JPH10216475A - アンモニア注入装置 - Google Patents

アンモニア注入装置

Info

Publication number
JPH10216475A
JPH10216475A JP9023701A JP2370197A JPH10216475A JP H10216475 A JPH10216475 A JP H10216475A JP 9023701 A JP9023701 A JP 9023701A JP 2370197 A JP2370197 A JP 2370197A JP H10216475 A JPH10216475 A JP H10216475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
ammonia injection
exhaust gas
injection
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9023701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3727128B2 (ja
Inventor
Toshimichi Wada
敏通 和田
Tomihisa Ishikawa
富久 石川
Tatsuo Murataka
達雄 村高
Yoshirou Inatsune
芳郎 稲恒
Yoshimichi Mori
喜通 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP02370197A priority Critical patent/JP3727128B2/ja
Publication of JPH10216475A publication Critical patent/JPH10216475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3727128B2 publication Critical patent/JP3727128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガス脱硝装置のアンモニア注入装置において
アンモニアの分散調整を容易、かつ精度良く行うのに好
適な構造のアンモニア注入装置を提供する。 【解決手段】排ガスダクト内を2区画以上の複数の大区
分に分割して、この大区分のアンモニア供給量を分配制
御し得る大区分分配制御弁を少なくとも2個以上配設
し、この大区分分配制御弁の後流に、大区分分配制御弁
1個当り、少なくとも2本以上のアンモニア供給量を分
配制御し得るアンモニア注入配管を接続した構造のアン
モニア注入装置とする。アンモニア注入管のそれぞれに
流量調整用分配弁を設け、大区分分配弁に対応するよう
に、アンモニア注入管のそれぞれに流量計を設けた構造
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排ガス脱硝装置用の
アンモニア注入装置に係り、特に、導入するアンモニア
の分配調整が容易で、均一に、かつ精度良くアンモニア
の注入分散を行うことができる構造のアンモニア注入装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラントの大容量化に伴い、プラ
ントの大型化が図られている。これに対して、プラント
建設用地のスペースは、ますます制限を受ける情勢下に
あるため、プラントのコンパクト設計が求められてい
る。このことは、取りも直さずプラントを構成する機器
類をスペース的に効率良く配置することであり、各構成
機器間を連結する煙道(排ガスダクト)等の長さを短く
したプラントが要求されている。図5に、排ガス発生源
(例えばボイラ等)9に、環境設備として排煙脱硝装置
を設けた煙道系統の一例を示す。排ガス発生源9から排
出された排ガスは、まず、脱硝反応器10に導かれる。
途中、排ガス中の窒素酸化物(NOx)の還元ガスであ
るアンモニア(NH3)を、アンモニア注入管5から排
ガスダクト(煙道)6内に注入する。ここで、上記NO
xは、脱硝反応器10内に充填されている脱硝触媒層8
の働きによって無害な窒素ガスと水とに分解され除去さ
れる。以後、排ガスは空気予熱器11で熱回収された
後、集塵器12により除塵され、さらに必要に応じて、
脱硫装置13によって硫黄酸化物(SOx)が取り除か
れ、煙突14から大気に放出される。ここで、煙道6内
へのアンモニアの注入に際しては、アンモニアガス15
と、アンモニアガスを希釈する空気16とが混合器17
に導かれ、アンモニア混合空気1として煙道6内に注入
される。図6は、アンモニア注入装置の部分構造を示す
模式図で、アンモニア混合空気1の煙道(H:ダクト高
さ、W:ダクト幅)6内への注入は、煙道6内にできる
だけ均一に注入できるように、アンモニア注入管(注入
管の間隔)5を多数本煙道6内に差し込み、さらに、ア
ンモニア注入管5には、多数個のアンモニアの吹き出し
孔(A:吹き出し孔間隔)23が設けられている。煙道
