JPH10210961A - 根菜類の洗浄機 - Google Patents

根菜類の洗浄機

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Publication number
JPH10210961A
JPH10210961A JP1564697A JP1564697A JPH10210961A JP H10210961 A JPH10210961 A JP H10210961A JP 1564697 A JP1564697 A JP 1564697A JP 1564697 A JP1564697 A JP 1564697A JP H10210961 A JPH10210961 A JP H10210961A
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JP
Japan
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root vegetables
brush
root
roll
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP1564697A
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English (en)
Inventor
Katsuo Watanabe
勝雄 渡辺
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SANO NOKI KK
Original Assignee
SANO NOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄されて排出されて来る根菜類が排出台上に
一列に並んで排出されるようにすることを課題とする。 【解決手段】洗浄水を収容する水槽1の上面に、所定の
間隔をもって複数のロールブラシ2をその下部が洗浄水
に浸されるように並設すると共に、この複数のロールブ
ラシ2の上に当接させて押さえブラシ3を設け、前記並
設された複数のロールブラシ2を排出方向へ回転駆動さ
せることにより、根菜類の供給側のロールブラシ2aと
押さえブラシ3aとの間に供給された根菜類をロールブ
ラシ2と押さえブラシ3との間に誘導して根菜類の排出
側に移送させ、その移送の過程において根菜類を洗浄す
る根菜類の洗浄機であって、前記根菜類の排出側に並設
したロールブラシ2bの上に当接する押さえブラシ3b
の根菜類の排出側に、根菜類の排出を排出台上に誘導す
る柔軟性の誘導部材4を配設した根菜類の洗浄機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば大根や人
参や牛蒡などの根菜類を連続的に洗浄することができる
根菜類の洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、収穫した大根や人参や牛蒡などの
根菜類を市場へ出荷する場合、洗浄して出荷することが
一般的となっている。そのため、この根菜類の洗浄作業
を人手に頼らず効率的に行うための根菜類の洗浄機が普
及している。
【0003】図8は従来の根菜類の洗浄機の概略を示し
たものであり、洗浄水を収容する水槽30の上面に、所
定の間隔をもって複数のロールブラシ31を並設し、こ
の並設されたロールブラシ31の上部に当接させて押さ
えブラシ32を設け、この並設されたロールブラシ31
と押さえブラシ32との間の根菜類の供給側に根菜類W
を供給すると共に、この並設されたロールブラシ31を
排出側に回転させることにより、並設されたロールブラ
シ31と押さえブラシ32との間に根菜類Wを誘導させ
て通過させ、その通過させる過程において、根菜類が洗
浄されるようにしたものが基本的な構成である。
【0004】さらに、根菜類の供給側(図8の右側)に
根菜類Wをロールブラシ31と押さえブラシ32との間
に誘導するシューター33を設け、根菜類の排出側(図
の左側)に前記水槽30を左側へ延長した延長部30a
上に洗浄されて排出された根菜類Wを載置する簀の子状
の受棚34aを有する排出台34を設け、この排出台3
4の上方にシャワー状に散水する散水器35を設けてい
る。この散水器35からの散水によって根菜類が再洗浄
されて洗浄が完全に行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の根
菜類の洗浄機においては、前記ロールブラシ31と押さ
えブラシ32との間の根菜類の排出側から排出された根
