JPH10224743A - 音声信号記録再生装置及び音声信号記録再生方法 - Google Patents

音声信号記録再生装置及び音声信号記録再生方法

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JPH10224743A
JPH10224743A JP9023654A JP2365497A JPH10224743A JP H10224743 A JPH10224743 A JP H10224743A JP 9023654 A JP9023654 A JP 9023654A JP 2365497 A JP2365497 A JP 2365497A JP H10224743 A JPH10224743 A JP H10224743A
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sound
audio signal
recording
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JP9023654A
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Inventor
Noboru Murabayashi
昇 村林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声信号を記録する記録媒体の容量を節減す
る音声信号記録装置とその方法の提供。 【解決手段】 一連の音声信号(A)を所定の区間a
1, a2,a3,....,とするように分けて各区間の音声
信号の平均的なレベル又はパワーを検出し、その区間に
有用な音声信号が有るか無いかを有音区間、または無音
区間として判別する。無音区間は本質的に記録しない区
間として記録(B)するが、再生時に有音区間に続いて
無音区間があった部分は、記録時の識別データ、又は再
生時に検出によって判別できるようにし、例えば0デー
タを所定期間補間するデータ補間区間(ah)を形成し
て、話の間が不自然とならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音声信号
を光ディスクやハードディスクなどの大容量記録媒体或
いは、メモリカードなどの半導体記録媒体に記録し再生
する信号記録再生装置及び方法に関する。また、特に映
像信号に付加されている音声信号を記録し再生する場合
に好適な音声信号記録再生装置、及び記録再生方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】長時間記録したビデオテープを高速再生
し、映像と音声を短時間の内に楽しむことのできるビデ
オテープレコーダが開発されている。このようなビデオ
テープレコーダでは、映像は所定のフレームを間引いて
再生処理することで時間を短縮した映像を見ることがで
きる。一方、音声信号も、例えば人の会話の内容などが
できるだけ理解できるように、無音部分はできるだけ再
生せず、有音部分をできるだけ再生するようにして短時
間再生を行なっている。
【0003】また、記録時において映像は間引いて記録
し、音声信号は無音部分はできるだけ記録せず、有音部
分をできるだけ記録するようにして、例えば、放送番組
などを復数チャンネル分、できるだけ長時間にわたり光
ディスク等の大容量記録媒体に記録し、任意の時刻に、
好みの番組が短時間に再生できるような記録再生装置が
提案されている。(特願平8−325878号) このような装置では光ディスクやハードディスクに音声
信号を記録する際、小容量の光ディスクやハードディス
クによって、できるだけ多くの情報を記録できるように
音声信号の有無を検出しながら、有音区間だけを記録す
ることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したテープレコー
ダに見られるように 記録時に無音部分を記録する場合
は記録媒体の容量を節減する上ではあまり効果的でな
く、また再生時に無音部分を再生出力しないようにして
有音部分のみを再生するような音声信号処理を行うと、
例えば、人の会話などで、有音部と有音部の短い無音部
をも省いて、有音部と有音部とを続けて再生することに
なるため聴覚上、聞きづらくなることという問題があ
る。また、光ディスク等を使用した記録再生装置におい
ても、上記で述べた短時間再生ビデオテープレコーダの
音声信号処理と同様に有音部と有音部の短い無音部を省
いて、それら有音部と有音部とを続けて記録し、再生時
はそのまま再生したのでは、記録媒体の記録容量という
観点からは効果的であるが、聴覚上では大変に聞きづら
いものとなってしまう。
【0005】本発明は、上記のような短時間再生のため
の音声信号処理を行なった場合でも聴覚上、聞きづらく
なることはなく、効率良く、有効な音声信号のみを記録
