JPH10222317A - ディスク制御システム - Google Patents

ディスク制御システム

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JPH10222317A
JPH10222317A JP2884797A JP2884797A JPH10222317A JP H10222317 A JPH10222317 A JP H10222317A JP 2884797 A JP2884797 A JP 2884797A JP 2884797 A JP2884797 A JP 2884797A JP H10222317 A JPH10222317 A JP H10222317A
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JP
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disk
disk device
unit
css
cleaning
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JP2884797A
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Masahiro Ishii
昌宏 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク制御システムが稼働している間は、
CSSが実施されなかった。 【解決手段】 第一のディスク装置と、第二のディスク
装置と、第一又は第二のディスク装置への任意の処理を
要求する要求信号を出力するホストコンピュータと、第
一及び第二のディスク装置に接続されるとともに、ホス
トコンピュータに接続され、要求信号が入力されるメイ
ン制御装置と、所定の条件に基づき、第一又は第二のデ
ィスク装置の清掃を要求する清掃信号をメイン制御装置
へ出力する清掃管理部、を有し、清掃信号に基づく処理
が行われている間は、清掃信号に基づく処理が行われて
いる第一又は第二のディスク装置とは異なるもう一方の
第二又は第一のディスク装置でのみ要求信号に基づく処
理を行わせるサブ制御装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストコンピュ
ータ、ディスク装置、及びディスク制御装置からなるデ
ィスク制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク制御システムの例を図23を用
いて説明する。図23において、1はホストコンピュー
タである。2はホストインターフェース部であり、ホス
トコンピュータ1に接続され、ホストコンピュータ1と
の間でコマンド等の入出力が行われる。3は制御部であ
り、ホストインターフェース部2に接続され、ホストコ
ンピュータ1から出力されたコマンド等がホストインタ
ーフェース部2を介して入出力される。
【0003】4−0〜4−3はデバイスインターフェー
ス部であり、制御部3に接続される。5−00〜5−3
3はディスク装置であり、信号線であるバス6−0〜6
−3を介してデバイスインターフェース部4−0〜4−
3に接続される。このディスク装置5−00〜5−33
は、バス6−0〜6−3及びデバイスインターフェース
部4−0〜4−3を介して制御部3との間で、コマンド
等の入出力が実施される。
【0004】なお、ディスク装置5−00〜5−33と
制御部3との間で実施されるコマンド等の入出力は、制
御部3によって制御される。また、コマンドは、ディス
ク装置を制御する制御信号である。さらに、ディスク装
置5−00〜5−33は、円盤状の記憶媒体と、その記
憶媒体から僅かな間隙をもって設けられる磁気ヘッドと
から構成される。そして、回転する記録媒体と磁気ヘッ
ドとの間で、記録媒体からデータを読み出すリード処
理、及び記録媒体にデータを書き込むライト処理が実施
される。7はディスク制御装置であり、ホストインター
フェース部2、制御部3、及びデバイスインターフェー
ス部4−0〜4−3により構成される。
【0005】次に、図23で説明したディスク制御シス
テムの動作について、図24のフローチャートに従って
説明する。ステップ(以下、Nと称する。)1におい
て、ディスク制御装置7は、電源が入れられると初期化
が実施され、ホストコンピュータ1から出力されたコマ
ンドが入力されるのを待機する。そして、ディスク制御
装置7にコマンドが入力された場合には、N2へ進む。
また、ディスク制御装置7にコマンドが入力されなかっ
た場合には、もう一度N1を行う。
【0006】N2において、制御部3は、ホストインタ
ーフェース部2を介してホストコンピュータ1から出力
されたコマンドが入力される。このN2が終了すると、
N3へ進む。N3において、制御部3は、入力されたコ
マンドに基づき、ディスク装置5−00〜5−33の中
からコマンドに基づく処理を実施する対象のディスク装
置である例えばディスク装置5−00を選別する。この
N3が終了すると、N4へ進む。なお、制御部3が行う
選別は、制御部3が選別のために出力したセレクション
信号を対象のディスク装置である例えばディスク装置5
−00に受理されたか否かによって実施されるか否かが
決まる。つまり、制御部3から出力されたセレクション
信号がディスク装置5−00に受理されると選別が実施
されたことを示し、セレクション信号がディスク装置5
−00に受理されなければ選別は実施されなかったこと
を示す。
【0007】N4において、制御部3は、コマンドの対
象のディスク装置5−00にセレクション信号が受理さ
れたか否かを確認する。そして、対象のディスク装置5
−00にセレクション信号が受理された場合にはN5へ
進む。また、対象のディスク装置5−00にセレクショ
ン信号が受理されなかった場合にはN6へ進む。N5に
おいて、制御部3は、セレクション信号が受理されたデ
ィスク装置5−00に、コマンドを実施させる。そし
て、ディスク装置5−00がコマンドを実施した後は、
N1に戻る。N6において、ディスク装置5−00が既
に別のコマンドによる処理動作を実施しているBusy状態
であるためにディスク装置5−00にセレクション信号
が受理されなかった場合、制御部3はホストコンピュー
タ1にディスク装置5−00がBusy状態であることを報
告する。このN6が終了すると、N1に戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク制御シ
ステムでは、ホストコンピュータ1から出力されたコマ
ンドに基づき、ディスク制御装置7がディスク装置5−
00〜5−33を制御していた。なお、この従来のディ
スク制御装置7はディスク装置5−00〜5−33に対
して、ディスク装置5−00〜5−33へのデータの書
き込みであるライト処理、及びディスク装置5−00〜
5−33からのデータの読みだしであるリード処理等の
制御を実施していた。このライト処理及びリード処理等
の制御がディスク制御装置7によって実施される間、デ
ィスク装置5−00〜5−33を構成する記憶媒体は常
に回転している。このディスク装置5−00〜5−33
を構成する記憶媒体が長時間に渡って回転し続けると、
同じくディスク装置5−00〜5−33を構成する磁気
ヘッドにゴミ等の異物が付着する。
【0009】この磁気ヘッドに所定の量を越えて異物が
付着すると、ディスク装置の重大障害であるヘッドクラ
ッシュを引き起こすという問題がある。このヘッドクラ
ッシュは、記憶媒体に記録されたデータの喪失を伴う重
大な障害である。このヘッドクラッシュを防ぐ為には、
“ Contact Start Stop ”(以下、CSSと称する。)
という処理を、ディスク装置5に実施させることが有効
である。このCSSは、まず、ディスク装置5−00〜
5−33を構成する記録媒体の回転を停止させて、磁気
ヘッドを所定の場所に着地させる。そして、磁気ヘッド
に付着した異物を取り払った後に、再度、記録媒体の回
転をスタートさせるものである。しかしながら、従来の
ディスク制御システムでは、システムの停止時または起
動時にCSSが行われていた。このため、ディスク制御
システムを有するシステムでは、システムの稼動時間が
長くなると、一旦システムを停止させて一切の処理の停
止を行わなければならなかった。また、システムの処理
の一切を停止させなければ、ヘッドクラッシュが発生し
易くなるという問題点もあった。
【0010】本発明のディスク制御システムは、このよ
うな問題に鑑みなされたものであり、システムが稼働し
ている間、CSSが実施されているディスク装置へのア
クセスはできない場合があっても、少なくとも他のディ
スク装置に対するアクセスは継続して実施することがで
きる運用性の高いディスク制御システムを得ることを目
的とする。また、本発明のディスク制御システムは、シ
ステムが有するディスク装置に、適宜CSSが実施され
るため、システムが連続稼動しても、ディスク装置のヘ
ッドクラッシュが生じ難い信頼性の高いディスク制御シ
ステムを得ることを目的とする。さらに、本発明のディ
スク制御システムは、ディスク制御システムが稼働して
いる間でも、ディスク制御システムが有するディスク装
置の記録媒体にサーフェースチェックを実施し、磁気ヘ
ッドだけでなく記録媒体の異常の有無も確認できる信頼
性の高いディスク制御システムを得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるディス
ク制御システムは、第一のディスク装置と、第二のディ
スク装置と、第一又は第二のディスク装置への任意の処
理を要求する要求信号を出力するホストコンピュータ
と、第一及び第二のディスク装置に接続されるととも
に、ホストコンピュータに接続され、要求信号が入力さ
れるメイン制御装置と、所定の条件に基づき、第一又は
第二のディスク装置の清掃を要求する清掃信号をメイン
制御装置へ出力する清掃管理部、を有し、清掃信号に基
づく処理が行われている間は、清掃信号に基づく処理が
行われている第一又は第二のディスク装置とは異なるも
う一方の第二又は第一のディスク装置でのみ要求信号に
基づく処理を行わせるサブ制御装置と、を備えたもので
ある。
【0012】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一及び第二のディスク装置
を清掃する時刻が記録された清掃時刻記録部と、時刻を
計測するタイマ部と、を有し、清掃管理部が、メイン制
御装置と清掃時刻記録部とタイマ部とに接続され、所定
の条件を開始時刻記録部に記録された第一又は第二のデ
ィスク装置を清掃する時刻とタイマ部が計測した時刻と
が一致した場合としたものである。
【0013】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、第一及び第二のディスク装
置の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、
第一及び第二のディスク装置の稼動時間を計測するタイ
マ部と、を有し、清掃管理部が、メイン制御装置と最大
稼動時間記録部とタイマ部とに接続され、所定の条件を
最大稼動時間記録部に記録された第一又は第二のディス
ク装置の最大稼動時間にタイマ部により計測された第一
又は第二のディスク装置の稼動時間が達した場合とした
ものである。
【0014】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一又は第二のディスク装置
で清掃信号に基づく処理が行われる間、清掃信号に基づ
く処理が行われる第一又は第二のディスク装置での要求
信号に基づく処理を拒絶し、清掃信号に基づく処理が行
われる第一又は第二のディスク装置とは異なるもう一方
の第二又は第一のディスク装置でのみ要求信号に基づく
処理を行わせるものである。
【0015】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、複数の第一のディスク装置を有するディスク
グループ部と、ディスクグループ部への任意の処理を要
求する要求信号を出力するホストコンピュータと、ディ
スクグループ部に接続されるとともに、ホストコンピュ
ータに接続され、入力される要求信号に基づく任意の処
理をディスクグループ部の複数の第一のディスク装置に
行わせ、複数の第一のディスク装置それぞれに情報の保
持の仕方を相互に関連づける相関情報を設けさせるメイ
ン制御装置と、複数の第一のディスク装置の中の稼動時
間が最大稼動時間に達した第一のディスク装置の清掃を
要求する清掃信号を、メイン制御装置へ出力する清掃管
理部、を有し、最大稼動時間に達した第一のディスク装
置で清掃信号に基づく処理が行われている間は、要求信
号に基づく処理を最大稼動時間に達した第一のディスク
装置とは異なる複数の第一のディスク装置のいずれかに
行わせるサブ制御装置と、を備えたものである。
【0016】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、複数の第一のディスク装置を有するディスクグ
ループ部と、ディスクグループ部への任意の処理を要求
する要求信号を出力するホストコンピュータと、ディス
クグループ部に接続されるとともに、ホストコンピュー
タに接続され、入力される要求信号に基づく任意の処理
をディスクグループ部の複数の第一のディスク装置に行
わせ、複数の第一のディスク装置それぞれに同一の情報
を設けさせるメイン制御装置と、複数の第一のディスク
装置の中の稼動時間が最大稼動時間に達した第一のディ
スク装置の清掃を要求する清掃信号を、メイン制御装置
へ出力する清掃管理部、を有し、最大稼動時間に達した
第一のディスク装置で清掃信号に基づく処理が行われて
いる間は、要求信号に基づく処理を最大稼動時間に達し
た第一のディスク装置とは異なる複数の第一のディスク
装置のいずれかに行わせるサブ制御装置と、を備えたも
のである。
【0017】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、複数の第一のディスク装置
の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、複
数の第一のディスク装置の稼動時間を計測するタイマ部
と、を有し、清掃管理部は、メイン制御装置と最大稼動
時間記録部とタイマ部とに接続され、ある第一のディス
ク装置の稼動時間が最大稼動時間に達したか否かは、最
大稼動時間記録部に記録された複数の第一のディスク装
置のいずれかの最大稼動時間に、タイマ部により計測さ
