JPH10223430A - 磁気駆動ステージ - Google Patents

磁気駆動ステージ

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JPH10223430A
JPH10223430A JP2883797A JP2883797A JPH10223430A JP H10223430 A JPH10223430 A JP H10223430A JP 2883797 A JP2883797 A JP 2883797A JP 2883797 A JP2883797 A JP 2883797A JP H10223430 A JPH10223430 A JP H10223430A
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JP
Japan
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parallel spring
magnetic
parallel
drive stage
magnetic drive
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Application number
JP2883797A
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English (en)
Inventor
Toru Fujii
藤井  透
Mueller Ronald
ミュラー ロナルド
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Machine Tool Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロークの大きい直線運動が可能で、外乱
の影響を受けにくく、高精度の位置決めが可能なステー
ジを提供する。 【解決手段】 互いに平行な梁をもつ平行バネ1と、平
行バネ1を磁力によって駆動するための電磁石2と、平
行バネ1を磁力によって支持するための永久磁石3,4
を備え、平行バネ1にはヒンジ部を設け、永久磁石3と
4とによりヒンジ部に引張り力を与える。永久磁石3と
4のいずれか一方を磁性体に置き換えてもよい。平行バ
ネ1の駆動方向と引張り力の働く方向とのいずれにも垂
直な方向に、平行バネ1を押しつけるための永久磁石
5,6をさらに設ければ、平行バネの共振周波数が高く
なり、高精度の位置決めが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置、ウェ
ハ検査装置等に使用される精密な位置決めが可能なステ
ージに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置等に使用されるステージ
には、直線方向に運動するものと回転運動するものがあ
る。前者に要求される性能としては、上下方向(z軸方
向)に動かないか、又は光学系の焦点合わせ等のために
微量動くことと、水平方向(x、y軸方向)に移動、位
置決めができる、と言う点である。そのx、y軸方向の
調整量は、ナノメートルからサブナノメートルが要求さ
れてきている。
【0003】2つの板材(梁)を平行に配置してそれぞ
れの端を連結又は固定した平行バネは、機械要素として
従来から使用されている。特に、平行バネを一体型と
し、梁を部分的に薄くして、例えば円弧状切り欠きとし
たヒンジ部を設けたものは、上下方向が不動、回転運動
が極めて小さい、水平方向の直進精度が極めて高い、そ
して摺動部が無く、運動にガタが無いと言う長所があ
る。そのため、ピコメータ精度の測長を行うX線干渉計
のステージに用いられている(R.D.Deslattes Appl.Phy
s.Lett.Vol.15 p386,1969)。また、縦横全方向にサブ
ナノメートルの分解能をもつ走査型プローブ顕微鏡を半
導体ウェハの回路の測長へ応用した装置等にも用いられ
ている(H.Yamada et al.Jpn J. Appl.Phys. Vol.28 p2
402,1989) 。
【0004】図3は、山田らのx−yスキャナに用いら
れる一体型平行バネの機構を示す平面図である。図中、
Cは試料を載置する位置であり、P1はx方向の駆動を
行うための圧電アクチュエータ、P2はy方向の駆動を
行うための圧電アクチュエータである。圧電アクチュエ
ータの動きは、てこの原理により、(L1 +L2 )/L
1 倍に拡大されてC点のx方向の駆動距離となる。
【0005】アクティブ・マグネティック・ドライブ
(以下、AMDという)は、完全非接触の浮上体の位置
決めができる手法である。その場合、磁場が浮上体(可
動部)を支えるバネになることができる。従って、磁場
の強さを制御することによりバネ定数を変えることが可
能である(磁気浮上と磁気軸受、電気学会磁気浮上応用
技術調査専門委員会編、コロナ社1993年)。その非接触
制御性を活かし、アメリカのサンディア国立研では半導
体製造用露光装置用ステージを開発し、最高値で20nmp-
pの安定性を実現した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電材料、例え
ばPZTで駆動する平行バネでは、平行バネ自身の共振
周波数が位置決めの性能を決定する。従って、長いスト
ロークを得るためにヒンジ部を薄くすると、特に可動方
向(例えばxやy方向)の性能が低下する問題があっ
た。またそれに伴い、z軸方向の共振周波数の低下も生
じる。
【0007】PZTのストロークはせいぜい数十ミクロ
ンであり、てこ等を用いた拡大機構によってストローク
の拡大を図ると、更に共振周波数の低下を招きやすくな
る。共振周波数の低さは、外乱(音波、床振動)の受け
易さに繋がり、一般に、ナノメートルのレベルになると
この現象の影響が大きな問題となる。更に、ステージの
停止時の残留振動が長時間残る原因にもなるため、高ス
ループットが要求されるステージにとっては大きな弱点
となる。
【0008】そこで、堅い平行バネと長いストロークの
ディスク型PZT(バイモルフ構造)とを組み合わせる
ことによって、 250μm の移動距離をもつ1次元ステー
ジが開発された(T. Fujii et al. Rev. Sci. Instrum.
