JPH10217699A - ガラス絵画製作方法及びそれに使用する装置 - Google Patents

ガラス絵画製作方法及びそれに使用する装置

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JPH10217699A
JPH10217699A JP2736097A JP2736097A JPH10217699A JP H10217699 A JPH10217699 A JP H10217699A JP 2736097 A JP2736097 A JP 2736097A JP 2736097 A JP2736097 A JP 2736097A JP H10217699 A JPH10217699 A JP H10217699A
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JP
Japan
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glass beads
glass
color
original image
piece
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JP2736097A
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English (en)
Inventor
Yuko Morito
戸 祐 幸 森
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Moritex Corp
Original Assignee
Moritex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のモチーフに従ってガラスビーズを配列
固定する際にガラスビーズが転がらず、しかも、配列さ
れたガラスビーズを均一に融着させて固定できるように
する。 【解決手段】 元画像入力手段5で入力された元画像を
画像処理手段6で縦横に分割して所定サイズの各ピース
Pを形成し、各ピースPの色合いに最も近似した色合い
のガラスビーズBを自動的に選択して、元画像における
各ピースPの各列ごとにその一端側から他端側に向かっ
て当該各ピースPの配列順序に従ってフィーダ8により
自動的に供給し、元画像の各列に対応する線状体N01
65に挿通する。この線状体N01〜N65を画板4上に並
べれば、ガラスビーズBは元画像の各ピースPの順序に
従って配列される。次いで、各線状体N01〜N65を抜き
取って又は残したままこれを加熱することにより、ガラ
スビーズBが画板4上に融着される。このとき、ガラス
ビーズBは穴があいており表面積が大きいので、穴無の
ガラス球に比して軟化しやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各色の穴空きガラ
スビーズを所定のモチーフに従って耐熱性の画板上に配
列した後、これを加熱してガラスビーズを画板に融着さ
せてガラス絵画を製作するガラス絵画製作方法及びこれ
に使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスは、耐蝕性,耐光性に優れ、光沢
があり、種々の色をつけることができることから実用品
及び装飾品として用いられている。そして、このガラス
を用いて絵画のように静物,景色,人物を表すものとし
て例えばステンドグラスなどが知られている。ステンド
グラスは、ガラス材に着色材を分散させたり透明ガラス
片の表面に色を塗った着色ガラス片を、所望の形状にカ
ットし、これを並べて貼り合わせていくことにより模様
や絵を表すものである。したがって、各ガラス片は必然
的に互いに貼り合わせることができる程度の面積が必要
になり、細かな描写を行うことはできない。
【0003】 このため、本出願人は直径2〜3mm程
度のガラス球を用い、これを所定のモチーフに従って自
動的に配列固定することによりガラス絵画を工業的に製
作することのできるガラス絵画製作装置を提案した(特
願平8−115955号)。これによれば、撮像装置で
取り込んだ元画像を各画素ごとに分割して、各画素の色
を自動的に識別し、当該色のガラス球をその画素の位置
に応じてガラス板などに所定の順番で自動的に配列する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、ガラス球
がガラス板上で転がらないように、ガラス板の表面には
予め粘着剤などを塗っているが、それでもガラス球がガ
ラス板と接触する面積は小さいので十分な粘着力が得ら
れず、ガラス球の配列中にガラス板を移動させるときの
振動でガラス球が転がってしまうおそれがあった。ま
た、ガラス球を配列した後、ガラス板に強固に固定する
ためには、ガラス球を軟化させて熱融着させるのが最も
好ましいが、ガラス球はその中心部に熱が届きにくく、
所定の温度まで加熱したとしても、すべての色のガラス
球を均一に軟化させてガラス板に融着させることは非常
に困難であることが判明した。
【0005】 そこで本発明は、ガラス球に代えてガラ
スビーズを用い、ガラス絵画のモチーフに従ってガラス
ビーズを配列固定する際にガラスビーズが転がらず、し
かも、配列されたガラスビーズを均一に融着させて固定
