JPH10210059A - ポーリング通信システム - Google Patents

ポーリング通信システム

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JPH10210059A
JPH10210059A JP9011090A JP1109097A JPH10210059A JP H10210059 A JPH10210059 A JP H10210059A JP 9011090 A JP9011090 A JP 9011090A JP 1109097 A JP1109097 A JP 1109097A JP H10210059 A JPH10210059 A JP H10210059A
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JP
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station
communication
slave
polling
slave station
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JP9011090A
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Takeshi Yonekura
健 米倉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】親局がポーリングコマンドで子局を順次指定
し、該指定された子局がレスポンスデータを該親局に返
送するポーリング通信システムにおいて、子局間の通信
データの送受信を、通常のポーリング処理を妨げないよ
うに回線の使用効率を向上させ、親局に無理な負担をか
けずに親局の制御の下で短時間で実行する。 【解決手段】親局が、所定回数に1回の割合で通常のポ
ーリングコマンドとは別のポーリングコマンド、ポーリ
ングコマンド自体、或いは子局からの要求により子局間
通信を一定時間許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はポーリング通信シス
テムに関し、特に親局がポーリングコマンドで子局を順
次指定し、該指定された子局がレスポンスデータを該親
局に返送するとともに、子局間で通信データの伝送を行
なうポーリング通信システムに関するものである。
【0001】一つの回線を複数の局が共有する場合のデ
─タリンク確立方式としてポ─リング通信システムがあ
る。
【0002】このポーリング通信システムにおいては、
各局に従属関係を決めて制御局である親局が従属局であ
る子局に、順次ポーリングコマンドを送り、親局に送る
べき情報があるか否かを問い合わせ、指定された子局は
情報のある場合にはその情報を送出し、情報のない場合
には否定応答をレスポンスデータとして親局に送出す
る。
【0003】この手順によって、各局同士が競合するこ
となく親局は全ての子局と通信を行い子局から必要な情
報を収集することができる。
【0004】一方、従属局である子局同士の通信も行う
必要があるが、このときに親局と子局間のポーリング通
信を妨げないように行う必要がある。
【0005】
【従来の技術】図29は一般的なポーリング通信システ
ムの構成例を示しており、特に同図(1)は片方向通信
システム例を示し、同図(2)は双方向通信システム例
示している。
【0006】同図(1)においては、親局1に子局2−
1〜2−Nが下り回線3と上り回線4とを介してそれぞ
れ分岐接続されている。
【0007】ただし、このシステムにおいては子局2−
1〜2−Nは通信データを下り回線3に送信すること
と、上り回線4から通信データを受信することができな
いため子局間の通信は直接にはできない構成になってい
る。
【0008】同図(2)の通信システムは同図(1)と
異なり、子局2−1〜2−Nが下り回線3と上り回線4
とにそれぞれ送受信できるように分岐接続されているた
め子局間の通信が直接可能である。
【0009】図30は図29(1)の通信システムにお
けるポーリング通信の動作シーケンスを示している。な
お、同図においては、実線は宛先局へのデータの流れを
示し、点線は宛先以外の局へのデータの流れを示してい
る。
【0010】親局1は下り回線3を介して子局2−1を
指定したポーリングコマンドPCを送るとともにタイマ
T(図示せず)をスタートさせる(図30(1))。
【0011】子局2−1はポーリングコマンドを受信し
て自局宛のポーリングコマンドPCであることを知り、
上り回線4を介してレスポンスデータRDを親局1に送
る(同図(2))。
【0012】親局1はタイマがタイムアウトするか子局
2−1からのレスポンスデータを受信すると次の子局2
−2へのポーリング動作に移る(同図(3))。
【0013】以下同様にして、順次、子局2−2〜2−
Nへのポーリング動作が行なわれ(同図(4)〜
(6))、子局2−Nの動作が終了すると最初の子局2
−1のポーリング動作に戻る(同図(7)〜(8))。
【0014】なお、同図(2)の通信システムにおいて
も同様にしてポーリング動作を説明することができる。
【0015】このような一般的なポーリング通信システ
ムにおいて、子局間で通信データを送受信する従来の動
作例〈1〉〜〈5〉をそれぞれ図31〜図35で説明す
る。
【0016】なお、図31は子局が親局方向としか送受
信しない図29(1)の通信システムにおいて、子局2
−1から子局2−Nへ子局間通信データを送信する動作
シーケンスを示しており、図32〜図35は、子局同士
が子局間通信データを直接送受信できる例えば図29
(2)で示される通信システムにおける子局間通信の動
作シーケンス例を示している。
【0017】〈1〉図31において、親局1は子局2−
1宛のポーリングコマンドを送出する(同図(1))。
子局2−1は親局1へのレスポンスデータの代わりに子
局2−N宛の子局間通信データDを送出する。この子局
間通信データDを親局1は子局2−N宛の通信データで
あると認識して記憶する(同図(2))。
【0018】子局間通信データのない子局2−2〜2−
(N−1)には通常のポーリング動作が行なわれる(同
図(3),(4))。親局1は子局2−Nのポーリング
コマンド送信時に、記憶した通信データDを子局2−N
に送る(同図(5))。
【0019】すなわち、親局1は子局2−1の子局間通
信データDを中継して子局2−Nに送るようになってい
る。また、子局2−Nは自局がポーリングコマンドで指
定された時点で子局間通信データDの応答を同様の手順
で親局1を中継して子局2−1に送ることができる。
【0020】〈2〉図32は特開平2−17741号公
報における子局間(2−1⇒2−N)通信を示してお
り、この子局間通信と図31に示された子局間通信と異
なる点は、直接子局2−1から子局2−Nに子局間通信
データが送信されることである。
【0021】局2−1は親局1から自局宛のポーリング