vol.66, p2504 (1995) )。しかし、このような大きな
ストロークでは、平行バネの運動が直線近似とならず、
円弧運動になってしまう。これを解決しようとしても、
PZTと平行バネとの接続が単純でなく、新たなカップ
リングを用いたりすると、さらに特性低下の要因とな
る。もちろん、ヒンジが堅いために平行バネの理論的な
運動からはずれることも起こるため、精度上の問題も生
じる。
【0009】一方、従来のAMDでは、浮上体に対して
全自由度6軸の制御が要求されるため、制御上極めて複
雑、困難である。また、前述のサンディア国立研の例を
見ても、複数の高速処理制御装置の必要性もあり、現実
には大変高価なものになる。特に、非接触ステージとし
ての性能を発揮させるために、機械式ダンパー或いは流
体ダンパー等を用いない場合は、サブナノメートル付近
の制御は不可能に等しい。
【0010】本発明は、以上の問題に鑑み、ストローク
の大きい直線運動が可能で、外乱の影響を受けにくく、
高精度の位置決めが可能なステージを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、「互いに平行な梁
をもつ平行バネと、前記平行バネを磁力によって駆動す
るための電磁石と、前記平行バネを磁力によって支持す
るための支持部と、を備えた磁気駆動ステージにおい
て、前記平行バネは、前記梁の幅又は厚さを部分的に減
じて成るヒンジ部を有し、前記支持部は、前記ヒンジ部
に引張り力を与えるように配置された一対以上の永久磁
石を設けた」磁気駆動ステージである。
【0012】本発明の請求項2に係る発明は、支持部
に、永久磁石と磁性体との組を1組以上設けた磁気駆動
ステージである。請求項1及び2では、ヒンジ部に引張
り力が非接触で与えられるので、ヒンジ部を薄くして
も、平行バネの共振周波数の低下を防止することができ
る。また、非接触で平行バネを支持するので、平行バネ
の駆動に伴う摩擦やガタなどの悪影響もない。
【0013】本発明の請求項3の発明は、上記の発明の
支持部に、平行バネの駆動方向と引張り力の働く方向と
のいずれにも垂直な方向に平行バネを押しつけるための
永久磁石をさらに設けた磁気駆動ステージである。これ
により、平行バネの共振周波数を高くすることができ
る。本発明の平行バネは、一体型平行バネとしてもよい
し(請求項4)、チタン又は他の超弾性材料で製造して
もよい(請求項5)。
【0014】さらに、本発明の磁気駆動ステージに、電
磁石のコイルの電流値又は電磁石の発生する磁界の強さ
を検知することによって、平行バネの変位量を検出する
変位検出部をさらに追加したり(請求項6)、変位検出
部として光波干渉計をさらに追加してもよい(請求項
7)。また、本発明の請求項8の発明は、請求項1〜7
に記載の、平行バネ、電磁石及び支持部を2組結合さ
せ、平面上の直交する2つの方向に運動可能とした磁気
駆動ステージである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、ヒンジ部を薄肉にして
弾性限界を高くし、長いストロークを有する平行バネ
を、AMDの手法によって駆動するステージである。回
転運動は平行バネにより押さえることができ、駆動(可
動)方向については、永久磁石の磁場によって見掛けの
バネ定数を高め(バネを堅くし)、共振周波数を向上さ
せている。以下、図1及び図2を参照して本発明を詳細
に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係るAMD
式ステージの構成を示す平面図であり、図中x方向に運
動可能な1軸(1次元)ステージの構成例である。尚、
図1及び図2は、いずれも左右対称であるので、右側の
みに符号を付けてある。平行バネ1は、その一端が固定
部7に固定されており、他端は拘束されていないので運
動可能に構成される。この自由に運動できる一定部分を
可動部分1aと呼ぶ。平行バネ1は、円弧状のヒンジ部
1bを4ヶ所に有している。ヒンジ部1bは、肉厚を薄
くすることによって、弾性限界が高められている。
【0017】駆動用電磁石2は、平行バネ1の左右に対
向して設けられ、それぞれ一部分が固定部8に固定され
