JPH10228042A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH10228042A
JPH10228042A JP3176797A JP3176797A JPH10228042A JP H10228042 A JPH10228042 A JP H10228042A JP 3176797 A JP3176797 A JP 3176797A JP 3176797 A JP3176797 A JP 3176797A JP H10228042 A JPH10228042 A JP H10228042A
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light
liquid crystal
coherent light
linearly polarized
optical
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JP3176797A
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Nobuyuki Hashimoto
信幸 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は空間光変調素子に回折格子であるホ
ログラムを表示し、立体映像や光情報処理を実現する光
学技術において、ホログラムに固有の0次回折光を簡単
に取り除く事が可能で、かつ空間光変調素子の駆動が容
易になる付加的な効果も持つ光学装置を提供する事を目
的とする。 【解決手段】 直線偏光したコヒーレント光と該コヒー
レント光により照明された電気的に制御される旋光光学
素子からなる空間光変調器と、該空間光変調器による回
折光を検波する直線偏光検波素子とから構成される光学
装置において、該旋光光学素子は動作しきい電圧近傍も
しくは動作飽和電圧近傍で動作させる事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学情報処理装置、
特に液晶空間光変調器を回折光学変調素子に用いて光学
的な情報処理を行う光学情報処理技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】空間光変調器にホログラムなどの回折格
子を表示し光波を変調する事で光演算を行う光学情報処
理装置において、空間光変調器に表示された回折格子で
変調されない0次回折光成分の削減のために、空間光変
調器の後にレンズとフィルタマスクから構成される空間
周波数フィルタリング光学系を用いたり、あるいは電子
カメラ等で回折光を撮像する装置の場合は電気的に0次
回折光信号を取り除くなどの手法が用いられていた。
【0003】図4は従来技術による空間周波数フィルタ
リングの手法を用いて0次回折光を除去する装置の基本
構成を示した図である。空間光変調器403が平行レー
ザ光401により照明される。空間光変調器403によ
り回折された0次回折光405はレンズ409の焦点面
411でかつ光軸Z上に集光される。信号光である1次
回折光409はその回折角をθ、レンズの焦点距離をf
とすると焦点面411でかつ光軸Zからおよそf×θだ
け離れたところに集光される。ここで0次回折光は焦点
面411に設置されたフィルタマスク413により除去
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら空間周波
数フィルタリング光学系を用いると光学系全長が不要に
長くなってしまったり、0次回折光の広がりが大きいと
フィルタリングしきれなかったり、フィルタマスクの位
置合わせが難しいといった問題があった。また電気的に
0次回折光を取り除くのは電気回路と処理時間を必要と
し、また0次回折光強度が強いと電子カメラが飽和して
しまう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に直線偏光と、しきい電圧もしくは飽和電圧の近傍で駆
動される旋光光学素子と旋光光学素子により回折された
0次回折光の偏光長軸とほぼ直交関係を持たせて設置さ
れる直線偏光検波素子とを用いた。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を開示する前に
本発明の理解の手助けとなる解説を行う。直線偏光の偏
光軸を回転させる旋光性の機能を持ち、電気的に旋光性
を制御可能な代表的な旋光光学素子である90度ツイス
トネマティック型液晶素子による光変調の一方式を図1
(a)及び図1(b)に示す。
