JPH10210907A - 釣り具 - Google Patents
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- JPH10210907A JPH10210907A JP9019025A JP1902597A JPH10210907A JP H10210907 A JPH10210907 A JP H10210907A JP 9019025 A JP9019025 A JP 9019025A JP 1902597 A JP1902597 A JP 1902597A JP H10210907 A JPH10210907 A JP H10210907A
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- balance
- weight
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- harris
- warp yarn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 投げ釣りにおいて、道糸を手繰る時に根掛り
が発生しないように、また根掛りが発生しても直ぐに外
すことが出来るように構成する。 【解決手段】 重錘1を装着する天秤6を、重錘1を嵌
装した底部天秤6cと、上方へ突出された前部天秤6b
と後部天秤6aにより構成し、該前部天秤6bは後部天
秤6aよりも低く構成し、道糸29の先端から分岐した
短くて細いハリス17を前部天秤6bの状態に連結し、
道糸29から分岐したもう1本の長くて強い道糸18を
後部天秤6aの上端に連結した。
が発生しないように、また根掛りが発生しても直ぐに外
すことが出来るように構成する。 【解決手段】 重錘1を装着する天秤6を、重錘1を嵌
装した底部天秤6cと、上方へ突出された前部天秤6b
と後部天秤6aにより構成し、該前部天秤6bは後部天
秤6aよりも低く構成し、道糸29の先端から分岐した
短くて細いハリス17を前部天秤6bの状態に連結し、
道糸29から分岐したもう1本の長くて強い道糸18を
後部天秤6aの上端に連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海釣海中公園の突
堤や、波止場の突堤や、浜辺から投げ釣をする場合にお
いて使用する釣り具の構造に関する。
堤や、波止場の突堤や、浜辺から投げ釣をする場合にお
いて使用する釣り具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釣り具においては、図3に示す如
く、岩礁の多い釣場での投げ釣りでは、重錘21や天秤
36の部分が岩礁の間や石の間に掛かるので不可能であ
った。また、胴付き仕掛けによる遠投投げ釣の場合に
は、重錘21を投げる際にハリス36や釣針10の部分
が道糸29の周囲で回転したり、海中で重錘が沈む場合
に回転する等により、ハリス36が道糸29等に絡みつ
いて、十分に針や餌の部分の自由度が無くなることか
ら、食いつきが悪くなるという不具合があった。また、
重錘21を遠方に投げた後で、道糸29を巻取りながら
引き寄せる際において、根掛りが発生するのであるが、
この際の根掛りの原因は、重錘や道糸の部分が、道糸2
9を手繰り寄せる場合に海底を這う様に引かれるからで
ある。
く、岩礁の多い釣場での投げ釣りでは、重錘21や天秤
36の部分が岩礁の間や石の間に掛かるので不可能であ
った。また、胴付き仕掛けによる遠投投げ釣の場合に
は、重錘21を投げる際にハリス36や釣針10の部分
が道糸29の周囲で回転したり、海中で重錘が沈む場合
に回転する等により、ハリス36が道糸29等に絡みつ
いて、十分に針や餌の部分の自由度が無くなることか
ら、食いつきが悪くなるという不具合があった。また、
重錘21を遠方に投げた後で、道糸29を巻取りながら
引き寄せる際において、根掛りが発生するのであるが、
この際の根掛りの原因は、重錘や道糸の部分が、道糸2
9を手繰り寄せる場合に海底を這う様に引かれるからで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、こ
のように重錘が道糸や針の部分が回転を這うように引き
ずられ無いように、海上方向に浮力の発生する羽根を設
けたものである。即ち、水中凧の羽根や、浮きの原理に
より、早めに根切りをするものである。
のように重錘が道糸や針の部分が回転を這うように引き
ずられ無いように、海上方向に浮力の発生する羽根を設
けたものである。即ち、水中凧の羽根や、浮きの原理に
より、早めに根切りをするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、重
錘1を装着する天秤6を、重錘1を嵌装した底部天秤6
cと、上方へ突出された前部天秤6bと後部天秤6aに
より構成し、該前部天秤6bは後部天秤6aよりも低く
構成し、道糸29の先端から分岐した短くて細いハリス
17を前部天秤6bの状態に連結し、道糸29から分岐
したもう1本の長くて強い道糸18を後部天秤6aの上
端に連結し、根掛りを発生した場合に短くて細いハリス
17と前部天秤6bの連結状態が切れることにより、道
糸29と後部天秤6aが連結されて、天秤6が反転し、
根掛りを外すものである。
錘1を装着する天秤6を、重錘1を嵌装した底部天秤6
cと、上方へ突出された前部天秤6bと後部天秤6aに
より構成し、該前部天秤6bは後部天秤6aよりも低く
構成し、道糸29の先端から分岐した短くて細いハリス
17を前部天秤6bの状態に連結し、道糸29から分岐
したもう1本の長くて強い道糸18を後部天秤6aの上
端に連結し、根掛りを発生した場合に短くて細いハリス
17と前部天秤6bの連結状態が切れることにより、道
糸29と後部天秤6aが連結されて、天秤6が反転し、
根掛りを外すものである。
【0005】請求項2においては、請求項1記載の前部
天秤6bの状態に輪環7を設け、短くて細いハリス17