し、一定容量の記録媒体により多くの情報信号を記録で
きるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)音声信号の所定区間毎に、所望の音声情報がより
多く含まれる有音区間であるか、所望の音声情報が多く
は含まれない無音区間であるかを検出する音声信号検出
手段と、(2)上記音声信号検出手段により検出された
有音区間と無音区間との識別を行なう識別信号と上記有
音区間の音声信号を記録する記録手段と、(3)上記識
別信号を検出し上記無音区間に対応する音声信号区間を
補間して音声信号を再生する再生手段が備えられてい
る。
【0007】
【作用】所定の音声信号区間に所望の音声情報が多くは
含まれない無音区間をできるだけ除いて、所望の音声情
報がより多く含まれる有音区間の音声情報を記録する。
再生時に有音区間の前、或いは、後に無音区間があるこ
とを検出した場合はその無音区間に対応する補間を行な
うことで、聴覚上何ら問題のない良好な音声信号の高速
再生を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て次の順序で図面を用いて説明する。 (1)本発明の動作原理 (2)本発明のシステム全体の概要を示すブロック構成
図 (3)本発明の動作フローチャート (4)本発明の他の実施形態の動作原理 (5)本発明の他の実施形態例のブロック構成図 (6)本発明の他の実施形態例の動作フローチャート (7)本発明の音声信号と映像信号の同期方法 (8)音声信号と映像信号の同期処理系ブロック構成図 なお、ここでは簡単の為、光ディスク記録媒体を用いた
高速再生ができる記録再生装置に本発明を適用した場合
について説明するが、これに限らず記録媒体としてハー
ドディスクやメモリカードのような半導体メモリ、或い
はテープ記録媒体など、一般的な記録媒体を用いた記録
再生装置においても適用できる。
【0009】(1)本発明の動作原理 図1は本発明の動作原理を説明するための音声信号の波
形図を示すものである。ここで、簡単の為、音声のサン
プリング周波数fsを32KHzとし、音声データの処
理時間単位t(sec)を、映像信号との同期を考え
て、映像フレームと同様に選ぶと、1 フレーム区間(2
9.97フレーム/SEC)に含まれる、音声データnは、 n=32000/29.97=1067.7(サンプ
ル) となる。図1(a)に示すものは、上記したように、1
フレーム区間毎に区切った人声信号を含む音声信号の波
形の様子を示す一例である。区間a1、a5、a6、a
7は有音区間で、区間a2〜a4は無音区間とする。こ
こで、有音区間とは所望の音声情報信号が多く含まれる
音声区間で、無音区間とは、所望の音声情報信号が少な
い音声区間とし、区間内の音声信号レベルiの平均値
P、或いは、平均パワーWを次の式で演算して有音区間
及び無音区間の区別を行う、すなわち
【数1】 などを算出し、この値を所定のしきい値と比較し、小さ
い場合は、無音区間、大きい場合は有音区間と判別する
ことができる。なお、検出すべき音声情報としては人声
を選択するときは、たとえば300Hz〜3KHzの可
聴周波数をフイルタ等で選択しそのレベルを判別するこ
ともできる。また、音声区間は1フレームに限らず、2
〜3フレームのサンプル数を単位として判別するように
しても良い。
【0010】図1の音声信号波形の場合で必要な信号区
間は、有音区間a1、a5〜a7の信号区間であるか
ら、図1(b)に示すように無音区間a2〜a4を、す
べて除き、有音区間のa1、a5〜a7だけをそのまま
音声信号として出力するようにしている。すなわち、光
ディスクやハードディスクなどの記録媒体に有音区間の
a1、a5〜a7の音声信号だけを記録し、再生時にa
1、a5〜a7の区間の音声信号をそのまま再生して出
力し、音声の高速再生、いわゆる、話速変換を行なう。
記録時に除いた無音区間a2〜a4は、この例では約1
00msecの短い区間であり、いわゆる話の途絶えた
間ではなくこの区間を除いて再生出力すると、人声が重
なって聞こえるかのような錯覚を起こすなどし、聴覚上
聞きづらくなってしまう。そこで、このような短い無音
区間は除かず、a1〜a7の音声区間をそのまま出力す
れば上記のように聞きづらくなることはないが、a2〜
a4の無音区間のデータ、1067×3=3201(サ
ンプル) は有効データでないにもかかわらず記録しな
ければならず、記録媒体を有効に使用しないことにな
る。
【0011】そこで、聴覚上の聞きづらさを低減させる
為、図1(C)に示すように、再生時に有音区間a1の
後ろに、無音区間に相当する補間信号(データ)区間a
hを補間して、音声を出力するようにしている。なお、
この補間データ区間ahの長さは1フレーム時間に限定
されるものでないが、後で述べるように映像信号との同
期を考えると、ほぼフレーム単位で設定することが好ま
しい。上記のような信号処理を行なうことで、等価的に
