JPH1021805A - 温度スイッチ - Google Patents

温度スイッチ

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JPH1021805A
JPH1021805A JP19143996A JP19143996A JPH1021805A JP H1021805 A JPH1021805 A JP H1021805A JP 19143996 A JP19143996 A JP 19143996A JP 19143996 A JP19143996 A JP 19143996A JP H1021805 A JPH1021805 A JP H1021805A
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JP
Japan
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contact
base
metal terminal
spring
dome
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Application number
JP19143996A
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English (en)
Inventor
Masaji Masuda
政次 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electronics Industry Co Ltd filed Critical Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はんだ付けなどの工程を必要とせず、自動組
み立ての容易な構造の温度スイッチを提供するととも
に、より小型で、プリント基板上に直接固着可能な形状
の温度スイッチを提供することである。 【解決手段】 金属端子3、4の接点16、17がベー
ス2の内部に露出しかつ金属端子3、4の一部がベース
2の外部に突出するように、ベース用成形材料としての
樹脂により一体成形した上面開口型のベース2に、金属
端子3、4の接点16、17に対向させてドームコンタ
クト5を配置するとともに、このドームコンタクト5の
上に温度によって変形するばね6を載置して、温度スイ
ッチ1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路用の温度
スイッチの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の電気製品には、温度変化に
よって電気回路の開閉を行う温度スイッチが組み込まれ
ている。最近では、特に、小型の携帯電話やコンピュー
タにも温度スイッチが使用されている。これらの温度ス
イッチは、通常、プリント基板上に組み込まれた状態で
使用されるが、温度スイッチの組み立て時に、バイメタ
ルなどを金属端子に加締めや、はんだ付けにより接続す
る工程、さらに、スイッチ本体を密閉するために樹脂材
料による封止工程が必要であった。
【0003】上記の従来の組み立て手段によると、加締
めや、はんだ付けを行うために、工数が大きくなるとい
う問題のほかに、必然的に小型化には限界があった。ま
た、樹脂封止によって、加工コストが大きくなるという
問題もあった。このような理由により、従来のものは、
組み立ての自動化が困難な構造であった。
【0004】また、従来の小型の温度スイッチは、端子
からリード線を介して、プリント基板にはんだ付けを行
ったり、コネクターを介してプリント基板に接続するこ
とが必要であった。このため、端子に対するリード線ま
たはコネクターによる接続が煩雑であり、またプリント
基板に対して直接接続する構造のものとして不適切な構
造であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、樹脂封止や
加締め、はんだ付けなどの工程を必要とせず、自動組み
立ての容易な構造の温度スイッチを提供するとともに、
より小型で、プリント基板上に直接固着可能な形状の温
度スイッチを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、金属端子の接点がベースの内部に露出し
かつ金属端子の一部がベースの外部に突出するように、
ベース用成形材料としての樹脂により一体成形した上面
開口型のベースに、金属端子の接点に対向させてドーム
コンタクトを配置するとともに、このドームコンタクト
の上に温度によって変形するばねを載置して、温度スイ
ッチを構成している。
【0007】上記のばねは、温度によって変形し、この
ときの変形力により、ドームコンタクトの反り方向を反
転させ、金属端子の接点に対して、ドームコンタクトを
接離させる。このため、ばね材料は、温度によって大き
く変形するバイメタルや、形状記憶合金などを用いる。
【0008】また、本発明は、上記の温度スイッチの構
造を採用しながら、ばねを押さえ込むように、ベースの
開口面にカバーをあてがい、ベースから外部に突出する
金属端子の一部をカバーの上面に折り曲げ、カバーをベ
ースの上面に密着固定している。これによって、ベース
の開口面は、カバーにより密閉される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の温度スイッ
