JPH10224322A - スペクトル拡散多重伝送装置 - Google Patents

スペクトル拡散多重伝送装置

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JPH10224322A
JPH10224322A JP3572097A JP3572097A JPH10224322A JP H10224322 A JPH10224322 A JP H10224322A JP 3572097 A JP3572097 A JP 3572097A JP 3572097 A JP3572097 A JP 3572097A JP H10224322 A JPH10224322 A JP H10224322A
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Kazuaki Tsukagoshi
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Y R P IDO TSUSHIN KIBAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種のサ−ビスやメディアのデ−タ、要求さ
れる伝送条件の異なるディジタル信号を、同一の帯域
で、同一ユ−ザが複数のチャネルのデ−タを、より効率
的に伝送することができるようにする。 【解決手段】 送信するデ−タの伝送条件に応じて、送
信部[A]110a,送信部[B]110bでは、同一
ユ−ザが多重伝送する複数の各チャネル毎に、デ−タ多
値変調器115およびスペクトル拡散多値変調器117
の変調多値数を個別に変更するようにし、受信部[A]
210b,受信部[B]210bでは、伝送されたデ−
タの変調多値数を識別して、同一ユ−ザから多重伝送さ
れる複数の各チャネル毎に、デ−タ多値復調器212お
よびスペクトル逆拡散多値復調器216の変調多値数を
個別に変更するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種のサ−ビス、
あるいは、多種のメディアに属する伝送条件の異なるデ
ィジタル信号を、同一帯域の伝送路で、同一ユ−ザが複
数チャネルについて多重化し、効率良く伝送することの
できるスペクトル拡散伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気信号にディジタル情報信号を乗せる
変調方法としては、搬送波の振幅、位相、周波数、それ
ぞれを変化させる変調方式、さらに、これらを組合わせ
て変化させる変調方式がある。ディジタル情報信号を、
これらの変調方式で変調する場合の変調信号への変換に
おいて、2進のディジタル情報1ビットを1変調信号に
対応させる場合は、2種類の変調信号が必要であり、変
調多値数は2となり、2ビットの場合は、4種類の変調
信号が必要であり、変調多値数は4となる。すなわち、
情報Nビットを1変調信号に対応させるには、2N 種類
の変調信号が必要であり、変調多値数は2N となる。
【0003】スペクトル拡散伝送では、デ−タ変調の変
調多値数が多いほど、同じ周波数帯域で多くの情報信号
を伝送でき、スペクトル拡散変調の変調多値数が多いほ
ど、多くのチャネルを設定することができ、周波数を有
効に利用できる。しかし、デ−タ変調、拡散変調とも変
調多値数が多いほど、伝送路の影響やチャネル間干渉を
受け易くなり、伝送デ−タの誤り率が悪化し伝送の信頼
度は低下するようになる。そこで、拡散符号列の異なる
複数のチャネルを同一ユ−ザのチャネルとして使用すれ
ば、伝送デ−タの誤り率を悪化させることなく多くの情
報信号を伝送できる。このように、同一ユーザが複数の
チャネルを同時に使用して伝送することをチャネル多重
という。以下に、チャネル多重を2チャネルについて行
いデ−タ伝送する、従来のスペクトル拡散多重伝送装置
について、図3,図4を用いてデ−タの送受信動作を説
明する。
【0004】図3は、従来のスペクトル拡散多重伝送装
置の送信部の構成の一例を示すブロック図である。図4
は、従来のスペクトル拡散多重伝送装置の受信部の構成
の一例を示すブロック図である。
【0005】図3において、[A],[B]の2チャネ
ルそれぞれの送信部[A]310a,送信部[B]31
0bでは、送信する送信情報デ−タ[A]311a、送
信情報デ−タ[B]311bが、それぞれのデ−タ多値
変調器312に入力されてデ−タの多値変調が行われ、
その多値変調出力がスペクトル拡散多値変調器313に
供給される。デ−タの多値変調としては、例えば、BP
SK(BinaryPhase Shift Keyi
ng),QPSK(QuadraturePhase
Shift Keying)等の位相変調方式、周波数
変調方式、あるいは、16QAM(16 Quadra
ture Amplitude Modulatio
n)等の振幅位相変調方式がある。
【0006】スペクトル拡散多値変調器313では、デ
ータ多値変調器312の出力が拡散符号器314から発
生された拡散符号出力と変調多値数に対応させて乗算さ
れ、スペクトル拡散された拡散多値信号[A]315
a,拡散多値信号[B]315bが得られる。上述した
拡散符号は、PN符号にウオルシュ符号を乗積した符号
等の直交符号列であり、チャネル毎に異なる符号列が用
いられる。スペクトル拡散多値変調としては、上述した
