JPH1021217A - ハイパーメディア装置 - Google Patents

ハイパーメディア装置

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JPH1021217A
JPH1021217A JP17231796A JP17231796A JPH1021217A JP H1021217 A JPH1021217 A JP H1021217A JP 17231796 A JP17231796 A JP 17231796A JP 17231796 A JP17231796 A JP 17231796A JP H1021217 A JPH1021217 A JP H1021217A
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JP
Japan
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JP17231796A
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English (en)
Inventor
Kazuki Yasumatsu
一樹 安松
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1021217A publication Critical patent/JPH1021217A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報と情報との間をリンクする形で構築され
た情報空間の中から少なくともユーザの時間的な要求に
応じて選択的に情報およびそれら情報の道筋を提示する
ことが可能なハイパーメディア装置を提供する。 【解決手段】 複数のメディア情報をメディア情報管理
部11で管理しており、それらのメディア情報を同一テ
ーマ毎に階層的にテーマ情報としてテーマ情報管理部1
2で管理している。ユーザ情報獲得部13で少なくとも
時間的な要求を含むユーザ情報を獲得し、獲得したユー
ザ情報を元に、テーマ情報管理部12で管理されている
テーマ情報および要約に従い、メディア情報選択部14
でテーマ情報もしくは要約に含まれるメディア情報を少
なくともユーザの時間的な要求に応じてメディア情報の
集合として選択して順序付け、これらを表示に適した形
式にメディア情報合成部15で合成して提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイパーメディア
など、情報と情報との間をリンクする形で構築された情
報空間の中からユーザの要求、知識、時間に応じて選択
的に情報およびそれら情報の道筋を提示するハイパーメ
ディア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、WWW(World Wide
Web)などのような分散型ハイパーメディアシステム
が話題になっている。分散型ハイパーメディアシステム
では、テキスト、イメージ、動画、音声などのメディア
情報を相互にリンクする形で構築された情報空間を、リ
ンクを辿ることにより動き回ることが可能である。しか
し、動き回るうちに自分がどこにいるのか分からなくな
る、いわゆる迷子問題が生ずることになる。迷子問題を
解決するためには、ユーザが迷子にならないよう辿るべ
き道筋を示したナビゲーショナルリンクを張る方法があ
る。例えば、「NEXT」というボタンに次に表示すべ
き情報へのリンクを張る。
【0003】しかし、このような道筋を示したナビゲー
ショナルリンクを張ることは、主に作成者によって行わ
れているため、ユーザごとに異なる要求や各ユーザの知
識を反映できず、ユーザは同じ情報を何度も読まなけれ
ばならなくなったり、よく知っている情報を読んだりす
るといった、無駄な情報へのアクセスが多く発生する。
【0004】このような問題を解決するため、例えば、
特開平3−149634号公報に記載されているハイパ
ーテキストシステムでは、作成者がユーザが辿るべきデ
フォルトパス情報を用意しておき、ユーザの過去のアク
セス履歴を参照し、過去のアクセス時間が長ければユー
ザはその情報をよく知っていると判断しその情報の表示
を抑制する。これにより、デフォルトパスの中の不必要
な情報へのアクセスを省き、ユーザごとに異なる要求、
ユーザの知識に応じて無駄なくユーザの要求に近い情報
を辿ることを可能としている。
【0005】しかし、WWWなどの分散ハイパーメディ
アでは、その設計上ユーザの過去のアクセス履歴(時
間)を管理することができず、上述の文献に記載されて
いるような手法を適用することができない。また、上述
の文献に記載されている手法では、初めてその情報にア
クセスするユーザは、初心者やエキスパートに限らず、
アクセス履歴が存在しないことからすべて初心者同様に
扱われてしまい、エキスパートがよく知っている情報を
