JPH10216771A - 汚水処理システム - Google Patents

汚水処理システム

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JPH10216771A
JPH10216771A JP9027934A JP2793497A JPH10216771A JP H10216771 A JPH10216771 A JP H10216771A JP 9027934 A JP9027934 A JP 9027934A JP 2793497 A JP2793497 A JP 2793497A JP H10216771 A JPH10216771 A JP H10216771A
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JP
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sewage
sludge
pipe
section
air
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JP9027934A
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Harurou Funato
東郎 船戸
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Original Assignee
NIPPON MAINTECH KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】沈澱槽12からの返送沈澱汚泥を分配槽9
に供給する接続管103a(第一汚泥供給路)を設けて
いるとともに、この分配槽9からの余剰沈澱汚泥を濃縮
用エア混合管に供給する接続管103b(第二汚泥供給
路)を設けている。ポンプ103cが停止している場
合、濃縮用エア混合管への余剰沈澱汚泥の供給は行われ
ない。そのため、特に汚水の供給量が減少した場合に
も、分配槽9と曝気槽11と沈澱層12との間で循環す
る処理汚泥は、余剰沈澱汚泥に影響されず、大きく減少
しない。一方、汚水の供給量が増加した場合にポンプ1
03cを駆動させると、余剰沈澱汚泥が濃縮用エア混合
管へ供給される。 【効果】余剰沈澱汚泥の供給に関係なく、曝気槽11及
び沈澱槽12における最適な汚水処理量の維持を容易に
して浄化能力を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曝気部と沈澱部と
濃縮部との間の接続路を改良した汚水処理システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、図12に示す従来の汚水処理シス
テムの一例を概説する。汚水流入部151からの汚水は
曝気槽152に流入する。この曝気槽152からの活性
汚泥は沈澱槽153に供給される。この沈澱層153で
溢れた上澄水は滅菌部154により滅菌された後に放流
等される。この沈澱槽153における沈澱汚泥は分配槽
155に供給され、この分配槽155で沈澱汚泥の一部
(返送汚泥)が前記曝気槽152に戻されるとともに、
沈澱汚泥の一部(余剰汚泥)が濃縮槽156に供給され
る。この濃縮槽156からの濃縮汚泥は貯留槽157に
供給される。この貯留槽157からの貯留汚泥と薬品溶
解槽158からの溶解液とが混合槽159に供給され
る。この混合槽159からの混合汚泥は、脱水機160
に供給されて脱水され、ケーキホッパー161へ搬出さ
れる。このケーキホッパー161からの脱水ケーキは搬
出されて再利用される。前記濃縮槽156や貯留槽15
7や脱水機160やケーキホッパー161から生じるガ
スは、脱臭設備162から放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の汚水処理システ
ムにおいては、返送汚泥が分配槽155(堰を利用した
もの)で曝気槽152に戻されるとともに、所定量の余
剰汚泥が常に濃縮槽156に供給される。そのため、曝
気槽152と沈澱層153と分配槽155との間で循環
する処理汚泥は、特に汚水の供給量が減少した場合に、
濃縮槽156に供給される余剰汚泥の量だけ減少し、曝
気槽152及び沈澱層153における最適な汚水処理量
を設定することが難しく、浄化能力の低減の原因にな
る。
【0004】この発明は、曝気部及び沈澱部における最
適な汚水処理量の維持を容易にして浄化能力を高めるこ
とを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜11)の符号を援用して本発明を説明する。請求項
1の発明にかかる汚水処理システムにおいては、流入し
た汚水を分配する分配部(9)と、この分配部(9)か
らの汚水が流入する曝気部(11)と、この曝気部(1
1)からの活性汚泥が供給される沈澱部(12)と、こ
の沈澱部(12)からの沈澱汚泥が供給される濃縮部
(47)とを有する汚水処理設備(1)を備え、前記沈
澱部(12)からの返送沈澱汚泥を前記分配部(9)に
供給する第一汚泥供給路(103a)と、この分配部
(9)からの余剰沈澱汚泥を濃縮部(47)に供給する
第二汚泥供給路(103b)とを設けているとともに、
前記分配部(9)から第二汚泥供給路(103b)への
余剰沈澱汚泥の供給を可能とする状態と、その供給を停
止する状態とを取り得る汚泥供給手段(103c)を備
えている。
【0006】請求項2の発明にかかる汚水処理システム
において、流入した汚水を分配する分配部(9)と、こ
の分配部(9)からの汚水が流入する曝気部(11)
と、この曝気部(11)からの活性汚泥が供給される沈
澱部(12)と、この沈澱部(12)からの沈澱汚泥が
供給される濃縮部(47)とを有する汚水処理設備
(1)を備え、前記沈澱部(12)からの返送沈澱汚泥
を前記分配部(9)に供給する第一汚泥供給路(103
a)と、この分配部(9)からの余剰沈澱汚泥を濃縮部
(47)に供給する第二汚泥供給路(103b)とを設
けるとともに、前記分配部(9)から第二汚泥供給路
(103b)へ余剰沈澱汚泥を供給するポンプ(103
c)を備えている。
【0007】請求項3の発明にかかる汚水処理システム
において、請求項1または請求項2の発明に記載の濃縮
部(47)は下記の濃縮用エア混合管(49)を有して
いる。
【0008】上記の濃縮用エア混合管(49)にあって
は、汚水流入口部(33)と汚水流出口部(58)とを
有する汚水供給管(26)と、エア流入口部(34)と
エア流出口部(35)とを有するエア供給管(27)と
を備え、互いに挿嵌したこの汚水供給管(26)とエア
供給管(27)との間には汚水流入口部(33)に連通
する汚水流路(38)を設けているとともに、この汚水
流路(38)における汚水流方向(P)下流側でエア供
給管(27)におけるエア流出口部(35)に面して負
圧発生空間(39)を設け、この負圧発生空間(39)
及び汚水流路(38)と汚水流出口部(58)との間で
汚水供給管(26)内に混合流路(63)を設けてい
る。この場合、第二汚泥供給路(103b)からの余剰
沈澱汚泥を濃縮用エア混合管(49)の汚水流入口部
