JPH10222576A - コンピュータ来客受付案内システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受付嬢によらないで機械的に来客の受付案内
を行えるようにする。 【解決手段】 会社などの受付場所にコンピュータの端
末装置としてディスプレイ３９及びスピーカ４０と共
に、コンピュータに来客を知らせるための来客センサ４
１及び来客報知スイッチの双方或いはこれらのうちの何
れか並びに、コンピュータにメッセージを入力するため
の複数の選択スイッチを設け、来客センサが自動的に来
客を検出することにより或いは来客報知スイッチが来客
により操作されることにより、ディスプレイやスピーカ
が画像や音声で来客に受付の挨拶を行い続いて選択スイ
ッチの操作を行う旨を知らせるように作動し、この後、
来客が選択スイッチの何れかを選択操作することによ
り、ディスプレイやスピーカが画像や音声で、前記選択
操作のなされた一つの選択スイッチに対応した情報を提
供するように作動する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、会社などの受付場
所に端末装置としてのディスプレイ及びスピーカを設け
て機械的に受付案内を行うようにしたコンピュータ来客
受付案内システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】会社などでは玄関ホールに受付カウンタ
を設置し、ここに専用の受付嬢を配置し、来客の受付や
案内を行うようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の受
付案内システムでは、専用の受付嬢を雇用する必要があ
って経費が嵩むものとなり、また受付嬢は常に受付カウ
ンタの場所に控えていなければならず、このことが女性
にとって意外と苛酷な労働を強いることとなり、その安
定的雇用が困難となっている。

【０００４】また受付嬢が内方に座れる大きさの受付カ
ウンタを固定的に設備することが必要であると共に、そ
のためのスペースを確保する必要がある。

【０００５】本発明は、このような問題点を解消するも
のとしたコンピュータ来客受付案内システムを提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に於いては、会社
などの受付場所にコンピュータの端末装置としてディス
プレイ及びスピーカと共に、コンピュータに来客を知ら
せるための来客センサ及び来客報知スイッチの双方或い
はこれらのうちの何れか並びに、コンピュータにメッセ
ージを入力するための複数の選択スイッチを設け、来客
センサが自動的に来客を検出することにより或いは来客
報知スイッチが操作されることにより、ディスプレイや
スピーカが画像や音声で来客を受け付け、続いて選択ス
イッチの操作を行う旨を知らせるように作動し、来客が
選択スイッチの何れかを選択操作したときは、ディスプ
レイやスピーカが画像や音声で、前記選択操作のなされ
た一つの選択スイッチに対応した情報を提供するように
作動する構成とする。

【０００７】この発明によれば、コンピュータが、ディ
スプレイやスピーカで来客を受け付け、来客が希望する
情報を必要時に提供するものとなる。

【０００８】そして、上記発明は具体的には次のように
なす。即ち、複数の選択スイッチは、少なくとも、会社
案内情報に関するもの、電話内線番号情報に関するも
の、部署配置情報に関するもの及び、新製品情報に関す
るものの４つを備えたものとする。

【０００９】またディスプレイ、スピーカ及び、来客セ
ンサ及び来客報知スイッチの何れか若しくは双方並びに
選択スイッチは床面などに定置される家具に装設する
か、或いは受付場所の壁面に装設する。

【００１０】コンピュータは、ディスプレイに表示させ
るべき画像情報を作成するための画像情報作成機構と、
この画像情報作成機構で作成された画像情報をディスプ
レイに表示するタイミングを特定するための表示シーケ
ンス作成機構とからなる情報作成用入力インターフェイ
ス機構を備えると共に、画像情報作成機構で作成された
画像情報を表示シーケンス作成機構で特定されたタイミ
ングでディスプレイに表示させるための画像情報表示機
構と、この画像情報表示機構で表示される画像及び別途
に用意された音声情報を来客センサ、来客報知スイッチ
又は選択スイッチの操作に関連した特定のタイミングで
ディスプレイやスピーカに出力させるための画像音声同
調制御機構とからなるタイマ同調機構を備えたものとな
す。

