JPH1022831A - クラス分けした係数レベルのエントロピ符号化方法及び装置 - Google Patents

クラス分けした係数レベルのエントロピ符号化方法及び装置

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JPH1022831A
JPH1022831A JP17230996A JP17230996A JPH1022831A JP H1022831 A JPH1022831 A JP H1022831A JP 17230996 A JP17230996 A JP 17230996A JP 17230996 A JP17230996 A JP 17230996A JP H1022831 A JPH1022831 A JP H1022831A
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JP17230996A
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English (en)
Inventor
Ken Tan Teio
ケン・タン ティオ
Mei Shen Shen
メイ・シェン シェン
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEGの映像圧縮技術において、DCT変
換後、DCTのレベルをどのようにすれば効率よく読む
ことができるかが課題とされる。 【解決手段】 DCTのレベルが単調に減少する場合
と、単調減少でない場合に分け、単調減少の場合は、1
又は−1のレベルが出た後にあるレベルの大きさは1又
は−1であるので、特にレベルの大きさを確保する必要
のないエンコーディング、デコーディング方法を提案す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、MPEG
−1やMPEG−2基準を用いるデジタルビデオ圧縮等
におけるエントロピコーディングを使用する圧縮技術に
関する。本発明は、特に、DCT及びWaveletトランス
フォームコーダにおいて共通に用いられるランレベル可
変長コーディング(run level variable length cod
ing)において、クラス分けした係数レベルのエントロピ
符号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG−1やMPEG−2等のビデオ
圧縮技術では、画像フレーム又は、動き補償フレーム間
予測が、先ず、フレームを複数のブロックに仕切ってコ
ードされる。これらのブロックは、DCT領域(DCT
domain)に変換され、結果としての係数は量子化され
る。量子化された係数は、ジクザク状にスキャンされ、
ランレベルのイベントに変えられる。これらのイベント
は、可変長コードによって、次にエントロピコード化さ
れる。
【0003】図1は、代表的な従来のエンコーダのブロ
ック図を含む。各ブロックは、特別の機能を有する。D
CT領域への変換は、コード化する情報を、出来るだけ
少い有意義な係数に圧縮する。量子化ブロックは、情報
の量を減じ、小さい係数のいずれをも除去する為のもの
であって、それは、DCT領域に導入されたこれらの誤
差は、空間領域では、とても人間の眼では識別できない
からである。これが、実際の情報が捨てられるステップ
である。ジグザクスキャンは、非ゼロレベルに先行する
ゼロのラン(run)よりなるイベントに、係数を入れるも
のである。統計的には、ジグザクスキャンは、そのスキ
ャンの終わりの部分の多くはゼロとなるのでEOB(e
nd of block)コードを用いて、能率的にコー
ド化され得る。可変長エントロピコーディングは、更
に、ひんぱんに発生するイベントを表わすために最も少
ない数のビットを用いる、変形ハフマン(Huffman)コー
ディング技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、上述の先行技術で用いたエントロピコーディング
方法により達成される圧縮である。ジグザクスキャンと
ランレベルコーディングは、コーディングの為の現在の
イベントに関する情報のみを用いる。前のイベントの情
報は、可変長コーディングには用いられない。簡易な解
決方法としては、イベントの異なる場合に違った可変長
コーディングテーブルを用いることであるが、これでは
充分ではない。
【0005】次に述べるのは、現在利用されていないラ
ンレベルのイベントの特徴である。コードされているイ
メージの性質により、統計的には、スキャンの後半にお
けるよりも、前半に大きいDCT係数を有する場合が更
に多い。更に、前のレベルの大きさを用いて、コードす
べき現在のレベルにおいて必要とされるビット数を決定
することができる。しかし、これは統計的な意味であ
り、必ずしも個々のブロックにおいてあてはまるもので
はない。
【0006】最後に、スキャンの終りは、1のレベルの
後に長いランが続くのが普通である。これらのイベント
は、コードするのに多数のビットを必要とする。