の先端に係止楔5を設け、該係止楔5と輪環7との間
で、根掛りが発生した場合に、道糸29と前部天秤6b
の連結状態を切断すべく構成したものである。
天秤6bの状態に輪環7を設け、短くて細いハリス17
の先端に係止楔5を設け、該係止楔5と輪環7との間
で、根掛りが発生した場合に、道糸29と前部天秤6b
の連結状態を切断すべく構成したものである。
【0006】請求項3においては、請求項1記載の天秤
6において、底部天秤6cの部分より左右に弾性突出足
2を突出し、該弾性突出足2が根掛りを発生した場合に
は、道糸29を強く手繰ることにより、撓んで外れるよ
うに構成したものである。
6において、底部天秤6cの部分より左右に弾性突出足
2を突出し、該弾性突出足2が根掛りを発生した場合に
は、道糸29を強く手繰ることにより、撓んで外れるよ
うに構成したものである。
【0007】請求項4においては、請求項3記載の弾性
突出足2を、形状記憶合金により構成したものである。
突出足2を、形状記憶合金により構成したものである。
【0008】請求項5においては、道糸29にハリス1
6を胴付きする構成において、道糸29の周囲に上下摺
動自在で回転自在の回転浮き8と、道糸29の周囲に回
転のみ自在の回転式ハリスガイド9を介装し、ハリス1
6は回転式ハリスガイド9のガイド環を通過して、回転
浮き8に連結固定したものである。
6を胴付きする構成において、道糸29の周囲に上下摺
動自在で回転自在の回転浮き8と、道糸29の周囲に回
転のみ自在の回転式ハリスガイド9を介装し、ハリス1
6は回転式ハリスガイド9のガイド環を通過して、回転
浮き8に連結固定したものである。
【0009】請求項6においては、投げ釣りの道糸29
において、釣針10に近い部分の上方に、手繰り時揚上
羽根12を設け、道糸29を手繰ることにより、道糸2
9の全体に揚力を発生すべく構成したものである。
において、釣針10に近い部分の上方に、手繰り時揚上
羽根12を設け、道糸29を手繰ることにより、道糸2
9の全体に揚力を発生すべく構成したものである。
【0010】請求項7においては、重錘を鉄製重錘31
とした構成において、天秤6と鉄製重錘31との固定
を、鉄製重錘31に設けた開口凹部31aに、重錘固定
天秤6d,6eを左右から嵌装することにより固定すべ
く構成したものである。
とした構成において、天秤6と鉄製重錘31との固定
を、鉄製重錘31に設けた開口凹部31aに、重錘固定
天秤6d,6eを左右から嵌装することにより固定すべ
く構成したものである。
【0011】請求項8においては、重錘を鉄製重錘31
とした構成において、天秤の一部を合成樹脂製のパイプ
により構成し、この合成樹脂製のパイプ43の部分に鉄
製の重錘31を保持させるべく構成したものである。
とした構成において、天秤の一部を合成樹脂製のパイプ
により構成し、この合成樹脂製のパイプ43の部分に鉄
製の重錘31を保持させるべく構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の釣り具により投げ釣りをして、糸を
手繰り寄せている状態を示す図、図2は天秤6と重錘1
の部分が根掛りを起こし、この状態で強く糸を手繰るこ
とにより、係止楔5の部分が、輪環7から抜け出て、天
秤6の後部天秤6aを引くことにより、根掛りが外れた
状態を示す図、図3は従来の釣り具の構成による投げ釣
りを示す図、図4は本発明の天秤6から、弾性突出足2
を突出した状態の斜視図、図5は弾性突出足2を重錘1
の内側に収納した状態の斜視図。
る。図1は本発明の釣り具により投げ釣りをして、糸を
手繰り寄せている状態を示す図、図2は天秤6と重錘1
の部分が根掛りを起こし、この状態で強く糸を手繰るこ
とにより、係止楔5の部分が、輪環7から抜け出て、天
秤6の後部天秤6aを引くことにより、根掛りが外れた
状態を示す図、図3は従来の釣り具の構成による投げ釣
りを示す図、図4は本発明の天秤6から、弾性突出足2
を突出した状態の斜視図、図5は弾性突出足2を重錘1
の内側に収納した状態の斜視図。
【0013】図6は胴付きのハリス16が道糸29に巻
き付かないように構成した回転浮き8と回転式ハリスガ
イド9の部分を示す図、図7は同じく回転浮き8と回転
式ハリスガイド9の部分の斜視図、図8は手繰り時揚上
羽根12と手繰り時揚上浮き13の部分の斜視図、図9
は同じく手繰り時揚上羽根12と手繰り時揚上浮き13
の部分の側面図、図10は重錘1を取替え可能とした天
秤6の構成を示す斜視図、図11は重錘1aと重錘1b
を取替えている状態の斜視図、図12は鉄製重錘31を
天秤6に固定した状態の斜視図、図13は鉄製重錘31
を天秤6の底部天秤6c・6cに挟持した状態の断面
図、図14は鉄製重錘31の他の実施例の断面図、図1
5も鉄製重錘31の他の実施例の断面図、図16は天秤
の他の実施例を示す図、図17も天秤の他の実施例を示
す図である。
き付かないように構成した回転浮き8と回転式ハリスガ
イド9の部分を示す図、図7は同じく回転浮き8と回転
式ハリスガイド9の部分の斜視図、図8は手繰り時揚上
羽根12と手繰り時揚上浮き13の部分の斜視図、図9
は同じく手繰り時揚上羽根12と手繰り時揚上浮き13
の部分の側面図、図10は重錘1を取替え可能とした天
秤6の構成を示す斜視図、図11は重錘1aと重錘1b
を取替えている状態の斜視図、図12は鉄製重錘31を
天秤6に固定した状態の斜視図、図13は鉄製重錘31
を天秤6の底部天秤6c・6cに挟持した状態の断面
図、図14は鉄製重錘31の他の実施例の断面図、図1
5も鉄製重錘31の他の実施例の断面図、図16は天秤
の他の実施例を示す図、図17も天秤の他の実施例を示
す図である。
【0014】図1と図2において、岩礁の多い海底にお
いても、根掛りが発生し難く、また根掛りが発生したと
しても、直ぐに重錘1や天秤6の部分が外れ易いように
構成した部分を説明する。天秤6の後部天秤6aの先端
にハリス16を括りつけて、該部分にも釣針10が配置
されている。該天秤6は、後部天秤6aと前部天秤6b