6内に、アンモニアを注入する際には、通常、脱硝反応
器10に設けられたNOx計18の計測上の安定性を得
るために、脱硝反応器10の出口煙道内でのNOx濃度
のばらつきが極力小さくなるように、分配弁20(V-1
〜V-5)を開閉操作し、煙道内へのアンモニア注入の分
配調整を行う。この操作は、脱硝反応器10の性能の面
からも重要で、図7の脱硝率(%)と〔NH3〕/〔N
Ox〕モル比との関係図に示したように、モル比が高く
なるにしたがい脱硝率の向上度合は頭打ちとなることか
ら、脱硝性能を、より高い状態で運用するためには、脱
硝触媒層8に流入する排ガス中に、より均一な〔N
3〕/〔NOx〕モル比となるようにアンモニアの注
入を行う必要がある。この傾向は、脱硝反応器10から
排出される未反応アンモニア濃度を低濃度に抑える設計
とした場合に、より顕著となる。これに対応する方法と
しては、アンモニアの注入位置から脱硝反応器10の間
隔(図5のLで示す寸法)を長くとり、アンモニアの混
合距離を十分に大きくする必要があるが、上記したよう
にプラントのコンパクト化が要望されている関係上、L
寸法を大きくすることは難しい状況にあるため、通常、
多数本の注入管を設け、できるだけアンモニアを均等に
分散し注入する設計となっている。さらに、アンモニア
の注入方法を改善する方法として、特公昭59‐391
76号公報に、図8に示すようなアンモニア分散調整を
外部からバルブの操作で行う方法が提案されている。こ
の方法は、アンモニア注入管を排ガスダクト6内に、縦
型アンモニア注入管24と横型アンモニア注入管25を
設け、均等なアンモニアの注入分散を試みているが、こ
の方式においても、例えば、弁V-1を操作してアンモニ
アの注入調整作業を行うと、弁V−2〜V−nを介して流
れるアンモニアの量が変動するため、アンモニア注入量
の微調整を十分に行うことは難しい。また、特公平2‐
51657号に開示されている方式においても、図6に
示す場合と同様に、個々のバルブ操作を繰り返していた
のでは、アンモニア注入量の調整を粗調整まで行うこと
は可能であるが、アンモニア注入量の微調整まで行うこ
とは事実上不可能であり、折角多数の注入管、ノズル、
分配弁等を設けても十分に活用することができない状況
にあった。この傾向は、特に、上記したように、アンモ
ニア注入管の本数を多くし、これに伴う流量分配弁の数
を多くした場合に、アンモニアの注入調整作業は急激に
困難となる。すなわち、最適なアンモニア注入量の分散
状態を得るためには、分配調整弁を個々に操作すること
が必要となるが、この分配調整弁の数が増えれば増える
だけ、その分配調整操作に対する組み合わせは階乗的に
増加する(1個のバルブの操作によって他のすべてのバ
ルブが影響を受ける)ことから考えても、よりきめの細
かいアンモニア分散調整が行えるように多数の注入管、
分配弁を設けても、実際には、その分配調整作業が当初
の期待通りには行い得ないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、脱硝
装置にアンモニアをできるだけ均等に分散注入するため
に、排ガスダクト(煙道)内に多数のアンモニア注入管
が設けられる傾向にあるが、脱硝装置入口煙道中での排
ガス流速、NOx濃度分布(NOx量分布)に応じて、
煙道中へのアンモニア注入分布を決める必要がある。こ
の際、出口ダクト内のNOx濃度分布状態を確認しつ
つ、例えば、図6に示す分配弁20(V−1〜V−5)の開
閉操作を行う。このときの分配弁20の操作は、オリフ
ィス21(F1〜F5)の差圧をマノメータ22で確認して
実施することになるが、分配弁20(V−1〜V−5)のい
ずれかを操作(例えば、分配弁20のV−1を操作)する
と、その影響が、その他のアンモニア注入管5へのアン
モニア流量(F2〜F5)の変動要因となる。この変動は、
アンモニア混合空気1の母管に取付けられたアンモニア
混合空気1の分配管の取付け順序によって若干の差が生
じる(例えば、V−1操作による変動量と、V−5操作によ
る変動量とは異なる)。そこで、図8に示すように、縦
型アンモニア注入管24および横型アンモニア注入管2
5を配置したアンモニア注入装置においては、縦・横ア
ンモニア注入管用のヘッダ部を分離するなどの工夫をし
ているが、上記アンモニア分配弁の操作に伴う変動を小
さく抑えることはできても、それをほとんど無くすこと
はできず、アンモニアの分配調整操作をますます複雑、
かつ困難なものとしていた。上記アンモニアの分配調整
操作は、小型ダクトで、アンモニア注入管の本数が少な
いプラントでは、試行錯誤によって比較的短時間でアン
モニアの分配調整操作が行えるが、大型プラントで、か
つアンモニア注入管の取付けピッチが小さいプラント
(アンモニア注入管本数が多いプラント)においては、
最終的な微調整まで十分に行うことは極めて難しく、時
間、経費等を考慮しても事実上不可能な状態にあった。
このことは当然のことながら、以下のことを意味してい
る。すなわち、運用上から要求されるアンモニア注入分
散の許容ばらつき内に入るように、アンモニアの注入ノ