【0007】現在、大部分の先行技術では、ただ1つの
エントロピモデルが用いられる。1つ以上のエントロピ
モデルがある場合に、これらのモデルをいつ使用するか
の決定は、事前に行われる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決する為
には、ブロックの性質に関する追加の情報をエンコード
することができる。ブロックの性質を知っていると、異
ったグループのイベントに、一層よいエントロピモデル
を設計することができる。更に、ブロックの性質が分っ
ていると、エンコーダもデコーダも、すでにデコードさ
れたブロックのイベントに基づいて、これらのモデル間
で、いつ切りかえるかを知らせる決定を行うことができ
る。
【0009】これらの情報の1つは、レベルの大きさの
単調性である。もしレベルが単調に減少しているなら
ば、ビットストリームに、その旨を示すことができる。
この様にしてエンコーダも、デコーダも両方共、デコー
ドすべき次のランレベルのイベントの範囲を決めるこの
情報を用いることができ、ブロックに対する全体の必要
ビット数を減じることができる。
【0010】本発明の一般的作動は、以下の通りであ
る。エンコーダでは、エンコードすべき量子化DCT係
数レベルのブロックは、一連のイベントを作り出すた
め、先ずジグザクスキャンされる。これらのイベント
は、それらが単調性の要件(monotonicity criteria)を
満足するかどうかを決定する為に調べられる。図2は、
ジグザクスキャン順位を示すインデックスに対し、レベ
ルの絶対値のプロットの例を示す。全ての非ゼロレベル
に対し、レベルの大きさが、以前に現れた非ゼロレベル
の大きさに等しいか、小さい場合は、単調に減少するレ
ベルのパターンであるとして、以下“モノトニック"(mo
notonic)と呼ぶ。図2aのブロックは、この要件を満足
しているのでモノトニックである。図2bのブロック
は、第3番目に現れる非ゼロレベルが、第2番目に現れ
る非ゼロレベルより大きいのでモノトニックではない。
【0011】ブロックがこの要件を満足しない場合は、
“非モノトニック"(not monotonic)として示され、ブ
ロックのエンコーディングは、所定の公知の方法を用い
て行われる。しかし、ブロックが要件を満たす場合は、
モノトニックとして示され、第1のイベントは、まず所
定の公知の方法でエンコードされる。前にエンコードさ
れたレベルの大きさは、次のレベルの範囲を決定するの
に用いられる。次のランレベルイベントは、別のランと
レベルテーブルを用いてエンコードされ、そこでは、レ
ベルは、前に決定された前のエンコードレベルの大きさ
により限定される範囲をもっている。
【0012】ブロックがモノトニックで、前にエンコー
ドされたレベルの大きさが1である特別の場合では、全
ての後続のイベントは、1または−1のレベルを持たね
ばならないので、レベル情報はエンコードされる必要は
ない。エンコーダは、ランとサイン情報を送るだけでよ
い。
【0013】デコーダでは、ブロックがモノトニックか
どうかをチェックするために、ビットストリーム(bit
stream)が先ず調べられる。それがモノトニックでなけ
れば、デコーディングは所定の公知の方法を用いて行わ
れる。もしモノトニックであれば、第1イベントは、ま
ず所定の公知の方法でデコードされる。前にデコードさ
れたレベルの大きさは、次のレベルの範囲を決定する為
に用いられる。別のランとレベルテーブルを用いて次の
イベントがデコードされ、その場合レベルテーブルは、
前に決定した、前のデコードされたレベルの大きさによ
って限定される範囲を有している。
【0014】ブロックがモノトニックで、前のデコード
されたレベルの大きさが1である特別の場合では、全て
の後続のイベントは、1または−1のレベルを持たねば
ならないので、レベル情報はデコードされる必要はな
い。デコードは、ランとサイン情報をデコードするだけ
でよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の背後にある重要な考え方
は、ブロックの係数が、残りのブロックと幾分違ってコ
ードされるのを可能にするブロックの分類法を用いるこ
とである。分類はデコーダに送る必要があり、その為あ
る程度のオーバヘッド(over head)を招く。しかし、こ
の追加的情報により、分類されたブロックを、更に高能
率でエンコードすることができ、結果として正味のビッ
トの節約となる。
【0016】図3に示すように、本発明にかかるエンコ
ーダは、ブロック分割部2を用いて、入力フレーム1
を、処理用の8×8ピクセルのブロックに仕切る。これ
らのブロックは、線3を介して、予測なしに、または、
動き補償予測を伴ってコード化される。得られたブロッ
クは、DCT変換部5へ線4を介して送られ、DCT変
換部5で、それは、DCT領域に変換される。DCT係
数は、線6を介して、量子化部7へ送られ、そこでレベ
ルが量子化される。量子化されたレベルは、線8と12
を介して、それぞれ、ジクザクスキャン部9と局部デコ
ーダ14とへ送られる。ジクザクスキャン部9では、量