(33)に流入させる。
【0009】請求項4の発明にかかる汚水処理システム
においては、請求項1または請求項2の発明に下記の構
成を追加している。前記曝気部(11)からの活性汚泥
を前記濃縮部(47)に供給する活性汚泥供給路(10
7)を付設している。
【0010】請求項5の発明にかかる汚水処理システム
においては、請求項1または請求項2の発明に下記の構
成を追加している。前記曝気部(11)からの活性汚泥
を前記濃縮部(47)に供給する活性汚泥供給路(10
7)を付設するとともに、前記曝気部(11)からの活
性汚泥を前記分配部(9)に戻す循環通路(109)を
付設している。
【0011】請求項6の発明にかかる汚水処理システム
において、請求項4または請求項5の発明に記載の濃縮
部(47)は下記の濃縮用エア混合管(49)を有して
いる。
【0012】上記の濃縮用エア混合管(49)にあって
は、汚水流入口部(33)と汚水流出口部(58)とを
有する汚水供給管(26)と、エア流入口部(34)と
エア流出口部(35)とを有するエア供給管(27)と
を備え、互いに挿嵌したこの汚水供給管(26)とエア
供給管(27)との間には汚水流入口部(33)に連通
する汚水流路(38)を設けているとともに、この汚水
流路(38)における汚水流方向(P)下流側でエア供
給管(27)におけるエア流出口部(35)に面して負
圧発生空間(39)を設け、この負圧発生空間(39)
及び汚水流路(38)と汚水流出口部(58)との間で
汚水供給管(26)内に混合流路(63)を設けてい
る。この場合、前記第二汚泥供給路(103b)からの
余剰沈澱汚泥と前記活性汚泥供給路(107)からの活
性汚泥とを前記濃縮用エア混合管(49)の汚水流入口
部(33)に流入させる。
【0013】
【発明の実施形態】
〔第一実施形態〕まず、本発明の第一実施形態にかかる
汚水処理システムを図1〜11を参照して説明する。
【0014】(図1に概略的に示す汚水処理システムに
ついて)この汚水処理システムは、前半の汚水処理設備
1と、後半の汚泥処理設備2とからなる。この汚水処理
設備1は、図2にも示す曝気沈澱処理ユニット3と、図
3にも示す濃縮処理ユニット4とを備えている。この汚
泥処理設備2は、図4にも示す貯留処理ユニット5と、
図5にも示す混合処理ユニット6と、脱水機7とを備え
ている。
【0015】なお、以下の説明で用いる汚水と汚泥との
相違は主に濃度差にあり、それらを適宜使い分けるが、
それらは実質的に同質のものである。 (図2に示す前記曝気沈澱処理ユニット3の詳細)この
曝気沈澱処理ユニット3は、汚水流入部8と、この汚水
流入部8から流入した汚水を分配する分配槽9(分配
部)と、この分配槽9からの汚水が複数のエア混合管1
0を通って流入する曝気槽11(曝気部)と、この曝気
槽11からの処理汚泥が供給される沈澱槽12(沈澱
部)とを備えている。
【0016】<図2及び図6に示す前記曝気槽11及び
沈澱槽12>この沈澱槽12は、主容器12aと溢水溝
12bとを有し、曝気槽11内の中央部に設置され、曝
気槽11に対し境界壁13を隔てて一体的に設けられて
いる。この曝気槽11と沈澱槽12の主容器12aとは
U字状の接続管14により互いに連通されている。この
接続管14は、接続管本体14aと、この接続管本体1
4aの端部において曝気槽11内で開放された入口部1
4bと、この接続管本体14aの端部において沈澱槽1
2の主容器12a内で開放された出口部14cとを有し
ている。
【0017】曝気槽11に供給された汚水は浄化され
る。この曝気槽11内の処理汚泥(活性汚泥)は、接続
管14で入口部14bから流入して接続管本体14aを
通り、出口部14cから流出して沈澱槽12の主容器1
2aに至る。そして、処理汚泥(活性汚泥)は、この沈
澱槽12で主容器12a内の処理汚泥(沈澱汚泥)と溢
水溝12b内の上澄水とに分けられる。
【0018】前記接続管14の入口部14bにおいて
は、図6(b)に示す流量調整部材15が接続管本体1
4aの端部に取り付けられている。曝気槽11内で浄化
された処理汚泥(活性汚泥)は、まず、接続管14の入
口部14bで高さの低い第一流入開口16から流入して
接続管本体14aを通る。曝気槽11内に供給される汚
水が増加した場合、処理汚泥(活性汚泥)は、接続管1
4の入口部14bで高さの高い第二流入開口17からも
流入して接続管本体14aを通る。
【0019】前記接続管14の出口部14cにおいて
は、整流筒体18が接続管本体14aの端部外周を囲う
ように設けられている。この接続管本体14aの端部に
複数の流出開口19が貫設されているとともに、この整
流筒体18に複数の流出開口20が貫設されている。図
6(c)に示す流量調整部材21が、これらの流出開口
19,20を覆うように接続管本体14aの端部外周及
び整流筒体18の内周に取り付けられている。接続管1
4で接続管本体14aを通って出口部14cに至った処
理汚泥(活性汚泥)は、各流出開口19から流出し、各
流量調整部材21を通って整流筒体18内に至る。さら
に、整流筒体18内の処理汚泥(活性汚泥)は、そのま
ま沈澱槽12の主容器12a内に至るか、または各流量
調整部材21を通り整流筒体18の各流出開口20から
流出して、整流筒体18外で沈澱槽12の主容器12a
に至る。
【0020】前記境界壁13に設けられた両槽間連通部
22においては、前記接続管14の入口部14b及び出
口部14cや沈澱槽12の溢水溝12bよりも高い位置
で境界壁13にL状連通管23がその基端側で着脱可能
に挿着され、高さを変更できるように回動可能に取り付
けられている。曝気槽11内で増加した汚水は、この連
通管23を通って逃げ、沈澱槽12の主容器12a内に
至る。
【0021】前記沈澱槽12の溢水溝12bには消毒剤
散布体24が移動可能に設けられている。 <図2に示す前記分配槽9>この分配槽9は、複数(例
えば10分割)に区画されて設けられた各分割室9
1 ,9a2 ,9b,9c,9d1 ,9d2 ,9e,9
f,9g,9hを並設したものである。前記汚水流入部
8は各分割室9a2 ,9b,9c,9d2 に連通してい
る。この分割室9a2 は分割室9e及び分割室9bに、
この分割室9bは分割室9fに、この分割室9cは分割
室9gに、この分割室9d2 は分割室9h及び分割室9
cに、それぞれ連通している。なお、この分配槽9にお
いては、各分割室9a1 ,9a2 ,9b,9c,9
1 ,9d2 ,9e,9f,9g,9h間の境界壁
(堰)の高さを変えることにより、優先する汚水の流れ
を決定している。前記各分割室9e,9f,9g,9h
は、曝気槽11に対し各接続管25により接続されてい
る。この各接続管25には前記曝気部接続用エア混合管
10が設けられ、分配槽9からの汚水はこの曝気部接続
用エア混合管10を通って曝気槽11に流入する。
【0022】<図2及び図7に示す前記曝気部接続用エ
ア混合管10>このエア混合管10(消泡活性混合管)
は汚水供給管26とエア供給管27とを備えている。こ
の汚水供給管26は上半側の管部28と下半側の管部2
9とを備え、この上半側管部28の下端部と下半側管部
29の上端部とが互いに連結されている。
【0023】* 前記上半側管部28 この上半側管部28は、細長い円筒状の周壁部30と、