れた稼動時間が達したか否かにより判断するものであ
る。
【0018】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、第一のディスク装置と、第二のディスク装置
と、第一のディスク装置への任意の処理を要求する要求
信号を出力するホストコンピュータと、第一及び第二の
ディスク装置に接続されるとともに、ホストコンピュー
タに接続され、要求信号が入力されるメイン制御装置
と、所定の条件に基づき、第一のディスク装置に記録さ
れている情報を第二のディスク装置に複写し、第一のデ
ィスク装置の清掃を要求する清掃信号をメイン制御装置
へ出力する清掃管理部、を有し、第一のディスク装置か
ら第二のディスク装置に切り換え、要求信号に基づく処
理を第二のディスク装置に行わせるサブ制御装置と、を
備えたものである。
【0019】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、第一のディスク装置の最大
稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、第一のデ
ィスク装置の稼動時間を計測するタイマ部と、を有し、
清掃管理部は、メイン制御装置と最大稼動時間記録部と
タイマ部とに接続され、所定の条件を最大稼動時間にタ
イマ部が計測した稼動時間が達した場合としたものであ
る。
【0020】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置は、ホストコンピュータから出力
された要求信号に基づく処理がサブ制御装置により切り
換えられた第二のディスク装置で行われる際に、清掃管
理部は第一のディスク装置に正しく情報が記録されるか
否かを確認するものである。
【0021】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、第一のディスク装置と、第二のディスク装置
と、第三のディスク装置と、第一のディスク装置への任
意の処理を要求する要求信号を出力するホストコンピュ
ータと、第一、第二、及び第三のディスク装置に接続さ
れるとともに、ホストコンピュータに接続され、要求信
号が入力されるメイン制御装置と、第一の所定の条件に
基づき、第一のディスク装置に記録されている情報を第
二のディスク装置に複写し、第一のディスク装置の清掃
を要求する第一の清掃信号をメイン制御装置へ出力し、
第一のディスク装置から第二のディスク装置に切り換
え、要求信号に基づく処理を第二のディスク装置に行わ
せ、第二の所定の条件に基づき、第二のディスク装置に
記録されている情報を第三のディスク装置に複写し、第
二のディスク装置の清掃を要求する第二の清掃信号をメ
イン制御装置へ出力し、第二のディスク装置から第三の
ディスク装置に切り換え、要求信号に基づく処理を第三
のディスク装置に行わせるサブ制御装置と、を備えたも
のである。
【0022】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一のディスク装置及び第二
のディスク装置の最大稼動時間が記録された最大稼動時
間記録部と、第一及び第二のディスク装置の稼動時間を
計測するタイマ部と、を有し、第一の所定の条件を第一
のディスク装置に関する最大稼動時間にタイマ部が計測
した稼動時間が達した場合とし、第二の所定の条件を第
二のディスク装置に関する最大稼動時間にタイマ部が計
測した稼動時間が達した場合としたものである。
【0023】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、ホストコンピュータから出
力された要求信号に基づく処理がサブ制御装置により切
り換えられた第二又は第三のディスク装置で行われる際
に、第一又は第二のディスク装置に正しく情報が記録さ
れるか否かを確認するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の一実施形態を図
1を用いて説明する。図1において、8はデバイス管理
テーブルであり、ディスク制御装置である制御部3に接
続され、第一及び第二のディスク装置であるディスク装
置5−00〜5−33各々が有する不変の番号である物
理デバイス番号、ディスク装置5−00〜5−33各々
がCSSの実施を要求しているか否か、及びディスク装
置5−00〜5−33各々にCSSが実施されているか
否かについてのデータが記録される。
【0025】9はメモリ部であり、デバイス管理テーブ
ル8を備える。10は清掃管理部であるCSS管理部で
あり、制御部3及びデバイス管理テーブル8に接続さ
れ、ディスク装置5−00〜5−33に対してCSSを
実施するタイミングを管理する。また、CSS管理部1
0は、制御部3を介して、ディスク装置5−00〜5−
33を構成する記録媒体の回転を停止させたり、再稼動
させたりする。なお、CSS管理部10は、ディスク装
置5−00〜5−33を構成する記録媒体の回転を停止
させたり、再稼動させるために、清掃信号を出力する。
【0026】11はタイマ部である日時を計測するタイ
マーである。12は清掃時刻記録部であるCSS開始時
刻記録部であり、タイマー11に接続され、ホストコン
ピュータ1により指定された各ディスク装置5−00〜
5−33にCSSを開始する時刻が記録されている。1
3は割込みタイマー部であり、CSS管理部10に接続
され、タイマー11及びCSS開始時刻記録部12を有
する。
【0027】14はバックアップ用バッテリーであり、
割込みタイマー部13に接続され、タイマー11及びC
SS開始時刻記録部12に常に給電する。ディスク制御
装置7は、ホストインターフェース部2、制御部3、デ
バイスインターフェース部4、デバイス管理テーブル
8、CSS管理部10、割込みタイマー部13、及びバ
ックアップ用バッテリー12により構成される。その中
でも、ホストインターフェース部2、制御部3、及びデ
バイスインターフェース部4により構成される部分をメ
イン制御装置とする。また、デバイス管理テーブル8、
CSS管理部10、割込みタイマー部13、及びバック
アップ用バッテリー12により構成される部分をサブ制
御装置とする。なお、図1において、図23に示した従
来例と同一又は相当の部分には、同一符号を付し、その
説明を省略し、図23と相違する部分について説明し
た。
【0028】次に、図1で説明したデバイス管理テーブ
ル8の構成について、図2を用いて説明する。図2にお
いて、15はデバイス番号欄であり、ディスク装置5−
00〜5−33に与えられた不変の番号である物理デバ
イス番号が記録される。16はCSS要求フラグ欄であ
り、ディスク装置5−00〜5−33がCSSの実施を
要求している場合には(1)が記録される。この状態
を、CSS要求フラグが立てられているという。また、
ディスク装置5−00〜5−33がCSSの実施を要求
していない場合には(0)が記録される。17はCSS
実施中フラグ欄であり、ディスク装置5−00〜5−3
3でCSSが実施中である場合には(1)が記録され
る。この状態を、CSS実施中フラグが立てられている
という。また、ディスク装置5−00〜5−33でCS
Sが実施中でない場合には(0)が記録される。
【0029】次に、図1及び図2で説明したディスク制
御システムの動作について、図3〜図5のフローチャー
トを用いて説明する。まず、図3のフローチャートを用
いて、ディスク制御システムの制御部3の動作について
説明する。ステップ(以下、Aと称する。)1におい
て、この実施形態1のディスク制御装置7は、電源が入
れられると初期化を行い、ホストコンピュータ1から出
力された要求信号であるコマンドが入力されるのを待機
する。そして、ディスク制御装置7にコマンドが入力さ
れた場合には、A2へ進む。また、ディスク制御装置7
にコマンドが入力されなかった場合には、もう一度A1
を行う。
【0030】A2において、制御部3は、ホストインタ
ーフェース部2を介してホストコンピュータ1から出力
されたコマンドが入力される。このA2が終了すると、
A3へ進む。A3において、制御部3は、入力されたコ
マンドに基づき、アクセスする対象のディスク装置であ
る例えばディスク装置5−00がCSSの実施中である
か否かを確認するために、デバイス管理テーブル8のデ
ィスク装置5−00のCSS実施中フラグ欄17を参照
する。そして、参照したCSS実施中フラグ欄17にC
SSが実施中であることを示す(1)が記録されている
場合には、A7へ進む。また、CSS実施中フラグ欄1
7にCSSが実施されていないことを示す(0)が記録
されている場合には、A4へ進む。
【0031】A4において、制御部3は、入力されたコ
マンドに基づき、ディスク装置5−00〜5−33の中
からコマンドに基づく処理を実施する対象のディスク装
置であるディスク装置5−00を選別する。このA4が
終了すると、A5へ進む。なお、制御部3が行う選別
は、制御部3が選別のために出力したセレクション信号
を対象のディスク装置である例えばディスク装置5−0
0に受理されたか否かによって実施されるか否かが決ま
る。つまり、制御部3から出力されたセレクション信号
がディスク装置5−00に受理されると選別が実施され
たことを示し、セレクション信号がディスク装置5−0
0に受理されなければ選別は実施されなかったことを示
す。A5において、制御部3は、コマンドの対象のディ
スク装置5−00にセレクション信号が受理されたか否
かを確認する。そして、対象のディスク装置5−00に
セレクション信号が受理された場合にはA6へ進む。ま
た、対象のディスク装置5−00にセレクション信号が
受理されなかった場合にはA7へ進む。
【0032】A6において、制御部3は、セレクション
信号が受理されたディスク装置5−00に、コマンドを
実施させる。そして、ディスク装置5−00がコマンド
を実施した後は、A1に戻る。A7において、ディスク
装置5−00が既に別のコマンドによる処理動作を実施
しているBusy状態であるためにディスク装置5−00に
セレクション信号が受理されなかった場合、制御部3は
ホストコンピュータ1にディスク装置5−00がBusy状
態であることを報告する。このA7が終了すると、A1
に戻る。
【0033】次に、図4のフローチャートを用いて、C
SS管理部10のメインルーチンについて説明する。ス
テップ(以下、Bと称する。)1において、CSS管理
部10は電源が入れられ給電される。このB1が終了す
ると、B2へ進む。B2において、CSS管理部10
は、制御部3、及びデバイスインターフェース部4−0
〜4−3を介し、ディスク装置5−00〜5−33の物
理デバイス番号を調べる。この調べて得られた物理デバ
イス番号をデバイス管理テーブル8のデバイス番号欄1
5に記録し、またCSS要求フラグ欄16及びCSS実
施フラグ欄17をリセットして、デバイス管理テーブル
8の初期化を行う。このB2が終了すると、B3へ進
む。
【0034】B3において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のB3が終了すると、B4へ進む。B4において、CS
S管理部10は、ディスク装置5−00のCSS要求フ
ラグ欄16にCSS要求フラグが立てられていないかを
確認する。そして、CSS要求フラグ欄16を確認した
結果、CSS要求フラグが立てられていた場合にはB7
へ進む。また、CSS要求フラグが立てられていなかっ
た場合にはB5へ進む。
【0035】B5において、CSS管理部10は、B4
で参照したディスク装置5−00が最後の順番のディス
ク装置であるかどうかを確認する。そして、確認した結
果、参照したディスク装置5−00が、デバイス管理テ
ーブル8の最後の順番のディスク装置でない場合は、B
6へ進む。また、確認した結果、参照したディスク装置
5−00が、デバイス管理テーブル8の最後の順番のデ
ィスク装置である場合は、B3へ戻る。B6において、
CSS管理部10は、デバイス管理テーブル8に記録さ
れている次の順番のディスク装置である例えばディスク
装置5−01を参照する。このB6が終了すると、B4
へ戻る。
【0036】B7において、CSS管理部10が、ディ
スク装置5−00のCSS要求フラグ欄16にCSS要
求フラグが立てられていることを確認した場合には、デ
ィスク装置5−00のCSS実施中フラグ欄17にCS
S実施中フラグを立てる。このB7が終了すると、B8
へ進む。B8において、CSS管理部10は、制御部3
及びデバイスインターフェース部4−0を介して、CS
Sの実施を要求しているディスク装置5−00に、ディ
スク装置5−00を構成する記録媒体の回転停止を指示
するStopコマンドを出力する。このB8が終了すると、
B9へ進む。
【0037】B9において、CSS管理部10は、ディ
スク装置5−00にStopコマンドが入力されたか否かを
確認する。そして、ディスク装置5−00にStopコマン
ドが入力された場合には、B10へ進む。また、ディス
ク装置5−00にStopコマンドが入力されなかった場合
には、B14へ進む。B10において、CSS管理部1
0は、ディスク装置5−00に入力されたStopコマンド
に基づき、ディスク装置5−00を構成する記録媒体の
回転停止が正常に実施されたか否かを確認する。そし
て、ディスク装置5−00に入力されたStopコマンドが
正常に実施された場合には、B11へ進む。また、ディ
スク装置5−00に入力されたStopコマンドが正常に実
施されなかった場合には、B15へ進む。B11におい
て、CSS管理部10は、Stopコマンドが正常に実施さ
れたディスク装置5−00に立てられていたCSS要求
フラグをリセットする。つまり、デバイス管理テーブル
8におけるディスク装置5−00のCSS要求フラグ欄
16の記録を(1)から(0)に変更する。このB11
が終了すると、B12へ進む。
【0038】B12において、CSS管理部10は、制
御部3及びデバイスインターフェース部4−0を介し
て、Stopコマンドが正常に実施されて付着したゴミが除
去されたディスク装置5−00に、ディスク装置5−0
0を構成する記録媒体の再稼動を指示するStartコマン
ドを出力する。このB12が終了すると、B13へ進
む。B13において、CSS管理部10は、ディスク装
置5−00に入力されたStartコマンドに基づき、ディ
スク装置5−00の記録媒体が再稼動したか否かを確認
する。そして、ディスク装置5−00に入力されたStar
tコマンドが正常に実施された場合には、B14へ進
む。また、ディスク装置5−00に入力されたStartコ