菜類Wが、排出台34の簀の子状の受棚34aの上に順
次押し出されないで、簀の子状の受棚34aの上に積み
重ねられる状態が生じたり、または根菜類の排出側のロ
ールブラシ31aに接近して根菜類Wが簀の子状の受棚
34aに載置されるので、根菜類Wの葉が排出側のロー
ルブラシ31aに巻き込まれる、といった問題があっ
た。
【0006】また、従来の根菜類の洗浄機の水槽30の
一部から溢れた水を排水するためのオーバーフロー機構
36を設けているが、このオーバーフロー機構において
は、水槽30の水の上層の比較的に澄んだ部分を排水し
ているので、水槽30の底面側の濁った部分はいつまで
も排水されず、また、水に浮いた野菜屑等は溢れた水と
一緒にオーバーフロー機構に流されるので、その野菜屑
等がオーバーフロー機構に詰まる、といった問題があっ
た。
【0007】また、従来の根菜類の洗浄機のそばに根菜
類を積んだ車を駐車させ、その車に積まれた根菜類を人
手で洗浄機の根菜類の供給部に投入させているが、次第
に根菜類を積んでいる位置が洗浄機から離れて行くの
で、二人掛かりで根菜類を手渡しながら作業をしたり、
または小型のベルトコンベヤーを使用しなければならな
い、といった問題があった。
【0008】また、従来の根菜類の洗浄機では、洗浄さ
れて排出台34の簀の子状の受棚34aから落下される
根菜類を収納ケースに収納するようにしているが、その
収納ケースの設置位置が低いと、この収納ケースに収納
された根菜類を取り出すために、作業者は腰を無理に曲
げて作業をしなければならず、腰が痛くなったり、ま
た、その収納ケースを設置する高さを調整するために、
収納ケースの下に適宜のブロックを敷かなければならな
い、といった問題があった。
【0009】また、従来の根菜類の洗浄機では、根菜類
の供給側と排出側はあらかじめ決められて、根菜類の供
給側にシューターを固定し、排出側に排出台および散水
器を固定しているので、その洗浄機の設置場所によって
は、作業者にとってきわめて使い勝手が悪く、根菜類の
洗浄を能率的に行なうことができなくなる、といった問
題があった。この発明は、前記従来のような課題を解決
した根菜類の洗浄機を提供することを目的としたもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は前記
課題を解決するための手段として、洗浄水を収容する水
槽1の上面に、所定の間隔をもって複数のロールブラシ
2,・・をその下部が洗浄水に浸されるように並設する
と共に、この複数のロールブラシ2,・・の上部に当接
させて押さえブラシ3,・・を設け、前記並設された複
数のロールブラシ2,・・を排出方向へ回転駆動させる
ことにより、根菜類の供給側のロールブラシ2aと押さ
えブラシ3aとの間に供給された根菜類をロールブラシ
2,・・と押さえブラシ3,・・との間に誘導して根菜
類の排出側に移送させ、その移送の過程において根菜類
を洗浄する根菜類の洗浄機を次のように改良した。
【0011】まず、前記並設した排出側のロールブラシ
2bの上部に当接する排出側の押さえブラシ3bの根菜
類の排出側に、根菜類の排出を排出台上に誘導する柔軟
性のある誘導部材4を配設した根菜類の洗浄機とした。
【0012】つぎに、前記水槽1の底面1aに穿設した
孔の回りに底面からほぼ垂直にパイプ5をその上端5a
が水槽1の上端1bより低くなるよう立設すると共に、
このパイプ5の回りに所定の間隔をおいて下端部に水の
流通部6aを有する逆凹状の筒状キャップ6を被せて洗
浄水のオーバーフロー機構7を設けた根菜類の洗浄機と
した。
【0013】つぎに、根菜類をロールブラシ2,・・と
押さえブラシ3,・・との間に供給する側の、機台8を
支える脚体9を機台8の中央側に配設した根菜類の洗浄
機とした。
【0014】つぎに、前記ロールブラシ2,・・と押さ
えブラシ3,・・との間を通り洗浄されて排出されてく
る根菜類を収納する収納ケース10または洗浄されて排
出されてくる根菜類を載置する載置台11の受台12
を、高さ調整自在に設けた根菜類の洗浄機とした。
【0015】つぎに、前記水槽1の上面に並設された複
数のロールブラシ2,・・とその上部に当接した押さえ
ブラシ3,・・の、根菜類の供給側の機台の一端側に、
根菜類をロールブラシ2,・・と押さえブラシ3,・・
との間に誘導するシューター13を設け、根菜類の排出
側の機台の他端側に、溜まった水を水槽に導くようにし
た受皿14aの上面に洗浄された根菜類が順次押し出さ
れて載置される簀の子状の受棚14bを有する排出台1
4を設け、前記簀の子状の受棚14bの上方に散水器1