できるようにすることを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、各色の穴あきガラスビーズを所定のモチ
ーフに従って耐熱性の画板上に配列した後、これを加熱
してガラスビーズを画板に融着させてガラス絵画を製作
するガラス絵画製作方法であって、ガラス絵画のモチー
フとなる所望の元画像を入力する元画像入力工程と、入
力した元画像を縦横に分割して予め設定された所定のサ
イズの各ピースを形成し、それら各ピースの色乃至明る
さを各ピース内の平均濃度値で量子化した数値データと
各色ガラスビーズの色乃至明るさを量子化した数値デー
タとを比較演算し、各ピースの数値データをそれに最も
近似した数値データを有するガラスビーズに付されたカ
ラーコードに夫々置換し、それら各カラーコードを元画
像における各ピースの縦列又は横列ごとにその一端側か
ら他端側に向かって当該各ピースの配列順序に従った時
系列信号として出力する画像処理工程と、前記ガラスビ
ーズの穴より細い線状体が元画像の縦列又は横列ごとに
配設され、前記時系列信号が出力されるごとに元画像の
縦列又は横列に対応した前記線状体を所定のガラスビー
ズ供給位置に移動させる列送り工程と、各穴あきガラス
ビーズをその夫々に付されたカラーコード別に区分して
当該ガラスビーズにニードルを刺し通した状態で当該ニ
ードルを下向きにしてガラスビーズを装填したカートリ
ッジと、当該カートリッジの下端側に元画像の縦列又は
横列に対応する時系列信号に基づいてそのカラーコード
が付されたガラスビーズを一つずつ落下させるエスケー
プメントが配設されてなるフィーダでガラスビーズを供
給する際に、前記カラーコードが付されたガラスビーズ
を収納するカートリッジを前記ガラスビーズ供給位置に
移動させ、フィーダのニードルと線状体の先端を突き合
わせて同軸的に位置させる位置決め工程と、前記位置決
め工程で位置決めされた各カートリッジからガラスビー
ズを順次供給して、元画像の縦列又は横列に対応する夫
々の線状体に元画像の各ピースの配列順序に従って挿通
する供給工程と、元画像の縦列又は横列に対応した線状
体に対するガラスビーズの供給が終了した後、ガラスビ
ーズに挿通された各線状体を画板上に並べ、当該線状体
を抜き取って又は残したままこれを加熱して、ガラスビ
ーズを画板上に融着させる融着工程とからなることを特
徴とする。
【0007】 本発明によれば、画像入力手段により入
力された元画像が縦横に分割されて予め設定された所定
サイズの各ピース(画素)が形成され、それら各ピース
の色合いに最も近似した色合いのガラスビーズが自動的
に選択され、その選択されたガラスビーズが、元画像に
おける各ピースの縦列又は横列ごとにその一端側から他
端側に向かって当該各ピースの配列順序に従って自動的
に供給され、前記元画像の縦列又は横列に対応する線状
体に挿通される。そして、元画像の縦列又は横列に対応
した線状体に対するガラスビーズの供給が終了した後、
各線状体を画板上に並べれば、ガラスビーズは元画像の
各ピースの順序に従って配列される。したがって、各線
状体を抜き取って又は残したままこれを加熱することに
より、ガラスビーズが画板上に融着される。このとき、
ガラスビーズは穴があいており表面積が大きくなるの
で、その分、熱が全体に伝わり易くなり、穴無のガラス
球に比して軟化しやすく、したがって、供給熱量が等し
くてもガラスビーズを画板に対して強固に固定すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係るガラ
スビーズ配列装置の全体的な構成を示すブロック図、図
2は分割された元画像を示す説明図、図3はガラスビー
ズ配列装置のフィーダを示す斜視図、図4はその要部を
示す斜視図、図5(a)〜(c)はカートリッジにガラ
スビーズを装填する動作を示す説明図、図6はニードル
ホルダを示す斜視図、図7はニードルホルダをケーシン
グに収納した状態を示す斜視図、図8(a)〜(d)は
ガラスビーズの供給動作を示す説明図である。
【0009】 本例に係るガラスビーズ配列装置1は、
耐熱基板2の表面に粘着剤層3を形成して成る画板4上
に、各色の穴あきガラスビーズBを所定のモチーフに従
って配列するもので、本装置1によりガラスビーズBの
配列が終了した画板4を加熱すると、ガラスビーズBが
軟化して画板4に融着され、ガラス絵画が完成する。な
お、徐冷過程で、ガラス絵画にひびが入ったり割れたり
しないように、ガラスビーズBと耐熱基板2とは線膨張
係数が互いに近い材質に選定することが好ましい。ま
た、耐熱基板2は、ガラスビーズBの軟化点に耐えるも
のであれば、ガラス板,セラミック板など任意の材質を
用いることができる。さらに、前記粘着剤層3を構成す
る粘着剤は、加熱することにより蒸発し又は燃焼して消
失するものが選定されている。
【0010】 そして、前記ガラスビーズ配列装置1
は、ガラス絵画のモチーフとなる所望の元画像を入力す
る元画像入力手段5と、入力した元画像を縦横に分割し
て予め設定された所定のサイズの各ピース(画素)Pを
形成し、各ピースPに対応するカラーコードを元画像に
おける各ピースPの縦列又は横列ごとにその一端側から
他端側に向かって当該各ピースPの配列順序に従った時
系列信号として出力する画像処理手段6と、ガラスビー
ズBの穴より細い金属製の配列用ニードル(線状体)N
01〜N65が元画像の縦列又は横列ごとに配設され、前記
時系列信号が出力されるごとにその縦列又は横列に対応