この周壁部30の上端部に設けられた上端壁部31と、
この周壁部30の下端部に設けられた下端壁部32とを
備えている。この上端壁部31の付近で周壁部30の外
周には180度間隔で円筒状の両汚水流入口部33が設
けられて上半側管部28内に連通している。この両汚水
流入口部33の中心線33aは、上下方向へ延びる周壁
部30の中心線30aに対し直交している。
【0024】* 前記エア供給管27 このエア供給管27は、その下端部で広がる円筒状をな
し、その上端部にエア流入口部34を有しているととも
に、下端部にエア流出口部35を有している。このエア
供給管27内は仕切板36によりエア流入口部34から
エア流出口部35にわたり二分割されている。このエア
供給管27は前記上半側管部28内にその上端壁部31
から周壁部30の中心線30aに沿って挿入され、エア
流入口部34が上端壁部31の若干上方に位置している
とともに、エア流出口部35が下端壁部32の若干上方
に位置している。このエア流入口部34には薬品等供給
口部37が設けられている。
【0025】* 前記上半側管部28と前記エア供給管
27との関係 このエア供給管27の外周と上半側管部28の内周との
間には、両汚水流入口部33に連通する汚水流路38が
設けられている。この汚水流路38における汚水流方向
P下流側でエア供給管27におけるエア流出口部35の
外側に負圧発生空間39が設けられている。
【0026】* 前記下半側管部29 この下半側管部29は、細長い円筒状の周壁部40と、
この周壁部40の上端部に設けられた上端壁部41と、
この周壁部40の下端部に設けられた下端壁部42とを
備えている。この上端壁部41に前記上半側管部28の
下端壁部32が連結され、前記上半側管部28の周壁部
30の中心線30aに沿ってこの下端壁部32及び上端
壁部41に形成された開口部32a,41aにより、こ
の上半側管部28内が下半側管部29内の混合流路43
に連通している。下端壁部42の付近で周壁部40の外
周には90度間隔で円筒状の各汚水流出口部44が設け
られて下半側管部29内の混合流路43に連通してい
る。この各汚水流出口部44の中心線44aは、前記上
半側管部28の周壁部30の中心線30aの延長線上に
ある周壁部40の中心線40aに対し直交している。
【0027】<前記各接続管25におけるシャワー管4
5及び汚水供給管46>この各接続管25は、前記各曝
気部接続用エア混合管10の両汚水流入口部33と分配
槽9の各分割室9e,9f,9g,9hとを接続する上
流側配管25aと、前記各曝気部接続用エア混合管10
の各汚水流出口部44と前記曝気槽11とを接続する下
流側配管25bとからなる。
【0028】各汚水流出口部44からの汚水は、この下
流側配管25b(通路)を通って曝気槽11に流入す
る。この下流側配管25bには、曝気槽11内の汚水表
面に汚水を噴出するシャワー管45(シャワー部)が設
けられている。また、この下流側配管25bには、曝気
槽11内の汚水表面から汚水内に挿入される汚水供給管
46(汚水供給部)が設けられ、この汚水供給管46の
噴出口部46aが曝気槽11内の底部付近に位置してい
る。
【0029】(図3に示す前記濃縮処理ユニット4の詳
細)この濃縮処理ユニット4は、濃縮用エア混合管47
(濃縮部)と、このエア混合管47に薬品等を供給する
薬品溶解槽48(薬品溶解部、各種処理槽)とを備えて
いる。この濃縮用エア混合管47は、エア混合管本体4
9と分離装置50とからなる。
【0030】<図3及び図8,9に示すエア混合管本体
49>このエア混合管本体49は汚水供給管26とエア
供給管27とを備えている。この汚水供給管26は上半
側の小径管部28と下半側の大径管部29とを備え、こ
の上半側小径管部28の下端部と下半側大径管部29の
上端部とが互いに連結されている。
【0031】* 前記上半側小径管部28 この上半側小径管部28は、細長い円筒状の周壁部30
と、この周壁部30の上端部に設けられた上端壁部31
と、この周壁部30の下端部に設けられた下端壁部32
とを備えている。この上端壁部31の付近で周壁部30
の外周には180度間隔で円筒状の両汚水流入口部33
が設けられて上半側小径管部28内に連通している。こ
の両汚水流入口部33の中心線33aは、上下方向へ延
びる周壁部30の中心線30aに対し直交している。
【0032】* 前記エア供給管27 このエア供給管27は、その下端部で広がる円筒状をな
し、その上端部にエア流入口部34を有しているととも
に、下端部にエア流出口部35を有している。このエア
供給管27内は仕切板36によりエア流入口部34から
エア流出口部35にわたり二分割されている。このエア
供給管27は前記上半側小径管部28内にその上端壁部
31から周壁部30の中心線30aに沿って挿入され、
エア流入口部34が上端壁部31の若干上方に位置して
いるとともに、エア流出口部35が下端壁部32の若干
上方に位置している。このエア流入口部34には薬品等
供給口部37が設けられている。
【0033】* 前記上半側小径管部28と前記エア供
給管27との関係 このエア供給管27の外周と上半側小径管部28の内周
との間には、両汚水流入口部33に連通する汚水流路3
8が設けられている。この汚水流路38における汚水流
方向P下流側でエア供給管27におけるエア流出口部3
5の外側に負圧発生空間39が設けられている。
【0034】* 前記汚水供給管26に付設した脱水ケ
ーキ供給口部51 この汚水供給管26の上半側小径管部28において、両
汚水流入口部33に脱水ケーキ供給口部51が連結され
ている。この両汚水流入口部33内には汚水流路38に
連通する汚水流通路52を有し、脱水ケーキ供給口部5
1内に設けられた脱水ケーキ供給通路51aがこの汚水
流通路52に合流して連通している。
【0035】* 前記下半側大径管部29 この下半側大径管部29は、同心円筒状の内管部53及
び外管部54と、この内管部53及び外管部54の上端
部に設けられた上端壁部55と、この外管部54の下端
部に設けられた下端壁部56とを備えている。この上端
壁部55に前記上半側小径管部28の下端壁部32が連
結され、前記上半側小径管部28の周壁部30の中心線
30aに沿ってこの下端壁部32及び上端壁部55に形
成された開口部32a,55aにより、この上半側小径
管部28内が内管部53内に連通している。この内管部
53の下端部は下端壁部56の若干上方に位置し、それ
らの間の連通路57により、内管部53の外周である外
管部54内が内管部53内に連通している。上端壁部5
5の付近で外管部54の外周には90度間隔で円筒状の
各汚水流出口部58が設けられて外管部54内に連通し
ている。この各汚水流出口部58の中心線58aは、前
記上半側小径管部28の周壁部30の中心線30aの延
長線上にある内管部53の中心線53aに対し直交して
いる。
【0036】また、前記内管部53内及び外管部54内
にはそれぞれ多数の仕切り板59,60が設けられてい
る。内管部53内の各仕切り板59及び外管部54内の
各仕切り板60は、いずれも、互いに間隔をあけて上端
壁部55と下端壁部56との間で上下方向へ並設され、
この各仕切り板59間に設けられた滞留通路61が互い