5を設け、かつ、これらのシューター13と排出台14
と散水器15とを前記機台8の両端側に付け替え自在に
した根菜類の洗浄機とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の根菜類の洗浄機
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明の請求項1および請求項2に対応する実
施の形態を示す概略図であり、1は洗浄水を収容する水
槽、2,・・は、この水槽1の上面に所定の間隔をもっ
て複数並設され、その下部が前記水槽1の洗浄水に浸さ
れるようにしたロールブラシであり、2aは根菜類の供
給側のロールブラシ、2bは根菜類の排出側のロールブ
ラシである。これらのロールブラシ2の回転軸2cにそ
れぞれスプロケット2dが取付けられ、このスプロケッ
ト2dにチエーン16が掛けられ、このチエーン16が
電動機17の回転軸に取付けたスプロケット17aに掛
けられている。18はテンションスプロケットである。
【0017】3,・・は、前記複数のロールブラシ2,
・・の上にコイルスプリング等の弾性部材19を介して
弾力性をもって当接して配設させた押さえブラシであ
り、3aは根菜類の供給側の押さえブラシ、3bは根菜
類の排出側の押さえブラシである。4は、前記並設した
排出側のロールブラシ2bの上部に当接する排出側の押
さえブラシ3bの根菜類の排出側に前記同様の弾性部材
19を介して弾力性をもって設けられ、根菜類の排出を
後述する排出台上に誘導する柔軟性のある誘導部材であ
り、この誘導部材4は前記押さえブラシと同様のブラシ
であってもよく、またはスポンジのような柔軟性のある
ものでもよい。
【0018】このような柔軟性のある誘導部材4を設け
ることにより、前記並設したロールブラシ2,・・と押
さえブラシ3,・・とで洗浄され排出側から排出された
根菜類は、前記誘導部材4に弾力性をもって当接されて
根菜類の排出側のロールブラシ2bから離れた位置の排
出台上に誘導されて載置されるので、根菜類が排出側の
ロールブラシ2bに接近した位置の排出台上に載置され
たときのように、根菜類の葉が排出側のロールブラシ2
bに巻き込まれるようなことがなくなる。また、前記洗
浄されて排出側から排出された根菜類が、柔軟性のある
誘導部材4に弾力性をもって当接して排出台上に誘導さ
れて載置されるので、排出台上に順次並列して押し出さ
れ、後述する散水器による再洗浄を効果的に行うことが
できるようになる。
【0019】5は前記水槽1の底面1aに穿設した孔の
回りに底面1aからほぼ垂直に立設したパイプであり、
そのパイプ5の上端5aを水槽1の上端1bより低くし
てある。6は、このパイプ5の回りに所定の間隔をおい
て被せた、下端部に水の流通部6aを有する逆凹状の筒
状キャップであり、このパイプ5と筒状キャップ6とで
洗浄水のオーバーフロー機構7を形成している。なお、
20は前記パイプ5の下端部に取付けた排水ホースであ
る。前記のような洗浄水のオーバーフロー機構7とした
ことにより、水槽1の底面側の濁った水を排水すること
ができると共に、水の上面に浮いた野菜屑等が溢れた水
と一緒にオーバーフロー機構7に流されてこのオーバー
フロー機構7に詰まるようなことがなくなる。
【0020】図2乃至図7はこの発明の請求項3乃至請
求項5に対応する実施の形態を示す斜視図であり、8は
機台、9,9′は機台8を支える脚体であり、根菜類を
ロールブラシ2,・・と押さえブラシ3,・・との間に
供給する側の、機台8を支える脚体9を機台8の中央側
に配設した。このようにしたことにより、根菜類の洗浄
機のそばに根菜類Wを積んだ車Mを駐車させ、その車M
に積まれた根菜類Wを人手で洗浄機の供給部に投入さ
せ、段々と根菜類Wを積んでいる位置が洗浄機から離れ
て行くに従って、車Mを洗浄機の側に移動させるか、ま
たは洗浄機を車Mの側に移動させることにより、前記根
菜類Wを積んでいる位置が洗浄機から離れて行くような
ことがなくなる。前記脚体9,9′は停止固定自在なキ
ャスター21を有する車体22に高さ調整自在に立設さ
れている。23は前記高さ調整された状態を固定する固
定部材である。また、他の実施の形態としては、図7に
示すように、前記脚体9,9′は車輪21′を有する車
体22に高さ調整自在に立設され、前記車輪21′が、
停止固定自在なキャスター21を有するレール台22′
のレール22a′に走行・停止自在に載置されている。
このようにすることにより、前記レール台22′を水平
面上に安定に固定させておいて、前記のように、洗浄機