と底部天秤6cを、側面視で凹形に構成し、後部天秤6
aの方を前部天秤6bよりも上方に高く突出している。
また前部天秤6bの上端に、係止楔5が挿入される輪環
7が設けられている。
いても、根掛りが発生し難く、また根掛りが発生したと
しても、直ぐに重錘1や天秤6の部分が外れ易いように
構成した部分を説明する。天秤6の後部天秤6aの先端
にハリス16を括りつけて、該部分にも釣針10が配置
されている。該天秤6は、後部天秤6aと前部天秤6b
と底部天秤6cを、側面視で凹形に構成し、後部天秤6
aの方を前部天秤6bよりも上方に高く突出している。
また前部天秤6bの上端に、係止楔5が挿入される輪環
7が設けられている。
【0015】本発明においては、天秤6の底部天秤6c
の部分に重錘1を嵌装しているだけでは、該天秤6や重
錘1が、岩礁の間に挟まって根掛りが発生する可能性が
高いので、これを阻止する為に、底部天秤6cの部分か
ら横方向に弾性突出足2を左右に突出している。また、
該弾性突出足2は、図1に示す如く、逃げ勝手の角度で
はなくて、道糸29の手繰り寄せる方向を向いた引っ掛
かりやすい角度に構成している。このように構成した弾
性突出足2により、積極的に海草や岩礁の破れ目に引っ
掛かり易いようにし、大きな間隙には引っ掛かるが、狭
い間隙には入れないように弾性突出足2が突っ張ってい
るのである。
の部分に重錘1を嵌装しているだけでは、該天秤6や重
錘1が、岩礁の間に挟まって根掛りが発生する可能性が
高いので、これを阻止する為に、底部天秤6cの部分か
ら横方向に弾性突出足2を左右に突出している。また、
該弾性突出足2は、図1に示す如く、逃げ勝手の角度で
はなくて、道糸29の手繰り寄せる方向を向いた引っ掛
かりやすい角度に構成している。このように構成した弾
性突出足2により、積極的に海草や岩礁の破れ目に引っ
掛かり易いようにし、大きな間隙には引っ掛かるが、狭
い間隙には入れないように弾性突出足2が突っ張ってい
るのである。
【0016】そして、該弾性突出足2が岩礁の大きな間
隙や、海草や貝殻突起に根掛りを発生した場合には、該
道糸29を強く手繰ることにより、バネ杆により構成し
た弾性突出足2は撓んで、この根掛り状態を簡単に解除
して、決定的な根掛りが発生することなく、軽度の根掛
りだけで済むように構成しているのである。また、道糸
29は短くて細いハリス17を介して、係止楔5に連結
されており、該係止楔5が前部天秤6bの輪環7に嵌入
して、通常の根掛りの無い状態では、道糸29を手繰る
とその手繰り力は、道糸29から短くて細いハリス17
を介して、係止楔5から輪環7に伝達されて、輪環7か
ら天秤6を引くように構成しいる。
隙や、海草や貝殻突起に根掛りを発生した場合には、該
道糸29を強く手繰ることにより、バネ杆により構成し
た弾性突出足2は撓んで、この根掛り状態を簡単に解除
して、決定的な根掛りが発生することなく、軽度の根掛
りだけで済むように構成しているのである。また、道糸
29は短くて細いハリス17を介して、係止楔5に連結
されており、該係止楔5が前部天秤6bの輪環7に嵌入
して、通常の根掛りの無い状態では、道糸29を手繰る
とその手繰り力は、道糸29から短くて細いハリス17
を介して、係止楔5から輪環7に伝達されて、輪環7か
ら天秤6を引くように構成しいる。
【0017】このように、道糸29により前部天秤6b
の上端を引く状態で、通常の手繰り状態が構成されてい
る。しかし、この手繰り状態から、重錘1や天秤6が根
掛りを発生すると、道糸29を更に手繰ることにより、
係止楔5と輪環7の間の係合状態が外れるように係止楔
5を構成しているのである。該係止楔5と輪環7の係合
状態が外れる前に、短くて細いハリス17が切断しても
良いのである。このように、道糸29が短くて細いハリ
ス17を介して、前部天秤6bに連結された状態が切断
されると、道糸29は長くて強い道糸18を介して、後
部天秤6aと連結されるのである。
の上端を引く状態で、通常の手繰り状態が構成されてい
る。しかし、この手繰り状態から、重錘1や天秤6が根
掛りを発生すると、道糸29を更に手繰ることにより、
係止楔5と輪環7の間の係合状態が外れるように係止楔
5を構成しているのである。該係止楔5と輪環7の係合
状態が外れる前に、短くて細いハリス17が切断しても
良いのである。このように、道糸29が短くて細いハリ
ス17を介して、前部天秤6bに連結された状態が切断
されると、道糸29は長くて強い道糸18を介して、後
部天秤6aと連結されるのである。
【0018】この状態が図2において図示されている。
短くて細いハリス17と前部天秤6bの連結状態が切れ
て、道糸29と後部天秤6aの連結状態が発生すると、
後部天秤6aは前部天秤6bよりも上方まで突出した構
成となっているので、重錘1又は天秤6の前端が根掛り
を発生した状態で、天秤6の後部天秤6aの方が持ち上
がり、天秤6は反転を開始するのである。該天秤6が図
2の如く、完全に反転し、道糸29により後部天秤6a
を引っ張る状態となると、重錘1や天秤6の根掛り状態
が外れるのである。このように、一旦根掛りが発生した
場合には、短くて細いハリス17の部分の連結を切るこ
とにより、道糸29と後部天秤6aとを連結して、後部
天秤6aを持ち上げて、前部天秤6bや重錘1の根掛り
部を回転中心として、天秤6を回転することにより、根
掛りを解除するのである。
短くて細いハリス17と前部天秤6bの連結状態が切れ
て、道糸29と後部天秤6aの連結状態が発生すると、
後部天秤6aは前部天秤6bよりも上方まで突出した構
成となっているので、重錘1又は天秤6の前端が根掛り
を発生した状態で、天秤6の後部天秤6aの方が持ち上
がり、天秤6は反転を開始するのである。該天秤6が図
2の如く、完全に反転し、道糸29により後部天秤6a
を引っ張る状態となると、重錘1や天秤6の根掛り状態
が外れるのである。このように、一旦根掛りが発生した
場合には、短くて細いハリス17の部分の連結を切るこ
とにより、道糸29と後部天秤6aとを連結して、後部