アクセスしなければならなくなる。さらに、上述の文献
に記載されている手法では、情報のパスを変更するだけ
であり、ユーザが自分の好みに応じた情報の表現形態
(テキスト、イメージ、動画、音声など)を選択するこ
とはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたもので、ハイパーメディアなど、
情報と情報との間をリンクする形で構築された情報空間
の中から少なくともユーザの時間的な要求に応じて選択
的に情報およびそれら情報の道筋を提示することが可能
なハイパーメディア装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ハイパーメディア装置において、メディア情報を管
理するメディア情報管理手段と、該メディア情報管理手
段で管理されている前記メディア情報を主題毎にまとめ
たテーマ情報として階層的に管理するテーマ情報管理手
段と、ユーザ情報を獲得するユーザ情報獲得手段と、該
ユーザ情報獲得手段で獲得されたユーザ情報を元に前記
テーマ情報管理手段で管理されている前記テーマ情報に
従い前記テーマ情報に含まれるメディア情報を少なくと
も時間的な要求に応じてメディア情報の集合として選択
し順序付けるメディア情報選択手段を有することを特徴
とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のハイパーメディア装置において、さらに、前記メディ
ア情報選択手段により選択され順序付けられたメディア
情報の集合を表示に適した形式に合成して出力するメデ
ィア情報合成手段を備えることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のハイパーメディア装置において、前記テーマ情報管理
手段は、前記テーマ情報を階層的に管理するとともに各
テーマ情報の要約を管理し、前記メディア情報選択手段
は、前記ユーザ情報獲得手段で獲得された前記ユーザ情
報を元に前記テーマ情報管理手段で管理されている前記
テーマ情報および前記要約に従い前記テーマ情報もしく
は前記要約に含まれるメディア情報を少なくとも時間的
な要求に応じてメディア情報の集合として選択し順序付
けることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のハイパーメディ
ア装置の実施の一形態を示す構成図である。図中、1は
ハイパーメディア装置、2は入力装置、3は出力装置、
11はメディア情報管理部、12はテーマ情報管理部、
13はユーザ情報獲得部、14はメディア情報選択部、
15はメディア情報合成部である。ここで、入力装置
2、表示装置3は、直接、ハイパーメディア装置1に接
続されていてもよいし、ネットワーク上で結合された遠
隔地に存在していてもよい。
【0011】図1に示したハイパーメディア装置1は、
メディア情報管理部11、テーマ情報管理部12、ユー
ザ情報獲得部13、メディア情報選択部14、メディア
情報合成部15からなる。メディア情報管理部11は、
メディア情報を管理する。図2は、メディア情報のデー
タ構造の一例の説明図である。メディア情報管理部11
で管理されるメディア情報は、例えば図2に示すよう
に、メディア種別、メディアの再生時間、データ等から
構成される。メディア種別は、テキスト、イメージ、動
画、音声などの種別を表わす。メディアの種別では、テ
キストはさらに、テキスト(日本語)、テキスト(英
語)などに、イメージはさらに、イメージ(GIF)、
イメージ(JPEG)などに細分化しても構わない。メ
ディアの再生時間は、動画、音声など時間軸をもつメデ
ィアではその時間を、テキスト、イメージなど時間軸を
もたないメディアではそのデータ量に応じて適当な時間
を割り当てる。例えば、テキストの場合には300語に
付き30秒などとして時間を割り当てる。
【0012】テーマ情報管理部12は、メディア情報管
理部11で管理しているメディア情報を、主題毎にテー
マ情報としてまとめ、階層的に管理する。図3は、テー
マ情報の一例の説明図である。図3(A)は、テーマ情
報管理部12で管理されるテーマ情報の構成を示した図
である。テーマ情報は、要約、サブテーマ、メディア情
報、ユーザ属性などからなる。ユーザ属性では、そのテ
ーマのデフォルトの重要度と、各ユーザ種別に対する重
要度のリストからなる。テーマ情報には、サブテーマを
持つテーマ情報と、サブテーマを持たないテーマ情報と
の2種類がある。
【0013】図3(B)は、サブテーマを持つテーマ情
報の構成を示した図である。他の複数のテーマ情報を順
序付け、サブテーマとして持つ。また、複数のサブテー
マの要約を示す他の1つのテーマを持つ。要約はなくて
もよい。サブテーマを持つテーマ情報は、メディア情報
を持たない。
【0014】図3(C)は、サブテーマを持たないテー
マ情報の構成を示した図である。そのテーマを表現する
