JPH10227633A - 橋梁の形状計測装置 - Google Patents

橋梁の形状計測装置

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JPH10227633A
JPH10227633A JP2911397A JP2911397A JPH10227633A JP H10227633 A JPH10227633 A JP H10227633A JP 2911397 A JP2911397 A JP 2911397A JP 2911397 A JP2911397 A JP 2911397A JP H10227633 A JPH10227633 A JP H10227633A
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bridge
pressure sensor
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height
shape
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JP2911397A
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Inventor
Tadayuki Shimada
忠幸 島田
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Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋梁の形状計測を、容易に且つ短時間に、高
精度で実施できるようにする。 【解決手段】 基準水面Lを保持できるように固定側9
に備えた基準タンク23と、基準タンク23に接続され
た連通管20と、連通管20の長さ方向に沿って備えた
複数の分岐管21と、各分岐管21の夫々に備えた圧力
センサ27と、各圧力センサ27を橋梁1の高さ計測点
7a,7bから均一高さ36に保持するようにした固定
支持具33と、各圧力センサ27の検出圧力に基づいて
基準タンク23の基準水面Lに対する高さ計測点7a,
7bの標高を演算する演算装置41とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁の形状計測装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、長大スパンの斜張橋・吊橋等の建
設工事が各地で多く見られるようになってきており、中
小スパンの橋梁もさることながら、このようなスパンの
大きい橋梁では、特に完成後の形状を目標の誤差範囲内
におさめるために、橋梁の架設段階での形状管理が重要
となってきている。
【0003】図8は大型の橋梁の長さ方向の半分を示し
たもので、大型の橋梁1は、一般にキャンバー(放物線
に近い弓なり形状)を有するように建設されており、こ
の様な橋梁1を建設する際は、両端に設けられた基台2
側から中心C側に向って徐々に橋梁1を延長させて行
き、最後に中心C部分で連結するようにしている。
【0004】前記橋梁1を基台2側から延長させて行く
時に、橋梁1が完成した時の全体形状が前記したキャン
バーとなるように、建設時において橋梁1の形状を計測
するようにしており、計測した結果に基づいて、橋脚3
から橋梁1を吊っている吊り材4の張力を調節すること
によって橋梁1を所定の形状に調節するようにしてい
る。
【0005】この際、橋梁1は、延長に伴って勾配、撓
み量が変化して形状が変化することになるために、橋梁
1が延長される毎に形状を計測する必要がある。
【0006】従来、このような橋梁1の形状を計測する
手段としては、トランシットを用いる方式が一般的に採
用されて来た。
【0007】トランシットによる計測方法は、従来から
行われている測量と全く同じ方法によるものであり、橋
梁1の複数の高さ計測点にマーキングを行い、固定側の
基準位置に設置したトランシットと高さ計測点までの距
離と、トランシットによって計測した水平に対する高さ
計測点の角度とから、各高さ計測点の標高を求めること
により橋梁1の形状を計測するようにしている。
【0008】上記したトランシットを用いた橋梁1の形
状計測は、通常温度変化の少ない夜間に実施するように
している。
【0009】しかし、前記従来のトランシットを用いた
橋梁1の形状計測方式は、計測に非常に時間が掛かると
共に、計測作業が非常に重労働であり、また計測に長い
時間が掛かるために計測作業中に温度が変化してしまい