天秤6aを持ち上げて、前部天秤6bや重錘1の根掛り
部を回転中心として、天秤6を回転することにより、根
掛りを解除するのである。
【0019】図4と図5において、天秤6と弾性突出足
2と安定姿勢浮き3の構成を説明する。投げ釣により、
重錘1を50〜100mの遠方に投げ込んだ後、重錘1
が海中を沈み、海底に着座するのであるが、その際にお
いて、後部天秤6aや前部天秤6bが上方に突出し、弾
性突出足2が海底に着地した状態でなければ、根掛り防
止の効果はゼロとなるのである。このように、正常な姿
勢で海底に着地するように、前部天秤6bの部分に安定
姿勢浮き3を介装している。この安定姿勢浮き3がある
ことにより、前部天秤6bの部分の海底への下降が遅く
なり、底部天秤6cや弾性突出足2の方が左記に着地し
て、正しい姿勢に安定するのである。
2と安定姿勢浮き3の構成を説明する。投げ釣により、
重錘1を50〜100mの遠方に投げ込んだ後、重錘1
が海中を沈み、海底に着座するのであるが、その際にお
いて、後部天秤6aや前部天秤6bが上方に突出し、弾
性突出足2が海底に着地した状態でなければ、根掛り防
止の効果はゼロとなるのである。このように、正常な姿
勢で海底に着地するように、前部天秤6bの部分に安定
姿勢浮き3を介装している。この安定姿勢浮き3がある
ことにより、前部天秤6bの部分の海底への下降が遅く
なり、底部天秤6cや弾性突出足2の方が左記に着地し
て、正しい姿勢に安定するのである。
【0020】また図4と図5に示す如く、輪環7と係止
楔5が構成されており、係止楔5はバネ杆により、細く
なるように撓むことが可能であり、道糸29から短くて
細いハリス17の部分を強く引くと、係止楔5の径が細
くなって、輪環7の中をくぐり抜けて、係止楔5と輪環
7の間の係合状態が外れるのである。19は短くて細い
ハリス17と長くて強い道糸18を連結するサルカンで
ある。また、弾性突出足2は常時底部天秤6cから側方
へ突出した状態では、商品の包装状態で、また釣り具を
収納した状態でも、扱い難いので、形状記憶合金により
構成しており、図5に示す如く、重錘1の貫通孔の内部
に畳んで収納可能としている。そして使用状態とする場
合には、重錘1の貫通孔から外すことにより、記憶して
いた形状である外側に突出した状態に戻るのである。
楔5が構成されており、係止楔5はバネ杆により、細く
なるように撓むことが可能であり、道糸29から短くて
細いハリス17の部分を強く引くと、係止楔5の径が細
くなって、輪環7の中をくぐり抜けて、係止楔5と輪環
7の間の係合状態が外れるのである。19は短くて細い
ハリス17と長くて強い道糸18を連結するサルカンで
ある。また、弾性突出足2は常時底部天秤6cから側方
へ突出した状態では、商品の包装状態で、また釣り具を
収納した状態でも、扱い難いので、形状記憶合金により
構成しており、図5に示す如く、重錘1の貫通孔の内部
に畳んで収納可能としている。そして使用状態とする場
合には、重錘1の貫通孔から外すことにより、記憶して
いた形状である外側に突出した状態に戻るのである。
【0021】次に図6と図7において、胴付きのハリス
16の部分が道糸29に巻き付かないようにした構成を
説明する。従来はハリス16を直線に道糸29に連結す
るのであるが、本発明においては、該ハリス16は、回
転浮き8に連結固定しているだけで、道糸29とは固定
していない。そして回転浮き8は道糸29の周囲を上下
すると共に回転も可能としている。またハリス16は回
転浮き8に固定するだけではなく、回転式ハリスガイド
9を介装して、道糸29に対する位置決めをしている。
該回転式ハリスガイド9も、道糸29の周囲に回転可能
としているが、道糸29に対する上下位置は固定するよ
うに、道糸29に位置決め突起15が結び瘤等により構
成している。
16の部分が道糸29に巻き付かないようにした構成を
説明する。従来はハリス16を直線に道糸29に連結す
るのであるが、本発明においては、該ハリス16は、回
転浮き8に連結固定しているだけで、道糸29とは固定
していない。そして回転浮き8は道糸29の周囲を上下
すると共に回転も可能としている。またハリス16は回
転浮き8に固定するだけではなく、回転式ハリスガイド
9を介装して、道糸29に対する位置決めをしている。
該回転式ハリスガイド9も、道糸29の周囲に回転可能
としているが、道糸29に対する上下位置は固定するよ
うに、道糸29に位置決め突起15が結び瘤等により構
成している。
【0022】該構成により、図6に示す如く、回転浮き
8は道糸29に対して回転しながら上下するが、回転式
ハリスガイド9は回転するけれども、上下はしないとい
う構成としているのである。該回転式ハリスガイド9に
設けた、ハリス16のガイド環9a,9cにハリス16
を通過させて、最終端部は回転浮き8にハリス16を連
結固定している。このように構成したことにより、ハリ
ス16と釣針10の部分は、道糸29に胴付きの状態
で、道糸29に絡むことなく、周囲を回転するのであ
る。最初に投げる場合には、回転浮き8を重錘1の側に
引っ張ってハリス16を道糸29と平行にして、釣針1
0がガイド環9aに近づいた状態として投げれば、ハリ
ス16が短いので、道糸29と絡むことが無いのであ
る。海中では、回転浮き8の揚力が発生して回転浮き8
が上昇して、ハリス16はガイド環9a,9cを通過し
て長く海中に下降するのである。次に手繰って上げると
きには、回転浮き8が海水の抵抗を受けて引っ張られる
ので、再度ハリス16はガイド環9a,9cの中を通過
して道糸29と平行な収納状態に戻るので、引き揚げる
場合の絡みもなく、この状態で釣針10に餌を付けて再
度投げることが出来るのである。
8は道糸29に対して回転しながら上下するが、回転式
ハリスガイド9は回転するけれども、上下はしないとい
う構成としているのである。該回転式ハリスガイド9に
設けた、ハリス16のガイド環9a,9cにハリス16
を通過させて、最終端部は回転浮き8にハリス16を連