複数のメディア情報を持つ。サブテーマを持たないテー
マ情報は、要約、サブテーマは持たない。共通の要約を
持ってもよい。
【0015】テーマ情報は階層化されており、階層のボ
トム(葉)にあたる部分がサブテーマを持たないテーマ
情報であり、それ以外の部分がサブテーマを持つテーマ
情報である。このようにして、メディア情報管理部11
で管理しているメディア情報は、テーマごとにまとめら
れ、階層的にテーマ情報で管理される。
【0016】ユーザ情報獲得部13は、ユーザ情報を獲
得してメディア情報選択部14へ渡す。獲得するユーザ
情報には、時間に対する要求が含まれる。ユーザ情報
は、例えば入力装置2から入力されるものとすることが
できる。あるいは、予め設定されているユーザ情報を用
いてもよい。この場合、例えばユーザID等から対応す
るユーザ情報を取り出せばよい。予め設定されているユ
ーザ情報は、固定のデータのほか、利用状況に応じて変
化するデータであってもよい。さらに、予め設定されて
いるユーザ情報と、入力装置2から入力されるユーザ情
報の両方を獲得するように構成してもよい。
【0017】メディア情報選択部14は、ユーザ情報獲
得部13で獲得したユーザ情報を元に、テーマ情報管理
部12で管理されているテーマ情報および要約に従い、
テーマ情報もしくは要約に含まれるメディア情報をユー
ザの要求、知識、時間に応じてメディア情報の集合とし
て選択し、順序付ける。
【0018】メディア情報合成部15は、メディア情報
選択部14からメディア情報の集合の順序付けリストを
受け取り、各メディア情報の集合を一つの表示可能な形
式に合成し、表示装置3等に出力する。
【0019】以下、本発明のハイパーメディア装置の実
施の一形態における処理の流れの一例を説明する。ま
ず、ユーザ情報獲得部13がユーザ情報を獲得する。こ
こでは、ユーザが入力装置2からユーザ情報をユーザ情
報獲得部に入力するものとする。ここで、入力装置はネ
ットワーク上で結合された遠隔地に存在してもよい。
【0020】図4は、ユーザ情報を入力するユーザイン
タフェースの一例の説明図である。この例では、ユーザ
情報として、ユーザ種別と、ユーザの職種と、時間的な
要求と、選択するメディアの種別を入力する。ユーザ種
別は、ユーザが初心者やエキスパート(達人)かそれ以
外の普通のユーザかを選択する。ユーザの職種は、ここ
では研究、開発、営業のうちから選択する。時間的な要
求としては、ユーザがこれから得ようとする情報に対し
てどれくらいの時間を割けるかを入力する。ここでは、
十分ある、ややある、あまりない、全くないのうちから
選択する。メディアの種別としては、種々のメディア情
報が選択可能である。ここでは、テキスト(日本語)、
テキスト(英語)、イメージ(GIF)、イメージ(J
PEG)、ムービー(QT)の5つのみを示している
が、スクロールバーなどの操作によって他のメディアを
表示させ、選択することが可能である。
【0021】図4に示した画面では、HTML(Hyp
erText Markup Language)につ
いての説明を得ようとする際に、ユーザ情報を入力して
いる状態を示しており、ユーザ種別として「普通」が、
ユーザの職種として「研究」が、時間的な要求として
「ややある」が、メディア種別として「テキスト(日本
語)」、「イメージ(GIF)」、「ムービー(Q
T)」が選択されている。なお、メディア種別として選
択されている項目には、図示の都合上、ハッチングを施
して示している。
【0022】ユーザ情報獲得部13では、入力されたユ
ーザ情報を連想リストの形式に変換し、メディア情報選
択部に渡す。図5は、ユーザ情報のデータ構造の一例の
説明図である。図4に示すようなユーザインタフェース
により入力されたユーザ情報から、例えば図5に示すよ
うな連想リスト形式のユーザ情報に変換される。ここ
で、「再生可能時間:M秒」とは、図4に示すユーザイ
ンタフェースにおいて、「あなたは今時間が、十分あ
る、ややある、あまりない、全くない」から選択された
「ややある」を、あらかじめ定めておいた再生時間にマ
ッピングしたものである。あらかじめ定めておく再生時
間には、次の関係がある。 十分ある(∞秒)>ややある(M秒)>あまりない(L
秒)>全くない(K秒)>0 ここで、M秒、L秒、K秒等を予め設定しておく。この
予め設定しておく再生時間は、例えばユーザ種別に連動
させてもよく、初心者の場合は長めの時間を、エキスパ
ートには短めの時間を設定してもよい。このほか種々の
設定方法を利用してもよい。
【0023】次に、メディア情報選択部14において、
ユーザ情報獲得部13で獲得されたユーザ情報を元に、
テーマ情報管理部12で管理されているテーマ情報およ
び要約にしたがい、テーマ情報に含まれるメディア情報
をユーザの要求、知識、時間に応じてメディア情報の集
合として選択し、順序付ける。
【0024】図6は、テーマの最短再生時間を求める処
理の一例を示すフローチャートである。メディア情報選