マンドが正常に実施されなかった場合には、B15へ進
む。
【0039】B14において、CSS管理部10は、St
artコマンドが正常に実施されたディスク装置5−00
に立てられていたCSS実施中フラグをリセットする。
つまり、デバイス管理テーブル8におけるディスク装置
5−00のCSS実施中フラグ欄17の記録を(1)か
ら(0)に変更する。このB14が終了すると、B5へ
戻る。B15において、CSS管理部10は、出力した
Stopコマンド又はStartコマンドがディスク装置5−0
0で正常に実施されず、異常な状態で終了したことを、
ホストコンピュータ1に報告する。
【0040】次に、図5のフローチャートを用いて、C
SS管理部10の割込みルーチンについて説明する。ス
テップ(以下、Cと称する。)1において、CSS管理
部10は、所定の日時に、割込みタイマー部13による
割込み信号が入力され、割込みルーチンを開始する。こ
のC1が終了すると、C2へ進む。なお、割込み信号
は、タイマー11が計時している日時とCSS開始時刻
記録部12に記録されている日時とが一致した時、CS
S管理部10に入力される。そして、CSS管理部10
は、CSS管理部10が通常行うメインルーチンよりも
優先して入力された割込み信号に基づいた割込みルーチ
ンを実施する。また、CSS開始時刻記録部12に記録
されている日時としては、例えばディスク制御システム
の稼動率の下がる週末の夜等が考えられる。さらに、タ
イマー11及びCSS開始時刻記録部12を有する割込
みタイマー部13は、バックアップ用バッテリー14に
よって常に給電されるため、タイマー11は常に正しい
日時を刻み、CSS開始時刻記録部12に記録されてい
る内容は常に保存される。
【0041】C2において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のC2が終了すると、C3へ進む。C3において、CS
S管理部10は、C2で参照したディスク装置5−00
のCSS要求フラグ欄16にCSS要求フラグを立て
る。このC3が終了すると、C4へ進む。C4におい
て、CSS管理部10は、C3で参照したディスク装置
5−00が最後の順番のディスク装置であるかどうかを
確認する。そして、確認した結果、参照したディスク装
置5−00が、デバイス管理テーブル8の最後の順番の
ディスク装置である場合は、C5へ進む。また、確認し
た結果、参照したディスク装置5−00が、デバイス管
理テーブル8の最後の順番のディスク装置でない場合
は、C6へ進む。C5において、CSS管理部10は、
一連の割込みルーチンを終了する。C6において、CS
S管理部10は、デバイス管理テーブル8に記録されて
いる次の順番のディスク装置である例えばディスク装置
5−01を参照する。このC6が終了すると、C3へ戻
る。
【0042】なお、この実施形態1では、予め定められ
た時刻にCSSが実施されるが、ホストコンピュータ1
のオペレータの判断によって手動でCSSを実施させて
もよい。また、以下に示すような方法で、CSSを実施
させてもよい。ECCによる各ディスク装置5−00〜
5−33に記録された記録データの修復が所定の回数を
越えた場合に、制御部3は該ディスク装置5−00〜5
−33がディスククラッシュの兆候を有する判断し、こ
の該ディスク装置5−00〜5−33にCSSを実施さ
せる。なお、ECCとは、各ディスク装置5−00〜5
−33に記録された記録データに設けられる誤り訂正の
為のデータである。この誤り訂正の為のデータであるE
CCにより、各ディスク装置5−00〜5−33に記録
された記録データに発生した小規模のエラーは、訂正し
修復させることができる。
【0043】このように、実施形態1のディスク制御シ
ステムでは、ホストコンピュータ1により予め設定され
た日時に、ディスク装置5−00〜5−33のCSSが
実施される。このため、実施形態1のディスク制御シス
テムでは、稼動中でもディスク制御システムが有するデ
ィスク装置5−00〜5−33に定期的にCSSが行わ
れ、ディスク装置5−00〜5−33のヘッドクラッシ
ュの発生が防止され、ディスク制御システムの信頼性が
向上する。また、CSSが実施されているディスク装置
以外のディスク装置では、処理を継続して実施すること
ができるため、ディスク制御システムの運用性が向上す
る。また、ディスク装置5−00〜5−33に定期的に
CSSを実施することが出来るため、ディスク制御シス
テムの性能の劣化を抑えることが出来る。
【0044】発明の実施の形態2.次に、本発明の他の
実施形態について、図6を用いて説明する。図6におい
て、8はデバイス管理テーブルであり、制御部3に接続
され、ディスク装置5−00〜5−33各々が有する不
変の番号である物理デバイス番号、ディスク装置5−0
0〜5−33各々の稼動時間、ディスク装置5−00〜
5−33各々がCSSの実施を要求しているか否か、及
びディスク装置5−00〜5−33各々にCSSが実施
されているか否かについてのデータが記録される。18
は最大稼動時間記録部であり、CSS管理部10に接続
され、ホストコンピュータ1により指定された各ディス
ク装置5−00〜5−33の最大稼動時間が記録され
る。メモリ部9は、デバイス管理テーブル8及び最大稼
動時間記録部18を備える。
【0045】11はタイマ部である日時を計測するタイ
マーであり、CSS管理部10に接続される。ディスク
制御装置7は、ホストインターフェース部2、制御部
3、デバイスインターフェース部4−0〜4−3、デバ
イス管理テーブル8、CSS管理部10、タイマ11、
及び最大稼動時間記録部18により構成される。その中
でも、デバイス管理テーブル8、CSS管理部10、タ
イマ11、及び最大稼動時間記録部18により構成され
る部分をサブ制御装置とする。なお、図6において、図
1に示した実施形態1と同一又は相当の部分には、同一
符号を付し、その説明を省略し、図1と相違する部分に
ついて説明した。
【0046】次に、図6で説明したデバイス管理テーブ
ル8の構成について、図7を用いて説明する。図7にお
いて、19は稼動時間欄であり、ディスク装置5−00
〜5−33各々の稼動時間が記録される。なお、図7に
おいて、図2に示した実施形態1と同一又は相当の部分
には、同一符号を付し、その説明を省略し、図2と相違
する部分について説明した。次に、図6及び図7で説明
したディスク制御システムの動作について、図8〜図1
0のフローチャートを用いて説明する。まず、図8のフ
ローチャートを用いて、ディスク制御システムの制御部
3の動作について説明する。なお、図8において、図3
に示した実施形態1と同一又は相当の部分には、同一符
号を付し、その説明を省略した。
【0047】次に、図9のフローチャートを用いて、C
SS管理部10のメインルーチンについて説明する。ス
テップ(以下、Eと称する。)1において、CSS管理
部10は電源が入れられ給電される。このE1が終了す
ると、E2へ進む。E2において、CSS管理部10
は、制御部3、及びデバイスインターフェース部4−0
〜4−3を介し、ディスク装置5−00〜5−33の物
理デバイス番号を調べる。この調べて得られた物理デバ
イス番号をデバイス管理テーブル8のデバイス番号欄1
5に記録し、またCSS要求フラグ欄16及びCSS実
施フラグ欄17をリセットして、デバイス管理テーブル
8の初期化を行う。このE2が終了すると、E3へ進
む。
【0048】E3において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のE3が終了すると、E4へ進む。E4において、CS
S管理部10は、デバイス管理テーブル8に記録された
ディスク装置5−00のCSS要求フラグ欄16にCS
S要求フラグが立てられていないかを確認する。そし
て、CSS要求フラグ欄16を確認した結果、CSS要
求フラグが立てられていた場合にはE7へ進む。また、
CSS要求フラグが立てられていなかった場合にはE5
へ進む。
【0049】E5において、CSS管理部10は、E4
で参照したディスク装置5−00が最後の順番のディス
ク装置であるかどうかを確認する。そして、確認した結
果、参照したディスク装置5−00が、デバイス管理テ
ーブル8の最後の順番のディスク装置でない場合は、E
6へ進む。また、確認した結果、参照したディスク装置
5−00が、デバイス管理テーブル8の最後の順番のデ
ィスク装置である場合は、E3へ戻る。E6において、
CSS管理部10は、デバイス管理テーブル8に記録さ
れている次の順番のディスク装置である例えばディスク
装置5−01を参照する。このE6が終了すると、E4
へ戻る。
【0050】E7において、CSS管理部10が、ディ
スク装置5−00のCSS要求フラグ欄16にCSS要
求フラグが立てられていることを確認した場合には、デ
ィスク装置5−00のCSS実施中フラグ欄17にCS
S実施中フラグを立てる。このE7が終了すると、E8
へ進む。E8において、CSS管理部10は、制御部3
及びデバイスインターフェース部4−0を介して、CS
Sの実施を要求しているディスク装置5−00に、ディ
スク装置5−00を構成する記録媒体の回転停止を指示
するStopコマンドを出力する。このE8が終了すると、
E9へ進む。
【0051】E9において、CSS管理部10は、ディ
スク装置5−00にStopコマンドが入力されたか否かを
確認する。そして、ディスク装置5−00にStopコマン
ドが入力された場合には、E10へ進む。また、ディス
ク装置5−00にStopコマンドが入力されなかった場合
には、E14へ進む。E10において、CSS管理部1
0は、ディスク装置5−00に入力されたStopコマンド
に基づき、ディスク装置5−00を構成する記録媒体の
回転停止が正常に実施されたか否かを確認する。そし
て、ディスク装置5−00に入力されたStopコマンドが
正常に実施された場合には、E11へ進む。また、ディ
スク装置5−00に入力されたStopコマンドが正常に実
施されなかった場合には、E15へ進む。
【0052】E11において、CSS管理部10は、St
opコマンドが正常に実施されたディスク装置5−00に
立てられていたCSS要求フラグをリセットする。つま
り、デバイス管理テーブル8におけるディスク装置5−
00のCSS要求フラグ欄16の記録を(1)から
(0)に変更する。このE11が終了すると、E12へ
進む。E12において、CSS管理部10は、制御部3
及びデバイスインターフェース部4−0を介して、Stop
コマンドが正常に実施されて付着したゴミが除去された
ディスク装置5−00に、ディスク装置5−00を構成
する記録媒体の再稼動を指示するStartコマンドを出力
する。このE12が終了すると、E13へ進む。
【0053】E13において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−00に入力されたStartコマンドに基づ
き、ディスク装置5−00の記録媒体が再稼動したか否
かを確認する。そして、ディスク装置5−00に入力さ
れたStartコマンドが正常に実施された場合には、E1
4へ進む。また、ディスク装置5−00に入力されたSt
artコマンドが正常に実施されなかった場合には、E1
5へ進む。E14において、CSS管理部10は、Star
tコマンドが正常に実施されたディスク装置5−00に
立てられていたCSS実施中フラグをリセットする。つ
まり、デバイス管理テーブル8におけるディスク装置5
−00のCSS実施中フラグ欄17の記録を(1)から
(0)に変更する。また、CSS管理部10は、ディス
ク装置5−00の稼動時間欄19に記録されている値を
0にする。このE14が終了すると、E5へ戻る。E1
5において、CSS管理部10は、出力したStopコマン
ド又はStartコマンドがディスク装置5−00で正常に
実施されず、異常な状態で終了したことを、ホストコン
ピュータ1に報告する。
【0054】次に、図10のフローチャートを用いて、
CSS管理部10のについて説明する。ステップ(以
下、Fと称する。)1において、CSS管理部10は、
所定の時間毎に、タイマー11による割込み信号が入力
され、割込みルーチンを開始する。このF1が終了する
と、F2へ進む。なお、割込み信号が入力されたCSS
管理部10は、CSS管理部10が通常行うメインルー
チンよりも優先して入力された割込み信号に基づいた割
込みルーチンを実施する。また、タイマー11がCSS
管理部10に割込み信号を出力する間隔としては、例え
ば1分間隔であり、この間隔の設定はホストコンピュー
タ1により設定される。
【0055】F2において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のF2が終了すると、F3へ進む。F3において、CS
S管理部10は、ディスク装置5−00の稼動時間欄1
9に記録されている稼動時間の値を更新する。なお、更
新された稼動時間の値は、更新される前の稼動時間の値
に、割込み信号が入力される時間間隔の値を加算したも
のである。このF3が終了すると、F4へ進む。F4に
おいて、CSS管理部10は、ディスク装置5−00に
関する、最大稼動時間記録部18に設定されている最大
稼動時間と、稼動時間欄19に記録されている稼動時間
とを比較する。そして、稼動時間欄19に記録されてい
る稼動時間が、最大稼動時間記録部18に記録されてい
る最大稼動時間を越えた場合には、F5へ進む。また、
稼動時間が最大稼動時間を越えていない場合には、F6
へ進む。
【0056】F5において、CSS管理部10は、F4
で参照したディスク装置5−00のCSS要求フラグ欄
16にCSS要求フラグを立てる。このF5が終了する
と、F6へ進む。F6において、CSS管理部10は、
F5で参照したディスク装置5−00が最後の順番のデ
ィスク装置であるかどうかを確認する。そして、確認し
た結果、参照したディスク装置5−00が、デバイス管
理テーブル8の最後の順番のディスク装置である場合
は、F7へ進む。また、確認した結果、参照したディス
ク装置5−00が、デバイス管理テーブル8の最後の順
番のディスク装置でない場合は、F8へ進む。F7にお
いて、CSS管理部10は、一連の割込みルーチンを終
了する。F8において、CSS管理部10は、デバイス
管理テーブル8に記録されている次の順番のディスク装
置である例えばディスク装置5−01を参照する。この
F8が終了すると、F3へ戻る。
【0057】このように、実施形態1のディスク制御シ
ステムでは、ディスク装置5−00〜5−33の稼動時
間がホストコンピュータ1により予め設定された最大稼
