JPH10217314A - 接圧ロール - Google Patents

接圧ロール

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Publication number
JPH10217314A
JPH10217314A JP9027743A JP2774397A JPH10217314A JP H10217314 A JPH10217314 A JP H10217314A JP 9027743 A JP9027743 A JP 9027743A JP 2774397 A JP2774397 A JP 2774397A JP H10217314 A JPH10217314 A JP H10217314A
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JP
Japan
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roll
planetary
contact pressure
rolls
resin film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9027743A
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English (en)
Inventor
Junji Fujii
淳司 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP9027743A priority Critical patent/JPH10217314A/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】温度制御及び接触圧制御が容易に行えるととも
に、装置が簡単・小型化され、しかも、耐久性のある接
圧ロールを提供すること。 【解決手段】外周部に配置された金属製の筒状部材4
と、この筒状部材4の内周面にそれぞれ転接される複数
の遊星ロール5と、これらの遊星ロール5に転接され前
記筒状部材4の軸芯部に配置されたバックアップロール
6とを備えて接圧ロール1を構成する。溶融樹脂膜2が
接した筒状部材4は、その外周面並びに内周面より温度
制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
ト又はフィルムの成形を行うために用いられる接圧ロー
ルに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、熱可塑性樹脂シート又はフィル
ムの成形及び加工を行うにあたり、軟化又は溶融した樹
脂膜を冷却固化してシート又はフィルムの成形を行うた
め、さらには、この成形と同時に艶付け(光沢)加工や
エンボス(しぼ付け)加工を行うために、接圧ロールが
利用されている。この接圧ロールは溶融状態の樹脂膜か
らシート等を成形するために、樹脂膜を挟んで対向ロー
ルに対向配置され、かつ、この対向ロールとともに樹脂
膜に面圧縮力を付与し、樹脂膜を冷却するものである。
【0003】従来の接圧ロールには、金属製ロール芯の
外周表面にゴム等の弾性体を被覆するとともに、この弾
性体の外表面に最外層として金属製の筒を嵌合した構造
のもの(特開平3-124425号公報:従来例1)があり、軸
部材に固着した円柱状のゴム部材の外側に金属製筒を嵌
合したもの(特開平1-253422号公報:従来例2)があ
り、さらには、外圧により変形する程度の金属ロール内
に圧力流体を封じ込めたもの(従来例3)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例1及び従来例2
では、ゴム等の弾性部材は断熱効果が高いため熱伝導率
が低く、最外層の筒に蓄積された熱が逃げにくい。その
ため、溶融状態の樹脂膜から熱を付与されたロール表面
の温度制御が困難であるという問題点がある。さらに、
冷却効果を高めるには、樹脂膜と接圧ロール及び対向ロ
ールとの接触面積を大きくしなければならないが、接圧
ロールと対向ロールとの接触面積を大きくするには接圧