橋梁の形状が変化してしまうことにより、計測誤差を生
じてしまうという問題を有していた。
【0010】近年では、現地作業の省力化が要求される
ようになってきており、計測の自動化がすすめられてい
る。
【0011】橋梁の形状計測の自動化の一つの方法とし
ては、図9に示すように、橋梁1の橋桁内に一本の連通
管5を通し、該連通管5を、構造部材6に支持させるよ
うにして高さ計測点7a〜7dに立設させた水位管8の
夫々に接続し、且つ連通管5の基端を、基準水面Lが前
記水位管8の上下中間位置になるように固定側9(地
上)に設置した基準タンク10に接続した構成とし、前
記各水位管8内に備えたフロート11の移動を検知スケ
ール12及び信号発生部13により検出して検出値を電
気信号として信号ケーブル14を介して演算装置15に
導き、該演算装置15にて前記高さ計測点7a〜7dの
標高を検出して橋梁1の形状を計測するようにしてい
る。図中16は給水タンク、17は基準タンク10に給
水する給水ポンプ、18は基準タンク10の基準水面L
を保持するためのオーバーフロー管を示す。
【0012】また、橋梁の形状計測の自動化の他の方法
として、前記と同様に備えた水位管8内に浮かせた図示
しない内筒に作用する浮力をロードセルで計測すること
により標高を計測する方法等が報告されている。これら
の方法では、検出値を電気信号として得るようにしてい
るので、容易にデジタル値に変換して計算機を用いた処
理を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
に橋梁1に水位管8を立てる方式では、水位管8は橋梁
1の箱桁内に設置するか、或いは橋面上に設置すること
になるが、水位管8の高さは製作・取り付け面から2〜
3mが限度であり、橋梁1のキャンバーあるいは変位が
これ以上大きくなる場合には検出できず、そのために水
位管8の移設作業が必要になるという問題がある。
【0014】また、計測途中での水位管8の移設は、水
位管8の盛換え点で設置誤差が発生する他、盛換えによ
って測定点数が増えるなどの問題がある。
【0015】また、前記したように長尺の水位管8を垂
直に立てて構造部材6に固定する固定作業が非常に大変
で、作業に時間が掛かる問題がある。
【0016】本発明は、斯かる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、橋梁の形状計測を、容易に且つ短時間
に、高精度で実施することができる橋梁の形状計測装置
を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基準水面を保持できるように固定側に備えた基準タ
ンクと、該基準タンクに接続された連通管と、該連通管
の長さ方向に沿って備えた複数の分岐管と、各分岐管の
夫々に備えた圧力センサと、各圧力センサを橋梁の高さ
計測点から均一高さに保持するようにした固定支持具
と、前記各圧力センサの検出圧力に基づいて基準タンク
の基準水面に対する高さ計測点の標高を演算する演算装
置とを備えたことを特徴とする橋梁の形状計測装置、に
係るものである。
【0018】請求項2に記載の発明は、各分岐管に、空
気抜き弁を有する空気抜き管と、水張り弁を有する水張
り管とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の
橋梁の形状計測装置、に係るものである。
【0019】請求項3に記載の発明は、圧力センサが、
半導体センサであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の橋梁の形状計測装置、に係るものである。
【0020】請求項1に記載の発明では、分岐管及び圧
力センサを固定支持具に支持させるようにしているの
で、分岐管及び圧力センサの設置作業を著しく簡略化す
ることができ、橋梁の多数の高さ計測点の標高を、簡単
な操作で能率的に計測できる。
【0021】また、圧力センサを、固定支持具にて支持
するようにしているので、固定支持具を高さ計測点に設
置するのみで、圧力センサを常に高さ計測点から均一高
さになるように保持させることができる。
【0022】請求項2に記載の発明では、空気抜き弁に
より気泡を外部に排出することによって正確な計測を行
うことができると共に、圧力センサに対して均一水頭高
さに備えた水張り弁により、実際に形状計測を開始した
際に計測誤差を生じることのないゼロ点調整を容易に行
うことができる。
【0023】請求項3に記載の発明では、圧力センサに
半導体センサを用いていることにより、橋梁の形状を非