動時間を超過すると、最大稼動時間を超過して稼動して
いるディスク装置4−00〜5−33にCSSが実施さ
れる。このため、実施形態2のディスク制御システムで
は、稼動中でもディスク制御システムが有するディスク
装置4−00〜4−33に定期的にCSSが行われ、デ
ィスク装置5−00〜5−33のヘッドクラッシュの発
生が防止され、ディスク制御システムの信頼性が向上す
る。また、設定される最大稼動時間に応じてCSSが順
次実施される為、ヘッドに付着する異物が多いと考えら
れるディスク装置から順次、CSSを実施することがで
き、最適なタイミングでCSSが行われる。さらに、C
SSが実施されているディスク装置以外のディスク装置
では、処理が継続して実施されるため、ディスク制御シ
ステムの運用性が向上する。
【0058】発明の実施の形態3.次に、本発明の他の
実施形態について、図11を用いて説明する。図11に
おいて、4−00〜4−43は第一のディスク装置であ
るディスク装置であり、デバイスインターフェース部4
−0〜4−4に接続される。20a〜20dはディスク
グループ部であるアレイグループであり、複数のディス
ク装置から構成される。例えばアレイグループ20a
は、ディスク装置5−00、5−10、5−20、5−
30、5−40から構成されるとする。そして、アレイ
グループ20aを構成するディスク装置5−00、5−
10、5−20、5−30、5−40は、並列に処理が
実施され、互いに同様の情報が記録される。例えばディ
スク装置5−00に対してある処理が実施されると、デ
ィスク装置5−10、5−20、5−30、5−40に
も同じ処理が実施される。
【0059】21はディスク制御装置であるアレイ制御
部であり、ホストインターフェース部2、デバイスイン
ターフェース部4−0〜4−4、デバイス管理テーブル
8、及びCSS管理部10に接続される。このアレイ制
御部21は、アレイグループを構成するディスク装置を
アレイグループから機能的に切り放す縮退、及びアレイ
グループから機能的に切り放されていたディスク装置を
切り放される以前に組み込まれていたアレイグループへ
再び組み込む再構築等の機能を制御する。なお、これら
縮退及び再構築といった機能はRAID機能といい、Re
dundantArrays of Inexpensive Disksが有する機能であ
る。RAIDは、このRedundant Arrays of Inexpensiv
e Disksの略であり、このRedundant Arrays of Inexpen
sive Disksは、カリフォルニア大学バークレー校のデビ
ッド・A・パターソン(David A Patterson)等が、ACM
SIGMOD Conference,Chicago,Illinois,June 1-3,1988
に提案したシステムであり、小型で安価なディスク装置
を複数台使用し、これら複数台のディスク装置を同期並
列処理することにより、信頼性の高い一台の論理ディス
ク装置を得るものである。
【0060】8はデバイス管理テーブルであり、制御部
3に接続され、ディスク装置5−00〜5−43各々が
有する不変の番号である物理デバイス番号、ディスク装
置5−00〜5−43各々の稼動時間、ディスク装置5
−00〜5−43各々がCSSの実施を要求しているか
否か、ディスク装置5−00〜5−43各々にCSSが
実施されているか否か、ディスク装置5−00〜5−4
3各々が属する若しくは属していたアレイグループが有
するアレイグループ番号、及びアレイグループから切り
放されたディスク装置が切り放される前に組み込まれて
いたアレイグループに再び組み込まれることを要求して
いるか否かについてのデータが記録される。14はバッ
クアップ用バッテリーであり、メモリ部9に接続され
る。このバックアップ用バッテリー14は、メモリー部
9に常に給電し、メモリー部9を構成するデバイス管理
テーブル8及び最大稼動時間記録部18に記録されてい
るデータの一部を常に保存する。
【0061】22はRAID制御装置であり、ホストイ
ンターフェース部2、アレイ制御部21、デバイスイン
ターフェース部4−0〜4−4、デバイス管理テーブル
8、CSS管理部10、タイマ11b、最大稼動時間記
録部18、及びバックアップ用バッテリー14により構
成される。その中でも、ホストインターフェース部2、
アレイ制御部21、及びデバイスインターフェース部4
−0〜4−4により構成される部分をメイン制御装置と
する。また、デバイス管理テーブル8、CSS管理部1
0、タイマ11b、最大稼動時間記録部18及びバック
アップ用バッテリー14により構成される部分をサブ制
御装置とする。なお、図11において、図6に示した実
施形態2と同一又は相当の部分には、同一符号を付し、
その説明を省略し、図6と相違する部分について説明し
た。
【0062】次に、図11で説明したデバイス管理テー
ブル8の構成について、図12を用いて説明する。図1
2において、23は再構築要求フラグ欄である。この再
構築要求フラグ欄23には、CSSを実施するためにア
レイグループから縮退されたディスク装置が、CSS実
施後、縮退される前に組み込まれていたアレイグループ
に再び組み込まれることを要求している場合には(1)
が記録される。この状態を再構築要求フラグが立てられ
ているという。また、ディスク装置が、アレイグループ
に組み込まれることを要求していない場合には(0)が
記録される。24はアレイグループ番号欄であり、ディ
スク装置5−00〜5−43が属する、若しくは属して
いたアレイグループ20a〜20dが有するアレイグル
ープ番号が記録される。なお、図12において、図7に
示した実施形態2と同一又は相当の部分には、同一符号
を付し、その説明を省略し、図7と相違する部分につい
て説明した。
【0063】次に、図11及び図12で説明したディス
ク制御システムの動作について、図13〜図15のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、図13のフローチ
ャートを用いて、アレイ制御部21の動作について説明
する。ステップ(以下、Gと称する。)4において、こ
の実施形態3のアレイ制御部21は電源が入れられると
初期化を行い、ホストコンピュータ1から出力されたコ
マンドが入力されるのを待機する。そして、アレイ制御
部21にホストコンピュータ1からコマンドが入力され
た場合には、G5へ進む。また、アレイ制御部21にコ
マンドが入力されなかった場合には、G1へ進む。
【0064】G1において、アレイ制御部21は、デバ
イス管理テーブル8の再構築要求フラグ欄23を確認し
て、再構築要求フラグが立てられていないかを確認す
る。そして、再構築要求フラグが立てられていた場合に
は、G2へ進む。また、再構築要求フラグが立てられて
いなかった場合には、G4へ戻る。G2において、アレ
イ制御部21は、デバイス管理テーブル8のCSS実施
フラグ欄17を確認して、CSS実施フラグが立てられ
ていないかを確認する。そして、CSS実施フラグが立
てられていなかった場合には、G3へ進む。また、CS
S実施フラグが立てられていた場合には、G4へ戻る。
【0065】G3において、アレイ制御部21は、アレ
イグループから切り放されていたディスク装置が切り放
される前に属していたアレイグループに再び組み込まれ
たかを確認する。なお、アレイグループから切り放され
ていたディスク装置が、切り放される前に属していたア
レイグループに再び組み込まれることを、アレイグルー
プの再構築という。そして、アレイグループの再構築が
実施されていた場合には、G12へ進む。また、アレイ
グループの再構築がまだ実施されていなかった場合に
は、G13へ進む。G12において、アレイ制御部21
は、アレイグループに再び組み込まれたディスク装置の
再構築要求フラグをリセットする。G13において、ア
レイ制御部21は、再構築要求フラグが立てられアレイ
グループから切り放されていたディスク装置を、切り放
される前に組み込まれていたアレイグループに再び組み
込むアレイグループの再構築を行う。
【0066】G5において、アレイ制御部21は、ホス
トインターフェース部2を介して、ホストコンピュータ
1から出力されたコマンドが入力される。このG5が終
了すると、G6へ進む。G6において、アレイ制御部2
1は、入力されたコマンドに基づく処理を行うディスク
装置と同じアレイグループに、CSSが実施されている
ディスク装置があるか否かを確認する。そして、CSS
が実施されているディスク装置がある場合には、G7へ
進む。また、CSSが実施されているディスク装置がな
い場合には、G8へ進む。G7において、アレイ制御部
21は、入力されたコマンドに基づく処理を行うディス
ク装置と同じアレイグループで、CSSが実施されてい
るディスク装置を、アレイグループから切り放す、縮退
モードでアレイグループを稼動させる。また、アレイ制
御部21は、CSS実施中フラグが立てられアレイグル
ープから切り放されたディスク装置に対して再構築要求
フラグを立てる。
【0067】G8において、アレイ制御部21は、入力
されたコマンドに基づき、ディスク装置5−00〜5−
43の中からコマンドに基づく処理を実施する対象のデ
ィスク装置であるディスク装置5−00を選別する。こ
のG8が終了すると、G9へ進む。なお、アレイ制御部
21が行う選別は、アレイ制御部21が選別のために出
力したセレクション信号を対象のディスク装置である例
えばディスク装置5−00に受理されたか否かによって
実施されるか否かが決まる。つまり、アレイ制御部21
から出力されたセレクション信号がディスク装置5−0
0に受理されると選別が実施されたことを示し、セレク
ション信号がディスク装置5−00に受理されなければ
選別は実施されなかったことを示す。
【0068】G9において、アレイ制御部21は、コマ
ンドの対象のディスク装置5−00にセレクション信号
が受理されたか否かを確認する。そして、対象のディス
ク装置5−00にセレクション信号が受理された場合に
はG10へ進む。また、対象のディスク装置5−00に
セレクション信号が受理されなかった場合にはG11へ
進む。G10において、アレイ制御部21は、セレクシ
ョン信号が受理されたディスク装置5−00にコマンド
を実施させる。そして、ディスク装置5−00がコマン
ドを実施した後は、G4に戻る。G11において、ディ
スク装置5−00が既に別のコマンドによる処理動作を
実施しているBusy状態であるためにディスク装置5−0
0にセレクション信号が受理されなかった場合、アレイ
制御部21はホストコンピュータ1にディスク装置5−
00がBusy状態であることを報告する。このG11が終
了すると、G4に戻る。
【0069】次に、図14のフローチャートを用いて、
CSS管理部10のメインルーチンについて説明する。
ステップ(以下、Hと称する。)1において、CSS管
理部10は電源が入れられ給電される。このH1が終了
すると、H2へ進む。H2において、CSS管理部10
は、デバイス管理テーブル8のCSS要求フラグ欄1
6、CSS実施フラグ欄17、稼動時間欄19、及び再
構築要求フラグ欄23の初期化を行う。このH2が終了
すると、H3へ進む。なお、デバイス管理テーブル8及
び最大稼動時間記録部18にはバックアップ用バッテリ
ー14から常に電力が供給されるため、デバイス管理テ
ーブル8のデバイス番号欄15及びアレイグループ番号
欄24に記録されているデータは常に保存される。ま
た、デバイス番号欄15及びアレイグループ番号欄24
の初期化や変更は、ディスク装置を追加した場合や、ア
レイグループの構成を変更した場合等に、ホストコンピ
ュータ1にコマンドを入力することにより実施される。
【0070】H3において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のH3が終了すると、H4へ進む。H4において、CS
S管理部10は、デバイス管理テーブル8に記録された
ディスク装置5−00のCSS要求フラグ欄16にCS
S要求フラグが立てられていないかを確認する。そし
て、CSS要求フラグ欄16を確認した結果、CSS要
求フラグが立てられていた場合にはH7へ進む。また、
CSS要求フラグが立てられていないなかった場合には
H5へ進む。H5において、CSS管理部10は、H4
で参照したディスク装置5−00が最後の順番のディス
ク装置であるかどうかを確認する。そして、確認した結
果、参照したディスク装置5−00がデバイス管理テー
ブル8の最後の項目のディスク装置でない場合は、H6
へ進む。また、確認した結果、参照したディスク装置5
−00がデバイス管理テーブル8の最後のディスク装置
である場合は、H3へ戻る。H6において、CSS管理
部10は、デバイス管理テーブル8に記録されている次
の順番のディスク装置である例えばディスク装置5−0
1を参照する。このH6が終了すると、H4へ戻る。
【0071】H7において、CSS管理部10は、CS
S要求フラグが立てられているディスク装置5−00と
同一のアレイグループを構成する他のディスク装置にC
SS実施中フラグが立てられているかを確認する。この
H7が終了すると、H8へ進む。H8において、CSS
管理部10は、H7での確認の結果、CSS要求フラグ
を立てているディスク装置5−00と同一のアレイグル
ープに、CSS実施中フラグを立てている他のディスク
装置がある場合、H5へ戻る。また、CSS管理部10
が、CSS要求フラグを立てているディスク装置5−0
0と同一のアレイグループに、CSS実施中フラグを立
てている他のディスク装置がない場合には、H9へ進
む。
【0072】H9において、CSS管理部10は、CS
S要求フラグを立てているディスク装置5−00に、C
SS実施中フラグも立てる。このH9が終了すると、H
10へ進む。H10において、CSS管理部10は、ア
レイ制御部21及びデバイスインターフェース部4−0
〜4−4を介して、CSSの実施を要求しているディス
ク装置5−00に、ディスク装置5−00を構成する記
録媒体の回転停止を指示するStopコマンドを出力する。
このH10が終了すると、H11へ進む。H11におい
て、CSS管理部10は、ディスク装置5−00にStop
コマンドが入力されたか否かを確認する。そして、ディ
スク装置5−00にStopコマンドが入力された場合に
は、H12へ進む。また、ディスク装置5−00にStop
コマンドが入力されなかった場合には、H16へ進む。
【0073】H12において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−00に入力されたStopコマンドに基づ