データ多値変調と同様に、例えば、BPSK、QPSK
等の位相変調方式、周波数変調方式、あるいは、16Q
AM等の振幅位相変調方式がある。拡散多値信号[A]
315a,拡散多値信号[B]315bは、多重化回路
316において同一ユーザのチャネル信号として加算さ
れ、送信多重信号317が送信される。
【0007】図5は、例えば、QPSK変調方式でデー
タ多値変調が行われ、QPSK変調方式でスペクトル拡
散多値変調が行われる場合の様子を示す説明図である。
図5(a)は、送信情報データを示しており、その一例
として送信情報データが「1100110100100
0」とされている。この場合、データ多値変調器312
においてQPSK変調されるので、2進の送信データ情
報2ビットが1変調信号に対応する。例えば、送信情報
データは図示するように「11」,「00」,「1
1」,「01」,「00」,「10」,「00」の2ビ
ットずつが、1変調信号に対応してデータ多値変調され
ることになる。これらの2ビットの値は、搬送波位相を
基準とした信号点配置上でデータ多値変調信号の信号点
を表わし、「00」は搬送波位相からの位相シフトがπ
/4、「10」は3π/4、「11」は5π/4、「0
1」は7π/4であって、それぞれ振幅が等しい信号点
を表わす。
【0008】図5(b)は、拡散符号器314が発生す
る拡散符号の例を示しており、スペクトル拡散多値変調
器313において、この拡散符号とデータ多値変調信号
とが乗算されることになる。この乗算は、次のようにし
て行われる。図5(b)に示した拡散符号は2ビットを
1単位とし、その前半のビットは、図5(a)に示した
1変調信号の前半のビットと乗算され、拡散符号の後半
のビットは、図5(a)に示した1変調信号の後半のビ
ットと乗算されることになる。この乗算は、送信情報デ
ータおよび拡散符号の「0」を「1」に、「1」を「−
1」に置き換えて乗算し、乗算した値が「1」なら
「0」を、「−1」なら「1」として乗算データを求め
る。このようにして得られた乗算データを図5(c)に
示すが、この乗算データは、スペクトル拡散QPSK変
調された後の信号点を表わす。
【0009】図5(d)は、この乗算データに対応する
QPSK変調信号の搬送波位相からの位相シフトの様子
を1変調信号の区間(1シンボル区間)について示すも
ので、乗算データ2ビットと位相シフトとの対応関係
は、上述した1変調信号の2ビットと位相シフトとの対
応関係と同様である。図示の説明用の例では、1シンボ
ル区間の7分の1の間隔を最小単位として位相が変化し
うるスペクトル拡散多値変調信号が出力される。
【0010】BPSK変調方式でスペクトル拡散多値変
調が行われる場合には、1変調信号の前半および後半の
ビットは、同じ拡散符号のチップと乗算され、上述した
1シンボル区間の7分の1の間隔が1チップ区間に相当
する。また、QAM変調方式でスペクトル拡散多値変調
が行われる場合には、1変調信号の前半および後半の値
に対して、拡散符号列に基づいて、データ多値変調信号
振幅と位相を変調するようにすればよい。
【0011】図4は、従来のスペクトル拡散多重伝送装
置の受信部の構成の一例を示すブロック図である。受信
部[A]410a、受信部[B]410bでは、受信多
重信号415が、それぞれのチャネルの受信部のスペク
トル逆拡散多値復調器413に入力されて、拡散符号器
414から発生されたチャネル毎に異なる符号列の拡散
符号出力が、変調多値数に対応して乗算され、それぞれ
のチャネルでデ−タ多値変調された信号に戻される。次
いで、これらの信号は、それぞれのチャネルのデ−タ多
値復調器412に供給されて、デ−タ多値復調が行われ
ることにより、受信情報デ−タ[A]411a、受信情
報デ−タ[B]411bが復調される。
【0012】ただし、従来の伝送装置では、デ−タ変調
とスペクトル拡散変調、および、対応するデ−タ復調と
スペクトル逆拡散復調の変調多値数は固定の多値数に決
められていた。また、全てのチャネルについて同一の固
定された変調多値数に決められていた。これは、一般に
伝送装置はフェ−ジング時にも一定の品質を満足するこ
とを最大目標として検討されており、上述した固定の変
調多値数はフェ−ジングが無い場合に実現可能な値より
も小さな値に設計されているためである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、研究が盛んに行
われているマルチメディア通信においては、高い伝送品
質が要求される多種のサ−ビスやメディアのデ−タ、大
きな伝送容量を必要とするディジタル信号を、同一帯域
の伝送路で効率良く伝送できる技術が要望されている。
しかし、従来のスペクトル拡散伝送装置においては、上
述したように変調多値数はフェ−ジングが無い場合に、
実現可能な値よりも小さな値に設計されているため、ト
ラヒックが大きくなった場合は呼損が発生し易くなると
いう問題があった。
【0014】多種のサ−ビスあるいはメディアによって
要求される伝送品質が異なるため、同一のフェ−ジング
の影響を受けた場合、あるサ−ビスにおいて伝送品質が
満たされていても、他のサ−ビスに対しては伝送品質を
満たすことができなくなるという欠点もある。また、異
なる伝送条件の複数のディジタル信号、例えば音声と画
像のデ−タ信号のような組み合わせで、同一ユ−ザが多
重伝送する場合などは、チャネル数を多く使用しなけれ