ロールの弾性部材の変形量を大きくしなければならな
い。そのため、製膜等の加工に際して、弾性体や弾性部
材が圧縮・回復という弾性変形を繰り返すために、接圧
ロール表面金属材が劣化しやすいという問題点がある。
【0005】また、従来例3では、金属ロール内に圧力
流体を封じ込めるための装置が必要であり、この装置
は、外圧により金属ロールが変形する程度に圧力流体の
圧力を制御しなければならない。そのため、装置自体が
複雑化、大型化され、価格も高価となるという問題点が
ある。さらに、従来例1から従来例3では、互いに対向
した接圧ロールと対向ロールとで樹脂膜を挟むため、こ
れらのロールで樹脂膜を接触する面積が制限され、接触
圧制御(面圧区間制御)が困難であるという問題点があ
る。
【0006】本発明の目的は、温度制御及び接触圧制御
が容易に行えるとともに、装置が簡単・小型化され、し
かも、耐久性のある接圧ロールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、金
属製筒の内周部に同軸上に緊結配置されていた弾性部材
に代えて複数の遊星ローラを配置して前記目的を達成し
ようとするものである。具体的には、本発明の接圧ロー
ルは外周部に配置された金属製の筒状部材と、この筒状
部材の内周面にそれぞれ転接される複数の遊星ロール
と、これらの遊星ロールに転接され前記筒状部材の軸芯
部に配置されたバックアップロールとを備えたことを特
徴とする。
【0008】このような本発明においては、押出機から
押し出した溶融樹脂膜を接圧ロールと対向ロールとで挟
んで冷却し、熱可塑性樹脂シート又はフィルムを形成す
る。接圧ロールと対向ロールとの間に溶融樹脂膜が挟み
込まれる際に、筒状部材は隣り合う遊星ロールの間にお
いて、対向ロールの曲面に沿って弾性変形し、溶融樹脂
膜を挟んだ状態における接圧ロールと対向ロールとの接
触部分は、面接触となり、広い接触圧区間が形成され
る。この接触圧区間は隣り合う遊星ロールの間隔を調整
することにより、可変とされる。
【0009】溶融樹脂膜が筒状部材に接すると、溶融樹
脂膜の高熱が筒状部材に伝達されるが、この筒状部材
は、その外周面の溶融樹脂膜と接していない部分並びに
内周面の遊星ローラと接していない部分との比較的大き
な面積から放熱され、しかも、筒状部材を構成する金属
は熱伝導性が高いから、接圧ローラの温度制御が容易と
なる。さらに、筒状部材内部に配置された遊星ロールの
間に冷却装置を設けることにより、温度制御は加速され
る。
【0010】また、溶融樹脂膜に接するにあたり、大き
く弾性変形するのは筒状部材であり、この筒状部材は金
属製であるから、耐久性が高くなる。さらに、この筒状
部材をシームレス材から形成すれば、耐久性がより向上
する。その上、接圧ローラは、バックアップロール、遊
星ロール及び筒状部材という簡易な構造であり、従来例
のような圧力流体の圧力及び温度を制御するための装置
が不要とされる。
【0011】ここで、本発明では、前記遊星ロールは前
記バックアップロールに対して公転不可能とした構成が
望ましい。この構成では、遊星ロールがバックアップロ
ールの外周面に沿って回転することがないから、遊星ロ
ールと対向ロールとの相対位置が変化することがない。
従って、遊星ロールが筒状部材を介して対向ロールとの
間で溶融樹脂膜を挟み込む箇所が移動することがないか
ら、形成されるシート等の厚みが波打つように変化する
ことなく、一定となる。
【0012】さらに、前記遊星ロールは弾性体のみ、金
属製のみ、あるいは、必要に応じてこれらの部材の組み
合わせで構成される。この構成に加えて、前記バックア
ップロールを金属製としてもよい。これらのロールを金
属製とすると、ロールの製造が容易に行えるだけでな
く、筒状部材を通じて伝達された熱が遊星ロールを通じ
て、あるいは、遊星ロール及びバックアップロールと通
じても放散・冷却されるから、接圧ロールの温度制御が
より容易になる。
【0013】また、前記遊星ロールの少なくとも一部、
特に、対向ロールと接する部分は弾性ロールとすること
が望ましい。この構成では、対向ローラと対向する遊星
