JPH10224049A - 電気機器収納用箱 - Google Patents
電気機器収納用箱Info
- Publication number
- JPH10224049A JPH10224049A JP2764897A JP2764897A JPH10224049A JP H10224049 A JPH10224049 A JP H10224049A JP 2764897 A JP2764897 A JP 2764897A JP 2764897 A JP2764897 A JP 2764897A JP H10224049 A JPH10224049 A JP H10224049A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- louver
- shielding plate
- electric apparatus
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部発熱による温度上昇及び直射日光等の外
部放射による温度上昇から内部の電気機器を保護できる
のみならず、防水性にも優れた電気機器収納用箱を提供
する。 【解決手段】 電気機器収納用箱の壁面に、内部発熱を
放散するルーバー３を形成する。また壁面の外側に、空
気流通用の間隙を設けて遮光板４を設置し、外部放射に
よる壁面の温度上昇を防止する。遮光板４の端部の少な
くともルーバー３に対応する位置に防水用の折り曲げ部
５を形成し、雨水等の侵入を防ぐ。
部放射による温度上昇から内部の電気機器を保護できる
のみならず、防水性にも優れた電気機器収納用箱を提供
する。 【解決手段】 電気機器収納用箱の壁面に、内部発熱を
放散するルーバー３を形成する。また壁面の外側に、空
気流通用の間隙を設けて遮光板４を設置し、外部放射に
よる壁面の温度上昇を防止する。遮光板４の端部の少な
くともルーバー３に対応する位置に防水用の折り曲げ部
５を形成し、雨水等の侵入を防ぐ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置される
電気機器収納用箱に関するものである。
電気機器収納用箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】精密な電気機器を収納した電気機器収納
用箱を屋外に設置した場合には、電気機器からの内部発
熱による温度上昇と、直射日光等の外部からの放射熱に
よる温度上昇とが重なり、箱の内部が非常に高温となる
ため、電気機器が熱による悪影響を受けるおそれがあ
る。そのため、従来から箱の壁面にルーバーを設けて内
部の温度上昇を抑制する工夫がなされている。
用箱を屋外に設置した場合には、電気機器からの内部発
熱による温度上昇と、直射日光等の外部からの放射熱に
よる温度上昇とが重なり、箱の内部が非常に高温となる
ため、電気機器が熱による悪影響を受けるおそれがあ
る。そのため、従来から箱の壁面にルーバーを設けて内
部の温度上昇を抑制する工夫がなされている。
【０００３】ところがこのルーバーは内部発熱を放散す
る効果は認められるものの、夏期の直射日光等による温
度上昇を防止する効果は小さかった。またルーバーは斜
め下向きに形成されて雨水の侵入を避けているが、強風
時には風に吹き上げられた雨水がルーバーから電気機器
収納用箱の内部に侵入するおそれがあった。このためル
ーバーの開口面積はあまり大きくできず、内部の温度上
昇を抑制する効果にも限界があった。
る効果は認められるものの、夏期の直射日光等による温
度上昇を防止する効果は小さかった。またルーバーは斜
め下向きに形成されて雨水の侵入を避けているが、強風
時には風に吹き上げられた雨水がルーバーから電気機器
収納用箱の内部に侵入するおそれがあった。このためル
ーバーの開口面積はあまり大きくできず、内部の温度上
昇を抑制する効果にも限界があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、電気機器からの内部発熱による温度
上昇と直射日光等の外部からの放射熱による温度上昇と
から内部の電気機器を保護できるのみならず、防水性に
もすぐれた電気機器収納用箱を提供するためになされた
ものである。
の問題点を解決し、電気機器からの内部発熱による温度
上昇と直射日光等の外部からの放射熱による温度上昇と
から内部の電気機器を保護できるのみならず、防水性に
もすぐれた電気機器収納用箱を提供するためになされた
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の電気機器収納用箱は、壁面に内部
発熱を放散するルーバーを形成するとともに、壁面の外
側に空気流通用の間隙を設けて遮光板を設置し、この遮
光板の端部のうち少なくともルーバーに対応する位置
に、防水用の折り曲げ部を形成したことを特徴とするも
のである。
めになされた本発明の電気機器収納用箱は、壁面に内部
発熱を放散するルーバーを形成するとともに、壁面の外
側に空気流通用の間隙を設けて遮光板を設置し、この遮
光板の端部のうち少なくともルーバーに対応する位置
に、防水用の折り曲げ部を形成したことを特徴とするも
のである。
【０００６】本発明の電気機器収納用箱は、ルーバーが
内部発熱を放散するとともに、壁面の外側に設置した遮
光板が直射日光等の外部放射熱を遮り壁面の温度上昇を
抑制する。しかも遮光板の端部のうち少なくともルーバ
ーに対応する位置に防水用の折り曲げ部を形成したの
で、ルーバーを通じて雨水等が内部に侵入するおそれも