ば伝送できなくなり、周波数利用効率の低下を発生させ
てしまう問題点もある。
【0015】そこで、本発明はマルチメディア通信にお
いて、上述した従来の問題点を解決し、高い伝送品質を
必要とする多種のサ−ビスやメディアのデ−タ、および
大きな伝送容量を必要とするデ−タなど、伝送条件の異
なる多種のディジタル信号を、同一ユ−ザが複数チャネ
ルについて多重化し、同一帯域の伝送路で効率的に伝送
できる、スペクトル拡散多重伝送装置を提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の送信部は、
複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ変調器と、拡
散変調速度が同一で位相が同期し前記複数チャネル毎に
異なる拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル拡散を行う
スペクトル拡散変調器と、前記スペクトル拡散変調器の
複数チャネルの出力を多重化する多重化回路を備え、ス
ペクトル拡散された複数チャネルのデ−タを同一ユ−ザ
のチャネルとして多重化し伝送するようにしている。
【0017】本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の送
信部は、ディジタル信号を変調する変調多値数について
識別し設定を行う、変調多値数識別回路と制御回路から
なる変調多値数設定手段と、該変調多値数設定手段で設
定した変調多値数でデ−タ変調を行うデ−タ多値変調器
と、前記変調多値数設定手段で設定した変調多値数でス
ペクトル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器を備え、
前記変調多値数設定手段は、前記ディジタル信号に要求
される伝送条件、あるいは、必要とする伝送路容量に応
じて前記デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変
調器に、個別に変調多値数をそれぞれ設定して、拡散変
調速度が同一で位相の同期した異なる拡散符号列の拡散
デ−タで拡散した複数チャネルのデ−タを多重化し、同
一ユ−ザのチャネルとして伝送するようにしている。
【0018】また、本発明のスペクトル拡散多重伝送装
置の受信部は、受信したスペクトル拡散多値変調信号の
変調多値数を複数の各チャネルに対応して識別し設定を
行う、変調多値数識別回路と制御回路を有する変調多値
数設定手段と、該変調多値数設定手段により個別に設定
された変調多値数に基づいて、前記複数のチャネル毎に
スペクトル逆拡散を行うスペクトル逆拡散多値復調器お
よびデ−タ復調を行うデ−タ多値復調器を備え、多重伝
送された複数のチャネルの情報デ−タを、それぞれ復調
再生するようにしている。
【0019】このような本発明のスペクトル拡散多重伝
送装置において、送信部では、拡散変調速度が同一で位
相が同期し前記複数チャネル毎に異なる拡散符号列の拡
散デ−タでスペクトル拡散を行うため、チャネル間干渉
を減少させることができる。したがって、複数のチャネ
ルを同一ユ−ザのチャネルとして使用して伝送デ−タの
誤り率を悪化させることなく多くの情報信号を伝送でき
るだけでなく、伝送デ−タの誤り率の悪化を軽減して周
波数利用効率を向上することができる。
【0020】また、送信するデ−タの伝送条件に応じ
て、同一ユ−ザが多重伝送する複数の各チャネル毎に、
デ−タ多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器の変
調多値数を個別に変更するようにし、受信部では、伝送
されたデ−タの変調多値数を識別して、同一ユ−ザから
多重伝送される複数の各チャネル毎に、デ−タ多値復調
器およびスペクトル逆拡散多値復調器の変調多値数を個
別に変更するようにしたので、多種のサ−ビスやメディ
アのデ−タ、要求される伝送条件の異なるディジタル信
号を、同一の帯域で同一ユ−ザが複数チャネルを用い
て、より効率的に伝送することができるようになる。し
たがって、各ディジタル信号とも十分な品質で伝送する
ことができるようになり、全体の伝送容量あるいはスル
−プットを向上するこができ、同一帯域の伝送路で効率
的に伝送することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、複数チャネルを多重化して
伝送する本発明のスペクトル拡散多重伝送装置におい
て、2チャネルの情報デ−タをチャネル多重化伝送する
場合について、図1,図2を用いてデ−タの送受信動作
を説明する。
【0022】図1は、本発明のスペクトル拡散多重伝送
装置の実施の形態の送信部の構成の一例を示すブロック
図である。送信部は、入力された各チャネルの送信情報
デ−タ[A]111a、送信情報デ−タ[B]111b
の変調多値数を識別する変調多値数識別回路112と、
変調多値数識別回路112で識別された多値識別信号1
13が供給される変調多値数制御回路114と、変調多
値数制御回路114によりデ−タ変調多値数が可変され
るデ−タ多値変調器115と、変調多値数制御回路11
4が設定する変調多値数に従い多値識別情報を付加する
多値識別情報付加回路116と、変調多値数制御回路1
14によりスペクトル拡散する変調多値数が可変される
拡散符号器118と、拡散符号器118より発生される