を車Mの側に容易に移動させることができる。
【0021】12は、前記ロールブラシ2,・・と押さ
えブラシ3,・・との間を通り洗浄されて排出されてく
る根菜類を収納する収納ケース10(図2参照)または
洗浄されて排出されてくる根菜類を載置する載置台11
(図3参照)の受台であり、この受台12は、前記キャ
スター21を有する車体22に高さ調整自在に設けられ
ている。23は前記高さ調整された状態を固定する固定
部材である。このように前記収納ケース10や載置台1
1の受台12を高さ調整自在に設けたことにより、収納
ケースの下に適宜のブロックを敷いて高さ調整しなくて
も、前記収納ケース10や載置台11の設置高さを作業
者の姿勢に合わせて簡単に調整することができるので、
作業者が無理に腰を曲げて作業をして、腰が痛くなるよ
うなこともなくなる。
【0022】なお、前記受台12は前記収納ケース10
や載置台11の底の両端部が載置されるように2分割さ
れて対向して設けられており、かつ、その対向間隔も調
整できるようになっている。23は前記対向間隔を調整
した状態を固定する固定部材である。また、前記キャス
ター21を有する車体22も2分割されてその長さが調
整できるようになっている。23は前記長さが調整され
た状態を固定する固定部材である。
【0023】13は、水槽1の上面に並設された複数の
ロールブラシ2,・・とその上部に当接した押さえブラ
シ3,・・の、根菜類の供給側の機台の一端側に設けた
シューターであり、このシューター13上に載置された
根菜類を、供給側のロールブラシ2aと押さえブラシ3
aとの間に誘導する。14は、根菜類の排出側の機台8
の他端側に設けた、溜まった水を水槽1に導くようにし
た受皿14aの上面に洗浄された根菜類が順次押し出さ
れて載置される簀の子状の受棚14bを有する排出台で
ある(図1参照)。15は前記排出台14の上方に設け
シャワー状に散水する散水器である。これらのシュータ
ー13と排出台14と散水器15は、後述するように前
記機台8の両端側に付け替え自在にしてある。
【0024】このようにしたことにより、この根菜類の
洗浄機の設置場所によっては、前記機台8の両端側に取
り付けたシューター13と排出台14と散水器15とを
付け替えることによって、作業者にとってきわめて使い
勝手が良くなり、この根菜類の洗浄機によって根菜類の
洗浄を能率的に行なうことができるようになる。また、
溜まった水を水槽1に導くようにした受皿14aの上面
に洗浄された根菜類が順次押し出されて載置される簀の
子状の受棚14bを有する排出台14を設けたことによ
り、この排出台14の上方に設けた散水器15で根菜類
を再洗浄した水が水槽1に流れ込むので、前記散水器1
5で根菜類を再洗浄した水を有効に利用することができ
る。
【0025】図4は前記シューター13の取付部分の斜
視図であり、前記水槽1の一端部は支軸24(図2およ
び図3参照)で回動自在に機台8に支持されており、水
槽1の水をかえるときには、水槽1の他端部を機台8に
固定した固定ピン25を水槽1の他端部の固定穴1cか
ら抜いて図に示すように回動させ、水槽1の他端部を機
台8に固定するときには、水槽1の他端部を機台8に嵌
合するように持ち上げて、機台8の側面から通した前記
固定ピン25を水槽1の他端部の固定穴1cに差し込ん
で水槽1を機台8に固定する。1dは水槽1の底面1a
の水抜孔を塞いだ栓である。
【0026】前記シューター13の前方下面に垂下脚片
13aが固定されると共にL字型脚片13b(他方のL
字型脚片は図示しない)が固定され、このL字型脚片1
3bの先端部に逆L字型脚片13b′が固定位置が調整
自在に取付けられている。シューター13の後方下面に
は長さ調整可能な支脚13c,13cの上端が支軸で回
動自在に取付けられている。このシューター13を機台
8の一端部に固定するには、前記垂下脚片13aを水槽
1の底面に当たるように差し込むと共に、前記L字型脚
片13bに固定した逆L字型脚片13b′の垂下片13
b″を機台8の後面に設けた差込片8aに差し込んで固
定螺子で固定する。さらに、前記支脚13c,13cの
下端を水槽1の端面に取付けた当接片1e,1eに当接
して、シューター13が機台8の一端部に固定される。
【0027】図5は前記押さえブラシ3の取付部材26
をロールブラシ2から離して回動させた状態の排出台1
4と散水器15の部分の斜視図であり、図6は排出台1
4の側面図である。前記押さえブラシ3の取付部材26
の一側部26aが機台8の一側部8bにヒンジ27を介
して回動自在に取付られている。この押さえブラシ3の
