JPH10229555A - 遠隔地訪問システム - Google Patents

遠隔地訪問システム

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JPH10229555A
JPH10229555A JP21571797A JP21571797A JPH10229555A JP H10229555 A JPH10229555 A JP H10229555A JP 21571797 A JP21571797 A JP 21571797A JP 21571797 A JP21571797 A JP 21571797A JP H10229555 A JPH10229555 A JP H10229555A
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remote
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camera
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JP21571797A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地のユーザーが「現実の世界」に何らか
の物理的な変化を発生させられると共に、遠隔地のユー
ザーと現実の世界に居る人との間での交流や利害調整を
可能にすることができる、遠隔地訪問システムを提供す
る。 【解決手段】 ある地点から見える様子をリアルタイム
に撮像するカメラ、前記カメラが撮像した映像の情報
を、通信ネットワークを介して、リアルタイムに、遠隔
地のユーザーに提供する映像提供手段、及び、前記地点
を実際に訪れた人が目視することができ且つ前記カメラ
により撮像することができる位置に備えられた表示手段
であって、前記遠隔地のユーザーから伝送されたデータ
に基づいて所定の表示を行う表示手段、を含むものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔に住むユーザ
ーが、通信ネットワークを介して、希望する施設などの
映像をリアルタイムに見ることができると共に、その見
たことに対して自己の氏名やメッセージなどを現場に残
すことができる遠隔地訪問システムに関する。
【従来の技術】従来より、インターネットなどの通信ネ
ットワークを使用して、遠隔の地点の景色をリアルタイ
ムに受信する技術が知られている。また、インターネッ
トのホームページにコンサートのライブ(実況)映像を
流し、そのホームページにアクセスしたユーザーは、ブ
ラウザ(閲覧ソフトウェア)を使用して、リアルタイム
にそのライブ映像を自己の端末(パソコンなど)に取り
込むことも行われている。
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技
術、すなわち、景色をリアルタイムに送信したり、ライ
ブ映像をリアルタイムで閲覧させる技術は、ユーザーが
単に受け取るだけで、その映像が撮像された「現場」に
自らの痕跡を残すことはできなかった。すなわち、従来
から、前記のライブ映像をリアルタイムで見たユーザー
が、そのホームページの設置されたサーバー(コンピュ
ータ)に対して、ライブ映像の感想などのメッセージや
自己の氏名などを電子メールで送信することや、前記ホ
ームページに設定された「電子掲示板」(アクセスした
遠隔地のユーザーからの自由な書き込みを許すサービス
が提供されているスペース)に各ユーザーが自分のメッ
セージを書き込むことなどは行われている。しかしなが
ら、このような従来からユーザーに許されている電子メ
ールの送信や「電子掲示板」への書込みは、あくまで、
インターネットのホームページなどの「仮想空間」の中
で完結してしまうものである。つまり、これらは、「仮
想空間」の外の「現実の空間」において、何らかの「物
理的な」事実を発生させるものではない。しかし、本発
明者は、遠隔地のユーザーは、自分のメッセージの送信
などが単に「仮想空間」のみで完結してしまうだけで
は、十分な満足は得られないだろうと考えた。遠隔地の
ユーザーに本当の満足を与えるためには、「仮想空間」
においてではなく、「現実の空間」において何らかの
「物理的な事実・変化」を発生させる「力」を、遠隔地
のユーザーに与える必要があるのではないか、というの
が、本発明者により本発明が生み出された元になった根
本的発想である。また、従来の技術では、通信ネットワ
ークを介してある「現実の場所」にアクセスしている遠
隔地のユーザーとその「現実の場所」を訪問している実
在の人との間で交流を図る、又は利害調整を図るという
発想が無い。しかしながら、上記のように、遠隔地のユ
ーザーに「現実の空間」において何らかの「物理的な事
実・変化」を発生させる「力」を与える場合は、遠隔地
のユーザーとその「現場」に居る実在の人達との間で
の、利害調整や交流をも考える必要が生じる。本発明
は、このような発想に基づいて、遠隔地のユーザーが
「現実の世界」に何らかの物理的な変化を発生させられ
ると共に、遠隔地のユーザーと現実の世界に居る人との
間での交流や利害調整を可能にすることができる、遠隔
地訪問システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための本発明は、次のようなものである。 1.ある地点から見える様子をリアルタイムに撮像する
カメラ、前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネッ
トワークを介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザー
に提供する映像提供手段、及び、前記地点を実際に訪れ
た人が目視することができ且つ前記カメラにより撮像す
ることができる位置に備えられた表示手段であって、前
記遠隔地のユーザーから伝送されたデータに基づいて所
定の表示を行う表示手段、を含むことを特徴とする、遠
隔地訪問システム。 2.ある地点から見える様子をリアルタイムに撮像する
カメラ、前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネッ
トワークを介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザー
に提供する映像提供手段、前記遠隔地のユーザーが自己
のメッセージを、通信ネットワークを介して、送信する
ためのメッセージ送信手段、及び、前記地点を実際に訪
れた人が目視することができ且つ前記カメラにより撮像
することができる位置に備えられた表示手段であって、
前記メッセージ送信手段により送信された前記遠隔地の
ユーザーからのメッセージを表示するためのメッセージ
表示手段、を含むことを特徴とする、遠隔地訪問システ
ム。 3.ある地点から見える様子をリアルタイムに撮像する
カメラ、前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネッ
トワークを介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザー
に提供する映像提供手段、前記遠隔地のユーザーが自己
のメッセージを、通信ネットワークを介して、送信する
ためのメッセージ送信手段、前記遠隔地のユーザーから
のメッセージが原因となって生じる結果を導き出す結果
導出手段、及び、前記地点を実際に訪れた人が目視する
ことができ且つ前記カメラにより撮像することができる
位置に備えられた表示手段であって、前記結果導出手段
により導き出された結果を表示するための結果表示手
段、を含むことを特徴とする、遠隔地訪問システム。 4.前記2において、さらに、前記メッセージ送信手段
によって送信されたメッセージを、例えば所定期間のみ
表示してその後は消去するなどの所定のルールに従って
表示するように、前記表示手段を制御する表示制御手
段、を含むことを特徴とする、遠隔地訪問システム。 5.前記1から4までのいずれかにおいて、さらに、前
記遠隔地のユーザーからのメッセージを音声データとし
て記録する音声記録手段、及び、前記音声記録手段から