拡散符号が拡散変調多値数に応じて乗算されることによ
りスペクトル拡散多値変調を行うスペクトル拡散多値変
調器117と、複数チャネルのデ−タを多重化する多重
化回路120からなる。
【0023】ここで、デ−タ多値変調器115とスペク
トル拡散多値変調器117は各チャネル毎に必要となる
が、多値識別情報付加回路116は、多重化する複数チ
ャネルの多値識別情報を一括して、指定する1チャネ
ル、あるいは複数チャネルに付加する場合、それらの指
定するチャネルの送信部[A]110a,送信部[B]
110bにだけ備えられる構成となる。
【0024】このように構成された送信部に、多種のサ
−ビスやメディアのデ−タ、要求される伝送条件の異な
る送信情報デ−タ[A]111a,送信情報デ−タ
[B]111bが、それぞれのチャネルの端子から入力
され、変調多値数識別回路112に供給される。この変
調多値数識別回路112では、入力された各チャネルの
送信情報デ−タ111a,111bのデ−タ速度、デ−
タ容量、情報デ−タに含まれる変調多値数の指定情報な
どにより、最適な変調多値数が識別されて多値識別信号
113が出力され、変調多値数制御回路114に供給さ
れる。
【0025】変調多値数は、チャネル毎に識別すること
ができるだけでなく、後述するデータ多値変調器115
に対する変調多値数と拡散符号器118およびスペクト
ラム拡散多値変調器117に対する変調多値数を個別に
識別することができるようになっている。ここで、変調
多値数識別回路112は、後述する受信部に設けられて
いる伝送されてきたデ−タの変調多値数を識別する変調
多値数識別回路213からの多値識別信号を受けて、多
値識別信号113を出力してもよい。また、図示を省略
したが、フェージングなど伝送路の伝送品質状態を監視
する手段を設け、現在の伝送路の状態を考慮して変調多
値数を変更するようにしてもよい。
【0026】変調多値数制御回路114では、複数の各
チャネルについてデ−タ多値変調器115、拡散符号器
118とスペクトル拡散多値変調器117の変調多値数
が、多値識別信号113に従い最適な値になるよう制御
を行い、さらに、多値識別情報付加回路116に対して
は、送信する送信多値信号[A]119a,送信多値信
号[B]119bの変調多値数識別情報を、送信信号に
付加させる制御を行う。多重化する複数チャネルの多値
識別情報を一括して指定する1チャネルあるいは複数チ
ャネルに付加する場合は、それらの指定チャネルに備え
た多値識別情報付加回路116に対して制御を行う。
【0027】上述した制御に従い、各チャネルの送信情
報デ−タ[A]111a、送信情報デ−タ[B]111
bは、デ−タ多値変調器115に転送されて、選択設定
された変調多値数に従ってデ−タ変調され、変調多値数
を示す多値識別情報が多値識別情報付加回路116にお
いて付加される。ついで、スペクトル拡散多値変調器1
17で拡散符号器118からの出力が、選択設定された
変調多値数に対応して乗算され、スペクトル拡散された
送信多値信号[A]119a,送信多値信号[B]11
9bとなる。
【0028】拡散符号器118からの出力される拡散符
号列は、図示の2チャネルのそれぞれに異なる拡散符号
列が用いられ、各チャネルの拡散符号列は、拡散変調速
度が同一で位相が同期したものを用いる。拡散符号列に
は、直交符号を使用するため、拡散符号列の位相が同期
していれば、この2チャネルの間には干渉が発生しな
い。これら複数チャネルの送信多値信号119a,11
9bは、多重化回路120で加算し多重化され送信多重
信号121が送信される。このようにして送信された信
号は伝送され、受信部で受信される。
【0029】図2は、本発明のスペクトル拡散多重伝送
装置の実施の形態の受信部の構成の一例を示すブロック
図である。受信部は、入力された受信多重信号218を
拡散符号器217から供給される拡散符号を使用してス
ペクトル逆拡散するスペクトル逆拡散多値復調器216
と、スペクトル逆拡散された受信信号の変調多値数を識
別する変調多値数識別回路213と、変調多値数識別回
路213から出力される多値識別信号214a,214
bに応じて変調多値数を制御する変調多値数制御回路2
15と、変調多値数制御回路215によりスペクトル逆
拡散の変調多値数が可変される拡散符号器217および
スペクトル逆拡散多値復調器216と、変調多値数制御
回路215によりデ−タ復調する変調多値数が制御され
るデ−タ多値復調器212からなる。
【0030】ここで、スペクトル逆拡散多値復調器21
6とデ−タ多値復調器212は、多重伝送される各チャ
ネルに対応した、図示の一例では、受信部[A]210
a,受信部[B]210bの各部に必要となるが、変調
多値数識別回路213は、前記送信部において、多重す
る複数チャネルの多値識別情報を一括して指定する1チ
ャネルに、あるいは複数チャネルに付加する場合、それ
らの指定するチャネルの受信部にだけ備える構成とな
る。
【0031】このように構成された受信部では、多重化
された複数チャネルに対応する受信部[A]210a,
受信部[B]210bに、それぞれ受信多重信号218
が入力され、スペクトル逆拡散復調器216において、
入力された受信多重信号218に拡散符号器217から
の出力を、選択設定した変調多値数に対応させて乗算す
ることにより逆拡散が行われ、受信された信号がデ−タ