結固定している。このように構成したことにより、ハリ
ス16と釣針10の部分は、道糸29に胴付きの状態
で、道糸29に絡むことなく、周囲を回転するのであ
る。最初に投げる場合には、回転浮き8を重錘1の側に
引っ張ってハリス16を道糸29と平行にして、釣針1
0がガイド環9aに近づいた状態として投げれば、ハリ
ス16が短いので、道糸29と絡むことが無いのであ
る。海中では、回転浮き8の揚力が発生して回転浮き8
が上昇して、ハリス16はガイド環9a,9cを通過し
て長く海中に下降するのである。次に手繰って上げると
きには、回転浮き8が海水の抵抗を受けて引っ張られる
ので、再度ハリス16はガイド環9a,9cの中を通過
して道糸29と平行な収納状態に戻るので、引き揚げる
場合の絡みもなく、この状態で釣針10に餌を付けて再
度投げることが出来るのである。
【0023】次に図8と図9により、手繰り時揚上羽根
12と手繰り時揚上浮き13の構成を説明する。該手繰
り時揚上羽根12は、道糸29を手繰り寄せる場合に、
胴付きの釣針10や天秤6や重錘1の部分が、海底を這
うのではなくて、海底から浮き上がり勝手となるよう
に、揚力を発生させているのである。即ち、道糸29に
ガイド筒33を介装し、該ガイド筒33に浮き30が嵌
装されている。このようにガイド筒33を道糸29に嵌
装することにより、手繰り時揚上羽根12の部分も道糸
29の上で、ある程度上下可能としている。また手繰り
時揚上羽根12の基部は、ガイド筒33に枢支軸14に
より枢支されている。そして、該手繰り時揚上羽根12
の上端に手繰り時揚上浮き13が固定されている。この
手繰り時揚上浮き13により、手繰り時揚上羽根12は
常時浮き上がり気味であり、この状態で道糸29を手繰
り寄せると、更に手繰り時揚上浮き13と手繰り時揚上
羽根12が、枢支軸14を中心に上方へ回動し、手繰り
時揚上羽根12に海水が当たって揚力を発生させるので
ある。手繰り時揚上羽根12の回動を一定角度で停止さ
せるストッパー糸25が介装されている。
12と手繰り時揚上浮き13の構成を説明する。該手繰
り時揚上羽根12は、道糸29を手繰り寄せる場合に、
胴付きの釣針10や天秤6や重錘1の部分が、海底を這
うのではなくて、海底から浮き上がり勝手となるよう
に、揚力を発生させているのである。即ち、道糸29に
ガイド筒33を介装し、該ガイド筒33に浮き30が嵌
装されている。このようにガイド筒33を道糸29に嵌
装することにより、手繰り時揚上羽根12の部分も道糸
29の上で、ある程度上下可能としている。また手繰り
時揚上羽根12の基部は、ガイド筒33に枢支軸14に
より枢支されている。そして、該手繰り時揚上羽根12
の上端に手繰り時揚上浮き13が固定されている。この
手繰り時揚上浮き13により、手繰り時揚上羽根12は
常時浮き上がり気味であり、この状態で道糸29を手繰
り寄せると、更に手繰り時揚上浮き13と手繰り時揚上
羽根12が、枢支軸14を中心に上方へ回動し、手繰り
時揚上羽根12に海水が当たって揚力を発生させるので
ある。手繰り時揚上羽根12の回動を一定角度で停止さ
せるストッパー糸25が介装されている。
【0024】図10と図11においては、重錘1が大き
さの相違する毎に、天秤6を用意する必要のないよう
に、重錘1を1aから1bに変更可能な構成を示してい
る。即ち、底部天秤6cの一部を、対向重複する重錘固
定天秤6d,6eに構成し、これに重錘1を嵌装して固
定すべく構成している。このように、天秤6に対して重
錘1を交換することが可能となれば、重錘1の相違する
毎に天秤6を用意する必要が無くなったのである。
さの相違する毎に、天秤6を用意する必要のないよう
に、重錘1を1aから1bに変更可能な構成を示してい
る。即ち、底部天秤6cの一部を、対向重複する重錘固
定天秤6d,6eに構成し、これに重錘1を嵌装して固
定すべく構成している。このように、天秤6に対して重
錘1を交換することが可能となれば、重錘1の相違する
毎に天秤6を用意する必要が無くなったのである。
【0025】図12・図13・図14・図15において
は、鉛の重錘1が海底に放置されることにより、海水中
に鉛が融けだすことにより鉛公害が発生するので、鉛重
錘1の使用が禁止された場合に、鉄製重錘31を用いる
場合の天秤6と鉄製重錘31の係止方法を図示してい
る。鉛の重錘1は、低温で融けて、簡単に孔を開けるこ
とができるので、内部を底部天秤6cや重錘固定天秤6
d,6eを通すことが出来るが、鉄製重錘31の場合に
は、鋳物成形において、細い孔を開けることが不可能な
のである。機械加工により孔を開けることが出来るが、
それでは値段が高くなるのである。本発明においては、
鉄製重錘31に孔を開けるのではなくて、開口凹部31
aを左右に構成して、この開口凹部31aに重錘固定天
秤6d,6eを嵌装して、鉄製重錘31を天秤6に固定
する構成としている。
は、鉛の重錘1が海底に放置されることにより、海水中
に鉛が融けだすことにより鉛公害が発生するので、鉛重
錘1の使用が禁止された場合に、鉄製重錘31を用いる
場合の天秤6と鉄製重錘31の係止方法を図示してい
る。鉛の重錘1は、低温で融けて、簡単に孔を開けるこ
とができるので、内部を底部天秤6cや重錘固定天秤6
d,6eを通すことが出来るが、鉄製重錘31の場合に
は、鋳物成形において、細い孔を開けることが不可能な
のである。機械加工により孔を開けることが出来るが、
それでは値段が高くなるのである。本発明においては、
鉄製重錘31に孔を開けるのではなくて、開口凹部31
aを左右に構成して、この開口凹部31aに重錘固定天
秤6d,6eを嵌装して、鉄製重錘31を天秤6に固定
する構成としている。
【0026】次に図16により天秤6の他の実施例を説
明する。図16の実施例においては、底部天秤6cの部
分を鋼棒により三角形に構成している。該底部天秤6c
から弾性突出足2が突出している点は同じである。該構
成においては、鉄製の重錘31を嵌装する合成樹脂性の
嵌装筒46が天秤6の底部天秤6cの部分に固定されて