択部14では、ユーザ情報中の再生可能時間内となるよ
うにメディア情報を選択してユーザに提示する。ここで
は、各メディア情報がどのくらいの再生時間を要するか
を示す、最短再生時間を求める。
【0025】まず、S21において、初期値としてTを
テーマ情報、Uを獲得したユーザ情報とする。次に、S
22において、テーマ情報Tが要約を持つか否かを判断
する。要約を持つ場合には、S23において、その要約
(テーマ情報Tsum)を処理対象とし、この処理を再
帰的に実行し、Tsumの最短再生時間を求め、それを
返して終了する。ここで、要約の再生時間は常にサブテ
ーマの再生時間の合計より短い。
【0026】テーマ情報Tが要約を持たない場合には、
S24において、テーマ情報Tがサブテーマを持つか否
かを判断する。サブテーマを持たない場合には、S25
において、テーマ情報Tが持つメディア情報の中から、
ユーザ情報Uで指定されているメディア種別に合致する
メディア情報を選択し、その合計の再生時間を返して終
了する。図2に示したように、各メディア情報には再生
時間の情報を付加しているので、この各メディア情報の
再生時間を合計すればよい。
【0027】サブテーマを持つ場合には、テーマ情報T
の各サブテーマの最短再生時間を再起的に求め、その合
計時間を返して終了する。そのため、まずS26におい
て、合計時間を格納する変数total_timeに0
を代入し、テーマ情報TjにTの最初のサブテーマを代
入する。次にS27において、Tjを処理対象とし、こ
の処理を再帰的に実行し、返ってくる再生時間の値を変
数total_timeに加える。次にS28におい
て、TjがTの最後のサブテーマか否かを判断し、最後
のサブテーマでなければ、S29でTjを次のサブテー
マとし、S27に戻る。最後のサブテーマであれば、S
30で変数total_timeの値を返して処理を終
了する。
【0028】この処理は再帰的に実行されるので、得ら
れた中間の値はそれぞれの呼び出し元へ返されるが、最
終的に得られた値が最短再生時間である。メディア情報
選択部14は、最短再生時間が求められると、この値と
ユーザ情報等をもとにしてメディア情報を選択する。
【0029】図7ないし図9は、メディア情報を選択す
る処理の一例を示すフローチャートである。メディア情
報選択部14では、図6に示した各テーマ情報について
の最短再生時間を用いて、ユーザ情報中の再生可能時間
内で再生が可能なメディア情報を選択する。
【0030】まずS41において、初期値として、Tを
階層の最上位のテーマ情報、Uを獲得したユーザ情報、
timeをユーザ情報の中の再生可能時間の値、Lを選
択されたメディア情報を格納する順序付きの空リストと
する。ここで、ユーザ情報に再生可能時間が含まれない
場合には、timeを∞(無限大)とする。
【0031】次にS42において、テーマ情報Tがサブ
テーマを持つか否かを判断する。サブテーマを持たない
場合には、S43において、テーマ情報Tが持つメディ
ア情報の中から、ユーザ情報Uで指定したメディア種別
に合致するメディア情報を選択し、その合計の再生時間
を変数info_timeに代入する。S44におい
て、変数info_timeが時間time以下である
かを判断し、時間time以下であれば、S45におい
て選択されたメディア情報の集合をリストLの最後に追
加し、S46において変数info_timeの値を返
して終了する。S44で時間time以下でないと判断
された場合には、S66へ進む。
【0032】テーマ情報Tがサブテーマを持つ場合に
は、S47ないしS53の処理において、時間time
内で再生可能な最大重要サブテーマ数を、サブテーマの
最短再生時間をもとに求める。まずS47において、変
数remain_timeに時間timeを代入し、変
数okにfalseを代入し、TのサブテーマをUによ
りソートし、サイズnの配列min_timeの全ての
要素を0に初期化し、TkにTのソート後の最初のサブ
テーマを代入する。ここでソートは、各サブテーマのユ
ーザ属性の中のユーザ情報Uのユーザ種別に対応する重
要度を合計し、その合計した値でソートを行なう。重要
度が等しい場合には再生時間が少ないほうが重要度が高
いと判断する。もちろん、他のユーザに関する情報、例
えばユーザの職種等を加味してもよい。
【0033】次にS48において、Tkを処理対象のテ
ーマ情報とし、図6に示した最短再生時間を求める処理
を実行し、その値を配列min_time[k]に代入
する。S49において、配列min_time[k]の
値が変数remain_timeの値より大きいか否か
判断し、変数remain_timeより大きければ、
S50において配列min_time[k]に0を代入
し、S54へ進む。
【0034】配列min_time[k]の値が変数r
emain_timeの値以下であれば、S51におい
て、変数okにtrueを代入し、変数remain_