変調された信号に戻される。このデ−タ変調された信号
は、変調多値数識別回路213に供給され、変調多値数
が識別されて多値識別信号214a,214bが出力さ
れる。この多値識別信号214a,214bは、変調多
値数制御回路215に供給される。変調多値数制御回路
215では、デ−タ多値復調器212、拡散符号器21
7およびスペクトル逆拡散多値復調器216における変
調多値数を、前記送信部で多重伝送した各チャネルに対
応した変調多値数と一致するように、多値識別信号21
4a,214bに従い制御を行う。
【0032】上述した送信部において、多重化する複数
チャネルの多値識別情報を一括して指定する1チャネル
に、あるいは複数チャネルに付加して伝送した場合は、
それらの指定されたチャネルの受信部の変調多値数識別
回路213で、多重伝送された複数チャネル全ての変調
多値数を識別し、多値識別信号214a,214bを変
調多値数制御回路215に供給する。
【0033】スペクトル逆拡散多値復調器216から出
力されたデ−タ多値変調信号は、さらに、デ−タ多値復
調器212に転送されて、選択設定された変調多値数に
従ってデ−タ多値復調され、多重伝送された複数チャネ
ルの送信情報デ−タに対応した、複数チャネルの受信情
報デ−タ[A]211a,受信情報デ−タ[B]211
bが再生される。
【0034】ところで、拡散符号器217およびスペク
トル逆拡散多値復調器216、デ−タ多値復調器212
に設定される変調多値数は、多重化された複数チャネル
の各々のチャネル、あるいは指定された1チャネルまた
は複数チャネルの変調多値数識別回路213において識
別されるが、この識別により変調多値数を得る方法には
次のような方法がある。
【0035】第1の方法は、符号多重化して伝送するパ
イロットチャネルなどにより変調多値数の指定情報を伝
送し、パイロットチャネルの信号から変調多値数を識別
する方法であり、第2の方法は、信号がパケットで伝送
される場合に、パケットの先頭(ヘッダ)に予め決めら
れた変調多値数の指定情報を付加して伝送し、受信パケ
ットの先頭から情報デ−タの変調多値数を識別する方法
であり、さらに他の方法としては、1パケット前のパケ
ットデ−タで変調多値数を指定する方法などがある。
【0036】このような変調多値数を得る方法のいずれ
かにより、受信部において変調多値数の指定情報を逆拡
散して復調することが可能となる。したがって、変調多
値数識別回路213で受信信号から読みとった多値識別
信号214a,214bに従い、変調多値数制御回路2
15が変調多値数を制御することにより、多重伝送され
た複数チャネルにおける拡散符号器217とスペクトル
逆拡散復調器216、デ−タ多値復調器212の変調多
値数が、各チャネルに対応する送信部の変調多値数と同
一になるよう制御されることになる。
【0037】以上説明した本発明のスペクトル拡散多重
伝送装置において、高品質の送信デ−タや、リアルタイ
ム性を要求される送信デ−タを送信する場合には、デ−
タ多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器における
変調多値数を小さくすることにより、伝送路の影響を受
けにくい高品質のデ−タ伝送が可能となる。
【0038】また、大きな伝送容量を必要とする送信デ
−タを送信する場合には、デ−タ多値変調器およびスペ
クトル拡散多値変調器における変調多値数を大きくする
ことにより、大容量のデ−タ伝送が可能となる。
【0039】このように、本発明は、画像ディジタルデ
−タや、音声ディジタルデ−タ、およびその他の、品質
やデ−タ速度の異なるデ−タを、同一帯域の伝送路を用
いて、同一ユ−ザが複数のチャネルのデ−タを、より効
率的に伝送することができるようになる。
【0040】デ−タ変調の変調多値数が多いほど、デ−
タの誤り率が悪化し伝送の信頼度は低下する。しかし、
パケット伝送する場合に、伝送路の状態が良好であると
きに、デ−タ変調の変調多値数を多くする、例えば、B
PSK変調からQPSK変調に切り換えた場合には、伝
送するデータ量が変わらないことを前提にすれば、同じ
データ量を送るのに半分の時間ですむ。その結果、パケ
ットデータを伝送しない空き時間が生じ、その間、他の
ユーザのチャネルへの干渉が減少し、伝送路の見かけ上
の状態がさらによくなる。したがって、他のユーザがB
PSK変調していた他のチャネルにおいても、伝送路の
状態が良好であると判断して、QPSK変調に切り換え
ることが可能になる。あるいは、この空き時間に、同一
ユーザが使用する他のチャネルの送信情報データのパケ
ットを伝送することもできる。したがって、伝送路の伝
送品質を常時監視し、伝送路の状態が良好であると判断
したときに、デ−タ変調の変調多値数をより多くするこ
とにより、全体として、同じ周波数帯域でより多くの情
報信号を伝送できるようになり、効率を高めることがで
きる。また、伝送路の伝送品質がフェ−ジング等により
劣化している場合には、データ変調の変調多値数を少な
くすることで対応することができる。
【0041】また、スペクトル拡散変調の変調多値数を
多くすると、復調時に拡散符号の同期を誤る確率が増加
するが、伝送路の状態が良好であるときに、例えば、B
PSK変調からQPSK変調に切り換えた場合には、拡
散符号長が2倍になるので、使用できる拡散符号の種類
が原理的に2倍になったことに相当し、割り当てること