に連通しているとともに、この各仕切り板60間に設け
られた滞留通路62が互いに連通している。そして、前
記負圧発生空間39及びその周りの汚水流路38と各汚
水流出口部58との間に混合流路63が設けられ、この
混合流路63には各滞留通路61と連通路57と各滞留
通路62とが含まれている。
【0037】前記外管部54の下端壁部56において、
内管部53の真下で汚泥排出口部64が設けられてい
る。この汚泥排出口部64には開閉弁65が設けられ、
汚泥重量が一定以上になったとき汚泥を排出するように
なっている。
【0038】<図3及び図10に示す分離装置50>分
離ケース66の下面に汚水流入口部67が取着されてい
るとともに、分離ケース66の上面に汚水流出口部68
が取着され、分離ケース66内でこの汚水流入口部67
と汚水流出口部68との間に汚水分離管69が連結され
ている。この汚水分離管69は多数の小孔を有する網状
分離体70により円管状に成形されている。この汚水分
離管69の内側に設けられた汚水通路71により、汚水
流入口部67と汚水流出口部68とが連通している。分
離ケース66の側面に分離水流出口部72が取着され、
網状分離体70を通して汚水通路71に連通している。
【0039】この分離装置50の汚水流入口部67は前
記エア混合管本体49の各汚水流出口部58に接続され
ている。この分離装置50においては、汚水分離管69
が汚水流入口部67から垂直に立設されて汚水流出口部
68に至り、この汚水流出口部68が汚水流入口部67
よりも高い位置で設置されてそれらの間に高度差を持た
せている。
【0040】<図3に示す薬品溶解槽48>凝集剤等が
投入される溶解ケース73内で溶液供給管74(流体供
給管)が垂直中心回りで回転可能に支持され、その下端
部が溶解ケース73の底部に向けて挿入されている。こ
の溶液供給管74の下端部には四本の噴出管75が90
度間隔で放射状に延設され、この各噴出管75の先端部
で噴出口75aが溶液供給管74の回転中心に対し直交
する水平方向へ向けて開放されている。この各噴出管7
5よりも上方で溶液供給管74の外周に四枚の攪拌羽根
76が取着され、溶液供給管74の回転中心に対し直交
する水平方向へ向けて延設されている。
【0041】溶解ケース73の底部で溶液流出口部77
がポンプ78に接続され、前記エア混合管本体49の薬
品等供給口部37に対し接続管79により分配弁80を
介して接続されている。この溶液流出口部77と分配弁
80との間で接続管79から接続管81(溶液循環路)
が分岐され、前記溶液供給管74の上端部に設けられた
溶液流入口部82に接続されている。
【0042】(図4に示す前記貯留処理ユニット5の詳
細)この貯留処理ユニット5は、貯留部接続用エア混合
管83(硝化混合管)と、貯留槽84(貯留部、各種処
理槽)とを備えている。
【0043】<図4及び図7に示す貯留部接続用エア混
合管83>このエア混合管83は、前述した曝気部接続
用エア混合管10と同一の構造になっている。ただし、
この貯留部接続用エア混合管83では、曝気部接続用エ
ア混合管10の汚水供給管26、各汚水流入口部33、
汚水流路38及び各汚水流出口部44を、それぞれ、汚
泥供給管26、各汚泥流入口部33、汚泥流路38及び
各汚泥流出口部44と表現する。
【0044】<図4に示す貯留槽84>この貯留槽84
は、主容器84aと溢水溝84bとを有している。この
主容器84a内で汚泥供給管85(流体供給管)が垂直
中心回りで回転可能に支持され、その下端部が主容器8
4aの底部に向けて挿入されている。この汚泥供給管8
5の下端部には四本の噴出管86が90度間隔で放射状
に延設され、この各噴出管86の先端部で噴出口86a
が汚泥供給管85の回転中心に対し直交する水平方向へ
向けて開放されている。この各噴出管86よりも上方で
汚泥供給管85の外周に四枚の攪拌羽根87が取着さ
れ、汚泥供給管85の回転中心に対し直交する水平方向
へ向けて延設されている。
【0045】主容器84aの底部で汚泥流出口部88が
ポンプ89に接続され、前記貯留部接続用エア混合管8
3の各汚泥流入口部33の一部に対し接続管90(汚泥
循環路)により接続されている。また、前記汚泥供給管
85の上端部に設けられた汚泥流入口部91に対し、こ
の貯留部接続用エア混合管83の各汚泥流出口部44が
接続管92により接続されている。
【0046】(図5に示す前記混合処理ユニット6の詳
細)この混合処理ユニット6は、薬品混合用エア混合管
93(薬品混合部)と、このエア混合管93に薬品等を
供給する薬品溶解槽94(薬品溶解部)とを備えてい
る。この薬品混合用エア混合管93は、エア混合管本体
95と分離装置96とからなる。
【0047】<図5及び図11に示すエア混合管本体9
5>このエア混合管本体95は、前述した濃縮用エア混
合管47のエア混合管本体49(図3,8参照)と比較
して、その脱水ケーキ供給口部51を省略した以外、同
一の構造になっている。ただし、このエア混合管本体9
5では、濃縮用エア混合管47のエア混合管本体49の
汚水供給管26、各汚水流入口部33、汚水流路38及
び各汚水流出口部58を、それぞれ、汚泥供給管26、
各汚泥流入口部33、汚泥流路38及び各汚泥流出口部
58と表現する。
【0048】<図5及び図10に示す分離装置96>こ
の分離装置96は、前述した濃縮用エア混合管47の分
離装置50(図3,10参照)と同一の構造になってい
る。ただし、この分離装置96では、濃縮用エア混合管
47の分離装置50の汚水流入口部67、汚水流出口部
68、汚水分離管69及び汚水通路71を、それぞれ、
汚泥流入口部67、汚泥流出口部68、汚泥分離管69
及び汚泥通路71と表現する。
【0049】<図5に示す薬品溶解槽94>凝集剤が投
入される溶解ケース97内で攪拌羽根98が回転可能に
支持されている。この溶解ケース97の底部で溶液流出
口部99がポンプ100に接続され、前記エア混合管本
体95の薬品等供給口部37に対し接続管101により
接続されている。また、脱臭消臭粉体液としてのハーブ
の粉体液(その花や葉や茎等の粉体を水で溶解したも
の)も薬品等供給口部37に投入される。
【0050】(前記各処理ユニット3,4,5,6及び
脱水機7の相互接続関係) <図1,2に示す曝気沈澱処理ユニット3から他のもの
へ入る場合> * 図1に示す配管(1) 沈澱槽12の主容器12aの底部でポンプ102に接続
管103a(第一汚泥供給路)が接続されている。この
接続管103aは、分配槽9の分割室9d1 に接続され
ている。さらに、この分配槽9の分割室9d1 に接続管
103b(第二汚泥供給路)が接続されている。この接
続管103bは、濃縮処理ユニット4(図1,3参照)
の濃縮用エア混合管47でエア混合管本体49の各汚水
流入口部33の一部に接続されている。この分配槽9の
分割室9d1 には、接続管103bに接続されたポンプ
103c(汚泥供給駆動部、汚泥供給手段)が設置され
ている。
【0051】* 図1に示す配管(2) 曝気層11の底部でポンプ106に接続管107(活性
汚泥供給路)が接続されている。この接続管107は、
分配弁108を介して、濃縮処理ユニット4(図1,3
参照)の濃縮用エア混合管47でエア混合管本体49の
