JPH1021041A

JPH1021041A - 操作パネル

Info

Publication number: JPH1021041A
Application number: JP8169188A
Authority: JP
Inventors: Michio Miwa; 道雄三輪
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-06-28
Filing date: 1996-06-28
Publication date: 1998-01-23

Abstract

(57)【要約】【課題】操作する人の見る方向に合わせて表示を変え
ることを目的とする。【解決手段】信号受信手段４が、２つの信号発生手段
Ａ、Ｂからの信号を受信し、操作者の位置を判定し、表
示方向決定手段が前記判定結果に基づきパネルへの表示
方向を決定する。表示内容生成手段６は、決定された表
示方向に基づき実際に表示する内容を表示内容保持手段
７から生成し、表示手段８に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は宇宙空間や水中など
において上下左右の区別がとりにくく、様々な方向から
機器を操作する際の操作パネルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】機械などを制御するための、様々な操作
パネルがある。一般的には、特記のあるボタン等によっ
て構成されている。しかし、近年液晶ディスプレイとタ
ッチパネルによって同じ画面に様々な内容を表示する事
が可能になってきた。たとえば、銀行のＡＴＭ装置など
のがこの例である。

【０００３】図１２は、従来のメニュー操作パネルのブ
ロック構成図である。図１２において、１２１はメニュ
ー操作パネルのパネルに表示する内容を保持するパネル
表示内容保持手段である。１２２はパネル表示内容保持
手段に保持された内容を表示画面用に構成する表示内容
生成手段、１２３は利用者が操作を行うパネル操作手段
であり、例えばタッチパネルがこれに相当する。１２４
は操作対象を表示する表示手段である。

【０００４】利用者が操作を行うと、その操作に合わせ
てメニューが変わっていく。例えば、最初図１３の様な
ものであったものが、図１４のようになっていく。この
例では、最初図１３のように「始め」と「終了」のみを
示していたものが、始めのボタンを押すと図１４のよう
に、口座番号や金額を入力する画面に変わることを示し
ている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操作パネルでは、パネルを表示する文字などの方向は常
に一定であった。これは、通常の暮らしでは、上下関係
が常に一定だからである。

【０００６】ところが、宇宙空間や水中のように上下関
係がまったくなかったり、あったとしても体の方向が自
由に変えられるような環境では、パネルを操作する方向
が常に一定というわけではない。このために操作パネル
の表示方向に体の向きを変える必要があった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このように上下方向が常
に一定でないといった環境では操作しにくいといった課
題を解決するために本発明は、信号発生を促す信号発生
励起手段と、前記信号発生励起手段によって促されて信
号を発生する第１および第２の信号発生手段と、前記第
１第２の信号発生手段によって発生された信号を受け取
る信号受信手段と、前記信号受信手段によって受け取ら
れた信号から前記第１の信号発生手段と前記第２の信号
発生手段の位置関係を求める表示方向決定手段と、操作
パネルに表示する内容を保持するパネル表示内容保持手
段と、前記表示方向決定手段によって決定された方向に
したがって、前記パネル表示内容保持手段に保持された
内容を生成する表示内容生成手段と、前記表示内容生成
手段によって生成された表示内容を表示する表示手段の
構成を有している。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、信号発生を促す信号発生励起手段と、前記信号発生
励起手段によって促されて信号を発生する第１および第
２の信号発生手段と、前記第１第２の信号発生手段によ
って発生された信号を受け取る信号受信手段と、前記信
号受信手段によって受け取られた信号から前記第１の信
号発生手段と前記第２の信号発生手段の位置関係を求め
る表示方向決定手段と、操作パネルに表示する内容を保
持する表示内容保持手段と、前記表示方向決定手段によ
って決定された方向にしたがって、前記表示内容保持手
段に保持された内容を生成する表示内容生成手段と、前
記表示内容生成手段によって生成された表示内容を表示
する表示手段によって構成される操作パネルであり、信
号発生を促す信号発生励起手段と、この信号発生励起手
段によって信号を発生する第１および第２の信号発生手
段がある。

【０００９】この第１および第２の信号発生手段によっ
て発生された信号は、信号受信手段によって受信され
る。この信号を元に表示方向決定手段は第１および第２
の信号発生手段の位置関係を求める。表示内容生成手段
はこの位置関係に基づき、表示内容を表示する方向を決
定する。表示手段は表示内容生成手段によって生成され
た内容を表示する。