ができるチャネル数を2倍にすることができる。その結
果、増加した空きチャネルを用いて、他のユーザ、ある
いは、同一ユーザが新たな送信情報データを伝送できる
ようになる。しかも、拡散変調速度は変わらないため、
拡散伝送に使用する拡散帯域も変わらない。したがっ
て、伝送路の伝送品質を常時監視し、伝送路の状態が良
好であると判断したときに、スペクトル拡散変調の変調
多値数をより多くすることにより、周波数を有効に利用
できる。また、伝送路の伝送品質がフェ−ジング等によ
り劣化している場合には、スペクトル拡散変調の変調多
値数を少なくすることで対応することができる。
【0042】なお、デ−タ多値変調器115およびスペ
クトル拡散多値変調器117における多値変調方式とし
ては、BPSK、QPSK、8PSK、16PSK等の
位相変調方式、周波数変調方式、あるいは、16QAM
等の振幅位相変調方式のいずれでも用いることができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のチャネルを同一ユ−ザのチャネルとして使用して
伝送デ−タの誤り率を悪化させることなく多くの情報信
号を伝送できるだけでなく、チャネル間干渉を減少させ
ることができ、伝送デ−タの誤り率の悪化を軽減して周
波数利用効率を向上することができる。
【0044】伝送路の状態が良好で高速デ−タを送れる
場合は、多重伝送チャネルのデ−タ多値変調器およびス
ペクトル拡散多値変調器の変調多値数をそれぞれ大きく
してデ−タを高速で伝送することができると共に、伝送
路の状態が劣化した場合は、多重伝送チャネルのデ−タ
多値変調器およびスペクトル拡散多値変調器の変調多値
数をそれぞれ小さくすることによりデ−タを伝送するこ
とができるようになる。したがって、マルチメディア通
信などにおいて、より高い伝送品質、より大きな伝送容
量に対応できる多種のサ−ビスやメディアのディジタル
信号や、要求する伝送条件の異なるディジタル信号を、
同一の帯域でより効率良く伝送することができる。
【0045】また、伝送品質がフェ−ジング等により劣
化している場合においても、それぞれの多重伝送チャネ
ルについて小さな変調多値数を選択して伝送することに
より、各種のサ−ビス、メディアとも十分な品質で伝送
可能となり、全体の伝送容量、スル−プットをより向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の実施の
形態の送信部の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の実施の
形態の受信部の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】従来のスペクトル拡散多重伝送装置の送信部の
構成の一例を示すブロック図である。
【図4】従来のスペクトル拡散多重伝送装置の受信部の
構成の一例をを示すブロック図である。
【図5】QPSK変調方式でデータ多値変調が行われ、
QPSK変調方式でスペクトル拡散多値変調が行われる
場合の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
110a,310a 送信部[A] 110b,310b 送信部[B] 111a,311a 送信情報デ−タ[A] 111b,311b 送信情報デ−タ[B] 112 送信部の変調多値数識別回路 115 デ−タ多値変調器(多値可変) 312 デ−タ多値変調器 116 多値識別情報付加回路 117 スペクトル拡散多値変調器(多値可変) 313 スペクトル拡散多値変調器 113 送信部の多値識別信号 114 送信部の変調多値数制御回路 118 送信部の拡散符号器(多値可変) 314 送信部の拡散符号器 119a,315a 送信多値信号[A] 119b,315b 送信多値信号[B] 120,316 多重化回路 121,317 送信多重信号 210a,410a 受信部[A] 210b,410b 受信部[B] 211a,411a 受信情報デ−タ[A] 211b,411b 受信情報デ−タ[B] 212,デ−タ多値復調器(多値可変) 412 デ−タ多値復調器 213 受信部の変調多値数識別回路 216 スペクトル逆拡散多値復調器(多値可変) 413 スペクトル逆拡散多値復調器 214a 受信部の多値識別信号[A] 214b 受信部の多値識別信号[B] 215 受信部の変調多値数制御回路 217 受信部の拡散符号器(多値可変) 414 受信部の拡散符号器 218,415 受信多重信号
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスペクトル拡散多重伝送装置の送信部は、
複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ多値変調器
と、拡散変調速度が同一で位相が同期し前記複数チャネ
ル毎に異なる拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル拡散
を行うスペクトル拡散多値変調器と、前記複数チャネル
の、前記データ変調と前記スペクトル拡散の変調多値数
を示す多値識別情報を付加する多値識別情報付加回路
と、前記スペクトル拡散多値変調器の複数チャネルの出
力を多重化する多重化回路を備え、スペクトル拡散され
た複数チャネルのデ−タを同一ユ−ザのチャネルとして