取付部材26の一端(図2および図3における左端)に
散水器15の取付部材28が付け替え自在に取付けられ
ている。この散水器15の取付部材28を押さえブラシ
3の取付部材26の一端に取付けるために、その取付部
材26の端に凹部26bが形成されており(図2および
図3参照)、この凹部26bに散水器15の取付部材2
8の端部28aを嵌合すると共に、固定螺子29で締め
付けて固定する。前記散水器15は、水道に接続された
ホースが連結される枠管15aに、複数の細孔を有する
複数本のパイプ15bの両端が回動可能に接続されて構
成され、このように構成することにより、散水の方向を
変えることができるようになっている。
【0028】前記排出台14を機台の一端に取付けるに
は、その受皿14aの水槽1側の垂下片14a′を水槽
1に差し込み(図1および図6参照)、受皿14aの下
面に長さ調整可能に上端が取付けられた支脚14c,1
4cの下端を水槽1の端面に取付けた当接片1e′,1
e′に当接して、排出台14が機台8の他端部に固定さ
れる。
【0029】
【発明の効果】この第1の発明は、前記並設した排出側
のロールブラシの上部に当接する排出側の押さえブラシ
の根菜類の排出側に、根菜類の排出を排出台上に誘導す
る柔軟性のある誘導部材を配設した根菜類の洗浄機とし
たことにより、並設したロールブラシと押さえブラシと
で洗浄された根菜類は、前記誘導部材に当接されて根菜
類の排出側のロールブラシから離れた位置の排出台上に
誘導されて載置されるので、根菜類が排出側のロールブ
ラシに接近した位置の排出台上に載置されたときのよう
に、根菜類の葉が排出側のロールブラシに巻き込まれる
ようなことがなくなる。また、前記洗浄された根菜類が
柔軟性のある誘導部材に当接して排出台上に誘導されて
載置されるので、根菜類が順次並列して排出台上に押し
出され、散水器による再洗浄を効果的に行うことができ
るようになった。
【0030】また、第2の発明は、前記水槽の底面に穿
設した孔の回りに底面からほぼ垂直にパイプをその上端
が水槽の上端より低くなるよう立設すると共に、このパ
イプの回りに所定の間隔をおいて下端部に水の流通部を
有する逆凹状の筒状キャップを被せて洗浄水のオーバー
フロー機構を設けた根菜類の洗浄機としたことにより、
水槽の底面側の濁った水を排水することができると共
に、水に浮いた野菜屑等が溢れた水と一緒にオーバーフ
ロー機構に流されてこのオーバーフロー機構に詰まる、
といった問題もなくなった。
【0031】また、第3の発明は、根菜類をロールブラ
シと押さえブラシとの間に供給する側の、機台を支える
脚体を機台の中央側に配設した根菜類の洗浄機としたこ
とにより、この洗浄機のそばに根菜類を積んだ車を駐車
させ、その車に積まれた根菜類を人手で洗浄機の供給部
に投入し、徐々に根菜類を積んでいる位置が洗浄機から
離れて行くに従って、車を洗浄機の側に移動させるか、
または洗浄機を車の側に移動させることにより、前記根
菜類を積んでいる位置が洗浄機から離れて行くようなこ
とがなくなり、従って、二人掛かりで根菜類を手渡しな
がら作業をしたり、または小型のベルトコンベヤーを使
用しなければならない、といった問題がなくなった。
【0032】また、第4の発明は、前記ロールブラシと
押さえブラシとの間を通り洗浄されて排出されてくる根
菜類を収納する収納ケースまたは洗浄されて排出されて
くる根菜類を載置する載置台の受台を、高さ調整自在に
設けた根菜類の洗浄機としたことにより、収納ケースの
下に適宜のブロックを敷いて高さ調整しなくても、前記
収納ケースや載置台の設置高さを作業者の姿勢に合わせ
て簡単に調整することができるので、作業者が収納ケー
スに収納された根菜類を取り出すとき、あるいは載置台
上に載置された根菜類を出荷用の箱等に収納するときに
無理に腰を曲げて作業をして、腰が痛くなるようなこと
もなくなる。
【0033】また、第5の発明は、前記水槽の上面に並
設された複数のロールブラシとその上部に当接した押さ
えブラシの、根菜類の供給側の機台の一端側に、根菜類
をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導するシュー
ターを設け、根菜類の排出側の機台の他端側に、溜まっ
た水を水槽に導くようにした受皿の上面に洗浄された根
菜類が順次押し出されて載置される簀の子状の受棚を有
する排出台を設け、前記簀の子状の受棚の上方に散水器
を設け、かつ、これらのシューターと排出台と散水器と
を前記機台の両端側に付け替え自在にした根菜類の洗浄
機としたことにより、その洗浄機の設置場所によって
