磁弁
26が閉じて左側主車輪ブレーキ14と低圧アキュムレ
ータ25との連通が遮断されので、左側主車輪ブレーキ
14の液圧は減圧も増圧もしない。
タ22に対し保圧指令信号を付与すると、常開型電磁弁
24が閉じてブレーキマスタシリンダ16と左側主車輪
ブレーキ14との連通が遮断される一方、常閉型電磁弁
26が閉じて左側主車輪ブレーキ14と低圧アキュムレ
ータ25との連通が遮断されので、左側主車輪ブレーキ
14の液圧は減圧も増圧もしない。
【0029】ブレーキペダル20が踏込まれブレーキマ
スタシリンダ19から右側主車輪ブレーキ15に液圧が
付与されている状態において、電気制御装置38が液圧
モジュレータ23に対し減圧指令信号を付与すると、常
開型電磁弁29が閉じてブレーキマスタシリンダ19と
右側主車輪ブレーキ15との連通が遮断する一方、常閉
型電磁弁31が開いて右側主車輪ブレーキ15と低圧ア
キュムレータ30との連通が開かれるので、右側主車輪
ブレーキ15内のブレーキ液が低圧アキュムレータ30
へ流出し、右側主車輪ブレーキ15の液圧が減圧する。
スタシリンダ19から右側主車輪ブレーキ15に液圧が
付与されている状態において、電気制御装置38が液圧
モジュレータ23に対し減圧指令信号を付与すると、常
開型電磁弁29が閉じてブレーキマスタシリンダ19と
右側主車輪ブレーキ15との連通が遮断する一方、常閉
型電磁弁31が開いて右側主車輪ブレーキ15と低圧ア
キュムレータ30との連通が開かれるので、右側主車輪
ブレーキ15内のブレーキ液が低圧アキュムレータ30
へ流出し、右側主車輪ブレーキ15の液圧が減圧する。
【0030】低圧アキュムレータ30へ流入したブレー
キ液は電動機28により駆動されるポンプ32によりブ
レーキマスタシリンダ19と常開型電磁弁29との間の
液圧路21に還流される。
キ液は電動機28により駆動されるポンプ32によりブ
レーキマスタシリンダ19と常開型電磁弁29との間の
液圧路21に還流される。
【0031】右側主車輪ブレーキ15の液圧の減圧後、
電気制御装置38が液圧モジュレータ23に対し増圧指
令信号を付与すると、常開型電磁弁29が開いてブレー
キマスタシリンダ19と右側主車輪ブレーキ15との連
通が開かれる一方、常閉型電磁弁31が閉じて右側主車
輪ブレーキ15と低圧アキュムレータ30との連通が遮
断されので、ブレーキマスタシリンダ19側から右側主
車輪ブレーキ15にブレーキ液が流入し、右側主車輪ブ
レーキ15の液圧が増圧する。
電気制御装置38が液圧モジュレータ23に対し増圧指
令信号を付与すると、常開型電磁弁29が開いてブレー
キマスタシリンダ19と右側主車輪ブレーキ15との連
通が開かれる一方、常閉型電磁弁31が閉じて右側主車
輪ブレーキ15と低圧アキュムレータ30との連通が遮
断されので、ブレーキマスタシリンダ19側から右側主
車輪ブレーキ15にブレーキ液が流入し、右側主車輪ブ
レーキ15の液圧が増圧する。
【0032】また、電気制御装置38が液圧モジュレー
タ23に対し保圧指令信号を付与すると、常閉型電磁弁
29が閉じてブレーキマスタシリンダ19と右側主車輪
ブレーキ15との連通が遮断される一方、常閉型電磁弁
31が閉じて右側主車輪ブレーキ15と低圧アキュムレ
ータ30との連通が遮断されので、右側主車輪ブレーキ
14の液圧は減圧も増圧もしない。
タ23に対し保圧指令信号を付与すると、常閉型電磁弁
29が閉じてブレーキマスタシリンダ19と右側主車輪
ブレーキ15との連通が遮断される一方、常閉型電磁弁
31が閉じて右側主車輪ブレーキ15と低圧アキュムレ
ータ30との連通が遮断されので、右側主車輪ブレーキ
14の液圧は減圧も増圧もしない。
【0033】図3は電気制御装置の作用を示すフローチ
ャートである。図3において、運転開始時にメインスイ
ッチが投入されると、先ずステップS1で初期化が行わ
れ、続いてステップS2で空中状態フラグがオフされ
る。空中状態フラグのオフは、着陸状態を意味する。続
いてステップS3でセンサ33〜37の検出出力が読込
まれ、続いてステップS4で車輪11、12、13の回
転速度および加速度が演算され、ステップS5へ進む。
ャートである。図3において、運転開始時にメインスイ
ッチが投入されると、先ずステップS1で初期化が行わ
れ、続いてステップS2で空中状態フラグがオフされ
る。空中状態フラグのオフは、着陸状態を意味する。続
いてステップS3でセンサ33〜37の検出出力が読込
まれ、続いてステップS4で車輪11、12、13の回
転速度および加速度が演算され、ステップS5へ進む。
【0034】ステップS5では、車輪11、12、13
の回転速度と空中状態フラグに基づき当該航空機が空中
状態であるか否かを判定する。空中状態フラグがオフ、