見掛け上、話の間ではなく、話速変換上で必要な無音区
間を挿入したことになり聴覚上の聞きづらさを低減する
ことができる。この補間データを挿入する区間の識別の
為、図2(A )に示すように音声データのブロックをシ
ンク部S、ヘッダ部Hおよび音声データ部Aで構成する
際に、ヘッダ部Hにその識別データが割り当てられるよ
うにしている。再生時にはこの識別データを検出するこ
とで、データ補間区間を認識することができる。補間デ
ータとしてはダミーの無音データ、すなわち、2の補数
(2’sコンプリメント) 処理の場合はゼロデータを挿
入する。また、図2(B)に示すように例えば、有音区
間内a1内に無音区間部a11が存在する場合には、そ
の部分a11も記録されているので、再生時にその部分
a11を検出して取り出し、a11を所定回数繰り返し
て補間データ区間ahとして出力するようにしても良
い。
【0012】(2)本発明のシステム全体の概要を示す
ブロック構成図 図3のシステム全体ブロック構成図を用いて本発明の信
号処理動作を説明する。まず初めに記録系ブロックにつ
いて説明する。入力音声信号は、音声信号A/D変換系
回路部1にてA/D変換処理がなされバッフアbf1 を介
してデータバスDBに供給すると同時に、有音/無音区
間検出系回路部2にも入力する。有音/無音区間検出系
回路部2では所望の音声情報がより多く含まれる有音区
間であるか、所望の音声情報が多くは含まれない無音区
間であるかを前記した式(1.1)または(1.2)に
よって判別し、その検出信号はシステムコントローラ3
に入力する。システムコントローラ3は、上記の無音区
間はできるだけバッフアメモリ系7には音声データを記
録せず、有音区間のみをできるだけバッフアメモリ系7
に記録するようにアドレス発生系回路部4を制御し、ア
ドレス発生系回路部4はその書き込みアドレスをアドレ
スバスABに出力する。bf1は記録系の書き込み用バ
ッファで、このバッファを介して音声データは、サンプ
リング周波数fsのレートでバッフアメモリ系7に書き
込まれる。アドレス発生系回路部4は、システムコント
ローラ3に制御されて、サンプリング系(fs系)デー
タ書き込み用アドレス、およびfs系の読み出し用のア
ドレスを発生すると共に、記録系(RF系)のデータ読
み出し用アドレス、およびRF系のデータ書き込み用ア
ドレスをマルチプレックス処理して、各々のアドレスを
発生する。
【0013】次に、アドレス発生系回路部4は時間軸圧
縮してバッファメモリ系7から音声データを読み出す読
み出しアドレスを発生し、時間軸圧縮されたバッフアメ
モリ系7のデータがデータバスDBを通り読み出し用バ
ッファbf2を介して、記録レート(RFレート) で音
声データが読み出される。読み出された音声データは音
声信号圧縮処理系回路部8においてMPEG Audi
oなど適当な帯域圧縮処理(エンコード)がなされ、記
録信号処理系回路部9に入力する。この記録信号処理系
回路部9では、図示しない映像信号とのマルチプレック
スや誤り訂正符号付加や識別信号発生系回路部10から
の識別信号付加などの他、EFM(plus)などの記
録に適した変調処理がなされる。本実施の形態では、こ
の記録信号処理系回路部9には有音/無音区間を検出し
た信号から生成さる識別信号が識別信号生成系回路部1
0から供給され、変調処理がなされた音声データに組み
込まれる点に特徴がある。そして、記録信号処理系回路
部9からの記録信号は光学ピックアップ15を介して光
ディスク記録媒体14(又はハードディスク等の記録媒
体)に記録される。
【0014】次に再生系のブロックについて説明する。
光ディスク記録媒体14に記録されているデータは光学
ピックアップ15を介し取り出され、再生信号処理系回
路部12にて、記録時に変調されたデータの復調処理の
他、誤り訂正や図示しない映像信号とのデマルチプレッ
クス処理及び、識別信号の分離と検出などの種々の信号
処理がなされる。再生信号処理系回路部12からの再生
信号は識別信号検出系回路部16及び音声信号伸長処理
系回路部11に入力する。識別信号検出系回路部16に
て検出された識別信号はバッファbf5を介してデータ
バスDBに入り、記録系のアドレスデータに基づいて一
旦バッフアメモリ系7に書き込まれる。音声信号伸長処
理系回路部11では記録時にMPEG Audio等の
帯域圧縮処理された音声データをデコードする。デコー
ド処理されたデータは、データ書き込み用バッファbf
3を介してデータバスDBを通り、メモリ系7に書き込
まれる。
【0015】バッフアメモリ系7に蓄えられている時間
軸圧縮された音声データは、アドレス発生部4により発
生するアドレスによってサンプリング系(fs系)のレ
ートで時間軸伸長されてデータバスDBを通り、fs系
データ読み出し用バッファbf4を介して読み出され
る。また、バッフアメモリ系7の所定のメモリ(マッ