ズルピッチを小さくするなどの混合特性の面を考慮した
アンモニア注入装置の設計を行っても、実際に限られた
調整時間内で、当初予想したレベルにまで調整を行うこ
とができないアンモニア注入装置となっていた場合、す
なわち机上では、アンモニア注入分散の微調整を行うこ
とを前提として、高性能の脱硝装置を設計しても、分散
調整操作を上記のように試行錯誤で最適状態に調整する
方法としていた場合、装置の潜在能力、例えば充填脱硝
触媒量を多くした高性能装置として設計しても、アンモ
ニアの注入分散を実際に微調整することができない装置
となっている場合は、事実上性能が劣ったアンモニア注
入分散装置と評価されることになる。特に、脱硝装置に
おいて、アンモニア注入装置は、上記したように脱硝装
置入口部の排ガス流の偏流、あるいはNOx濃度のばら
つきなど、各プラントごとに千差万別の状態にある。こ
れに対して、自在に対応できるアンモニア注入装置を実
現することは、当初計画通りの高性能脱硝装置を提供で
きることを意味する。換言すれば、いかに高性能の脱硝
プラントを設計しても、試運転段階でのアンモニア分散
調整による微調整ができなければ、当初の設計値を満足
するプラントを実現することはできない。このように、
従来の排ガス脱硝装置におけるアンモニア注入装置の調
整操作を容易に、しかも高精度に行うことができるアン
モニア注入装置の実現が重要な技術的課題であった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を達成するものであって、排ガス脱硝装置におけるア
ンモニア注入装置の調整操作が容易で、しかも高精度に
アンモニアの注入分散微調整を行うことが可能な構造の
アンモニア注入装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、排ガスダクトに設けられた脱硝装置のアン
モニア注入装置であって、上記排ガスダクトに、該ダク
ト内を2区画以上の複数の大区分に分割して、該大区分
のアンモニア供給量を分配制御し得る大区分分配制御弁
を少なくとも2個以上配設し、該大区分分配制御弁の後
流に、該大区分分配制御弁1個当り、少なくとも2本以
上のアンモニア供給量を分配制御し得るアンモニア注入
配管を接続した構造の排ガス脱硝装置のアンモニア注入
装置とするものである。また、本発明は請求項2に記載
のように、請求項1に記載の排ガス脱硝装置のアンモニ
ア注入装置であって、大区分分配制御弁の後流に、該大
区分分配制御弁1個当り、排ガスダクト内を中区分に分
割し、該中区分のアンモニア供給量を分配制御し得る中
区分分配制御弁を少なくとも2個以上接続し、該中区分
分配制御弁の後流に、該中区分分配制御弁1個当り、排
ガスダクト内を小区分に分割し、該小区分のアンモニア
供給量を分配制御し得るアンモニア注入配管を少なくと
も2本以上接続した構造の排ガス脱硝装置のアンモニア
注入装置とするものである。本発明の排煙脱硝装置用ア
ンモニア注入装置は、請求項1に記載のように、排ガス
ダクト内を大区分に分割した領域に注入するアンモニア
の大区分分配弁を少なくとも2個以上設け、該大区分分
配弁のそれぞれの後流に、アンモニア注入管を少なくと
も2本以上設け、該アンモニア注入管のそれぞれにアン
モニア流量調整用分配弁および流量計を配設した構造と
しているので、他のアンモニア注入管へのアンモニアの
流量配分に影響を与えることなく、それぞれのアンモニ
ア注入管ごとに独立してアンモニア注入量の微調整を行
うことができ、脱硝装置の脱硝効率の向上効果がある。
また、請求項2に記載のように、排ガスダクト内を大区
分に分割した領域に注入するアンモニアを分配する大区
分分配弁を少なくとも2個以上設け、該大区分分配弁の
それぞれの後流に、該大区分分配弁の個々に、排ガスダ
クト内を中区分に分割した領域に注入するアンモニアの
中区分分配弁を少なくとも2個以上設け、さらに、該中
区分分配弁のそれぞれの後流に、排ガスダクト内を小区
分に分割した領域にアンモニアを注入する小区分分配弁
を設けたアンモニア注入管を少なくとも2本以上設けた
構造のアンモニア注入装置とすることにより、排ガスダ
クトの大型化、アンモニア注入管の取付けピッチの細分
化により、多数本の注入管を取付ける場合においても、
他のアンモニア注入管へのアンモニアの流量配分に影響
を与えることなく、それぞれのアンモニア注入管ごとに
独立してアンモニア注入量の微調整を行うことができ、
脱硝装置の脱硝効率の向上効果がある。本発明のアンモ
ニア注入装置の運用方法として、例えば、まず、排ガス
ダクトの大区分におけるアンモニア注入分散調整を行
い、この大区分内の出口ダクトにおけるNOx濃度の平
均値が、他の大区分における平均値とほぼ等しくなるよ
うに調整する。次に、排ガスダクトの中区分分配弁の調
整は、他の大区分とは無関係に、それぞれの中区分分配
弁の調整を単独に行い、排ガスダクトの中区分内で、単
独に各々アンモニア注入管のアンモニアの注入分散調整
を行う。次いで、排ガスダクトの小区分分配弁の調整
は、他の大区分、中区分とは無関係に、それぞれの小区