多重化し伝送するようにしている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、本発明のスペクトル拡散多重伝送装
置の受信部は、受信したスペクトル拡散多値変調信号の
データ変調とスペクトル拡散変調の変調多値数を多重
伝送された複数の各チャネルに対応して、送信部で付加
された前記複数の各チャネルの、前記データ変調とスペ
クトル拡散の変調多値数を示す多値識別情報により識別
し設定を行う、変調多値数識別回路と制御回路を有する
変調多値数設定手段と、該変調多値数設定手段により個
別に設定された変調多値数に基づいて、前記複数のチャ
ネル毎にスペクトル逆拡散を行うスペクトル逆拡散多値
復調器およびデ−タ復調を行うデ−タ多値復調器を備
え、多重伝送された複数のチャネルの情報デ−タを、そ
れぞれ復調再生するようにしている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのディジタル信号を同一帯
    域の伝送路を用いて伝送するスペクトル拡散多重伝送装
    置であって、前記複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ
    −タ変調器と、拡散変調速度が同一で位相が同期し前記
    複数チャネル毎に異なる拡散符号列の拡散デ−タでスペ
    クトル拡散を行うスペクトル拡散変調器と、該スペクト
    ル拡散変調器の複数チャネルの出力を多重化する多重化
    回路を備え、スペクトル拡散された複数チャネルのデ−
    タを同一ユ−ザのチャネルとして多重化し伝送すること
    を特徴とするスペクトル拡散多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 要求される伝送条件、あるいは、必要と
    する伝送路容量の異なる複数チャネルのディジタル信号
    を、同一帯域の伝送路を用いて伝送するスペクトル拡散
    多重伝送装置であって、前記複数チャネル毎に前記ディ
    ジタル信号を変調する変調多値数について識別し設定を
    行う、変調多値数識別回路と制御回路を有する変調多値
    数設定手段と、該変調多値数設定手段で設定した変調多
    値数で前記複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ多
    値変調器と、前記変調多値数設定手段で設定された変調
    多値数で拡散変調速度が同一で位相が同期し前記複数チ
    ャネル毎に異なる拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル
    拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、該スペクトル
    拡散多値変調器の複数チャネルの出力を多重化する多重
    化回路を備え、前記変調多値数設定手段は、前記ディジ
    タル信号に要求される伝送条件、あるいは、必要とする
    伝送路容量に応じて前記デ−タ多値変調器と前記スペク
    トル拡散多値変調器に、個別に変調多値数をそれぞれ設
    定して、スペクトル拡散された複数チャネルのデ−タを
    同一ユ−ザのチャネルとして多重化し伝送することを特
    徴とするスペクトル拡散多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 受信したスペクトル拡散多値変調信号の
    変調多値数を多重伝送された複数の各チャネルに対応し
    て識別し設定を行う、変調多値数識別回路と制御回路を
    有する変調多値数設定手段と、該変調多値数設定手段に
    より個別に設定された変調多値数に基づいて、前記複数
    の各チャネル毎にスペクトル逆拡散を行うスペクトル逆
    拡散多値復調器およびデ−タ復調を行うデ−タ多値復調
    器を備えることを特徴とするスペクトル拡散多重伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 大容量の伝送路を必要とするディジタル
    信号と、大容量の伝送路を必要としないディジタル信号
    とを、同一ユ−ザが複数チャネルについて多重化し、同
    一帯域の伝送路を用いて伝送するスペクトル拡散多重伝
    送装置であって、前記複数チャネル毎に前記ディジタル
    信号を変調する変調多値数について識別し設定を行う、
    変調多値数識別回路と制御回路からなる変調多値数設定
    手段と、該変調多値数設定手段で設定した変調多値数で
    前記複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ多値変調
    器と、該変調多値数設定手段で設定された変調多値数で
    拡散変調速度が同一で位相が同期しチャネル毎に異なる
    拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル拡散を行うスペク
    トル拡散多値変調器と、該スペクトル拡散多値変調器の
    複数チャネルの出力を多重化する多重化回路を備え、前
    記変調多値数設定手段は、より大容量の伝送路を必要と
    するディジタル信号に対して、より多い変調多値数を前
    記デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に
    それぞれ設定し、より大容量の伝送路を必要としないデ
    ィジタル信号に対して、より少ない変調多値数を前記デ
    −タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に、そ
    れぞれ設定することを特徴とするスペクトル拡散多重伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 高品質の伝送路を必要とするディジタル
    信号と、高品質の伝送路を必要としないディジタル信号
    とを、同一ユ−ザが複数チャネルについて多重化し、同
    一帯域の伝送路を用いて伝送するスペクトル拡散多重伝
    送装置であって、前記複数チャネル毎に前記ディジタル
    信号を変調する変調多値数について識別し設定を行う、
    変調多値数識別回路と制御回路からなる変調多値数設定
    手段と、該変調多値数設定手段で設定した変調多値数で
    前記複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ多値変調
    器と、該変調多値数設定手段で設定された変調多値数で
    拡散変調速度が同一で位相が同期しチャネル毎に異なる
    拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル拡散を行うスペク
    トル拡散多値変調器と、該スペクトル拡散変調器の複数
    チャネルの出力を多重化する多重化回路を備え、前記変
    調多値数設定手段は、より高品質の伝送路を必要とする
    ディジタル信号に対して、より少ない変調多値数を前記
    デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調器にそ
    れぞれ設定し、より高品質の伝送路を必要としないディ
    ジタル信号に対して、より多い変調多値数を前記デ−タ
    多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に、それぞ
    れ設定することを特徴とするスペクトル拡散多重伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 リアルタイム性を要求されるディジタル
    信号と、リアルタイム性を要求されないディジタル信号
    とを、同一ユ−ザが複数チャネルについて多重化し、同
    一帯域の伝送路を用いて伝送するスペクトル拡散多重伝
    送装置であって、前記複数チャネル毎に前記ディジタル
    信号を変調する変調多値数について識別し設定を行う、
    変調多値数識別回路と制御回路からなる変調多値数設定
    手段と、該変調多値数設定手段で設定した変調多値数で
    前記複数チャネル毎にデ−タ変調を行うデ−タ多値変調
    器と、該変調多値数設定手段で設定された変調多値数で
    拡散変調速度が同一で位相が同期しチャネル毎に異なる
    拡散符号列の拡散デ−タでスペクトル拡散を行うスペク
    トル拡散多値変調器と、該スペクトル拡散多値変調器の
    複数チャネルの出力を多重化する多重化回路とを備え、
    前記変調多値数設定手段は、よりリアルタイム性を要求
    されるディジタル信号に対して、より少ない変調多値数
    を前記デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調
    器にそれぞれ設定し、よりリアルタイム性を要求されな
    いディジタル信号に対して、より多い変調多値数を前記
    デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値変調器に、
    それぞれ設定することを特徴とするスペクトル拡散多重
    伝送装置。
  7. 【請求項7】 ディジタル化した画像通信信号と、デ−
    タ転送信号と、音声信号とを、同一ユ−ザが複数チャネ
    ルについて多重化し、同一帯域の伝送路を用いて伝送す
    るスペクトル拡散多重伝送装置であって、前記複数チャ
    ネル毎に前記ディジタル信号を変調する変調多値数につ
    いて識別し設定を行う、変調多値数識別回路と制御回路
    からなる変調多値数設定手段と、該変調多値数設定手段
    で設定した変調多値数で前記複数チャネル毎にデ−タ変
    調を行うデ−タ多値変調器と、該変調多値数設定手段で
    設定された変調多値数で拡散変調速度が同一で位相が同
    期しチャネル毎に異なる拡散符号列の拡散デ−タでスペ
    クトル拡散を行うスペクトル拡散多値変調器と、該スペ
    クトル拡散多値変調器の複数チャネルの出力を多重化す
    る多重化回路とを備え、前記変調多値数設定手段はこれ
    らのディジタル信号に対して、画像通信信号よりもデ−
    タ転送信号、さらに音声信号の順序で、より多い変調多
    値数を前記デ−タ多値変調器と前記スペクトル拡散多値
    変調器に、それぞれ設定することを特徴とするスペクト
    ル拡散多重伝送装置。
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