JPH1021196A - オペレータコマンド制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの処理を権限レベルに対応して
行うようにしたものである。 【解決手段】 オペレータコマンドに権限レベルを付与
し、この権限レベルを付与したオペレータコマンドが所
定の権限レベルにある操作員による操作であれば受付け
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はオペレータコマン
ド制御方法に係り、特に、オペレータコマンドを権限レ
ベルに対応して各種の処理要求を受け付けるようにした
コンピュータにおけるオペレータコマンド制御方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】コン
ピュータ、例えば、オフィスコンピュータにおいてはワ
ークステーションからオペレータコマンドを受けると、
そのオペレータコマンドに対応しシステムの制御、情報
の表示、ジョブ起動等の種々の処理要求を受け付けるよ
うになっている。

【０００３】これは大変に有益であるが全ての処理要求
が全ての操作員により自由行われると機密性の高い情報
が漏洩し、重要なジョブの起動、システムの制御等がさ
れてしまい業務に支障をきたすことがある。

【０００４】そこで本発明はオフィスコンピュータ等に
おけるコンピュータの各種の処理要求のオペレータコマ
ンドを操作員の権限レベルに対応して行わせるようにし
たオペレータコマンド制御方法を提供することを目的と
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明はオペレータコマ
ンドの入力に対応して各種の処理要求を行うオペレータ
コマンド制御方法において、前記オペレータコマンドに
権限レベルを付与し、この権限レベルを付与したオペレ
ータコマンドが所定の権限レベル以上の操作員の操作で
あればこのを受付け行うようにしたことを特徴とするコ
ンピュータにおけるオペレータコマンド制御方法を提供
するものである。

【０００６】また、本発明の権限レベルを付与したオペ
レータコマンドが所定の権限レベルに達しない操作員の
操作であればこの受付けを拒否するようにしたことを特
徴とするオペレータコマンド制御方法を提供するもので
ある。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明のコンピュータにお
けるオペレータコマンド制御方法の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。

【０００８】このオペレータコマンド制御方法を企業内
におけるオフィスコンピュータ１０を用いたコンピュー
タシステムＳを例に取って説明する。

【０００９】このコンピュータシステムＳには複数のワ
ークステーション１１、１２、１３、１４、１５等が設
けられ、オフィスコンピュータ１０にシステムの制御、
情報の表示、ジョブ起動等の各種の処理要求を行うオペ
レータコマンドを入力するようになっている。

【００１０】このオフィスコンピュータ１０にはＣＰＵ
等を備えた制御部１６が設けられている。

【００１１】この制御部１６には各種データの入力部１
７、権限レベルプログラム、比較判定プログラム等を格
納したプログラム格納部１８、各種のオペレータコマン
ドに対する権限レベルデータ、操作員に対する権限レベ
ルデータ等を格納したデータ格納部１９、システムの制
御、情報の表示、ジョブ起動等の種々の処理要求の内容
を保有するデータ部２０が設けられ、権限レベルに対応
する処理を行うようになっている。

【００１２】このようなコンピュータシステムＳの作動
をフロチャート等を用いて説明する。 まず、システム
の管理者が各種のオペレータコマンドに対応する権限レ
ベルを付与し格納する。この権限レベルは入力部１７か
らシステムの制御のオペレータコマンドに対する権限レ
ベル『１０』、ジョブ起動のオペレータコマンドに対す
る権限レベル『５』、情報の表示のオペレータコマンド
に対する権限レベル『１』等を入力する。この入力デー
タは図２に示すように制御部１６を介してデータ格納部
１９に格納する。

【００１３】同様にしてオフィスコンピュータ１０を操
作する操作員に対する権限レベルを付与し格納する。操
作員Ａに対しては権限レベル『１０』、操作員Ｂに対し
ては権限レベル『７』、操作員Ｃに対しては権限レベル
『５』、操作員Ｃに対しては権限レベル『３』、操作員
Ｄに対しては権限レベル『３』、操作員Ｅに対しては権
限レベル『１』等を入力する。この入力データは図３に
示すように制御部１６を介してデータ格納部１９に格納
する。