【0007】図1(a)においてY軸方向に直線偏光さ
れた入射直線偏光101が液晶素子103に入射する。
液晶素子103中の液晶分子105は光軸であるZ軸方
向に沿って左回りに滑らかに90度回転している。この
とき、X軸方向にほぼ直線偏光した出射直線偏光107
が得られる。出射直線偏光107が完全に直線偏光を保
存するためには、図1(a)に示されるように光が入射
する側の液晶分子105の配向軸方向109すなわち液
晶分子105の長軸が配向する方向がY軸方向で、かつ
(1)式の条件を満たす必要があることが知られてい
る。 {2(n1 −n2 )d/λ}2 =3、15、35・・・(1) ここでn1 は液晶分子長軸の屈折率、n2 は液晶分子短
軸の屈折率、dは液晶層の厚み、λは入射光の波長であ
る。このとき、入射直線偏光101はn1 ×dの光路長
を進む。また厳密に(1)式を満たさなくとも入射直線
偏光軸を配向軸方向から多少ずらすか、位相板を用いて
入射直線偏光を楕円偏光に変換する事でほぼ完全な出射
直線偏光が得られる事も知られている。また入射直線偏
光101の偏光軸が光が入射する側の液晶分子105の
短軸方向と一致する場合も(1)式を満たせばほぼ完全
な出射直線偏光が得られる。
【0008】ここで液晶素子103にZ軸方向に電圧を
加えた場合を考える。液晶分子105は電界に敏感なた
め、しきい電圧を越えると液晶分子長軸は電界の方向を
向き始め、飽和電圧Vに達すると図1(b)に示すよう
にほぼ完全にZ軸方向に配向する。このとき出射直線偏
光107の偏光軸方向は入射直線偏光101の偏光軸方
向と変わらない。またこのとき、入射直線偏光101は
2 ×dの光路長を進む。ここで図1(a)及び図1
(b)において出射直線偏光107の相対光路長差δ、
及び相対位相差φ(ラジアン)は(2)及び(3)式で
表される。 δ=(n1 −n2 )d (2) φ=2πδ/λ (3) また加える電圧を加減することで相対位相差は0からφ
まで連続に変化する。出射直線偏光107の偏光軸に関
しては、しきい電圧を越えると徐々に細長い楕円偏光に
なりながらX軸方向からY軸方向に向けて回転し、中間
電圧を越えると再び直線偏光に戻りながらY軸方向に向
け回転してゆく。よって例えば直線偏光検波素子をその
直線偏光検波軸がY軸方向と一致して液晶素子103の
後に設置すると直線偏光検波素子を透過する光量は図2
のように表され、これは一般に液晶のT−Vカーブ(印
加電圧対光透過率特性)といわれる。図2においては横
軸は液晶素子103に加える電圧値、縦軸は直線偏光検
波素子を透過する相対透過光量を表す。飽和電圧と、し
きい値電圧の差が一般に最適駆動電圧幅となる。
【0009】次に図3に示すように矩形型位相回折格子
301にコヒーレント光303を入射すると、回折によ
り出射光の進行方向が変わる。0次回折光305は入射
光が進行方向を変えずに出射する光で、1次回折光30
7は回折により進行方向を変えて出射する光で、その回
折角θは矩形型位相回折格子303の格子ピッチをP、
コヒーレント光303の波長をλとするとsin(θ)
=λ/Pで表される。また2次光や3次光などの高次回
折光や、マイナス次数の回折光も生じる場合があるがこ
こでは簡単のため無視する。このとき0次回折光305
と1次回折光307の光波の状態は複素振幅表示を用い
てそれぞれ(4)(5)式で表される。 exp(iφ)+exp(i0) (4) exp(iφ)+exp(iπ) (5) ここでφは矩形型位相格子301のコヒーレント光30
3に対する位相変調度、iは複素共役である。(4)式
から0次回折光は位相がφ変調された光波とまったく変
調されない光波が足し合わさった光波であり、(5)式
から1次回折光は位相がφ変調された光波とπ変調され
た光波が足し合わさった光波であることがわかる。
【0010】図5は本発明における直線偏光検波素子5
05を用いて0次光を除去する光学装置の実施形態を示
したものである。Y軸方向に直線偏光した平行レーザ光
501が光軸Z方向に進み空間光変調器503により変
調される。空間光変調器503はマトリクス画素配置型
の90度ツイストネマティック型液晶素子で構成され、
入射光側の面の液晶分子長軸はほぼY軸方向とする。こ
の時、液晶素子を駆動する電圧は動作しきい電圧の近傍
に限定する。直線偏光検波素子505の検波軸507
は、ほぼX軸方向に設置される。
【0011】空間光変調器503に回折格子のパターン
を表示し、平行レーザ光501を回折させたときの0次
回折光509と1次回折光511の偏光状態を考える。
表示パターンに応じてしきい値以下の電圧が加わった液
晶画素を透過した直線偏光E1の偏光軸方向は、図1に