ロールを弾性ロールとすることにより、溶融樹脂膜を対
向ローラと接圧ローラとで挟んで押圧する際に、筒状部
材だけでなく遊星ローラも弾性変形するから、より広い
接触圧区間が形成されるとともに、樹脂膜入口側でのバ
ンク発生が抑えられる。従って、シート等の成形がより
確実に行える。
【0014】さらにまた、前記遊星ロールは自転可能と
することが望ましい。この構成では、遊星ロールが自転
することにより、筒状部材を確実に回転させることがで
きるので、対向ロールとの間で溶融樹脂膜を確実に挟み
込むことができる。また、本発明では、前記バックアッ
プロールも回転可能とすることが好ましい。この構成で
は、バックアップロールの回転を複数の遊星ロールを介
して筒状部材に確実に伝達されるから、対向ロールとの
間で溶融樹脂膜を確実に挟み込むことができる。
【0015】さらに、前記バックアップロールは温度調
整可能とすることが好ましい。バックアップロールを温
度調整可能とするには、例えば、バックアップロールの
内部に加熱又は冷却のための温度調節用流体を流通させ
る、等の手段が採用できる。この構成では、遊星ロール
が金属あるいは弾性体であっても、遊星ロールを通じて
伝達された筒状部材の熱がバックアップロールを通じて
強制的に奪うことができるため、接圧ロール、つまり、
金属製筒状部材の表面の温度制御が確実に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。ここで、各実施形態中、同一構成要
素は同一符号を付して説明を省略又は簡略にする。図1
から図4には本発明の第1実施形態が示されている。図
1は第1実施形態にかかる接圧ロールの分解斜視図であ
り、図2(A)は、その側面図である。
【0017】これらの図において、接圧ロール1は図示
しない押出機から押し出された溶融樹脂膜2を挟んで対
向ロール3に対向配置されており、これらのロール1,
3は溶融樹脂膜2に面圧縮力を付与するとともに溶融樹
脂膜2を冷却するものである。圧接ロール1は、外周部
に配置された筒状部材4と、この筒状部材4の内周面に
それぞれ転接される7個の遊星ロール5と、これらの遊
星ロール5に転接され筒状部材4の軸芯部に配置された
バックアップロール6と、このバックアップロール6の
両端面側にそれぞれ配置され遊星ロール5をそれぞれ回
動自在に支持する2枚の側板部材7とを備えて構成され
ている。
【0018】筒状部材4は、ステンレス、その他の金属
材料からシームレス状に形成されており、所定の大きさ
(例えば、厚み寸法が1.2mm、軸線方向の長さ寸法が100
0mm、外径寸法が350mm)を有する。シームレスの筒状部
材4を製造するには、薄板状の金属材料を環状に連続さ
せた継ぎ目のないベルト素材の外周面を切削して厚みを
全体に一定にする(特願平8-78802号参照)。筒状部材
4の外表面は、鏡面あるいはエンボス形状とされ、鏡面
の場合は平均粗度Raが0.1μm、最大粗度Rmaxが0.4μm
である。
【0019】遊星ロール5は、バックアップロール6の
周方向に沿って並んで配置されており、隣り合う遊星ロ
ール5の間はバックアップロール6の軸芯を中心点とし
た中心角45度間隔である。遊星ロール6はバックアッ
プロール6と対向ロール3との軸芯同士を接続する線分
上には配置されておらず、この線分を挟んで隣り合う遊
星ロール5同士は、中心角90度の間隔がある。そのた
め、第1実施形態では、金属製の筒状部材4の反発力を
利用して対向ロール3との間で溶融樹脂膜2を挟持して
いるので、溶融樹脂膜2に生じる圧力の分布は図2
(B)に示される通りである。つまり、図2(B)にお
いて、溶融樹脂2の圧力は、遊星ロール5の近傍及びこ
れらの遊星ロール5の中間位置で大きくなる。遊星ロー
ル5は、ステンレス、その他の金属材料から形成されて
おり、所定の大きさ(例えば、外径寸法が80mm、軸線
方向の長さが筒状部材4と同じ)を有する。
【0020】図1及び図2では、遊星ロール5の数は7
個であるが、第1実施形態では遊星ロール5の数は複数
であるならば制限されることはない。遊星ロール5の
径、間隔、数を変えることにより、接圧ロール1と対向