プ)領域に書き込まれている識別データは識別信号読み
出し用バッファbf6を介して予システムコントローラ
3に読み出されているので、音声信号補間処理系回路部
6において有音区間と有音区間との問を前述したように
聴覚上、聞きづらくないように補間処理をすることがで
きる。補間処理された音声データは音声信号A/D変換
系回路部5においてD/A変換された後に出力される。
【0016】(3)本発明の動作フローチャート 図4は、本発明の動作フローチャートを示すものであ
る。この図を用いて動作処理について説明する。この動
作フローは本発明の動作概要を示すもので、動作の詳細
は前記(1)本発明の動作原理、及び、(2)本発明の
システム全体ブロック構成図において説明されている。
ステップS0からスタートし、ステップS1において記
録モードか再生モードかが判別される。記録モードの場
合はステップS2に移行し、有音/無音区間の検出がな
される。ステップS3において無音区間ではないと判別
されると、ステップS4においてバッファメモリ系にデ
ータが蓄えられる。ステップS3において無音区間であ
ると判別される場合にはステップS6において無音区間
の識別データを発生し、無音区間のデータは書き込ま
ず、その識別データをバッフアメモリの所定エリアに書
き込む。ステップS5ではバッファメモリから時間軸圧
縮して、書き込まれたデータを読み出し、記録媒体に記
録を行なう。ステップS12で停止入力があればステッ
プS13でストップする。
【0017】一方、ステップS1において再生モードの
場合には、ステップS7において、無音区間の識別デー
タを検出し、ステップS8で識別データが検出された場
合には、ステップS9において再生データを補間し、ス
テップS10において音声出力する。ステップS8にお
いて識別データが検出されない場合には、そのままステ
ップS10に移行する。ステップS11において停止入
力があればステップS13でストップする。
【0018】(4)本発明の他の実施形態の動作原理 この実施の形態では、前述したような無音区間の識別デ
ータを用いることなく再生データから、有音区間と有音
区間との問にある無音区間を推定処理し、その推定され
た無音区間を所定のデータで補間処理し、音声信号を出
力する点に特徴を有する。図5は、本発明の他の実施の
形態の動作原理を示す音声信号とその音声データの説明
図である。音声信号波形図が(A)に示すように有音区
間a1.a5によって記録されている場合に、同図
(B)に示しめされているように再生時に例えば、有音
区間a1における最後端部から1サンプル前と最後端部
の音声データa1(n−1)、a1(n)と、次に続く
有音区間a5における先端部と次の音声データa5
(1)、a5(2)から音声信号の連続性を判別し、不
連続性が認められる場合には、その有音区間a1と有音
区間a5との間には記録時に無音区間に相当する音声信
号区間が存在していたと推定し、所定の音声データ(例
えば所定の数の0データ)を補間処理し、音声信号を出
力する。音声データの連続性判別は音声データの微分値
より、その勾配及び、符号値から判別することができる
が、簡単の為、音声データの差演算を行なって、その演
算値から判断する。すなわち、有音区間a1の後端部の
データ差と、有音区間a5の先端部のデータ差、
【数2】 を演算し、D1とD2の符号が同じで、値がほぼ同じ場
合は、微分係数が同じと判別し、有音区間a1と有音区
間a5は連続しており、その間には無音区間は存在しな
いと判断する。また同図(C)に示したように、有音区
間a1における最後端部から1サンプル前と最後端部の
音声データa1(n−1)、a1(n)と、次に続く有
音区間a5における先端部と次の音声データa5
(1)、a5(2)から上記した差分データD1,D2
を算出したときに、D1とD2の符号が異なるか、その
値が近くない場合は、有音区間a1と有音区間a5は不
連続で、その間には無音区間が存在すると判別する。な
お、この判別式(1.3)(1.4)は各フレームで2
つの音声データから差分データD1、D2を算出した
が、フレーム間の継ぎ目の前後で3以上の音声データを
使用して、音声信号の連続性を判別してもよい。補間す
る音声データとしては、前述した本発明の実施の形態と
同様に、ゼロデータ或いは、有音区間内における無音デ
ータを使用する。
【0019】(5)本発明の他の実施形態例のブロック
構成図 図6は、本発明の他の実施の形態ブロック構成図の一例
であり、上記した図1の符号と同一部分は同一の機能を
示していると考えられる。この他の実施の形態のブロッ
ク回路では、前述したような有音区間を識別する識別信
号を用いることなく、再生時に無音区間を省いた有音区
間と有音区間の間を検出し、補間処理を行ない、音声信
号の聴覚上の聞きづらさを低減させるものである。
【0020】初めに記録系の信号処理について説明す
る。入力音声信号は音声信号A/D変換系回路部1でA