ている。駆動用電磁石2は、主として平行バネ1をx軸
方向に駆動するためのものである。永久磁石3は、平行
バネ1に固定されており、永久磁石4は、固定部9に固
定されている。永久磁石3及び4は、異なる磁極が対向
するように配置される。
【0018】なお、永久磁石3及び4のうち、いずれか
一方を鉄等の磁性体としても吸引力が生じるので使用で
きる。図2は、図1のAMD式ステージを紙面の上側か
ら見たときの構成を示す側面図である。但し、構成を判
りやすくするために、永久磁石4及び固定部9は取り除
かれている。
【0019】永久磁石5は、平行バネ1に固定されてお
り、永久磁石6は、固定部10に固定されている。永久
磁石5及び6は、同じ磁極が対向するように配置され
る。固定部10は、一対あり、平行バネ1の一部分を挟
み込むように配置される。これらの永久磁石の対、ある
いは永久磁石と磁性体との組は、ヒンジ部の座屈による
不安定さを防ぎ、平行バネの共振周波数を高める支持部
として 有効な役割を担っている。
【0020】磁性体11は、平行バネの可動部分1aに
固定されている薄い板材であり、駆動用電磁石2の先端
部に対向するように配置される。次に、以上のように構
成されたAMD式ステージの各構成要素の機能等を図1
及び図2を参照して詳細に説明する。本発明のAMD式
ステージに用いられる平行バネ1は、駆動用電磁石2と
磁性体11との間に働く吸引力によってx軸方向に駆動
される。駆動用電磁石2のコイルに流す電流は可変であ
り、吸引力の大きさを変化させられるので、平行バネ1
の駆動速度を制御できる。また、左右一対の駆動用電磁
石2のうち、いずれか一方を他方よりも吸引力を大きく
することによって、一層精密な制御が可能である。
【0021】平行バネの材質には、従来、アルミニウ
ム、燐青銅などが用いられていた。平行バネに要求され
る性質としては、軽量、高弾性限界等であるので、平行
バネ1として、チタンや超弾性材料を用いるのが好まし
い。又、加工精度の点からは、一体型に製作した方が望
ましい。以上により、平行バネをよりコンパクトにでき
き、ストローク長さや位置決め精度等の基本性能の向上
を図ることができ、AMD制御の上でも有利になる。
【0022】駆動用電磁石2は、平行バネ1をx軸方向
に駆動するのが主な役割であるが、駆動用電磁石2と平
行バネ1(又は、磁性体11)とのギャップを検出する
ために使用することもできる。例えば、駆動用電磁石2
のコイルに流れる電流を検知するための電流計を用いれ
ば、測定した電流値からギャップすなわち平行バネ1の
変位量がわかる。電流値と変位量の比例関係を予め測定
しておけば、変位量が求められる。その他には、例え
ば、駆動用電磁石2の発生する磁界の強さを検知するた
めの磁気センサを用いれば、測定値からギャップすなわ
ち平行バネ1の変位量がわかる。この測定値と変位量の
比例関係を予め測定しておけばよい。これらの検出方法
は比較的簡便であり、変位検出部も安価である。
【0023】しかし、ナノメートルオーダ以上の高精度
と長い可動範囲を目指すためには、平行バネ1の可動部
分1aの位置検出に光波干渉計(図示を省略)を用いる
方が適切である。駆動用電磁石2の材質としては、電力
トランスに通常用いられているケイ素鋼や、より透磁率
が高くエネルギー損失の低いパーマロイと呼ばれるFe-
Ni 合金が好ましい。磁性体11の材質としては、軟磁
性材料であれば何でもよいが、特に透磁率が高い鉄系ア
モルファス合金が好ましい。
【0024】本発明のAMD式ステージに用いられる平
行バネは、長いストロークを実現するためにヒンジ部1
bの肉厚を薄くしている。そのために可動方向に垂直な
方向のうち、ヒンジ部1bに対して引張り或いは圧縮に
なる方向(図1のy軸方向)に圧縮力が加えられると、
座屈し易くなる。この問題を本発明では、永久磁石の吸
引力(引張り力)を利用して安定させる。そのために
は、永久磁石3及び4において異なる磁極が対向するよ
うに配置すればよい。永久磁石3及び4は、各々複数設
けてもよい。
【0025】永久磁石には、フェライト磁石、アルニコ
磁石、希土類磁石などがあるが、小型化、高能率化のた
めに、永久磁石3及び4には希土類磁石を使用するのが