ロール3とで溶融樹脂膜2を押圧する接触圧区間Lを可
変とすることができる。例えば、遊星ロール5の数を増
やすと、隣り合う遊星ロール5の間隔が狭くなり、接触
圧区間Lが短くなるが、遊星ロール5の数を減らすと、
隣り合う遊星ロール5の間隔が広くなり、接触圧区間L
が長くなる。
【0021】バックアップロール6は、円柱状のロール
本体6Aと、このロール本体6Aの両端面(図1におい
て一端面のみ示す)においてロール本体6Aに対して回
動自在に取り付けられた軸部6Bとを有するものであ
り、この軸部6Bは固定され、ロール本体6Aは図示し
ない駆動機構によって回転駆動されるようになってい
る。ロール本体6Aと遊星ロール5群、さらには、遊星
ロール5群と金属製の筒状部材4とは熱及び駆動の伝達
並びに強度保持のために互いに強く接していなければな
らず、その製造方法は次の通りである。バックアップロ
ール6は、ステンレス、ニッケル(Ni)、アルミニウ
ム(Al)、鉄(Fe)、その他の金属材料から形成さ
れており、所定の大きさ(例えば、外径寸法が210m
m、軸線方向の長さが筒状部材4と同じ)を有する。バ
ックアップロール6のロール本体6Aの詳細な構成が図
3及び図4に示されている。
【0022】図3はロール本体6Aの分解側面図であ
り、図4は、その分解斜視図である。ロール本体6A
は、最も外側に配置された外管材8と、この外管材8の
内側に嵌挿された略円柱状の中管材9と、この中管材9
の内側に嵌挿された略円筒状の内管材10とを備えた重
層構造である。中管材9は、その外周側の形状が略完全
な円筒状とされており、その内周側には一方の開口端9
Aから他方の開口端9Bに向かって拡がるテーパ9Cが
設けられている。
【0023】中管材9の外径は、常温の状態では外管材
8の内径よりも小さくなっており、外管材8の内側に中
管材9を嵌挿可能となっている。中管材9の線膨張係数
は、外管材8の線膨張係数よりも大きく、中管材9と外
管材8とは、これらを重ねた状態で加熱することにより
これらの加熱膨張差を利用して緊結されている。ここ
で、線膨張係数は、例えば、ニッケル(Ni)の場合で
は、10.35×10-6/K、アルミニウム(Al)の
場合では、23.60×10-6/K、鉄(Fe)の場合
では、11.8×10-6/Kである。
【0024】内管材10の内周側の形状は、略完全な円
筒内周表面形状(ストレート)となっている。内管材1
0の外周側には、一方の開口端部10Aから他方の開口
端部10Bに向かって拡がるテーパ10Cが設けられて
いる。中管材9の内周側のテーパ9C及び内管材10の
外周側のテーパ10Cの設定は、加熱膨張されて外管材
8と緊結状態とされた中管材9のテーパ9Cと、冷却収
縮状態または室温状態とされた内管材10のテーパ10
Cとが一致するようになっている。
【0025】中管材9と内管材10とは、これらのテー
パ9C,10Cを合せた状態で中管材9が常温に戻る際
の収縮力を利用して一体化されている。中管材9の小内
径側の開口端部9Aには、内管材10の脱離防止用の脱
離防止リング11が設けられ、この脱離防止リング11
の内周側には、雌ねじ11Aが切られている。
【0026】内管材10の小外径側の開口端部10Aに
は、脱離防止リング11の雌ねじ11Aと噛み合う雄ね
じ10Dを有する脱離防止ねじ溝部10Eが設けられて
いる。脱離防止リング11は金属製の筒状部材4と遊星
ロール5とバックアップロール6とは、これらの部材を
組み込んで全体の加熱温度を適宜上げた後中管材9を挿
入することにより互いに強固に一体化する。内管材10
の内部空間10Fは軸部6B(図1参照)に形成された
孔部6Cと連通され、これらの孔部6Cと内部空間10
Fとには図示しない流体供給装置から温冷却又は加熱の
ための温度調整用流体が流通される。
【0027】図1及び図2(A)において、側板部材7
は、バックアップロール6の軸部6Bと一体に固定され
ており、遊星ロール5が配置されていない箇所には対向
ロール3との接触を防止するために切欠部7Aが形成さ
れている。
【0028】この構成の第1実施形態では、図示しない
押出機から押し出された溶融樹脂膜2を接圧ロール1と
