JPH10228432A

JPH10228432A - イーメール添付内容の広汎な解読機能を提供するための方法および装置

Info

Publication number: JPH10228432A
Application number: JP10002729A
Authority: JP
Inventors: Joseph Anderson Alfred; アンダーソンアルフレッドジョセフ; Joseph M Sommer; エムソマージョセフ
Original assignee: AT&T Corp
Current assignee: AT&T Corp
Priority date: 1997-01-16
Filing date: 1998-01-09
Publication date: 1998-08-25
Also published as: US20030120496A1; EP0855821A1; CA2226106A1

Abstract

(57)【要約】【課題】イーメールの通信モードと円滑に応対してイ
ーメール添付内容を広汎に解読可能にする。【解決手段】不完全な互換性のイーメールプロバイダ
２００，２１０によって、あるいは不完全な互換性のソ
フトウェアによって送信器１０と受信器３０，５０とが
接続される場合において、完全に読取可能なイーメール
および添付内容を提供するシステムおよび方法である。
たとえば、送信器１０が、予定の受信者によって用いら
れていないワードプロセッサやグラフィックソフトウェ
アを用いる場合、ネットワークサービスプロバイダ３０
０は受信者に対して貸出しソフトをダウンロードし、こ
れにより受信者は、イーメールおよび添付内容を完全に
読み取り、あるいは使用することができる。好適には貸
出しソフトは、イーメールおよび添付内容が受信される
と消去される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール（「イ
ーメール」）通信システムの改善に係り、特にメール受
信者が送信者と同一のソフトウェアを持っておらず、あ
るいは同一のイーメールプロバイダを使用していなくて
も、送信者から送られたすべてのイーメール添付内容を
読めるようにする改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】イーメールは、通信形態として普及して
きている。今のところ受信者は送信者と同一のソフトウ
ェア・アプリケーションもしくはプログラム、さらにあ
る場合ではそのソフトウェアと同一バージョンを持つ必
要がある。さらに、受信者と送信者は、イーメール添付
内容が受信者によってうまく読まれるために同一のイー
メールプロバイダを持たなければならない場合がある。
たとえば送信者と受信者が異なるイーメールプロバイダ
を使用し、あるいは送信者がワードプロセッサ、拡張シ
ートまたはグラフィックプログラムを使ってイーメール
添付内容を形成し、または受信者が異なるワードプロセ
ッサ、拡張シートまたはグラフィックプログラムを使っ
たり、プログラムを全く用意していない場合に互換性に
関する問題が起こることがある。ワードプロセッサ、拡
張シートおよびグラフィックプログラムの例としては、
送信者と受信者が同一のプログラムの異なるバージョン
を持っている場合が該当する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、イーメール
添付内容の解読機能とアクセス性を改良することの必要
性を見出し、イーメールが通信切換モードと円滑に応対
するようにイーメール添付内容を広汎的に読取可能にす
ることを目的とする。この目的のために本発明は、上述
のような非互換性の問題を解決するために種々のアプロ
ーチを提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の１態様によれ
ば、必要とされる貸出しソフトウェアを特定し、以前は
非互換性の添付内容を見たり印刷するような限定された
使用に対しては、受信者がその貸出しソフトウェアプロ
グラムを受信可能にするために、イーメールに関連する
既存のハードウェア、ソフトウェアあるいはネットワー
クへの適応を実現する。イーメール添付内容が読まれた
り印刷された後で、貸出しソフトは停止されることがで
き、または貸出しソフトに対する追加使用料金の支払い
オプションが使用者に与えられる。送信者あるいは受信
者いずれかが、貸出しソフトの使用に対して妥当な料金
を支払うようにしてもよい。

【０００５】また別の態様では、添付内容は、受信者が
たとえばウェブブラウザソフトウェアを使って添付内容
を見たり印刷できるようにするために必要なプログラム
を有するウェブサイトへ移動される。使用者には、もし
それを有しておらず、あるいはブラウザの修正バージョ
ンを有していなければ、ウェブブラウザソフトウェアを
ダウンロードするというオプションが与えられる。微妙
な情報が含まれる場合には、望ましくはパスワード保護
もしくはその他の安全機能が提供される。

