JPH10219689A - 抜柱具 - Google Patents
抜柱具Info
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- JPH10219689A JPH10219689A JP4140597A JP4140597A JPH10219689A JP H10219689 A JPH10219689 A JP H10219689A JP 4140597 A JP4140597 A JP 4140597A JP 4140597 A JP4140597 A JP 4140597A JP H10219689 A JPH10219689 A JP H10219689A
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Abstract
を抜去する取扱性と運搬性に優れた小型の抜柱具を提供
する。 【解決手段】 地上に設置される中空体1と、中空体1
内を上下自在に摺動し且つ上端に抜去される柱を支持す
る部材21を備え且つ下端に滑車22を備えてなる支柱
2と、中空体1に取り付けられた牽引機4と、片端31
が中空体1に締結され中間部が滑車22に架設され他端
32が牽引機4に連結されたロープやチェーン等の伝動
媒体3と、からなる抜柱具。
Description
埋設された木製、鉄製、コンクリート製等の柱を抜去す
る器具に関し、特に、電話線や電灯線が架設される木柱
を抜去する取扱性と携帯性・運搬性に優れた小型の柱を
抜去するための器具に関する。
木製、鉄製、コンクリート製等の柱が使用されている
が、中でも、木柱は古くから長期間使用されているため
耐用年数の到来により鉄製、コンクリート製等の人工柱
に交換する必要が生じ、そのための抜去作業が全国各地
で進められている。
振れ止め用のロープを縛りつける工程、次いで上下の2
本に切断して木柱上部を撤去する工程、次いで切断箇所
から下の地中に埋設された木柱下部を抜去する工程とか
らなる。かかる工程のうち、地中に埋設された木柱下部
を抜去する工程は、通常、線路用三脚に吊り下げられた
ホイストやシメラーを使用して抜去している。
イストやシメラーを使用して地中に埋設された木柱下部
を抜去する方法は、三脚とホイストやシメラーを各々別
々に運搬して工事現場で組み立て、取り付けを行うため
不便であり、特に足場の悪い山間部や傾斜地、スペース
を確保できない繁華街等では問題であった。また、相当
の重量があるホイスト等を人手によって三脚に吊すこと
は容易ではなく、作業効率も良くなかった。本発明は、
かかる従来技術の欠点を除くためになされたものであ
り、その目的とするところは、取扱いが簡単で、小型で
携帯性(運搬性)に優れた抜柱具を提供することにあ
る。
項1)は、地上に設置される中空体1と、中空体1内を
上下自在に摺動し且つ上端に抜去される柱を支持する部
材21を備え且つ下端に滑車22を備えてなる支柱2
と、中空体1に取り付けられた牽引機4と、片端31が
中空体1に締結され中間部が滑車22に架設され他端3
2が牽引機4に連結されたロープやチェーン等の伝動媒
体3と、からなる抜柱具である。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例1を示す
ものである。本実施例の抜柱具は、地上に設置される中
空体1と、上端に抜去される柱5を支持する部材21を
備え且つ下端に滑車22を備えて中空体1内を上下自在
に摺動する支柱2と、ロープやチェーン等の伝動媒体3
及び中空体1の外部に取り付けられた牽引機4とから構
成される。
下に摺動するのに十分な内部空間を有し、また、抜去さ
れる柱5の重量で転倒しないような十分な重さが必要で
ある。従って、鋼鉄性が好ましいが、過大な重量となり
運搬性に支障を来さないように厚さが6mm前後の鋼鈑
からなる直方体状のものが好ましい。また、中空体1は
通常は直接、地上に設置されるが、凹凸のある道路や傾
斜地においては、平板状の鉄板や木材あるいはコンクリ
ートブロックを敷き、その上に据えつけた方が安定し安
全面で好ましい。
おり上下自在に摺動することができる。この支柱2の上
端には抜去される柱5を支持する部材21が固定して取
り付けられている。この柱支持部材21は、水平に伸び
たアーム21aと、抜去される柱5に取り付けられ拘持
する支持具21b、例えば、巻付けチェーンやワイヤロ
ープ等と締付金具、とからなる。なお、中空体1におけ
る支柱2の嵌入箇所をできるだけ柱側に近づけることに
よってアーム21aを省略し、柱支持部材21が支柱2
に支持具21bが直接取り付けられた態様であってもよ
い。一方、支柱2の下端には滑車22が固定して備えら
れている。なお、支柱2の下方には、支柱が上昇時に中
空体1から外れることを防止するためのストッパー23
が設けられていることが好ましい。