【００１４】このような権限レベルを格納したオフィス
コンピュータ１０に対し操作員Ａがジョブ起動の処理要
求を行う。

【００１５】かかる処理要求を行うには操作員ＡがＩＤ
とＩＤパスワードを用いて、例えば、ワークステーショ
ン１３から利用宣言（ログオン）をする（Ｓ１）。この
利用宣言を行った後ジョブ起動のオペレータコマンドを
入力する（Ｓ２）。このオペレータコマンドを制御部１
３が受けると制御部１３がプログラム格納部１８から比
較判定プログラムを呼び込み、操作員Ａの権限レベルが
ジョブ起動の権限レベルの範囲内にあるか否かを比較判
別する（Ｓ３）。

【００１６】操作員Ａの権限レベルは『１０』でり、他
方、ジョブ起動の権限レベルは『５』であるから操作員
Ａが要求したオペレータコマンドをオフィスコンピュー
タ１０が受け付ける（Ｓ４）。この受付けにより制御部
１３はデータ部２０等からジョブ起動の受付け情報をワ
ークステーション１３に送り出す。この情報により操作
員Ａは必要な操作を行う。

【００１７】このジョブ起動のオペレータコマンドを操
作員Ｄが要求したとする。この要求に対し操作員Ｄの権
限レベルは『３』でり、他方、ジョブ起動の権限レベル
は『５』であるから操作員Ｄが要求したオペレータコマ
ンドを受け付けを拒否する（Ｓ５）。それ故、このオフ
ィスコンピュータ１０は所定の処理要求を行うことがで
きない。

【００１８】その他の各操作員のオペレータコマンドに
対しても権限レベルに対応う処理要求を受付けあるいは
拒否し、オフィスコンピュータ１０を権限レベルに応じ
て適切な管理を行う。

【００１９】そのため、秘密情報が第三者に漏洩した
り、重要なシステムが勝手に制御されるようなことがな
い。レータコマンドを受け、所定の権限レベルがなけれ
ばオペレータコマンドを受セキュリティの高いコンピュ
ータとすることができる。

【００２０】

【発明の効果】本発明はオペレータコマンドの入力に対
応して各種の処理要求を行うオペレータコマンド制御方
法において、前記オペレータコマンドに権限レベルを付
与し、この権限レベルを付与したオペレータコマンドが
所定の権限レベル以上の操作員の操作であればこのを受
付け行うようにしたからコンピュータの操作を権限レベ
ルに応じて適切に管理することができる。

【００２１】また、本発明の権限レベルを付与したオペ
レータコマンドが所定の権限レベルに達しない操作員の
操作であればこの受付けを拒否するようにしたからコン
ピュータの操作を権限レベルがないものには操作をでき
ないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のオペレータコマンド制御方法の概要を
示すブロック線図。

【図２】オペレータコマンドの権限レベルの一例を示す
説明図。

【図３】オペレータコマンドの権限レベルの他の一例を
示す説明図。

【図４】図１の動作を説明するためのフローチャート。

【符号の説明】

１０ オヒスコンピュータ １１、１２、１３、１４、１５ ワークステーション １６ 制御部 １７ 入力部 １８ プログラム格納部 １９ データ格納部 ２０ データ部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】オペレータコマンドの入力に対応して各種
   の処理要求を行うオペレータコマンド制御方法におい
   て、 前記オペレータコマンドに権限レベルを付与し、 この権限レベルを付与したオペレータコマンドが所定の
   権限レベル以上の操作員の操作であればこのを受付け行
   うようにしたことを特徴とするコンピュータにおけるオ
   ペレータコマンド制御方法。
2. 【請求項２】権限レベルを付与したオペレータコマンド
   が所定の権限レベルに達しない操作員の操作であればこ
   の受付けを拒否するようにしたことを特徴とする請求項
   １に記載のコンピュータにおけるオペレータコマンド制
   御方法。