常に高い精度で計測できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0025】図1は本発明を実施する形態の一例を示し
たもので、建設途中の橋梁1の高さ計測点7a〜7d
(7a,7bのみを図示している)である同一高さに設
けられている橋桁19上に沿って連通管20を配設して
いる。連通管20には、所定の間隔ごとに複数の分岐管
21が設けられている。
【0026】また、固定側9(地上側)には架台22を
介して基準タンク23が所要の高さに設けてあり、該基
準タンク23の底部に、元弁42を介して前記連通管2
0の一端が接続されている。基準タンク23は、給水管
24から供給された給水がオーバーフローすることによ
って基準水面Lを保持できるようになっている。25は
オーバーフロータンクである。
【0027】前記分岐管21の夫々の基端部には基端弁
32が備えられており、且つ各分岐管21の上下中間部
には、導管26を介して圧力センサ27が接続されてお
り、また導管26の接続部より上部位置には水張り管2
8を介して水張り弁29が接続されており、更に前記分
岐管21の上端には空気抜き管30を介して空気抜き弁
31が接続されている。上記分岐管21、圧力センサ2
7、水張り弁29及び空気抜き弁31は、固定支持具3
3に支持されている。
【0028】図2及び図3は、固定支持具33の一例を
示したもので、固定支持具33は、設置台34と、平面
形状がL字或いはコの字状を有して前記設置台34上に
垂直に固定された垂直支持部35とから構成されてお
り、前記分岐管21、圧力センサ27、水張り弁29及
び空気抜き弁31が前記垂直支持部35に固縛等により
固定されており、且つこの時、設置台34の下面と前記
圧力センサ27までの高さが均一高さ36となり、且つ
圧力センサ27から水張り弁29までの高さが均一水頭
高さ37になるように固定されている。38は固定支持
具33を持ち運ぶ際の把持用穴である。
【0029】前記基準タンク23は、図1に示すように
基準水面Lが前記橋梁1の高さ計測点7a,7bに設け
ている水張り弁29及び空気抜き弁31より所要高さだ
け高い位置になるように設置されている。
【0030】上記圧力センサ27には、半導体センサが
用いられており、且つ圧力センサ27の夫々には検出さ
れた電気信号の検出値を増幅するインジケータ39が接
続されており、該インジケータ39からの検出信号が信
号ケーブル40により固定側9の演算装置41に導かれ
るようになっており、該演算装置41により前記圧力セ
ンサ27の検出圧力に基づいて基準タンク23の基準水
面Lに対する高さ計測点7a,7bの標高を演算するよ
うになっている。
【0031】以下、上記図1〜図3に示した実施の形態
例の作用を説明する。
【0032】橋梁1の形状計測に先立って、基準タンク
23に接続された連通管20を、高さ計測点7a,7b
である橋桁19上に沿わせて橋梁1に配置し、前記連通
管20に設けられた分岐管21を支持している固定支持
具33を、高さ計測点7a,7bである橋桁19の上面
に設置する。
【0033】すると、固定支持具33に支持されている
圧力センサ27は、高さ計測点7a,7bである橋桁1
9から均一高さ36となり、また、水張り弁29は圧力
センサ27から均一水頭高さ37に自動的に保持され
る。
【0034】この時、固定側9(地上側)に設けた基準
タンク23を、基準水面Lが前記水張り弁29及び空気
抜き弁31より所要高さだけ高い位置になるように設置
する。
【0035】上記において、元弁42及び基端弁32を
開け、水張り弁29及び空気抜き弁31を閉じた状態に
すると、圧力センサ27によって該圧力センサ27と基
準タンク23の基準水面Lとの水頭差が検出され、検出
された圧力がインジケータ39で増幅された後、固定側
9に設けられた演算装置41に導かれ、該演算装置41
により、前記圧力センサ27の検出圧力に基づいて基準
タンク23の基準水面Lに対する高さ計測点7a,7b
の標高を演算することができる。
【0036】即ち、圧力をP、水の密度をρ、重力を
G、高さをHとすると、P=ρGHの式から標高を求め
ることができる。
【0037】上記橋梁1の形状計測において、連通管2
0及び分岐管21内部に気泡が混入すると、圧力センサ
27が真の圧力を検出することができなくなるので、検
出に先立って、基端弁32及び空気抜き弁31を開けて
気泡を外部に排出する。このように、気泡を完全に除去
しておくことにより正確な計測ができるようになる。最
初に気泡を完全に除去しておくと、再び気泡が混入する
ようなことはなかった。