き、ディスク装置5−0を構成する記録媒体の回転停止
が正常に実施されたか否かを確認する。そして、ディス
ク装置5−00に入力されたStopコマンドが正常に実施
された場合には、H13へ進む。また、ディスク装置5
−00に入力されたStopコマンドが正常に実施されなか
った場合には、H17へ進む。H13において、CSS
管理部10は、Stopコマンドが正常に実施されたディス
ク装置5−00に立てられていたCSS要求フラグをリ
セットする。つまり、デバイス管理テーブル8における
ディスク装置5−00のCSS要求フラグ欄16の記録
を(1)から(0)に変更する。このH13が終了する
と、H14へ進む。H14において、CSS管理部10
は、制御部3及びデバイスインターフェース部4−0を
介して、Stopコマンドが正常に実施されて付着したゴミ
が除去されたディスク装置5−00に、ディスク装置5
−00を構成する記録媒体の再稼動を指示するStartコ
マンドを出力する。このH14が終了すると、H15へ
進む。
【0074】H15において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−00に入力されたStartコマンドに基づ
き、ディスク装置5−00の記録媒体が再稼動したか否
かを確認する。そして、ディスク装置5−00に入力さ
れたStartコマンドが正常に実施された場合には、H1
6へ進む。また、ディスク装置5−00に入力されたSt
artコマンドが正常に実施されなかった場合には、H1
7へ進む。H16において、CSS管理部10は、Star
tコマンドが正常に実施されたディスク装置5−00に
立てられていたCSS実施中フラグをリセットする。つ
まり、デバイス管理テーブル8におけるディスク装置5
−00のCSS実施中フラグ欄17の記録を(1)から
(0)に変更する。このH16が終了すると、H5へ戻
る。H17において、CSS管理部10は、出力したSt
opコマンド又はStartコマンドがディスク装置5−00
で正常に実施されず、異常な状態で終了したことを、ホ
ストコンピュータ1に報告する。
【0075】次に、図15のフローチャートを用いて、
CSS管理部10の割込みルーチンについて説明する。
なお、図15において、図10に示した実施形態2と同
一又は相当の部分には、同一符号を付し、その説明を省
略した。このように、実施形態3のディスク制御システ
ムでは、ディスク装置5−00〜5−43の稼動時間が
ホストコンピュータ1により予め設定された最大稼動時
間を超過すると、最大稼動時間を超過して稼動している
ディスク装置5−00〜5−43にCSSが実施され
る。このため、実施形態3のディスク制御システムで
は、稼動中でもディスク制御システムが有するディスク
装置5−00〜5−43に定期的にCSSが行われ、デ
ィスク装置5−00〜5−43のヘッドクラッシュの発
生が防止され、ディスク制御システムの信頼性が向上す
る。
【0076】また、CSSが実施されているディスク装
置5−00〜5−43に、さらなるアクセスが要求され
た場合には、CSSの実施されているディスク装置5−
00〜5−43と同じアレイグループを構成するディス
ク装置5−00〜5−43が、CSSの実施されている
ディスク装置5−00〜5−43の代わりに稼動する。
このため、実施形態3のディスク制御システムでは、稼
働中でもディスク制御システムが有するディスク装置5
−00〜5−43に定期的にCSSが行われる一方、C
SSの実施されているディスク装置5−00〜5−43
と同じアレイグループを構成するディスク装置5−00
〜5−43が、CSSの実施されているディスク装置5
−00〜5−43の代わりに稼動して、ホストコンピュ
ーター1から出力されたコマンドに基づく処理を常時実
施することができ、信頼性が高くしかも運用性の高いデ
ィスク制御システムが得られる。
【0077】発明の実施の形態4.次に、本発明の他の
実施形態について、図16を用いて説明する。図16に
おいて、8はデバイス管理テーブルであり、制御部3に
接続され、ディスク装置5−00〜5−34が有する不
変の番号である物理デバイス番号、ディスク装置5−0
0〜5−34が有する可変の番号である論理デバイス番
号、ディスク装置5−00〜5−34の稼動時間、ディ
スク装置5−00〜5−34がCSSの実施を要求して
いるか否か、及びCSSが実施される時にCSSの実施
を要求しているディスク装置5−00〜5−34の代わ
りに稼動するミラーディスクが構築されているかについ
てのデータが記録される。
【0078】25はミラーディスク構築手段であり、制
御部3に設けられ、CSSが実施されるディスク装置5
−00〜5−34に記録されている情報であるデータを
ミラーディスクにコピーして、ミラーディスクをCSS
が実施されるディスク装置5−00〜5−34の代わり
に稼動させる。ディスク制御装置7は、ホストインター
フェース部2、制御部3、デバイスインターフェース部
4−0〜4−3、デバイス管理テーブル8、CSS管理
部10、タイマ11b、最大稼動時間記録部18、及び
バックアップ用バッテリー14により構成される。その
中でも、ホストインターフェース部2、制御部3、及び
デバイスインターフェース部4−0〜4−3により構成
される部分をメイン制御装置とする。また、デバイス管
理テーブル8、CSS管理部10、タイマ11b、最大
稼動時間記録部18及びバックアップ用バッテリー14
により構成される部分をサブ制御装置とする。なお、図
16において、図11に示した実施形態3と同一又は相
当の部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、図
11と相違する部分について説明した。
【0079】次に、図16で説明したデバイス管理テー
ブル8の構成について、図17を用いて説明する。図1
7において、26は論理デバイス番号欄であり、ディス
ク装置5−00〜5−34が有する可変の番号である論
理デバイス番号が記録される。27はミラーディスク構
築完了フラグ欄である。ミラーディスクが構築されてい
る場合、このミラーディスク構築完了フラグ欄27には
(1)が記録される。この状態を、ミラーディスク構築
完了フラグが立てられているという。また、ミラーディ
スクが構築されていない場合、このミラーディスク構築
完了フラグ欄27には(0)が記録される。なお、図1
7において、図7に示した実施形態2と同一又は相当の
部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、図7と
相違する部分について説明した。
【0080】次に、例えばディスク装置5−34をディ
スク装置5−10のミラーディスクとして構築する時
の、デバイス管理テーブル8での状態の遷移について図
18を用いて説明する。状態1において、ディスク装置
5−10の稼動時間は9015であり、まだ最大稼動時
間記録部18に設定されている最大稼動時間には到達し
ていないものとする。なお、ディスク装置5−10に付
与されている不変の番号である物理デバイス番号は
(1、0)であり、ディスク装置5−34に付与されて
いる物理デバイス番号は(4、4)であるとする。ま
た、ディスク装置5−10に付与されている可変の番号
である論理デバイス番号は(1、0)であり、ディスク
装置5−34に付与されている論理デバイス番号は
(F、F)であるとする。なお、この論理デバイス番号
(F、F)を有するディスク装置5−34は、現在利用
されていない予備用のディスク装置であることを示し、
この予備ディスク装置がミラーディスクとなる。
【0081】また、ディスク装置5−34の稼動時間
は、ディスク装置5−34が論理デバイス番号に(F、
F)を有して現在使用されていない予備ディスク装置で
あるため、0である。ディスク装置5−10のCSS要
求フラグは、ディスク装置5−10の稼動時間が最大稼
動時間に到達していないことから、立てられていない。
そこで、ディスク装置5−10のCSS要求フラグ欄1
6には、(0)が記録される。また、ディスク装置5−
34のCSS要求フラグも、ディスク装置5−34がま
だ使用されていないことから、立てられていない。そこ
で、ディスク装置5−34のCSS要求フラグ欄16に
も、(0)が記録される。ディスク装置5−10のミラ
ーディスク構築完了フラグは、CSSの実施が要求され
ておらずミラーディスクを構築する必要がないことか
ら、立てられていない。そこで、ディスク装置5−10
のミラーディスク構築完了フラグ欄27には、(0)が
記録される。また、ディスク装置5−34のミラーディ
スク構築完了フラグも、CSSの実施が要求されておら
ずミラーディスクを構築する必要がないことから、立て
られていない。そこで、ディスク装置5−34のミラー
ディスク構築完了フラグ欄27にも、(0)が記録され
る。
【0082】そして、状態2において、ディスク装置5
−10の稼動時間が10125になり、最大稼動時間記
録部18に設定されている最大稼動時間を超過したとす
る。すると、ディスク装置5−10のCSS要求フラグ
欄16には(1)が記録され、ディスク装置5−10に
はCSS要求フラグが立てられる。そして、状態3にお
いて、制御部3は、最大稼動時間を超過して稼動してい
るディスク装置5−10に対して、CSSを実施するた
めに、論理デバイス番号欄26に(F、F)と記録され
て現在利用されていないディスク装置5−34を見つけ
だし、ディスク装置5−10のミラーディスクとしての
構築を開始する。
【0083】そして、状態4において、CSS管理部1
0はCSSを実施するディスク装置5−10に記録され
ているデータを、ディスク装置5−10のミラーディス
クとして稼動させるディスク装置5−34にコピーす
る。そして、ディスク装置5−10のデータをディスク
装置5−34にコピーし終えると、ディスク装置5−1
0のミラーディスク構築完了フラグ欄27には(1)が
記録され、ディスク装置5−10にはミラーディスク構
築完了フラグを立てられる。その後、ディスク装置5−
34の論理デバイス番号欄26に記録されていた論理デ
バイス番号(F、F)は、ディスク装置5−34がディ
スク装置5−10のミラーディスクとして稼動したこと
から、ディスク装置5−10の論理デバイス番号欄26
に記録されている論理デバイス番号(1、0)に変更さ
れる。さらに、ディスク装置5−34は、ディスク装置
5−10のミラーディスクとして稼動し始めたため、予
備ディスク装置の稼動時間欄19に記録される値が増加
し始める。
【0084】そして、状態5において、ディスク装置5
−10の論理デバイス番号欄26の記録を(F、F)に
変更して、ディスク装置5−10の使用を停止する。ま
た、状態5において、CSS管理部10は、ディスク装
置5−10の稼動時間欄19、CSS要求フラグ欄1
6、及びミラーディスク構築完了フラグ欄27をリセッ
トする。次に図16〜図18で説明したディスク制御シ
ステムの動作について、図19〜図22のフローチャー
トに従って説明する。
【0085】まず、図19のフローチャートを用いて、
ディスク制御システムの制御部3の動作について説明す
る。ステップ(以下、Jと称する。)1において、この
実施形態4のディスク制御装置7は、電源が入れられる
と初期化を行い、ホストコンピュータ1から出力された
コマンドが入力されるのを待機する。そして、ディスク
制御装置7にホストコンピュータ1からコマンドが入力
された場合には、J2へ進む。また、ディスク制御装置
7にコマンドが入力されなかった場合には、もう一度J
1を行う。J2において、制御部3は、ホストインター
フェース部2を介してホストコンピュータ1から出力さ
れたコマンドが入力される。このJ2が終了すると、J
3へ進む。
【0086】J3において、制御部3は、入力されたコ
マンドに基づき、デバイス管理テーブル8の論理デバイ
ス番号欄26から、コマンドの対象となる例えばディス
ク装置5−00を探し出す。そして、制御部3は、この
ディスク装置5−00に対して、ホストコンピュータ1
から出力されたコマンドに基づく処理を実施させる。こ
のJ3が終了すると、J4へ進む。なお、ある第一のデ
ィスク装置が有する物理デバイス番号と同じ番号を論理
デバイス番号として有する別のある第二のディスク装置
は、第一のディスク装置の代わりとして稼動している。
【0087】J4において、制御部3は、入力されたコ
マンドに基づき、ディスク装置5−00〜4−34から
コマンドに基づく処理を実施するの対象であるディスク
装置5−00を選別する。このJ4が終了すると、J5
へ進む。なお、制御部3が行う選別は、制御部3が選別
のために出力したセレクション信号を対象のディスク装
置である例えばディスク装置5−00に受理されたか否
かによって実施されるか否かが決まる。つまり、制御部
3から出力されたセレクション信号がディスク装置5−
00に受理されると選別が実施されたことを示し、セレ
クション信号がディスク装置5−00に受理されなけれ
ば選別は実施されなかったことを示す。
【0088】J5において、制御部3は、コマンドの対
象のディスク装置5−00にセレクション信号が受理さ
れたか否かを確認する。そして、対象のディスク装置5
−00にセレクション信号が受理された場合にはJ6へ
進む。また、対象のディスク装置5−00にセレクショ
ン信号が受理されなかった場合にはJ7へ進む。J6に
おいて、制御部3は、セレクション信号が受理されたデ
ィスク装置5−00に、コマンドを実施させる。そし
て、ディスク装置5−00がコマンドを実施した後は、
J1に戻る。J7において、ディスク装置5−00が既
に別のコマンドによる処理動作を実施しているBusy状態
であるためにディスク装置5−00にセレクション信号
が受理されなかった場合、制御部3はホストコンピュー
タ1にディスク装置5−00がBusy状態であることを報
告する。このJ7が終了すると、J1に戻る。
【0089】次に、図20及び図21のフローチャート
を用いて、CSS管理部10のメインルーチンについて
説明する。ステップ(以下、Kと称する。)1におい
て、CSS管理部10は電源が入れられ給電される。こ
のK1が終了すると、K2へ進む。K2において、CS
S管理部10は、デバイス管理テーブル8のCSS要求
フラグ欄16、稼動時間欄19、及びミラーディスク構
築完了フラグ欄27をリセットし、デバイス管理テーブ
ル8の初期化を行う。このK2が終了すると、K3へ進
む。なお、デバイス管理テーブル8及び最大稼動時間記
録部18にはバックアップ用バッテリー14から常に電
力が供給されるため、デバイス管理テーブル8のデバイ