各汚水流入口部33の一部に接続されている。また、こ
の分配弁108で接続管107から分岐された接続管1
09(循環通路)は、分配槽9の分割室9a1 に接続さ
れている。
【0052】* 図1に示す配管(3) 沈澱槽12の溢水溝12bでポンプ110に接続管11
1(上澄水供給路)が接続されている。この接続管11
1は、濃縮処理ユニット4(図1,3参照)の薬品溶解
槽48と、貯留処理ユニット5(図1,4参照)の貯留
接続用エア混合管83の薬品等供給口部37と、混合処
理ユニット6(図1,5参照)の薬品溶解槽94と、脱
水機7(図1参照)とに接続されている。なお、この薬
品溶解槽48と薬品溶解槽94と脱水機7とには上水も
供給することができる。
【0053】<図1,3に示す濃縮処理ユニット4から
他のものへ入る場合> * 図1に示す配管(4) 濃縮用エア混合管47でエア混合管本体49の各汚水流
出口部58に接続された分離装置50において、その各
汚水流出口部68には接続管112が接続されている。
この接続管112は、貯留処理ユニット5(図1,4参
照)で貯留接続用エア混合管83の各汚泥流入口部33
の一部に接続されている。
【0054】* 図1に示す配管(5) 上記各分離装置50において、その各分離水流出口部7
2には接続管113(分離水供給路)が接続されてい
る。この接続管113は、曝気沈澱処理ユニット3(図
1,2参照)で沈澱槽12の主容器12aに接続されて
いる。
【0055】<図1,4に示す貯留処理ユニット5から
他のものへ入る場合> * 図1に示す配管(6) 貯留層84の主容器84aの底部でポンプ114に接続
管115が接続されている。この接続管115は、混合
処理ユニット6(図1,5参照)の薬品混合用エア混合
管93でエア混合管本体95の各汚泥流入口部33に接
続されている。
【0056】* 図1に示す配管(7) 貯留層84の溢水溝84bでポンプ116に接続管11
7が接続されている。この接続管117は、曝気沈澱処
理ユニット3(図1,2参照)の汚水流入部8に接続さ
れている。
【0057】<図1,5に示す混合処理ユニット6から
他のものへ入る場合> * 図1に示す配管(8) 薬品混合用エア混合管93でエア混合管本体95の各汚
泥流出口部58に接続された分離装置96において、そ
の各汚泥流出口部68には接続管118が接続されてい
る。この接続管118は、脱水機7(図1参照)に接続
されている。
【0058】* 図1に示す配管(9) 上記各分離装置96において、その各分離水流出口部7
2には接続管119が接続されている。この接続管11
9は、曝気沈澱処理ユニット3(図1,2参照)の汚水
流入部8に接続されている。
【0059】<図1に示す脱水機7から他のものへ入る
場合> * 図1に示す配管(9) 脱水機7(図1参照)に接続管119が接続されてい
る。この接続管119は、曝気沈澱処理ユニット3(図
1,2参照)の汚水流入部8に接続されている。
【0060】* 図1に示す脱水ケーキ再利用経路12
1,122 脱水機7(図1参照)に接続されたケーキホッパー7a
と、曝気沈澱処理ユニット3(図1,2参照)の分配槽
9の両分割室9a1 ,9d1 との間に、脱水ケーキ再利
用経路120を設定する。また、このケーキホッパー7
aと、濃縮処理ユニット4(図1,3参照)の濃縮用エ
ア混合管47でエア混合管本体49の脱水ケーキ供給口
部51との間に、脱水ケーキ再利用経路121を設定す
る。この脱水ケーキ再利用経路120,121の構成と
しては、脱水ケーキ搬送配管や脱水ケーキ搬送コンベヤ
ばかりではなく、作業者が脱水ケーキを運搬するものも
含む。
【0061】(前記汚水処理システムの作用について) <前記曝気沈澱処理ユニット3の汚水流入部8及び分配
槽9>曝気沈澱処理ユニット3(図1,2参照)におい
て、汚水流入部8からの汚水は、分配槽9の各分割室9
2 ,9b,9c,9d2 に流入し、さらにこの各分割
室9a2 ,9b,9c,9d2 から各分割室9e,9
f,9g,9hに流入する。この各分割室9e,9f,
9g,9hからの汚水は、各接続管25の上流側配管2
5aで、曝気部接続用エア混合管10の各汚水流入口部
33に流入する。
【0062】<前記曝気沈澱処理ユニット3の各曝気部
接続用エア混合管10>この各エア混合管10(図7参
照)において、汚水は、汚水流路38を通って落下す
る。その汚水流により負圧発生空間39に負圧が生じ、
エア流出口部35から負圧発生空間39へエアが引き込
まれて汚水流の内側に至る。そのため、エアが汚水流に
合流し、汚水に気泡が混合する。この気泡混合汚水は、
混合流路43を移動し、各汚水流出口部44から排出さ
れる。
【0063】<前記曝気沈澱処理ユニット3のシャワー
管45及び汚水供給管46>前記各曝気部接続用エア混
合管10の各汚水流出口部44からの汚水は、各接続管
25の下流側配管25bで、シャワー管45から曝気槽
11内の汚水表面に噴出されるとともに、汚水供給管4
6の噴出口部46aから曝気槽11の下半部で汚水内に
噴出され、この曝気槽11内で浄化される。この曝気槽
11からの処理汚泥の一部(曝気槽11の上半部にある
軽い活性汚泥)は、接続管14を通って沈澱層12の主
容器12aに至る。
【0064】<前記配管(1)(2)(3) 関連>前記沈澱槽1
2の主容器12aにおける処理汚泥の一部(主容器12
aの下半部に沈下した沈澱汚泥)は、ポンプ102の駆
動により、接続管103aを通って、分配槽9の分割室
9d1 に返送沈澱汚泥として戻る。
【0065】この分配槽9の分割室9d1 において汚泥
量が一定以下である場合、この分割室9d1 から汚泥が
分割室9d2 へ戻って汚水と合流する。この場合、ポン
プ103cは停止しているので、分割室9d1 から接続
管103bへの汚泥の供給は停止される。
【0066】この分配槽9の分割室9d1 において汚泥
量が一定以上になると、ポンプ103cが手動スイッチ
のONまたはセンサからの信号に基づくスイッチのON
により駆動し、分割室9d1 から汚泥の一部が接続管1
03bへ供給される。この接続管103bからの汚泥
は、濃縮処理ユニット4(図1,3参照)におけるエア
混合管本体49の各汚水流入口部33の一部に余剰沈澱
汚泥として供給される。
【0067】一方、前記曝気槽11からの処理汚泥の一
部(曝気槽11の下半部に沈下した活性汚泥)は、ポン
プ106の駆動により、接続管107を通って、濃縮処
理ユニット4(図1,3参照)におけるエア混合管本体
49の各汚水流入口部33の一部に供給される。また、
前記曝気槽11からの処理汚泥の一部(曝気槽11の下
半部に沈下した活性汚泥)は、ポンプ106の駆動によ
り、接続管109を通って、分配槽9の分割室9a1
循環活性汚泥として戻る。この分割室9a1 から汚泥が
分割室9a2 へ戻って汚水と合流する。なお、ポンプ1
06の駆動は、汚水の供給量等の条件に応じて停止され
る。
【0068】前記沈澱槽12の主容器12aで溢れた上
澄水は、沈澱槽4の溢水溝12bで消毒剤散布体24に
より滅菌された後に、接続管111を通って、濃縮処理
ユニット4(図1,3参照)の薬品溶解槽48と、貯留
処理ユニット5(図1,4参照)の貯留部接続用エア混