前車輪13の回転速度が主車輪11、12の回転速度よ
り小さい、各主車輪11、12の回転速度がゼロの三条
件が成立すると空中状態であると判定する。その判定結
果がY(イエス)であれば、ステップS6で空中状態フ
ラグをオンとした後ステップS7に進む。ステップS7
ではスイッチ36がオンである否か、つまりブレーキペ
ダル17が踏込まれているか否か判定し、その判定結果
がYであればステップS8で液圧モジュレータ22へ減
圧指令信号を付与する。続いてステップS9でスイッチ
37がオンである否か、つまりブレーキペダル20が踏
込まれているか否か判定し、その判定結果がYであれば
ステップS10で液圧モジュレータ23へ減圧指令信号
を付与する。従って、着陸の際にパイロットが誤ってブ
レーキペダル17、20を踏込んだまま着陸したとして
も主車輪11、12にはブレーキ力が加えられていない
ので、主車輪11、12にはブレーキ力が加えたまま着
陸したことに起因するタイヤのバーストは防止される。
の回転速度と空中状態フラグに基づき当該航空機が空中
状態であるか否かを判定する。空中状態フラグがオフ、
前車輪13の回転速度が主車輪11、12の回転速度よ
り小さい、各主車輪11、12の回転速度がゼロの三条
件が成立すると空中状態であると判定する。その判定結
果がY(イエス)であれば、ステップS6で空中状態フ
ラグをオンとした後ステップS7に進む。ステップS7
ではスイッチ36がオンである否か、つまりブレーキペ
ダル17が踏込まれているか否か判定し、その判定結果
がYであればステップS8で液圧モジュレータ22へ減
圧指令信号を付与する。続いてステップS9でスイッチ
37がオンである否か、つまりブレーキペダル20が踏
込まれているか否か判定し、その判定結果がYであれば
ステップS10で液圧モジュレータ23へ減圧指令信号
を付与する。従って、着陸の際にパイロットが誤ってブ
レーキペダル17、20を踏込んだまま着陸したとして
も主車輪11、12にはブレーキ力が加えられていない
ので、主車輪11、12にはブレーキ力が加えたまま着
陸したことに起因するタイヤのバーストは防止される。
【0035】ステップS10に続くステップS11では
着陸状態であるか否かを判定する。空中状態フラグがオ
ン、前車輪13および各主車輪11、12の回転速度が
所定値以上の三条件が成立したとき着陸状態と判定す
る。その判定結果がYであればステップS12で空中状
態フラグをオフし、続いてステップS13で液圧モジュ
レータ22、23に対しパルス状に増圧指令信号を付与
する。従って、着陸の際にブレーキペダル17、20が
踏込まれていた場合には、主車輪ブレーキ14、15の
液圧が緩やかに増圧し、主車輪11、12のブレーキ力
が緩やかに増大される。
着陸状態であるか否かを判定する。空中状態フラグがオ
ン、前車輪13および各主車輪11、12の回転速度が
所定値以上の三条件が成立したとき着陸状態と判定す
る。その判定結果がYであればステップS12で空中状
態フラグをオフし、続いてステップS13で液圧モジュ
レータ22、23に対しパルス状に増圧指令信号を付与
する。従って、着陸の際にブレーキペダル17、20が
踏込まれていた場合には、主車輪ブレーキ14、15の
液圧が緩やかに増圧し、主車輪11、12のブレーキ力
が緩やかに増大される。
【0036】ステップS13に続くステップS14では
左主車輪11につての公知のアンシロック制御処理を行
い、次いでステップS15で右主車輪12についての公
知のアンシロック制御処理を行った後、ステップS3へ
戻る。
左主車輪11につての公知のアンシロック制御処理を行
い、次いでステップS15で右主車輪12についての公
知のアンシロック制御処理を行った後、ステップS3へ
戻る。
【0037】図4は第2実施形態である小型航空機の液
圧ブレーキ装置と車輪ブレーキ液圧制御装置の系統図で
ある。この第2実施形態は、図2の第1実施形態と比べ
ると、第1液圧モジュレータ122および第2液圧モジ
ュレータ123の構成の点で相違する。即ち、第1液圧
モジュレータ122は、常開型電磁弁24、常閉型電磁
弁26、低圧アキュームレータ25および、踏まれてい
たブレーキペダル17の解放に伴うマスタシリンダ16
の液圧の低下により低圧アキュームレータ25内に溜ま
っているブレーキ液を低圧アキュームレータ25とブレ
ーキマスタシリンダ16間の圧力差によってブレーキマ
スタシリンダ16へ流出させる逆止弁39とで構成され
ている。そして第1液圧モジュレータ122は、常開型
電磁弁29、常閉型電磁弁31、低圧アキュームレータ
30および、踏まれていたブレーキペダル20の解放に
伴うブレーキマスタシリンダ19の液圧の低下のより低