【０００６】本発明の１態様において、使用者は、本発
明の利益を提示するサービスに同意することで、プロフ
ィールを得る。このプロフィールは、使用者によって用
いられるソフトウェアを適正に表示すると同時、種々の
使用者の好み、たとえば使用者が（１）ファクシミリで
非互換性のイーメール添付内容をコピーし、（２）貸出
しソフトのプログラムをダウンロードし、あるいは
（３）ウェブサイト上のイーメールおよび添付内容を受
信して、ウェブブラウザソフトウェアを使ってそのイー
メールおよび添付内容をコピーするオプションを求める
かどうかを示す。このアプローチでは、イーメールおよ
び添付内容が契約使用者に送られているとき、ネットワ
ークサービスプロバイダは使用者のプロフィールを検索
し、そして自動的にその使用者に所望のサービスを提供
する。

【０００７】以下の詳細な記述と添付図面から、本発明
のより完全な理解と本発明のさらなる特徴および利点が
明らかになる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明を実施するための
全体システム１００を示している。システム１００はモ
デム１４を介して、ネットワーク結線２０に接続された
送信器１０を含んでおり、このネットワーク結線２０は
送信器１０を第１イーメールプロバイダ２００に接続す
る。イーメールプロバイダ２００はつぎに、ネットワー
ク結線２２０によってモデム３４を介して第１受信器３
０に接続された第２イーメールプロバイダ２１０に接続
される。送信器１０はまたモデム１４およびネットワー
ク結線２１を介して、ネットワークサービスプロバイダ
３００に接続される。このネットワークサービスプロバ
イダ３００はつぎに、ネットワーク結線２２１によって
モデム３４を介して第１受信器３０に接続される。図１
のその他については以下において、送信器１０と受信器
３０とが如何にして、ネットワークサービスプロバイダ
３００と関係しながら適切に操作するかをつぎに説明す
る。つまり、受信器３０が送信器１０によって用いられ
るイーメールプロバイダ２００とは異なるイーメールプ
ロバイダ２１０を使用し、あるいは送信器１０がワード
プロセッサ、拡張シートまたはグラフィック等のソフト
ウェアを使って添付内容を形成し、さらに受信器３０が
そのようなソフトウェアを持っておらず、または異なる
構成の異なるバージョンを持っている場合でも、受信器
３０の使用者が送信器１０によってイーメールで送られ
た添付内容を完全に読み、用いることができるようにす
るというものである。

【０００９】送信器１０は、ディスプレイ１１とプロセ
ッサ、メモリおよび制御ソフトウェアを含んでいる中央
処理装置１２とキーボード１３とを含むパーソナルコン
ピュータあるいは端末装置として示されている。それは
また、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、ビデオ
入力およびオーディオ入力等の種々のその他の入出力装
置を含んでいてよい。モデム１４は典型的には、中央処
理装置１２のキャビネット内に配置されることになる
が、図示を容易にするために外部に示される。図１では
第１受信器３０は、ディスプレイ３１、中央処理装置３
２、キーボード３３、モデム３４およびプリンタ３５を
含むものが示されている。送信器１０についての上記説
明から分かるように、第１受信器３０がその他の各種入
出力装置を適宜含み得るのは明らかである。

【００１０】操作プロセス５００を図示する図２を参照
して、上記構成による第１の操作方法を説明する。この
工程のステップ５０１において、送信器１０のような送
信端末の使用者は、受信器３０のような受信器を使用す
る受信者に送られるべきイーメールおよび添付内容を用
意する。ステップ５０２において、使用者は、イーメー
ルおよび添付内容を形成するために用いたプログラムの
属性を入力するために、送信器１０の自動プログラム制
御されたプロンプトに対して手動で応答する。あるいは
またその代わりに送信器１０は、イーメールおよび添付
内容を形成する際に用いられた手段を自動的に決定する
ために適切にプログラムされることも可能である。たと
えば中央処理装置１２のプロセッサは、イーメールおよ
び添付内容を形成する際に開かれたすべてのソフトウェ
ア・アプリケーションもしくはプログラムの記録または
リストを形成するために適切にプログラムされる。いず
れの場合も、イーメールおよび添付内容を形成するとき
に用いられたプログラムを指示する第１インジケータが
設定される。このインジケータは図３に示されるよう
に、国際電信電話諮問委員会（ＣＣＩＴＴ）のＸ４００
メッセージ標準規格の修正あるいは改修として具体化す
ることができる。このフォーマットでは、メッセージ６
０は、メッセージサイズ７１、時間スタンプ７２、送信
者名７３等に関する情報を含むメッセージヘッダ７０か
ら成る。このような情報に対して本発明は、イーメール
および添付内容を形成するために用いられた手段を示す
情報を提供するインジケータ７４を付加する。メッセー
ジ６０はまた、メッセージ本体８２と添付内容８４から
成るイーメールテキストもしくはメッセージ内容８０を
含む。追加的には送信器１０の使用者が受信器３０の使
用者において互換性ソフトウェアを用意していないと知
っている場合、ステップ５０３において第２インジケー
タが設定される。たとえば、受信者がイーメールを全く
読むことができないということをイーメールで送信者に
送り、あるいは送信者がこのことを過去の経験から知っ
ているような場合である。いずれの場合もこの情報はイ
ンジケータ７４に含まれ、または図３に示されるように
受信器の貸出しまたは貸出しプログラムに対する必要性
を示す第２インジケータ７５の一部となる。