する配列用ニードルN01〜N65を所定のガラスビーズ供
給位置Psに移動させる列送り手段7と、前記画像処理
手段6で出力されるカラーコードの時系列信号に基づい
てガラスビーズBを元画像の各ピースの配列順序に従っ
て一つずつ落下させるフィーダ8と、当該フィーダ8で
ガラスビーズBを供給する際に、前記カラーコードが付
されたガラスビーズBを収納するカートリッジC01〜C
60を前記ガラスビーズ供給位置Psに移動させて前記線
状体N01〜N65と同軸的に位置させる位置決め手段9と
からなる。
【0011】 元画像入力手段5としては、元画像を撮
像するCCDカメラ5a,TVカメラ,ディジタルカメ
ラ,スキャナや、磁気テープ,フロッピーディスク,オ
プティカルディスク,光磁気ディスクなどの記録媒体に
記録された元画像を読み出す画像再生装置5bや、元画
像をパソコンのCRT上で作成又は加工処理してからキ
ー入力するキーボードやマウス等が用いられる。なお、
この場合に、元画像入力手段5ではCCDカメラ5aな
どで取り込んだ画像の色を現実の色に近づけるように補
正したり、または、補色に反転させたり、任意の色に置
換したり、さらには、画像を歪ませたり任意の加工を施
すこともできる。
【0012】 画像処理手段6は、前記元画像入力手段
5で入力した元画像をフレームメモリ10に記憶させた
後、これを図2に示すように縦横に分割して予め設定さ
れた所定サイズのピースPを形成する画像分割手段11
と、それら各ピースPの色乃至明るさを各ピースP内の
平均的濃度値で量子化した数値データに置き換える色解
析手段12と、当該色解析手段12で求めた数値データ
を、各色ガラスビーズBの色乃至明るさを量子化した数
値データと比較演算して、各ピースPの数値データをそ
れに最も近似した数値データを有するガラスビーズBに
付されたカラーコードに置換する色指定手段13と、色
指定手段13で指定された各カラーコードを元画像にお
ける各ピースPの縦列又は横列ごとにその一端側から他
端側に向かって当該各ピースPの配列順序に従った時系
列信号として出力する時系列信号出力手段14とを備え
ている。
【0013】 なお、色解析手段12で、例えば、GR
Bの三原色の濃度(輝度)を夫々4ビットで表す場合、
表1に示すように、濃度は16階調になるので、各ピー
スPの色乃至明るさは、16×16×16=4096色
に解析されて出力される。
【0014】
【表1】
【0015】 一方、ガラスビーズBの色数が60色で
あるとき、4096色の数値データとして出力された各
ピースPの色乃至明るさは、色指定手段13において、
予め設定された60色のうち最も近似する色のカラーコ
ードCに置換される。この場合、色指定手段13には、
各色ガラス粉末絵具の色乃至明るさを量子化した数値デ
ータとそのカラーコードを、例えば表2に示すように予
め記憶した色設定メモリ13aと、色解析手段12で求
めた数値データと前記メモリ13aに記憶されている数
値データとを比較して各ピースPの数値データと最も近
似した数値データを有するガラスビーズBのカラーコー
ドCに置換する演算装置13bとを備えている。例え
ば、あるピースPの色として、三原色GRBの濃度を表
す数値データが夫々「F,F,1」の場合、これに最も
近似する数値データは「F,F,0」であるから、当該
ピースPの数値データは“明るい黄色”を表すカラーコ
ード“&HFF0”に置換されることとなる。
【0016】
【表2】
【0017】 フィーダ8は、各穴あきガラスビーズB
をその夫々に付されたカラーコード別に区分して夫々の
ガラスビーズBの穴にニードル15を遊挿した状態で当
該ニードル15を下向きにして収納したカートリッジC
01〜C60が、ガラスビーズ供給位置Psを通る直線に沿
って一列に配設されている。また、各カートリッジC01
〜C60の下端側には、前記画像処理手段6から出力され
るカラーコードの時系列信号に基づき、その時系列信号
の夫々に該当するカラーコードが付されたガラスビーズ
Bを元画像の各ピースPの配列順序に従って一つずつ落
下させるエスケープメント16が配設されている。な
お、ガラスビーズBを落下させる際には、位置決め手段
9により、カートリッジC01〜C60全体を移動させて当
該色のガラスビーズBを装填したカートリッジC01〜C
60を所定のガラスビーズ供給位置Psに位置決めするよ
うに成されている。
【0018】 なお、各色ガラスビーズBは、カートリ
ッジC01〜C60の上端開口部にネジ止めされるネジキャ
ップ15aを後端側に形成した前記ニードル15に所要
数挿通され、ニードル15には、その他端側からガラス
ビーズBが落ちないように合成樹脂製のテープ15bの
一端がニードル15の先端側に刺し通されると共に当該
テープ15bの他端が前記ネジキャップ15aに貼着さ
れている。したがって、カートリッジC01〜C60にガラ
スビーズBを補給する場合は、まず図5(a)に示すよ
うにテープ15bを付けたままニードル15をカートリ
ッジC01〜C60の上端側から挿入していく。次いで、図
5(b)に示すようにその途中でネジキャップ15aに
貼着されているテープ15bの上端部を引っ張り、その
下端部を引き裂いてニードル15から取り去る。そして
最後に、図5(c)に示すようにネジキャップ15aを
カートリッジC01〜C60にねじ止めして作業を完了す
る。なお、このとき、カートリッジC01〜C60の下端側