ス番号欄15及び論理デバイス番号欄26に記録されて
いるデータは常に保存される。
【0090】K3において、CSS管理部10は、デバ
イス管理テーブル8に記録された最初の順番のディスク
装置である例えばディスク装置5−00を参照する。こ
のK3が終了すると、K4へ進む。K4において、CS
S管理部10は、ディスク装置5−00のCSS要求フ
ラグ欄16にCSS要求フラグが立てられていないかを
確認する。そして、CSS要求フラグ欄16を確認した
結果、CSS要求フラグが立てられていた場合にはK7
へ進む。また、CSS要求フラグが立てられていなかっ
た場合にはK5へ進む。K5において、CSS管理部1
0は、K4で参照したディスク装置5−00が最後の順
番のディスク装置であるかどうかを確認する。そして、
確認した結果、参照したディスク装置5−00がデバイ
ス管理テーブル8の最後の順番のディスク装置でない場
合は、K6へ進む。また、確認した結果、参照したディ
スク装置5−00がデバイス管理テーブル8の最後の順
番のディスク装置である場合は、K3へ戻る。K6にお
いて、CSS管理部10は、デバイス管理テーブル8に
記録されている次の順番のディスク装置である例えばデ
ィスク装置5−01を参照する。このK6が終了する
と、K4へ戻る。
【0091】K7において、CSS管理部10は、ディ
スク装置5−00のミラーディスク構築完了フラグ欄2
7にミラーディスク構築完了フラグが立てられていない
かを確認する。そして、確認した結果、ミラーディスク
構築完了フラグが立てられていなかった場合には、K1
3へ進む。また、確認した結果、ミラーディスク構築完
了フラグが立てられていた場合にはK8へ進む。K8に
おいて、CSS管理部10は、制御部3及びデバイスイ
ンターフェース部4−0を介して、CSSの実施を要求
しているディスク装置5−00に、ディスク装置5−0
0を構成する記録媒体の回転停止を指示するStopコマン
ドを出力する。このK8が終了すると、K9へ進む。K
9において、CSS管理部10は、ディスク装置5−0
0にStopコマンドが入力されたか否かを確認する。そし
て、ディスク装置5−00にStopコマンドが入力された
場合には、K10へ進む。また、ディスク装置5−00
にStopコマンドが入力されなかった場合には、K5へ戻
る。K10において、CSS管理部10は、ディスク装
置5−00に入力されたStopコマンドに基づき、ディス
ク装置5−00を構成する記録媒体の回転停止が正常に
実施されたか否かを確認する。そして、ディスク装置5
−00に入力されたStopコマンドが正常に実施された場
合には、K11へ進む。また、ディスク装置5−00に
入力されたStopコマンドが正常に実施されなかった場合
には、K12へ進む。
【0092】K11において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−00の稼動時間欄19、CSS要求フラ
グ欄16、及びミラーディスク構築完了フラグ欄27を
リセットする。また、CSS管理部10は、ディスク装
置5−00の論理デバイス番号欄26に、論理デバイス
番号(F、F)を設定する。なお、論理デバイス番号
(F、F)が設定されたディスク装置5−00は利用さ
れていないこととなり、その稼動が無効となる。また、
CSSの対象であるディスク装置5−00に記録されて
いるデータは、予備のディスク装置である例えばディス
ク装置5−34に、既にコピーされており、このディス
ク装置5−34の論理デバイス番号欄26には、ディス
ク装置5−00の代わりに稼動することを示すディスク
装置5−00の物理デバイス番号と同じ番号が記録され
る。そして、この予備のディスク装置5−34は、ミラ
ーディスクとしてディスク装置5−00の代わりに稼動
する。K12において、CSS管理部10は、出力した
Stopコマンドがディスク装置5−00で正常に実施され
ず、異常な状態で終了したことを、ホストコンピュータ
1に報告する。なお、CSSが実施されたディスク装置
5−00は、次にCSSが実施されるディスク装置のミ
ラーディスクとして稼動するまで、予備のディスク装置
となる。この予備のディスク装置は順番に交代する。
【0093】K13において、CSS管理部10は、デ
バイス管理テーブル8の論理デバイス番号欄26を検索
し、現在利用されていないことを示す(F、F)が記録
されているディスク装置5−00〜5−34を探す。こ
のK13が終了すると、K14へ進む。K14におい
て、CSS管理部10は、論理デバイス番号欄26に
(F、F)が記録されているディスク装置5−00〜5
−34があるか否かを確認する。論理デバイス番号欄2
6に(F、F)が記録されているディスク装置5−00
〜5−34がある場合は、K15へ進む。また、論理デ
バイス番号欄26に(F、F)が記録されているディス
ク装置5−00〜5−34がない場合には、ミラーディ
スクを構築することができるディスク装置5−00〜5
−34が無いため、K5へ戻る。K15において、CS
S管理部10は、制御部3及び例えばデバイスインター
フェース部4−0を介して、論理デバイス番号欄26に
(F、F)が記録されていた例えばディスク装置5−3
4に、ディスク装置5−34を構成する記録媒体の稼動
を指示するStartコマンドを出力する。このK15が終
了すると、K16へ進む。
【0094】K16において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−34に入力されたStartコマンドに基づ
き、ディスク装置5−34の記録媒体が稼動したか否か
を確認する。そして、ディスク装置5−34に入力され
たStartコマンドが正常に実施された場合には、K17
へ進む。また、ディスク装置5−34に入力されたStar
tコマンドが正常に実施されなかった場合には、K23
へ進む。K17において、CSS管理部10は、ディス
ク装置5−34を構成する記録媒体に異常がないか確認
するサーフェースチェックを実施する。このK17が終
了すると、K18へ進む。なお、このサーフェースチェ
ックは、ディスク装置5−34を構成する記録媒体の全
面にサンプルとなるデータの書き込むライト処理、記録
媒体に書き込まれたサンプルデータの読み出すリード処
理、及び記録媒体に書き込んだ元のサンプルデータと記
録媒体から読み出したサンプルデータとを比較して一致
することを確認するコンペアー処理を実施して、記録媒
体が正常であることを確認するものである。
【0095】K18において、CSS管理部10は、デ
ィスク装置5−34を構成する記録媒体のサーフェース
チェックが正常に実施されたか否かを確認する。そし
て、ディスク装置5−34を構成する記録媒体のサーフ
ェースチェックが正常に実施された場合には、K19へ
進む。また、ディスク装置5−34を構成する記録媒体
のサーフェースチェックが正常に実施されなかった場合
には、K23へ進む。K19において、CSS管理部1
0は、CSSを要求するディスク装置5−00のデータ
を、論理デバイス番号欄26に(F、F)と記録されて
いたディスク装置5−34にコピーして、CSSを要求
するディスク装置5−00のミラーディスクとして構築
を開始する。このK19が終了すると、K20へ進む。
K20において、CSS管理部10は、ディスク装置5
−34をミラーディスクとして正常に構築されたか否か
を確認する。そして、ミラーディスクの構築が正常に実
施された場合には、K21へ進む。また、ミラーディス
クの構築が正常に実施されなかった場合には、K23へ
進む。
【0096】K21において、CSS管理部10は、C
SSを要求するディスク装置5−00のミラーディスク
構築完了フラグ欄27にミラーディスク構築完了フラグ
を立てて、ミラーディスクの構築が正常に実施されたこ
とを示す。このK21が終了すると、K22へ進む。K
22において、CSS管理部10は、ミラーディスクで
あるディスク装置5−34の論理デバイス番号欄26
に、ミラーディスクの対象であるディスク装置5−00
の論理デバイス番号(1、0)を記録する。このK22
が終了すると、K5へ戻る。K23において、CSS管
理部10は、出力したStartコマンドが正常に実施され
ず異常な状態で終了したこと、ディスク装置5−00の
サーフェースチェックが正常に実施されず異常な状態で
終了したこと、及びミラーディスクの構築が正常に実施
されず異常な状態で終了したことをホストコンピュータ
1に報告する。
【0097】次に、図22のフローチャートを用いて、
CSS管理部10の割込みルーチンについて説明する。
なお、図22において、図10に示した実施形態2と同
一又は相当の部分には、同一符号を付し、その説明を省
略した。このように、実施形態4のディスク制御システ
ムでは、ホストコンピュータ1により予め設定された最
大稼動時間を超過したディスク装置5−00〜5−34
に対してCSSが実施される。このため、実施形態4の
ディスク制御システムが稼動し続けても、ディスク制御
システムが有するディスク装置5−00〜5−34には
定期的にCSSが行われ、ディスク装置5−00〜5−
34のヘッドクラッシュの発生が防止され、ディスク制
御システムの信頼性が向上する。
【0098】また、実施形態4のディスク制御システム
では、ホストコンピュータ1により予め設定された最大
稼動時間を超過したディスク装置5−00〜5−34に
対してCSSが実施され、ディスク装置5−00〜5−
34にCSSが実施される時には、CSSが実施される
ディスク装置5−00〜5−34のデータをコピーした
ミラーディスクを構築し、このミラーディスクをCSS
の実施されるディスク装置5−00〜5−34の代わり
に稼動させる。このため、実施形態4のディスク制御シ
ステムが稼動し続けても、ディスク制御システムが有す
るディスク装置5−00〜5−34には定期的にCSS
が行われ、ディスク装置5−00〜5−34のヘッドク
ラッシュの発生が防止され、ディスク制御システムの信
頼性が向上する。また、実施形態4のディスク制御シス
テムは、ホストコンピューター1から出力されたコマン
ドに基づく処理を、常に実施することができるため、デ
ィスク制御システムの運用性が向上する。
【0099】さらに、実施形態4のディスク制御システ
ムは、CSSが実施されるディスク装置5−00〜5−
33に対するミラーディスクが構築される前に、各ディ
スク装置5−00〜5−33に対してサーフェースチェ
ックが行われ、各ディスク装置5−00〜5−33の異
常の有無が診断されるため、この実施形態4のディスク
制御システムは、ディスク装置5−00〜5−34が常
に正常稼動し、ディスク制御システムの信頼性が向上す
る。また、実施形態4のディスク制御システムは、ディ
スク装置5−00〜5−34全てに対してサーフェース
チェックが行われ、全てのディスク装置5−00〜5−
34が順番に異常を有するか否かが診断されるため、こ
の実施形態4のディスク制御システムは、ディスク装置
5−00〜5−34の信頼性が向上すると共に、ディス
ク制御システム全体の信頼性も向上する。なお、従来の
サーフェースチェックは、予備ディスク装置、例えばデ
ィスク装置5−34に対してのみ行われるものであり、
ディスク制御システムが有する全てのディスク装置5−
00〜5−34に対してサーフェースチェックが行われ
るものはなかった。
【0100】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかるディス
ク制御システムは、第一のディスク装置と、第二のディ
スク装置と、第一又は第二のディスク装置への任意の処
理を要求する要求信号を出力するホストコンピュータ
と、第一及び第二のディスク装置に接続されるととも
に、ホストコンピュータに接続され、要求信号が入力さ
れるメイン制御装置と、所定の条件に基づき、第一又は
第二のディスク装置の清掃を要求する清掃信号をメイン
制御装置へ出力する清掃管理部、を有し、清掃信号に基
づく処理が行われている間は、清掃信号に基づく処理が
行われている第一又は第二のディスク装置とは異なるも
う一方の第二又は第一のディスク装置でのみ要求信号に
基づく処理を行わせるサブ制御装置と、を備え、所定の
条件を満たす時に、ディスク装置の汚れが払拭されるた
め、システムとして継続した処理ができる上に、ディス
ク装置の故障を防止することができる信頼性の高いディ
スク制御システムを得ることが出来る。
【0101】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一及び第二のディスク装置
を清掃する時刻が記録された清掃時刻記録部と、時刻を
計測するタイマ部と、を有し、清掃管理部が、メイン制
御装置と清掃時刻記録部とタイマ部とに接続され、所定
の条件を開始時刻記録部に記録された第一又は第二のデ
ィスク装置を清掃する時刻とタイマ部が計測した時刻と
が一致した場合とするため、払拭時刻記録部に記録され
た所定の時刻に、ディスク装置の汚れが払拭されるた
め、システムとして継続した処理ができる上に、ディス
ク装置の故障を防止することができる信頼性の高いディ
スク制御システムを得ることが出来る。
【0102】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、第一及び第二のディスク装
置の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、
第一及び第二のディスク装置の稼動時間を計測するタイ
マ部と、を有し、清掃管理部が、メイン制御装置と最大
稼動時間記録部とタイマ部とに接続され、所定の条件を
最大稼動時間記録部に記録された第一又は第二のディス
ク装置の最大稼動時間にタイマ部により計測された第一
又は第二のディスク装置の稼動時間が達した場合とする
ため、ディスク装置の最大稼動時間記録部に記録された
最大稼動時間を超過すると、最大稼動時間を超過して稼
動しているディスク装置の汚れを払拭するため、システ
ムとして継続した処理ができる上に、ディスク装置の故
障を防止することができる信頼性の高いディスク制御シ
ステムを得ることが出来る。
【0103】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一又は第二のディスク装置
で清掃信号に基づく処理が行われる間、清掃信号に基づ
く処理が行われる第一又は第二のディスク装置での要求
信号に基づく処理を拒絶し、清掃信号に基づく処理が行
われる第一又は第二のディスク装置とは異なるもう一方
の第二又は第一のディスク装置でのみ要求信号に基づく