【００１１】ここで好適な他の実施形態において、受信
者は、ネットワークサービスプロバイダ３００に提供さ
れたサービスの契約者となるものとする。この場合、使
用者は、非互換性イーメールおよび添付内容に対してア
クセスするための好みのオプション及び使用者に利用可
能な手段を示す契約時に使用者プロフィールを入力す
る。この使用者プロフィールデータは好ましくは、メモ
リ３０３に記憶された使用者プロフィールデータベース
に記憶され、使用者の手段が変更するか、あるいは使用
者の好みのアクセスオプションが変化すれば更新され
る。サービスが提供されるとき、使用者にはその好みを
確認し、または変更する機会が与えられる。ここに示す
好適な実施形態のさらなる態様では、使用者は、予め購
入しておらず、あるいはライセンスのないソフトウェア
を使用することを要求するライセンスまたは契約事項に
同意するよう求められることになる。いずれの場合でも
イーメールおよび添付内容が送られるとき、ネットワー
クサービスプロバイダ３００によって予定の受信者が特
定される。ネットワークサービスプロバイダ３００はつ
ぎに、受信者が記憶されたプロフィールを持った使用者
かどうかを判断し、そうであれば自動的に希望のサービ
スを提供する。たとえばネットワークサービスプロバイ
ダ３００は、イーメールおよび添付内容のハードコピー
が使用者にファックスされるようにし、貸出しプログラ
ムが以下にさらに詳しく説明するようにダウンロードさ
れるようにし、イーメールおよび添付内容が使用者がそ
れらにアクセス可能な場合にはウェブサイトに送られる
ようにする。

【００１２】再び図２において、イーメールおよび添付
内容が送られるとき、ステップ５０４において送信器１
０のイーメールソフトウェアは好ましくは、受信者が互
換性ソフトウェアを用意していないことを第２インジケ
ータが指示するかどうかを確認するためにチェックす
る。このチェックで「はい」、つまり互換性なしと示さ
れると、このとき送信器１０のイーメールソフトウェア
は、第１インジケータをチェックし、ネットワークサー
ビスプロバイダ３００のようなネットワークサービスプ
ロバイダと接続する。そして、そのネットワークサービ
スプロバイダに対して、互換性のために要求されるソフ
トウェアの貸出しのコピーを第１受信器３０に提供する
ように要請する。選択的には、ネットワークサービスプ
ロバイダ３００へ自動的に接続し、そのネットワークサ
ービスプロバイダ３００が予定受信器に対して互換性を
提供するように自動的に進めることもできる。

【００１３】この目的のためにはネットワークサービス
プロバイダ３００は、標準的ネットワークサービスを実
行できるように適切に構成される。それはまた、要求に
応じてダウンロードされ得るアプリケーションソフトウ
ェアを記憶する構成を含む。この目的のためにネットワ
ークサービスプロバイダ３００は、以下にさらに説明す
る機能を実施するために適切にプログラムされた少なく
とも１つのネットワークサーバ３０１と、ワードプロセ
ッサ、拡張シートおよびグラフィックプログラムのよう
なアプリケーションソフトウェアのライブラリを記憶す
るための適切なプログラムライブラリメモリ３０２と、
を含むことになる。それは、上述した使用者プロフィー
ルデータベースメモリ３０３も含む。

【００１４】ステップ５０６においてネットワークサー
ビスプロバイダ３００は、要求に応じて第１受信器と接
続し、貸出しコピーを受信器３０に提供する。図２に示
されるように、つぎにステップ５０７においてイーメー
ルおよび添付内容が送られる。しかしながら、イーメー
ルおよび添付内容はステップ５０６での要求の前に、ま
たはステップ５０６における貸出しソフトの提供のとき
に送ることができ、つまりこれらのステップの順序はそ
れほど厳格なものではないと言える。