コマンドを受ける(図32(1))。レスポンスデータ
の代わりに子局2−N宛の子局間通信データDを下り回
線3及び上り回線4に送出する。
【0022】親局1は子局2−N宛の子局間通信データ
Dを破棄し、子局2−Nは子局間通信データDを自局宛
と認識して直接受信する(同図(2))。
【0023】したがって、親局1は子局間通信データを
中継する必要がないので、親局1と子局2−N間のポー
リングコマンドとレスポンスデータの送受信は、図31
の例と異なり、行なわれている(同図(5),
(6))。
【0024】そして、図示していないが、子局2−Nは
受信した子局間通信データDに対する返信データを自局
が親局1からポーリングコマンドで指定された時に子局
2−1に対して直接送る。
【0025】〈3〉図33は特開昭62−29335号
公報における子局間(2−1⇔2−N)通信の例を示し
ており、この子局間通信と図32に示された子局間通信
と異なる点は、子局2−1は親局1から自局宛のポーリ
ングコマンドを受けると(図33(1))、レスポンス
データを返送する前に子局2−N宛の子局間通信データ
D1を送出し、子局2−Nからの返信データを待つこと
である(同図(2))。
【0026】さらに、子局2−Nは子局間通信データD
1を自局宛と認識して受信し、子局2−1宛の子局間通
信データD2を返送し(同図(3))、子局2−1は子
局間通信データD2を受信した後にレスポンスデータを
送出する点も異なっている(同図(4))。
【0027】〈4〉図34は特開平6−232881号
公報における子局間(2−2⇒2−N)通信を示してお
り、この子局間通信においては予め子局間通信用のタイ
ムスロットT(図示せず)が設けられている。
【0028】親局1は、通常の親局と子局間のポーリン
グシーケンス(同図(1)〜(4),(7),(8))
以外に各子局に子局間通信の時間帯であることを示すア
イドルコマンドを送出する(同図(5))。
【0029】このアイドルコマンドを受信した子局間通
信を行いたい子局(子局2−2)はタイムスロットT上
に子局間通信データDを送出する(同図(6))。これ
は、図示されていないが、子局間の返信用タイムスロッ
トについても同様に行なわれる。
【0030】〈5〉図35は特開平6−326718号
公報における子局間通信を示しており、この子局間通信
においてはレスポンスデータに子局間通信要求ビットが
付加されている。
【0031】子局間通信が必要でない場合は、通常の親
局と子局間のポーリングシーケンスが行なわれる(同図
(1)〜(4))。
【0032】子局2−1が例えば子局2−Nからの通信
データを必要とする場合には、子局2−1は自局を指定
するポーリングコマンドを親局1から受信した時に(同
図(5))、子局間通信要求ビットをセットしたレスポ
ンスデータを送出する(同図(6))。
【0033】このレスポンスデータを受信した親局1は
子局2−1の通信要求を子局間通信コマンドとして子局
2−Nに転送する(同図(7))。
【0034】子局2−Nは子局間通信データを子局2−
1に送出し(同図(8))、送出後、子局間通信要求ビ
ットをクリアした子局間通信完了データを親局1に送出
する(同図(9))。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のポー
リング通信システムにおいては以下の課題がある。すな
わち、上記の従来例〈1〉,〈2〉においては、通常の
ポーリング動作で子局は親局へのレスポンスデータの代
わりに他局宛の子局間通信データを送出するため、この
間、親局は子局情報の収集ができない。
【0036】さらに、子局間の通信においては、送信し
た子局間通信データに対する返信データを受信するまで
に時間がかかってしまう。
【0037】従来例〈3〉においては、子局の主導によ
り子局間通信が行なわれるため、親局が通信を一元管理
できない。
【0038】従来例〈4〉においては、使われない可能
性のある子局間通信用のタイムスロットを常に確保して
いるため回線の使用効率が悪くなる。
【0039】従来例〈5〉においては、親局が子局間通
信のコマンドの転送処理をする必要があり、親局の負担
が増加する。
【0040】従って本発明は、親局がポーリングコマン
ドで子局を順次指定し、該指定された子局がレスポンス
データを該親局に返送するポーリング通信システムにお
いて、子局間の通信データの送受信を、通常のポーリン
グ処理を妨げないように回線の使用効率を向上させて、
親局に無理な負担をかけずに親局の制御の下で短時間で
実行することを課題とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るポーリング通信システムの概要を示す
と下記の表1のようになる。以下、各本発明〔1〕〜
〔9〕について説明する。
【0042】
【表1】
【0043】〔1〕本発明に係るポーリング通信システ
ムでは、親局が、所定回数に1回の割合でポーリングコ
マンドとは別の子局間通信ポーリングコマンドで順次子
局を指定し、該子局間通信ポーリングコマンドで指定さ
れた該子局が、子局間通信を必要としない場合には子局
間通信不要レスポンスデータを返送し、子局間通信を必
要とする場合には他の子局宛の子局間通信データを送出
し、該親局が、該子局間通信不要レスポンスデータを受
信した場合には次の子局間通信ポーリングコマンドを送
出し、該子局間通信データを受信した場合には次の子局
間通信ポーリングコマンドの送出を所定時間だけ遅延さ
せることを特徴としている。
【0044】図1は上記の本発明〔1〕の子局間通信の
原理を示しており、例えば図29(2)の通信システム
に関連して説明すると、上段には下り回線3にポーリン
グコマンド、レスポンスデータ、子局間通信ポーリング
コマンド、子局間通信データ、返信データ等を送出する
シーケンスが、下段には上り回線4にこれらのコマンド
又はデータを送出するシーケンスが時間の向きを右方向
にして示されている。
【0045】図1において、親局1が下り回線3に子局
2−1宛のポーリングコマンドを送出し(同図の時点T
1)、子局2−1は下り回線3と上り回線4に親局1宛
のレスポンスデータを送出する(時点T2)。
【0046】以下同様に、親局1と子局間の通常のポー
リングが順次行なわれ、子局2−Nに対するポーリング
動作が時点T3、T4で行なわれて通常のポーリング動
作の周期が完了する。
【0047】次に、親局1は子局2−1宛の子局間通信
ポーリングコマンドを下り回線3に送出し(時点T
5)、子局2−1は子局2−N宛の通信データを有して
いるものとすれば、この通信データを回線3,4に送出
する(時点T6)。親局1は子局2−N宛の通信データ
を受信した時、子局間通信を許可するため、次の子局宛
の子局間通信ポーリングコマンドの送出を所定時間だけ
遅らせる。
【0048】子局2−Nは子局2−1宛の返信データを
下り回線3と上り回線4に送出し(時点T7)、これを
子局2−1が受信する(時点T7)。
【0049】以下、同様に自局宛の子局間通信ポーリン