合管83の薬品等供給口部37(上澄水供給口部)と、
混合処理ユニット6(図1,5参照)の薬品溶解槽94
と、脱水機7(図1参照)とにそれぞれ供給される。
【0069】<前記濃縮処理ユニット4の薬品溶解槽4
8>図3に示す溶解ケース73内には、凝集剤等のほか
に、前記沈澱槽12からの上澄水が接続管111を通っ
て供給される。ポンプ77により圧送された溶解液は、
溶液循環路81を通って溶液供給管74に供給され、各
噴出管75の噴出口75aから噴出する。その噴出力に
より、溶液供給管74が攪拌羽根76とともに回転す
る。従って、溶解液が均一に攪拌される。
【0070】この溶解ケース73からの溶解液は、接続
管79を通って濃縮処理ユニット4のエア混合管本体4
9(図8,9参照)の薬品等供給口部37に供給され
る。<前記濃縮処理ユニット4のエア混合管本体49>
このエア混合管本体49において、前記沈澱槽12から
の余剰沈澱汚泥及び前記曝気槽11からの活性汚泥は、
各汚水流入口部33から汚水流路38を通って落下す
る。その汚水流により負圧発生空間39に負圧が生じ、
エア流出口部35から負圧発生空間39へエアが薬品溶
解槽48からの溶解液とともに引き込まれて汚水流の内
側に至る。そのため、エア及び溶解液が汚水流に合流
し、汚水に気泡が混合する。この気泡混合汚水は、混合
流路63の各滞留通路61,62を徐々に移動し、各汚
水流出口部58から排出される。
【0071】<前記濃縮処理ユニット4の各分離装置5
0>前記エア混合管本体49の各汚水流出口部58から
排出された汚水は、各分離装置50(図10参照)にお
いて、汚水流入口部67から汚水分離管69の汚水通路
71を徐々に上昇して汚水流出口部68に至る。その上
昇中で、汚水から分離された分離水が網状分離体70を
通って分離水流出口部72に至る。
【0072】<前記配管(4)(5)関連>上記各分離装置5
0の汚水流出口部68からの濃縮汚泥は、接続管112
を通り、貯留処理ユニット5で貯留部接続用エア混合管
83の各汚泥流入口部33の一部に供給される。
【0073】一方、上記各分離装置50の分離水流出口
部72からの分離水は、接続管113を通り、曝気沈澱
処理ユニット3で沈澱槽12の主容器12aに供給され
る。 <前記貯留処理ユニット5の貯留部接続用エア混合管8
3>このエア混合管83(図7参照)において、濃縮汚
泥は、汚泥流路38を通って落下する。その汚泥流によ
り負圧発生空間39に負圧が生じ、エア流出口部35か
ら負圧発生空間39へエアが引き込まれて汚泥流の内側
に至る。そのため、エアが汚泥流に合流し、汚泥に気泡
が混合する。この気泡混合汚泥は、混合流路43を移動
し、各汚泥流出口部44から排出される。
【0074】<前記貯留処理ユニット5の貯留槽84>
前記貯留部接続用エア混合管83の各汚泥流出口部44
からの濃縮汚泥は、汚泥供給管85に供給され、各噴出
管86の噴出口86aから噴出する。その噴出力によ
り、汚泥供給管85が攪拌羽根87とともに回転する。
従って、貯留槽84の主容器84a内の貯留汚泥は、攪
拌される。また、この貯留汚泥は、ポンプ89により圧
送され、接続管90を通って同じく貯留部接続用エア混
合管83の各汚泥流入口部33の一部に循環貯留汚泥と
して供給され、濃縮汚泥とともに汚泥流路38を通って
落下する。
【0075】この攪拌後、前記沈澱槽12からの上澄水
が、接続管111を通って貯留部接続用エア混合管83
の薬品等供給口部37に供給される。この上澄水は、各
汚泥流出口部44から排出され、汚泥供給管85を通っ
て貯留槽84の主容器84a内に供給される。貯留槽8
4の主容器84a内で攪拌された貯留汚泥は、この上澄
水により洗浄される。従って、この貯留汚泥から分離し
たスカムを含むスカム水が、貯留槽84の溢水溝84b
に溢れ出る。
【0076】<前記配管(6)(7)関連>前記貯留槽84の
主容器84aからの貯留汚泥(硝化汚泥)は、接続管1
15を通り、前記混合処理ユニット6の薬品混合用エア
混合管93においてエア混合管本体95の各汚泥流入口
部33に供給される。
【0077】一方、貯留槽84の溢水溝84bからのス
カム水は、接続管117を通って曝気沈澱処理ユニット
3における汚水流入部8に戻される。 <前記混合処理ユニット6の薬品溶解槽94>図5に示
す溶解ケース97内には、凝集剤等のほかに、前記沈澱
槽12からの上澄水が接続管111を通って供給され
る。この溶解ケース97からの溶解液は、接続管101
を通って混合処理ユニット6のエア混合管本体95の薬
品等供給口部37にハーブの粉体液とともに供給され
る。
【0078】<前記混合処理ユニット6のエア混合管本
体95>このエア混合管本体95(図11参照)におい
て、前記貯留槽84からの貯留汚泥は、各汚泥流入口部
33から汚泥流路38を通って落下する。その汚泥流に
より負圧発生空間39に負圧が生じ、エア流出口部35
から負圧発生空間39へエアが薬品溶解槽94からの溶
解液及びハーブの粉体液とともに引き込まれて汚泥流の
内側に至る。そのため、エア及び溶解液等が汚泥流に合
流し、汚泥に気泡が混合する。この気泡混合汚泥は、混
合流路63の各滞留通路61,62を徐々に移動し、各
汚泥流出口部58から排出される。
【0079】<前記混合処理ユニット6の各分離装置9
6>前記エア混合管本体95の各汚泥流出口部58から
排出された混合汚泥は、各分離装置96(図10参照)
において、汚泥流入口部67から汚泥分離管69の汚泥
通路71を徐々に上昇して汚泥流出口部68に至る。そ
の上昇中に、混合汚泥から分離された分離水が網状分離
体70を通って分離水流出口部72に至る。
【0080】<前記配管(8)(9)関連>上記各分離装置9
6の汚泥流出口部68からの混合汚泥は、接続管118
を通って脱水機7に供給される。この混合汚泥内には、
ハーブの粉体が平均的に分散して含まれている。
【0081】一方、上記各分離装置50の分離水流出口
部72からの分離水は、接続管119を通って曝気沈澱
処理ユニット3の汚水流入部8に戻る。この分離水内に
も、ハーブの粉体が残る。
【0082】<前記脱水機7>前記沈澱槽12からの上
澄水は、接続管111を通って脱水機7に洗浄水として
供給される。この洗浄水とともに脱水機7に供給された
混合汚泥は、脱水されてケーキホッパー7aから搬出さ
れる。この脱水機7から生じる分離水は、接続管119
を通って曝気沈澱処理ユニット3の汚水流入部8に戻
る。この脱水ケーキ内には、ハーブの粉体が平均的に分
散して含まれている。また、この分離水内にも、ハーブ
の粉体が残る。
【0083】<脱水ケーキの再利用>前記ケーキホッパ
ー7aからの脱水ケーキの一部(汚水処理システムの外
部へ排出されるもの以外)は、曝気沈澱処理ユニット3
の分配槽9の両分割室9a1,9d1 に戻されて、循環
活性汚泥や返送沈澱汚泥と混合される。また、この脱水
ケーキの一部は、濃縮処理ユニット4の濃縮用エア混合
管47におけるエア混合管本体49の脱水ケーキ供給口
部51に戻されて、活性汚泥及び余剰沈澱汚泥と合流す
る。なお、この脱水ケーキとしては、脱水直後のものば
かりでなく、脱水後に乾燥させたものも含む。
【0084】(本実施形態の特徴)本実施形態は下記*