いる。該嵌装筒46は内部に重錘1を嵌装して、重錘1
の動きを止める役目と、天秤6を海中に投げ込んだ際に
おいて、沈みを遅らせる浮きの役目もしているのであ
る。このように嵌装筒46は固定杆47により底部天秤
6cの部分に固定するだけであるので、この嵌装筒46
の内部へ、鉛製の重錘1でも、鉄製の重錘31でも、ど
ちらでも取り付けることが出来るのである。鉄製の重錘
31の場合には、鋳造時の孔開成形が困難であり、天秤
6に対する位置固定が困難となるが、嵌装筒46を設け
ることにより、鉄製の重錘31でも固定できるのであ
る。
明する。図16の実施例においては、底部天秤6cの部
分を鋼棒により三角形に構成している。該底部天秤6c
から弾性突出足2が突出している点は同じである。該構
成においては、鉄製の重錘31を嵌装する合成樹脂性の
嵌装筒46が天秤6の底部天秤6cの部分に固定されて
いる。該嵌装筒46は内部に重錘1を嵌装して、重錘1
の動きを止める役目と、天秤6を海中に投げ込んだ際に
おいて、沈みを遅らせる浮きの役目もしているのであ
る。このように嵌装筒46は固定杆47により底部天秤
6cの部分に固定するだけであるので、この嵌装筒46
の内部へ、鉛製の重錘1でも、鉄製の重錘31でも、ど
ちらでも取り付けることが出来るのである。鉄製の重錘
31の場合には、鋳造時の孔開成形が困難であり、天秤
6に対する位置固定が困難となるが、嵌装筒46を設け
ることにより、鉄製の重錘31でも固定できるのであ
る。
【0027】図17においては、天秤6の他の実施例を
図示している。該天秤6は、合成樹脂製のパイプ43に
より構成している。そして、該合成樹脂製のパイプ43
は上端を盲栓45で閉塞し、下端は重錘1または鉄製の
重錘31で閉塞した密閉筒に構成している。そして、鉄
製の重錘31の近くに大径孔44が開口されており、こ
の部分から天秤が沈む時に水が入るように構成してい
る。同様に天秤を引き揚げた時には、この大径孔44か
ら水が出るのである。そして、合成樹脂製のパイプ43
の中途部に、浮力調整孔42・42・42が開口されて
おり、該浮力調整孔42・42・42を閉塞栓41・4
1・41により、上から順に閉塞することにより、合成
樹脂製のパイプ43の内部の空気密閉空間の大きさを変
更することができ、この空気密閉空間の大きさにより、
合成樹脂製のパイプ43の浮力を変更し、鉄製の重錘3
1や重錘1に対応したり、海底の状況や、魚の状況に対
応することが出来るのである。
図示している。該天秤6は、合成樹脂製のパイプ43に
より構成している。そして、該合成樹脂製のパイプ43
は上端を盲栓45で閉塞し、下端は重錘1または鉄製の
重錘31で閉塞した密閉筒に構成している。そして、鉄
製の重錘31の近くに大径孔44が開口されており、こ
の部分から天秤が沈む時に水が入るように構成してい
る。同様に天秤を引き揚げた時には、この大径孔44か
ら水が出るのである。そして、合成樹脂製のパイプ43
の中途部に、浮力調整孔42・42・42が開口されて
おり、該浮力調整孔42・42・42を閉塞栓41・4
1・41により、上から順に閉塞することにより、合成
樹脂製のパイプ43の内部の空気密閉空間の大きさを変
更することができ、この空気密閉空間の大きさにより、
合成樹脂製のパイプ43の浮力を変更し、鉄製の重錘3
1や重錘1に対応したり、海底の状況や、魚の状況に対
応することが出来るのである。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、重錘1
を装着する天秤6を、重錘1を嵌装した底部天秤6c
と、上方へ突出された前部天秤6bと後部天秤6aによ
り構成し、該前部天秤6bは後部天秤6aよりも低く構
成し、道糸29の先端から分岐した短くて細いハリス1
7を前部天秤6bの状態に連結し、道糸29から分岐し
たもう1本の長くて強い道糸18を後部天秤6aの上端
に連結し、根掛りを発生した場合に短くて細いハリス1
7と前部天秤6bの連結状態が切れることにより、道糸
29と後部天秤6aが連結されて、天秤6が反転し、根
掛りを外すので、投げ釣りにおいて最も発生しやすい根
掛りを最小限度の損害で回避することが出来るのであ
る。
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、重錘1
を装着する天秤6を、重錘1を嵌装した底部天秤6c
と、上方へ突出された前部天秤6bと後部天秤6aによ
り構成し、該前部天秤6bは後部天秤6aよりも低く構
成し、道糸29の先端から分岐した短くて細いハリス1
7を前部天秤6bの状態に連結し、道糸29から分岐し
たもう1本の長くて強い道糸18を後部天秤6aの上端
に連結し、根掛りを発生した場合に短くて細いハリス1
7と前部天秤6bの連結状態が切れることにより、道糸
29と後部天秤6aが連結されて、天秤6が反転し、根
掛りを外すので、投げ釣りにおいて最も発生しやすい根
掛りを最小限度の損害で回避することが出来るのであ
る。
【0029】請求項2の如く、前部天秤6bの状態に輪
環7を設け、短くて細いハリス17の先端に係止楔5を
設け、該係止楔5と輪環7との間で、根掛りが発生した
場合に、道糸29と前部天秤6bの連結状態を切断すべ
く構成したので、根掛りが発生した場合には、係止楔5
が撓んで、輪環7から外れるだけであるので、再度投げ
釣りを開始する場合にも、係止楔5を輪環7に挿入する
だけで簡単に開始できるのである。
環7を設け、短くて細いハリス17の先端に係止楔5を
設け、該係止楔5と輪環7との間で、根掛りが発生した
場合に、道糸29と前部天秤6bの連結状態を切断すべ
く構成したので、根掛りが発生した場合には、係止楔5
が撓んで、輪環7から外れるだけであるので、再度投げ
釣りを開始する場合にも、係止楔5を輪環7に挿入する
だけで簡単に開始できるのである。
【0030】請求項3の如く、天秤6において、底部天
秤6cの部分より左右に弾性突出足2を突出し、該弾性
突出足2が根掛りを発生した場合には、道糸29を強く