【００１１】上記画像情報作成機構は動画情報作成機構
と静止画情報作成機構とからなるものとなし、画像情報
表示機構は動画情報表示機構と静止画情報表示機構とか
らなるものとなす。

【００１２】この際、動画情報作成機構はコマーシャル
作成機構、受付案内作成機構、会社案内作成機構及び新
製品情報作成機構を備え、また静止画情報作成機構はメ
ニュタイトル作成機構、電話内線番号一覧表作成機構及
び部署配置図作成機構を備えるほか、必要に応じ来客案
内作成機構及び来客へのメッセージ作成機構を備えたも
のとなす。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明はコンピュータとしてパソ
コンを使用するものであり、このパソコンにはディスプ
レイ、来客センサ、来客報知スイッチ及び選択スイッチ
などの端末装置を接続する。先ずパソコンについて説明
すると、図１及び図２に示すように情報作成用入力イン
ターフェイス（ユーザインターフェイス）機構１とタイ
マ同調機構２とを備えたものとなされる。

【００１４】ここに、ユーザインターフェイス機構１は
来客にその必要とする情報を提供するための仕組みをユ
ーザ又はサービス会社などが容易に構築できるようにす
るためのものであり、またタイマ同調機構２は来客にそ
の必要とする情報を端末装置（ディスプレイやスピー
カ）を通じて必要時に提供できるようにするためのもの
である。

【００１５】上記ユーザインターフェイス機構１は動画
情報作成機構３及び静止画情報作成機４からなる画像情
報作成機構のほか表示シーケンス作成機構５などを備え
たものとなされる。

【００１６】この際、動画情報作成機構３はディスプレ
イにより来客に提供する動画情報を作成するためのもの
で、コマーシャル作成機構６、受付案内作成機構７、会
社案内作成機構８及び新製品情報作成機構９などを具備
したものとなされる。

【００１７】ここに、コマーシャル作成機構６はユーザ
などの製品を宣伝するための動画情報を作成するための
ものであり、受付案内作成機構７は受付嬢がお辞儀や案
内動作などをするようにした動画情報を作成するための
ものであり、会社案内作成機構８は各部署の業務内容を
説明するための動画情報を作成するためのものであり、
新製品情報作成機構９はユーザなどの新製品を紹介する
ための動画情報を作成するためのものである。

【００１８】この動画情報作成機構は具体的には、ビデ
オ信号をデジタル信号に変換し、編集作業を経て、ハー
ドディスクに保存するものとなされる。

【００１９】静止画情報作成機構４はディスプレイで来
客に提供する静止画情報を作成するためのもので、来客
案内作成機構１０、メニュタイトル作成機構１１、電話
内線番号一覧表作成機構１２、会社案内作成機構１３、
部署配置図作成機構１４、新製品情報作成機構１５、来
客へのメッセージ作成機構１６などを具備したものとな
される。

【００２０】ここに、来客案内作成機構１０は例えば当
日の来客予定を「歓迎 Ａ会社 社長 広島太郎様、歓
迎 Ｂ会社 社長 岡山花子様、・・・・・、・・・・
・」などと表示した静止画情報を作成するためのもので
あり、メニュタイトル作成機構１１はメニュタイトルの
静止画情報を例えば「（１）内線番号一覧表 （２）会
社案内 ・・・・・」などと作成するためのものであ
り、電話内線番号一覧表作成機構はユーザの社員デスク
とその内線番号の対応関係などを一覧表にした静止画情
報を作成するためのものであり、会社案内作成機構１３
は各部署の業務内容を説明するための静止画情報を作成
するためのものであり、部署配置図作成機構１４はユー
ザの部署配置図を示す静止画情報を作成するためのもの
であり、新製品情報作成機構１５はユーザなどの新製品
を紹介するための静止画情報を作成するためのものであ
り、来客へのメッセージ作成機構１６は全ての或いは特
定の来客へのメッセージを表示した静止画情報を作成す
るためのものである。