適切である。Sm-Co 系やNd-Fe-B系の希土類磁石
は、保磁力、残留磁化等の磁気特性が優れている。永久
磁石3及び4のもう1つの機能は、平行バネ1がx軸方
向へ移動したとき、すなわち永久磁石3と4の相対位置
がずれた場合でも、x軸、y軸方向の力を調整できるこ
とである。
【0026】例えば、単純に小さな磁石の対を向かい合
わせただけならば、平行バネ1がx軸方向へ移動したと
き、その方向の引力ポテンシャルが変化する。つまり、
一対の磁石の中心同士がずれると、元に戻そうとする力
(磁力)がx軸方向に発生する。これは、位置制御性や
安定性の上から望ましくない。この問題に対し、本発明
では、永久磁石3と4のうち、一方を他方よりもx軸方
向の長さを長くすることによって解決する。すなわち、
上記の長さを、平行バネ1の最大ストローク又はそれ以
上とする。又、複数の磁石を一定間隔で或いは間隔を空
けずに配置して、上記の長さにしてもよい。
【0027】しかし、実用上は、AMD式ステージを稼
働させている間は、x軸方向の磁力が一定不変の方が望
ましいが、稼働を中止する際には、元に戻そうとする磁
力がある方が好ましい。駆動用電磁石2の電流を遮断し
たとき、この磁力は、平行バネ1が中立位置に復帰する
運動を援助するので、好都合である。可動方向に垂直な
もう1つの方向であるz軸方向に対しては、図2に示す
ように、永久磁石5と6の対を1組以上、同じ磁極が対
向するように配置することにより、z軸方向にバネを付
加した効果を生じさせる。永久磁石5と6の対も、永久
磁石3と4の対の場合と同様に、いずれか一方を他方よ
りもx軸方向の長さを長くすることにより、平行バネ1
の駆動中、反発力を一定に保つことができる。この反発
力のポテンシャルによって、z軸方向の運動は磁場とい
うバネで制限されるので、結果的に平行バネ1の共振周
波数が高まり、ステージとしての性能が向上する。
【0028】永久磁石5と6は、ヒンジ部1bの肉厚が
薄く座屈し易い場合にも効果があるが、特に、ステージ
の小型化、軽量化のために、平行バネそのもののz軸方
向の厚さが薄い場合には一層効果がある。本発明のAM
D式ステージに用いられる平行バネ1は、ストロークを
増大させているので、平行バネ1をx軸方向に駆動する
場合、駆動方向と垂直の方向(y軸方向)にピッチング
と呼ばれる沈み込みの並進運動が生じることがある。し
かし、x軸方向に駆動するステージとy軸方向に駆動す
るステージとを組み合わせた2次元ステージ(x−yス
テージ)においては、上記のピッチング運動の方向は、
y軸方向に駆動するステージの移動方向であるので、変
位測定と駆動制御による補正が可能なため、実際の位置
決めに対して問題にならない。
【0029】以上説明したように、本発明においては、
平行バネが本来有する直進運動性能によってステージ駆
動に有害な回転運動成分を除くことができる。そして、
AMD方式の利点である非接触駆動によって、摩擦やガ
タの影響を受けずにステージを駆動できる。さらに、永
久磁石の磁力によってステージを支持するので、駆動方
向に垂直な2つの方向の共振周波数を高くすることがで
き、ステージの安定化に寄与する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気駆動
ステージは、長いストロークを得るためにヒンジ部を薄
くしても、支持部によってヒンジ部に引張り力が与えら
れるので、平行バネの共振周波数の低下を防止すること
ができる。支持部に、平行バネの駆動方向と引張り力の
働く方向とのいずれにも垂直な方向に平行バネを押しつ
けるための永久磁石をさらに設ければ、平行バネの共振
周波数を上げることができる。その結果、直進運動性能
に優れ、長いストロークと高い位置決め精度をもつ磁気
駆動ステージが実現できる。
【0031】また、電磁石の磁力によって平行バネを駆
動するとともに、磁力の作用により非接触で平行バネを
支持するので、平行バネの駆動に伴う摩擦やガタなどの
悪影響もない。更に、平行バネ、電磁石及び支持部を2
組結合させ、平面上の直交する2つの方向に運動可能と
したx−y2次元ステージにおいては、ピッチングの補