グコマンドを受信した子局は子局間通信データがある場
合、宛て先子局を指定して送出し、指定された子局は通
信データを受信した後、発呼した子局に返信データを送
出する。
【0050】親局1から子局間通信ポーリングコマンド
を受信した子局は自局に子局間通信用のデータが無いと
すれば、子局2−Nの例に示す如く子局間通信不要レス
ポンスデータを下り回線3と上り回線4に送出する(時
点T8,T9)。子局間通信不要レスポンスデータを受
信した親局1は次のシーケンスに進む。
【0051】この結果、子局間通信は親局の制御の下で
親局と子局間の通信(情報収集)を妨げずに行うことが
でき、さらに必要な子局間通信が即座に開始されるの
で、子局間通信データの送受信は短い時間で完了するこ
とが出来る。
【0052】さらに、ポーリングコマンド回数に対する
子局間通信の割合を変えることにより、子局間通信の頻
度を制御できる。
【0053】〔2〕また本発明に係るポーリング通信シ
ステムは、ポーリングコマンドが子局間通信許可コード
を含んでおり、子局が、レスポンスデータを返送した
後、子局間通信許可コードに従い他の子局に送る子局間
通信データがある場合には該子局間通信データを送出
し、親局が、該レスポンスデータ受信後に該子局間通信
データを受信した場合には、次の子局へのポーリングコ
マンドの送出を所定時間だけ遅延させることが可能であ
る。
【0054】図2は上記の本発明〔2〕の子局間通信の
原理を示しており、図1の本発明〔1〕と異なる点は、
子局間通信の許可を子局間通信用ポーリングコマンドで
与える代わりに通常のポーリングコマンドに子局間通信
許可コードを含ませて許可することである。
【0055】すなわち、親局1は下り回線3を介して子
局間通信許可コードを含んだポーリングコマンドを子局
2−1に送る(図2の時点T11)。
【0056】子局2−1はレスポンスデータを回線3,
4に送出後に(時点T12)、上記と同様に子局2−N
宛の通信データを回線3,4に送出する(時点T1
3)。子局2−Nは子局2−1宛の返信データを回線
3,4に送出する(時点T14)。
【0057】親局1は子局2−N宛の通信データを受け
て子局間通信が行なわれることを認識し、次の子局への
ポーリングコマンドの送出を所定時間だけ遅延させて子
局2−1の子局間通信用の時間帯を確保する(時点T1
3,T14)。この時間帯に子局間(2−1⇒2−N)
通信が行われる。
【0058】親局1は子局間通信許可コードを含んだポ
ーリングコマンドを子局2−2に送る(時点T15)。
【0059】子局2−2はレスポンスデータを回線3,
4に送出する(時点T16)。子局2−2は他の子局宛
の通信データがないので通信データの送出は行なわな
い。
【0060】親局1は子局2−2のレスポンスデータの
後に子局間通信データがないことを知り、次の子局への
ポーリングコマンドの送出を行なう。
【0061】以下同様に、子局が子局間通信データを持
たない場合は、親局1は次のポーリングコマンドを送出
する(時点T17,T18)。
【0062】この結果、子局間通信は親局の制御の下で
親局と子局間の通信(情報収集)を妨げずに行なわれ、
さらに親局に無理な負担をかけずに必要な時のみ各子局
間通信が実行され、子局間通信データの送受信は短時間
で完了することが出来る。
【0063】〔3〕本発明に係るポーリング通信システ
ムは、上記の本発明〔2〕において、レスポンスデータ
が子局間通信中コードを含み、親局が、該子局間通信中
コードを受信した場合には次の子局へのポーリングコマ
ンドの送出を所定時間だけ遅延させることもできる。
【0064】図3は上記の本発明〔3〕の子局間通信の
原理を示しており、図2の本発明〔2〕と異なる点は、
子局がレスポンスデータに子局間通信中コードを付加し
て親局に子局間通信中であることを知らせることであ
る。
【0065】すなわち、図3において、親局1から子局
間通信許可コードを含んだポーリングコマンドを子局2
−1は受信し(時点T21)、レスポンスデータに子局
間通信中コードを付加して送出する(時点T22)。
【0066】さらに、子局2−1は上記と同様に子局2
−N宛の通信データを送出し(時点T23)、子局2−
Nは子局2−1宛の返信データを送出する(時点T2
4)。
【0067】親局1は子局間通信中コードが付加された
レスポンスデータを受けて子局間通信が行なわれること
を認識し(時点T22)、次の子局へのポーリングコマ
ンドの送出を所定時間だけ遅延させて子局2−1の子局
間通信用の時間帯を確保する(時点T23,T24)。
【0068】子局2−2が他の子局宛の通信データを持
たない場合、親局1から子局間通信許可コードを含んだ
ポーリングコマンドを受信した子局2−2は(時点T2
5)、子局間通信中コードを付加していないレスポンス
データを送出する(時点T26)。
【0069】親局1は子局2−2のレスポンスデータを
受信して子局間通信がないことを知り、次の子局へのポ
ーリングコマンドの送出を行なう。
【0070】以下同様に子局が子局間通信データを持た
ない場合、親局1は次のポーリングコマンドを送出する
(時点T27,T28)。
【0071】〔4〕さらに本発明に係るポーリング通信
システムは、レスポンスデータが子局間通信要求コード
を含み、親局が該子局間通信要求コードを受信した場
合、該子局通信要求コードを返送した子局に子局間通信
指示コマンドを送出し、次の子局への該ポーリングコマ
ンドの送出を所定時間だけ遅延させ、該子局間通信指示
コマンドを受けた該子局が他の子局宛の子局間通信デー
タを送出することが可能である。
【0072】図4は上記の本発明〔4〕の子局間通信の
原理を示しており、図2の本発明〔2〕と異なる点は、
親局が子局間通信許可コードを付加したポーリングコマ
ンドで子局間通信を直接許可する代わりに、子局自身が
子局間通信要求コードが付加されたレスポンスデータで
子局間通信を親局に要求し、親局が子局間通信指示コマ
ンドで子局間通信を許可することである。
【0073】すなわち、図4において、子局2−1は親
局1からポーリングコマンドを受信した後(図4の時点
T31)、レスポンスデータに子局間通信要求コードを
付加して送出する(時点T32)。
【0074】子局間通信要求コードを受信した親局1は
子局間通信指示コマンドを子局2−1宛に送出し(時点
T33)、次の子局へのポーリングコマンドの送出を所
定時間だけ遅延させて子局2−1の子局間通信用の時間
帯を確保する(時点T34,T35)。
【0075】子局2−1は上記と同様に子局2−N宛の
通信データを送出し(時点T34)、子局2−Nは子局
2−1宛の返信データを送出する(時点T35)。
【0076】子局が他の子局宛の通信データを持ってい
ない場合は、レスポンスデータに子局間通信要求コード
を付加しないため通常のポーリング動作が行なわれる
(時点T36〜T39)。
【0077】〔5〕本発明では、上記の本発明〔1〕に
おいて、子局間通信ポーリングコマンドで所定の子局の
み選択できるようにしてもよい。
【0078】図5は本発明〔5〕の子局間通信の原理を