【００２１】この静止画情報作成機構４は、具体的に
は、グラフィック情報としてハードディスクに保存する
ものとなされる。

【００２２】表示シーケンス作成機構構５は画像情報作
成機構３、４で作成した画像情報についてディスプレイ
に表示するタイミングを特定するためのもので、動画情
報についてのタイミングを特定するための動画情報シー
ケンス作成機構１７及び、静止画情報についてディスプ
レイに表示するタイミングを特定するための静止画情報
シーケンス作成機構１８などを具備したものとなす。

【００２３】一方、タイマ同調機構２は動画情報表示機
構１９及び静止画情報表示機構２０からなる画像情報表
示機構のほか動画、静止画及び音声同調制御機構２１な
どを備えたものとなされる。

【００２４】この際、動画情報表示機構１９は来客に提
供すべき動画情報をディスプレイに表示するためのもの
で、コマーシャル表示機構２２、受付案内表示機構２
３、会社案内表示機構２４、新製品情報表示機構２５、
動画情報シーケンス制御機構２６及びメッセージ制御機
構２７などを具備したものとなされる。

【００２５】ここに、コマーシャル表示機構２２はコマ
ーシャル作成機構６で作成した動画情報をディスプレイ
に表示させるためのものであり、受付案内表示機構２３
は受付案内作成機構７で作成した動画情報をディスプレ
イに表示させるためのものであり、会社案内表示機構２
４は会社案内作成機構８で作成した動画情報をディスプ
レイに表示させるためのものであり、新製品情報表示機
構２５は新製品情報作成機構で作成した動画情報をディ
スプレイに表示させるためのものである。

【００２６】そして、動画情報シーケンス制御機構２６
は動画情報シーケンス作成機構１７で特定したタイミン
グ通りに動画情報をディスプレイに表示するように動画
情報表示機構１９を制御するためのものであり、メッセ
ージ制御機構２７は動画情報表示機構１９を、外部から
伝達されたメッセージに応じて作動させるように制御す
るものである。

【００２７】静止画情報表示機構２０は来客に提供する
静止画情報をディスプレイに表示するためのもので、来
客案内表示機構２８、電話内線番号一覧表表示機構２
９、会社案内表示機構３０、部署配置図表示機構３１、
新製品情報表示機構３２、来客へのメッセージ表示機構
３３、静止画情報シーケンス制御機構３４、メッセージ
制御機構３５などを具備したものとなされる。

【００２８】ここに、来客案内表示機構２８は来客案内
作成機構１０で作成した静止画情報をディスプレイに表
示するためのものであり、電話内線番号一覧表表示機構
２９は電話内線番号一覧表作成機構１２で作成した静止
画情報をディスプレイに表示するためのものであり、会
社案内表示機構３０は会社案内作成機構１３で作成した
静止画情報をディスプレイに表示させるためのものであ
り、部署配置図表示機構３１は部署配置図作成機構１４
で作成した静止画情報をディスプレイに表示するための
ものであり、新製品情報表示機構３２は新製品情報作成
機構１５で作成した静止画情報をディスプレイに表示す
るためのものであり、来客へのメッセージ表示機構３３
はメッセージ作成機構１６で作成した静止画情報をディ
スプレイに表示するためのものである。

【００２９】そして、静止画情報シーケンス制御機構３
４は静止画情報シーケンス作成機構１８で特定したタイ
ミング通りに動画情報をディスプレイに表示するように
静止画情報表示機構２０を制御するためのものであり、
メッセージ制御機構３５は静止画情報表示機構２０を、
外部から伝達されたメッセージに応じて作動させるよう
に制御するものである。

【００３０】動画、静止画及び音声同調制御機構２１は
後述の端末装置（来客センサ、来客報知スイッチ又は選
択スイッチ）からのメッセージの存否を検出し、検出し
たメッセージに対応した動画、静止画又は音声情報を順
次に適当なタイミングでディスプレイに表示させるため
のもので、Ｉ／Ｏ制御機構３６及びメッセージ同調制御
機構３７などを具備したものとなされる。