の音声を出力する音声出力手段、を含むことを特徴とす
る、遠隔地訪問システム。 6.前記2において、前記メッセージ表示手段は、遠隔
地のユーザーから送られた商品の購入希望価格そのもの
を、「その商品の購入を希望する」旨のメッセージとし
て表示するものである、遠隔地訪問システム。
【発明の実施の形態】
実施形態1.次に、本発明の実施形態1を説明する。図
1は実施形態1によるデパート等の小売店舗への遠隔訪
問システムを示す概略図である。図1において、1は店
舗内の商品陳列用のテーブル、2は陶器製品(芸術
品)、3は高級衣服、4は陶器製品である。前記の商品
2、3及び4は、いずれも、一品制作に近い在庫が無い
商品か又は量産品でも在庫が少ない商品である。また、
図1において、21は前記各商品2,3,4を撮像する
カメラ、22は前記各商品2,3,4の近傍の音声又は
音響などの音情報を収集するためのマイクロホン、23
はインターネット(グローバルな通信ネットワーク)2
4に接続されたサーバー(ネットワーク管理及びデータ
管理用のコンピュータ)、25は前記インターネット2
4に接続された遠隔地のユーザーが保有するコンピュー
タ端末、26は前記端末25からの文字、図形、映像等
のデータを表示するための表示装置、27は前記端末2
5からの音情報を出力するためのスピーカ、28は前記
端末25へ文字、図形、映像、音などの情報を入力する
ための入力装置である。前記カメラ21からの映像及び
及びマイクロホン22からの音情報は、前記サーバー2
3により、インターネット24上の前記店舗のホームペ
ージにリアルタイムにアップされている。遠隔地のユー
ザーは、自己の端末25から前記ホームページにアクセ
スすることにより、公知のブラウザ(閲覧ソフトウェ
ア)を使用して前記商品2,3,4の映像及びその周辺
の音情報を、リアルタイムに取り込むことができる。ま
た、遠隔地のユーザーは、予め、前記店舗側と契約して
おくことにより、ユーザーがホームページにアクセスし
て情報を取り込む「pull型(プル型)のインターネ
ット」ではなく、店舗側から、自動的に(ユーザー側か
らアクセスすることなく)、前記映像及び音情報をユー
ザー側に伝送してもらう「push型(プッシュ型)の
インターネット」のサービスを受けることもできる。ま
た図1において、32,33は前記各商品2,3の商品
識別コード(例えば、商品毎に異なる“A001”,
“A002”などのコード)と価格を表示するための表
示板である。また図1において、12,13,14はそ
れぞれ各商品2,3,4の表面又はその近傍に配置され
た表示パネルである。表示パネル12は商品(花瓶)2
に鎖12aにより取り付けられている。また表示パネル
13は商品(衣服)3の袖口に紐13aで取り付けられ
ている。表示パネル14は、商品4(陶器製品)の近傍
に備えられている。また、本実施形態では、前記表示パ
ネル12,13,14は、前記カメラ21により、前記
各商品2,3,4とそれぞれ一緒に撮像される位置に、
配置されている。また、図1において、29は赤外線送
信機である。この赤外線送信機29は、前記サーバー2
3からのデータを赤外線信号に変換して、無線送信す
る。具体的には、前記の遠隔地ユーザーから送信され
た、遠隔地ユーザーのユーザーID(ユーザーを識別す
るための識別番号又は識別コード)、及び、「識別番号
“A001”商品の商品を購入予約します」などのメッ
セージのデータを、赤外線信号に変換して、前記表示パ
ネル12,13,14に向けて無線送信する。前記表示
パネル12,13,14は、前記赤外線送信機29から
の信号に基づいて、遠隔地ユーザーからのメッセージ
(例えば「この商品を購入します」「この商品の購入の
予約をします」などのメッセージ)と前記遠隔地ユーザ
ーのユーザーIDを、表示するようになっている。ま
た、前記表示パネル12,13,14は、前記遠隔地ユ
ーザーからのメッセージが原因となって生じる結果を
も、表示できるようになっている。すなわち、例えば、
前記表示パネル12,13,14は、前記遠隔地ユーザ
ーからの「この商品を購入します」「この商品の購入の
予約をします」などのメッセージが原因となって生じる
「この商品は売り切れとなりました」「この商品は売約
済みです」「この商品は売約済みですが、在庫品はまだ
3個あります」「この商品は売約済みとなり、在庫品は
ありません(在庫品は0個です)」などの結果(在庫品
の数などをも含む)をも、表示できるようになってい
る。そして、顧客(来店客と、コンピュータ通信ネット
ワークを介してオンラインショッピングを行う遠隔顧客
ユーザーとの両者)及び店員は、前記の表示パネル1
2,13,14の表示内容を見て、前記商品2,3,4
が、まだ「販売中」なのか、既に遠隔地ユーザーによる
「売約済み」なのか、「売約済み」としてもまだ在庫品
はあるのか、「売約済み」としても在庫品は現時点で何
個あるのか、などの情報を、知ることができる。すなわ
ち、実際に来店した顧客と店員は、前記表示パネル1
2,13,14を前記商品2,3,4の近傍で目視し
て、前記の情報を、リアルタイムに知ることができる。
また、遠隔地ユーザーは、前記カメラ21からの映像を
リアルタイムに受け取ることにより、その映像の中の前
記表示パネル12,13,14を目視することにより、
前記の情報を、リアルタイムに知ることができる。次
に、図2は本実施形態の表示パネル12の構成を示す図
である。図2において、41は前記赤外線送信機29か
らの信号を受信するための赤外線受信機、42はこの赤
外線受信機41からの信号に基づいて所定の情報処理を
行うマイクロコンピュータ、43はこのマイクロコンピ
ュータ42からの情報に基づいて所定の情報を表示する
LCD(液晶表示装置)である。前記のLCD43は、
遠隔地ユーザーからのメッセージが前記サーバー23に
届いていない場合は、図3(a)に示すように、何も表
示されないようになっている。そして、遠隔地ユーザー
から、例えば「この識別コード“A001”の商品の購
入予約をします」というメッセージが、ユーザーIDと
共に送信されて来たときは、サーバー23は、このメッ
セージと遠隔地ユーザーのユーザーIDとを示す信号を
赤外線送信機29から送信する。前記表示パネル12
は、この赤外線信号を受けて、前記LCD43に、例え
ば、図3(b)に示すように、「この商品を購入予約し
ます」というメッセージとユーザーID(この例では
“UK1234”)を、表示する。また、本実施形態で
は、前記表示パネル12に、次のような表示をさせても
よい。すなわち、遠隔地ユーザーから、例えば「この識
別コード“A001”の商品の購入予約をします」とい
うメッセージが、ユーザーIDと共に送信されて来たと
きは、サーバー23は、このメッセージと遠隔地ユーザ
ーのユーザーIDとを示す信号を赤外線送信機29から
送信する。前記表示パネル12のマイクロコンピュータ
42は、この赤外線信号を受けて、このメッセージを原
因とする結果を導き出す。すなわち、この場合、前記マ
イクロコンピュータ42が有するRAM(リードオンリ
ーメモリ)には、予め、前記“A001”の識別コード
を有する商品の在庫数が記録されている(中古品や一品
製作品の場合は在庫数はゼロと記録されている)。前記
マイクロコンピュータ42は、今回届いたメッセージか
ら、前記“A001”の識別コードを有する商品の在庫
数を計算し、在庫数がゼロなら「売約済み(在庫な
し)」又は「売り切れ」という「結果」を導き出す。ま
た、在庫がまだ存在すれば、その残りの在庫数を求めて
例えば「購入予約あり。在庫数5個限り」などの結果を
導き出す。そして、マイクロコンピュータ42は、前記
LCD43を制御して、前記の導き出した「結果」を表
示させる。このことを図4に示す例で説明すると次の通
りである。マイクロコンピュータ42は、遠隔地ユーザ
ーからのメッセージがまだ届いていない場合は、前記L
CD43を制御して、例えば図4(a)に示すような
「販売中」の表示をさせる。次に、遠隔地ユーザーから
のメッセージが届いた場合は、前述のようにこのメッセ
ージを原因とする結果を導き出し、例えば、図4(b)
に示すような「売約済み(在庫なし)」又は「売り切
れ」という表示をさせる。また、マイクロコンピュータ
42は、まだ在庫数がある場合は、現在の在庫数を計算
して(例えば、6−1=5)、「購入予約あり。在庫数
5個限り」などの表示をさせる。また、本実施形態で
は、図3(b)又は図4(b)に示すように、前記LC
D43に、「購入予約します」というメッセージ又は
「売約済み。在庫なし」などの結果を表示するのみでな
く、そのメッセージを送った遠隔地ユーザーのユーザー
ID(この例では“UK1234”)をも表示するのが
望ましい。なぜなら、遠隔地ユーザーは、自己のユーザ
ーIDが前記LCD43に表示されていることを目視す
ることにより、自己のメッセージが適正に受け付けられ
たことを、前記カメラ21からの映像を通して、リアル
タイムに確認できるからである。このように、遠隔地ユ
ーザーは、自己が送信したメッセージが適正に受け付け
られたことを、各商品2,3,4などの現場を示す映像
を通して確認できるので、店舗に対する「安心感」「信
頼感」を得られると共に、メッセージの受け付けミスに
よるトラブルも防止できるようになる。次に、図5は図
1の表示パネル14の動作を説明するための図である。
図5において、44は表示パネル14の上方に備えられ
た赤外線受信機、45はLCDである。この表示パネル
14の内部構成は、図2で説明した表示パネル12,1
3とほぼ同様である。前記商品3には、商品2,3の近
傍に配置されている、商品識別コードや価格などを表示
した表示板32,33が備えられていない。その代わり
に、この商品3には、前記表示パネル14に、商品識別
コードや価格などが表示されるようになっている。図5
(a)は、まだ、遠隔地ユーザーからメッセージが送信
されていない場合の表示パネル14の動作を示してい
る。この場合は、LCD45には、商品識別コード、価
格、及び「販売中」の文字などが、表示される。次に、
図5(b)は、遠隔地ユーザーから、「この商品識別コ
ード“A003”の商品を購入予約します」とのメッセ
ージが送信された場合の表示パネル14の動作を示して
いる。この場合は、LCD45には、商品識別コード、
価格、前記メッセージがあったことを原因とする結果を
示す文字(例えば、「購入予約あり。在庫なし」)、及
び、メッセージを送信した遠隔地ユーザーのユーザーI
Dなどが、表示される。また、図1において、46は店
員47が携帯する赤外線信号送信機である。この赤外線
信号送信機46は、店員47の操作により、前記表示パ
ネル12,13,14に対して、所定のデータを、赤外
線信号として送信するものである。この赤外線信号送信
機46により送信されるデータは、例えば、対応する商
品2,3,4の価格、商品コード(A001など)、及
びそれの現時点の在庫数などのデータである。また、図
1において、前記の赤外線信号送信機29又は46は、
所定のデータを送信するとき、前記表示パネル12,1
3,14の固有の識別コードと共に、無線で送信する。
つまり、前記の赤外線送信機29又は46から送信する
信号には、前記各表示パネル毎の識別コードを付与して
おく(さらに、各表示パネル12,13,14には、そ
れぞれ固有の識別コードを記録しておき、自己の固有の
識別コードが付与された情報のみを受け入れて情報処理
するようにプログラムしておく)ことにより、各表示パ
ネル12,13,14の中の該当する識別コードを有す
る表示パネルのみが選択的に、その信号を受信して情報
処理するようにする。この信号を受信した前記表示パネ
ル12,13,14は、内蔵されたマイクロコンピュー
タにより、所定の表示(例えば、「販売中」「売約済
み」「在庫数:ゼロ」など)をするように制御される。
本実施形態では、リアルタイムの実写映像の取り込み又
は送信は、店舗が開店している時間帯でも閉店している
時間帯でも、24時間すべて可能になっている。特に店
舗が開店している時間帯においては、送信されてくる実
写映像の中には陳列商品だけでなく通常の来店客や店員
などが活動している状況を示す「今現在の生の姿」が映
像(動画)として入っているので、遠隔のユーザーは、
画面を通じて、画面に写っている来店客と同様にあたか
も自分がその店に居てその現場で実際に商品を物色して
いるかのような「臨場感」を得ることができる。また、
店舗側は、本実施形態1の商品販売システムを採用する
ことにより、店舗内の室内照明さえONにしておけば、
24時間、オンライン上(通信ネットワーク上)で又は
衛星放送により、店舗内をユーザーに見せることができ
ると共に、遠隔の地域に住むユーザーからのアクセスを
受け入れて商品を販売するチャンスも得られる。したが
って、店舗側としては、店舗の営業時間を延長すること
と同様の効果を得られると共に、他の遠隔の地域に姉妹
店を新たに出店するのと同様の効果を得ることができ
る。また、一人又は小人数で営業する店舗では、「店を
空けられない(店を閉めておくわけに行かない)」とい
う理由から商店主が長期の休暇をとるのが困難であると
いう問題が従来よりあったが、本実施形態1の商品販売
システムを採用すれば、「入り口の鍵を掛けた(閉め
た)ままで、ネットワーク上で営業している店舗」とい
う営業形態も可能になるので、商店主が長期の休暇を取
ることが容易になるというメリットがある。ユーザーが
前記商品3を購入したいと欲するときは、例えば次のよ
うに操作して購入の手続を行う。まず、ユーザーが通信
端末25の入力装置28を使用して、自己の名前・住所
・クレジットカード番号などを入力する(場合により、
その店舗がデパートでそのデパート独自のお得意様用の
会員番号があればそれをも入力する。また、「商品代金
の前払い」が必要な場合は、商品価格に該当する電子マ
ネーを送信する)。そして、ユーザーは、その入力した
情報と、前記商品3の商品識別コード(これは、前記カ
メラ21からの映像を見て知ることができる)と、「購
入したい」旨のメッセージとを、電子メール送信やホー
ムページの書き込み領域への登録などの形で、前記イン
ターネット24を介して、前記店舗側サーバー23に提
供する。前記店舗側サーバー23では、これらの情報を
受け取ると、前記赤外線送信機29を制御して、前記商
品3の商品識別コードと「前記商品3を購入したい」と
いうメッセージが届いたことを示す信号を、前記表示パ
ネル13に送信する。具体的には、前記商品3に固有の
“A002”という商品識別コードと「遠隔の顧客から
購入希望又は購入申込みがあった」という情報と、その
ユーザーIDを示すデータとを、赤外線信号に変換して
送信する。前記表示パネル13に内蔵されたマイクロコ
ンピュータは、予め、この表示パネル13が対応する前
記商品3に固有の“A002”という商品識別コードが
付与された信号が送信されたときは、それを受信して所
定の情報処理(具体的には、前記メッセージの購入予約
があった後の現時点の在庫数を計算して、表示パネル1
3に「売約済み」という文字と現時点の在庫数の表示を
するという処理)を行うようにプログラムされている。
その結果、前記のような信号を受信した前記表示パネル
13では、それまで表示していた「販売中」の文字が、
「売約済み。在庫数はゼロ」などの文字に置き換わる。
以上の表示パネル13の表示処理(「売約済み。在庫数
はゼロ」の表示とユーザーIDの表示)により、陳列し
てある前記商品3がその時点から「売約済み」になりし
かも「在庫数はゼロ」であることを、来店中の顧客や店
員に、リアルタイムに知らせることが可能になる。ま
た、この表示パネル13の表示処理は、遠隔の顧客が購
入申込みのメッセージを送信した時から極めて短時間内
に行われるので、遠隔の顧客も、この処理を前記カメラ
21からの映像で見ることにより、購入の申込みが店舗
側に正式に受け付けられたことをリアルタイムに確認で
きる。また、その店舗の店員は、前記店舗側サーバー2
3の購入申込みメッセージ受信記録を見て、前記商品3
を陳列用テーブル1から取り外して、それを宅配便など
でユーザー宅へ配達するための手続を行う。なお、本実
施形態では、前記カメラ21は、店舗内の複数箇所に取
り付けられている。また、前記赤外線送信機29も、各
カメラ21に対応して、各カメラ51の近傍の位置にそ
れぞれ取り付けられている。また、各カメラ21からの
映像は、コンピュータ・ネットワークを介して複数の遠
隔ユーザーが同時に見ることができる。しかし、一つの
カメラ21の方向制御とズーム制御の操作を、遠隔地ユ
ーザーが行うことは、最初にそのカメラ21にアクセス
して「優先権」(そのカメラを操作することについての
優先権)を確立した遠隔地ユーザーのみが行うことがで
きる。そして、そのカメラ21の操作ができるユーザー
のみが、前記赤外線送信機29の操作を行うことができ
る。前記「優先権」を有しない他の遠隔地ユーザーは、
そのカメラ21からの映像をブラウジング・ソフトウェ
アにより取り込んで見ることができるだけである。前記
「優先権」を有しない他の遠隔地ユーザーは、優先権を
有する遠隔地ユーザーが他のカメラ21へ移動するため
に今まで確立(取得)していたカメラ21の優先権を放
棄したときに初めて、そのカメラ21の操作の優先権を
取得することができる。カメラ21の操作の優先権が他
の遠隔地ユーザーに移ると、そのカメラ21に対応して
設けられた前記赤外線送信機29の操作の優先権も自動
的にその他の遠隔地ユーザーに移転する。なお、カメラ
21の操作の優先権は、そのカメラ21にアクセスした
時点(時刻)が早いユーザーから順番に(早い者勝ち)
取得できる。以上、本実施形態について説明してきた
が、本発明は本実施形態だけでなく、次のような様々な
変更が可能である。例えば、図1に符号22で示すよう
に、前記カメラ21の隣又は近傍に、集音マイク22を
備えて、店内全体の又はその商品陳列場所の周辺の音
響、音楽又は音声などの音を取り込むようにする。そし
て、この取り込んだ音情報は、前記カメラ21からの映
像情報と共に、店舗側サーバー23により、リアルタイ
ムに、通信ネットワーク(インターネットのホームペー
ジなど)又は通信衛星による放送などを介して、遠隔の
顧客に提供される。このようにすれば、遠隔の顧客は、
リアルタイムの店内の映像だけでなく、店内の音もリア
ルタイムに受け取ることができ、ネットワーク上でのシ
ョッピングがより「臨場感」溢れるものになる、などの
メリットが得られる。また、例えば、本実施形態では、
来店中の顧客又は店員にその商品が「売約済み」となっ
たことなどを知らせるための手段として、表示パネル1
2,13,14を使用して、来店中の顧客や店員に対し
て視覚的に「売約済み」等の情報を知らせるようにして
いるが、本発明はこれに限らず、例えば次のような方法
で「売約済み」等の情報を知らせるようにしてもよい。
例えば、前記表示パネル12,13,14にLCDだけ
ではなく、ブザーやスピーカを備え、所定の音響や音声
を出力することにより、来店中の顧客や店員の聴覚に訴
えることにより、「売約済み」等の情報を知らせるよう
にしてもよい。また、本発明において、前記店舗用サー
バー23により制御されるレーザー光線発生装置を備え
て、ユーザーが特定の商品を指定して購入を希望するメ
ッセージを送信した場合、前記レーザー光線発生装置を
制御して、前記指定されて購入予約された商品に対し
て、有色のレーザー光線を放射させ続けるようにし、そ
して、その放射させ続けることにより、店員に、「その
商品を陳列用テーブル1から取り外して前記ユーザーに
配達する必要がある」ことを知らせるようにしてもよ
い。この場合は、前記店員が前記商品を陳列用テーブル
1から取り外す前でも、前記レーザー光線が放射され続
けているので、来店中の顧客や店員は、その商品が「購
入したい」とのメッセージがあったものと認識できる。
また、本発明において、前記表示パネル12,13,1
4は、商品2,3,4に紐などで付けるか近傍に配置す
るようにしているが、本発明では、商品タグの形状にし
て、さらにその商品タグを接着剤又は面状テープ(「マ
ジックテープ」)などの手段により商品に付着させるよ
うにしてもよい。なお、本実施形態では、前記カメラ2
1は、店舗内に固定されたものを想定しているが、前記
遠隔地ユーザーが通信ネットワークを介して遠隔操縦で
きるものにしてもよい。すなわち、前記カメラ21は、
遠隔地ユーザーが、その撮影倍率や撮影角度を遠隔操縦
できるものでもよい。また、前記カメラ21を移動体
(店舗内の天井や内壁に沿って配置されたレールに沿っ
て移動する移動体)にカメラ21を取り付けて、その移
動体を遠隔操縦することにより、カメラ21の位置を、
遠隔地ユーザーが自由に移動させることができるもので
もよい。また、店舗内を自在に移動できる移動ロボット
にカメラ21を備え付けて、前記移動ロボットを前記遠
隔地ユーザーが遠隔操縦することによって、前記カメラ
21の位置を自由に移動させるようにしてもよい。な
お、前記の通信ネットワークを介してカメラを移動させ
る技術は、例えば、特開平8−228339号公報
(「映像伝送型遠隔地鑑賞装置」)や特開平9−515
25号公報(「映像合成型遠隔地鑑賞装置」)などに詳
細に開示されている。また、本実施形態では、遠隔地ユ
ーザーからの商品2の購入申込みがあったとき、表示パ
ネル12により、「この商品の購入を予約します」とい
うメッセージ(図3(b)参照)や「売約済み」という
結果(図4(b)参照)を表示すると共に、その下方
に、遠隔地ユーザーのユーザーID(識別コード、例え
ば、本実施形態の場合は“UK1234”)を表示する
ようにしているが、本発明では、このユーザーIDの代
わりに、店舗側の「受付番号」を表示するようにしても
よい。すなわち、遠隔地ユーザーが購入申込みや購入予
約のメッセージを送信したとき、店舗側のサーバー23
が、そのメッセージを確かに受け付けたことを証するた
めの「受付番号」をその遠隔地ユーザーに電子メールな
どで返信する。そして、店舗側サーバー23は、この
「受付番号」を、前記赤外線送信機29により、前記表
示パネル12などに送信して、そこに表示させるように
してもよい。このように、「ユーザーID」ではなく、
「受付番号」を表示パネル12に表示させるようにする
ことは、遠隔地ユーザーのプライバシー保護をより強く
確保することになる。なぜなら、ユーザーIDから遠隔
地ユーザーのプライバシーを追及することよりも、受付
番号から遠隔地ユーザーのプライバシーを追及すること
は、より困難だからである。 実施形態2.次に、本発明の実施形態2を説明する。図
6はこの実施形態2を説明するための図である。本実施
形態は、その全体構成は、図1に示す実施形態1とほぼ
同様である。実施形態1と異なる点は、次のとおりであ
る。すなわち、本実施形態は、図1に示す商品4を、店
舗側で決めた価格ではなく、顧客側の競りにより価格を
決めるオークション(競り売り)方式で販売する場合に
使用するのに適した遠隔地訪問システムである。本実施
形態では、図1の商品4の近傍に配置される表示パネル
として、図5に示す表示パネル14の代わりに、図6に
示す表示パネル44を使用している。本実施形態では、
遠隔地ユーザーは、「自分がこの商品4(図1参照)を
購入したいと思う購入希望価格」を、オークションに参
加する旨のメッセージ、自己の氏名、及び自己のユーザ
ーIDなどと共に、送信するようにしている。表示パネ
ル44では、図1に示す赤外線送信機29からの信号に
基づいて、遠隔地ユーザーからの購入希望価格とユーザ
ーIDを、LCDに表示する。なお、ここで前記表示パ
ネル44のLCDに表示される購入希望価格(例えば、
¥550,000)は、その購入希望価格そのものが、
「この価格でオークションに参加する」というメッセー
ジになっている。つまり、前記表示パネル44への“¥
550,00”という価格の表示は、遠隔地ユーザーか
らのメッセージの表示そのものに外ならない。次に、本
実施形態の動作を説明する。店舗側では、商品3をオー
クション方式で販売すると決定すると、それに必要なデ
ータを、図1の赤外線送信機46を使用して、表示パネ
ル44に書き込む。これにより、表示パネル44には、
オークションに必要なデータとして、商品識別コード、
オークション対象品であること、オークション参加可能
期間(オークションのための購入希望価格の受付期間)
(例えば、1998年3月1日から31日24時ま
で)、及び、最低販売価格(例えば、¥500,00
0)が表示される。遠隔地ユーザーは、この商品4を前
記カメラ21からの映像で見ながら、購入希望価格を電
子メールなどで送信することにより、オークションに参
加できる。遠隔地ユーザーは、前記のオークション参加
可能期間内にいったんその店舗に実際に出向いてその商
品3を詳細に観察し、その後、自宅に帰ってその商品の
価値を美術文献などにより調べて、購入するか否か、購
入するとして購入希望価格は幾らかを決定する。そし
て、この遠隔地ユーザーは、その決定した購入希望価格
を電子メールで送信する。この購入希望価格が送信され
ると、図1のサーバー23がその購入希望価格の受付番
号(例えば、“001”)を前記遠隔地ユーザーに送信
する。また、サーバー23は、前記の遠隔地ユーザーか
ら送られた購入希望価格と受付番号とを、前記赤外線送
信機29により、表示パネル44に送信する。表示パネ
ル44では、前記の購入希望価格と受付番号を表示す
る。また、このオークションには、当然に、実際に店舗
に出向いた顧客も参加できる。実際に来店した顧客がオ
ークションに参加するときは、購入希望価格などの必要
事項を記入した用紙を店員に渡して受付番号をもらう。
店員は、この用紙に基づいて、図1の赤外線送信機46
を操作して、購入希望価格と受付番号を表示パネル44
に送信し、表示させる。以上の表示パネル44に表示さ
れた購入希望価格は、遠隔地ユーザーと実際に来店した
顧客との双方が、リアルタイムに、見ることができる。
また、新しい購入希望価格が受け付けられたとき、前記
表示パネル44の価格の表示が更新される場面も、遠隔
地ユーザーと実際に来店した顧客との双方が、リアルタ
イムに、目撃することができる。したがって、遠隔地ユ
ーザーは、実際に来店した顧客と全く対等の立場で(遠
隔地だから不利になるということなく)、オークション
に参加することができる。なお、本実施形態はオークシ
ョン方式の販売のためのシステムであるので、前記表示
パネル44に表示される購入希望価格は、必ず、現在表
示されている価格よりも高い価格でないと、表示を更新
しない。つまり、前記表示パネル44に内蔵されている
マイクロコンピュータには、赤外線送信機29又は46
で送信された購入希望価格が、現在表示されている価格
よりも高い価格かどうかを判定し、高い場合にのみ、そ
の新しい価格を表示するようにしている。 実施形態3.本発明の実施形態3による宗教施設への遠
隔地訪問システムを説明する。古来より、キリスト教、
ユダヤ教、イスラム教、仏教などの宗教においては、そ
の聖地への巡礼や高名な宗教施設への参拝が行われてい
る。熱心な信者は、遠い異国の地にも出掛け、宗教施設
にお参りし、所定の金額の寄付・寄進をする。そして、
宗教施設の側では、お参りした人や寄付・寄進をした人
に対して、その氏名などを奉加帳に記帳したり、その寄
付者の氏名を表示した札(タグ)を宗教施設内に掲示す
ることなどが行われる。これにより、参拝した人や寄付
・寄進した人は、大きな精神的な満足感が得られるよう
になっている。しかしながら、遠隔の地域に居る人で、
老人、病人又は身体障害者などは、簡単に遠隔の地域の
宗教施設を訪問することはできない。そこで、本実施形
態は、遠隔の地域の人が、通信ネットワークを利用し
て、遠隔の宗教施設を訪問し、そこで、寄付や寄進など
を行い、さらに、その宗教施設の奉加帳などに自己の氏
名やメッセージを記録することができるシステムを提供
することを目的とする。図7は本実施形態の全体構成を
示すブロック図である。図7において、1は地球規模の
通信ネットワークであるインターネット2に接続された
サーバー(ネットワーク管理用コンピュータ)、3はこ
のサーバー1の外部記録装置としてのハードディスク装
置、4は前記サーバー1からの信号を赤外線信号として
無線送信するための赤外線送信機、5は前記赤外線送信
機4からの無線信号を受信して所定の文字等を表示する
ための「電子絵馬」、6は前記サーバー1に接続され、
前記サーバー1を立ち上げている宗教施設(この場合は
神社)の境内を撮像するためのカメラ、7は前記神社内
の音声又は音響を収集するためのマイクロホン、8は前
記サーバー1に文字等のデータを入力するためのキーボ
ードなどの入力装置である。前記「電子絵馬」5は、日
本の神社において古来から使用されている「絵馬」を、
従来のように筆やボールペンにより記入するのでなく、
電子的なデジタルデータとして記録する記録媒体とその
記録内容を表示するためのLCD(液晶表示装置)とに
より構成したものである。なお、「絵馬」とは、日本の
神社において古来から使用されているもので、祈願や報
謝のために社寺に奉納する絵の額のことである。また、
本実施形態においては、前記電子絵馬5は、前記カメラ
6により撮像される位置に配置される必要がある(逆に
言えば、前記カメラ6は、前記電子絵馬5を撮像できる
ような位置に配置する必要である)。また、図7におい
て、11は前記インターネット2に接続された遠隔ユー
ザーが保有するコンピュータ端末、12はこの端末11
への文字、図形又は画像を入力するためのキーボード及
びマウスなどから成る入力装置、13は前記端末6へ音
声を入力するためのマイクロホン、14は前記端末6に
制御されて文字・画像などのデータを表示するためのデ
ィスプレイ、15は前記端末6に制御されて音声又は音
響を出力するためのスピーカである。本実施形態では、
前記遠隔ユーザーは、インターネット2を介して前記サ
ーバー1のホームページにアクセスし、前記カメラ6か
らの画像を、オンラインで、リアルタイムに受け取るこ
とができる。また、前記遠隔ユーザーは、インターネッ
ト2を介して前記サーバー1のホームページにアクセス
して、前記マイクロホン7からの音声又は音響の情報
(例えば、祈祷や読経の様子を示す音声情報)を、オン
ラインで、リアルタイムに受け取ることができる。次
に、図8は前記電子絵馬5の内部構成を示すブロック図
である。図8において、21は前記赤外線送信機4から
の赤外線信号(文字、図形、画像、音声などのデータを
示す信号)を受信する赤外線受信機、22はこの赤外線
送信機21からの信号に基づいて所定の情報処理を行う
CPU(中央処理装置)、23はこのCPU22への命
令を示すコンピュータプログラムやデータを記録するた
めのROM(リードオンリーメモリー)、24は前記C
PU22からのデータを記録するためのRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)、25は前記CPU22からのデー
タに基づいて所定の文字、図形、画像等を出力するため
のLCD(液晶表示装置)、26は前記CPU22から
のデータに基づいて所定の音声などを出力するためのス
ピーカ、27は前記CPU22に毎日の時刻データを出
力するための時計である。なお、前記ROM23にはカ
レンダー(暦)が記録されているので、前記CPU22
は、前記時計28からの時刻データに基づいて、今日が
何日かを把握できるようになっている。また、前記のR
AM24は、電源が切れてもデータを保持することがで
きるフラッシュメモリ、スタティックRAM、EPPR
AM、又はFeROM(強誘電体メモリ)などの不揮発
性メモリが望ましい。また、図8において、27は太陽
電池で、前記赤外線受信機21、CPU22、LCD2
5、及びスピーカ26などに電力を供給している。この
太陽電池27とこの太陽電池27で発電した電力を蓄積
しておく2次電池(図示せず)とにより、前記電子絵馬
5は、戸外でワイヤレスのまま、所定の文字等の表示や
音声等の出力が常時できるようになっている。次に図9
は前記電子絵馬5が神社内で絵馬用掲示板31に吊り下
げられている状態を示す図である。この掲示板31に
は、多数の電子絵馬5が、係止部32により吊り下げら
れている。また、図10は前記電子絵馬5の外観及び動
作を説明するための図である。図10において、33は
電子絵馬5の枠体(筺体)、34は電子絵馬5を前記係
止部32に吊り下げるための穴である。前記枠体33に
は、前記の文字が図形を表示するためのLCD25が備
えられている。次に、図10に基づいて、本実施形態の
動作を説明する。遠隔地のユーザーは、自己の端末11
からインターネット2に接続して、前記サーバー1が開
設しているホームページを閲覧する。このホームページ
には、前記カメラ6が撮像した実写映像(宗教施設内の
状況を示す映像)がリアルタイムに送信可能に蓄積され
ている。よって、遠隔ユーザーは、このホームページか
ら、リアルタイムの映像を取り込んで、自己の端末のデ
ィスプレイ14からリアルタイムに見ることができる。
また、前記ホームページには、前記マイクロホン7が収
集した音声又は音響(例えば、祈祷や読経の声や境内で
のお祭りの音響など)がリアルタイムにアップされてい
るので、遠隔地のユーザーは、このホームページから前
記の音声又は音響をリアルタイムに取り込んで、自己の
端末11のスピーカ15から聞くことができる。次に、
遠隔地のユーザーが、このアクセスしたサーバー1を立
ち上げている神社に寄付や寄進をしたいと欲したとき
は、電子マネーを送信するか、銀行振り込みにより入金
することを自己の氏名と共に電子メールで送信すればよ
い。また、遠隔地のユーザーが、前記の電子絵馬5に自
己の願い事などを表示したいと欲したの動作を説明す
る。この場合は、遠隔地のユーザーは、所定の電子マネ
ーを送信するか自己のクレジットカード番号を送信して
所定金額の支払いをすることにより、前記電子絵馬5の
使用をする権利を得ることができる。この権利を得た遠
隔地のユーザーは、前記掲示板31に吊るされた多数の
電子絵馬5の中のまだ使用されていないものを自由に選
択できる。そして、この選択した電子絵馬5に対して、
自由に、自己の願い事(メッセージの一種)と自己の氏
名などを書き込む(表示させる)ようにする。そのため
の具体的手順は次のとおりである。まず、遠隔地のユー
ザーは、前記掲示板31に吊るされている複数の電子絵
馬5の中のどれか一つを選択する。その選択の方法は、
例えば、前記カメラ6からの映像の中にある電子絵馬5
の上部に表示されている各電子絵馬毎の識別番号を見る
ことにより行う。例えば、今、遠隔地のユーザーが“0
01”の識別番号(図10(a)の符号36を参照)を
有する電子絵馬5を選択しようとするときは、遠隔地の
ユーザーは、前記ホームページの中の書込みの権利を得
ようとする電子絵馬を特定するための欄に、“001”
と入力する。前記サーバー1は、前記の識別番号“00
1”の入力と所定の手続(前記の電子マネーの送信又は
クレジットカード番号の送信など)の履行を確認した
後、遠隔地のユーザーのために、前記の“001”の電
子絵馬を使用する権利(例えば、「1年間」を有効期間
とする権利)を設定する。そして、次に、遠隔地のユー
ザーは、前記“001”の電子絵馬5に書込み又は表示
したいメッセージ(願い事)と自己の氏名を前記ホーム
ページを介してサーバー1に送信する。サーバー1で
は、この送信を受けて、前記遠隔地のユーザーの氏名と
メッセージとを、赤外線信号として前記赤外線送信機4
から無線送信する。この無線送信された信号は、前記電
子絵馬5の赤外線受信機21で受信されてCPU22に
送られる。CPU22は、この赤外線受信機21からの
信号と前記時計28からの時刻データと前記ROM23
に記録されたカレンダーのデータとに基づいて、前記L
CD25に、前記遠隔地のユーザーの氏名、メッセージ
(願い事)、及び前記メッセージ等が送信された日時を
表示させる。図10(b)の例では、「事業がうまく行
きますように。」というメッセージ(願い事)と、「日
本太郎」という氏名と、“1998.01.01”とい
う日付とが、表示されるようになっている。なお、本実
施形態では、前記ROM23には、前記LCD25の表
示は、「1年間」のみ有効としそれが経過すると表示を
消去する、という命令のプログラムが記録されている。
したがって、前記のLCD25の表示は、1年間が経過
すると、自動的に消去されることになる。消去された後
の電子絵馬5は、所定の手続の履行と所定の使用料の支
払いを行った他の遠隔地のユーザーニ、その使用が許さ
れることになる。また、本実施形態では、前記電子絵馬
5は、通信ネットワークを介してアクセスした遠隔地の
ユーザーだけでなく、実際にその神社にお参りした人
(参拝者)も使用することができる。その場合は、従来
の絵馬と同様である。すなわち、その参拝者は、前記の
掲示板31に吊るされている多数の電子絵馬5の中か
ら、まだ使用されていない電子絵馬5を一つ任意に選択
して、その使用料金を神社側に支払う。そして、その参
拝者は、自己の氏名と願い事(メッセージ)を所定の用
紙に書いて、神社側に渡す。神社側では、この用紙を見
ながら、前記入力装置8によりザーバー1にデータを入
力する。サーバー1では、この入力されたデータに基づ
いて、前記赤外線送信機4により前記電子絵馬5にデー
タを送信する。このデータを送信された電子絵馬5が前
記のデータをLCD25に表示する動作は、前述した遠
隔地のユーザーによる場合と同様である。なお、本実施
形態では、前記遠隔地のユーザーが送信できるのは自己
の氏名とメッセージのみとしているが、本発明はこれに
限られるものではなく、例えば、遠隔地のユーザーが自
由に書いた手書きの文字、手書きのイラスト、自己のマ
ーク、自己の写真なども送信して、前記電子絵馬5のL
CD25に表示させるようにすることができる。また、
本実施形態では、前記遠隔地のユーザーは、自己の音声
よるメッセージを前記マイク13からユーザー側端末1
1に取り込み、さらにこの音声データをサーバー1に送
信することにより、前記電子絵馬5のRAM24に記録
させるようにしてもよい。この場合は、誰かが前記電子
絵馬5の所定のキー(図示せず)を押すと、前記RAM
24に記録された音声メッセージが前記スピーカ26か
ら出力されることになる。以上のように、本実施形態に
よれば、遠隔地のユーザーが、実際に神社に行かなくて
も、その神社の電子絵馬を利用できるようになる。しか
も、その電子絵馬に何が表示されているかは、遠隔地の
ユーザーがその表示される場面(図10(a)に示すよ
うな何も表示されていない電子絵馬5が、図10(b)
に示すような氏名、メッセージ、及び日付が表示された
電子絵馬5に変わる場面)を、リアルタイムに確認する
ことができる。したがって、遠隔地のユーザーは、あた
かもその神社の境内を実際に訪問しているような「臨場
感」を得ることができる。また、遠隔地のユーザーは、
その後も、何度でも、通信ネットワークを介して、前記
神社の電子絵馬5をリアルタイムに見ることができるの
で、前記電子絵馬5に自己の氏名、メッセージ、及び日
付が確かに表示されていることを確認することができる
ので、遠隔地のユーザーに大きな信頼感と満足感を与え
ることができるようになる。さらに、本実施形態では、
前記電子絵馬5は実際の神社の境内の掲示板31に吊る
されているので、その電子絵馬5は、遠隔地のユーザー
のみでなく、実際にその神社を訪問した参拝者も見るこ
とができる。このことは、遠隔地のユーザーが行ったこ
との結果を、リアルタイムに、前記の実際に訪問した参
拝者も見ることができるということであり、遠隔地のユ
ーザーが通信ネットワークを介して、「現実の世界」に
変更を加える力を持ったということに外ならない。した
がって、このことも、遠隔地のユーザーに大きな満足感
を与えることになる。また、本実施形態では、前記の多
数の電子絵馬5は、遠隔地のユーザーと実際の参拝者と
の間で、リアルタイムに処理されるので、同じ電子絵馬
5を遠隔地のユーザーと参拝者との間で取り合いになる
ことが防止される。すなわち、もし、電子絵馬5へのメ
ッセージ等の書込みがリアルタイムで行われなかった
ら、遠隔地のユーザーが「予約」した電子絵馬5を実際
の参拝者が自己の使用対象として選択してしまう可能性
があると共に、逆に、実際の参拝者が選択した後に、同
じ電子絵馬5を遠隔地のユーザーが「選択」してしまう
可能性もある。しかし、本実施形態では、前記遠隔地の
ユーザーにより「選択」がリアルタイムに、実際の映像
を見ながら行われるので、遠隔地のユーザーと実際の参
拝者とが一つの電子絵馬5を「奪い合う」事態になるこ
とが防止されるようになっている。つまり、本実施形態
では、通信ネットワークを介してアクセスしたユーザー
と実際の人との間の利害調整が有効に行われるようにな
っている。なお、本実施形態では、前記カメラ6は、神
社の境内に固定されているものを想定しているが、前記
遠隔地のユーザーが通信ネットワークを介して遠隔操縦
できるものにしてもよい。すなわち、前記カメラ6は、
遠隔地のユーザーが、その撮影倍率や撮影角度を遠隔操
縦できるものでもよい。また、前記カメラ6を移動体
(神社の屋根や外壁や樹木に沿って配置されたレールに
沿って移動する移動体)にカメラ6を取り付けて、その
移動体を遠隔操縦することにより、カメラ6の位置を、
遠隔地のユーザーが自由に移動させることができるもの
でもよい。また、神社の境内を自在に移動できる移動ロ
ボットにカメラ6を備え付けて、前記移動ロボットを前
記遠隔地のユーザーが遠隔操縦することによって、前記
カメラ6の位置を自由に移動させるようにしてもよい。
なお、前記の通信ネットワークを介してカメラを移動さ
せる技術は、例えば、特開平8−228339号公報
(「映像伝送型遠隔地鑑賞装置」)や特開平9−515
25号公報(「映像合成型遠隔地鑑賞装置」)などに詳
細に開示されている。 実施形態4.次に、本発明の実施形態4を図11に基づ
いて説明する。この実施形態4は実施形態3とほぼ同様
であるが、実施形態3のように電子絵馬5を使用するの
ではなく、立て看板のような形状の表示掲示板を使用す
る点で異なっている。すなわち、本実施形態では、図7
に示す電子絵馬5の代わりに、図11に示すような表示
掲示板141が使用されて構成されるものである。この
表示掲示板141は、寺院の境内などに置くことができ
る。例えば、遠隔地から通信ネットワークを利用して寺
院を仮想的に「訪問」した遠隔地ユーザーは、その仮想
的に「訪問」した痕跡を寺院に残しておきたいと欲する
ことがある。そのような欲求を満たすために、遠隔地ユ
ーザーが自己の氏名、ユーザーID、自己の氏名を表示
掲示板141に表示して欲しい旨のメッセージを電子メ
ールなどで送信すると共に、所定の手続(費用の支払い
など)を行った場合は、寺院側が、その遠隔地ユーザー
の氏名と前記の送信された日付などを、表示掲示板14
1に表示させるようにしている。また、前記の遠隔地ユ
ーザーが、同時に所定金額をその寺院に寄付したとき
は、その寄付の額をも、前記の遠隔地ユーザーの氏名及
び日付と共に、前記表示掲示板141に表示することが
できる(図11参照)。遠隔地ユーザーは、以後、何度
でも、通信ネットワークを介して、前記寺院を仮想的に
「訪問」して(ここでは、前記カメラ6からの映像をリ
アルタイムに見ることを、「仮想的に訪問する」と述べ
ている)、前記表示掲示板141に自己の氏名が表示さ
れていることを確認して「満足感」を得ることができ
る。また、その寺院を実際に参拝した参拝者も、この表
示掲示板141を見ることができるので、その点から
も、大きな「満足感」(自己顕示欲などの)を得ること
ができる。また、遠隔地のユーザーは、後日、自らがそ
の寺院を実際に参拝して、前記の表示顕示欲141に自
己の氏名が表示されているのを確認することもできる。
なお、前記の表示掲示板141は、寺院の中だけでな
く、様々な場所に置くことができる。例えば、通常人が
なかなか行くことが困難な富士山やヒマラヤ山脈の山
頂、ハワイ諸島のスキューバダイビングに適した海の海
底、世界一周する豪華客船の中、飛行機、バス、汽車、
有名な観光施設や娯楽施設、レストラン、コンサート会
場、などに様々な場所に置いて、遠隔地ユーザーの利用
に供することができる。 実施形態5.次に、本発明の実施形態5を図12に基づ
いて説明する。本実施形態は、基本的な構成は、図7に
示す実施形態1と同様である。異なる点は、図7の電子
絵馬5の代わりに、図12に示すような表示装置142
を使用する。この表示装置142は、例えば、厚さ10
mmの薄型のA4版ノートサイズのコンピュータによ
り、形成されている。また、この表示装置142は、中
央にLCD(液晶表示装置)142aが備えられ、ま
た、その下方には、この表示装置142を制御するため
のキーが備えられている。すなわち、図12において、
147はこの表示装置142にデータを入力するための
入力キー、148はこの入力されたデータを前記表示装
置142に内蔵された記録装置(ハードディスク装置な
ど)に記録するための保存キー、145はこの記録装置
に記録されたデータを読み出して表示させるための表示
キー、143は前記LCD142aに表示されるデータ
を前のページのものにするためのキー、143は前記L
CD142aに表示されるデータを次のページのものに
するためのキーである。また、この表示装置142は、
例えば、ホテル、喫茶店、ディスコ、クラブ、寺院、観
光施設、娯楽施設、学校、デパート、ブティック、汽
車、バス、船、飛行機、電車などの様々な施設内のテー
ブルの上などに置かれている。そして、この表示装置1
42は、誰でもが、自由に書き込んだり、書き込まれた
ものを見たりすることができるようになっている。すな
わち、その施設を実際に訪れた人は、前記キー143〜
148を使用して、自由に文字、図形又は写真などのデ
ータを書き込んだり、書き込まれたものを表示させて読
むことができる。また、遠隔地のユーザーも、この表示
装置142の画面142aを図1のカメラ21の映像を
通して、リアルタイムに、自己の氏名、メッセージ、イ
ラスト等の図形、自己の写真などを自由に書き込んだ
り、書き込まれたものを表示させて見ることができる。
なお、遠隔地のユーザーが、前記表示装置142に自由
に氏名やメッセージやイラストなどの図形を書き込んだ
り表示させたりする方法としては、様々な方法が有り得
るが、ここでは、次のような方法を紹介しておく。この
方法とは、図7に符号149で示すレーザ光発生装置を
利用する方法である。すなわち、図7のレーザ光発生装
置は、遠隔地ユーザーが通信ネットワーク2を介して、
レーザ光の方向、強さ、点滅などを自由に遠隔制御でき
るようになっている。また、図12の143〜148の
キーの表面には、受光素子が備えられている。これらの
各キー143〜148の表面に設けられた受光素子は、
前記レーザ光発生装置149からのレーザ光を検知す
る。したがって、遠隔地ユーザーは、自分のメッセージ
等を書込みたいときは、前記レーザ光発生装置149を
遠隔操縦して、レーザ光を入力用キー147に照射し
て、前記表示装置142を入力可能状態にする。その上
で、電子メールなどにより送信したメッセージ等を前記
サーバー1を介して赤外線送信機4から無線送信させ
る。この無線送信されたメッセージ等のデータは、前記
表示装置142の上方に設けられた赤外線受信機150
により受信され、表示装置142内に取り込まれ、表示
画面に表示される。そこで、次に、遠隔地ユーザーが前
記レーザ光発生装置149を遠隔操縦して、データ保存
用のキー148を照射する。すると、前記の入力された
データが内蔵の記録装置に保存される。以上により、遠
隔地ユーザーによる書込みが行われる。次に、遠隔地ユ
ーザーが前記表示装置142に書き込まれているデータ
を見たいときは、通信ネットワーク2を介して、前記レ
ーザ光発生装置149を遠隔操縦して、前記表示用キー
145にレーザ光を照射する。すると、前記表示装置1
42が表示モードになり、書き込まれたデータを表示す
る。このとき、表示は日付順に表示されるので、表示さ
れたものよりも以前に書き込まれたデータを見たいとき
は、前ページに移るためのキー143にレーザ光を照射
する。逆に、表示されたものよりも後に書き込まれたデ
ータを見たいときは、次ページに移るためのキー146
にレーザ光を照射すればよい。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遠隔地
のユーザーが、実際にある地点に行かなくても、その地
点に自分なりの痕跡を残して置くこと、すなわち、表示
手段に、自分なりのメッセージ等を残して置くことがで
きるようになる。しかも、その表示手段に何が表示され
ているかは、遠隔地のユーザーがその表示される場面
を、カメラからの映像を通して、リアルタイムに確認す
ることができる。したがって、遠隔地のユーザーは、あ
たかもその地点を実際に訪問しているような「臨場感」
を得ることができる。また、遠隔地のユーザーは、その
後も、何度でも、通信ネットワークを介して、前記の地
点の表示手段をリアルタイムに見ることができるので、
前記表示手段にに自己の氏名やメッセージ等が確かに表
示されていることを何度でも確認することができるの