正も可能である。その結果、高精度で耐振性のある2次
元ステージを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る磁気駆動ステージの
構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る磁気駆動ステージの
構成を示す側面図である。
【図3】従来の一体型平行バネの機構を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・平行バネ 2・・・・・・・・・電磁石 3、4、5、6・・・永久磁石 7、8、9、10・・固定部 11・・・・・・・・磁性体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な梁をもつ平行バネと、前記
    平行バネを磁力によって駆動するための電磁石と、前記
    平行バネを磁力によって支持するための支持部と、を備
    えた磁気駆動ステージにおいて、 前記平行バネは、前記梁の幅又は厚さを部分的に減じて
    成るヒンジ部を有し、 前記支持部は、前記ヒンジ部に引張り力を与えるように
    配置された一対以上の永久磁石を設けたことを特徴とす
    る磁気駆動ステージ。
  2. 【請求項2】 互いに平行な梁をもつ平行バネと、前記
    平行バネを磁力によって駆動するための電磁石と、前記
    平行バネを磁力によって支持するための支持部と、を備
    えた磁気駆動ステージにおいて、 前記平行バネは、前記梁の幅又は厚さを部分的に減じて
    成るヒンジ部を有し、 前記支持部は、前記ヒンジ部に引張り力を与えるように
    配置された、永久磁石と磁性体との組を1組以上設けた
    ことを特徴とする磁気駆動ステージ。
  3. 【請求項3】 前記平行バネの駆動方向と前記引張り力
    の働く方向とのいずれにも垂直な軸上に、前記平行バネ
    を押しつけるように前記平行バネに対して対向配置され
    た1組以上の永久磁石を設けたことを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の磁気駆動ステージ。
  4. 【請求項4】 前記平行バネは、一体型平行バネである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気
    駆動ステージ。
  5. 【請求項5】 前記平行バネは、チタン又は他の超弾性
    材料で製造されたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の磁気駆動ステージ。
  6. 【請求項6】 前記電磁石のコイルの電流値又は前記電
    磁石の発生する磁界の強さを検知することによって、前
    記平行バネの駆動による位置変化を検出するための変位
    検出部をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜5
    のいずれかに記載の磁気駆動ステージ。
  7. 【請求項7】 前記平行バネの駆動による位置変化を検
    出するための光波干渉計をさらに備えたことを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれかに記載の磁気駆動ステー
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記平行バネ、前記電磁石及び前記支持
    部を2組結合させ、平面上の直交する2つの方向に運動
    可能としたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか
    に記載の磁気駆動ステージ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317926A (ja) * 2004-03-10 2005-11-10 Asml Netherlands Bv リソグラフィ位置決めデバイス及びデバイス製造方法
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