ない。
内部発熱を放散するとともに、壁面の外側に設置した遮
光板が直射日光等の外部放射熱を遮り壁面の温度上昇を
抑制する。しかも遮光板の端部のうち少なくともルーバ
ーに対応する位置に防水用の折り曲げ部を形成したの
で、ルーバーを通じて雨水等が内部に侵入するおそれも
ない。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を示す。図１は本発明の電気機器収納用箱の分解斜
図であり、１は電気機器収納用箱の本体、２はその扉で
ある。これらの本体１及び扉２の壁面の上下位置には、
斜め下向きの多数の開口部を有するルーバー３が形成さ
れている。これらのルーバー３は、前記したように収納
された電気機器による内部発熱を外部に放散するための
ものである。
形態を示す。図１は本発明の電気機器収納用箱の分解斜
図であり、１は電気機器収納用箱の本体、２はその扉で
ある。これらの本体１及び扉２の壁面の上下位置には、
斜め下向きの多数の開口部を有するルーバー３が形成さ
れている。これらのルーバー３は、前記したように収納
された電気機器による内部発熱を外部に放散するための
ものである。
【０００８】本体１及び扉２の壁面の外側には、直射日
光等の外部放射熱を遮るための遮光板４が設置されてい
る。この遮光板４により、電気機器収納用箱の壁面の温
度上昇が抑制される。遮光板４は壁面との間に空気流通
用の間隙が形成されるように壁面から数cm程度離して設
置されている。また遮光板４の両端部は少なくとも各ル
ーバー３に対応する位置で壁面側に折り曲げられ、外部
からの雨水等がルーバー３を通じて箱内部に侵入するこ
とを防止する防水用の折り曲げ部５を形成している。
光等の外部放射熱を遮るための遮光板４が設置されてい
る。この遮光板４により、電気機器収納用箱の壁面の温
度上昇が抑制される。遮光板４は壁面との間に空気流通
用の間隙が形成されるように壁面から数cm程度離して設
置されている。また遮光板４の両端部は少なくとも各ル
ーバー３に対応する位置で壁面側に折り曲げられ、外部
からの雨水等がルーバー３を通じて箱内部に侵入するこ
とを防止する防水用の折り曲げ部５を形成している。
【０００９】図１に示すように、本体１の天井にも遮光
板４が設置されている。この天井の遮光板４には本体１
の天井に取り付けられた吊り上げ用のアイボルト６を通
すための略十字７が形成されている。孔の形状を略十字
形としたので、遮光板４からアイボルト６の突出する部
分が少なくてもワイヤー等を通すのが容易になるもので
あり、また孔の形状を円形にしておけばアイボルト６の
方向が狂っても支障なく通すことができる。
板４が設置されている。この天井の遮光板４には本体１
の天井に取り付けられた吊り上げ用のアイボルト６を通
すための略十字７が形成されている。孔の形状を略十字
形としたので、遮光板４からアイボルト６の突出する部
分が少なくてもワイヤー等を通すのが容易になるもので
あり、また孔の形状を円形にしておけばアイボルト６の
方向が狂っても支障なく通すことができる。
【００１０】上記した図１の場合には、遮光板４の両端
部のうち折り曲げ部５以外の部分は切り欠き部８とさ
れ、遮光板４の内側への外気の流通を助けている。しか
し遮光板４の両端部に完全な切り欠き部８を形成するほ
か、図２に示すように窓孔９、スリット１０、小孔群１
１等を形成して遮光板４の内側へ外気が流通するように
してもよい。なおこれらの実施形態のほか、遮光板４の
両端部に切り欠き部８を設けず、全てを折り曲げ部５と
してもよい。
部のうち折り曲げ部５以外の部分は切り欠き部８とさ
れ、遮光板４の内側への外気の流通を助けている。しか
し遮光板４の両端部に完全な切り欠き部８を形成するほ
か、図２に示すように窓孔９、スリット１０、小孔群１
１等を形成して遮光板４の内側へ外気が流通するように
してもよい。なおこれらの実施形態のほか、遮光板４の
両端部に切り欠き部８を設けず、全てを折り曲げ部５と
してもよい。
【００１１】このように構成された本発明の電気機器収
納用箱は、壁面の外側の遮光板４が直射日光を遮り、壁
面の温度上昇を抑制する。また遮光板４と壁面との間に
空気流通用の間隙が形成されているので、収納された電
気機器の内部発熱により加熱された空気は上部のルーバ
ー３及び空気流通用の間隙を通じて外部へ放出され、そ
れとともに下部のルーバー３から外気が吸引されるた
め、内部の温度上昇が抑制される。従って、収納された
電気機器を直射日光等による外部からの放射熱および内
部発熱から保護することができる。
納用箱は、壁面の外側の遮光板４が直射日光を遮り、壁
面の温度上昇を抑制する。また遮光板４と壁面との間に
空気流通用の間隙が形成されているので、収納された電
気機器の内部発熱により加熱された空気は上部のルーバ
ー３及び空気流通用の間隙を通じて外部へ放出され、そ
れとともに下部のルーバー３から外気が吸引されるた
め、内部の温度上昇が抑制される。従って、収納された
電気機器を直射日光等による外部からの放射熱および内
部発熱から保護することができる。
【００１２】しかも遮光板４の端部のルーバー３に対応
する位置には防水用の折り曲げ部５を形成したので、雨
水等はこの折り曲げ部５により遮断され、ルーバー３の
開口部を通じて内部に侵入するおそれもない。
する位置には防水用の折り曲げ部５を形成したので、雨
水等はこの折り曲げ部５により遮断され、ルーバー３の
開口部を通じて内部に侵入するおそれもない。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電気機