2に伝える媒体をなすものであり、例えばロープやチェ
ーン等である。抜去される柱5の荷重を考慮して針金の
撚線からなるワイヤロープ、ポリアミド系のアラミド繊
維等やポリエステル系の合成繊維からなるロープが好ま
しく、一方、チェーンは鉄製或はポリアミド等のいわゆ
るエンジニアリングプラスチック製のチェーンが好適で
ある。
ンチ、ホイスト、チェーンブロック、シメラー等のレバ
ー操作により牽引を行う小型牽引機等を使用することが
できる。この牽引機4は前記中空体1に固定して取り付
けられているので、本発明に係る抜柱具は一体として運
搬が可能である。
を巻き上げて牽引すると支柱2は、伝動媒体3によって
押し上げられて上昇し、それによって柱支持部材21で
支持された柱5が上昇し抜去されることになる。このと
き、支柱2の下端に固定して備えられた滑車22は動滑
車として機能するため滑車22を使用しない場合と比べ
て2分の1の力で抜去することができる。従って、牽引
機4の小型化および人力による操作が可能となる。
る。本実施例の抜柱具は、前記実施例1と同様に、地上
に設置される中空体1と、上端に抜去される柱5を支持
する部材21を備え且つ下端に滑車22を備えて中空体
1内を上下自在に摺動する支柱2と、ロープやチェーン
等の伝動媒体3及び中空体1の外部に取り付けられた牽
引機4とから構成され、各構成部品の材質等は実施例1
と同様である。
媒体3の片端31が、中空体1の上端外部に設けられた
突出部11に締結され、その中間部が滑車22、中空体
1の内部上方に固定された滑車12及び中空体の内部下
方に固定された2個の滑車(13、14)の順に架設さ
れ、他端32が牽引機4に連結されていること、および
牽引機4が、中空体1の上端外部に設けられた前記突出
部11に取り付けられていることである。
よって、以下の利点が生じる。即ち、伝動媒体3の他端
32は中空体1の下部から中空体の外部に出るので、牽
引機4との連結は上向きとなる。これは、シメラー等の
小型で運搬性に優れ、取扱の容易な手動のレバー操作に
より牽引を行う小型の手動式牽引機の使用に適してい
る。このタイプの牽引機は、構造上、ロープやチェーン
等を架けるフックが下側に付いているからである。
合わせてなり、手動のレバー操作、即ち、レバー41を
数回押し下げることによって人力でロープやチェーン等
を巻上げて牽引を行うことができ、定格荷重が0.75
〜6tfで、巻上げ手引力が23〜37kgfである。
前述のように滑車22は動滑車として機能するので、滑
車22と組み合わせることにより牽引力も2倍となり、
手動操作による抜去作業に十分対応可能である。
る柱5の反対側の上端外部に設けられた突出部11に締
結されているので、柱が障害とならずレバー操作に支障
が生じない。また、伝動媒体3の片端31も中空体1の
抜去される柱5の反対側の上端外部に設けられた前記突
出部11に締結されているので、柱が障害とならずワイ
ヤロープやチェーン等の長さ調節が容易となる。
を手動で適当な回数繰り返して下に押し下げると、伝動
媒体3が巻き上げられ、その結果、支柱2は、伝動媒体
3によって押し上げられて上昇し、それによって柱支持
部材21の支持具21aで支持された柱5が上昇する。
具の具体的な操作方法は、以下のとおりである。柱5の
地中埋没部分の長さにも依るが、通常は柱支持部材21
の支持具21aを柱に取り付け後、牽引機4でワイヤロ
ープや鉄製チェーン等の伝動媒体3を巻き上げて柱を上
昇させ、その状態を維持したまま、いったん支持具21
aを柱から取り外して柱の前の位置よりも下方に取り付
け直し、再度牽引機でワイヤロープやチェーン等を巻き
上げて柱を上昇させる。柱が完全に抜去されるまで、こ
うした操作を数回繰り返す。支柱2の長さを長くするこ
とによって、このような操作の繰り返しを減らすことが
可能ではあるが、あまり長くすると抜柱具全体が大型化
するので本発明の目的である携帯性(運搬性)が損なわ
れてしまう。
る。本実施例の抜柱具は、前記実施例1の抜柱具におい
て、中空体1の柱5側の外壁部で柱支持部材21の下方
に別個の柱支持部材15を固定して設けてなるものであ
る。この柱支持部材15は、前記柱支持部材21と同様
に、水平に伸びたアーム15aと、抜去される柱5に取
り付けられ拘持する支持具15b、例えば、巻付けチェ
ーンやワイヤロープ等と締付金具、とからなる。なお、
アーム15aを省略し、柱支持部材15が中空体1に支
持具15bが直接取り付けられた態様であってもよい。
前記の抜柱具の具体的操作方法で述べたように、抜柱作
業時には、柱5が完全に抜去されるまで柱支持部材21
の支持具21aを柱に数回付け替える必要があるが、支
持具21aを柱から解除すると、抜去作業中の柱がその
まま穴内に落下したり、或は抜去後は横向きに倒れて作
業に危険が生じるおそれがある。そこで、抜去作業中又
は抜去後に柱の仮止めをする目的で、柱支持部材15を