の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 図1及び図2,3に示すように、沈澱槽12からの
返送沈澱汚泥を分配槽9に供給する接続管103a(第
一汚泥供給路)を設けているとともに、この分配槽9か
らの余剰沈澱汚泥を濃縮用エア混合管47に供給する接
続管103b(第二汚泥供給路)を設けている。
【0085】ポンプ103cが停止している場合、濃縮
用エア混合管47への余剰沈澱汚泥の供給は行われな
い。そのため、特に汚水の供給量が減少した場合にも、
分配槽9と曝気槽11と沈澱層12との間で循環する処
理汚泥は、余剰沈澱汚泥に影響されず、大きく減少しな
い。従って、曝気槽11及び沈澱槽12における最適な
汚水処理量の維持を容易にして浄化能力を高めることが
できる。
【0086】一方、汚水の供給量が増加した場合にポン
プ103cを駆動させると、余剰沈澱汚泥が濃縮用エア
混合管47へ供給される。この場合には、汚水の供給量
が十分であるため、余剰沈澱汚泥の供給に関係なく、曝
気槽11及び沈澱槽12における最適な汚水処理量の維
持を容易にして浄化能力を高めることができる。なお、
詳細な説明は省略するが、汚水供給量の増加に伴う調整
は、曝気槽11内の流量調整部材15や沈澱槽12内の
流量調整部材21やこの両槽11,12間の連通管23
により行われる。
【0087】* 上記接続管103a(第一汚泥供給
路)及び接続管103b(第二汚泥供給路)に加えて、
さらに、曝気槽11からの活性汚泥を濃縮用エア混合管
47に供給する接続管107(活性汚泥供給路)を付設
した。この活性汚泥が余剰沈澱汚泥とともに濃縮用エア
混合管47のエア混合管本体49に供給されると、油分
等の少ない無機質的傾向が強くかつ重い活性汚泥の沈降
機能により、汚水がエア混合管本体49の混合流路63
を徐々に移動して濃縮効率を高めることができる。
【0088】* 上記接続管103a(第一汚泥供給
路)及び接続管103b(第二汚泥供給路)並びに接続
管107(活性汚泥供給路)に加えて、さらに、曝気槽
11からの活性汚泥を分配槽9に戻す接続管109(循
環通路)を付設した。そのため、汚水が曝気槽11に供
給される前に、この活性汚泥が分配槽9で汚水と予め混
合され、汚水が活性化される。従って、曝気槽11の汚
水曝気負荷を軽減するこができる。また、活性汚泥の循
環により、曝気槽11での浄化能力を高めることができ
る。
【0089】* 前記接続管103b(第二汚泥供給
路)からの余剰沈澱汚泥と前記接続管107(活性汚泥
供給路)からの活性汚泥を所定構造(図8,9参照)の
濃縮用エア混合管本体49の汚水流入口部33に流入さ
せるようにした。そのため、汚水や汚泥が濃縮用エア混
合管47に供給されながら、汚水や汚泥にエアを確実に
混合して汚水や汚泥を好機状態にし易くなる。従って、
ガス化した有機物をエアとともに放出して汚泥の沈降性
を促進し、汚泥の濃縮性を高めることができる。
【0090】〔第一実施形態の別例〕前記第一実施形態
以外にも下記*のように構成してもよい。 * 図示しないが、前記曝気沈澱処理ユニット3の曝気
部接続用エア混合管10(図7参照)や、前記貯留澱処
理ユニット5の貯留部接続用エア混合管83(図7参
照)を、前記混合処理ユニット6のエア混合管本体95
(図11参照)に変更する。この場合、曝気部接続用エ
ア混合管10の各汚水流出口部44及び貯留部接続用エ
ア混合管83の各汚泥流出口部44が、エア混合管本体
95の各汚泥流出口部58に該当する。
【0091】* 図示しないが、分配槽9において、互
いに分かれた分割室9a1 と分割室9a2 とを一つの分
割室にし、この分割室に汚水と循環活性汚泥と脱水ケー
キとを供給する。また、分配槽9において、互いに分か
れた分割室9d1 と分割室9d2 とを一つの分割室に
し、この分割室に汚水と返送沈澱汚泥と脱水ケーキとを
供給する。
【0092】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 * 請求項3または請求項6において、濃縮用エア混合
管(エア混合管本体49)を下記のように構成した。
【0093】汚水流入口部33と汚水流出口部58とを
有する汚水供給管26と、エア流入口部34とエア流出
口部35とを有するエア供給管27とを備え、この汚水
供給管26内にエア供給管27を汚水流入口部33側か
ら汚水流出口部58側へ向かうように挿入して、このエ
ア供給管27の外周と汚水供給管26の内周との間には
汚水流入口部33に連通する汚水流路38を設けている
とともに、この汚水流路38における汚水流方向P下流
側でエア供給管27におけるエア流出口部35の外側に
負圧発生空間39を設け、この負圧発生空間39及びそ
の周りの汚水流路38と汚水流出口部58との間で汚水
供給管26内に混合流路43,63を設けた。
【0094】従って、汚水や汚泥に対するエア混合手段
を簡単な構造のもとで実現することができる。また、負
圧発生空間39に引き込まれたエアと汚水や汚泥とが混
合流路43,63で確実に混合され易くなる。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる汚水処理システ
ムによれば、第二汚泥供給路(103b)及び汚泥供給
手段(103c)により、曝気部(11)及び沈澱部
(12)における最適な汚水処理量の維持を容易にして
浄化能力を高めることができる。
【0096】請求項2の発明にかかる汚水処理システム
によれば、第二汚泥供給路(103b)及びポンプ(1
03c)の駆動停止により、曝気部(11)及び沈澱部
(12)における最適な汚水処理量の維持を容易にして
浄化能力を高めることができる。
【0097】請求項3の発明にかかる汚水処理システム
によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加
え、汚水や汚泥にエアを確実に混合して汚水や汚泥を好
機状態にし易くなり、汚泥の濃縮性を高めることができ
る。
【0098】請求項4の発明にかかる汚水処理システム
によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加
え、活性汚泥の沈降機能により、濃縮効率を高めること
ができる。
【0099】請求項5の発明にかかる汚水処理システム
によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加
え、曝気部(11)の汚水曝気負荷を軽減するこができ
るとともに、活性汚泥の循環により曝気部(11)での
浄化能力を高めることができる。
【0100】請求項6の発明にかかる汚水処理システム
によれば、請求項4または請求項5の発明の効果に加
え、汚水や汚泥にエアを確実に混合して汚水や汚泥を好
機状態にし易くなり、汚泥の濃縮性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態にかかる汚水処理システムを概
略的に示すブロック回路図である。
【図2】 図1の曝気沈澱処理ユニットをより詳細に示
す回路図である。
【図3】 (a)は図1の濃縮処理ユニットをより詳細
に示す回路図であり、(b)は(a)のX1 ーX1 線断
面図である。