timeの値から配列min_time[k]の値を引
く。次に、S52において、TkがTのソート後の最後
のサブテーマか否かを判断し、最後のサブテーマでなけ
れば、S53においてTkをソート後の次のサブテーマ
とし、S48に戻る。最後のサブテーマであれば、S5
4へ進む。
【0035】S54ないしS59の処理では、許され得
る最大可能時間を各再生可能なサブテーマに与えて最も
効率のよいメディア情報の選択を行なう。まずS54に
おいて、サブテーマが1つでも再生可能か否か、すなわ
ち変数okがtrueか否かを判断する。1つも再生可
能でない場合には、S66へ進む。1つでも再生可能な
場合は、S55において、サブテーマ毎に対応するリス
ト(Tk.list)を用意して空リストに初期化し、
TkにTのソート後の最初のサブテーマを代入する。次
にS56において、Tkが再生可能であるか否かを、配
列min_time[k]>0か否かで判断する。再生
可能であれば、S57において、Tkを処理対象のテー
マ情報、時間をmin_time[k]+remain
_time、リストをTk.listとし、この処理を
再起的に実行して変数theme_timeに代入す
る。さらに、remain_timeから(theme
_time−min_time[k])を引く。次にS
58において、TkがTのソート後の最後のサブテーマ
か否かを判断し、最後のサブテーマでなければ、S59
においてTkをソート後の次のサブテーマとし、S56
に戻る。最後のサブテーマであれば、S60へ進む。
【0036】S60ないしS65の処理では、テーマ情
報Tのサブテーマの順に従って、再生可能なメディア情
報集合をリストLの最後に追加する。まずS60におい
て、TjにTの最初のサブテーマを代入する。次にS6
1において、Tjに対応するリストTj.listが空
リストでないかを判断する。空リストでなければ、S6
2においてリストTj.listの全ての要素をリスト
Lの最後に追加する。次にS63において、TjがTの
最後のサブテーマか否かを判断し、最後のサブテーマで
なければ、S64においてTjを次のサブテーマとし、
S61に戻る。最後のサブテーマであれば、S65にお
いて、time−remain_timeの値を返して
終了する。
【0037】S66では、テーマ情報Tが要約を持つか
否かを判断する。要約を持つ場合には、S67におい
て、Tの要約(Tsum)を処理対象のテーマ情報と
し、この処理を再起的に実行し、その処理結果の値を返
して終了する。要約を持たない場合にはS68において
0を返して終了する。
【0038】このような処理によって、ユーザ情報中の
再生可能時間内に再生可能であって、優先度の高いテー
マ情報から選択して行くことができる。
【0039】メディア情報合成部15は、メディア情報
選択部14で得られたメディア情報の集合の順序付リス
トLを受け取る。各メディア情報の集合を一つの表示可
能な形式に合成する。このとき、リストLの順序に従
い、ナビゲーションのためのリンク[Prev]、[N
ext]などを追加し、表示装置3に表示する。
【0040】図10は、メディア情報合成部で合成され
た表示の一例の説明図である。この例では、「OHP」
と記されたイメージと、「Movie」と記されたムー
ビー画像と、日本語のテキストが1画面に表示されてい
る。これは、図4に示すユーザインタフェースにおい
て、メディア情報の種別として「テキスト(日本
語)」、「イメージ(GIF)」、「ムービー(Q
T)」が選択されており、また時間的な要求として「や
やある」が選択されており、上述の選択処理において表
示されている3つのメディア情報が再生可能時間を満た
しているとして選択されたことによる。もちろん、メデ
ィア情報の選択の際には、ユーザの種別等によって優先
度を付けて選択しているので、ユーザに合わせたメディ
ア情報が選択されている。
【0041】また、図10に示した表示画面の上部には
リンク[Prev]、[Next]が設けられている。
リンク[Prev]を選択すると、リストLの順序にお
いて1つ前のメディア情報を表示する。また、リンク
[Next]を選択すると、リストLの順序において次
のメディア情報を表示する。これによって、ユーザは装
置がユーザ情報を元にして設定した優先度に従い、メデ
ィア情報を参照して行くことが可能となる。これによ
り、ユーザの情報の参照を誘導して行くことができる。
【0042】以上の説明では、メディア情報を選択する
ための時間として、メディアの再生時間を用いている。
入力装置および出力装置がネットワーク上で結合された
遠隔地に存在する場合には、メディアの再生時間の代わ
りにメディアの転送時間を用いてメディア情報を選択す
ることも可能である。メディアの転送時間は、ネットワ
ークの転送速度とメディアのデータ量により計算可能で
ある。また、メディアの再生時間とメディアの転送時間