手繰ることにより、撓んで外れるように構成したので、
左右に突出した弾性突出足2を積極的に海草や貝殻や岩
礁の大きな破れ目に根掛りさせることにより、決定的な
外れ難い根掛りを無くすことが出来るのである。
秤6cの部分より左右に弾性突出足2を突出し、該弾性
突出足2が根掛りを発生した場合には、道糸29を強く
手繰ることにより、撓んで外れるように構成したので、
左右に突出した弾性突出足2を積極的に海草や貝殻や岩
礁の大きな破れ目に根掛りさせることにより、決定的な
外れ難い根掛りを無くすことが出来るのである。
【0031】請求項4の如く、弾性突出足2を、形状記
憶合金により構成したので、商品としての包装や、使用
後の収納時は小型にして、使用時には係合状態を外すこ
とにより、完全な角度に開くのである。
憶合金により構成したので、商品としての包装や、使用
後の収納時は小型にして、使用時には係合状態を外すこ
とにより、完全な角度に開くのである。
【0032】請求項5の如く、道糸29にハリス16を
胴付きする構成において、道糸29の周囲に上下摺動自
在で回転自在の回転浮き8と、道糸29の周囲に回転の
み自在の回転式ハリスガイド9を介装し、ハリス16は
回転式ハリスガイド9のガイド環を通過して、回転浮き
8に連結固定したので、投げる際においても、海中に沈
む際においても、ハリス16の部分が道糸29に絡むこ
とがなく、釣針10の自由度が無くなり、胴付き部分の
釣針10に魚が食いつき難くなるということがなくなっ
たのである。
胴付きする構成において、道糸29の周囲に上下摺動自
在で回転自在の回転浮き8と、道糸29の周囲に回転の
み自在の回転式ハリスガイド9を介装し、ハリス16は
回転式ハリスガイド9のガイド環を通過して、回転浮き
8に連結固定したので、投げる際においても、海中に沈
む際においても、ハリス16の部分が道糸29に絡むこ
とがなく、釣針10の自由度が無くなり、胴付き部分の
釣針10に魚が食いつき難くなるということがなくなっ
たのである。
【0033】請求項6の如く、投げ釣りの道糸29にお
いて、釣針10に近い部分の上方に、手繰り時揚上羽根
12を設け、道糸29を手繰ることにより、道糸29の
全体に揚力を発生すべく構成したので、手繰り寄せる際
に、重錘1や天秤6や重錘1の部分が海底を這うのでは
なくて、浮き上がり気味となって手繰られるので、根掛
りを少なくすることが出来るのである。
いて、釣針10に近い部分の上方に、手繰り時揚上羽根
12を設け、道糸29を手繰ることにより、道糸29の
全体に揚力を発生すべく構成したので、手繰り寄せる際
に、重錘1や天秤6や重錘1の部分が海底を這うのでは
なくて、浮き上がり気味となって手繰られるので、根掛
りを少なくすることが出来るのである。
【0034】請求項7の如く、重錘を鉄製重錘31とし
た構成において、天秤6と鉄製重錘31との固定を、鉄
製重錘31に設けた開口凹部31aに、重錘固定天秤6
d,6eを左右から嵌装することにより固定すべく構成
したので、細い孔を開口するとコストが掛かる鉄製重錘
31の天秤6に対する固定を簡単に行うことが出来るの
である。
た構成において、天秤6と鉄製重錘31との固定を、鉄
製重錘31に設けた開口凹部31aに、重錘固定天秤6
d,6eを左右から嵌装することにより固定すべく構成
したので、細い孔を開口するとコストが掛かる鉄製重錘
31の天秤6に対する固定を簡単に行うことが出来るの
である。
【0035】請求項8の如く、重錘を鉄製重錘31とし
た構成において、天秤の一部を合成樹脂製のパイプによ
り構成し、この合成樹脂製のパイプの部分に鉄製の重錘
31を保持させるべく構成したので、鋳造時において開
口処理の困難な鉄製の重錘31であっても、合成樹脂製
のパイプにより支持することにより、簡単な構成で支持
することが可能となったのである。故に、鉄製の重錘3
1に対して孔開け加工等を施す必要が無くなったのであ
る。
た構成において、天秤の一部を合成樹脂製のパイプによ
り構成し、この合成樹脂製のパイプの部分に鉄製の重錘
31を保持させるべく構成したので、鋳造時において開
口処理の困難な鉄製の重錘31であっても、合成樹脂製
のパイプにより支持することにより、簡単な構成で支持
することが可能となったのである。故に、鉄製の重錘3
1に対して孔開け加工等を施す必要が無くなったのであ
る。
【図1】本発明の釣り具により投げ釣りをして、糸を手
繰り寄せている状態を示す図。
繰り寄せている状態を示す図。
【図2】天秤6と重錘1の部分が根掛りを起こし、この
状態で強く糸を手繰ることにより、係止楔5の部分が、
輪環7から抜けでて、天秤6の後部天秤6aを引くこと
により、根掛りが外れた状態を示す図。
状態で強く糸を手繰ることにより、係止楔5の部分が、
輪環7から抜けでて、天秤6の後部天秤6aを引くこと
により、根掛りが外れた状態を示す図。
【図3】従来の釣り具の構成による投げ釣りを示す図。
【図4】本発明の天秤6から、弾性突出足2を突出した
状態の斜視図。
状態の斜視図。
【図5】弾性突出足2を重錘1の内側に収納した状態の
斜視図。
斜視図。
【図6】胴付きのハリス16が道糸29に巻き付かない
ように構成した回転浮き8と回転式ハリスガイド9の部
分を示す図。
ように構成した回転浮き8と回転式ハリスガイド9の部
分を示す図。
【図7】同じく回転浮き8と回転式ハリスガイド9の部
分の斜視図。
分の斜視図。
【図8】手繰り時揚上羽根12と手繰り時揚上浮き13
の部分の斜視図。
の部分の斜視図。
【図9】同じく手繰り時揚上羽根12と手繰り時揚上浮
き13の部分の側面図。
き13の部分の側面図。
【図10】重錘1を取替え可能とした天秤6の構成を示
す斜視図。
す斜視図。
【図11】重錘1aと重錘1bを取替えている状態の斜
視図。
視図。
【図12】鉄製重錘31を天秤6に固定した状態の斜視
図。
図。
【図13】鉄製重錘31を天秤6の底部天秤6c・6c
に挟持した状態の断面図。
に挟持した状態の断面図。
【図14】鉄製重錘31の他の実施例の断面図。
【図15】鉄製重錘31の他の実施例の断面図。