中空体1に設けることが好ましい。もちろん、かかる仮
止め用の柱支持部材15は前記実施例2にも適用でき
る。
り、前記実施例2における抜柱具に仮止め用の柱支持部
材15を別途設けてなる抜柱具の斜視図である。その他
の構成は、基本的には実施例2と同様である。
一体化しており小型で携帯性(運搬性)に優れる。 (ii)また、地上に設置される中空体と、該中空体内を
上下自在に摺動する支柱と、滑車と、ロープやチェーン
等の伝動媒体及び牽引機とから構成されるので、構造が
シンプルで故障しににく、取扱いに便利である。
を備えているので、牽引機として手動によるレバー操作
によって巻上げを行う小型牽引機を使用することが可能
であり、人力によって抜去作業を行うことができる。従
って、ロープ等を巻き上げるための電動機が不要であり
電源確保に困難な山間部でも支障がない。また、操作も
簡便となり、しかも小型化が可能で、重量も比較的軽量
となるので携帯性・運搬性も向上し、作業スペースの確
保し難い山間部や市街地の繁華街において活用しうるメ
リットは大きい。
を示す断面説明図である。
を示す断面説明図である。
を示す断面説明図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 地上に設置される中空体(1)と、中空
体(1)内を上下自在に摺動し且つ上端に抜去される柱
を支持する部材(21)を備え且つ下端に滑車(22)
を備えてなる支柱(2)と、中空体(1)に取り付けら
れた牽引機(4)と、片端(31)が中空体(1)に締
結され中間部が滑車(22)に架設され他端(32)が
牽引機(4)に連結されたロープやチェーン等の伝動媒
体(3)と、からなる抜柱具。 - 【請求項2】 伝動媒体(3)の片端(31)が中空体
(1)の上端外部に設けられた突出部(11)に締結さ
れ、伝動媒体(3)の中間部が支柱(2)の下端に備え
られた滑車(22)、中空体(1)の内部上方に固定さ
れた滑車(12)及び中空体(1)の内部下方に固定さ
れた2個の滑車(13、14)の順に架設され、伝動媒
体(3)の他端(32)が牽引機(4)に連結されてな
る請求項1に記載の抜柱具。 - 【請求項3】 牽引機(4)が、中空体(1)の上端外
部に設けられた突出部(11)に取り付けられている請
求項2に記載の抜柱具。 - 【請求項4】 牽引機(4)が、手動のレバー操作によ
りロープやチェーン等を巻き上げて牽引を行うことがで
きる手動式牽引機である請求項1乃至3記載の抜柱具。 - 【請求項5】 中空体(1)の外壁部に、抜去される柱
を支持する部材(14)が別途設けられてなる請求項1
乃至4記載の抜柱具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041405A JP2981729B2 (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 抜柱具 |
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Publications (2)
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JPH10219689A true JPH10219689A (ja) | 1998-08-18 |
JP2981729B2 JP2981729B2 (ja) | 1999-11-22 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044719A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 抜柱装置 |
CN104895081A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-09-09 | 国家电网公司 | 一种省力的拔桩装置 |
CN106193043A (zh) * | 2016-09-09 | 2016-12-07 | 成都九十度工业产品设计有限公司 | 一种移动式线桩拔起装置 |
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CN108529526B (zh) * | 2018-06-25 | 2019-08-30 | 海洋石油工程(青岛)有限公司 | 海工模块倾斜拉筋吊装就位工艺 |
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1997
- 1997-02-12 JP JP9041405A patent/JP2981729B2/ja not_active Expired - Fee Related
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