【0038】また、前記各圧力センサ27にて圧力を検
出する際には、各圧力センサ27のゼロ点調整を行う必
要があるが、単に圧力センサ27に水圧が掛からないよ
うにした状態でゼロ点調整を行っても、実際に計測を開
始すると計測誤差を生じることが確認された。
【0039】このため、圧力センサ27のゼロ点を調整
するときは、前記空気抜きを行った後に、空気抜き弁3
1を閉じ、水張り弁29を開けた状態で基端弁32を開
け、その後直ちに基端弁32を閉じる。すると、圧力セ
ンサ27は大気圧に解放されることになる、圧力センサ
27には水張り弁29までの均一水頭高さ37の水頭圧
がかかっているので、ゼロ点の調整としては均一水頭高
さ37の水頭圧に調整することになる。このようにする
と、実際に計測を開始した際に計測誤差を生じることの
ないゼロ点調整が可能となる。
【0040】更に、本発明による橋梁の形状計測装置に
よる測定精度について説明する。
【0041】橋梁1の形状計測を行う際の許容誤差は対
象とする橋梁1によっても異なるが、中央スパン400
mを越える長大斜張橋では、桁のキャンバーの架設精度
の目標値は通常略±100mm程度となっている。計測
誤差を10%程度許容できると考えることは議論の余地
はあるが、おおむね±10mm以内で測定できれば、橋
梁1のレベル測量による人的誤差と大差ないと考えられ
る。
【0042】スパンの短い橋梁1では、更に高いキャン
バーの形状測定精度が要求されるが、これに対してはレ
ンジの小さい圧力センサ27を選定することで対応でき
る。ここでは計測誤差±10mmを目安として、測定精
度の検討を行った。また、前記計測精度を保持するため
に、どのような圧力センサ27が採用できるかについて
検討した。
【0043】中央スパン900mの斜張橋を中央に向っ
て張り出し架設を行う場合を想定する。このときの桁の
縦断勾配、たわみ量を考慮すると、圧力センサ27の容
量としては水頭差:10m(レンジ:1kgf)は確保
しておきたい。このようなセンサ測定精度については圧
力センサの製品カタログにも示されているが、ここでは
実橋における測定を想定して測定精度の確認実験を行っ
た。
【0044】実験は、工場内の圧力容器支持鉄塔を用い
て行った。鉄塔の鉛直柱にスケールを張り付け、その横
にビニールチューブを沿わせて、下方から水道水を注入
させた。水面の位置を目視で読みとり、圧力計から求ま
る値とスケールの読み値との比較を行った。
【0045】圧力センサとしては、センサ−アンプ一
体型(レンジ1kgf)、センサ−アンプ分離型(レ
ンジ2kgf)、半導体センサ(レンジ1kgf)の
3種類を選定した。
【0046】はセンサとアンプが一体となった簡易型
の圧力センサであり、安価で市販されていることから、
この圧力センサを実験ケースとして選択した。
【0047】は通常使用されているセンサとアンプが
分離したタイプである。1kgfレンジが規格にないこ
とから、ここでは2kgfレンジを使用した。
【0048】は半導体である単結晶シリコン上に形成
されたホイストーンブリッジを圧力受感部とした圧力セ
ンサであり、ブリッジ抵抗間のばらつきを補正する回路
と温度補償回路が組み合わされている。のセンサ−ア
ンプ分離型はアンプが計測室にまとめて設置されるのに
対して、はセンサの近くにデジタル表示のあるアンプ
(図1〜3のインジケータ39)が設置されるので、個
々の圧力センサについて圧力を大気解放して行うゼロ点
調整作業が容易にできる。
【0049】図4、図5、図6はそれぞれの圧力センサ
、、に対する計測誤差を示す。横軸は目視による
スケールの読み値を示し、縦軸は圧力センサから求めた
水面高さとスケール読み値の差(高さ換算値の誤差)を
示す。図中白丸は水面を上昇させたとき、黒丸は水面を
下降させたときの値を示している。
【0050】スケールの読み値に対して、センサ−アン
プ一体型では70mm、センサ−アンプ分離型では9m
mの誤差が生じているのに対して、半導体センサではそ
の差が6mm以下であることがわかる。よって、橋梁の
形状計測には、±10mm以内の誤差を保持できる半導
体センサが好適に利用できる。
【0051】また、圧力センサの計測精度に影響を与え
る因子としては、直線性のほかにヒステリシスと再現性
誤差、さらに、周辺温度の変化による無加圧状態での出
力の変化(ゼロシフト)と感度変化(スパンシフト)が
主な影響因子であるが、それらの何れに対しても、半導
体センサでは測定誤差を±10mm以内に充分収めるこ
とができることが判明した。
【0052】なお、ここで温度変化による水の比重の影