示した液晶素子の動作原理よりX軸方向である。同様に
表示パターンに応じてしきい値以上の電圧が加わった液
晶画素を透過した直線偏光E2の偏光軸方向はX軸方向
からY軸方向に向けてθだけ回転するが、液晶素子をし
きい値電圧近傍で駆動するためθの値は10度程度以下
となる。このとき図1に示した液晶素子の動作原理より
2つの直線偏光には位相差φが発生するが、これも非常
に小さい値となる。
【0012】前項の説明にのっとり図6(a)(b)に
それぞれ0次回折光と1次回折光の偏光状態をベクトル
表示した。E2 に関しては各液晶画素に加わった電圧が
異なった場合、多数の回転角θ及び位相変調φが存在し
それらの和は必ずしも直線偏光とはならない。しかし先
にも述べたようにθ、φとも小さな値なので実際上は直
線偏光となる。また液晶素子を2値化駆動すれば、θ、
φとも一つに定まるため厳密に直線偏光となる。このと
き空間光変調器503に表示される回折格子は2値型と
なり回折効率が高くなる利点が生じる。0次回折光と1
次回折光でE1の方向が逆になっているが、(4)
(5)式に示されるように位相変調φを受けない成分に
関し1次光は0次光と比べ位相がπシフトしているから
である。
【0013】図6(a)より0次回折光はおよそX軸方
向の直線偏光になる事がわかる。したがって直線偏光検
波素子505をその検波方向がおよそY軸方向にして設
置すれば0次回折光を除去可能である。しかし液晶の駆
動電圧が高くなるにつれθ、φとも大きくなり、直線偏
光の方位がY軸方向に向うためそれにつれて検波方向も
変える必要がある。更に駆動電圧が高くなると0次回折
光は楕円偏光となり直線偏光検波素子505で完全に除
去する事は不可能となる。φが大きくなると回折効率が
増し1次光の割合が増えるため、0次光がほぼ直線偏光
を保つ限り駆動電圧は高くした方がよい。実験ではしき
い電圧に最適駆動電圧幅の10%程度を加えた駆動電圧
値まで0次光はほぼ直線偏光を保ち、その方位はX軸か
ら測って10度程度であった。よって検波方向はX軸か
らY軸方向に向かって測り100度に設置し0次光を除
去した。
【0014】図6(b)より1次回折光はおよそY軸方
向の直線偏光となる。従ってほぼY軸方向に設置された
直線偏光検波素子505を通過できる。また液晶の駆動
電圧を高くすると1次回折光は急速に楕円偏光になる。
実験では前項と同じ条件、すなわち駆動しきい電圧に最
適駆動電圧幅の20%程度を加えた駆動電圧において長
軸方向がX軸方向から測りおよそ60度の1:3の楕円
偏光となった。よって検波方向がX軸方向から測り10
0度に設置された直線偏光検波素子505により1次回
折光も減衰される。しかしこのとき0次回折光と1次回
折光の強度比は1:100程度であり0次回折光除去の
効果が十分に示された。
【0015】次に液晶素子をほぼ飽和電圧近傍で駆動し
た場合を考える。このとき飽和電圧が加わった液晶画素
を透過した直線偏光E1 の偏光軸方向はY軸方向に、ま
た飽和電圧よりわずかに低い電圧が加わった液晶画素を
透過した直線偏光E2 の偏光軸方向は、Y軸方向からX
軸方向に向かいθだけ回転するがθの値は小さい。この
とき0次回折光と1次回折光の偏光状態はそれぞれ図7
(a)(b)のよう表される。従って直線偏光検波素子
505をその検波方向をほぼX軸方向にして設置すれば
0次光をほぼ完全に除去できる。
【0016】液晶素子としてはマトリクス画素配置型を
用いたが、光書き込み型を用いても同じ効果を得る事が
できる。すなわち光書き込み型液晶素子も電界により液
晶分子を動作させるからであり、光書き込み時に感度ぎ
りぎりの微弱光、もしくは飽和をおこす程度の強い光で
回折格子のパターンを書き込めばよい。このとき0次回
折光と1次回折光の偏光状態はそれぞれ図6、図7と同
じ様に表される。
【0017】液晶素子の旋光角として簡単のため90度
で考えたが、一般論として旋光角がθ度の液晶素子で考
えても同じ事が言える。この時0次回折光の偏光方向は
液晶素子をしきい電圧近傍で駆動した場合、θ方向から
少しだけY軸方向に傾いた方向となる。また飽和電圧近
傍で駆動した場合は0次回折光の偏光方向はθの値に関
係なくほぼY軸方向となる。
【0018】
【実施例】図8に本発明における実施例をあげる。これ
はジョイントフーリエ変換相関光学装置に応用した例で
ある。参照画像と入力画像が表示された空間光変調素子
803が平行レーザ光801で照明され、フーリエ変換
レンズ805により参照画像と入力画像のジョイントフ
ーリエ変換ホログラムが形成される。ジョイントフーリ
エ変換ホログラムは電子カメラ807により撮像され、