対向ロール3とで挟んで冷却し、熱可塑性樹脂シート又
はフィルムを形成する。そのため、接圧ロール1と対向
ロール3とを間に溶融樹脂膜2を挟んで回転するが、接
圧ロール1を回転するために、まず、バックアップロー
ル6のロール本体6Aを図示しない駆動機構によって回
転駆動する。すると、この回転駆動が遊星ロール5の自
転運動に変換され、遊星ロール5の自転に伴って筒状部
材4がその周方向に回転する。なお、バックアップロー
ル6のロール本体6Aを回転駆動しなくとも、回転駆動
する対向ロール3に接することにより、ロール本体6A
の回転は得られる。
【0029】ここで、筒状部材4は隣り合う遊星ロール
5の間において、対向ロール3の曲面に沿って弾性変形
し、溶融樹脂膜2を挟んだ状態における接圧ロール1と
対向ロール3との接触部分は、面接触となり、広い接触
圧区間L(例えば、200mm)が形成される。溶融樹脂膜
2が筒状部材4に接すると、溶融樹脂膜2の高熱が筒状
部材4に伝達されるが、この筒状部材4は、その外周面
の溶融樹脂膜と接していない部分並びに内周面の遊星ロ
ーラ5と接していない部分との比較的大きな面積から放
熱される。
【0030】筒状部材4を通じて伝達された熱は遊星ロ
ール5及びバックアップロール6に伝達され、これらの
ロール5,6の表面から自然に放散される。バックアッ
プロール6の軸芯部分に冷却のための温度調整用流体を
流通すると、バックアップロール6の軸芯部分に蓄積さ
れた熱は冷却用流体により熱が奪われる。
【0031】従って、第1実施形態によれば、外周部
に配置された金属製の筒状部材4と、この筒状部材4の
内周面にそれぞれ転接される7個の遊星ロール5と、こ
れらの遊星ロール5に転接され筒状部材4の軸芯部に配
置されたバックアップロール6とを備えて接圧ロール1
を構成したから、次の効果を奏することができる。つま
り、筒状部材4を構成する金属は熱伝導性が高いもので
あり、しかも、筒状部材4から放熱される部分は筒状部
材4の外周面のうち溶融樹脂膜2と接していない部分並
びに内周面の遊星ローラ5と接していない部分との比較
的大きな面積であるから、溶融樹脂膜2が筒状部材4に
接して溶融樹脂膜2の高熱が筒状部材4に伝達されて
も、接圧ローラ1から放熱される量が多くなり、接圧ロ
ーラ1の温度制御が容易となる。
【0032】また、溶融樹脂膜2に接するにあたり、大
きく弾性変形するのは筒状部材4であり、この筒状部材
4は金属製であるから、接圧ローラ4の耐久性が高いも
のとなる。さらに、筒状部材4は完全なシームレス形状
であるから、この点からも接圧ローラ4の耐久性を高い
ものとすることができる。その上、接圧ローラ1は、バ
ックアップロール6、遊星ロール5及び筒状部材4とい
う簡易な構造であり、従来例のような圧力流体の圧力を
制御するための装置が不要とされる。さらに、遊星ロー
ル5の径、間隔、数を変えることにより、接圧ロール1
と対向ロール3とで溶融樹脂膜2を押圧する押圧力及び
接触圧区間Lを可変とすることができる。
【0033】また、第1実施形態では、遊星ロール5
はバックアップロール6に対して公転不可能とした構成
であるから、遊星ロール5がバックアップロール6の外
周面に沿って回転することがないので、遊星ロール5と
対向ロール3との相対位置が変化することがない。その
ため、遊星ロール5が筒状部材4を介して対向ロール3
との間で溶融樹脂膜2を挟み込む箇所が移動することが
ないから、形成されるシートやフィルムの厚みが波打つ
ように変化することなく、一定となる。
【0034】さらに、遊星ロール5及びバックアップ
ロール6は金属製であるから、ロール5,6の製造が容
易に行えるだけでなく、筒状部材4を通じて伝達された
熱が遊星ロール5及びバックアップロール6を通じて放
散されるから、接圧ロール1の温度制御がより容易にな
る。また、バックアップロール6を回転可能としたか
ら、バックアップロール6の回転が複数の遊星ロール5
を介して筒状部材4に確実に伝達されることになり、対
向ロール3との間で溶融樹脂膜2を確実に挟み込むこと
ができる。従って、筒状部材4が静止することに伴う形
成シート等の厚み変化を生じさせることがない。さら