圧アキュームレータ30内に溜まっているブレーキ液を
低圧アキュームレータ30とブレーキマスタシリンダ1
9間の圧力差によってマスタシリンダ19へ還流させる
逆止弁40とで構成されている。この第2実施形態でも
第1実施形態と同様の作用を行うことができる。尚、図
4において、第1実施形態の構成要素に対応する構成要
素には第1実施形態の説明で用いた符合と同じ符合が付
してある。
圧ブレーキ装置と車輪ブレーキ液圧制御装置の系統図で
ある。この第2実施形態は、図2の第1実施形態と比べ
ると、第1液圧モジュレータ122および第2液圧モジ
ュレータ123の構成の点で相違する。即ち、第1液圧
モジュレータ122は、常開型電磁弁24、常閉型電磁
弁26、低圧アキュームレータ25および、踏まれてい
たブレーキペダル17の解放に伴うマスタシリンダ16
の液圧の低下により低圧アキュームレータ25内に溜ま
っているブレーキ液を低圧アキュームレータ25とブレ
ーキマスタシリンダ16間の圧力差によってブレーキマ
スタシリンダ16へ流出させる逆止弁39とで構成され
ている。そして第1液圧モジュレータ122は、常開型
電磁弁29、常閉型電磁弁31、低圧アキュームレータ
30および、踏まれていたブレーキペダル20の解放に
伴うブレーキマスタシリンダ19の液圧の低下のより低
圧アキュームレータ30内に溜まっているブレーキ液を
低圧アキュームレータ30とブレーキマスタシリンダ1
9間の圧力差によってマスタシリンダ19へ還流させる
逆止弁40とで構成されている。この第2実施形態でも
第1実施形態と同様の作用を行うことができる。尚、図
4において、第1実施形態の構成要素に対応する構成要
素には第1実施形態の説明で用いた符合と同じ符合が付
してある。
【0038】以上にこの発明の2つの実施形態について
詳細に説明したが、この出願の発明は実施形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内
で適宜して実施できる。
詳細に説明したが、この出願の発明は実施形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内
で適宜して実施できる。
【0039】
【発明の効果】この出願の請求項1に係る航空機の車輪
ブレーキ液圧制御装置は、左右各ブレーキ液圧発生器と
左右各主車輪ブレーキとの間に設置した2つの液圧モジ
ュレータを使用して左右各主車輪についてのアンチロッ
ク機能を達成したものであり、そのコストは安価であ
る。また、請求項2に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制
御装置は、アンチロック機能とタッチダウンプロテクシ
ョン機能を達成したものであり、そのコストは安価であ
る。更に、請求項3に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制
御装置、請求項4に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制御
装置は、液圧モジュレータの構成が簡単であり、安価で
ある。
ブレーキ液圧制御装置は、左右各ブレーキ液圧発生器と
左右各主車輪ブレーキとの間に設置した2つの液圧モジ
ュレータを使用して左右各主車輪についてのアンチロッ
ク機能を達成したものであり、そのコストは安価であ
る。また、請求項2に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制
御装置は、アンチロック機能とタッチダウンプロテクシ
ョン機能を達成したものであり、そのコストは安価であ
る。更に、請求項3に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制
御装置、請求項4に係る航空機の車輪ブレーキ液圧制御
装置は、液圧モジュレータの構成が簡単であり、安価で
ある。
【図1】この出願の発明の構成を示す図である。
【図2】この出願の発明の第1実施形態の系統図であ
る。
る。
【図3】図2中の電気制御装置の作用を示すフローチャ
ートである
ートである
【図4】この出願の発明の第2実施形態の系統図であ
る。
る。
11・・・左主車輪 12・・・右主車輪 13・・・前車輪 14・・・左主車輪ブレーキ 15・・・右主車輪ブレーキ 16・・・マスタシリンダ 17・・・ブレーキペダル 18・・・液圧路 19・・・ブレーキマスタシリンダ 20・・・ブレーキペダル 21・・・液圧路 22、23、122、123・・・液圧モジュレータ 24、26、29、31・・・電磁弁 25、30・・・低圧アキュームレータ 33、34、35・・・回転速度センサ 36、37・・・圧力応動スイッチ 38・・・電気制御装置 39、40・・・逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近 田 崇 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 左側主車輪にブレーキ力を付与する左側