【００１５】ステップ５０８において受信器３０を使用
する使用者は、イーメールおよび添付内容を確実に読解
するために貸出しソフトウェアを用いる。

【００１６】ステップ５０９において使用者がイーメー
ルおよび添付内容の読解を終わってたとえば、ファイル
を閉じまたはイーメールおよび添付内容を印刷すると、
貸出しコピーは使用不能になるか、あるいは消去する。
この貸出ソフトウェアの終了は自動的に行われ、または
使用者に対して追加使用の購入の機会が与えられた後に
行われる。選択的には所定の使用回数の後、あるいは２
４時間の所定時間の経過後に貸出しソフトは使用不能に
なり、あるいは消去する。最後に、ステップ５１０にお
いて送信器、受信器あるいはネットワークサービスプロ
バイダによって貸出しソフトに対する支払いが行われる
こととなった状態で、貸出しソフトの使用に対して要求
された料金が支払われる。好適な支払い方法のオプショ
ンの幾つかの例について、図５（Ａ）および図５（Ｂ）
を参照して以下さらに説明する。

【００１７】ステップ５０３に戻って、受信者が互換性
プログラムを有しているかどうか使用者または送信者が
知らなかったならば、ステップ５０４では工程５００は
ステップ５１１への「いいえ」の枝に進む。ここでは、
イーメールおよび添付内容を形成するときに使用したプ
ログラムの指示と共にイーメールおよび添付内容は、受
信器３０等の受信者に送られる。適切なソフトウェア制
御に従う受信器３０は、使用されたソフトウェアの指示
をチェックすることができ、またイーメールおよび添付
内容を完全に使用するためにどのソフトウェアが必要と
なるか自動的に決定することができる。あるいは、使用
者は、たとえばキーボード３３のようなキーボードを使
ってこの情報を入力することができ、あるいは上述のよ
うにネットワークサービスプロバイダは、使用者の記憶
されたプロフィールを自動的にチェックすることができ
る。いずれの場合もステップ５１２においてイーメール
および添付内容を完全に使用するために貸出しソフトが
必要かどうかが決定される。

【００１８】貸出しソフトが必要であれば、ステップ５
１３において貸出しが要求される。たとえば受信器３０
は、ネットワークサービスプロバイダ３００と接続し、
ネットワークサービスプロバイダ３００に対して、必要
とされるプログラム名を送ることで提供される貸出しを
要求する。契約使用者についてはネットワークサービス
プロバイダ３００は、内部的におよび自動的にこの要求
を形成する。いずれかの貸出しプログラムが、印刷後に
またはそのプログラムがそれと関連して用いられるイー
メールファイルの終了後に、使用不能あるいは消去され
るように適切に名付けられるように、イーメールメッセ
ージの属性も、同時に提供される。

【００１９】ステップ５１３に従って貸出しソフトが提
供される。例えばネットワークサービスプロバイダ・サ
ーバ３０１は、メモリ３０２に記憶されたライブラリか
ら必要なプログラムのコピーを獲得し、貸出しソフトを
受信器３０へダウンロードする。つぎに工程５００は、
既に上述したステップ５０８〜５１０にと進行する。

【００２０】図１に戻って、本発明の選択的な実施形態
においてウェブサイト４００は、プログラムメモリ４０
２、プログラムのライブラリを記憶するプログラムライ
ブラリメモリ４０３、セリュリティコードを記憶する付
加的なセリュリティメモリ４０４およびモデム４０５を
含むウェブサーバ４０１から成る。ウェブサイト４００
は、ネットワーク結線３２０を介してネットワークサー
ビスプロバイダ３００に、またネットワーク結線４２０
およびモデム５４を介して第２受信器５０に接続され
る。この第２受信器５０は、ディスプレイ５１、中央処
理装置５２、キーボード５３、ファクシミリ装置および
使用者の要望に合致する多くの周辺装置を含んでいてよ
い。かかる周辺装置については、周知であり、また図示
を容易化するために示されていない。