【００３１】ここに、Ｉ／Ｏ制御機構３６は来客センサ
による来客の検出、来客報知スイッチの押し操作或い
は、選択スイッチの押し操作が存在するか否かを検出
し、検出したものに対応したメッセージをメッセージ同
調制御機構２７、３５に伝達するものである。メッセー
ジ同調制御機構３７はＩ／Ｏ制御機構３６から伝達され
たメッセージをメッセージ制御機構２７、３５を経て動
画情報シーケンス制御機構２６や静止画情報シーケンス
制御機構３４に伝達し、このメッセージに対応した動
画、静止画又は音声情報を動画情報シーケンス制御機構
２６や静止画情報シーケンス制御機構３４の制御により
動画情報シーケンス作成機構及び静止画情報シーケンス
作成機構で特定したタイミングの通りにディスプレイに
表示させるためのものである。

【００３２】次に端末装置やその設置例などについて説
明する。図３に示すように、会社などの受付場所の床面
に定置される家具３８を形成するのであり、この家具３
８は適当高さ位置にカバンなどの荷物を置くためのテー
ブル面３８ａを具備したものとなす。そして、テーブル
面３８ａよりも上方にディスプレイ３９を設け、下部に
スピーカ４０、４０や来客センサ４１を設け、さらにテ
ーブル面３８ａ上にスイッチパネル４２を固定する。

【００３３】この際、ディスプレイ３９は図示のように
４つ設けて４端末となしても、或いは２つ設けて２端末
となしても、或いは単一画面を有するものを１つ設けて
この画面を２区画に分けて２端末として機能させるもの
となしてもよい。そして図示のように４つ設けた場合は
上側の２端末を動画表示用とし、下側の２端末を静止画
表示用とするのであり、２つのディスプレイを設けた場
合は一方の端末を動画用とし、他方の端末を静止画用と
するのであり、単一のディスプレイを設けた場合は一方
の区画の端末を動画用とし、他方の区画の末端を静止画
用とする。ここに、各端末は独立した仕組みで動作する
プログラムで作動されるようになされる。

【００３４】スイッチパネル４２は例えば図４に示すよ
うに最も手前に来客報知スイッチ（押しボタンスイッ
チ）４３を設け、その奥側に６つの選択スイッチ（押し
ボタンスイッチ）４４ａ〜４４ｆを配設したものなどと
なされる。この際、来客報知スイッチ４３はよく目立つ
ように赤色に着色し、また選択スイッチ４４ａ〜４４ｆ
は電話内線番号一覧表に関するもの、会社案内に関する
もの、部署配置図に関するもの、新製品情報に関するも
の、来客へのメッセージに関するもの及び予備用のもの
からなっている。

【００３５】家具３８の内部は図３Ｂに示すようにパソ
コンの本体４５や音声再生機構４６のほか付属品４７な
どを収納できるようにするのがよい。

【００３６】上記した端末装置３９、４０、４１、４２
などは図５に示すように会社などの受付場所の壁面４５
に装飾４５ａを施し、ここに埋め込むように設けてもよ
く、或いは図６に示すように壁面４５に沿わせて棚４６
を形成し、この棚４６に載せたり組み込んだりしてもよ
い。そして、端末装置３９、４０の近傍には電話機４７
を設置するのである。

【００３７】上記の如く構成した本発明システムの作動
の一例を、図３に示す端末装置を使用した場合について
説明する。

【００３８】システムに電源を投入するか、説明を省略
したリセットスイッチを操作することによりシステムを
初期状態にすると、Ｉ／Ｏ制御機構３６が来客センサ４
１の検知や来客報知スイッチ４３の押し操作の存否を５
０ｍＳ毎に確認する。

【００３９】Ｉ／Ｏ制御機構３６がそれらの何れも存在
しないと認識すると、このことのメッセージをメッセー
ジ同調制御機構３７を通じてメッセージ制御機構２７、
３５へ送信する。続いて、メッセージ制御機構２７はそ
のメッセージの意味を判断し、必要であればこのメッセ
ージを動画情報シーケンス制御機構２６に伝達し、この
伝達を受けた動画情報シーケンス制御機構２６は適当タ
イミングでコマーシャル表示機構２２により上側のディ
スプレイ３９、３９にコマーシャルを表示する。またメ
ッセージ制御機構３５も同様にそのメッセージの意味を
判断し、必要であればこのメッセージを静止画情報シー
ケンス制御機構３４に伝達し、この伝達を受けた静止画
情報シーケンス制御機構３４は適当タイミングで来客案
内表示機構２８により下側のディスプレイ３９、３９に
来客案内を表示する。これらの画像情報に同調して、別
途用意された音声がメッセージの種別に関連してスピー
カから流される。

【００４０】来客が多い場合は、上側の一つのディスプ
レイ３９にコマーシャルを表示し、その他の３つのディ
スプレイに来客案内を表示するようにしてもよい。

【００４１】一方、Ｉ／Ｏ制御機構３６が来客センサ４
１の検知又は来客報知スイッチ４３の押し操作の何れか
或いはそれらの双方を認識すると、先に準じて、そのメ
ッセージをメッセージ同調制御機構３７を通じてメッセ
ージ制御機構２７、３５へ送信する。このメッセージを
受けた動画情報シーケンス制御機構３６は受付案内表示
機構２３により上側のディスプレイ３９、３９に受付案
内用の動画情報を表示する。またスピーカ４０、４０か
らは別途用意された音声情報である「本日は、御来社あ
りがとうございます。お手元に、押マーク及び番号の表
示された選択スイッチがありますので、必要なものをお
押しくださいませ。なお、社員デスクに電話される方
は、お手元の電話を御利用下さいませ。では、どう
ぞ。」などの音声が動画情報に同調して流れる。

【００４２】そして下側のディスプレイ３９、３９には
メッセージ表示機構３３によりメニュタイトルとして、 「 （１）の押しボタンは内線番号一覧表を表示し
ます。 （２）の押しボタンは会社案内を表示します。 （３）の押しボタンは部署配置図を表示します。 （４）の押しボタンは新製品情報を表示します。 （５）の押しボタンはお客様へのメッセージを表示しま
す。 」 という静止画情報が表示される。

【００４３】このような誘導により、来客が何れかの選
択スイッチ４４ａ〜４４ｆを押し操作すると、Ｉ／Ｏ制
御機構３６がこの押し操作の存在を認識し、その選択ス
イッチに対応したメッセージを前述同様にメッセージ同
調制御機構３７を通じてメッセージ制御機構２７、３５
へ送信する。このメッセージを受けた動画情報シーケン
ス制御機構２６又は静止画情報シーケンス制御機構３４
は押し操作された選択スイッチに対応した動画情報又は
静止画情報を適当な順序で上側又は下側のディスプレイ
３９に表示するものとなり、また画像情報に同調して音
声がスピーカ４０、４０から流れる。

【００４４】さらに詳細に説明すると、選択スイッチ４
４ａ〜４４ｆの操作に於いて、（１）の押しボタンを押
し操作したときは電話内線番号一覧表表示機構２９によ
り電話内線番号一覧表についての静止画情報が提供さ
れ、（２）の押しボタンを押し操作したときは会社案内
表示機構２４、３０により会社案内についての動画及び
静止画情報が提供され、（３）の押しボタンを押し操作
したときは部署配置図表示機構３１により部署配置図に
ついての静止画情報が提供され、（４）の押しボタンを
押し操作したときは新製品情報表示機構２５、３２によ
り新製品情報についての動画及び静止画情報が提供さ
れ、（５）の押しボタンを押し操作したときはメッセー
ジ表示機構３３により来客へのメッセージについての静
止画情報が提供される。

【００４５】このような選択スイッチ４４ａ〜４４ｆの
操作による情報提供が終了するか或いは受付案内の後に
選択スイッチ４４ａ〜４４ｆが操作されないと、このこ
とを意味するメッセージがメッセージ同調制御機構３７
を通じてメッセージ制御機構２７、３５に送信され、こ
れに関連して初期状態に復帰し、前述したと同様に、上
側のディスプレイ３９、３９にはコマーシャルが表示さ
れ、下側のディスプレイ３９、３９には来客案内が表示
される。この際、上側のディスプレイ３９、３９に会社
案内を表示させてもよい。

【００４６】さらに次の来客があり、このことをＩ／Ｏ
制御機構３６が前述同様に認識すると、そのメッセージ
を前述同様に所要の機構に送信し、前述同様な受付案内
の情報が提供され、続いて選択スイッチ４４ａ〜４４ｆ
の押し操作が存在すると、これに関連した情報提供が前
述同様に行われる。以後は同じ作動の繰り返しである。

【００４７】なお、上記したように上側のディスプレイ
３９、３９に会社案内を表示させるようにしたときは、
次のように作動する。即ち、Ｉ／Ｏ制御機構３６が来客
を認識したときに、それまで行われていた会社案内は中
止され、また（２）の押しボタンが押し操作されると、
会社案内の情報が最初から提供されるようになり、また
受付案内の終了の後に選択スイッチが押されないときは
一定時間の後に、或いは選択スイッチが押されたときは
選択スイッチによる情報提供の終了の後に、会社案内の
情報提供が先の中止のときに続けて提供されるものとな
る。

【００４８】本実施形態おいて、メッセージ制御機構２
７、３５は、動画情報では２００ｍＳ毎に、静止画情報
では５００ｍＳ毎にメッセージの存否及び種別の確認を
行うものとする。

【００４９】また動画情報シーケンス制御機構２６は、
動画情報の表示が終了したか否かの確認を２００ｍＳ毎
に行い、これが終了したことが確認されれば動画情報作
成機構３で作成された動画情報を動画情報シーケンス作
成機構１７で特定した順序に従い次の作動が行われるよ
うに制御する。

【００５０】また静止画情報シーケンス制御機構３４
は、静止画情報の表示が終了したか否かの確認を５００
ｍＳ毎に行い、これが終了したことが確認されれば静止
画情報作成機構４で作成された静止画情報を静止画情報
シーケンス作成機構１８で特定した順序に従い次の作動
が行われるように制御する。

【００５１】

【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、コ
ンピュータにより機械的に来客の受付案内をすることが
でき、受付嬢の雇用に関する従来の問題は解消され、ま
た受付嬢用の比較的大きな受付カウンタを固定的に設け
る必要がなくなり、そのためのスペースも不要となる。

【００５２】請求項２によれば、選択スイッチの操作に
より会社案内情報、電話内線番号情報、会社案内情報或
いは新製品情報を必要時に来客に提供できるものとな
り、請求項３によれば、家具が受付カウンタとして機能
するため固定的な受付カウンタが不要であり且つ家具が
インテリアとして機能するものとなり、請求項４によれ
ば、壁面に端末装置を装設するため受付場所のスペース
を一層狭くすることができる。

【００５３】請求項５によれば、入力インターフェイス
機構により画像情報を提供する仕組みを容易に構築する
ことができ、またタイマ同調機構により来客が必要とす
る画像情報を必要時に適当順序でディスプレイなどによ
り提供できるものとなり、請求項６によれば、動画情報
及び静止画情報の双方を来客に提供できるものとなる。

【００５４】請求項７によれば、コマーシャル、受付案
内、会社案内及び新製品についての動画情報並びに、メ
ニュタイトル、電話内線番号一覧表及び部署配置図につ
いての静止画情報をユーザなどが任意に作成できるもの
となる。

【００５５】請求項８によれば、来客案内や、来客への
メッセージについての静止画情報をユーザなどが任意に
作成できるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るコンピュータの情報作成機構の概
要を示すブロック図である。