/D変換処理され、有音/無音区間検出系回路部2に入
力し、所望の音声情報がより多く含まれる有音区間を検
出し、その区間が記録されるようにシステムコントロー
ラ3に入り、アドレス発生系回路部4が制御され書き込
みアドレスが発生し、fs系データ書き込み用バッファ
bf1を介してバッフアメモリ系7に有音区間のデータ
がfs系のレートで書き込まれる。
【0021】バッフアメモリ系7に書き込まれた音声デ
ータはRF系データ読み出し用バッファbf2を介し
て、アドレス発生系回路部4からのアドレスに従って、
時間軸圧縮されてバッフアメモリ系7から読み出され
る。読み出された音声データは音声信号圧縮処理系回路
部8に入力しMPEG Audioなどの適当な帯域圧
縮処理がなされ、記録信号処理系回路部9に入力する。
記録信号処理系回路部9において誤り訂正符号付加や、
図示しない処理された映像信号とのマルチプレックス及
び、EFM(plus)など記録に適した変調など種々
の信号処理がなされた後、光ピックアップ15を介して
光ディスク記録媒体に記録される。
【0022】次に、再生系の信号処理について説明す
る。光ディスク記録媒体からのデータは光ピックアップ
15を介して取り出され、再生信号処理系回路部12に
入力する。再生信号処理系回路部12ではデータの復調
処理、誤り訂正、図示しない映像信号とのデマルチプレ
ックス処理など、種々の信号処理がなされる。再生信号
処理系回路部12からの音声データは、音声信号伸長処
理系回路部11にて、記録時にエンコードされたデータ
をデコードし、その後、アドレス発生系回路部4による
書き込みアドレスに従って記録側(RF)のレートで、
RF系データ書き込み用バッファbf3を介しデータバ
スDBを通り、バッフアメモリ系7に書き込まれる。
【0023】バッフアメモリ系7に書き込まれた音声デ
ータはアドレス発生系回路部4からの読み出しアドレス
に従ってサンプリング系(fs系)データ読み出し用バ
ッファbf4を介してfs系のレートで時間軸伸長され
て読み出され、音声区間検出系回路部17及び音声信号
補間処理系回路部6に入力する。音声区間検出系回路部
17では前述したように有音区間と有音区間のデータの
差分を演算して音声信号の連続性を検出し、有音区間で
挟まれた話の間が検出され、その検出結果により音声信
号補間処理系回路部6において聴覚上聞きづらくないよ
うに、音声信号が補間処理され、その後、音声信号D/
A変換系回路部5においてD/A変換され音声出力され
る。
【0024】(6)本発明の他の実施形態例の動作フロ
ーチャート 図7は、本発明の他の実施の形態動作フローチャートを
示すものであり、この図を用いて実施の形態の動作処理
について説明する。ステップT0からスタートし、ステ
ップT1において記録モードか再生モードかの判別がな
され記録モードの場合は、次のステップT2において無
音区間の検出が行なわれる。ステップT4において無音
区間と判別された場合は、ステップT3にて、その区間
のデータが除去され、ステップ11において停止入力が
あるか、ある時間以上の無音区間が続くようならばステ
ップT12でストップする。ステップT4において無音
区間でなく、有音区間であると判別される場合にはステ
ップT5においてバッファメモリ系に音声データを書き
込みステップT6で記録媒体に記録される。ステップT
14で停止入力があればステップT12に移行しストッ
プする。
【0025】一方、ステップT1で再生モードである場
合は、ステップT7において音声データの連続性が判別
されステップT8において、連続性がないと判別される
場合は次のステップT9において無音区間に相当する音
声区間が推定され、データが補間される。ステップT8
において連続性が有ると判別される場合は、ステップT
10で音声信号が出力される。ステップT13では、停
止入力が有る場合は、ステップT12のストップに移行
する。
【0026】(7)本発明の音声信号と映像信号の同期
方法 前述したように、音声信号のサンプリング周波数fsを
例えば32KHzとすると、映像信号の1フレーム区間
内のサンプルデータ数は1067.7サンプルとなるか
ら、サンプルデータ数は、1067サンプルか、106
8サンプルの何れかになる。このように何れかのサンプ
ル数を選択することで、平均的に標準サンプルデータ数
の1067.7近傍と見掛け上なる為に、本発明による
高速再生時においても、映像信号と音声信号の同期を取
ることが可能である。本発明では、無音データ区間を補
間する際に、上記のような、映像信号と音声信号との同
期処理を考慮して、補間データ数の制御を行なう。
【0027】図8(1)は、映像信号のフレーム基準信
号を示し、夫々のフレーム区間において音声データのサ
ンプル数が図に示すようであるとする。音声区間b3と
b6は、補間される音声区間であるとする。ここで、補
間される音声区間b3、b6のサンプルテータ数を適宜
に決めることにより映像信号と音声信号の同期を確立さ
せることができる。図8(2)はフレーム区間毎に、標
準サンプルデータ数に対するサンプル数の増減を示すも
のである。1067サンプルの場合は、−1 、1068
サンプルの場合は、+1とし、初めの音声区間b1は、
0からスタートしていると考える。b2の区間に入る
と、1067サンプルとなるので、−1とし、次のフレ
ームb3でデータを補間するときは、+1してすなわち
1068サンプルとし、標準サンプル数に近付ける。
【0028】又次のb4区間は、1068サンプルであ
るが、これを初期状態と考えると、その次のb5で10
68サンプルであれば、+1となり、この時点で、次の
補間データ区間b6では、標準サンプル数に近づける
為、1067サンプルとする。このように、初期状態、
或いは、データ補間区間を基準とし、サンプルデータ数
を累積加算して行き、次のデータ補間区間でその値が、
nである場合、そのデータ補間区間の補間すべきサンプ
ルデータ数mは、 m=k−n (k:初期値) とする。すなわち、補間データ区間の時点で、標準サン
プル数に近付けるように設定すれば、見掛け上、平均的
に映像信号と音声信号が同期することになり、映像を見
ていても、リップシンク(人の口の動きと音声のずれ)
などを生じることなく、良好な状態で、話速変換を行な
う高速再生を行なうことができる。
【0029】ここで、b1、b2などの音声区間は前述
した音声データのヘッダ部を検出することで知ることが
できるが、ヘッダ部が検出できない場合や、本発明の他
の実施の形態のような場合は、有音区間と有音区間との
間の不連続性を検出し、それまでのサンプルデータ数の
累積値から、その有音区間と有音区間との間に補間すべ
き補間データのサンプル数を決定する。例えば、図8の
場合にb2とb3の間で不連続性が検出されたときは、
b1とb2とのサンプル数の累積値r1を考えると、 r1=1067+1067 =2134 で、標準サンプル数の2区間分の累積値ra(213
5.4)よりも1少ないので、補間データ数は、106
8サンプルとする。また、b5とb6の間で不連続性が
検出されたときは、b4とb5とのサンプル数の累積値
r2を考えると、 r2=1068+1068 =2136 で、標準サンプル数の2区間分の累積値ra(213
5.4)に比較して、+1大きいから、b6区間は、補
間データ数を1067に設定することで映像信号周期と
の周期に近付くようにする。
【0030】(8)音声信号と映像信号の同期処理系ブ
ロック構成図 図9は、上記で述べた、音声信号と映像信号の同期処理
を行う補間データ生成ブロックの構成図の一例である。
カウンタ18には、映像信号のフレーム基準信号と音声
データ区間信号の基準信号が入力し、映像信号のフレー
ム基準信号でカウンタをリセットしながら映像フレーム
基準信号内の音声データのサンプル数を計測する。有音
期間の音声データ区間のサンプル数は前述した記録され
た音声データの前部に位置するヘッダ部を検出するか、
有音区間と有音区間との不連続性を検出することにより
知ることができるので、カウンタの計測値を、データ数
比較系回路部19に入力し、データ数が比較されると、
映像周期との差を示すサンプル数が次のデータサンプル
数累積加算系回路部20で累積されて行く。データサン
プル数累積加算系回路部20からの出力は、補間データ
数設定系回路部21に入力し、これにより設定された補
間データ数により、音声信号補間処理系回路部6におい
て、所定の数のデータが補間処理される。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記したような構成及び機能を
有することによって、音声信号をできるだけ有音区間の
み記録することにより記録媒体の容量を有効に利用する
ことができると共に、再生時に聴覚上何ら問題がない良
好な音声信号の短時間再生が実現できる。したがって、
長時間記録再生装置等で記録媒体の記録容量を効率良く
利用でき、より多くの情報信号が記録できる記録再生装
置が廉価に、かつシステムとして簡単な構成により実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明するための音声信号波
形図である
【図2】補間データの作成例を示す説明図である
【図3】本発明の概要を示す全体的なブロック構成図で
ある。
【図4】本発明の記録再生動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の他の実施形態を説明するための音声信
号の説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態をしめすブロック構成図
である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す記録再生時のフロ
ーチャートである。