は、前記機台の両端側に取り付けたシューターと排出台
と散水器とを付け替えることによって、作業者にとって
きわめて使い勝手が良くなり、根菜類の洗浄を能率的に
行なうことができるようになった。また、溜まった水を
水槽に導くようにした受皿の上面に、洗浄された根菜類
が順次押し出されて載置される簀の子状の受棚を有する
排出台を設けたことにより、この排出台の上方に設けた
散水器で排出台に載置された根菜類を再洗浄した水が水
槽に流れ込むので、前記散水器で根菜類を再洗浄した水
を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の根菜類の洗浄機の請求項1および請
求項2に対応する実施の形態を示す概略図である。
【図2】この発明の根菜類の洗浄機の請求項3および請
求項5に対応する実施の形態を示す斜視図である。
【図3】この発明の根菜類の洗浄機の請求項3および請
求項5に対応する実施の形態を示す斜視図である。
【図4】この発明の根菜類の洗浄機の請求項5に対応す
るシューターの部分の斜視図である。
【図5】この発明の根菜類の洗浄機の請求項5に対応す
る排出台と散水器の部分の斜視図である。
【図6】この発明の根菜類の洗浄機の請求項5に対応す
る排出台の側面図である。
【図7】この発明の根菜類の洗浄機の脚体部分の他の実
施の形態を示す図である。
【図8】従来の根菜類の洗浄機の概略を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 水槽 1a 底面 1b 上端 1c 固定穴 1d 栓 1e 当接片 2 ロールブラシ 2a 供給側のロールブラシ 2b 排出側のロールブラシ 2c 回転軸 2d スプロケット 3 押さえブラシ 3a 供給側の押さえブラシ 3b 排出側の押さえブラシ 4 誘導部材 5 パイプ 5a 上端 6 筒状キャップ 6a 流通部 7 オーバーフロー機構 8 機台 8a 差込片 8b 機台の一側部 9,9′ 脚体 10 収納ケース 11 載置台 12 受台 13 シューター 13a 垂下脚片 13b L字型脚片 13b′ 逆L字型脚片 13b″ 垂下片 13c 支脚 14 排出台 14a 受皿 14a′ 垂下片 14b 簀の子状の受棚 14c 支脚 15 散水器 15a 枠管 15b パイプ 16 チェーン 17 電動機 17a スプロケット 18 テンションスプロケット 19 弾性部材 20 排水ホース 21 キャスター 21′ 車輪 22 車体 22′ レール台 22a′ レール 23 固定部材 24 支軸 25 固定ピン 26 押さえブラシの取付部材 26a 一側部 26b 凹部 27 ヒンジ 28 散水器の取付部材 28a 端部 29 固定螺子 30 水槽 30a 延長部 31 ロールブラシ 32 押さえブラシ 33 シューター 34 排出台 34a 簀の子状の受棚 35 散水器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水を収容する水槽の上面に、所定の間
    隔をもって複数のロールブラシをその下部が洗浄水に浸
    されるように並設すると共に、この複数のロールブラシ
    の上部に当接させて押さえブラシを設け、前記並設され
    た複数のロールブラシを排出方向へ回転駆動させること
    により、根菜類の供給側のロールブラシの上に供給され
    た根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導し
    て根菜類の排出側に移送させ、その移送の過程において
    根菜類を洗浄する根菜類の洗浄機であって、 前記並設した排出側のロールブラシの上部に当接する排
    出側の押さえブラシの根菜類の排出側に、根菜類の排出
    を排出台上に誘導する柔軟性のある誘導部材を配設した
    ことを特徴とする根菜類の洗浄機。
  2. 【請求項2】洗浄水を収容する水槽の上面に、所定の間
    隔をもって複数のロールブラシをその下部が洗浄水に浸
    されるように並設すると共に、この複数のロールブラシ
    の上部に当接させて押さえブラシを設け、前記並設され
    た複数のロールブラシを排出方向へ回転駆動させること
    により、根菜類の供給側のロールブラシの上に供給され
    た根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導し
    て根菜類の排出側に移送させ、その移送の過程において
    根菜類を洗浄する根菜類の洗浄機であって、 前記水槽の底面に穿設した孔の回りに底面からほぼ垂直