はエスケープメント16により塞がれているので、ガラ
スビーズBが落下することはない。
【0019】 前記エスケープメント16は、前記ニー
ドル15に対してその前後から水平方向にストッパ1
7,17を進退させる2個一対のシリンダ18,18
と、その上段にガラスビーズBの直径分だけ離れた位置
に配設されて、前記ニードル15に対してその前後から
水平方向にストッパ19,19を進退させる2個一対の
シリンダ20,20から成る。したがって、下段のシリ
ンダ18のストッパ17を伸長させた状態で上段のシリ
ンダ20のストッバ19を後退させることにより、ニー
ドル15の下端に位置するガラスビーズBがストッパ1
7で保持され、この状態でストッパ19を進出させるこ
とにより当該ガラスビーズBが分離され、さらに、下段
のストッパ17を後退させることにより当該ガラスビー
ズBが落下するように成されている。なお、少なくとも
上段のシリンダ20,20のストッパ19,19は、先
端にV字状の切欠部19aが形成され、各ストッパ1
9,19を進出させたときに切欠部19a同士が上下に
重なって形成される透孔内にニードル15を保持するこ
とにより、カートリッジC01〜C60をガラスビーズ供給
位置Psに位置決めした状態でニードル15をその中心
軸に合わせることができるようになされている。
【0020】 また、前記フィーダ8の下方には、当該
フィーダ8により供給されるガラスビーズBを元画像の
縦列又は横列ごとに配列する複数の配列用ニードルN01
〜N65がニードルホルダ21に保持された状態で、ケー
シング22内に収納されている。前記ニードルホルダ2
1の底部23には、前記配列用ニードルN01〜N65を挿
通する挿通孔24,24・・が所定のピッチで穿設され
ると共に、当該配列用ニードルN01〜N65の後端に形成
された止めネジ25に螺合する雌ねじ穴26,26・・
が前記挿通孔24を中心にして形成されている。また、
ニードルホルダ21の側面27aの内側には、その背面
27bに沿ってスライドされる画板4の両端縁を保持す
る案内溝28が形成されている。なお、ニードルホルダ
21は、配列用ニードルN01〜N65を装着した状態で、
その先端がニードルホルダ21よりも上方に突出する高
さに選定されている。
【0021】 前記ケーシング22は、ニードルホルダ
21をスライド自在に保持するもので、その上面には、
ニードルホルダ21に装着されている配列用ニードルN
01〜N65の先端を突出させるスリット29が形成され、
その上面中央部には、ガラスビーズ供給位置Psにセッ
トされて、フィーダ8から供給されるガラスビーズBを
ケーシング22内に落とし込む開口部30が形成されて
いる。
【0022】 そして、前記開口部30をガラスビーズ
供給位置Psに一致させるようにしてケーシング22を
セットすると共に、前記ニードルホルダ21を列送り手
段7となるシリンダ31のピストンロッド32に連結さ
せて、前記画像処理手段6からカラーコードの時系列信
号が出力されるごとにニードルホルダ21をスライドさ
せ元画像の縦列又は横列に対応した配列用ニードルN01
〜N65をガラスビーズ供給位置Psに移動させるように
成されている。また、ガラスビーズ供給位置Psには、
前記開口部30から突出している配列用ニードルN01
65を、その前後から水平方向に進退される舌片33,
33で挟んでガラスビーズ供給位置Psの中心軸に合わ
せる二個一対の軸合わせ用シリンダ34,34が配設さ
れている。各舌片33は、先端にV字状の切欠部33a
が形成され、各舌片33を進出させたときに切欠部33
a同士が上下に重なって形成される透孔内に配列用ニー
ドルN01〜N65を保持することにより正確に位置合わせ
できるように成っている。したがって、配列用ニードル
01〜N65が多少歪んでいても舌片33,33により正
確に位置決めされるので、ガラスビーズ供給位置Psに
正確に位置決めされた前記各カートリッジC01〜C60
ニードル15の下端部に対して、当該配列用ニードルN
01〜N65の上端部を突き合わせて同軸的に配置させるこ
とができ、この状態でフィーダ8からガラスビーズBを
落とせば、当該ガラスビーズBは配列用ニードルN01
65に刺し通される。
【0023】 以上が本発明装置の一構成例であって、
次に、これを用いたガラス絵画作成方法について説明す
る。例えば、60色の直径3mmのガラスビーズBを画
板4上に配列してガラス絵画を製作しようとする場合、
まず、ガラスビーズBをそのカラーコードごとに各カー
トリッジC01〜C60に装填する。また、配列用ニードル
01〜N65が装着されたニードルホルダ21をケーシン
グ22に収納し、当該ケーシング22の開口部30がガ
ラスビーズ供給位置Psに位置するようにフィーダ8の
下方にセットした後、ニードルホルダ21を列送り手段
7となるシリンダ31のピストンロッド32に連結させ
る。
【0024】 そして、ガラス絵画のモチーフとなる画
像をCCDカメラ5aなどの元画像入力手段5により撮
像して入力すると、その画像信号は画像処理手段6に送
られて、まず、フレームメモリ10に記憶され、次いで
この画像が画像分割手段11により縦横二分割されて所
定サイズのピースPに分割される。このとき、入力した
画像に基づいて、例えば横13cm×縦26cmの画板
4上に、直径3mmのガラスビーズBを4mmピッチで
装着された各配列用ニードルN01〜N65に配列してガラ
ス絵画を製作するのであれば、ガラス絵画となる画像領