【図8】本発明のデータ補間における映像信号と音声信
号の同期処理法の説明図である。
【図9】本発明の音声信号と映像信号の同期処理系の一
例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 音声信号A/D変換系回路部、2 有音/無音区間
検出系回路部、3 システムコントローラ、4 アドレ
ス発生系回路部、5 音声信号D/A変換系回路部、6
音声信号補間処理系回路部、7 バッファメモリ系、
8 音声信号圧縮処理系回路部、9 記録信号処理系回
路部、10 識別信号検出系回路部、11音声信号伸長
処理系回路部、12 再生信号処理系回路部、13 駆
動/サーボ系回路部、14 光ディスク記録媒体、15
光学ピックアップ、16 識別信号生成系回路部、1
7 音声区間検出系回路部、18 カウンタ、19 デ
ータ数比較系回路部、20 データサンプル数累積加算
系回路部、21 補間データ数設定系回路部、bf1
fs系データ書き込み用バッファ、bf2 RF系デー
タ読み出し用バッファ、bf3 RF系データ書き込み
用バッファ、bf4fs系データ読み出し用バッファ、
bf5 識別信号書き込み用バッファ、bf6 識別信
号読み出し用バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号の所定区間毎に、所望の音声情報
    がより多く含まれる有音区間であるか、所望の音声情報
    が多くは含まれない無音区間てあるかを検出する音声信
    号検出手段と、 上記音声信号検出手段により検出された有音区間と無音
    区間との識別を行なう識別信号と、上記有音区間の音声
    信号とを記録する記録手段と、 上記記録手段に記録された音声信号と補間した信号を出
    力する再生手段と、 上記無音区間に対応する音声信号区間を、検出した上記
    識別信号に基づいて補間する音声区間補間手段と、 を備えたことを特徴とする音声信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記音声信号には少なくとも、人声信号を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の音声信号記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】音声信号の所定区間毎に、所望の音声情報
    がより多く含まれる有音区間であるか、所望の音声情報
    が多くは含まれない無音区間であるかを検出し、 上記検出により検出された有音区間と無音区間との識別
    を行う識別信号と、有音区間の音声信号とを記録し、 再生時には上記無音区間に対応する音声信号区間を、再
    生された上記識別信号の基づいて補間し音声信号を再生
    することを特徴とする音声信号記録再生方法。
  4. 【請求項4】上記音声信号には少なくとも、人声信号を
    合むことを特徴とする請求項3に記載の音声信号記録再
    生方法。
  5. 【請求項5】所定区間毎に所望の音声情報がより多く含
    まれる音声信号のみを有音区間として記録する記録手段
    と上記有音区間を検出して音声信号を再生する音声信号
    再生手段と、上記有音区間の連続性を検出する音声区間
    検出手段と、 再生時に上記音声区間検出手段によって検出された上記
    有音区間の不連続部分を補間する信号補間手段と、 を備えていることを特徴とする音声信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】映像信号の同期周期内における上記音声信
    号のサンプリング数を計測し、上記信号補間手段で形成
    する補間データ数を設定するサンプル数計測手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1、または5に記載の音声
    信号記録再生装置。
JP9023654A 1997-02-06 1997-02-06 音声信号記録再生装置及び音声信号記録再生方法 Withdrawn JPH10224743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001255894A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Sony Corp 再生速度変換装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001255894A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Sony Corp 再生速度変換装置及び方法

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