    にパイプをその上端が水槽の上端より低くなるよう立設
    すると共に、このパイプの回りに所定の間隔をおいて下
    端部に水の流通部を有する逆凹状の筒状キャップを被せ
    て洗浄水のオーバーフロー機構を設けたことを特徴とす
    る根菜類の洗浄機。
  3. 【請求項3】洗浄水を収容する水槽の上面に、所定の間
    隔をもって複数のロールブラシをその下部が洗浄水に浸
    されるように並設すると共に、この複数のロールブラシ
    の上部に当接させて押さえブラシを設け、前記並設され
    た複数のロールブラシを排出方向へ回転駆動させること
    により、根菜類の供給側のロールブラシの上に供給され
    た根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導し
    て根菜類の排出側に移送させ、その移送の過程において
    根菜類を洗浄する根菜類の洗浄機であって、 根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に供給する
    側の、機台を支える脚体を機台の中央側に配設したこと
    を特徴とする根菜類の洗浄機。
  4. 【請求項4】洗浄水を収容する水槽の上面に、所定の間
    隔をもって複数のロールブラシをその下部が洗浄水に浸
    されるように並設すると共に、この複数のロールブラシ
    の上部に当接させて押さえブラシを設け、前記並設され
    た複数のロールブラシを排出方向へ回転駆動させること
    により、根菜類の供給側のロールブラシの上に供給され
    た根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導し
    て根菜類の排出側に移送させ、その移送の過程において
    根菜類を洗浄する根菜類の洗浄機であって、 前記ロールブラシと押さえブラシとの間を通り洗浄され
    て排出されてくる根菜類を収納する収納ケースまたは洗
    浄されて排出されてくる根菜類を載置する載置台の受台
    を、高さ調整自在に設けたことを特徴とする根菜類の洗
    浄機。
  5. 【請求項5】洗浄水を収容する水槽の上面に、所定の間
    隔をもって複数のロールブラシをその下部が洗浄水に浸
    されるように並設すると共に、この複数のロールブラシ
    の上部に当接させて押さえブラシを設け、前記並設され
    た複数のロールブラシを排出方向へ回転駆動させること
    により、根菜類の供給側のロールブラシの上に供給され
    た根菜類をロールブラシと押さえブラシとの間に誘導し
    て根菜類の排出側に移送させ、その移送の過程において
    根菜類を洗浄する根菜類の洗浄機であって、 前記水槽の上面に並設された複数のロールブラシとその
    上部に当接した押さえブラシの、根菜類の供給側の機台
    の一端側に、根菜類をロールブラシと押さえブラシとの
    間に誘導するシューターを設け、根菜類の排出側の機台
    の他端側に、溜まった水を水槽に導くようにした受皿の
    上面に洗浄された根菜類が順次押し出されて載置される
    簀の子状の受棚を有する排出台を設け、前記簀の子状の
    受棚の上方に散水器を設け、かつ、これらのシューター
    と排出台と散水器とを前記機台の両端側に付け替え自在
    にしたことを特徴とする根菜類の洗浄機。
JP1564697A 1997-01-29 1997-01-29 根菜類の洗浄機 Pending JPH10210961A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370151B1 (ko) * 2000-03-28 2003-01-29 주식회사 하이닉스반도체 씨씨디(ccd) 이미지 센서
CN104738798A (zh) * 2014-04-10 2015-07-01 王辉 薯块的前处理生产设备

Cited By (3)

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KR100370151B1 (ko) * 2000-03-28 2003-01-29 주식회사 하이닉스반도체 씨씨디(ccd) 이미지 센서
CN104738798A (zh) * 2014-04-10 2015-07-01 王辉 薯块的前处理生产设备
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