分分配弁の調整を単独で行い、アンモニア注入管から注
入するアンモニア注入量の調整を行うことにより、操作
している分配弁以外のアンモニア分配弁へのアンモニア
流量配分に影響を与えることなく、アンモニア注入量の
微調整を行うことが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
〈実施の形態1〉本発明のアンモニア注入装置の構造の
一例を挙げ、図面を用いて具体的に説明する。図1は、
本発明のアンモニア注入装置の構成を示す模式図、図2
は、図1のA部の詳細を示す拡大図である。図におい
て、アンモニア混合空気1を、排ガスダクト(煙道)6
内の大区分(図1のA部)に対応する大区分分配弁2
(VV−1〜VV−n)が設けられている。また、この大区分
分配弁2に対応して、流量計であるオリフィス3aが設
けられている。また、これら大区分分配弁2の1個当
り、少なくとも2本以上のアンモニア注入管5が設けて
あり、このアンモニア注入管5の1本ごとに、中区分分
配弁4が設けてある。上記大区分分配弁2の数と、大区
分分配弁2の1個当りの中区分分配弁4の数は、排ガス
ダクト6の大きさと、アンモニア注入管5の本数等によ
って決定される。次に、上記図1、図2に示す構成のア
ンモニア注入装置を用いて、アンモニアの注入分散の調
整を行う際の操作手順について、図3および図4を用い
て説明する。まず、大区分分配弁2(VV−1〜VV−3)を
用いて、脱硝装置出口のNOx濃度分布を、出口ダクト
のaゾーン、bゾーン、cゾーンのそれぞれの区分に分
けて、そのNOx濃度の平均値が等しくなるように調整
する。大区分分配弁2の数は少ないので、アンモニアの
注入分散の調整操作は比較的容易に行うことができる。
次に、例えば、ダクトの大区分内で、ばらついているN
Ox濃度の調整は、中区分分配弁4(V−1〜V−4)によ
って行う。この中区分分配弁4の操作について注意すべ
き点は、中区分分配弁4のバルブのいずれかを開方向に
操作した場合、必ず区分内の他のいずれかのバルブを閉
方向に操作して、大区分分配弁2(VV−1)を介して流
れるアンモニア量が変わらないように操作することが必
要である。このような操作をすることによって、大区分
分配弁2(VV−1)に属する中区分分配弁4(V−1〜V−
4)の操作による影響は、他の大区分分配弁に対して影
響を与えることなく操作することができる。同様の操作
を(VV−2〜VV−3)に属する他の中区分分配弁4につい
ても行うことにより、アンモニアの注入分散の調整を容
易に、しかも精度良く行うことができる。上記したよう
な操作手順で、大区分分配弁2で、aゾーン、bゾー
ン、cゾーンの区分内でのダクト出口NOx濃度の平均
値を合わせるということは、その区分(a、b、cゾー
ン)内でのアンモニア注入量の増減はなく、単に中区分
分配弁4の開閉操作のみで、上記区分内の最適なアンモ
ニア分散調整を行うことが可能となる。このことによ
り、従来のアンモニア注入装置では難しかった、他のア
ンモニア注入管の注入量に影響を与えることなく、アン
モニア注入分散の微調整を容易に行うことが可能とな
る。
【0007】〈実施の形態2〉排ガスダクトが大型化さ
れ、さらにアンモニア注入管の取付けピッチが小さくな
る場合は、図2に示すように、大区分分配弁2に、中区
分分配弁4を取り付け、さらに小区分分配弁7を取り付
ける方法が考えられる。なお、必要に応じて、中区分分
配弁4に流量計を取り付けることもできる。また、小区
分分配弁7を設けたアンモニア注入管5の各々に流量計
を取り付けることも可能である。これによって、アンモ
ニアの注入分散の調整を、より容易に、かつ高精度に行
うことができる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンモニ
ア注入装置は、従来技術における問題点を解消して、脱
硝装置用のアンモニア注入装置のアンモニア注入分散の
調整を容易に、かつ高精度に行うことができるので、排
ガス脱硝効率を向上することが可能となり、かつ、アン
モニア注入装置の運転操作が容易となり、脱硝作業能率
の向上がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で例示したアンモニア注入
装置の構成を示す模式図。
【図2】図1のA部の詳細図。
【図3】本発明の実施の形態で例示した脱硝装置出口の
NOx濃度のばらつきを示す説明図。
【図4】図3に示す構成のアンモニア注入装置を実際の
脱硝装置にアレンジした場合の配置図。
【図5】従来の脱硝装置を組み込んだ煙道系の系統図。
【図6】従来のアンモニア注入装置の構成を示す模式
図。
【図7】従来の脱硝率と〔NH3〕/〔NOx〕モル比
との関係を示す図。
【図8】従来のアンモニア注入装置の構成を示す模式
図。
【符号の説明】