チ1を組み立てた状態を示しており、また図3は、温度
スイッチ1を分解した状態を、さらに図4は、インサー
ト成形する前の2つの金属端子3、4をそれぞれ示して
いる。
【0010】温度スイッチ1は、ベース2の成形過程
で、インサート成形によってベース2に組み込まれた1
または2以上例えば2つの金属端子3、4、ベース2に
組み込まれたドームコンタクト5、ばね6、上面開口型
のベース2の上面を覆うカバー7によって組み立てられ
ている。
【0011】ベース2は、電気絶縁体としての樹脂を材
料として、所定の形状に成形されるが、その成形過程
で、2個の金属端子3、4は、インサート成形によっ
て、ベース2に対して一体成形される。ベース2は、上
面開口型の例えば箱状のものとして成形され、上面で、
ドームコンタクト5やばね6を収納するために例えば円
形の窪み8、ばね6を位置決めするために、一対の溝9
を形成しており、また金属端子3、4の突出する側の外
側面で、それらを案内するための溝10、11を形成す
るとともに、他方の側面で、カバー7の係止片12に対
応する位置決め突起14、係止片12の係止孔13に対
応する係止爪15をそれぞれ一体的に形成している。
【0012】そして、一方の金属端子3は、例えば2つ
の接点16を有しており、また他方の金属端子4は、こ
れらの2つの接点16の中間部分で、1つの接点17を
有している。これらの接点16、17は、いずれもベー
ス2の一体成形の過程で、窪み8の底面に露出してい
る。この具体例の場合、2つの接点16は、溝9の底の
位置で露出しており、また接点17は、窪み8の底の中
心位置で露出している。
【0013】また、ドームコンタクト5は、例えば上に
凸の皿状の電気導通性材料のばねであり、窪み8の内部
に配置された状態で、2つの接点16のうち少なくとも
いずれかに接触しており、また他方の接点17に対して
非接触の状態となっている。
【0014】さらに、ばね6は、窪み8の内部で、ドー
ムコンタクト5の上に載置され、両端部の位置決め片1
8を溝9の内部に嵌まり込むことによって回り止め状態
となっており、そのばね部材によって外側部分から中心
に向けて互いに異なる方向に形成された2つの当接片1
9の部分で、ドームコンタクト5の中心部分に当接して
いる。ここで、ばね6の材料は、温度によって変形し、
2つの当接片19をドームコンタクト5の当接方向に変
形力を発生するものであり、バイメタルまたは形状記憶
合金を材料として製作する。
【0015】そして、カバー7は、通常、ベース2と同
じ材料によって成形されており、溝10、11と対応す
る対向辺の部分で、溝20、21を一体的に有してお
り、また既に記載したように、他の対向辺の部分で、位
置決め突起14と対応する係止片12、係止爪15と対
応する係止孔13を一体的に有している。
【0016】この温度スイッチ1の製造時に、ベース2
は、まずインサート成形によって、金属端子3、4を所
定の位置に配置した状態で、一体的に成形される。この
後、ドームコンタクト5およびばね6は、ベース2の窪
み8の内部に順次組み込まれる。この後、カバー7がベ
ース2の開口面にあてがわれる。このとき、係止片12
は、左右の位置決め突起14によって案内されるため、
カバー7は、ベース2に対して正確に位置決めされる。
しかも、この状態で、係止孔13は、係止爪15に対し
て係止爪15の斜面の部分で変形しながら最終的に弾力
で嵌まりあっている。したがって、カバー7は、ドーム
コンタクト5およびばね6を押えているが、それらの反
力によりベース2から抜けないようになっている。
【0017】このようにして、ベース2に対してカバー
7が取り付けられるが、この状態でカバー7は、ドーム
コンタクト5およびばね6の反力によって、ベース2の
上面から浮き上がり傾向となる。ここで、金属端子3、
4の一部でベースから外部へ突出している部分が溝1
0、11、20、21に沿って折り曲げられると、カバ
ー7は、ベース2の上面に対して密着状態で固定され
る。この結果、ベース2とカバー7とは、ベース2の上
面とカバー7の下面とで密着する。なお、さらに密着性
を高めるために、それらの密着面に対してOリングまた
はガスケットなどを使用することもできる。
【0018】この温度スイッチ1は、プリント基板など
に組み込まれ、ベース2の側面で、折り曲げ状態の金属
端子3、4をはんだ付けにより、導電パターンに固着す
ることによって、回路に電気的に接続され、かつ固定さ
れる。
【0019】組み立て状態で、温度スイッチ1の使用雰
囲気が動作温度以下であれば、ばね6は、その温度で組
み付け状態のままでほとんど変形しないため、ばね6
は、反転せず、一方の金属端子3のいずれかの接点16
にのみ接し、他方の金属端子4の接点17に接していな
い。しかし、周囲の温度が動作温度以上になると、ばね
6は、温度によって変形し、当接片19の変形力によっ
て、ドームコンタクト5を接点17の方向に押す。
【0020】これによって、ドームコンタクト5は、そ
の反りの方向を反転し、一方の接点16と他方の接点1
7に同時に接し、2つの金属端子3、4の間を電気的に
導通状態とする。ばね6の温度変形は、緩慢であるが、
そのばね6の変位量がドームコンタクト5の反転動作位
置を越えたとき、ばね6が瞬時に反転動作を起こすた
め、金属端子3と金属端子4との間のスイッチ動作は、
速い動作となっている。これによって、接触部分のチャ