処理を行わせ、システムとして継続した処理ができる上
に、ディスク装置の故障を防止することができる信頼性
の高いディスク制御システムを得ることが出来る。
【0104】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、複数の第一のディスク装置を有するディスク
グループ部と、ディスクグループ部への任意の処理を要
求する要求信号を出力するホストコンピュータと、ディ
スクグループ部に接続されるとともに、ホストコンピュ
ータに接続され、入力される要求信号に基づく任意の処
理をディスクグループ部の複数の第一のディスク装置に
行わせ、複数の第一のディスク装置それぞれに情報の保
持の仕方を相互に関連づける相関情報を設けさせるメイ
ン制御装置と、複数の第一のディスク装置の中の稼動時
間が最大稼動時間に達した第一のディスク装置の清掃を
要求する清掃信号を、メイン制御装置へ出力する清掃管
理部、を有し、最大稼動時間に達した第一のディスク装
置で清掃信号に基づく処理が行われている間は、要求信
号に基づく処理を最大稼動時間に達した第一のディスク
装置とは異なる複数の第一のディスク装置のいずれかに
行わせるサブ制御装置と、を備え、例えばCSSが実施
されている第一のディスク装置を有するディスクグルー
プ部に、さらにアクセスが要求された場合には、CSS
の実施されているディスクグループ部と同じディスクグ
ループ部を構成する第二のディスク装置が、CSSの実
施されている第一のディスク装置の代わりに稼動するた
め、ディスク制御システムでは、稼働中でもディスク制
御システムが有する第一及び第二のディスク装置の汚れ
が定期的に払拭される一方、汚れの払拭が行われている
第一又は第二のディスク装置と同じディスクグループ部
を構成する第二又は第一のディスク装置が、汚れの払拭
が行われている第一又は第二のディスク装置の代わりに
稼動して、ホストコンピューターから出力されたコマン
ドに基づく処理を常時実施することができ、信頼性が高
くしかも運用性の高いディスク制御システムが得られ
る。
【0105】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、複数の第一のディスク装置を有するディスクグ
ループ部と、ディスクグループ部への任意の処理を要求
する要求信号を出力するホストコンピュータと、ディス
クグループ部に接続されるとともに、ホストコンピュー
タに接続され、入力される要求信号に基づく任意の処理
をディスクグループ部の複数の第一のディスク装置に行
わせ、複数の第一のディスク装置それぞれに同一の情報
を設けさせるメイン制御装置と、複数の第一のディスク
装置の中の稼動時間が最大稼動時間に達した第一のディ
スク装置の清掃を要求する清掃信号を、メイン制御装置
へ出力する清掃管理部、を有し、最大稼動時間に達した
第一のディスク装置で清掃信号に基づく処理が行われて
いる間は、要求信号に基づく処理を最大稼動時間に達し
た第一のディスク装置とは異なる複数の第一のディスク
装置のいずれかに行わせるサブ制御装置と、を備え、例
えばCSSが実施されている第一のディスク装置を有す
るディスクグループ部に、さらにアクセスが要求された
場合には、CSSの実施されているディスクグループ部
と同じディスクグループ部を構成する第二のディスク装
置が、CSSの実施されている第一のディスク装置の代
わりに稼動するため、ディスク制御システムでは、稼働
中でもディスク制御システムが有する第一及び第二のデ
ィスク装置の汚れが定期的に払拭される一方、汚れの払
拭が行われている第一又は第二のディスク装置と同じデ
ィスクグループ部を構成する第二又は第一のディスク装
置が、汚れの払拭が行われている第一又は第二のディス
ク装置の代わりに稼動して、ホストコンピューターから
出力されたコマンドに基づく処理を常時実施することが
でき、信頼性が高くしかも運用性の高いディスク制御シ
ステムが得られる。
【0106】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、複数の第一のディスク装置
の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、複
数の第一のディスク装置の稼動時間を計測するタイマ部
と、を有し、清掃管理部は、メイン制御装置と最大稼動
時間記録部とタイマ部とに接続され、ある第一のディス
ク装置の稼動時間が最大稼動時間に達したか否かは、最
大稼動時間記録部に記録された複数の第一のディスク装
置のいずれかの最大稼動時間に、タイマ部により計測さ
れた稼動時間が達したか否かにより判断するため、例え
ばCSSが実施されている第一のディスク装置を有する
ディスクグループ部に、さらにアクセスが要求された場
合には、CSSの実施されているディスクグループ部と
同じディスクグループ部を構成する第二のディスク装置
が、CSSの実施されている第一のディスク装置の代わ
りに稼動するため、ディスク制御システムでは、稼働中
でもディスク制御システムが有する第一及び第二のディ
スク装置の汚れが定期的に払拭される一方、汚れの払拭
が行われている第一又は第二のディスク装置と同じディ
スクグループ部を構成する第二又は第一のディスク装置
が、汚れの払拭が行われている第一又は第二のディスク
装置の代わりに稼動して、ホストコンピューターから出
力されたコマンドに基づく処理を常時実施することがで
き、信頼性が高くしかも運用性の高いディスク制御シス
テムが得られる。
【0107】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、第一のディスク装置と、第二のディスク装置
と、第一のディスク装置への任意の処理を要求する要求
信号を出力するホストコンピュータと、第一及び第二の
ディスク装置に接続されるとともに、ホストコンピュー
タに接続され、要求信号が入力されるメイン制御装置
と、所定の条件に基づき、第一のディスク装置に記録さ
れている情報を第二のディスク装置に複写し、第一のデ
ィスク装置の清掃を要求する清掃信号をメイン制御装置
へ出力する清掃管理部、を有し、第一のディスク装置か
ら第二のディスク装置に切り換え、要求信号に基づく処
理を第二のディスク装置に行わせるサブ制御装置と、を
備え、所定の条件を満たした第一のディスク装置の汚れ
が払拭され、第一のディスク装置の汚れが払拭される時
には、第一のディスク装置のデータを第二のディスク装
置にコピーしてミラーディスクを構築し、このミラーデ
ィスクを第一のディスク装置の代わりに稼動させるた
め、ディスク制御システムが稼動し続けても、ディスク
制御システムが有する第一及び第二のディスク装置の汚
れは定期的に払拭され、第一及び第二のディスク装置の
ヘッドクラッシュの発生が防止され、ディスク制御シス
テムの信頼性が向上する。また、このディスク制御シス
テムは、ホストコンピューターから出力されたコマンド
に基づく処理を、常に実施することができるため、ディ
スク制御システムの運用性が向上する。
【0108】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、第一のディスク装置の最大
稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、第一のデ
ィスク装置の稼動時間を計測するタイマ部と、を有し、
清掃管理部は、メイン制御装置と最大稼動時間記録部と
タイマ部とに接続され、所定の条件を最大稼動時間にタ
イマ部が計測した稼動時間が達した場合としたため、ホ
ストコンピュータにより予め設定された最大稼動時間を
超過した第一のディスク装置の汚れが払拭され、第一の
ディスク装置の汚れが払拭される時には、第一のディス
ク装置のデータを第二のディスク装置にコピーしてミラ
ーディスクを構築し、このミラーディスクを第一のディ
スク装置の代わりに稼動させるため、ディスク制御シス
テムが稼動し続けても、ディスク制御システムが有する
第一及び第二のディスク装置の汚れは定期的に払拭さ
れ、第一及び第二のディスク装置のヘッドクラッシュの
発生が防止され、ディスク制御システムの信頼性が向上
する。また、このディスク制御システムは、ホストコン
ピューターから出力されたコマンドに基づく処理を、常
に実施することができるため、ディスク制御システムの
運用性が向上する。
【0109】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置は、ホストコンピュータから出力
された要求信号に基づく処理がサブ制御装置により切り
換えられた第二のディスク装置で行われる際に、清掃管
理部は第一のディスク装置に正しく情報が記録されるか
否かを確認し、磁気ヘッドだけでなく記録媒体の異常の
有無も確認できる信頼性の高いディスク制御システムを
得ることができる。
【0110】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、第一のディスク装置と、第二のディスク装置
と、第三のディスク装置と、第一のディスク装置への任
意の処理を要求する要求信号を出力するホストコンピュ
ータと、第一、第二、及び第三のディスク装置に接続さ
れるとともに、ホストコンピュータに接続され、要求信
号が入力されるメイン制御装置と、第一の所定の条件に
基づき、第一のディスク装置に記録されている情報を第
二のディスク装置に複写し、第一のディスク装置の清掃
を要求する第一の清掃信号をメイン制御装置へ出力し、
第一のディスク装置から第二のディスク装置に切り換
え、要求信号に基づく処理を第二のディスク装置に行わ
せ、第二の所定の条件に基づき、第二のディスク装置に
記録されている情報を第三のディスク装置に複写し、第
二のディスク装置の清掃を要求する第二の清掃信号をメ
イン制御装置へ出力し、第二のディスク装置から第三の
ディスク装置に切り換え、要求信号に基づく処理を第三
のディスク装置に行わせるサブ制御装置と、を備え、第
一の所定の条件を満たした第一のディスク装置の汚れが
払拭され、第一のディスク装置の汚れが払拭される時に
は、第一のディスク装置のデータを第二のディスク装置
にコピーしてミラーディスクを構築し、このミラーディ
スクを第一のディスク装置の代わりに稼動させ、第二の
所定の条件を満たした第二のディスク装置の汚れが払拭
され、第二のディスク装置の汚れが払拭される時には、
第二のディスク装置のデータを第三のディスク装置にコ
ピーしてミラーディスクを構築し、このミラーディスク
を第二のディスク装置の代わりに稼動させるため、ディ
スク制御システムが稼動し続けても、ディスク制御シス
テムが有する第一、第二及び第三のディスク装置の汚れ
はそれぞれ順番に払拭され、第一、第二及び第三のディ
スク装置のヘッドクラッシュの発生が防止され、ディス
ク制御システムの信頼性が向上する。また、このディス
ク制御システムは、ホストコンピューターから出力され
たコマンドに基づく処理を、常に実施することができる
ため、ディスク制御システムの運用性が向上する。
【0111】また、この発明にかかるディスク制御シス
テムは、サブ制御装置が、第一のディスク装置及び第二
のディスク装置の最大稼動時間が記録された最大稼動時
間記録部と、第一及び第二のディスク装置の稼動時間を
計測するタイマ部と、を有し、第一の所定の条件を第一
のディスク装置に関する最大稼動時間にタイマ部が計測
した稼動時間が達した場合とし、第二の所定の条件を第
二のディスク装置に関する最大稼動時間にタイマ部が計
測した稼動時間が達した場合としたため、ホストコンピ
ュータにより予め設定された最大稼動時間を超過した第
一のディスク装置の汚れが払拭され、第一のディスク装
置の汚れが払拭される時には、第一のディスク装置のデ
ータを第二のディスク装置にコピーしてミラーディスク
を構築し、このミラーディスクを第一のディスク装置の
代わりに稼動させ、ホストコンピュータにより予め設定
された最大稼動時間を超過した第二のディスク装置の汚
れが払拭され、第二のディスク装置の汚れが払拭される
時には、第二のディスク装置のデータを第三のディスク
装置にコピーしてミラーディスクを構築し、このミラー
ディスクを第二のディスク装置の代わりに稼動させるた
め、ディスク制御システムが稼動し続けても、ディスク
制御システムが有する第一、第二及び第三のディスク装
置の汚れはそれぞれ順番に払拭され、第一、第二及び第
三のディスク装置のヘッドクラッシュの発生が防止さ
れ、ディスク制御システムの信頼性が向上する。また、
このディスク制御システムは、ホストコンピューターか
ら出力されたコマンドに基づく処理を、常に実施するこ
とができるため、ディスク制御システムの運用性が向上
する。
【0112】さらに、この発明にかかるディスク制御シ
ステムは、サブ制御装置が、ホストコンピュータから出
力された要求信号に基づく処理がサブ制御装置により切
り換えられた第二又は第三のディスク装置で行われる際
に、第一又は第二のディスク装置に正しく情報が記録さ
れるか否かを順番に確認し、磁気ヘッドだけでなく記録
媒体の異常の有無も順番に確認できる信頼性の高いディ
スク制御システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態1の機能ブロック図である。
【図2】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態1におけるデバイス管理テーブルの構成を示す構成図
である。
【図3】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態1における制御部の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図4】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態1におけるCSS管理部のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図5】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態1におけるCSS管理部の割込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図6】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態2の機能ブロック図である。
【図7】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態2におけるデバイス管理テーブルの構成を示す構成図
である。