【図16】天秤の他の実施例を示す図。
【図17】天秤の他の実施例を示す図。 1 重錘 2 弾性突出足 3 安定姿勢浮き 5 係止楔 6 天秤 6a 後部天秤 6b 前部天秤 6c 底部天秤 6d,6e 重錘固定天秤 7 輪環 8 回転浮き 9 回転式ハリスガイド 10 釣針 12 手繰り時揚上羽根 13 手繰り時揚上浮き 31 鉄製重錘 31a 開口凹部
Claims (8)
- 【請求項1】 重錘1を装着する天秤6を、重錘1を嵌
装した底部天秤6cと、上方へ突出された前部天秤6b
と後部天秤6aにより構成し、該前部天秤6bは後部天
秤6aよりも低く構成し、道糸29の先端から分岐した
短くて細いハリス17を前部天秤6bの状態に連結し、
道糸29から分岐したもう1本の長くて強い道糸18を
後部天秤6aの上端に連結し、根掛りを発生した場合に
短くて細いハリス17と前部天秤6bの連結状態が切れ
ることにより、道糸29と後部天秤6aが連結されて、
天秤6が反転し、根掛りを外すことを特徴とする釣り
具。 - 【請求項2】 請求項1記載の前部天秤6bの状態に輪
環7を設け、短くて細いハリス17の先端に係止楔5を
設け、該係止楔5と輪環7との間で、根掛りが発生した
場合に、道糸29と前部天秤6bの連結状態を切断すべ
く構成したことを特徴とする釣り具。 - 【請求項3】 請求項1記載の天秤6において、底部天
秤6cの部分より左右に弾性突出足2を突出し、該弾性
突出足2が根掛りを発生した場合には、道糸29を強く
手繰ることにより、撓んで外れるように構成したことを
特徴とする釣り具。 - 【請求項4】 請求項3記載の弾性突出足2を、形状記
憶合金により構成したことを特徴とする釣り具。 - 【請求項5】 道糸29にハリス16を胴付きする構成
において、道糸29の周囲に上下摺動自在で回転自在の
回転浮き8と、道糸29の周囲に回転のみ自在の回転式
ハリスガイド9を介装し、ハリス16は回転式ハリスガ
イド9のガイド環を通過して、回転浮き8に連結固定し
たことを特徴とする釣り具。 - 【請求項6】 投げ釣りの道糸29において、釣針10
に近い部分の上方に、手繰り時揚上羽根12を設け、道
糸29を手繰ることにより、道糸29の全体に揚力を発
生すべく構成したことを特徴とする釣り具。 - 【請求項7】 重錘を鉄製重錘31とした構成におい
て、天秤6と鉄製重錘31との固定を、鉄製重錘31に
設けた開口凹部31aに、重錘固定天秤6d,6eを左
右から嵌装することにより固定すべく構成したことを特
徴とする釣り具。 - 【請求項8】 重錘を鉄製重錘31とした構成におい
て、天秤の一部を合成樹脂製のパイプにより構成し、こ
の合成樹脂製のパイプ43の部分に鉄製の重錘31を保
持させるべく構成したこと特徴とする釣り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9019025A JPH10210907A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 釣り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9019025A JPH10210907A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 釣り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210907A true JPH10210907A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11987937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9019025A Pending JPH10210907A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 釣り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10210907A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6705040B1 (en) * | 1999-10-29 | 2004-03-16 | Robert New | Fishing lure retriever |
US7805881B2 (en) * | 2007-05-14 | 2010-10-05 | Patrick John Kavanaugh | Bead attachment |
KR102084347B1 (ko) * | 2019-01-03 | 2020-03-03 | 황용호 | 텀블링 낚시추 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP9019025A patent/JPH10210907A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6705040B1 (en) * | 1999-10-29 | 2004-03-16 | Robert New | Fishing lure retriever |
US7805881B2 (en) * | 2007-05-14 | 2010-10-05 | Patrick John Kavanaugh | Bead attachment |
US8196338B2 (en) | 2007-05-14 | 2012-06-12 | Kavanaugh Patrick J | Fishing line stop having a channel offset |
KR102084347B1 (ko) * | 2019-01-03 | 2020-03-03 | 황용호 | 텀블링 낚시추 |
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