映像信号809により空間光変調素子811に表示され
る。空間光変調素子811はマトリクス画素配置型の9
0度ツイストネマティック型液晶素子で構成される。
【0019】空間光変調素子811は直線偏光平行レー
ザ光813で照明され、フーリエ変換レンズ815によ
りジョイントフーリエ変換相関信号が形成され、電子カ
メラ817により読み取られる。このとき、直線偏光平
行レーザ光813の偏光軸と液晶素子の光入射側の液晶
分子の配向軸はほぼ一致し、直線偏光検波素子819の
検波軸は直線偏光平行レーザ光813の偏光軸の方向か
ら液晶分子がZ軸方向に向かって回転する方向と反対方
向に数度程度傾けて設置される。また液晶素子は動作し
きい電圧の近傍で駆動される。よってジョイントフーリ
エ変換相関信号から余分な0次回折光821を除去で
き、信号光である1次回折光823は検出できる。図1
0に電子カメラ815により読み取られたジョイントフ
ーリエ変換相関信号の波形を示す。
【0020】図9は本発明における別の実施例で、著者
らの発明による実時間ホログラフィ装置(特開平5−7
2958)に応用した例である。空間光変調素子903
が直線偏光平行レーザ光901で照明される。空間光変
調素子903はマトリクス画素配置型の90度ツイスト
ネマティック型液晶素子で構成される。空間光変調素子
903には画像信号によりホログラムが表示される。
【0021】このとき、直線偏光平行レーザ光901の
偏光軸と液晶素子の光入射側の液晶分子の配向軸は、ほ
ぼ一致し、直線偏光検波素子905の検波軸は直線偏光
平行レーザ光901の偏光軸の方向から液晶分子がZ軸
方向に向かって回転する方向と反対方向に数度程度傾け
て設置される。また液晶素子は動作しきい電圧の近傍で
駆動される。よって空間光変調素子で回折した光から余
分な0次回折光を除去できる。
【0022】
【発明の効果】今までの説明から明らかなように本発明
における光学装置を用いれば、旋光光学素子を用いた空
間光変調素子による回折光から直線偏光検波素子を用い
るだけで簡単に0次回折光を除去可能である。また旋光
光学素子として液晶テレビに代表されるマトリクス画素
配置型の液晶素子を用いた場合、動作しきい電圧近傍で
駆動すればよいため画素間クロストークを低く押さえら
れる。その結果、駆動する画素数を大幅に増やす事も可
能である。また光書き込み型液晶を用いた場合も通常の
動作より微弱光で動作させればよい。一般に光書き込み
型液晶は光感度不足が問題になるためこの点においても
有利である。
【0023】旋光光学素子としては液晶素子以外に、カ
ー効果やポッケルス効果を示すセラミクスや固体結晶を
使用してもよいが、液晶素子と比べ電界に対する感度が
数百から数千倍も低く動作に高電圧が必要とされる。C
MOSで直接駆動できるほど感度が高く、旋光能力も大
きい液晶素子が現状では最も有利であが、今後は有機非
線形光学素子が有望であると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶素子の光変調原理を表す図である。
【図2】一対の偏光板で挟まれた液晶素子の印加電圧対
光透過率を表す図である。
【図3】矩形型位相回折格子による光の回折を表した図
である。
【図4】従来技術による0次回折光消去の機能を持つ光
学装置の図である。
【図5】本発明の実施形態における光学装置を示した図
である。
【図6】図5に示された実施形態において0次回折光と
1次回折光の偏光状態をベクトル表示した図である。
【図7】図5に示された実施形態において0次回折光と
1次回折光の偏光状態をベクトル表示した別の図であ
る。
【図8】本発明による光学装置をジョイントフーリエ変
換相関光学装置に適用した図である。
【図9】本発明による光学装置を実時間ホログラフィ装
置に適用した図である。
【図10】図8による光学装置で得られた回折光の強度
分布の図である。
【符号の説明】
101、入射直線偏光 103、液晶素子 105、液晶分子 107、出射直線偏光 109、配向軸方向 301、矩形型位相回折格子 303、コヒーレント光 305、405、509、821、907、0次回折光 307、407、511、823、909、一次回折光 401、801、平行レーザ光 403、503、803、811、903、空間光変調
素子 409、レンズ 411、焦点面 413、フィルタマスク 501、813、901、直線偏光平行レーザ光 505、819、905、直線偏光検波素子 507、検波軸 805、815、フーリエ変換レンズ 809、映像信号 807、817、電子カメラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線偏光したコヒーレント光と該コヒー
    レント光により照明された電気的に旋光性が制御される
    θ度旋光光学素子からなる空間光変調器と、該空間光変
    調器による回折光を検波する直線偏光検波素子とから構
    成される光学装置において、該旋光光学素子の駆動電圧
    値は最適駆動電圧幅の30%を駆動しきい電圧値に加算
    した電圧値を上限とし、該直線偏光検波素子の直線偏光
    を透過する方位は、該コヒーレント光が該旋光光学素子
    により旋光される方位とは逆方向でかつ該コヒーレント
    光の直線偏光方位を起点として(90−θ)度以上、
    (135−θ)度以下に設置された事を特徴とする光学
    装置。
  2. 【請求項2】 θの値としては90度を用いた事を特徴
    とした特許請求の範囲第1項記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 直線偏光したコヒーレント光と該コヒー
    レント光により照明された電気的に旋光性が制御される
    θ度旋光光学素子からなる空間光変調器と、該空間光変
    調器による回折光を検波する直線偏光検波素子とから構
    成される光学装置において、該旋光光学素子の駆動電圧
    値は最適駆動電圧幅の30%を駆動飽和電圧値から減算
    した電圧値を下限とし、該直線偏光検波素子の直線偏光
    を透過する方位は、該コヒーレント光が該旋光光学素子
    により旋光される方位とは逆方向でかつ該コヒーレント
    光の直線偏光方位を起点として45度以上、90度以下
    に設置された事を特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 θの値としては90度を用いた事を特徴
    とした特許請求の範囲第3項記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 直線偏光したコヒーレント光と該コヒー
    レント光により照明されたθ度ツイストネマティック型
    液晶素子からなる空間光変調器と、該空間光変調器によ
    る回折光を検波する直線偏光検波素子とから構成される
    光学装置において、該コヒーレント光の直線偏光軸は該
    液晶素子の該コヒーレント光入射側の液晶分子配向軸方
    向とほぼ一致し、該液晶素子の駆動電圧値は最適駆動電
    圧幅の30%を駆動しきい電圧値に加算した電圧値を上
    限とし、該直線偏光検波素子の直線偏光を透過する方位
    は、該コヒーレント光が該液晶素子により旋光される方
    位とは逆方向でかつ該コヒーレント光の直線偏光方位を
    起点として(90−θ)度以上、(135−θ)度以下
    に設置された事を特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 θの値としては90度を用いた事を特徴
    とした特許請求の範囲第5項記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 直線偏光したコヒーレント光と該コヒー
    レント光により照明されたθ度ツイストネマティック型
    液晶素子からなる空間光変調器と、該空間光変調器によ
    る回折光を検波する直線偏光検波素子とから構成される
    光学装置において、該コヒーレント光の直線偏光軸は該
    液晶素子の該コヒーレント光入射側の液晶分子配向軸方
    向とほぼ一致し、該液晶素子の駆動電圧値は最適駆動電
    圧幅の30%を駆動飽和電圧値から減算した電圧値を下
    限とし、該直線偏光検波素子の直線偏光を透過する方位
    は、該コヒーレント光が該液晶素子により旋光される方
    位とは逆方向でかつ該コヒーレント光の直線偏光方位を
    起点として45度以上、90度以下に設置された事を特
    徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】 θの値としては90度を用いた事を特徴
    とした特許請求の範囲第7項記載の光学装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145546A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Olympus Corp 投影装置
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