1…アンモニア混合空気 2…大区分分配弁 3a…オリフィス 3b…オリフィス 3c…オリフィス 4…中区分分配弁 5…アンモニア注入管 6…排ガスダクト(煙道) 7…小区分分配弁 8…脱硝触媒層 9…排ガス発生源 10…脱硝反応器 11…空気予熱器 12…集塵器 13…脱硫装置 14…煙突 15…アンモニアガス 16…空気 17…混合器 18…NOx計 19…ガス分析用座 20…分配弁 21…オリフィス 22…マノメータ 23…吹き出し孔 24…縦型アンモニア注入管 25…横型アンモニア注入管 26…操作床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲恒 芳郎 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 森 喜通 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガスダクトに設けられた脱硝装置のアン
    モニア注入装置であって、上記排ガスダクトに、該ダク
    ト内を2区画以上の複数の大区分に分割して、該大区分
    のアンモニア供給量を分配制御し得る大区分分配制御弁
    を少なくとも2個以上配設し、該大区分分配制御弁の後
    流に、該大区分分配制御弁1個当り、少なくとも2本以
    上のアンモニア供給量を分配制御し得るアンモニア注入
    配管を接続してなることを特徴とする排ガス脱硝装置の
    アンモニア注入装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の排ガス脱硝装置のアンモ
    ニア注入装置であって、大区分分配制御弁の後流に、該
    大区分分配制御弁1個当り、排ガスダクト内を中区分に
    分割し、該中区分のアンモニア供給量を分配制御し得る
    中区分分配制御弁を少なくとも2個以上接続し、該中区
    分分配制御弁の後流に、該中区分分配制御弁1個当り、
    排ガスダクト内を小区分に分割し、該小区分のアンモニ
    ア供給量を分配制御し得るアンモニア注入配管を少なく
    とも2本以上接続してなることを特徴とする排ガス脱硝
    装置のアンモニア注入装置。
JP02370197A 1997-02-06 1997-02-06 アンモニア注入装置 Expired - Fee Related JP3727128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02370197A JP3727128B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 アンモニア注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02370197A JP3727128B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 アンモニア注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10216475A true JPH10216475A (ja) 1998-08-18
JP3727128B2 JP3727128B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=12117693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02370197A Expired - Fee Related JP3727128B2 (ja) 1997-02-06 1997-02-06 アンモニア注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3727128B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106345298A (zh) * 2016-10-14 2017-01-25 南京博沃科技发展有限公司 一种scr脱硝装置、其喷氨调节装置及其喷氨调整方法
CN108380043A (zh) * 2018-02-12 2018-08-10 南京博沃科技发展有限公司 一种scr脱硝装置分区喷氨调节控制方法
CN108664006A (zh) * 2018-07-02 2018-10-16 大唐环境产业集团股份有限公司 一种基于分区控制和先进控制的scr脱硝智能喷氨优化方法及系统
CN111359432A (zh) * 2020-04-15 2020-07-03 浙江浙能温州发电有限公司 一种基于NOx质量流量差分布的可实现灵活分区的脱硝喷氨系统及方法
CN112717670A (zh) * 2020-12-18 2021-04-30 华能陇东能源有限责任公司 一种脱硝系统喷氨格栅的控制装置及控制方法
CN113952838A (zh) * 2021-09-10 2022-01-21 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种scr烟气脱硝系统的喷氨格栅自动优化调整装置及方法