に、バックアップロール6は金属製であって、温度調
整可能であるから、遊星ロール5を通じて伝達された筒
状部材4の熱がバックアップロール6の軸芯部から強制
的に奪うことができるので、この点からも接圧ロール1
の温度制御が確実に行える。
【0035】次に、本発明の第2実施形態を図5に基づ
いて説明する。第2実施形態は、第1実施形態において
遊星ロールが設けられていない位置に遊星ロール22を
配置した点を除いては第1実施形態と同じ構造である。
図5(A)は第2実施形態にかかる接圧ロール21の側
面図である。図5(A)において、接圧ロール21は、
前記筒状部材4と、前記遊星ロール5と、前記バックア
ップロール6と、前記側板部材7と、バックアップロー
ル6の軸芯と対向ロール3の軸芯とを接続する線上にお
いて側板部材7に回動自在に支持された遊星ロール22
とを備えて構成されている。なお、第2実施形態では、
側板部材7は、切欠部7Aが形成されることなく、略円
板状に形成されている。
【0036】遊星ロール22は、前記遊星ロール5と同
じ大きさであり、筒状部材4の内周面及びバックアップ
ロール6の外周面に転接されているが、弾性体から弾性
変形可能に形成されている。つまり、遊星ロール22
は、側板部材7に回動自在に支持された軸芯部22A
と、この軸芯部22Aに固定されたロール本体22Bと
から構成され、このロール本体22Bは、硬度20度以
上、100度未満(ゴムJIS硬度計で測定した値)の
ラバーとされ、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、
ウレタンゴム、ネオプレンゴム等の耐熱ゴムを好適に用
いることができる。このロール本体22Bには、伝熱性
を良くするために、金属粉を添加してもよい。
【0037】以上の構成の接圧ロール21と対向ロール
3とを溶融樹脂膜2を間に挟んだ状態で回転する。筒状
部材4は溶融樹脂膜2と接する部分において、その内周
面側から遊星ロール22で押圧されるが、遊星ロール2
2のロール本体22Bはラバーから形成されるから、遊
星ロール22及び筒状部材4は弾性変形し、溶融樹脂膜
2を挟んだ状態における接圧ロール21と対向ロール3
との接触部分は、面接触となる。
【0038】従って、第2実施形態では、第1実施形態
のからの作用効果を奏することができる他に、押圧
ロール22で筒状部材4を介して溶融樹脂膜2を押圧す
るから、接触圧区間Lは短いものとなる。この場合、図
5(B)に示される通り、溶融樹脂膜2の圧力は、遊星
ロール22の中間位置で最も大きくなり、この中間位置
から離れるに従って小さくなる。また、遊星ロール22
の材質(主としてゴム硬度)を変えることにより、接触
圧区間Lを変えることができる。
【0039】次に、本発明の第3実施形態を図6に基づ
いて説明する。第3実施形態は、第1実施形態で遊星ロ
ールが設けられていない位置に遊星ロールを配置すると
ともに、この遊星ロールと、この遊星ロールに隣り合う
遊星ロールとを弾性ロールから構成した点を除いては第
1実施形態と同じ構造である。図6(A)は第3実施形
態にかかる接圧ロール31の側面図である。図6(A)
において、接圧ロール31は,前記筒状部材4と、この
筒状部材4の内周面にそれぞれ転接される10個の遊星
ロール5,32,33と、これらの遊星ロール5,3
2,33に転接され筒状部材4の軸芯部に配置されたバ
ックアップロール6と、このバックアップロール6の両
端面側にそれぞれ配置され遊星ロール5,32,33を
それぞれ回動自在に支持する2枚の側板部材7とを備え
て構成されている。
【0040】遊星ロール5,32,33はバックアップ
ロール6の周方向に沿って並んで配置されており、隣り
合う遊星ロール5,32,33の間はバックアップロー
ル6の軸芯を中心点とした中心角36度間隔である。対
向ロール3と対向する3個の遊星ロール32,33は、
押圧ロール22のロール本体22Bと同様のラバーを有
する弾性ロールである。バックアップロール6と対向ロ
ール3との軸芯同士を接続する線分上に配置された遊星
ロール32は前記遊星ロール5より径が小さく形成さ
れ、この遊星ロール32に隣り合う遊星ロール33は前