【００１０】請求項２に記載の発明は、光の量を測定す
る光量測定手段と、前記光量測定手段によって測定され
た光量から表示画面に表示する方向を決定する表示方向
決定手段と、表示する内容を保持する表示内容保持手段
と、前記表示内容保持手段によって保持された内容を前
記表示方向決定手段によって決定された方向に従って表
示画像情報を生成する表示画像生成手段と、前記表示画
像生成手段によって生成された表示画像を表示する表示
手段によって構成される操作パネルであり、光量測定手
段は、操作パネルの周囲を取り囲むように配置されてお
り、操作者がパネルに手を延ばすと、この光量測定手段
によって測定される光の量が変化する。

【００１１】表示方向決定手段はこの変化した光の量か
らどちらの方向から操作が行われているのかを決定す
る。表示画像生成手段はこの操作方向に合うように、表
示内容保持手段に保持されている画像情報から表示内容
を生成する。この情報は、表示手段によって表示され
る。

【００１２】請求項３に記載の発明は、信号を発生する
信号発生手段Ａおよび信号発生手段Ｂと、前記信号発生
手段Ａおよび信号発生手段Ｂによって発生された信号を
受信する信号受信手段と、前記信号受信手段によって受
信された前記信号発生手段Ａおよび前記信号発生手段Ｂ
の信号から、前記信号発生手段Ａおよび前記信号発生手
段Ｂの位置関係をもとめ、表示する方向を決定する表示
方向決定手段と、表示する内容を保持する表示内容保持
手段と、前記表示内容保持手段に保持されている表示内
容を、前記表示方向決定手段の決めた方向にしたがって
表示画像を生成する表示画像生成手段と、前記表示画像
生成手段の生成した表示画像を表示する表示手段によっ
て構成される操作パネルであり、信号を発生する信号発
生手段Ａおよび信号発生手段Ｂは、操作者の胸の上のほ
うと下のほうにつけられており、各々異なった周波数の
信号を発生する。

【００１３】これらの信号発生手段から発生された信号
は、信号受信手段によって受信される。信号受信手段
は、受信した信号の種類と方向を見分けるようになって
いる。信号の種類は周波数で見分ける。方向は、周波数
が高く直進性の強いものを使用することによって行う。
表示方向決定手段は、信号受信手段によって受信された
情報から、信号発生手段Ａおよび信号発生手段Ｂの位置
関係を求め、操作者がどちらの方向に立っているのかを
知る。表示画像生成手段はこの方向に合わせて、表示画
像を生成し、表示手段によって表示される。

【００１４】請求項４に記載の発明は、請求項第３に記
載の操作パネルにおいて、信号発生手段Ａおよび信号発
生手段Ｂは操作者を区別するための信号を出すことを特
徴とし、信号受信手段が前記信号発生手段Ａおよび前記
信号発生手段Ｂがこの信号を受け取り、操作者特定手段
が前記信号受信手段からの信号を受け取り操作者の特定
を行い、これにもとづいて表示内容保持手段が表示画像
として表示する内容を変更することを特徴とする操作パ
ネルであり、信号発生手段Ａおよび信号発生手段Ｂの発
生する信号を、操作者ごとに分けることにより、表示す
る内容を変えるものである。このために表示画像保持手
段には操作者ごとに異なった表示内容を保持しておく。

【００１５】（実施の形態１）以下、本発明の第１の実
施例について、図面を参照しながら説明する。図１は本
発明の第１の実施例における操作パネルのブロック構成
図である。図１において、１は信号の発生を促す信号発
生励起手段、２および３は各々信号発生手段Ａおよび
Ｂ、４は信号受信手段、５は表示方向決定手段、６は表
示内容生成手段、７はパネル表示内容保持手段、８は表
示手段である。

【００１６】図２、図３は、本発明の動作を示した説明
図である。図２において、２１は信号発生励起受信手
段、２２および２３は信号発生手段、２４は信号受信手
段、２５は操作パネルである。

【００１７】信号発生励起手段２１は、信号発生手段Ａ
（２２）および信号発生手段Ｂ（２３）に信号の発生を
促す。これを受けて、信号発生手段Ａ（２２）および信
号発生手段Ｂ（２３）は信号を発生する。信号の発生
は、同時ではなく交互に行われる。信号受信手段２４
は、この信号を受けて、信号発生手段Ａ（２２）および
信号発生手段Ｂ（２３）の位置を知る。位置を知る方法
については、図４によって説明する。