子化されたレベルは、非ゼロレベルと、それに続く複数
のゼロレベルよりなる一連のイベントとしてスキャンさ
れる。これらのイベントは、線10を介して、可変長コ
ーディング部11へ送られる。次いで、可変長コーディ
ング部11では、イベントは、本発明を用いて、エント
ロピコードされる。これは、図4のフローチャートを用
いて更に説明する。
【0017】同時に、局部デコーダ部内の量子化された
レベルは、逆量子化と逆DCTにより元の画像又は動き
補償された画像へと再構成される。動き補償に予測が用
いられる場合は、線13からの動き補償の予測が、再構
成された残余(residual)に加えられる。出力は、線15
を介して、フレームメモリ16に送られ、そこでは、完
全フレームが貯えられる。この情報は、次のフレームの
動き補償に用いられる。前のフレームメモリは、線17
を介して、動き推定・補償部18に送られる。ここでは
また、線19を介して、エンコードされる現フレームを
受け取る。この動き推定・補償部18の出力は、線13
を介して前述の動き補償の予測に用いられる。
【0018】図4は、可変長コーディングの為のフロー
チャートを示す。イベントは、線30を介して受けとら
れ、分類ステップ31へ送られ、そこでブロックのタイ
プは、それがモノトニックであるか否かにより分類され
る。この情報は、ビットストリームによりデコーダへ送
られる。処理は、次に、線32を介して判断ステップ3
3へ送られ、そこで、ブロックが、モノトニックでない
と判断された場合は、それは、線34を介して、ステッ
プ35に送られ、そこで、所定の公知の方法を用いてエ
ンコードされる。ステップ37は、次に、コードするイ
ベントが、更にあるかどうかチェックする。更にイベン
トがある場合は、処理は、線38を介して、ステップ3
5へ戻され、そこで次のイベントがエンコードされる。
コードするイベントが無い場合は、処理は、線39を介
して終了する。
【0019】ブロックがモノトニックの場合は、処理
は、線40を介して、ステップ41に送られ、そこで第
1のイベントは、第1エントロピモデルを用いてコード
される。処理は、次いで、線42を介して、判断ステッ
プ43へ送られ、そこで、最も最近エンコードされたイ
ベントに基づいて、エントロピモデルが変えられるかど
うかが決定される。モデルが変えられていない場合は、
処理は、線44を介して、再びステップ41へ続く。モ
デルが変えられている場合は、処理は、線45を介し
て、次のステップ46へ送られ、そこでイベントは、第
2のモデルを用いてエンコードされる。次に、処理は、
判断ステップ48において、コードすべき、イベントが
あるか否かチェックする。エンコードすべきイベントが
更にある場合は、処理は、線49を介して、ステップ4
6へ戻る。そうでない場合は、処理は、線39を介して
終了する。
【0020】図5は、デコーダのブロック図を示す。ビ
ットストリームは、線61を介して、可変長デコード部
62へ送られ、そこでビットストリーム内のイベント
は、デコードされる。ここでの処理の詳細フローチャー
トは、図6に示され、後で説明する。デコードされたイ
ベントは、線63を介して、逆ジクザクスキャン部64
に送られ、そこでデコードされたイベントは、ブロック
の量子化レベル内に逆スキャンされる。量子化レベル
は、次に、線65を介して、逆量子化部66へ送られ、
そこで、再構成したDCT係数が、再現される。DCT
係数は、次に、線67を介して、逆DCT変換部68に
送られ、そこで、係数は、ピクセル値又は予測差に変換
される。それらが、予測差である場合は、線70からの
動き補償予測が加えられる。結果としてのピクセル値
は、次に線71を介して、フレームメモリ72に送ら
れ、そこで、全フレームは貯えられる。フレームは、動
き補償部74内で、次のフレームの動き補償予測に用い
られる。
【0021】図6は、可変長デコード部のフローチャー
トを図示する。可変長デコード部では、ビットストリー
ムは、線80を介して、ステップ81に送られ、そこで
分類情報が抽出される。ステップ83では、モノトニッ
ク特性が、現ブロックに対し、あてはまるかどうかをチ
ェックする為に、分類が調べられる。あてはまる場合
は、ビットストリームは、線84を介して、ステップ8
5に送られ、そこで、イベントのデコーディングが、所
定の公知の方法により行われる。処理は、次に、線86
を介して、判断部87に送られる。更に多くの、デコー
ドすべきイベントがある場合は、処理は、線88を介し
て、ステップ85へ戻される。そうでない場合は、処理
は、線89で終了する。
【0022】他方、現ブロックに対し、モノトニック特
性が示されると、処理は、線90を介して、ステップ9
1に送られ、そこで、次のイベントが、第1エントロピ
モデルを用いてデコードされる。処理は、次に、線92
を介して、判断ステップ93に送られる。このステップ
では、エントロピモデルを変えるかどうかの判断がなさ
れる。この判断は、最も最近にデコードされたイベント
に基づいて行われる。モデルが変えられない場合は、処
理は、線94を介して、ステップ91に戻る。エントロ