記遊星ロール5と径が同一に形成され、これにより、接
圧ロール31と対向ロール3とで溶融樹脂膜2を押圧す
る接触圧区間Lが長く形成される。
【0041】従って、第3実施形態では、第1実施形態
のからの作用効果を奏することができる他に、対向
ローラ3と対向する遊星ロール32,33を弾性ロール
としたから、溶融樹脂膜2を対向ローラ3と接圧ローラ
31とで挟んで押圧する際に、筒状部材4だけでなく遊
星ローラ32,33も弾性変形することにより、より広
い接触圧区間Lが形成される。この場合、図6(B)に
示される通り、溶融樹脂膜2の圧力は、遊星ロール3
2,33の中間位置で最も大きくなり、この中間位置か
ら離れるに従って小さくなる。
【0042】次に、本発明の第4実施形態を図7に基づ
いて説明する。第4実施形態は、第1実施形態で遊星ロ
ールが設けられていない位置に遊星ロールを配置すると
ともに、この遊星ロールを自転可能とした点を除いては
第1実施形態と同じ構造である。図7(A)は第4実施
形態にかかる接圧ロール41の側面図である。図7
(A)において、接圧ロール41は,前記筒状部材4
と、この筒状部材4の内周面にそれぞれ転接される8個
の遊星ロール5,42と、これらの遊星ロール5,42
に転接され筒状部材4の軸芯部に配置されたバックアッ
プロール6と、このバックアップロール6の両端面側に
それぞれ配置され遊星ロール5,42をそれぞれ回動自
在に支持する2枚の側板部材7と、遊星ロール42を回
転駆動する回転駆動装置43とを備えて構成されてい
る。
【0043】遊星ロール5,42はバックアップロール
6の周方向に沿って並んで配置されており、このうち、
バックアップロール6と対向ロール3との軸芯同士を接
続する線分上に配置された遊星ロール42は前記遊星ロ
ール5より径が大きく形成され、かつ、押圧ロール22
のロール本体22Bと同様のラバーを有する弾性ロール
である。遊星ロール42は、その弾性変形率が大きく形
成されており、そのため、図7(B)に示される通り、
溶融樹脂膜2の圧力は、遊星ロール42で押圧されてい
る部分は略均等である。
【0044】回転駆動装置43は、モータ44と、この
モータ44と遊星ロール42の軸部とに巻回されるチェ
ーン45とを備え、モータ44が駆動すると、チェーン
45を介して遊星ロール52が回転駆動される構成であ
る。回転駆動機構43は、この構成に限定されるもので
はなく、例えば、チェーン45に代えてタイミングベル
ト、複数の歯車からなるギア機構を採用することもでき
る。第4実施形態では、バックアップロール6は、その
ロール本体6Aが駆動機構によって回転駆動されること
はなく、遊星ロール42の回転に伴って自由に回転する
構成である。
【0045】この構成の第4実施形態では、接圧ロール
41と対向ロール3とを間に溶融樹脂膜2を挟んで回転
するが、接圧ロール41を回転するために、回転駆動装
置43を作動して遊星ロール42を自転させる。遊星ロ
ール42が自転すると、その回転がバックアップロール
6を介して他の遊星ロール5に伝達され、これらの遊星
ロール5,42の自転に伴って筒状部材4がその周方向
に回転する。
【0046】従って、第4実施形態では、第1実施形態
のからの作用効果を奏することができる他に、対
向ロール3と対向する遊星ロール42を自転可能とした
から、遊星ロール42が自転することにより、筒状部材
4を確実に回転させることができるので、対向ロール3
との間で溶融樹脂膜2を確実に挟み込むことができる。
従って、筒状部材4が静止することに伴う形成シート等
の厚み変化を生じさせることがない。
【0047】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変
形等は本発明に含まれるものである。即ち、前記各実施
形態ではバックアップロール6の軸芯部に温度調整用流
体を流して温度調整可能としたが、本発明では、必ずし
もバックアップロール6の軸芯部に温度調整用流体を流
通させることを要しない。また、接圧ロール1,21,
31,41に風を吹き付けたり、水を用いて冷却する構
成でもよい。さらに、遊星ロール5,32,33,42