域が縦方向43列×横方向65列=2795個のピース
P(1,1)〜P(43,65)に分割される。
【0025】 次いで、色解析手段12では、それら各
ピースPの色乃至明るさが各ピースP内の平均的濃度値
で量子化した数値データに置き換えられる。そして、色
指定手段13では、当該色解析手段12で求めた数値デ
ータが、ガラスビーズBの色乃至明るさを量子化した数
値データと比較演算され、各ピースPの数値データがそ
れに最も近似した数値データを有するガラスビーズBに
付されたカラーコードに置換され、時系列信号出力手段
14では各カラーコードを元画像における各ピースPの
縦列又は横列ごとにその一端側から他端側に向かって当
該各ピースPの配列順序に従った時系列信号として出力
する。
【0026】 画像処理手段6の時系列信号出力手段1
4から例えば元画像の1列目の時系列信号が出力される
と、まず、シリンダ31によりピストンロッド32が進
退され、ニードルホルダ21がケーシング22内でスラ
イドされ、その時系列信号に対応する一列目の配列用ニ
ードルN01がガラスビーズ供給位置Psに送られる。こ
のとき、図4及び図8(a)に示すようにその先端が軸
合わせ用シリンダ34の舌片33により保持されるの
で、図8(a)一点鎖線で示すように配列用ニードルN
01が多少歪んでいても、フィーダ8のニードル15と同
軸的に位置させることができる。次いで、時系列信号に
基づき位置決め手段9により所定の色のカートリッジC
01〜C60がガラスビーズ供給位置Psに位置決めされる
と、その先端に配設されたエスケープメント16が動作
し、まず、図8(a)に示すように各カートリッジC01
〜C60の下段側のストッパ17を進出させた状態で上段
側のストッパ19を後退させて下端に位置するガラスビ
ーズBをストッパ17で保持させる。そして、図8
(b)に示すように上段側のストッパ19を進出させる
ことにより前記ガラスビーズBをその上のガラスビーズ
Bから分離した後、図8(c)に示すように下段側のス
トッパ17を後退させると、分離されたガラスビーズB
が一つだけ落とされて、ニードル15と軸合わせされて
いる配列用ニードルN01に刺し通される。次いで、図8
(d)に示すように、配列用ニードルN01の先端を保持
している軸合わせシリンダ34の舌片33を後退させる
ことにより、ガラスビーズBは配列用ニードルN01の下
まで落とされる。これを順次繰り返すことより、元画像
の横列ごとにガラスビーズBが各配列用ニードルN01
65に刺し通され、元画像における各ピースの配列順序
に従って配列される。
【0027】 このようにして、全ての配列用ニードル
01〜N65へのガラスビーズBの配列が終了すると、フ
ィーダ8の下方にセットしたケーシング22をその内部
にニードルホルダ21を収納したまま外し、ケーシング
22を平らに置いた状態で当該ケーシング22から画板
4を上向きにした状態でニードルホルダ21を引き出
す。次いで、ニードルホルダ21から各配列用ニードル
01〜N65を順次抜き取っていくと、配列用ニードルN
01〜N65に刺し通されたガラスビーズBが画板4上に残
り、画板4の表面には形成されり粘着剤層3に仮固定さ
れる。この間、画板4を移動させることなく作業を行う
ことができるので、画板4を大きく振動させることがな
く、したがって、ガラスビーズBが転がりにくい。そし
て、画板4を水平に維持したまま電気炉に入れて各ガラ
スビーズBの軟化点以上に加熱すると、粘着剤層3が蒸
発又は燃焼して消失し、耐熱基板2にガラスビーズBが
融着される。このとき、ガラスビーズBには穴があいて
おり、その表面積が大きいので、個々のガラスビーズB
の全体に熱が伝わりやすく、ガラスビーズBが短時間で
軟化する。なお、ガラスビーズBが軟化したときに、加
熱されたプレートやローラを押しつけて表面をフラット
にすれば、隣接するガラスビーズB同士の隙間が埋まり
ゴミなどが詰まることもない。そして、これを徐冷して
ガラス絵画が完成するが、ガラスビーズBと耐熱基板2
とは、線膨張係数が互いに近い材質に選定されているの
で、徐冷過程でガラス絵画にひびが入ったり割れたりす
ることもない。
【0028】なお、上述の説明では、元画像の縦列又は
横列に対応する線状体として金属製の配列用ニードルN
01〜N65を用いた場合について説明したが、本発明はこ
れに限らず、任意の材質のものを用いることができ、例
えば先端にニードルを取り付けた可燃性の糸であっても
よい。この場合、配列後にニードルのみを取り去り、糸
を通したままの状態で画板4上に配列し、そのまま加熱
すれば,糸は燃焼して消失するので、完成したガラス絵
画に糸が残ることもない。また、線状体としてピアノ線
などの細い針金を用いて、これを挿通したままの状態で
加熱し、針金を残したままガラス絵画を完成させる場合
であってもよい。
【0029】さらに、図9は本発明に係る他のガラスビ
ーズ配列装置の要部を示すもので、図1〜8と共通する
部分については同一符号を付して詳細説明は省略する。
本例は、穴あきガラスビーズBを元画像の各列に対応す
るニードルN01〜N65に挿し通すものではなく、一本の
(線状体)Nに所定の順序で挿し通すようにしている。
そして、画像処理手段6の時系列信号出力手段14で
は、図10に示すように、色指定手段13で指定された
各ピースPのカラーコードを、元画像における各ピース
Pの横列(又は縦列)の一端側から他端側へ出力した
後、次の横列では他端側から一端側に出力して、順次交
互にその方向を反転させながら各ピースPの配列順序に
従った時系列信号として出力する。また、フィーダ8
は、画像処理手段6の時系列信号に基づいてそのカラー
コードが付されたガラスビーズBを一つずつフィーダ8
で供給する際に、ガラスビーズBを各カラーコードごと
に収納するカートリッジC01〜C60を、位置決め手段9
によりガラスビーズ供給位置Psに移動可能に配設さ
せ、フィーダ8のニードル15をガラスビーズBの穴よ
り細い線状体Nの先端に突き合わせて同軸的に位置させ
るように成されている。
【0030】 なお、前記線状体Fは、その上端に取り
付けられたニードル40と、ニードル40の下端側から
下方に垂下された可燃性又は可溶性の糸41からなる。
そして、前記ニードル40は、その上端側が、ガラスビ
ーズ供給位置Psに上下に配設された二組の軸合わせ用
シリンダ43,44の舌片45,46で挟まれて、当該
ニードル40の上端部がガラスビーズ供給位置Psの中
心軸に一致するように支持されている。また、前記ニー
ドル40の下端側は、外周面にガラスビーズBと係合さ
れる溝47が形成された回転ドラム48からなるビーズ
送り機構49にスパイラル状に巻き付けられている。そ
して、前記ビーズ送り機構49は、ニードル40の位置
が下がらないように当該ニードル40を保持した状態
で、前記フィーダ8からガラスビーズBが供給されたと
きに前記回転ドラム48を回転させてガラスビーズBを
ニードル40の下端に連結された糸41に強制的に送り
込むように成されている。
【0031】 したがって、画像処理手段6から主力さ
れる時系列信号に基づいて前記フィーグ8によりガラス
ビーズBを所定の配列順序で供給すれば、前記線状体N
には、時系列信号に従ってガラスビーズBが一列に配列
される。次いで、全てのピースPに対応するガラスビー
ズBの挿通が終了した線状体Nの糸41を、図11に示
すように各ピースPの配列順序に応じて画板4の横列の
一列ごとに順次交互にその方向を反転させながら当該画
板4上に前記ガラスビーズBを並べる。そして、このま
ま画板4を加熱すると、糸41は燃焼又は溶融して消失
すると共に、ガラスビーズBが画板4上に融着されてガ
ラス絵画が完成する。なお、この場合において、糸41
を消失させる必要がなければ、金属性繊維など不燃性,
不溶性のものを用いても良いことはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、元
画像入力工程で入力した元画像に基づき、各色のガラス
ビーズをその元画像通りに容易に配列することができる
ので、手作業に頼ることなく、誰でも簡単に、低コスト
で高品質のガラス絵画を製作することができるという大
変優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガラスビーズ配列装置の全体的な構成を示す
ブロック図。
【図2】 分割された元画像を示す説明図。
【図3】 ガラスビーズ配列装置のフィーダを示す斜視
図。
【図4】 その要部を示す斜視図。
【図5】(a)〜(c)はカートリッジにガラスビーズ
を装填する動作を示す説明図。
【図6】 ニードルホルダを示す斜視図。
【図7】 ニードルホルダをケーシングに収納した状態
を示す斜視図。
【図8】(a)〜(d)はガラスビーズの供給動作を示
す説明図。
【図9】 他のガラスビーズ配列装置の要部を示す斜視
図。
【図10】 時系列信号の出力順序を示す説明図。
【図11】 線状体の配列方法を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・・・・ガラスビーズ配列装置 2・・・・・・画板 B・・・・・・ガラスビーズ 5・・・・・・元画像入力手段 P・・・・・・ピース 6・・・・・・画像処理手段 N01〜N65・・配列用ニードル(線状体) Ps・・・・・ガラスビーズ供給位置 7・・・・・・列送り手段 8・・・・・・フィーダ C01〜C60・・カートリッジ 9・・・・・・位置決め手段 15・・・・・・ニードル 16・・・・・・エスケープメント 21・・・・・・ニードルホルダ 22・・・・・・ケーシング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色の穴あきガラスビーズ(B)を所定
    のモチーフに従って耐熱性の画板(4)上に配列した
    後、これを加熱してガラスビーズ(B)を画板(4)に
    融着させてガラス絵画を製作するガラス絵画製作方法で
    あって、 ガラス絵画のモチーフとなる所望の元画像を入力する元
    画像入力工程と、 入力した元画像を縦横に分割して予め設定された所定の
    サイズの各ピース(P)を形成し、それら各ピース
    (P)の色乃至明るさを各ピース(P)内の平均濃度値
    で量子化した数値データと各色ガラスビーズ(B)の色
    乃至明るさを量子化した数値データとを比較演算し、各
    ピース(P)の数値データをそれに最も近似した数値デ
    ータを有するガラスビーズ(B)に付されたカラーコー
    ドに夫々置換し、それら各カラーコードを元画像におけ
    る各ピース(P)の縦列又は横列ごとにその一端側から
    他端側に向かって当該各ピース(P)の配列順序に従っ
    た時系列信号として出力する画像処理工程と、 前記ガラスビーズ(B)の穴より細い線状体(N01〜N
    65)が元画像の縦列又は横列ごとに配設され、前記時系
    列信号が出力されるごとに元画像の縦列又は横列に対応
    した前記線状体(N01〜N65)を所定のガラスビーズ供
    給位置(Ps)に移動させる列送り工程と、 各穴あきガラスビーズ(B)をその夫々に付されたカラ
    ーコード別に区分して当該ガラスビーズ(B)にニード
    ル(15)を刺し通した状態で当該ニードル(15)を下向
    きにしてガラスビーズ(B)を装填したカートリッジ
    (C01〜C60)と、当該カートリッジ(C01〜C60)の
    下端側に元画像の縦列又は横列に対応する時系列信号に
    基づいてそのカラーコードが付されたガラスビーズ
    (B)を一つずつ落下させるエスケープメント(16)が
    配設されてなるフィーダ(8)でガラスビーズ(B)を
    供給する際に、前記カラーコードが付されたガラスビー
    ズ(B)を収納するカートリッジ(C01〜C60)を前記
    ガラスビーズ供給位置(Ps) に移動させ、フィーダ
    (8)のニードル(15)と線状体(N01〜N65)の先端
    を突き合わせて同軸的に位置させる位置決め工程と、 前記位置決め工程で位置決めされた各カートリッジ(C
    01〜C60)からガラスビーズ(B)を順次供給して、元
    画像の縦列又は横列に対応する夫々の線状体(N01〜N
    65)に元画像の各ピース(P)の配列順序に従って挿通
    する供給工程と、 元画像の縦列又は横列に対応した線状体(N01〜N65
    に対するガラスビーズ(B)の供給が終了した後、ガラ
    スビーズ(B)が挿通された各線状体(N01〜N65)を
    画板(4)上に並べ、当該線状体(N01〜N65)を抜き
    取って又は残したままこれを加熱して、ガラスビーズ
    (B)を画板(4)上に融着させる融着工程とからなる
    ことを特徴とするガラス絵画製作方法。
  2. 【請求項2】 各色の穴あきガラスビーズ(B)を所定
    のモチーフに従って耐熱性の画板(4)上に配列した
    後、これを加熱してガラスビーズ(B)を画板(4)に
    融着させてガラス絵画を製作するガラス絵画製作方法で
    あって、 ガラス絵画のモチーフとなる所望の元画像を入力する元
    画像入力工程と、 入力した元画像を縦横に分割して予め設定された所定の
    サイズの各ピース(P)を形成し、それら各ピース
    (P)の色乃至明るさを各ピース(P)内の平均濃度値
    で量子化した数値データと各色ガラスビーズ(B)の色
    乃至明るさを量子化した数値データとを比較演算し、各
    ピース(P)の数値データをそれに最も近似した数値デ
    ータを有するガラスビーズ(B)に付されたカラーコー
    ドに夫々置換し、それら各カラーコードを元画像におけ
    る各ピース(P)の縦列又は横列の一の列では一端側か
    ら他端側へ出力し、隣接する次の列では他端側から一端
    側に出力して、順次交互にその方向を反転させながら各
    ピース(P)の配列順序に従った時系列信号として出力
    する画像処理工程と、 各穴あきガラスビーズ(B)をその夫々に付されたカラ
    ーコード別に区分して当該ガラスビーズ(B)にニード
    ル(15)を刺し通した状態で当該ニードル(15)を下向
    きにしてガラスビーズ(B)を装填したカートリッジ
    (C01〜C60)と、当該カートリッジ(C01〜C60)の
    下端側に前記時系列信号に基づいてそのカラーコードが
    付されたガラスビーズ(B)を一つずつ落下させるエス
    ケープメント(16)が配設されてなるフィーダ(8)で
    ガラスビーズ(B)を供給する際に、前記カラーコード
    が付されたガラスビーズ(B)を収納するカートリッジ
    (C01〜C60)を前記ガラスビーズ供給位置(Ps) に移
    動させ、フィーダ(8)のニードル(15)を前記ガラス
    ビーズ(B)の穴より細い線状体(N)の先端に突き合
    わせて同軸的に位置させる位置決め工程と、 前記位置決め工程で位置決めされた各カートリッジ(C
    01〜C60)からガラスビーズ(B)を順次供給して、前
    記線状体(N)に元画像の各ピース(P)の配列順序に
    従って挿通する供給工程と、 前記線状体(N)に対するガラスビーズ(B)の供給が
    終了した後、ガラスビーズ(B)を挿通した当該線状体
    (N)を元画像における各ピース(P)の配列順序に応
    じて縦列又は横列の一の列ごとに順次交互にその方向を
    反転させながら画板(4)上に前記ガラスビーズ(B)
    を並べた状態で、これを加熱して、ガラスビーズ(B)
    を画板(4)上に融着させる融着工程とからなることを
    特徴とするガラス絵画製作方法。
  3. 【請求項3】 各色の穴あきガラスビーズ(B)をガラ
    ス絵画の元画像となる所定のモチーフに従って配列する
    ガラスビーズ配列装置であって、 ガラス絵画のモチーフとなる所望の元画像を入力する元
    画像入力手段(5)と、 入力した元画像を縦横に分割して予め設定された所定の
    サイズの各ピース(P)を形成し、それら各ピース
    (P)の色乃至明るさを各ピース(P)内の平均濃度値
    で量子化した数値データと各色ガラスビーズ球の色乃至
    明るさを量子化した数値データとを比較演算し、各ピー
    ス(P)の数値データをそれに最も近似した数値データ
    を有するガラスビーズ球に付されたカラーコードに夫々
    置換し、それら各カラーコードを元画像における各ピー
    ス(P)の縦列又は横列ごとにその一端側から他端側に
    向かって当該各ピース(P)の配列順序に従った時系列
    信号として出力する画像処理手段(6)と、 前記ガラスビーズ(B)の穴より細い線状体(N01〜N
    65)が元画像の縦列又は横列ごとに配設され、前記時系
    列信号が出力されるごとに元画像の縦列又は横列に対応
    した前記線状体(N01〜N65)を所定のガラスビーズ供
    給位置(Ps)に移動させる列送り手段(7)と、 各穴あきガラスビーズ(B)をその夫々に付されたカラ
    ーコード別に区分して当該ガラスビーズ(B)にニード
    ル(15)を遊挿した状態で当該ニードル(15)を下向き
    にしてガラスビーズ(B)を装填した各色のカートリッ
    ジ(C01〜C 60)と、前記画像処理手段(6)で出力さ
    れるカラーコードの時系列信号に基づき、その時系列信
    号の夫々に該当するカラーコードが付されたガラスビー
    ズ(B)を前記カートリッジ(C01〜C60)の下端開口
    部から元画像の各ピースの配列順序に従って一つずつ落
    下させるエスケープメント(16)とからなるフィーダ
    (8)と、 当該フィーダ(8)でガラスビーズ(B)を供給する際
    に、所定のカラーコードが付されたガラスビーズ(B)
    を収納するカートリッジ(C01〜C60)を前記ガラスビ
    ーズ供給位置(Ps) に移動させ、フィーダ(8)のニー
    ドル(15)と線状体(N01〜N65)の先端を突き合わせ
    て同軸的に位置させる位置決め手段(9)とからなるガ
    ラスビーズ配列装置。
  4. 【請求項4】 各色の穴あきガラスビーズ(B)をガラ
    ス絵画の元画像となる所定のモチーフに従って配列する
    ガラスビーズ配列装置であって、 ガラス絵画のモチーフとなる所望の元画像を入力する元
    画像入力手段(5)と、 入力した元画像を縦横に分割して予め設定された所定の
    サイズの各ピース(P)を形成し、それら各ピース
    (P)の色乃至明るさを各ピース(P)内の平均濃度値
    で量子化した数値データと各色ガラスビーズ(B)の色
    乃至明るさを量子化した数値データとを比較演算し、各
    ピース(P)の数値データをそれに最も近似した数値デ
    ータを有するガラスビーズ(B)に付されたカラーコー
    ドに夫々置換し、それら各カラーコードを元画像におけ
    る各ピース(P)の縦列又は横列の一の列では一端側か
    ら他端側へ出力した後、隣接する次の列では他端側から
    一端側に出力して、順次交互にその方向を反転させなが
    ら各ピース(P)の配列順序に従った時系列信号として
    出力する画像処理手段(6)と、 各穴あきガラスビーズ(B)をその夫々に付されたカラ
    ーコード別に区分して当該ガラスビーズ(B)にニード
    ル(15)を刺し通した状態で当該ニードル(15)を下向
    きにしてガラスビーズ(B)を装填したカートリッジ
    (C01〜C60)と、当該カートリッジ(C01〜C60)の
    下端側に前記時系列信号に基づいてそのカラーコードが
    付されたガラスビーズ(B)を一つずつ落下させるエス
    ケープメント(16)が配設されてなるフィーダ(8)
    と、 当該フィーダ(8)でガラスビーズ(B)を供給する際
    に、前記カラーコードが付されたガラスビーズ(B)を
    収納するカートリッジ(C01〜C60)を前記ガラスビー
    ズ供給位置(Ps) に移動させ、フィーダ(8)のニード
    ル(15)をガラスビーズ(B)の前記線状体(N)の先
    端に突き合わせて同軸的に位置させる位置決め手段
    (9)とからなるガラスビーズ配列装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009096043A1 (ja) * 2008-02-01 2009-08-06 Nac Co., Ltd. 画像データに基づくビーズピクチャー及びその制作方法

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WO2009096043A1 (ja) * 2008-02-01 2009-08-06 Nac Co., Ltd. 画像データに基づくビーズピクチャー及びその制作方法
US20100178448A1 (en) * 2008-02-01 2010-07-15 Nac Co., Ltd. Bead picture based on image data and manufacturing method thereof
JPWO2009096043A1 (ja) * 2008-02-01 2011-05-26 株式会社ナック 画像データに基づくビーズピクチャー及びその制作方法

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