ピモデルが変えられる時は、処理は、線95を介して、
ステップ96に送られる。ここで、次のイベントは、第
2のエントロピモデルを用いてデコードされる。処理
は、次に、線97を介して、判断ステップ98に送られ
る。更にデコードすべきイベントがある場合は、処理
は、線99を介して、ステップ96へ戻される。そうで
ない場合は、処理は、線89を介して終了する。
【0023】以下に示す変形例が可能である。 1) エンコーダにおいて、モノトニック分類により利
益が得られる場合にのみ分類すべき決定がなされる様に
する。モノトニックブロックであっても、所定の公知の
方法を用いて能率的にエンコードできる場合は、モノト
ニックではないものとして分類してもよい。
【0024】デコーダは、ブロックをモノトニックでな
いものとして取り扱い、それを正しくデコードするの
で、デコードに、上記実施例以外の変形を加える必要は
ない。 2) また、上記実施の形態の第1のエントロピモデル
を、所定の公知のエントロピモデルと同じにすることも
可能である。これは、分類が個々のブロックではなく、
ブロックのグループに行われる場合に有用である。この
場合は、ブロックの中には、モノトニック又は、非モノ
トニックとして分類できるブロックもある。これらのブ
ロックは、その場合、結果として最も能率的なコーディ
ングとなる様に指定できる。これも又、賢明な決定を行
う為に、エンコーダに利用し得るオプションである。
【0025】
【発明の効果】この発明は、結果的に、ビデオデータの
デジタル圧縮のコーディング能率の改善となる。この改
善された能率は、次いで、同じ一定のビットレートでの
更に良好な画質、又は、一定の画質での一層安価な伝送
コストに置きかえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 代表的な従来のブロックの変換コーディング
のブロック図。
【図2】 (a)は、モノトニックブロック、(b)は、非モ
ノトニックブロックの例を示すクラフ。
【図3】 本発明のエンコーダのブロック図。
【図4】 本発明のイベントの分類とエンコーディング
のフローチヤート。
【図5】 本発明のデコーダのブロック図。
【図6】 本発明のイベントのデコーディングのフロー
チヤート。
【符号の説明】
2…ブロック分割 5…DCT 7…量子化 9…ジクザクスキャン 11…可変長符号化 14…局部デコーダ 16…フレームメモリ 18…動き推定・補償

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化レベルのブロックを圧縮デジタル
    データにエンコードする方法であって、 量子化レベルを、一連のイベントにスキャンするステッ
    プと、 一連のイベントが、いくつかの所定の要件を満足してい
    るかどうかをチェックし、ブロックを分類するステップ
    と、 そのブロックの分類情報を、圧縮ビットストリームの一
    部として、デコーダに伝達するステップと、 上記所定の要件を満足しないものとして分類されたブロ
    ックを、所定の公知ののエントロピコーディング方法を
    用いてエンコードするステップと、 上記所定の要件を満足するものとして分類されたブロッ
    クを第1のエントロピモデルを用い、ブロックの最初の
    イベントをエンコードし、次いで上記ブロック分類情報
    と、最も最近にエンコードされたイベントを用いて、第
    2のエントロピモデルに切りかえ、ブロックの後続のイ
    ベントをエンコードするステップとよりなることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 圧縮したデジタルデータを、その量子化
    レベルの元のブロックにデコードする方法であって、 デコードされた圧縮ビットストリームから分類情報を抽
    出するステップと、 所定の公知のエントロピデコード方法を用いて、所定の
    要件を満足していないとして分類されたブロックをデコ
    ードするステップと、 第1のエントロピモデルを用い、いくつかの所定の要件
    を満足するものとして分類された圧縮ビットストリーム
    のブロックの第1のイベントをデコードし、次いで抽出
    ブロックの分類情報と、最も最近にデコードされたイベ
    ントを用いて、第2のエントロピモデルに切りかえ、ブ
    ロックの後続のイベントをデコードするステップと、 逆の順番でスキャンして、上記デコードされたイベント
    を、量子化されたレベルのブロックに再配列するステッ
    プとよりなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 量子化レベルのブロックを、圧縮デジタ
    ルデータにエンコードする手段を有する、デジタルビデ
    オ圧縮装置であって、 一連のイベントとなる様に量子化レベルをスキャンする
    手段と、 一連のイベントの特性に基づき、その一連のイベントを
    分類する手段と、 圧縮ビットストリームの一部として、上記ブロック分類