は、全て金属製又はゴム製であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、外
周部に配置された金属製の筒状部材と、この筒状部材の
内周面にそれぞれ転接される複数の遊星ロールと、これ
らの遊星ロールに転接され前記筒状部材の軸芯部に配置
されたバックアップロールとを備えて接圧ロールを構成
したから、温度制御及び接触圧制御が容易に行えるとと
もに、装置が簡単・小型化され、しかも、耐久性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る接圧ロールの分解
斜視図である。
【図2】(A)は前記接圧ロールの側面図であり、
(B)は前記接圧ロールを用いた際に溶融樹脂膜に生じ
る圧力分布を示す図である。
【図3】バックアップロールの要部を示す分解側面図で
ある。
【図4】バックアップロールの要部を示す分解斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態に係る接圧ロールを示す
もので、(A)は前記接圧ロールの側面図であり、
(B)は前記接圧ロールを用いた際に溶融樹脂膜に生じ
る圧力分布を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る接圧ロールを示す
もので、(A)は前記接圧ロールの側面図であり、
(B)は前記接圧ロールを用いた際に溶融樹脂膜に生じ
る圧力分布を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る接圧ロールを示す
もので、(A)は前記接圧ロールの側面図であり、
(B)は前記接圧ロールを用いた際に溶融樹脂膜に生じ
る圧力分布を示す図である。
【符号の説明】
1,21,31,41 接圧ロール 2 溶融樹脂膜 3 対向ロール 4 筒状部材 5,22,32,33,42 遊星ロール 6 バックアップロール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に配置された金属製の筒状部材と、
    この筒状部材の内周面にそれぞれ転接される複数の遊星
    ロールと、これらの遊星ロールに転接され前記筒状部材
    の軸芯部に配置されたバックアップロールとを備えたこ
    とを特徴とする接圧ロール。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した接圧ロールにおいて、
    前記遊星ロールは前記バックアップロールに対して公転
    不可能とされたことを特徴とする接圧ロール。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の接圧ロールにおい
    て、前記遊星ロールは金属製であることを特徴とする接
    圧ロール。
  4. 【請求項4】請求項1から3にいずれか記載の接圧ロー
    ルにおいて、前記遊星ロールの少なくとも一部が弾性ロ
    ールであることを特徴とする接圧ロール。
  5. 【請求項5】請求項1から4にいずれか記載の接圧ロー
    ルにおいて、前記遊星ロールは自転可能とされることを
    特徴とする接圧ロール。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の接圧ロールにおいて、前
    記バックアップロールは金属製であることを特徴とする
    接圧ロール。
  7. 【請求項7】請求項1から6にいずれか記載の接圧ロー
    ルにおいて、前記バックアップロールは回転可能である
    ことを特徴とする接圧ロール。
  8. 【請求項8】請求項1から7にいずれか記載の接圧ロー
    ルにおいて、前記バックアップロールは温度調整可能で
    あることを特徴とする接圧ロール。
  9. 【請求項9】請求項1から8にいずれか記載の接圧ロー
    ルにおいて、前記金属製の筒状部材はシームレス材から
    形成されていることを特徴とする接圧ロール。
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