【図２】本発明に係るコンピュータの情報表示機構の概
要を示すブロック図である。

【図３】端末装置を装着した家具に関し、Ａは正面図、
Ｂは側面視断面図である。

【図４】スイッチパネルの上面の配置構成を示す図であ
る。

【図５】壁面に端末装置を装着した状態を示す正面図で
ある。

【図６】壁面に端末装置を装着した他の状態を示す正面
図である。

【符号の説明】

１ 入力インターフェイス機構 ２ タイマ同調機構 ３ 動画情報作成機構 ４ 静止画情報作成機構 ５ 表示シーケンス作成機構 ６ コマーシャル作成機構 ７ 受付案内作成機構 ８、１３ 会社案内作成機構 ９、１５ 新製品情報作成機構 １０ 来客案内作成機構 １１ メニュタイトル作成機構 １２ 内線番号一覧表作成機構 １４ 部署配置図作成機構 １６ メッセージ作成機構 １９ 動画情報表示機構 ２０ 静止画情報表示機構 ２１ 動画、静止画及び音声同調制御機構 ３８ 家具 ３９ ディスプレイ ４０ スピーカ ４１ 来客センサ ４３ 来客報知スイッチ ４４ａ〜４４ｆ 選択スイッチ ４５ 壁面

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 会社などの受付場所にコンピュータの端
   末装置としてディスプレイ及びスピーカと共に、コンピ
   ュータに来客を知らせるための来客センサ及び来客報知
   スイッチの双方或いはこれらのうちの何れか並びに、コ
   ンピュータにメッセージを入力するための複数の選択ス
   イッチを設け、来客センサが自動的に来客を検出するこ
   とにより或いは来客報知スイッチが操作されることによ
   り、ディスプレイやスピーカが画像や音声で来客を受け
   付け、続いて選択スイッチの操作を行う旨を知らせるよ
   うに作動し、来客が選択スイッチの何れかを選択操作し
   たときは、ディスプレイやスピーカが画像や音声で、前
   記選択操作のなされた一つの選択スイッチに対応した情
   報を提供するように作動する構成を特徴とするコンピュ
   ータ来客受付案内システム。
2. 【請求項２】 複数の選択スイッチは、少なくとも、会
   社案内情報に関するもの、電話内線番号情報に関するも
   の、部署配置情報に関するもの及び、新製品情報に関す
   るものの４つからなることを特徴とする請求項１記載の
   コンピュータ来客受付案内システム。
3. 【請求項３】 ディスプレイ、スピーカ及び、来客セン
   サ及び来客報知スイッチの何れか若しくは双方並びに選
   択スイッチを、床面などに定置される家具に装設したこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載のコンピュータ来客
   受付案内システム。
4. 【請求項４】 ディスプレイ、スピーカ、来客報知スイ
   ッチ及び選択スイッチを、受付場所の壁面に装設したこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載のコンピュータ来客
   受付案内システム。
5. 【請求項５】 コンピュータが、ディスプレイに表示さ
   せる画像情報を作成するための画像情報作成機構と、こ
   の画像情報作成機構で作成した画像情報をディスプレイ
   に表示するタイミングを特定するための表示シーケンス
   作成機構とからなる情報作成用入力インターフェイス機
   構を備えると共に、画像情報作成機構で作成した画像情
   報を表示シーケンス作成機構で特定されたタイミングで
   ディスプレイに表示させるための画像情報表示機構と、
   この画像情報表示機構で表示されるべき画像情報及び別
   途に用意された音声情報を来客センサや来客報知スイッ
   チ又は選択スイッチの操作に関連した特定のタイミング
   でディスプレイやスピーカに出力させるための画像音声
   同調制御機構とからなるタイマ同調機構を備えたことを
   特徴とする請求項１、２、３又は４記載のコンピュータ
   来客受付案内システム。
6. 【請求項６】 画像情報作成機構が動画情報作成機構と
   静止画情報作成機構とからなり、画像情報表示機構が動
   画情報表示機構と静止画情報表示機構とからなることを
   特徴とする請求項５記載のコンピュータ来客受付案内シ
   ステム。
7. 【請求項７】 動画情報作成機構がコマーシャル作成機
   構、受付案内作成機構、会社案内作成機構及び新製品情
   報作成機構を備え、また静止画情報作成機構がメニュタ
   イトル作成機構、電話内線番号一覧表作成機構及び部署
   配置図作成機構を備えたことを特徴とする請求項６記載
   のコンピュータ来客受付案内システム。
8. 【請求項８】 静止画情報作成機構が上記のほか来客案
   内作成機構及び来客へのメッセージ作成機構を備えたこ
   とを特徴とする請求項７記載のコンピュータ来客受付案
   内システム。