CN115318081A (zh) * 2022-08-12 2022-11-11 北京天地融创科技股份有限公司 烟气净化装置和燃烧装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106345298A (zh) * 2016-10-14 2017-01-25 南京博沃科技发展有限公司 一种scr脱硝装置、其喷氨调节装置及其喷氨调整方法
CN106345298B (zh) * 2016-10-14 2019-03-29 南京博沃科技发展有限公司 一种scr脱硝装置、其喷氨调节装置及其喷氨调整方法
CN108380043A (zh) * 2018-02-12 2018-08-10 南京博沃科技发展有限公司 一种scr脱硝装置分区喷氨调节控制方法
CN108664006A (zh) * 2018-07-02 2018-10-16 大唐环境产业集团股份有限公司 一种基于分区控制和先进控制的scr脱硝智能喷氨优化方法及系统
CN111359432A (zh) * 2020-04-15 2020-07-03 浙江浙能温州发电有限公司 一种基于NOx质量流量差分布的可实现灵活分区的脱硝喷氨系统及方法
CN111359432B (zh) * 2020-04-15 2023-09-08 浙江浙能温州发电有限公司 一种基于NOx质量流量差分布的可实现灵活分区的脱硝喷氨系统及方法
CN112717670A (zh) * 2020-12-18 2021-04-30 华能陇东能源有限责任公司 一种脱硝系统喷氨格栅的控制装置及控制方法
CN113952838A (zh) * 2021-09-10 2022-01-21 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种scr烟气脱硝系统的喷氨格栅自动优化调整装置及方法
CN113952838B (zh) * 2021-09-10 2023-10-20 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 一种scr烟气脱硝系统的喷氨格栅自动优化调整装置及方法
CN115318081A (zh) * 2022-08-12 2022-11-11 北京天地融创科技股份有限公司 烟气净化装置和燃烧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3727128B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100983635B1 (ko) 개선된 암모니아 분사와 효과적인 질소산화물 제어를 위한 선택적 촉매환원 반응장치의 채널화된 연도
US8784740B2 (en) Exhaust gas denitrizer
US9188339B2 (en) Swirler for mixing fuel and air
CN106984191A (zh) 一种用于scr烟气脱硝的还原剂氨高效混合系统及其工作方法
CN112657333B (zh) 喷氨均布装置及脱硝喷氨系统
US6887435B1 (en) Integrated air foil and ammonia injection grid for SCR systems
JPH10216475A (ja) アンモニア注入装置
CN112604500A (zh) 一种燃煤机组scr烟气脱硝系统用双级喷氨混合装置
CN106000087A (zh) 一种基于分区混合调节的高性能scr超低排放控制系统
CN103831016A (zh) 一种w火焰锅炉scr系统脱硝运行优化方法
CN104147912A (zh) 一种选择性非催化还原法sncr和选择性催化还原法scr混合烟气脱硝方法和装置
JPH10165769A (ja) 脱硝装置
AU2011200135B2 (en) Stepped down gas mixing device
CN101450278A (zh) 整体机翼型均流与分区可调喷氨装置
JP3554997B2 (ja) 排ガス脱硝装置
TW202030015A (zh) 還原劑供給裝置、及還原劑供給裝置之運用方法
CN106731827B (zh) 一种aig上游烟气大范围自混合装置
CN215311468U (zh) 一种基于烟气流速的均匀喷氨分配自动控制系统
Cichanowicz et al. Twenty-five years of SCR evolution: Implications for US application and operation
JP4069196B2 (ja) 排ガス脱硝装置
CN208457995U (zh) 一种用于保证省煤器烟气旁路高、低温流体均匀混合的装置
CN213643741U (zh) 一种可精准喷氨的scr脱硝装置
CN215311469U (zh) 一种均匀喷氨自动控制系统
CN214345610U (zh) 一种燃煤机组scr烟气脱硝系统用双级喷氨混合装置
CN218795095U (zh) 一种用于近零氮氧化物排放的分级控制的喷氨格栅

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees