JPH10217551A

JPH10217551A - テーププリンタ

Info

Publication number: JPH10217551A
Application number: JP2132997A
Authority: JP
Inventors: Koichi Furukawa; 幸一古川
Original assignee: Max Co Ltd
Current assignee: Max Co Ltd
Priority date: 1997-02-04
Filing date: 1997-02-04
Publication date: 1998-08-18

Abstract

(57)【要約】【課題】連番マークを表示しても連番の内容が分かる
テーププリンタを提供する。【解決手段】ラベル用テープまたはチューブに設定さ
れる印字ブロック毎に印字する文字列と、この文字列の
出力形態を制御するための制御コマンドを入力するキー
ボードと、入力された文字列や制御コマンドを表示する
表示部１３と、前記文字列を制御コマンドに基づいて前
記ラベル用テープまたはチューブに前記印字ブロック毎
に印字していく印字ヘッドとを備え、入力された文字列
が連番となっている場合、その連番となっている文字列
の替わりに、連番を示す連番マークＭNを表示部１３に
表示するテーププリンタにおいて、連番マークＭNとと
もに、その連番の内容を表示部１３に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ラベル用テープ
またはチューブに文字等を印字していくテーププリンタ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、例えば電気設備の端子番号等
をラベル用テープに印字していくテーププリンタが知ら
れている。

【０００３】かかるテーププリンタは、例えば、「Ａ０
１」、「Ａ０２」、「Ａ０３」、「Ａ０４」…「Ｘ０
１」の文字列を印字する場合がある。このような場合、
キー操作で図５（Ａ）に示すように「Ａ０１」、「Ａ０
２」、「Ａ０３」、「Ａ０４」…「Ｘ０１」の文字列の
ほかに印字ブロックを設定するための改行マーク（制御
コマンド）Ｍ1〜Ｍ4を入力していく。なお、１は表示部
である。

【０００４】ところで、入力する文字列の数（印字ブロ
ック数）が多い場合、文字列の全体の長さが長くなる。
このため、所定の印字ブロックの文字列を修正する場
合、その印字ブロックを捜すのに長時間要してしまう。
またメモリの使用量も多くなるなどの問題がある。そこ
で、連番となっている「Ａ０１」〜「Ａ０４」の部分を
図５（Ｂ）に示すように連番を示すマークＭLで代用し
て、全体の文字列の長さを短くするとともに、文字列を
記憶するメモリの使用量を少なくしたものが提案されて
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなテーププリンタにあっては、単に連番マークＭLを
表示するだけであるから、連番の内容が分からないとい
う問題があった。

【０００６】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、連番マークを表示しても連番の内
容が分かるテーププリンタを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、ラベル用テープまたはチューブ
に設定される印字ブロック毎に印字する文字列と、この
文字列の出力形態を制御するための制御コマンドを入力
する入力手段と、入力された文字列や制御コマンドを表
示する表示手段と、前記文字列を制御コマンドに基づい
て前記ラベル用テープまたはチューブに印字していく印
字手段とを備え、入力された文字列が連番となっている
場合、その連番となっている文字列の替わりに、連番を
示す連番マークが前記表示手段に表示可能となっている
テーププリンタにおいて、前記連番マークを表示手段に
表示させた際、その連番の内容を前記表示手段に表示さ
せることを特徴とする。

【０００８】請求項２の発明は、ラベル用テープまたは
チューブに設定される印字ブロック毎に印字する文字列
と、この文字列の出力形態を制御するための制御コマン
ドを入力する入力手段と、入力された文字列や制御コマ
ンドを表示する表示手段と、前記文字列を制御コマンド
に基づいて前記ラベル用テープまたはチューブに印字し
ていく印字手段とを備え、入力された文字列が連番とな
っている場合、その連番となっている文字列の替わり
に、連番を示す連番マークが前記表示手段に表示可能と
なっているテーププリンタにおいて、前記連番マークを
表示手段に表示させた際に、連番マークの位置にカーソ
ルが移動しているとき、その連番の内容を前記表示手段
に表示させることを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるテーププ
リンタの実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１０】図１において、１１はテーププリンタ１０
の本体であり、この本体１１には、複数のキーが配置さ
れたキー操作部１２と、キー入力によって入力された文
字列等を表示する表示部１３と、矢印方向に開閉可能な
カセットカバー１４とが設けられている。表示部１３は
８文字まで表示可能となっている。

【００１１】キー操作部１２には、文字や制御コマンド
等を入力するキー（入力手段）と、連番キーＫとが設け
られている。また、キー操作部１２には各種の機能を設
定する設定キーやその他の各種のキーが設けられてい
る。

【００１２】連番キーＫは、入力する文字列の数値が連
続している場合に使用するものである。例えば、「Ａ０
１」〜「Ａ０４」等の文字列を入力する場合、「Ａ」の
文字を入力した後、連番キーＫを押して開始数値「０
１」と終了数値「０４」を入力して確定キーを押せば、
「Ａ０１」〜「Ａ０４」の文字列が設定され、これら文
字列が入力される状態となる。

【００１３】カセットカバー１４の下側には、電線用チ
ューブ１５を収納したチューブカセット１６とインクリ
ボン(図示せず)を収納したインクリボンカセット１７と
が本体１１に交換可能に装着されており、その交換の際
にはカセットカバー１４を開けて行う。なお、チューブ
カセット１６以外にもテープを収納したテープカセット
(図示せず)も装着可能となっている。

【００１４】また、本体１１には、チューブカセット１
６の電線チューブ１５やテープカセットのテープを送り
出すとともにインクリボンを送り出す送りモータ１８
（図２参照）と、送り出された電線チューブ１５やテー
プにインクリボンを介して印字していく印字ヘッド（印
字手段）２０と、電線チューブ１５を切断位置から切断
するカッタ(図示せず)と、本体１１に装着されるカセッ
ト１６の種類や幅等を識別するカセット識別センサ２２
（図２参照）とが設けられている。２３は送り出される
電線チューブ１５やテープを外へ案内するテープ通路、
２４は本体１１に一体形成された把手部である。

【００１５】前記カッタは、ハサミボタン２５を押すこ
とにより電線チューブ１５やテープを切断位置から切断
する。また、本体１１には電線チューブ１５やテープの
所定位置に切れ目を入れるハーフカットを自動的に行う
電動カッタ２１(図２参照)が設けられている。

【００１６】カセット識別センサ２２は、カセット１６
の本体等に設けた識別孔(図示せず)や識別コード(図示
せず)を読みとる例えばリミットスイッチやホトセンサ
等から構成される。

【００１７】図２は、テーププリンタ１０の制御系の構
成を示したブロック図である。図２において、３１は表
示部１３を動作させて入力内容や後述するメモリに記憶
された文字等を表示させるための表示ドライバ回路、３
２はチューブ１５やテープを送り出すとともにインクリ
ボンを送る送りモータ１８を動作させるモータドライバ
回路、３４は印字ヘッド２０を動作させるヘッドドライ
バ回路、３５は電動カッタを動作させるカッタドライバ
回路である。

【００１８】３８はキー操作によって入力される文字列
や制御コマンドの入力データを記憶するＲＡＭ（記憶手
段）、３９は印字に必要な制御プログラムやその他の各
種の制御プログラム等を記憶したＲＯＭである。

【００１９】制御回路４１は、ＣＰＵ等から構成され、
表示ドライバ回路３１を制御してキー操作によって入力
される文字列等を表示部１３に表示させたり、ＲＯＭ３
９に記憶されている制御プログラムに基づいて各ドライ
バ回路３２,３４を制御してＲＡＭ３８に記憶されてい
る文字列等を電線チューブ１５やテープに印字させてい
くものである。

【００２０】そして、制御回路４１は、表示部１３に連
番マークとその連番の内容を表示させる連番表示手段と
しての機能を有している。また、制御回路４１は、表示
制御手段と、印字制御手段と、キー操作部１２の改行キ
ーによって改行マークＭ1（図３参照）が入力されると
ブロックを設定するブロック設定手段としての機能とを
有する。

【００２１】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。

【００２２】ここでは、図３（Ａ）に示すように、電線
チューブ１５に「Ａ０１」、「Ａ０２」、「Ａ０３」、
「Ａ０４」、「Ｘ０１」の文字列を印字する場合を例に
とって説明する。

【００２３】先ず、図示しないメインスイッチを入れて
制御回路４１等を立ち上げる。そして、従来と同様にキ
ー操作で印字ブロックを設定するための改行マーク
「Ｍ」を入力し、次に文字「Ａ」を入力する。そして、
連番キーＫを押して連番の開始数値「０１」と連番の終
了数値「０４」と１０進数を示す「１０」の数値（１６
進数である場合には「１６」の数値）を入力して確定キ
ーを押す。これにより、「Ａ０１」〜「Ａ０４」の文字
列が設定されるとともに、各文字列間に改行マークＭが
設定される。そして、表示部１３には、図３（Ｂ）に示
すように連番の文字列「Ａ０１」〜「Ａ０４」の替わり
に連番を示す連番マークＭNと、この連番マークＭN内に
連番の内容を示す「01〜04」と、進数を示す「10」とが
表示される。

【００２４】連番の文字列の設定操作が終了したら、
「Ｘ」,「０」,「１」の文字を一字づつ入力していく。
そして、ピッチキーによって各印字ブロックのピッチ長
を設定する。各ピッチ長が同一に設定されると、ピッチ
長が設定されたことを示すピッチマーク(図示せず)が文
頭に表示される。入力された文字列等は入力した順にＲ
ＡＭ３８に記憶される。

【００２５】ここでは、図３（Ｂ）に示すように、改行
マークＭ、文字「Ａ」、連番マークＭN、連番マークの
内容、改行マークＭ、文字「Ｘ」,「０」,「１」がＲＡ
Ｍ３８にこの順序で記憶されることとなる。なお、Ｓは
カーソルである。

【００２６】そして、印字キーを操作すると、制御回路
４１は、ＲＡＭ３８に記憶されているデータを順次読み
出すとともにＲＯＭ３９に記憶されている印字制御プロ
グラムに基づき各ドライバ３２,３４を制御していく。
この制御によりチューブ１５が送り出されていくととも
に、入力された順に文字列がチューブ１５に印字されて
いき、図３（Ａ）に示すように、電線チューブ１５に文
字列「Ａ０１」、「Ａ０２」、「Ａ０３」、「Ａ０
４」、「Ｘ０１」が印字されることとなる。

【００２７】ところで、連番キーＫで連番の文字列の入
力を行うと、連番の文字列の替わりに連番を示す連番マ
ークＭNが表示されるので、全体の文字列の長さが短く
なる。このため、ＲＡＭ３８の使用容量が少なくて済む
ことになる。さらに、連番マークＭN内に連番の内容を
示す「01〜04」と、進数を示す「10」とが表示されるの
で、連番の内容が分かり、連番の状態が把握し易いもの
となる。

【００２８】図４は他の実施形態を示したものであり、
この実施形態では、カーソルＳを連番マークＭLの位置
へ移動したとき、表示部１３に連番の内容を示す「01〜
04」と、進数を示す「10」とを表示させるようにしたも
のである。

【００２９】上記実勢形態では、いずれも連番キーＫに
よって連番の文字列を設定した場合に、連番の文字列の
替わりに連番マークＭNと連番の内容表示を行っている
が、連番の文字列を一字づつ入力した場合でも、連番マ
ークＭNとその連番の内容表示を行ってもよいことは勿
論である。

【００３０】

【発明の効果】この発明によれば、連番マークを表示し
ても連番の内容が分かり、連番の状態が把握し易いもの
となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係わるテーププリンタの外観を示し
た斜視図である。

【図２】テーププリンタの制御系の構成を示したブロッ
ク図である。

【図３】（Ａ）テープに印字する文字列を示した説明図
である。（Ｂ）表示部に表示された連番マーク等を示した説明図
である。

【図４】他の実施形態を示した説明図である。

【図５】（Ａ）入力された一連の文字列を示した説明図
である。（Ｂ）従来の連番の表示方法を示した説明図である。

【符号の説明】

１２キー操作部１３表示部２０印字ヘッド３８ＲＡＭ４１制御回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ラベル用テープまたはチューブに設定され
る印字ブロック毎に印字する文字列と、この文字列の出
力形態を制御するための制御コマンドを入力する入力手
段と、入力された文字列や制御コマンドを表示する表示手段
と、前記文字列を制御コマンドに基づいて前記ラベル用テー
プまたはチューブに印字していく印字手段とを備え、入
力された文字列が連番となっている場合、その連番とな
っている文字列の替わりに、連番を示す連番マークが前
記表示手段に表示可能となっているテーププリンタにお
いて、前記連番マークを表示手段に表示させた際、その連番の
内容を前記表示手段に表示させることを特徴とするテー
ププリンタ。
【請求項２】ラベル用テープまたはチューブに設定され
る印字ブロック毎に印字する文字列と、この文字列の出
力形態を制御するための制御コマンドを入力する入力手
段と、入力された文字列や制御コマンドを表示する表示手段
と、前記文字列を制御コマンドに基づいて前記ラベル用テー
プまたはチューブに印字していく印字手段とを備え、入
力された文字列が連番となっている場合、その連番とな
っている文字列の替わりに、連番を示す連番マークが前
記表示手段に表示可能となっているテーププリンタにお
いて、前記連番マークを表示手段に表示させた際に、連番マー
クの位置にカーソルが移動しているとき、その連番の内
容を前記表示手段に表示させることを特徴とするテープ
プリンタ。