ッタリングや接点16、17の接触不良などが確実に防
止できる。
【0021】上記具体例と逆に、予め両者の接点16、
17が導通するように、ドームコンタクト5を配置して
おけば、温度変化によって金属端子3と金属端子4との
間が電気的に切れる構造とすることもできる。また、上
記実施例で、大きな変形力を得るために、ばね6の部分
に2つの当接片19が形成されているが、これは、ドー
ムコンタクト5の反転に必要な力を小さくすれば、1つ
でもよい。また、ドームコンタクト5の部分にリード線
を接続しておけば、2つの金属端子3、4のうちいずれ
かのものは、省略できる。さらに、この温度スイッチ1
は、ドームコンタクト5を共通端子として、2つの金属
端子3、4の間で接続状態を転換するスイッチすなわち
切り換えスイッチとして構成することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明による温度スイッチによると、ス
イッチを開閉する際に、樹脂封止を必要とせず、よっ
て、組み立て工数を減らし、コストダウンを図ることが
可能であり、また組み立て過程で各部品を積み上げ、最
終的に金属端子の部分を用いて、カバーを密閉状態で固
定できるため、機械による自動化組み立てを行うことが
でき、かつ、小型電子機器に用いられるプリント基板上
の表面実装に対して、金属端子を用いて、直接はんだ付
けなどによって固定できる小型のスイッチが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度スイッチの一部破断平面図であ
る。
【図2】本発明の温度スイッチの一部破断側面図であ
る。
【図3】温度スイッチの分解状態の斜面図である。
【図4】2つの金属端子の斜面図である。
【符号の説明】
1 温度スイッチ 2 ベース 3 金属端子 4 金属端子 5 ドームコンタクト 6 ばね 7 カバー 8 窪み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属端子の接点がベースの内部に露出し
    かつ金属端子の一部がベースの外部に突出するように、
    ベース用成形材料としての樹脂により一体成形したベー
    スに、金属端子の接点に対向させてドームコンタクトを
    配置するとともに、このドームコンタクトの上に温度に
    よって変形するばねを載置した構成であり、上記ばねの
    温度変形によってドームコンタクトの反り方向を反転さ
    せ、金属端子の接点に対してドームコンタクトを接離さ
    せることを特徴とする温度スイッチ。
  2. 【請求項2】 金属端子の接点がベースの内部に露出し
    かつ金属端子の一部がベースの外部に突出するように、
    ベース用成形材料としての樹脂により一体成形した上面
    開口型のベース内に、金属端子の接点に対向させてドー
    ムコンタクトを配置するとともに、このドームコンタク
    トの上に温度によって変形するばねを載置し、このばね
    を押さえ込むようにベースの開口面にカバーをあてが
    い、ベースから外部に突出する金属端子の一部をカバー
    の上面に折り曲げ、カバーをベースの上面に密着固定し
    た構成であり、上記ばねの温度変形によって、ドームコ
    ンタクトの反り方向を反転させ、金属端子の接点に対し
    て、ドームコンタクトを接離させることを特徴とする温
    度スイッチ。
  3. 【請求項3】 ばねにバイメタルを使用することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の温度スイッチ。
  4. 【請求項4】 ばねに形状記憶合金を使用することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の温度スイッチ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100363464B1 (ko) * 1999-02-01 2002-11-30 알프스 덴키 가부시키가이샤 스위치 및 스위치의 부착구조
US7292131B2 (en) 2004-09-22 2007-11-06 Fuji Electronics Industries Co., Ltd. Heat-sensitive switch and a heat-sensitive switch assembling method
JP4566380B2 (ja) * 2000-10-13 2010-10-20 キヤノン株式会社 加熱定着装置
JP2012248426A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Otsuka Techno Kk 無通電タイプのブレーカ
JP2013084443A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Otsuka Techno Kk パック電池
US9159985B2 (en) 2011-05-27 2015-10-13 Ostuka Techno Corporation Circuit breaker and battery pack including the same

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