【００１８】信号発生手段Ａ（２２）は、例えば操作者
の頭、信号発生手段Ｂ（２３）は操作者の胸につけてお
く。このため、信号発生手段Ａ（２２）および信号発生
手段Ｂ（２３）の位置関係を知ることにより、操作者の
方向を知ることが出来る。この方向を元にして、パネル
に表示を行う。

【００１９】図３は、信号の受発信を赤外線を用いて行
う場合の例について述べた説明図である。図３におい
て、３１は赤外線発信機、３２は赤外線受信機、３３は
赤外線受信機、３４は赤外線発信機、３５は赤外線受発
信回路である。

【００２０】図３において、３１が信号発生励起手段２
１、３２が信号受信手段２４、３３、３４および３５が
信号発生手段ＡまたはＢを構成する。３１の赤外線発信
機が出した赤外線を３３の赤外線受信機が受ける、この
結果を赤外線受発信回路３５がうけて、３４の赤外線発
信機が赤外線を送り帰す。３２の赤外線受信機は、これ
を受ける。

【００２１】図４は３２の赤外線受信機の詳細を説明し
たものである。図４において、４１は凸レンズ、４２は
受光部、４３は装置全体を覆うカバーである。

【００２２】図４に示すように外部から送られてきた赤
外線は、凸レンズ４１によって集光され、受光部４２に
集まる。受光部に集まる位置は、赤外線を発生する位置
によって異なっている。この位置を測定することによっ
て、赤外線が発生した位置を知ることが出来る。

【００２３】この様な構成によって、操作者の操作する
方向を知ることが出来、操作者の方向に合わせて、操作
パネルの表示を変えることが可能である。

【００２４】（実施の形態２）図５は本発明の第２の実
施の形態における操作パネルのブロック構成図である。
図５において５１は光量測定手段、５２は表示方向決定
手段、５３は表示内容生成手段、５４はパネル表示内容
保持手段、５５は表示手段である。

【００２５】図６は、本発明の第２の実施の形態を説明
した説明図である。図６において、６１はパネル、６２
は光量測定手段、６３は操作者の手である。図６に示す
ように、パネルに対して、操作者が手を差し出すと、光
量測定手段６２が手の方向を検出して、その方向に表示
内容を変える。

【００２６】以上のような構成により、操作者のパネル
に対する操作位置に対応して操作パネルの表示方向を変
えることが可能でｓる。

【００２７】（実施の形態３）図７は本発明の第３の実
施の形態における操作パネルのブロック構成図である。
図７において、７１および７２は信号を発生する信号発
生手段Ａおよび信号発生手段Ｂである。７３は信号を受
信する信号受信手段、７４は表示方向を決定する表示向
決定手段、７５は表示内容を生成する表示内容生成手
段、７６はパネルに表示する内容を保持するパネル表示
内容保持手段、７７はパネルなどの表示手段である。

【００２８】図８、図９は本発明の第３の実施の形態を
説明した説明図である。図８において、８１は信号を発
生する信号発生手段であり、図のように胸につけるなど
して使用する。

【００２９】図９において、８１は同じく信号発生手
段、９１は凸レンズ、９２は受光部、９３はカバーであ
る。信号発生手段は、８１のように、上下２つの信号発
生源を持っており、赤外線などの信号を発生する。信号
発生手段８１から発生された信号は、凸レンズ９１を通
して、受光部９２に届く。この時、信号発生手段８１か
ら発生された光は、凸レンズによって受光部上に集めら
れる。集められる信号の位置は、信号発生手段の位置に
よって変化する。このため、集められる信号の位置を知
る事によって、信号発生手段の位置を知ることができ
る。

【００３０】この様な構成によって、操作者の操作する
方向を知ることが出来、操作者の方向に合わせて、操作
パネルの表示を変えることが可能である。

【００３１】（実施の形態４）図１０は本発明の第４の
実施の形態における操作パネルのブロック構成図であ
る。図１０において、１０１は信号発生手段Ａ、１０１
は信号発生手段Ｂ、１０３は信号受信手段、１０４は表
示方向決定手段、１０５は表示画像生成手段、１０６は
操作者決定手段、１０７は表示内容保持手段、１０８は
表示手段である。

【００３２】図１０に示す第４の実施の形態では、実施
の形態３と比較して、１０６の操作者特定手段が付加さ
れている。操作者特定手段は、図１１のように、周波数
と個人名が対になって登録されている。また、信号発生
手段Ａおよび信号発生手段Ｂは、操作者毎に異なった周
波数を発生するようになっている。

【００３３】この周波数により、操作者特定手段は、操
作している人を識別することが可能となる。この結果、
表示内容保持手段に保持されている操作者毎に異なった
表示内容を表示画像保持手段に伝えることが可能とな
り、表示手段に操作者毎に異なった種類の情報が表示さ
れることになる。

【００３４】

【発明の効果】以上のように本発明は宇宙空間など、パ
ネルなどを操作する人の方向が定まらない場合でも、パ
ネルの操作を容易にすることを可能とすることができる
優れた操作パネルを実現できるものである。

【００３５】また、操作者毎に異なった種類の表示をす
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における操作パネル
のブロック構成図

【図２】第１の実施の形態における操作パネルの使用例
をを示す概念図

【図３】第１の実施の実施における信号発生手段および
信号受信手段の説明図

【図４】第１の実施の実施における信号受信手段の説明
図

【図５】本発明の第２の実施の形態における操作パネル
のブロック構成図

【図６】第２の実施の形態における操作パネルの使用例
をを示す概念図

【図７】本発明の第３の実施の形態における操作パネル
のブロック構成図

【図８】第３の実施の実施における信号発生手段の説明
図

【図９】第３の実施の実施における信号発生手段および
信号受信手段の説明図

【図１０】本発明の第４の実施の形態における操作パネ
ルのブロック構成図

【図１１】第４の実施の形態における操作者特定手段が
保持するデータの概念図

【図１２】従来のパネル操作装置のブロック構成図。

【図１３】従来のパネル操作装置の第１の表示画面例図

【図１４】従来のパネル操作装置の第２の表示画面例図

【符号の説明】

１信号発生励起手段２信号発生手段Ａ３信号発生手段Ｂ４信号受信手段５表示方向決定手段６表示内容生成手段７表示内容保持手段８表示手段１０６操作者決定手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】信号発生を促す信号発生励起手段と、前
記信号発生励起手段によって促されて信号を発生する第
１および第２の信号発生手段と、前記第１第２の信号発
生手段によって発生された信号を受け取る信号受信手段
と、前記信号受信手段によって受け取られた信号から前
記第１の信号発生手段と前記第２の信号発生手段の位置
関係を求める表示方向決定手段と、操作パネルに表示す
る内容を保持する表示内容保持手段と、前記表示方向決
定手段によって決定された方向にしたがって、前記表示
内容保持手段に保持された内容を生成する表示内容生成
手段と、前記表示内容生成手段によって生成された表示
内容を表示する表示手段によって構成される操作パネ
ル。
【請求項２】操作パネルに設置された光源からの光の
量を測定する光量測定手段と、前記光量測定手段によっ
て測定された光量から表示画面に表示する方向を決定す
る表示方向決定手段と、操作パネルに表示する内容を保
持する表示内容保持手段と、前記表示内容保持手段によ
って保持された内容から前記表示方向決定手段によって
決定された方向に従って表示画像情報を生成する表示画
像生成手段と、前記表示画像生成手段によって生成され
た表示画像を表示する表示手段によって構成される操作
パネル。
【請求項３】信号を発生する信号発生手段Ａおよび信
号発生手段Ｂと、前記信号発生手段Ａおよび信号発生手
段Ｂによって発生された信号を受信する信号受信手段
と、前記信号受信手段によって受信された前記信号発生
手段Ａおよび前記信号発生手段Ｂの信号から、前記信号
発生手段Ａおよび前記信号発生手段Ｂの位置関係をもと
め、表示する方向を決定する表示方向決定手段と、表示
する内容を保持する表示内容保持手段と、前記表示内容
保持手段に保持されている表示内容から前記表示方向決
定手段の決めた方向にしたがって表示画像を生成する表
示画像生成手段と、前記表示画像生成手段の生成した表
示画像を表示する表示手段によって構成される操作パネ
ル。
【請求項４】請求項第３に記載の操作パネルにおい
て、信号発生手段Ａおよび信号発生手段Ｂは操作者を区
別するための信号を出すことを特徴とし、信号受信手段
が前記信号発生手段Ａおよび前記信号発生手段Ｂがこの
信号を受け取り、操作者特定手段が前記信号受信手段か
らの信号を受け取り操作者の特定を行い、これにもとづ
いて表示内容保持手段が表示画像として表示する内容を
変更することを特徴とする操作パネル。