の合計時間を用いてメディア情報を選択することも可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ハイパーメディアなど、情報と情報との間を
リンクする形で構築された情報空間の中から少なくとも
ユーザの時間的な要求に応じて、望ましくはユーザの要
求、知識などにも応じて、選択的に情報を提示すること
が可能となり、さらにはそれら情報の道筋を提示するこ
とも可能となる。
【0044】本発明では、ユーザの過去のアクセス履歴
を用いるのではなく、ユーザ情報を最初に獲得すること
から、通常のハイパーメディアだけでなくWWWなどの
分散ハイパーメディアにも適用することが可能である。
さらに、初めてその情報にアクセスするユーザも、正し
くユーザ情報を伝えることにより、そのユーザの要求、
知識、時間に応じた情報に迷子になることなくアクセス
できる。
【0045】また、テキスト、イメージ、動画、音声な
どといった各種のメディア情報を同一テーマ毎に管理し
てユーザ情報を元にメディア情報を選択可能なことか
ら、ユーザの要求に応じたメディアを提示できる。さら
に、テーマの要約を備えれば、時間のないユーザはテー
マ内の全ての情報にアクセスすることなく短時間でテー
マの概要を把握できるなど、本発明によれば種々の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハイパーメディア装置の実施の一形
態を示す構成図である。
【図2】 メディア情報のデータ構造の一例の説明図で
ある。
【図3】 テーマ情報の一例の説明図である。
【図4】 ユーザ情報を入力するユーザインタフェース
の一例の説明図である。
【図5】 ユーザ情報のデータ構造の一例の説明図であ
る。
【図6】 テーマの最短再生時間を求める処理の一例を
示すフローチャートである。
【図7】 メディア情報を選択する処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】 メディア情報を選択する処理の一例を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図9】 メディア情報を選択する処理の一例を示すフ
ローチャート(続き)である。
【図10】 メディア情報合成部で合成された表示の一
例の説明図である。
【符号の説明】
1…ハイパーメディア装置、2…入力装置、3…出力装
置、11…メディア情報管理部、12…テーマ情報管理
部、13…ユーザ情報獲得部、14…メディア情報選択
部、15…メディア情報合成部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディア情報を管理するメディア情報管
    理手段と、該メディア情報管理手段で管理されている前
    記メディア情報を主題毎にまとめたテーマ情報として階
    層的に管理するテーマ情報管理手段と、ユーザ情報を獲
    得するユーザ情報獲得手段と、該ユーザ情報獲得手段で
    獲得されたユーザ情報を元に前記テーマ情報管理手段で
    管理されている前記テーマ情報に従い前記テーマ情報に
    含まれるメディア情報を少なくとも時間的な要求に応じ
    てメディア情報の集合として選択し順序付けるメディア
    情報選択手段を有することを特徴とするハイパーメディ
    ア装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記メディア情報選択手段によ
    り選択され順序付けられたメディア情報の集合を表示に
    適した形式に合成して出力するメディア情報合成手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載のハイパーメデ
    ィア装置。
  3. 【請求項3】 前記テーマ情報管理手段は、前記テーマ
    情報を階層的に管理するとともに各テーマ情報の要約を
    管理し、前記メディア情報選択手段は、前記ユーザ情報
    獲得手段で獲得された前記ユーザ情報を元に前記テーマ
    情報管理手段で管理されている前記テーマ情報および前
    記要約に従い前記テーマ情報もしくは前記要約に含まれ
    るメディア情報を少なくとも時間的な要求に応じてメデ
    ィア情報の集合として選択し順序付けることを特徴とす
    る請求項1に記載のハイパーメディア装置。
JP17231796A 1996-07-02 1996-07-02 ハイパーメディア装置 Pending JPH1021217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17231796A JPH1021217A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 ハイパーメディア装置

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