【００２１】図４を参照して以下に説明するようにウェ
ブサイト４００によって第２受信器５０の使用者は、送
信器１０等によって用いられた互換性ソフトウェアを有
することなしに、そしてアプリケーションソフトウェア
をダウンロードすることなしに十分使用可能なイーメー
ルおよび添付内容をダウンロードすることができる。こ
のアプローチは、中央制御によりいっそう依存性の強い
形態で実行され、おそらくはよりいっそう安全でしかも
不正を受けることが少ない。システム機能は、受信器が
大容量のワードプロセッサやグラフィックプログラム等
をダウンロードする必要がないときは、より高速になる
だろう。さらに、中央制御によって、ソフトウェア使用
に対するライセンス料金の交渉やこれらの料金の請求処
理を容易化することができる。

【００２２】図４は、以下に説明するウェブサイト４０
０等と結合しての使用に対して、イーメールおよび添付
内容の広汎な互換性と解読機能を提供する工程６００を
示している。ステップ６０１において送信器は、図１の
送信器１０ような送信ターミナルを使用し、イーメール
および添付内容を用意する。ステップ６０２において送
信器は好ましくは、ステップ６０１で形成したイーメー
ルおよび添付内容を形成する際に使用されたプログラム
を指示する第１インジケータを設定する。選択的にはこ
のステップは省略してもよく、また以下に示すように受
信者は、イーメールおよび添付内容に完全にアクセスす
るためにその要求を転送することができる。その代わり
に、上述のように受信者の要求は、記憶された使用者プ
ロフィールから知ることができる。ステップ６０３にお
いてイーメールおよび添付内容はその１つが形成される
と、インジケータと共に送られる。例として送信器１０
はモデム１４を使い、イーメールプロバイダ２００等を
介して、あるいは図１に示すようなネットワークサービ
スプロバイダ３００を介して第２受信器５０にイーメー
ルおよび添付内容を送る。

【００２３】ステップ６０４においてイーメールおよび
添付内容が受信され、そしてイーメールおよび添付内容
を完全に使用するために必要な全てのソフトウェアを受
信器が有しているかどうかが決定される。例として受信
器５０の受信者は、受信されたイーメールおよび添付内
容を手動で読解し、非互換性プログラムが存在するかど
うかを決定することができる。その代わりに、中央処理
装置５２の適正にプログラムされたプロセッサはこの決
定を行うことができ、あるいはまたその情報は使用者プ
ロフィールに記憶することができる。

【００２４】いずれの場合もステップ６０５において、
イーメールおよび添付内容に対する完全なアクセスと使
用を提供するために必要なソフトウェアを含むウェブサ
イト４００のようなウェブサイトにアクセスするための
要求がなされる。必要ということであれば、受信器に対
して貸出しウェブブラウザソフトウェアがダウンロード
される。セキュリティが問題となる場合には、ウェブサ
イトとイーメールおよびその添付内容にアクセスするた
めにパスワードが要求される。システム環境に応じてそ
の他多くのセキュリティ形態を用いることができる。

【００２５】ステップ６０７において、その追加プログ
ラムがイーメールおよび添付内容に対して完全にアクセ
スするために必要になる指示が形成される。例としてネ
ットワークサービスプロバイダ３００は、ウェブサイト
４００にステップ６０２の指示を提供する。選択的には
その情報は受信器５０によってネットワークサービスプ
ロバイダ３００へ送られ、それをさらにウェブサイト４
００へ移送する。あるいはウェブサーバ４０１は、必要
とされたプログラムを決定するためにイーメールおよび
添付内容を分析するようにプログラムされ得る。

【００２６】ステップ６０８においてイーメールおよび
添付内容は、受信者に対して利用可能になる。たとえば
ウェブサイト４００は、イーメールおよび添付内容が受
信者によって検索される用意ができると、必要とされた
プログラムをメモリ４０３に配信し、それらをメモリか
ら呼び出し、受信器５０と接続する。この工程により、
受信者はウェブサイト４００からそれらを印刷すること
によって、イーメールおよび添付内容をダウンロードす
ることが可能になる。この場合、典型的な既存のウェブ
サイトから印刷テキストおよびグラフィックをダウンロ
ードするために使用された、通常のオンラインブラウザ
ソフトウェアの標準的な印刷機能を使用する。