【図4】 (a)は図1の貯留処理ユニットをより詳細
に示す回路図でありり、(b)は(a)のX2 ーX2
断面図である。
【図5】 図1の混合処理ユニットをより詳細に示す回
路図である。
【図6】 (a)は図2の曝気沈澱処理ユニットにおい
て曝気槽及び沈澱槽を示す部分拡大断面図であり、
(b)は(a)において曝気槽側の流量調整部材を示す
斜視図であり、(c)は沈澱槽側の流量調整部材を示す
(a)のYーY線矢視図である。
【図7】 (a)は図2の曝気沈澱処理ユニットにおけ
る曝気部接続用エア混合管並びに図4の貯留処理ユニッ
トにおける貯留部接続用エア混合管を示す部分拡大断面
図であり、(b)は(a)のZ1 ーZ1 線断面図であ
り、(c)は(a)のZ2 ーZ2 線断面図である。
【図8】 図3の濃縮処理ユニットにおける濃縮用エア
混合管を示す部分拡大断面図である。
【図9】 (a)は図8のZ3 ーZ3 線断面図であり、
(b)は図8ののZ 4 ーZ4 線断面図である。
【図10】 図3の濃縮処理ユニット及び図5の混合処
理ユニットにおける分離装置を示す部分拡大断面図であ
る。
【図11】 図5の混合処理ユニットにおける薬品混合
用エア混合管を示す部分拡大断面図である。
【図12】 従来の汚水処理システムを示すブロック回
路図である。
【符号の説明】
1…汚水処理設備、9…分配槽(分配部)、11…曝気
槽(曝気部)、12…沈澱槽(沈澱部)、26…汚水供
給管、27…エア供給管、33…汚水流入口部、34…
エア流入口部、35…エア流出口部、38…汚水流路、
39…負圧発生空間、47…濃縮用エア混合管(濃縮
部)、49…濃縮用エア混合管本体、58…汚水流出口
部、63…混合流路、103a…接続管(第一汚泥供給
路)、103b…接続管(第二汚泥供給路)、103c
…ポンプ(汚泥供給手段)、107…接続管(活性汚泥
供給路)、109…接続管(循環通路)、P…汚水流方
向。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入した汚水を分配する分配部(9)
    と、この分配部(9)からの汚水が流入する曝気部(1
    1)と、この曝気部(11)からの活性汚泥が供給され
    る沈澱部(12)と、この沈澱部(12)からの沈澱汚
    泥が供給される濃縮部(47)とを有する汚水処理設備
    (1)を備えた汚水処理システムにおいて、 前記沈澱部(12)からの返送沈澱汚泥を前記分配部
    (9)に供給する第一汚泥供給路(103a)と、この
    分配部(9)からの余剰沈澱汚泥を濃縮部(47)に供
    給する第二汚泥供給路(103b)とを設けているとと
    もに、 前記分配部(9)から第二汚泥供給路(103b)への
    余剰沈澱汚泥の供給を可能とする状態と、その供給を停
    止する状態とを取り得る汚泥供給手段(103c)を備
    えたことを特徴とする汚水処理システム。
  2. 【請求項2】 流入した汚水を分配する分配部(9)
    と、この分配部(9)からの汚水が流入する曝気部(1
    1)と、この曝気部(11)からの活性汚泥が供給され
    る沈澱部(12)と、この沈澱部(12)からの沈澱汚
    泥が供給される濃縮部(47)とを有する汚水処理設備
    (1)を備えた汚水処理システムにおいて、 前記沈澱部(12)からの返送沈澱汚泥を前記分配部
    (9)に供給する第一汚泥供給路(103a)と、この
    分配部(9)からの余剰沈澱汚泥を濃縮部(47)に供
    給する第二汚泥供給路(103b)とを設けるととも
    に、 前記分配部(9)から第二汚泥供給路(103b)へ余
    剰沈澱汚泥を供給するポンプ(103c)を備えたこと
    を特徴とする汚水処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の汚水処
    理システムにおいて、濃縮部(47)は下記の濃縮用エ
    ア混合管(49)を有し、 上記の濃縮用エア混合管(49)にあっては、 汚水流入口部(33)と汚水流出口部(58)とを有す
    る汚水供給管(26)と、エア流入口部(34)とエア
    流出口部(35)とを有するエア供給管(27)とを備
    え、 互いに挿嵌したこの汚水供給管(26)とエア供給管
    (27)との間には汚水流入口部(33)に連通する汚
    水流路(38)を設けているとともに、この汚水流路
    (38)における汚水流方向(P)下流側でエア供給管
    (27)におけるエア流出口部(35)に面して負圧発
    生空間(39)を設け、 この負圧発生空間(39)及び汚水流路(38)と汚水
    流出口部(58)との間で汚水供給管(26)内に混合
    流路(63)を設け、 第二汚泥供給路(103b)からの余剰沈澱汚泥を濃縮
    用エア混合管(49)の汚水流入口部(33)に流入さ
    せることを特徴とする汚水処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の汚水処
    理システムにおいて、曝気部(11)からの活性汚泥を
    濃縮部(47)に供給する活性汚泥供給路(107)を
    付設したことを特徴とする汚水処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の汚水処
    理システムにおいて、曝気部(11)からの活性汚泥を
    濃縮部(47)に供給する活性汚泥供給路(107)を
    付設するとともに、曝気部(11)からの活性汚泥を分
    配部(9)に戻す循環通路(109)を付設したことを
    特徴とする汚水処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の汚水処
    理システムにおいて、濃縮部(47)は下記の濃縮用エ
    ア混合管(49)を有し、 上記の濃縮用エア混合管(49)にあっては、 汚水流入口部(33)と汚水流出口部(58)とを有す
    る汚水供給管(26)と、エア流入口部(34)とエア
    流出口部(35)とを有するエア供給管(27)とを備
    え、 互いに挿嵌したこの汚水供給管(26)とエア供給管
    (27)との間には汚水流入口部(33)に連通する汚
    水流路(38)を設けているとともに、この汚水流路
    (38)における汚水流方向(P)下流側でエア供給管
    (27)におけるエア流出口部(35)に面して負圧発
    生空間(39)を設け、 この負圧発生空間(39)及び汚水流路(38)と汚水
    流出口部(58)との間で汚水供給管(26)内に混合
    流路(63)を設け、 第二汚泥供給路(103b)からの余剰沈澱汚泥と活性
    汚泥供給路(107)からの活性汚泥とを濃縮用エア混
    合管(49)の汚水流入口部(33)に流入させること
    を特徴とする汚水処理システム。
JP9027934A 1997-02-12 1997-02-12 汚水処理システム Pending JPH10216771A (ja)

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