で、遠隔地のユーザーに大きな信頼感と満足感を与える
ことができるようになる。さらに、本発明では、前記表
示手段は、遠隔地ユーザーのみでなく、前記地点を実際
に訪れた人も、見ることができる。このことは、遠隔地
のユーザーが、「通信ネットワークを介して仮想的に訪
問したこと」の結果を、リアルタイムに、前記の実際に
訪問した人にも見えるような「現実の形」として残して
置けることを意味し、遠隔地のユーザーが通信ネットワ
ークを介して、「現実の世界に変化・変更を加える力」
を持ったということに外ならない。しかも、遠隔地のユ
ーザーは、この「現実の世界に変化・変更を自らが加え
ている様子」を、前記カメラからの実況映像を通して、
リアルタイムに、自分の目で、観察し確認することがで
きる。したがって、このようなことも、遠隔地のユーザ
ーに対して、大きな「満足感」「達成感」を与えること
になる。また、本発明では、前記の表示手段の操作は、
遠隔地のユーザーと実際にその地点を訪問した人とによ
り、リアルタイムに行われるので、同じ表示手段を遠隔
地のユーザーと実際に訪れた人との間で取り合いになる
ことが防止される。すなわち、もし、表示手段へのメッ
セージ等の書込みがリアルタイムで行われなかったら、
遠隔地のユーザーが「書込みをしようとした」表示手段
を実際な訪れた人が使用してしまう可能性があると共
に、逆に、実際に訪れた人が使用している最中に同じ表
示手段に遠隔地のユーザーが「書込みをしよう」として
しまう可能性もある。しかし、本発明では、前記遠隔地
のユーザーによる「書込み」等がリアルタイムに、実際
の映像を見ながら行われるので、遠隔地のユーザーと実
際に訪れた人とが一つの表示手段を「奪い合う」事態に
なることが防止されるようになっている。つまり、本発
明では、通信ネットワークを介してアクセスしたユーザ
ーと実際にその場に居る人との間の利害調整が有効に行
われるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の全体構成を説明するた
めの図である。
【図2】 実施形態1の表示パネルの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 実施形態1の表示パネルの動作を説明するた
めの図である。
【図4】 実施形態1の表示パネルの動作を説明するた
めの図である。
【図5】 実施形態1の表示パネルの動作を説明するた
めの図である。
【図6】 本発明の実施形態2の表示パネルの動作を説
明するための図である。
【図7】 本発明の実施形態3の全体構成を示す図であ
る。
【図8】 実施形態3の電子絵馬の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 実施形態3の電子絵馬が掲示されている状態
を示す図である。
【図10】 実施形態3の電子絵馬の動作を説明するた
めの図である。
【図11】 本発明の実施形態4の中で使用される表示
掲示板を示す図である。
【図12】 本発明の実施形態5の中で使用される表示
装置を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある地点から見える様子をリアルタイム
    に撮像するカメラ、 前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネットワーク
    を介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザーに提供す
    る映像提供手段、及び、 前記地点を実際に訪れた人が目視することができ且つ前
    記カメラにより撮像することができる位置に備えられた
    表示手段であって、前記遠隔地のユーザーから伝送され
    たデータに基づいて所定の表示を行う表示手段、を含む
    ことを特徴とする、遠隔地訪問システム。
  2. 【請求項2】 ある地点から見える様子をリアルタイム
    に撮像するカメラ、 前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネットワーク
    を介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザーに提供す
    る映像提供手段、 前記遠隔地のユーザーが自己のメッセージを、通信ネッ
    トワークを介して、送信するためのメッセージ送信手
    段、及び、 前記地点を実際に訪れた人が目視することができ且つ前
    記カメラにより撮像することができる位置に備えられた
    表示手段であって、前記メッセージ送信手段により送信
    された前記遠隔地のユーザーからのメッセージを表示す
    るためのメッセージ表示手段、を含むことを特徴とす
    る、遠隔地訪問システム。
  3. 【請求項3】 ある地点から見える様子をリアルタイム
    に撮像するカメラ、 前記カメラが撮像した映像の情報を、通信ネットワーク
    を介して、リアルタイムに、遠隔地のユーザーに提供す
    る映像提供手段、 前記遠隔地のユーザーが自己のメッセージを、通信ネッ
    トワークを介して、送信するためのメッセージ送信手
    段、 前記遠隔地のユーザーからのメッセージが原因となって
    生じる結果を導き出す結果導出手段、及び、 前記地点を実際に訪れた人が目視することができ且つ前
    記カメラにより撮像することができる位置に備えられた
    表示手段であって、前記結果導出手段により導き出され
    た結果を表示するための結果表示手段、を含むことを特
    徴とする、遠隔地訪問システム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、さらに、 前記メッセージ送信手段によって送信されたメッセージ
    を、例えば所定期間のみ表示してその後は消去するなど
    の所定のルールに従って表示するように、前記表示手段
    を制御する表示制御手段、を含むことを特徴とする、遠
    隔地訪問システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記遠隔地のユーザーからのメッセージを音声データと
    して記録する音声記録手段、及び、 前記音声記録手段からの音声を出力する音声出力手段、
    を含むことを特徴とする、遠隔地訪問システム。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記メッセージ表示
    手段は、遠隔地のユーザーから送られた商品の購入希望
    価格そのものを、「その商品の購入を希望する」旨のメ
    ッセージとして表示するものである、遠隔地訪問システ
    ム。
JP21571797A 1996-09-29 1997-07-24 遠隔地訪問システム Pending JPH10229555A (ja)

Priority Applications (3)

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JP21571797A JPH10229555A (ja) 1996-09-29 1997-07-24 遠隔地訪問システム
AU43226/97A AU4322697A (en) 1996-09-29 1997-09-29 Remote visit system
PCT/JP1997/003479 WO1998013770A1 (fr) 1996-09-29 1997-09-29 Systeme de visite a distance

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27867896 1996-09-29
JP8-352033 1996-12-10
JP35203396 1996-12-10
JP8-278678 1996-12-10
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ID=27329792

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