主車輪ブレーキと、右側主車輪にブレーキ力を付与する
右側主車輪ブレーキと、左側ブレーキペダルの踏込みに
応動して左側ブレーキペダル踏力に対応した液圧を発生
し該液圧を第1液圧路を介して前記左側主車輪ブレーキ
に付与する左側ブレーキ液圧発生器と、右側ブレーキペ
ダルの踏込みに応動して右側ブレーキペダル踏力に対応
した液圧を発生し該液圧を第2液圧路を介して前記右側
主車輪ブレーキに付与する右側ブレーキ液圧発生器とを
備えた航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置において、前
記第1液圧路に配置され左側ブレーキ液圧発生器から前
記左側主車輪ブレーキに付与された液圧を少なくとも減
圧指令信号および再増圧指令信号に応答して減圧および
再増圧する第1液圧モジュレータと、前記第2液圧路に
配置され右側ブレーキ液圧発生器から前記右側主車輪ブ
レーキに付与された液圧を減圧指令信号および増圧指令
信号に応答して減圧および再増圧する第2液圧モジュレ
ータと、前記左側主車輪の回転速度を検出する第1検出
手段と、前記右側主車輪の回転速度を検出する第2検出
手段と、車輪ブレーキを備えない前車輪の回転速度を検
出する第3検出手段と、前記第1検出手段の検出出力、
第2検出手段の検出出力および第3検出手段の各検出出
力に基づき前記左側主車輪および前記右側主車輪の各々
についてロック傾向の有無を判別して前記第1液圧モジ
ュレータおよび前記第2液圧モジュレータに対し前記減
圧指令信号および前記増圧指令信号を与えるアンチロッ
ク制御手段とを備えたことを特徴とする航空機の車輪ブ
レーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の航空機の車輪ブレーキ
液圧制御装置であって、前記左側ブレーキペダルおよび
前記右側ブレーキペダルの各々が踏込まれていることを
検出するブレーキペダル踏込み状態検出手段と、前記第
1検出手段の検出出力、第2検出手段の検出出力および
第3検出手段の検出出力に基づき当該航空機が空中にあ
る状態であるのか或いは着陸した状態であるのかを判別
する空中状態/着陸状態判別手段と、前記ブレーキペダ
ル踏込み状態検出手段の検出出力と前記空中状態/着陸
状態判別手段の出力に基づき空中状態でかつ前記左側ブ
レーキペダルおよび/または前記右側ブレーキペダルが
踏込まれているときには前記第1液圧モジュレータおよ
び/または前記第2液圧モジュレータに対し前記減圧指
令信号を与え、その後空中状態から着陸状態に移行した
ことに応じて前記第1液圧モジュレータおよび/または
前記第2液圧モジュレータに対し前記増圧指令信号を与
える車輪破損防止制御手段とを備えたことを特徴とする
航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の航空機
の車輪ブレーキ液圧制御装置であって、前記左側ブレー
キ液圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々
がブレーキマスタシリンダにより構成されており、前記
第1液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータ
の各々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレー
キとの連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブ
レーキの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出さ
せたブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキューム
レータと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの
連通を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレ
ータ内のブレーキ液をブレーキマスタシリンダへ還流さ
せるためのポンプと、このポンプを駆動する電動機とで
構成されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ
液圧制御装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の航空機
の車輪ブレーキ液圧制御装置であって、前記左側ブレー
キ液圧発生器および前記右側ブレーキ液圧発生器の各々
がブレーキマスタシリンダにより構成されており、前記
第1液圧モジュレータおよび前記第2液圧モジュレータ
の各々が、前記ブレーキマスタシリンダと主車輪ブレー
キとの連通を開閉するための常開型電磁弁と、主車輪ブ
レーキの液圧を減圧するため主車輪ブレーキから流出さ
せたブレーキ液を一時的に溜めるための低圧アキューム
レータと、主車輪ブレーキと低圧アキュームレータとの
連通を開閉するための常閉電磁弁と、低圧アキュームレ
ータ内のブレーキ液を低圧アキュームレータ内の液圧と
前記ブレーキマスタシリンダの液圧との間の差圧により
ブレーキマスタシリンダへ還流させるための逆止弁とで
構成されていることを特徴とする航空機の車輪ブレーキ
液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26244497A JPH10230831A (ja) | 1996-12-20 | 1997-09-26 | 航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34113096 | 1996-12-20 | ||
JP8-341130 | 1996-12-20 | ||
JP26244497A JPH10230831A (ja) | 1996-12-20 | 1997-09-26 | 航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10230831A true JPH10230831A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=26545546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26244497A Pending JPH10230831A (ja) | 1996-12-20 | 1997-09-26 | 航空機の車輪ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10230831A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004345368A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | ブレーキ制御装置及びそのプログラム |
WO2012137578A1 (ja) | 2011-04-02 | 2012-10-11 | 住友精密工業株式会社 | 飛行体の降着装置 |
JP2021524416A (ja) * | 2018-07-06 | 2021-09-13 | イーグル エアロスペース, リミテッドEagle Aerospace, Ltd. | 適応型制動および方向制御システム(abadcs) |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26244497A patent/JPH10230831A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004345368A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | ブレーキ制御装置及びそのプログラム |
WO2012137578A1 (ja) | 2011-04-02 | 2012-10-11 | 住友精密工業株式会社 | 飛行体の降着装置 |
US8894005B2 (en) | 2011-04-02 | 2014-11-25 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd. | Landing gear assembly of aircraft |
JP2021524416A (ja) * | 2018-07-06 | 2021-09-13 | イーグル エアロスペース, リミテッドEagle Aerospace, Ltd. | 適応型制動および方向制御システム(abadcs) |
US11987229B2 (en) | 2018-07-06 | 2024-05-21 | Eagle Aerospace Ltd. | Adaptive braking and directional control system (ABADCS) |
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