    情報をデコーダへ伝達する手段と、 所定の公知のエントロピコーディング方法を用いて、所
    定の要件を満足しないものとして分類されたブロックを
    エンコードする手段と、 第1のエントロピモデルを用いて、ブロックの第1のイ
    ベントをエンコードすることにより、所定の要件を満足
    するものとして分類されたブロックをエンコードする手
    段と、 ブロック分類情報と、最も最近にエンコードされたイベ
    ントを用いて、後続のイベントをエンコードするため
    に、第2のエントロピモデルに切りかえる手段とよりな
    ることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 圧縮デジタルデータを、量子化レベルで
    表される元のブロックにデコードする手段を有するデジ
    タルビデオ圧縮装置であって、 デコードされる圧縮ビットストリームから分類情報を抽
    出する手段と、 所定の公知のエントロピデコード方法を用いて、所定の
    要件を満足していないとして分類されたブロックをデコ
    ードする手段と、 第1のエントロピモデルを用いて、所定の要件を満足し
    ているものとして分類された圧縮ビットストリーム中の
    ブロックの第1のイベントをデコードする手段と、 抽出されたブロック分類情報と、最も最近デコードされ
    たイベントを用いて、後続のイベントをデコードする為
    に、第2のエントロピモデルに切りかえる時点を暗黙に
    演えきする手段と、 逆の順番でスキャンして、上記デコードされたイベント
    を、量子化されたレベルのブロックに再配列する手段と
    よりなることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のいずれか1項に記載
    の方法において、第1のエントロピモデルは、3つの明
    白な分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの数を
    表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ係数
    のレベルの大きさを表し、第3の分野は、該非ゼロ係数
    のサインを表す一方、 第2のエントロピモデルは、2つの明白な分野と、1つ
    の推論的分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの
    数を表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ
    係数のサインを表し;該非ゼロ係数のレベルの大きさは
    推論され、1の値のみを持つことができ;唯一つの分野
    からなる特別のイベントは、残りのイベントが全てゼロ
    レベルであることを示すエンド・オブ・ブロックのマー
    クであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2のいずれか1項に記載
    の方法において、第1のエントロピモデルは、3つの明
    白な分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの数を
    表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ係数
    のレベルの大きさを表し、第3の分野は、該非ゼロ係数
    のサインを表す一方、 第2のエントロピモデルは、3つの明白な分野と、1つ
    の推論的分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの
    数を表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ
    係数のサインを表し;該非ゼロ係数のレベルの大きさは
    推論され、1の値のみを持つことができ;第4の分野
    は、そのイベントが、ブロックの最後のイベントである
    かどうか、又は、デコードすべきブロックのイベントが
    更にあるか否かを示すことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項3または4のいずれか1項に記載
    の装置において、第1のエントロピモデルは、3つの明
    白な分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの数を
    表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ係数
    のレベルの大きさを表し、第3の分野は、該非ゼロ係数
    のサインを表す一方、 第2のエントロピモデルは、2つの明白な分野と、1つ
    の推論的分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの
    数を表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ
    係数のサインを表し;該非ゼロ係数のレベルの大きさは
    推論され、1の値のみを持つことができ;唯一つの分野
    からなる特別のイベントは、残りのイベントが全てゼロ
    レベルであることを示すエンド・オブ・ブロックのマー
    クであることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または4のいずれか1項に記載
    の装置において、第1のエントロピモデルは、3つの明
    白な分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの数を
    表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ係数
    のレベルの大きさを表し、第3の分野は、該非ゼロ係数
    のサインを表す一方、 第2のエントロピモデルは、2つの明白な分野と、1つ
    の推論的分野からなり、第1の分野は、先行するゼロの
    数を表し、第2の分野は、該先行するゼロに続く非ゼロ
    係数のサインを表し;該非ゼロ係数のレベルの大きさは
    推論され、1の値のみを持つことができ;第4の分野
    は、そのイベントが、ブロックの最後のイベントである
    かどうか、又は、デコードすべきブロックのイベントが
    更にあるか否かを示すことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 最も最近エンコードされたレベルの大き
    さを、現在エンコードされているイベントの範囲を決め
    るのに用いる、特定の要件を満足させるものとして分類
    されたブロックのエントロピエンコード方法であって、 第1のエントロピモデルを用いて、ブロックの第1のイ
    ベントをエンコードすることにより、所定の要件を満足
    するものとして分類されたブロックをエンコードするス
    テップと、 レベルをエンコードするのに要するビット数が、最も最
    近エンコードされたレベルの大きさにより決められ、後
    続のイベントを、別のラン、レベル、及びサインとして
    エンコードするステップとよりなることを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 最も最近デコードされたレベルの大き
    さを、現在デコードされているイベントの範囲を決める
    のに用いる、特定の要件を満足させるものとして分類さ
    れたブロックのエントロピデコード方法であって、 第1のエントロピモデルを用いて、ブロックの第1のイ
    ベントをデコードすることにより、所定の要件を満足す
    るものとして分類されたブロックをデコードするステッ
    プと、 レベルをデコードするのに要するビット数が、最も最近
    デコードされたレベルの大きさにより決められ、後続の
    イベントを、別のラン、レベル、及びサインとしてデコ
    ードするステップとよりなることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 所定の要件に基づきブロックを分類す
    る方法であって、更に、所定の要件を満足させるものと
    して分類されるが、所定の公知のエントロピコーディン
    グを用いて、更に能率的にエンコードし得るブロックに
    対しては、該ブロックの分類を、所定の要件を満足しな
    い分類に戻す束縛ステップを有することを特徴とする方
    法。
  12. 【請求項12】 ブロックのグループの特性が、圧縮デ
    ータ内の共通情報により示されることを特徴とする分類
    方法。
  13. 【請求項13】 ブロックのグループの特性が、圧縮デ
    ータ内の共通情報分野により示され、いずれかのケース
    のものとして分類される該グループ内のブロックは、最
    も能率的なコーディングとなる様に指定されることを特
    徴とする分類方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の、量子化レベルのブ
    ロックを圧縮デジタルデータにエンコードする方法であ
    って、更に、 ブロックが、前記所定の要件を満足する様に、レベルの
    大きさを修正して、量子化レベルのブロックを処理する
    ことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1または2のいずれか1項に記
    載の方法であって、スキャンがジグザクスキャンである
    ことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項3または4のいずれか1項に記
    載の装置であって、スキャンがジクザクスキャンである
    ことを特徴とする装置。
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