示しており、図1の本発明〔1〕と異なる点は、親局1
が子局間通信ポーリングコマンドを例えば子局2−1に
送信しないことである(図5の時点T44とT45のあ
いだ)。
【0079】これにより、親局1は子局2−1の子局間
通信を規制することができ、親局は子局間通信を選択す
ることで親局−子局間通信(情報収集)の優先順位を確
立できる。
【0080】〔6〕本発明では、上記の本発明〔2〕又
は〔3〕において、所望の子局間通信を禁止したい時に
該ポーリングコマンドが該子局間通信許可コードを含ま
ないようにしてもよい。
【0081】図6は上記の本発明〔6〕の子局間通信の
原理を示しており、図2の本発明〔1〕と異なる点は、
親局1が子局間通信許可コードを付加しないポーリング
コマンドを子局2−1に送信することである(時点T5
1)。
【0082】すなわち、親局1は子局2−1の子局間通
信を規制したことになり、親局1は子局間通信を一元管
理することができる。
【0083】〔7〕本発明では、上記の本発明〔4〕に
おいて、親局が、所望の子局間通信を禁止したい時に該
子局間通信指示コマンドを送信しないようにしてもよ
い。
【0084】図7は上記の本発明〔7〕の子局間通信の
原理を示しており、図4の本発明〔4〕と異なる点は、
親局1が子局2−1からのレスポンスデータに含まれる
子局間通信要求(図7の時点T62)を無視して子局間
通信指示コマンドを送出せず、次の子局2−2にポーリ
ングコマンドを送出することである(時点T63)。
【0085】すなわち、子局2−1は子局間指示コマン
ドを受信しないため子局間通信を行なうことが出来ず、
親局は子局間通信を一元管理することができる。
【0086】〔8〕また本発明では、上記の本発明
〔1〕〜〔7〕のいずれかにおいて、子局は、予め子局
間通信の発呼可否が設定されていてもよい。
【0087】すなわち、各子局に子局間通信の発呼禁止
機能を持たせ、子局間通信が可能な子局数を制限して、
通常のポーリング通信の占有率を上げことが可能とな
る。
【0088】さらに、子局間通信を行なえる局と行なえ
ない局に振り分けて予め設定しておくことにより、子局
のランクを設定することも可能である。
【0089】
〔9〕さらに本発明では、上記の本発明
〔8〕において、該設定を時間帯毎に行ってもよい。
【0090】すなわち、予め時間あるいは曜日等の時間
帯毎に各子局の子局間通信の発呼制限を設定することに
より、通常のポーリング動作を子局間通信が妨げない時
間帯を設定して回線の使用効率を向上させることができ
る。
【0091】
【発明の実施の形態】図8は本発明〔1〕(及び
〔5〕,〔8〕,
〔9〕)に係るポーリング通信システ
ムに用いられる通信データのフレームフォーマット例を
示しており、このフレームはスタートフラグ、着信側ア
ドレス部、制御部、情報部、フレーム検査シーケンス部
(FCS)、及びエンドフラグで構成されている。
【0092】スタートフラグとエンドフラグは送受信間
でフレームの同期をとるための信号であり、着信側アド
レス部はフレームを受け取る局のアドレスを示してい
る。
【0093】制御部は、コマンドとしては相手局に対す
る動作の指令を、レスポンスとしてはその指令に対する
応答などを示している。FCS部は誤り制御のためのシ
ーケンスである。
【0094】情報部は送信するデータを示し、さらにデ
ータ種別部、送信元アドレス部、及びデータ部で構成さ
れている。
【0095】データ種別部はフレームの種類を規定し、
その種類は通常のポーリングコマンド、子局間通信
ポーリングコマンド、レスポンスデータ、子局間通
信不要レスポンスデータ、及び子局間通信データの5
種である。
【0096】図9は本発明〔2〕〜〔4〕(及び〔6〕
〔9〕)に係るポーリング通信システムに用いられる
通信データのフレームフォーマット例を示しており、基
本的な構成は図8のフォーマットと同じである。
【0097】ただし、図8のフレームと異なる点は、情
報部のデータ種別部で規定されるデータの種類が、通
常のポーリングコマンド、子局間通信指示コマンド、
レスポンスデータ、及び子局間通信データの4種類
であり、さらに、情報部に付加コードが付加されている
ことである。付加コードのの種類は子局間通信許可コ
ード、子局間通信中コード、及び子局間通信要求コ
ードである。
【0098】図10は本発明に係る全てのポーリング通
信システムに共通に用いられる親局の実施例を示してお
り、通信処理部10は、バス11を介してデータ処理部
12及び記憶部13に相互接続されている。
【0099】データ処理部12は子局番号カウンタ1
4、ポーリング回数カウンタ15、及びレスポンスデー
タ/子局間通信監視タイマ16に相互接続されている。
【0100】通信処理部10はドライバ17とレシーバ
18に接続され、ドライバ17は子局2−1〜2−Nへ
の送信用下り回線3(図29(2)参照)に接続され、
レシーバ18は子局2−1〜2−Nからの受信用上り回
線4(同図参照)に接続されている。
【0101】記憶部13は子局2−1の情報部13−
1,子局2−2の情報部13−2,…,子局2−Nの情
報部13−Nを含んでいる。
【0102】図11は本発明に係る全てのポーリング通
信システムに共通に用いられる子局の実施例を示してお
り、通信処理部20はバス21を介してデータ処理部2
2、子局間通信返信監視タイマ23、及び記憶部24に
相互接続されている。
【0103】通信処理部20はさらにドライバ26とレ
シーバ27に接続されている。
【0104】ドライバ26は分岐部28を介して合成部
29,30に接続され、レシーバ27は合成部31を介
して分岐部32,33に接続されている。
【0105】合成部29と分岐部32は親局方向への上
り回線4に接続され、分岐部33と合成部30は親局方
向からの下り回線3に接続されている。
【0106】図12は本発明〔1〕における親局の動作
実施例を示した通信処理フローチャート図である。この
通信処理フローは一定時間毎に再起動されるようになっ
ている。
【0107】まず、初期状態で子局番号カウンタ14は
“1”に設定され、ポーリング回数カウンタ15はクリ
アされ、所定回数X(Xは1以上の正の整数)は例えば
“2”に設定されている。
【0108】まず、サブルーチンS100において、子
局2−1に対する「通常」のポーリング処理が実行さ
れ,続いて、子局2−2,…,2−Nについての通常の
ポーリング処理が順次実行される(ステップS110,
…,S120)。このとき、子局番号カウンタ14は各
子局のポーリン処理が実行される毎に“1”だけ加算さ
れて次の子局を指定するようになっている。
【0109】そして、ステップS130において、ポー
リング回数カウンタ15が“1”だけ加算され、カウン
タ15のカウント数“1”と所定回数X=“2”とを比
較してカウント数が所定回数X=“2”に達していない
ときには通信処理を終了する(ステップS140)。
【0110】ステップS140において、カウンタ15
のカウント数が所定回数X=“2”に達すると子局間通
信ポーリング処理に移る。この時、子局番号カウンタ1
4は“1”に設定される(図示せず)。
【0111】そして、親局はステップS150におい
て、子局2−1に対する子局間通信のポーリング処理が
実行され,続いてステップS160,…,S170にお
いて、それぞれ子局2−2,…,2−Nについての子局
間通信ポーリング処理が、(通常のポーリング処理と同
様に子局番号カウンタ14が子局を指定して)実行され
る。全ての子局間通信ポーリング処理が終了するとポー
リング回数カウンタ15はクリアされ(図示せず)、通
信処理は終了する。
【0112】以下に、通常のポーリング処理であるステ
ップS100と子局間通信ポーリング処理S150をよ
り具体的に説明する。
【0113】ステップS100において、親局は子局2
−1にポーリングコマンド(図8のデータ種別)を送
出し(ステップS101)、監視タイマ16を設定しス
タートさせる(ステップS102)。
【0114】監視タイマ16がタイムアウトでない場合
で、子局2−1からレスポンスデータ(図8のデータ種
別)を受信していない場合は、ステップS103に戻
る。
【0115】子局2−1からレスポンスデータを受信し
た場合は、レスポンスデータの受信処理を実行し(ステ
ップS105)、ステップS103において、監視タイ
マ16がタイムアウトの場合と同様に、子局2−2のポ
ーリング処理S110に移る。
【0116】ステップS150において、親局は子局2
−1に子局間通信ポーリングコマンド(図8のデータ種
別)を送出し(ステップS151)、監視タイマ16
を設定してスタートさせる(ステップS152)。
【0117】監視タイマ16がタイムアウトでない場合
で、子局2−1から子局間通信不要レスポンスデータ
(図8のデータ種別)を受信しない場合(ステップS
154)は、ステップS153に戻る。
【0118】子局2−1から子局間通信不要レスポンス
データを受信した場合は、監視タイマ16がタイムアウ
トの場合と同様に、子局2−2の子局間通信ポーリング
処理に移る(ステップS160)。
【0119】図13は本発明〔1〕における子局の動作
実施例を示したフローチャート図である。なお、子局の
通信処理フローは、親局の通信処理フローと異なり、常
時再起動される。
【0120】図11において、通信処理部20は親局か
ら下り回線3、分岐部33、合成部31、レシーバ27
を介して通常のポーリングコマンド及び子局間通信ポー
リングコマンドを受信したか否かを監視している(図1
3のステップS300,S400)。
【0121】さらに、通信処理部20は他の子局から下
り回線3、分岐部33、合成部31、及びレシーバ27
を介して、上り回線4、分岐部32、合成部31、及び
レシーバ27を介して子局間通信データ(図8のデータ
種別)を受信したか否かを監視している(図13のス
テップS317)。
【0122】すなわち、図13において、通信処理部2
0は各ステップS300,S400,S317でコマン
ド又は通信データを受信したか否かを監視して受信しな
い場合は通信処理を終了させる(ステップS300,S
400,S317の全てにおいてno)。
【0123】通信処理部20は、ポーリングコマンド、
子局間通信ポーリングコマンド、及び子局間通信データ
を各ステップS301、S309、S318において、
それぞれ受信した場合には自局宛であるか否かを確認
し、自局宛でない場合は通信処理を終了させる。
【0124】ステップS301において、自局宛の通常
のポーリングコマンドを受信した場合、ポーリングコマ
ンドの受信処理を実行し(ステップS302)、レスポ
ンスデータを親局に返信して通信処理を終了する(ステ
ップS303)。
【0125】ステップS309において、自局宛の子局
間通信ポーリングコマンドを受信した場合、他局宛の通
信データが無ければ(ステップS310)、子局間通信
不要レスポンスデータの送信処理を実行し(ステップ3
21)、通信処理を終了する。
【0126】ステップS310において、通信データが
有る場合には、通信処理部20はドライバ26、分岐部
28を介して合成部29において上り回線4に、合成部
30において下り回線3に通信データを送出する(ステ
ップS311)。
【0127】さらに、通信処理部20は子局間通信返信
監視タイマ23をスタートさせ(ステップS312)、
タイマ23がタイムアウトでない場合で(ステップS3
13)、自局宛の返信データを受信した場合には受信処
理を行い通信処理を終了する(ステップS314,S3
15)。
【0128】ステップ313において、タイマ23がタ
イムアウトのときは子局間通信を中断して通信処理を終
了する(ステップS316)。
【0129】ステップ314において、自局宛の返信デ
ータを受信しない場合は、ステップ313に戻り上記の
動作を繰り返す。
【0130】ステップS318において、通信データが
自局宛であれば、通信データの受信処理を実行し(ステ
ップS319)、返信データを送信して通信処理を終了
する(ステップS320)。
【0131】図14は本発明〔2〕における親局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0132】この実施例において、図12に示された親
局の動作フローと異なる点は、図12における子局間通
信ポーリング処理(ステップS150〜S170)と、
この処理の実行頻度を設定する処理(ステップS13
0,S140)がない点である。
【0133】また、図12におけるステップS100〜
S120は、図14におけるステップS100b〜S1
20bに相当している。
【0134】ただし、ステップS100b(S110b
…S120bも同様)の通常のポーリング処理において
は、ポーリングコマンド(図9のデータ種別)に子局
間通信許可コード(図9の付加コード)が付加される
(図14のステップS101a)。
【0135】そして、ステップS102〜S105を経
由してレスポンスデータ(図9のデータ種別)の受信
処理を行なった後、例えば、子局2−1から子局間通信
データ(図9のデータ種別)が送出されているか否か
を判定する(ステップS106)。
【0136】子局間通信データが有る場合は、監視タイ
マ16をスタートさせ(ステップS107)、監視タイ
マ16のタイムアウトで(ステップS108)、子局間
通信データが無い場合と同様に、次の子局2−2のポー
リング処理に移行する。
【0137】図15は本発明〔2〕における子局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0138】この実施例において、ポーリングコマンド
の受信判定を行なった後、図13の実施例におけるステ
ップS400を経由せずに、図13と同様のステップS
317〜S320を実行する。
【0139】また、図13と同様のステップS300〜
S303を経由した後、ステップS304の判定におい
て、ステップS302で受信したポーリングコマンドに
子局間通信許可コードが有る場合は、自局に他子局宛の
通信データが有るか否かを判別し(ステップS31
0)、有る場合には図13と同様のステップS311〜
S316の処理フローを実行する。
【0140】ステップS304,S310において、
「無し」の判定時には通信処理を終了する。
【0141】図16は本発明〔3〕における親局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0142】この実施例において、図14に示された親
局の動作フローと異なる点は、図14における子局間通
信データが有るか否かの判定(ステップS106)を行
なう代わりに、レスポンスデータに子局間通信中コード
(図9の付加コード)が有るか否かの判定を行なう点
である(図16のステップS106a)。
【0143】すなわち、ステップS101a〜S105
を経由した後、ステップS106aにおいて、ステップ
S105で受信したレスポンスデータに子局間通信中コ
ードが有る場合のみ、ステップS107、S108を実
行後する。
【0144】図17は本発明〔3〕における子局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0145】この実施例において、図15に示したステ
ップS300〜S304を実行し、ステップS304で
子局間通信許可コードがないことが分かったときには、
子局間通信中コードを付加しないレスポンスデータを親
局に送信する(ステップS303a)。
【0146】ステップS304において、子局間通信許
可コードが有ることが分かったときには、他子局宛の通
信データの有無を判定し(ステップS305)、無い時
にはステップS303aに進み、有ることが分かった時
には、レスポンスデータに子局間通信中コードを付加し
て親局に送信する(ステップS303b)。
【0147】この後は、図15と同様にステップS31
1〜S316を実行する。
【0148】また、ステップS300においてポーリン
グコマンドを受信しない場合は、図15と同様にステッ
プS317〜S320を実行する。
【0149】図18は本発明〔4〕における親局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0150】この実施例においては、図12にも示した
ステップS101を実行し、子局間通信許可コードを付
加しない通常のポーリングコマンドを送出する。
【0151】この後、ステップS102〜S105を上
記の実施例と同様に実行した後、子局のレスポンスデー
タに子局間通信要求コード(図9の付加コード)の有
無を判定する(ステップS106b)。
【0152】この結果、子局間通信要求コードが有る場
合のみ、子局間通信指示コマンド(図9のデータ種別
)を子局に送出し(ステップS206)、上記の実施
例と同様にステップS107,S108を実行する。
【0153】図19は本発明〔4〕における子局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0154】この実施例においては、上記の実施例と同
様にステップS300〜302を実行した後、他の子局
宛の通信データの有無を判定し(ステップS305)、
該データがない場合には、レスポンスデータに子局間通
信要求コードを付加せず親局に送信する(ステップS3
03c)。
【0155】該データが有る場合には、子局間通信要求
コードを付加したレスポンスデータを親局に送信する
(ステップS303d)。
【0156】また、ステップS300において、ポーリ
ングコマンドを受信しない場合には、親局から子局間通
信指示コマンドが送られてきたか否かを判定する(ステ
ップS8)。
【0157】この結果、該指示コマンドが送られてきた
場合には、他の子局宛の通信データの有無を判定し(ス
テップS310)、該データが有る場合のみ、上記の実
施例と同様にステップS311〜S316を実行する。
【0158】ステップS308において、子局間通信指
示コマンドを受信しない場合には、上記の実施例と同様
にステップS317〜S320を実行する。
【0159】図20は本発明〔5〕における親局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0160】この実施例において、図12の実施例と異
なる点は、各子局間通信ポーリング処理(ステップS1
50a〜S170a)の先頭において発呼制限が設定さ
れている否かの判定処理(ステップS251)を行なう
ことである。
【0161】すなわち、ステップ251において、親局
内で発呼制限が設定されている場合(発呼禁止)には、
ステップS151〜S154の処理を実行せずに、次の
子局に対する子局間通信処理に進む。
【0162】図21は本発明〔6〕における親局の動作
実施例(1)を示したフローチャート図である。
【0163】この実施例において、図14の実施例と異
なる点は、各子局に対する処理(ステップS100e〜
S120e)において、ステップS101aの代わりに
ステップS201,S101b,及びS101cを用い
た点である。
【0164】すなわち、ステップS201において、発
呼制限が設定されているか否かの判定を行い、発呼制限
設定が無い場合には子局間通信許可コードを付加したポ
ーリングコマンドを送出し(ステップS101b)、有
る場合は子局間通信許可コードを付加しないポーリング
コマンドを送出して(ステップS101c)、続くステ
ップS102〜S108の処理に移る。
【0165】図22は本発明〔6〕における親局の動作
実施例(2)を示したフローチャート図である。
【0166】この実施例において、図21の実施例と異
なる点は、ステップS106(子局間通信データの有無
を判定)を行なう代わりに、図16の実施例に適用させ
るため、ステップS106aにおいて子局間通信中コー
ドの有無を判定を行なう点である。
【0167】すなわち、ステップS201〜S105を
経由した後、ステップS106aにおいて、ステップS
105で受信したレスポンスデータに子局間通信中コー
ドが無い場合には直ちに、有る場合にはステップS10
7及びS108の処理を実行して次の子局に対する処理
(ステップS110f〜S120f)に移る。
【0168】図23は本発明〔7〕における親局の動作
実施例を示したフローチャート図である。
【0169】この実施例において、図18の実施例と異
なる点は、各子局間通信ポーリング処理(ステップS1
00g〜S120g)においてステップS105とステ
ップS106bとの間に、子局が子局間通信を許可され
ているか否かを判定するステップS205が挿入されて
いる点である。
【0170】すなわち、ステップS101〜S105を
経由した後、ステップS205において、子局間通信が
許可されていない場合は直ちに、許可されている場合は
ステップS106b〜S108の処理を実行して、次の
子局に対する処理に移る(ステップS110g〜S12
0g)。
【0171】これにより、親局は子局間通信禁止時には
子局間通信指示コマンドを送らないようにしている。
【0172】以下に説明する図24及び図25の実施例
においては、各子局が子局間通信の発呼を制限する機能
を持ち、予め各子局が子局間通信の頻度を制限して通常
のポーリング処理の通信占有率を上げることが出来るよ
うにしている。したがって、親局の負担を増やすことな
く、親局と子局間通信の優先権を確保するとともに子局
間通信を必要に応じて確保することができる。
【0173】図24は本発明〔8〕における子局の動作
実施例(1)を示したフローチャート図である。
【0174】この実施例において、図13の実施例と異
なる点は、ステップS400とステップS309との間
に、予め自局の発呼制限が設定されているか否かの判定
を行なう処理(ステップS306)が追加されている点
である。
【0175】すなわち、ステップS300及びS400
を経由した後、ステップS306において、子局間通信
の発呼の制限が有る場合は直ちに、無い場合はステップ
S309〜S316,S321の処理を実行して、通信
処理を終了する。
【0176】図25は本発明〔8〕における子局の動作
実施例(2)を示したフローチャート図である。
【0177】この実施例において、図15の実施例と異
なる点は、ステップS304とS310との間に、発呼
制限が設定されているか否かの判別を行なう処理(ステ
ップS306)が挿入されていることである。
【0178】すなわち、ステップS300〜304を経
由した後、ステップS306において、発呼の制限が有
る場合は直ちに、無い場合はステップS310〜S31
6の処理を実行した後に、通信処理を終了する。
【0179】以下に説明する図26〜図28の実施例に
おいては、各子局に子局間通信の発呼を時間帯毎に制限
する機能を持たせることにより、上記した図25及び図
26の実施例と同様の効果を得ている。
【0180】図26は本発明
〔9〕における子局の動作
実施例(1)を示したフローチャート図である。
【0181】この実施例において、図24の実施例と異
なる点は、発呼制限の設定の判別を行なう処理(ステッ
プS306)の代わりに、現在の時間帯において発呼制
限がなされているか否かを判別する処理(ステップS3
07)を用いている点である。
【0182】すなわち、ステップS300及びS400
を経由した後、ステップS307において、現在の時間
帯が発呼を制限する設定が有る場合は直ちに、無い場合
はステップS309〜S316,S321の処理を実行
した後に、通信処理を終了する。
【0183】図27は本発明
〔9〕における子局の動作
実施例(2)を示したフローチャート図である。
【0184】この実施例において、図25の実施例と異
なる点は、子局において発呼制限の設定を判別する処理
(ステップS306)の代わりに、図26の実施例と同
様に、発呼制限が時間帯毎に設定されている否かを判別
する処理(ステップS307)を用いている点である。
【0185】すなわち、ステップS300〜304を経
由した後、ステップS307において、現在の時間が発
呼の制限がなされた時間帯である場合は直ちに、時間帯
でない場合はステップS310〜S316の処理を実行
した後に、通信処理を終了する。
【0186】図28は本発明
〔9〕における子局の動作
実施例(3)を示したフローチャート図である。
【0187】この実施例において、図17の実施例と異
なる点は、ステップS304とS305との間に、子局
において現在の時間が発呼が禁止されている時間帯で有
るか否かを判定する処理(ステップS307)が挿入さ
れている点である。
【0188】すなわち、ステップS300〜S304を
経由した後、ステップS307において、現在の時間が
発呼禁止時間帯である場合は子局間通信中コードを付加
しないレスポンスデータデータ送出し(ステップS30
3a)、発呼禁止時間帯でない場合はステップS305
〜S316の処理を実行した後に、通信処理を終了す
る。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポー
リング通信システムによれば、親局が、所定回数に1回
の割合で通常のポーリングコマンドとは別のポーリング
コマンド、ポーリングコマンド自体、或いは子局からの
要求により子局間通信を一定時間許可するように構成し
たので、子局間の通信データの送受信を、通常のポーリ
ング処理を妨げずに回線の使用効率を向上させ、親局に
無理な負担をかけずに短時間で実行することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明〔1〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図2】本発明〔2〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図3】本発明〔3〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図4】本発明〔4〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図5】本発明〔5〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図6】本発明〔6〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図7】本発明〔7〕に係るポーリング通信システムの
動作原理を示すシーケンス図である。
【図8】本発明〔1〕(及び〔5〕,〔8〕,
〔9〕)
に係るポーリング通信システムで用いられる通信データ
のフレームフォーマット図である。
【図9】本発明〔2〕〜〔4〕(及び〔6〕〜
〔9〕)
に係るポーリング通信システムで用いられる通信データ
のフレームフォーマット図である。
【図10】本発明に係るポーリング通信システムおける
親局の実施例を示す概略構成図である。
【図11】本発明に係るポーリング通信システムおける
子局の実施例を示す概略構成図である。
【図12】本発明〔1〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図13】本発明〔1〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図14】本発明〔2〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例示すフローチャート図である。
【図15】本発明〔2〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図16】本発明〔3〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図17】本発明〔3〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図18】本発明〔4〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図19】本発明〔4〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図20】本発明〔5〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図21】本発明〔6〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例(1)を示すフローチャート図
である。
【図22】本発明〔6〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例(2)を示すフローチャート図
である。
【図23】本発明〔7〕に係るポーリング通信システム
おける親局の動作実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図24】本発明〔8〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例(1)を示すフローチャート図
である。
【図25】本発明〔8〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例(2)を示すフローチャート図
である。
【図26】本発明
〔9〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例(1)を示すフローチャート図
である。
【図27】本発明
〔9〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例(2)を示すフローチャート図
である。
【図28】本発明
〔9〕に係るポーリング通信システム
おける子局の動作実施例(3)を示すフローチャート図
である。
【図29】一般的なポーリング通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図30】ポーリング通信システムにおける一般的なポ
ーリング動作を示すシーケンス図である。
【図31】従来のポーリング通信システムにおける子局
間通信の動作(1)を示すシーケンス図である。
【図32】従来のポーリング通信システムにおける子局
間通信の動作(2)を示すシーケンス図である。
【図33】従来のポーリング通信システムにおける子局
間通信の動作(3)を示すシーケンス図である。
【図34】従来のポーリング通信システムにおける子局
間通信の動作(4)を示すシーケンス図である。
【図35】従来のポーリング通信システムにおける子局
間通信の動作(5)を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 親局 2−1〜2−N 子局 3 下り回線 4 上り回線 10,20 通信処理部 11,21 バス 12,22 データ処理部 13,24 記憶部 13a 子局1情報 13b 子局2情報 13c 子局N情報 14 子局番号カウンタ 15 ポーリング回数カウンタ 16 レスポンスデータ/子局間通信監視タイマ 17,26 ドライバ 18,27 レシーバ 23 子局間通信返信監視タイマ 28,32,33 分岐部 29,30,31 合成部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親局がポーリングコマンドで子局を順次指
    定し、該指定された子局がレスポンスデータを該親局に
    返送するポーリング通信システムにおいて、 該親局が、所定回数に1回の割合で該ポーリングコマン
    ドとは別の子局間通信ポーリングコマンドで順次子局を
    指定し、 該子局間通信ポーリングコマンドで指定された該子局
    が、子局間通信を必要としない場合には子局間通信不要
    レスポンスデータを返送し、子局間通信を必要とする場
    合には他の子局宛の子局間通信データを送出し、 該親局が、該子局間通信不要レスポンスデータを受信し
    た場合には次の子局間通信ポーリングコマンドを送出
    し、該子局間通信データを受信した場合には次の子局間
    通信ポーリングコマンドの送出を所定時間だけ遅延させ
    ることを特徴としたポーリング通信システム。
  2. 【請求項2】親局がポーリングコマンドで子局を順次指
    定し、該指定された子局がレスポンスデータを該親局に
    返送するポーリング通信システムにおいて、 該ポーリングコマンドが子局間通信許可コードを含んで
    おり、 該子局が、該レスポンスデータを返送した後、子局間通
    信許可コードに従い他の子局に送る子局間通信データが
    ある場合には該子局間通信データを送出し、 該親局が、該レスポンスデータ受信後に該子局間通信デ
    ータを受信した場合には、次の子局へのポーリングコマ
    ンドの送出を所定時間だけ遅延させることを特徴とした
    ポーリング通信システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 該レスポンスデータが子局間通信中コードを含み、 該親局が、該子局間通信中コードを受信した場合には次
    の子局へのポーリングコマンドの送出を所定時間だけ遅
    延させることを特徴としたポーリング通信システム。
  4. 【請求項4】親局がポーリングコマンドで子局を順次指
    定し、該指定された子局がレスポンスデータを該親局に
    返送するポーリング通信システムにおいて、 該レスポンスデータが子局間通信要求コードを含み、 該親局が該子局間通信要求コードを受信した場合、該子
    局通信要求コードを返送した子局に子局間通信指示コマ
    ンドを送出し、次の子局への該ポーリングコマンドの送
    出を所定時間だけ遅延させ、 該子局間通信指示コマンドを受けた該子局が他の子局宛
    の子局間通信データを送出することを特徴としたポーリ
    ング通信システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、 該子局間通信ポーリングコマンドが所定の子局のみ選択
    できることを特徴としたポーリング通信システム。
  6. 【請求項6】請求項2又は3において、 子局間通信禁止時に該ポーリングコマンドが該子局間通
    信許可コードを含まないことを特徴としたポーリング通
    信システム。
  7. 【請求項7】請求項4において、 該親局が、子局間通信禁止時に該子局間通信指示コマン
    ドを送信しないことを特徴としたポーリング通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、 該子局は、予め子局間通信の発呼可否が設定されている
    ことを特徴としたポーリング通信システム。
  9. 【請求項9】請求項8において、 該設定が時間帯毎になされることを特徴としたポーリン
    グ通信システム。
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