器収納用箱は電気機器からの内部発熱による温度上昇及
び直射日光による温度上昇から内部の電気機器を保護で
きるのみならず、防水性にもすぐれたものであるから、
精密な電気機器を収納して屋外に設置される電気機器収
納用箱として、価値の高いものである。
器収納用箱は電気機器からの内部発熱による温度上昇及
び直射日光による温度上昇から内部の電気機器を保護で
きるのみならず、防水性にもすぐれたものであるから、
精密な電気機器を収納して屋外に設置される電気機器収
納用箱として、価値の高いものである。
【図１】本発明の電気機器収納用箱の分解斜図である。
【図２】遮光板の両端部の変形例を示す説明図である。
１ 電気機器収納用箱の本体 ２ 扉 ３ ルーバー ４ 遮光板 ５ 防水用の折り曲げ部 ６ アイボルト ７ 略十字孔 ８ 切り欠き部 ９ 窓孔 １０ スリット １１ 小孔群
Claims (1)
- 【請求項１】 壁面に内部発熱を放散するルーバーを形
成するとともに、壁面の外側に空気流通用の間隙を設け
て遮光板を設置し、この遮光板の端部のうち少なくとも
ルーバーに対応する位置に、防水用の折り曲げ部を形成
したことを特徴とする電気機器収納用箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2764897A JPH10224049A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電気機器収納用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2764897A JPH10224049A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電気機器収納用箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10224049A true JPH10224049A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12226750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2764897A Pending JPH10224049A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電気機器収納用箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10224049A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015029026A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-12 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱の吊り上げ構造 |
| JP2015089308A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社日立産機システム | 配電盤 |
| CN110821224A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-21 | 国网江苏省电力有限公司淮安供电分公司 | 一种储能电站机房综合管理用散热装置 |
| CN112105204A (zh) * | 2020-11-05 | 2020-12-18 | 南京贝思特信息科技有限公司 | 一种外装防雨电控箱 |
| JP2021035233A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 河村電器産業株式会社 | 遮蔽板取付構造及び電気機器収納キャビネット |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP2764897A patent/JPH10224049A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015029026A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-12 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱の吊り上げ構造 |
| JP2015089308A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社日立産機システム | 配電盤 |
| JP2021035233A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 河村電器産業株式会社 | 遮蔽板取付構造及び電気機器収納キャビネット |
| CN110821224A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-21 | 国网江苏省电力有限公司淮安供电分公司 | 一种储能电站机房综合管理用散热装置 |
| CN112105204A (zh) * | 2020-11-05 | 2020-12-18 | 南京贝思特信息科技有限公司 | 一种外装防雨电控箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981218 |