響を考えてみる。水温の変化による比重の変化:Δρ/
ρ、測定時の圧力:Pとすると、圧力の誤差はΔP=P
×|Δρ/ρ|となる。|Δρ/ρ|は水温が高くなる
と大きくなり、この結果、ΔPは10mm以上になるこ
ともあるので、計測時に水温を測り、水温の変化による
比重の変化分を補正することにより、水温が変化した場
合にも精度の高い計測を可能にすることができる。
【0053】図7は、橋梁を95m張り出したときの半
導体センサを用いた圧力センサにより自動計測を行った
ときの計測値(●印)とレベル測量による実測値(■
印)とを比較した架設誤差を示す。図7からレベル測量
との差は5mm以下になっており、結果的には圧力セン
サの線形誤差の範囲内になっており、よって、半導体セ
ンサは橋梁の形状計測において実用的に問題はないと言
える。
【0054】尚、計測精度が比較的緩やかな場合には、
前記した半導体センサ以外の圧力センサを用いるように
することができることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、分岐管
及び圧力センサを固定支持具に支持させるようにしてい
るので、分岐管及び圧力センサの設置作業を著しく簡略
化することができ、橋梁の多数の高さ計測点の標高を、
簡単な操作で能率的に計測できる効果がある。
【0056】また、圧力センサを、固定支持具にて支持
するようにしているので、固定支持具を高さ計測点に設
置するのみで、圧力センサを常に高さ計測点から均一高
さになるように保持させることができる効果がある。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、空気抜き
弁により気泡を外部に排出することによって正確な計測
を行うことができると共に、圧力センサに対して均一水
頭高さに備えた水張り弁により、実際に形状計測を開始
した際に計測誤差を生じることのないゼロ点調整を容易
に行うことができる効果がある。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、圧力セン
サに半導体センサを用いていることにより、橋梁の形状
を非常に高い精度で計測できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す側面図であ
る。
【図2】固定支持具の一例を示す側面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】センサ−アンプ一体型の圧力センサの実験測定
誤差を示す線図である。
【図5】センサ−アンプ分離型の圧力センサの実験測定
誤差を示す線図である。
【図6】半導体センサの実験測定誤差を示す線図であ
る。
【図7】橋梁の張出距離と架設誤差を、半導体センサに
よる計測とレベル測量の場合とで比較した線図である。
【図8】橋梁の一例の半分の長さを示す側面図である。
【図9】従来の橋梁の形状計測装置の一例を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 橋梁 7a,7b,7c,7d 高さ計測点 9 固定側 20 連通管 21 分岐管 23 基準タンク 27 圧力センサ 28 水張り管 29 水張り弁 30 空気抜き管 31 空気抜き弁 33 固定支持具 36 均一高さ 41 演算装置 L 基準水面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準水面を保持できるように固定側に備
    えた基準タンクと、該基準タンクに接続された連通管
    と、該連通管の長さ方向に沿って備えた複数の分岐管
    と、各分岐管の夫々に備えた圧力センサと、各圧力セン
    サを橋梁の高さ計測点から均一高さに保持するようにし
    た固定支持具と、前記各圧力センサの検出圧力に基づい
    て基準タンクの基準水面に対する高さ計測点の標高を演
    算する演算装置とを備えたことを特徴とする橋梁の形状
    計測装置。
  2. 【請求項2】 各分岐管に、空気抜き弁を有する空気抜
    き管と、水張り弁を有する水張り管とを備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の橋梁の形状計測装置。
  3. 【請求項3】 圧力センサが、半導体センサであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の橋梁の形状計測装
    置。
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