【図8】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態2における制御部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 本発明によるディスク制御システムの実施形
態2におけるCSS管理部のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図10】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態2におけるCSS管理部の割込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図11】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態3の機能ブロック図である。
【図12】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態3におけるデバイス管理テーブルの構成を示す構成
図である。
【図13】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態3におけるアレイ制御部の動作を示すフローチャー
トである。
【図14】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態3におけるCSS管理部のメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図15】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態3におけるCSS管理部の割込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図16】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4の機能ブロック図である。
【図17】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4におけるデバイス管理テーブルの構成を示す構成
図である。
【図18】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4における予備ディスク装置に切替える場合の状態
遷移例を示す状態遷移図である。
【図19】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4における制御部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4におけるCSS管理部のメインルーチンを示す第
一のフローチャートである。
【図21】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4におけるCSS管理部のメインルーチンを示す第
二のフローチャートである。
【図22】 本発明によるディスク制御システムの実施
形態4におけるCSS管理部の割込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図23】 従来のディスク制御システムの機能ブロッ
ク図である。
【図24】 従来のディスク制御システムの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ、 2 ホストインターフェース部、 3 制御部、 4−0〜4−4 デバイスインターフェース部、 5−00〜5−43 ディスク装置、 6−0〜6−4 バス、 7 ディスク制御装置、 8 デバイス管理テーブル、 9 メモリ部、 10 CSS管理部、 11 タイマー、 12 CSS開始時刻記録部、 13 割込みタイマー部、 14 バックアップ用バッテリー、 15 デバイス番号欄、 16 CSS要求フラグ欄、 17 CSS実施中フラグ欄、 18 最大稼動時間記録部、 19 稼動時間欄、 20a〜20d アレイグループ、 21 アレイ制御部、 22 RAID制御装置、 23 再構築要求フラグ欄、 24 アレイグループ番号欄、 25 ミラーディスク構築手段、 26 論理デバイス番号欄、 27 ミラーディスク構築完了フラグ欄。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のディスク装置と、 第二のディスク装置と、 上記第一又は第二のディスク装置への任意の処理を要求
    する要求信号を出力するホストコンピュータと、 上記第一及び第二のディスク装置に接続されるととも
    に、上記ホストコンピュータに接続され、上記要求信号
    が入力されるメイン制御装置と、 所定の条件に基づき、上記第一又は第二のディスク装置
    の清掃を要求する清掃信号を上記メイン制御装置へ出力
    する清掃管理部、を有し、上記清掃信号に基づく処理が
    行われている間は、上記清掃信号に基づく処理が行われ
    ている上記第一又は第二のディスク装置とは異なるもう
    一方の上記第二又は第一のディスク装置でのみ上記要求
    信号に基づく処理を行わせるサブ制御装置と、を備えた
    ことを特徴とするディスク制御システム。
  2. 【請求項2】サブ制御装置は、 第一及び第二のディスク装置を清掃する時刻が記録され
    た清掃時刻記録部と、時刻を計測するタイマ部と、 を有し、清掃管理部は、メイン制御装置と上記清掃時刻
    記録部と上記タイマ部とに接続され、所定の条件を上記
    開始時刻記録部に記録された上記第一又は第二のディス
    ク装置を清掃する時刻と上記タイマ部が計測した時刻と
    が一致した場合としたことを特徴とする請求項1に記載
    のディスク制御システム。
  3. 【請求項3】サブ制御装置は、第一及び第二のディスク
    装置の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部
    と、 上記第一及び第二のディスク装置の稼動時間を計測する
    タイマ部と、を有し、清掃管理部は、メイン制御装置と
    上記最大稼動時間記録部と上記タイマ部とに接続され、
    所定の条件を上記最大稼動時間記録部に記録された上記
    第一又は第二のディスク装置の上記最大稼動時間に上記
    タイマ部により計測された上記第一又は第二のディスク
    装置の稼動時間が達した場合としたことを特徴とする請
    求項1に記載のディスク制御システム。
  4. 【請求項4】サブ制御装置は、第一又は第二のディスク
    装置で清掃信号に基づく処理が行われる間、上記清掃信
    号に基づく処理が行われる上記第一又は第二のディスク
    装置での要求信号に基づく処理を拒絶し、上記清掃信号
    に基づく処理が行われる上記第一又は第二のディスク装
    置とは異なるもう一方の上記第二又は第一のディスク装
    置でのみ上記要求信号に基づく処理を行わせることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスク制御
    システム。
  5. 【請求項5】複数の第一のディスク装置を有するディス
    クグループ部と、上記ディスクグループ部への任意の処
    理を要求する要求信号を出力するホストコンピュータ
    と、 上記ディスクグループ部に接続されるとともに、上記ホ
    ストコンピュータに接続され、入力される上記要求信号
    に基づく任意の処理を上記ディスクグループ部の上記複
    数の第一のディスク装置に行わせ、上記複数の第一のデ
    ィスク装置それぞれに情報の保持の仕方を相互に関連づ
    ける相関情報を設けさせるメイン制御装置と、 上記複数の第一のディスク装置の中の稼動時間が最大稼
    動時間に達した第一のディスク装置の清掃を要求する清
    掃信号を、上記メイン制御装置へ出力する清掃管理部、
    を有し、最大稼動時間に達した上記第一のディスク装置
    で上記清掃信号に基づく処理が行われている間は、上記
    要求信号に基づく処理を上記最大稼動時間に達した第一
    のディスク装置とは異なる上記複数の第一のディスク装
    置のいずれかに行わせるサブ制御装置と、を備えたこと
    を特徴とするディスク制御システム。
  6. 【請求項6】複数の第一のディスク装置を有するディス
    クグループ部と、 上記ディスクグループ部への任意の処理を要求する要求
    信号を出力するホストコンピュータと、 上記ディスクグループ部に接続されるとともに、上記ホ
    ストコンピュータに接続され、入力される上記要求信号
    に基づく任意の処理を上記ディスクグループ部の上記複
    数の第一のディスク装置に行わせ、上記複数の第一のデ
    ィスク装置それぞれに同一の情報を設けさせるメイン制
    御装置と、 上記複数の第一のディスク装置の中の稼動時間が最大稼
    動時間に達した第一のディスク装置の清掃を要求する清
    掃信号を、上記メイン制御装置へ出力する清掃管理部、
    を有し、最大稼動時間に達した上記第一のディスク装置
    で上記清掃信号に基づく処理が行われている間は、上記
    要求信号に基づく処理を上記最大稼動時間に達した第一
    のディスク装置とは異なる上記複数の第一のディスク装
    置のいずれかに行わせるサブ制御装置と、を備えたこと
    を特徴とするディスク制御システム。
  7. 【請求項7】サブ制御装置は、複数の第一のディスク装
    置の最大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、
    上記複数の第一のディスク装置の稼動時間を計測するタ
    イマ部と、を有し、清掃管理部は、メイン制御装置と上
    記最大稼動時間記録部と上記タイマ部とに接続され、あ
    る第一のディスク装置の稼動時間が最大稼動時間に達し
    たか否かは、上記最大稼動時間記録部に記録された上記
    複数の第一のディスク装置のいずれかの上記最大稼動時
    間に、上記タイマ部により計測された稼動時間が達した
    か否かにより判断することを特徴とする請求項5又は6
    に記載のディスク制御システム。
  8. 【請求項8】第一のディスク装置と、 第二のディスク装置と、 上記第一のディスク装置への任意の処理を要求する要求
    信号を出力するホストコンピュータと、 上記第一及び第二のディスク装置に接続されるととも
    に、上記ホストコンピュータに接続され、上記要求信号
    が入力されるメイン制御装置と、 所定の条件に基づき、上記第一のディスク装置に記録さ
    れている情報を上記第二のディスク装置に複写し、上記
    第一のディスク装置の清掃を要求する清掃信号を上記メ
    イン制御装置へ出力する清掃管理部、を有し、上記第一
    のディスク装置から上記第二のディスク装置に切り換
    え、上記要求信号に基づく処理を上記第二のディスク装
    置に行わせるサブ制御装置と、を備えたことを特徴とす
    るディスク制御システム。
  9. 【請求項9】サブ制御装置は、第一のディスク装置の最
    大稼動時間が記録された最大稼動時間記録部と、上記第
    一のディスク装置の稼動時間を計測するタイマ部と、を
    有し、清掃管理部は、メイン制御装置と上記最大稼動時
    間記録部と上記タイマ部とに接続され、所定の条件を上
    記最大稼動時間に上記タイマ部が計測した稼動時間が達
    した場合としたことを特徴とする請求項8に記載のディ
    スク制御システム。
  10. 【請求項10】サブ制御装置は、ホストコンピュータか
    ら出力された要求信号に基づく処理が上記サブ制御装置
    により切り換えられた第二のディスク装置で行われる際
    に、清掃管理部は第一のディスク装置に正しく情報が記
    録されるか否かを確認することを特徴とする請求項8又
    は9に記載のディスク制御システム。
  11. 【請求項11】第一のディスク装置と、 第二のディスク装置と、 第三のディスク装置と、 上記第一のディスク装置への任意の処理を要求する要求
    信号を出力するホストコンピュータと、 上記第一、第二、及び第三のディスク装置に接続される
    とともに、上記ホストコンピュータに接続され、上記要
    求信号が入力されるメイン制御装置と、 第一の所定の条件に基づき、上記第一のディスク装置に
    記録されている情報を上記第二のディスク装置に複写
    し、上記第一のディスク装置の清掃を要求する第一の清
    掃信号を上記メイン制御装置へ出力し、上記第一のディ
    スク装置から上記第二のディスク装置に切り換え、上記
    要求信号に基づく処理を上記第二のディスク装置に行わ
    せ、 第二の所定の条件に基づき、上記第二のディスク装置に
    記録されている情報を上記第三のディスク装置に複写
    し、上記第二のディスク装置の清掃を要求する第二の清
    掃信号を上記メイン制御装置へ出力し、上記第二のディ
    スク装置から上記第三のディスク装置に切り換え、上記
    要求信号に基づく処理を上記第三のディスク装置に行わ
    せるサブ制御装置と、を備えたことを特徴とするディス
    ク制御システム。
  12. 【請求項12】サブ制御装置は、第一のディスク装置及
    び第二のディスク装置の最大稼動時間が記録された最大
    稼動時間記録部と、上記第一及び第二のディスク装置の
    稼動時間を計測するタイマ部と、を有し、第一の所定の
    条件を上記第一のディスク装置に関する上記最大稼動時
    間に上記タイマ部が計測した稼動時間が達した場合と
    し、第二の所定の条件を上記第二のディスク装置に関す
    る上記最大稼動時間に上記タイマ部が計測した稼動時間
    が達した場合としたことを特徴とする請求項11に記載
    のディスク制御システム。
  13. 【請求項13】サブ制御装置は、ホストコンピュータか
    ら出力された要求信号に基づく処理が上記サブ制御装置
    により切り換えられた第二又は第三のディスク装置で行
    われる際に、第一又は第二のディスク装置に正しく情報
    が記録されるか否かを確認することを特徴とする請求項
    11又は12に記載のディスク制御システム。
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