【００２７】図５（Ａ）および図５（Ｂ）は、送信者お
よび受信者に対して貸出しプログラムを得るための種々
の支払いオプションを提供するために、ディスプレイ１
１等に適正に表示される得るメニュー１７および３７を
それぞれ示す。図５（Ａ）は、種々の支払いオプション
によって送信者をサポートするディスプレイそのものを
示しており、ここでは、送信された内容に対して受信者
が完全にアクセスしたことを保証するために送信者が支
払いを求めている。最初に送信者は、貸出しソフト、図
５（Ａ）の例ではウィンドウズ対応ワードアプリケーシ
ョンの提供コストの支払いを求めていることを指示す
る。つぎに、テキストおよびグラフィックファイル間で
いずれかの選択が提示される。つぎに、貸出し提供のた
めの種々のコストオプションが提示される。最後に送信
者は、予定受信者のメイルリストを選択することができ
る。図示されたコストは単なる例示であり、夜間サービ
スによるか、あるいはファクシミリによりハードコピー
を送るかという他の選択肢もあるが、これらはイーメー
ルの即時性あるいは有用性を有しておらず、また比較的
コストが高いと言える。

【００２８】図５（Ｂ）は、受信者が貸出しプログラム
に対する支払いを選択可能にするためのメニューの図示
例を示す。再び、ウィンドウズ対応ワードプログラムを
例示するものとする。図示のように受信者はまず、支払
いを希望するか否かを指示する。つぎに、テキストおよ
びグラフィックファイル間でいずれかの選択がなされ
る。最後に受信者は、貸出し料金の支払いに同意するこ
とができる。

【００２９】ネットワークサービスプロバイダあるいは
ウェブサイトの管理下で提供される付加価値的サービス
として本発明を具体化する好適な環境において本発明を
開示した。本発明は、特許請求の範囲のみによって限定
されるハードウェアおよびソフトウェアの種々の組合せ
を使って、様々なかたちで具体化されるものと理解すべ
きである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に従うイーメール通信システムの全体
図である。

【図２】本発明に従うイーメール添付内容の広汎な解
読機能を提供する第１の方法のフローチャートである。

【図３】本発明に従うインジケータを含むメッセージ
フォーマットを示す図である。

【図４】本発明に従うイーメール添付内容の広汎な解
読機能を提供する第２の方法のフローチャートである。

【図５】（Ａ）および（Ｂ）は送信者および受信者が
貸出しプログラムの選択・支払いのために可能な適切メ
ニューを示す図である。

【符号の説明】

１０送信器、１１ディスプレイ、１２中央処理装
置、１３キーボード、１４モデム、２０，２１ネ
ットワークコネクション、３０第１受信器、３１デ
ィスプレイ、３２中央処理装置、３３キーボード、
３４モデム、３５プリンタ、５０第２受信器、５
２中央処理装置、５３キーボード、５４モデム、
６０メッセージ、７０メッセージヘッダ、７１メ
ッセージサイズ、７２時間スタンプ、７３送信者
名、８０メッセージ内容、８２メッセージ本体、８４
添付内容、３００ネットワークサービスプロバイ
ダ、３０１ネットワークサーバ、３０２プログラム
ライブラリメモリ、３０３使用者プロフィールデータベ
ースメモリ、４００ウェブサイト、４０１ウェブサ
ーバ、４０２プログラムメモリ、４０３プログラム
ライブラリメモリ、４０４追加セリュリティメモリ、
４０５モデム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ジョセフエムソマーアメリカ合衆国ニュージャージー州ラザーフォードウォルナットストリート 45

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】イーメール送信者とイーメール受信者が
完全互換性ソフトウェアを有していない場合に添付内容
を含むイーメール通信の改良された解読機能を提供する
ための方法であって、イーメールおよび添付内容を形成し（５０１）、イーメールおよび添付内容の形成の際に使用されたソフ
トウェアプログラムを特定するインジケータを提供し
（５０２）、インジケータをイーメールおよび添付内容に付加し（５
０２）、付加されたインジケータを有するイーメールお
よび添付内容を送る（５１１，５０７）、ことを特徴と
するイーメール添付内容の広汎な解読機能を提供するた
めの方法。
【請求項２】付加されたインジケータに基づいて、ソ
フトウェアプログラムを要求する工程（５０５）をさら
に有することを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項３】イーメールおよび添付内容の受信者に対
して、要求された貸出しソフトウェアを提供する工程
（５０６）をさらに有することを特徴とする請求項２に
記載の方法。
【請求項４】イーメールおよび添付内容が印刷された
後に、提供された貸出しソフトウェアを使用不能あるい
は消去する工程（５０９）をさらに有することを特徴と
する請求項３に記載の方法。
【請求項５】提供された貸出しソフトウェアの追加使
用、あるいは所定の限定使用の後に前記ソフトウェアを
使用不能としあるいは消去するオプションの購入を受信
者に提供する工程をさらに有することを特徴とする請求
項３に記載の方法。
【請求項６】イーメールおよび添付内容を表示するた
めに、ファイルを開いて、提供された貸出しソフトウェ
アを使用する工程（５０８）と、ファイルが閉じた後、提供された貸出しソフトウェアを
自動的に使用不能あるいは消去する工程（５０９）をさ
らに有することを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項７】要求された貸出しソフトウェアに対する
支払いを許可する工程（５１０）をさらに有することを
特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項８】イーメール送信者とイーメール受信者が
完全互換性ソフトウェアを有していない場合に添付内容
を含むイーメール通信の改良された解読機能を提供する
ための方法であって、ネットワークサービスプロバイダ・サーバとメモリを含
むネットワークサービスプロバイダを設定し（３０
０）、メモリに貸出しソフトウェアのライブラリを記憶し（３
０２）、特定の貸出しプログラムを提供するために、ネットワー
クサービスプロバイダに対する要求を受信し、貸出しソフトウェアのライブラリから特定の貸出しプロ
グラムを受信し、特定の貸出しプログラムを提供する、ことを特徴とする
イーメール添付内容の広汎な解読機能を提供するための
方法。
【請求項９】特定の貸出しプログラムの所定の限定使
用の後に、特定の貸出しプログラムを自動的に消去ある
いは使用不能にする工程をさらに有することを特徴とす
る請求項８に記載の方法。
【請求項１０】所定の限定使用は、一定の時間経過だ
け行われることを特徴とする請求項９に記載の方法。
【請求項１１】特定の貸出しプログラムに対する支払
いの信頼性を指示する工程をさらに有することを特徴と
する請求項８に記載の方法。
【請求項１２】ウェブサイトサーバおよびメモリを含
むウェブサイトを設定する工程（４０）と、メモリに貸出しソフトウェアのライブラリを記憶する工
程（４０２）と、特定の貸出しプログラムを使って、イーメールおよび添
付内容をブラウジングのために利用可能にするために、
ウェブサイトに対する要求を受信する工程と、貸出しソフトウェアのライブラリから特定の貸出しプロ
グラムを回収する工程と、イーメールおよび添付内容をブラウジングのために利用
可能にする工程と、をさらに有することを特徴とする請
求項１に記載の方法。
【請求項１３】イーメールおよび添付内容をブラウジ
ングのために利用可能にする前に、パスワードを入力す
るためにイーメールおよび添付内容のポテンシャルブラ
ウザを要求する工程をさらに有することを特徴とする請
求項１２に記載の方法。
【請求項１４】イーメールおよび添付内容をダウンロ
ードする工程をさらに有することを特徴とする請求項１
２に記載の方法。
【請求項１５】ウェブサイトからイーメールおよび添
付内容を印刷する工程をさらに有することを特徴とする
請求項１２に記載の方法。
【請求項１６】ブラウザソフトウェアの貸出しコピー
をイーメール受信者にダウンロードする工程をさらに有
することを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項１７】イーメールおよび添付内容をブラウジ
ングのために利用可能にするために使用されたいずれか
の貸出しソフトウェアに対する支払いについて、誰が責
任あるかを指示する工程をさらに有することを特徴とす
る請求項１２に記載の方法。
【請求項１８】受信者にイーメールおよび添付内容を
送る工程と、貸出しプログラムを受信者に提供することをネットワー
クサービスプロバイダに要求する工程と、貸出しプログラムをネットワークサービスプロバイダか
ら受信者に提供する工程と、をさらに有することを特徴
とする請求項１に記載の方法。
【請求項１９】限定使用の後に、貸出しプログラムを
使用不能あるいは消去にする工程をさらに有することを
特徴とする請求項１８に記載の方法。
【請求項２０】使用者のソフトウェア手段のリストを
含む使用者プロフィールを形成する工程と、ネットワークサービスプロバイダに使用者プロフィール
を記憶する工程と、使用者がイーメールおよび添付内容を完全にアクセスす
るために必要な手段を有しているかどうかを、記憶され
た使用者プロフィールから決定する工程と、イーメールおよび添付内容を使用者に十分に利用可能に
するために追加手段を提供する工程と、をさらに有する
ことを特徴とする請求項１８に記載の方法。