JPH10208005A - データアクセス装置 - Google Patents

データアクセス装置

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JPH10208005A
JPH10208005A JP9025906A JP2590697A JPH10208005A JP H10208005 A JPH10208005 A JP H10208005A JP 9025906 A JP9025906 A JP 9025906A JP 2590697 A JP2590697 A JP 2590697A JP H10208005 A JPH10208005 A JP H10208005A
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JP
Japan
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coil
coils
data
access device
unit
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Application number
JP9025906A
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English (en)
Inventor
Masayuki Arai
雅行 荒井
Hitoshi Yamaguchi
仁志 山口
Keiichi Iiyama
恵市 飯山
Shinkichi Asaka
信吉 浅加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokimec Inc
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Tokimec Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大小混在使用されるデータ記憶体へのアクセス
に適したデータアクセス装置を実現する。 【解決手段】 電磁誘導結合用のコイルユニット200
を備え、これを介した通信によってデータ記憶体にアク
セスするデータアクセス装置において、コイルユニット
200は、円形の送信コイルS1〜S18とそれより径
の小さな円形の受信コイルR1〜R84とを備えたもの
であり、受信コイルは、複数個が六角稠密状に配設さ
れ、送信コイルは、複数個がマトリクス状に配設され
る。又は、送信コイルは何れもが受信コイルの7個の稠
密塊に対応して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードやデ
ータキャリア等のデータ記憶体に対して電磁誘導結合方
式による通信を行ってアクセスするリーダライタ等のデ
ータアクセス装置に関し、詳しくは、カフェテリア方式
の食堂等における料金精算システムなどに好適なデータ
アクセス装置に関する。かかるフェテリア用の精算にあ
っては、読み出しアクセスがなされる小形のデータ記憶
体と読み書きアクセスがなされる大形のデータ記憶体と
が混在して使用される。この発明は、このようなデータ
記憶体へのアクセスを要する応用にデータアクセス装置
を一層良く適合させるためのものであり、データ記憶体
が大小混在使用される分野であればカフェテリア方式の
分野に限らず適する。
【0002】
【従来の技術】従来、データアクセス装置としてのリー
ダライタがカフェテリア方式対応の料金精算システムに
応用された例として、図9や,図10に示したものが知
られている。何れも、ホストコンピュータであるレジス
タ装置2に接続されたリーダライタ本体10と、精算カ
ウンタ4に取着されたコイルユニット20とを備えてい
て、取り集められた食器6の乗っているトレイ8が精算
カウンタ4上に載置されると、それぞれの食器6に予め
取着された食器タグ30として用いられ金額等のデータ
を保持しているデータ記憶体から、コイルユニット20
を介したコイルの相互誘導作用に基づく電磁誘導結合方
式での通信によって、接触不要で、その金額データ等を
読み取るものである(図10(a)参照)。また、必要
に応じて、読み取りデータがリーダライタ本体10から
レジスタ装置2へ送出されたり、更新データがデータ記
憶体へ書込のために送信される。
【0003】図9に構成ブロック図を示したリーダライ
タは、LC並列共振タグを利用した食器タグにアクセス
するために、コイルユニットに略正方形の受信コイルや
概ね長方形の送信コイルが幾つか配設されるとともに、
これらのコイルを駆動するリーダライタ本体には周波数
コントロール手段が設けられたものである。そして、送
信コイルから送出する電磁信号の周波数を変化・スキャ
ンさせながら、その際における共振タグの共振状態に依
存した微少な起電圧変化を受信コイルで検知する。こう
して、食器タグの有無や種別等の情報を読み取るのであ
る。
【0004】図10において(a)に使用態様図を示し
(b)に構成ブロック図を示したリーダライタは、同一
出願人による特開平8−22514号公報に記載のもの
である。これは、同一周波数での通信を利用して食器タ
グ30にアクセスするものであり、そのために、コイル
ユニット20には食器6の大きさに対応した円形の送受
信コイル21が複数個配設されており、リーダライタ本
体10には各送受信コイル21への順次アクセスのため
にコイル切換部13が設けられている。
【0005】詳述すると、リーダライタ本体10は、マ
イクロプロセッサ(CPU)等からなる制御部11を有
して、そのプログラム処理によって電力送給波やコマン
ドあるいは書き込みデータなどの送出を制御するように
なっている。さらに、制御部11の制御に従って読出コ
マンド等を交番電磁界として食器タグ30へ送出するた
めに、送信データで所定周波数の搬送波を変調する変調
回路や送信アンプ等からなる送信部12と、送信信号を
交番電磁界に変換するコイル21をコイルユニット20
の中から逐次順番に選択して切り換えるコイル切換部1
3とが設けられている。
【0006】一方、リーダライタのアクセス対象である
各食器タグ30は、食器6に取着して用いられることか
ら小形に形成されており、電池を内蔵することや,動作
電力の供給もリーダライタから非接触で受けることで、
リーダライタとの近接時に小電力で動作して通信を行
う。そのため、食器タグ30用のデータ記憶体は、リー
ダライタからの電磁信号を受けるコイルや受信アンプ等
からなる伝送部と、受信信号からコマンド等を復調する
受信部と、受理したコマンド等に応じてメモリにアクセ
スしてデータの読み出しや書き込み等の制御を行う制御
部とを備えている。そのメモリには、ID番号データや
金額データが保持されている。また、データ記憶体に
は、メモリからの読出データを制御部の制御に従って搬
送波に混合する変調回路や送信アンプ等からなる送信部
も備えられており、伝送部のコイルを介してメモリデー
タを返送することでリーダライタのアクセスに応答する
ようになっている。
【0007】さらに、リーダライタ本体10は、データ
記憶体からの返信を受け取るために、該当の送受信コイ
ル21に誘起した信号を増幅する受信アンプや,返送デ
ータを復調する復調回路などからなる受信部14も設け
られている。なお、データ記憶体からデータアクセス装
置への搬送波に対する変調方式は、小電力下でS/N比
を改善するために、PSK変調等の一般的なデジタル変
調に加えて、データ記憶体の送信部で疑似ランダム信号
を用いたスペクトラム拡散変調を施すとともに、データ
アクセス装置の受信部14で疑似ランダム信号との相関
演算による復調を行う方式等が、開示されている。
【0008】また、コイルユニット20については、長
方形のトレイ8のほぼ全面をカバーするために、円形の
送受信コイル21がマトリクス状に配設されている(図
10(b)参照)。さらに、図11に示したコイル配設
例も開示されており、この場合、正六角形22が隣接の
正六角形22と辺同士を接触させて密に並べられた状態
を基準にして(図中の二点鎖線部分を参照)、それぞれ
の正六角形22を囲むように送受信コイル21が配設さ
れている。本明細書では、この場合の配設状態を、六角
稠密状に配設されていると呼ぶ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タアクセス装置では、共振タグ利用の場合(図9参
照)、読み取りは可能であるが、書き込み不能なので、
金額データの動的な更新等ができない。このため、プリ
ペイドカード等に対するトレイ上での自動処理が行え
ず、適用環境が制約されてしまう。また、周波数を可変
しての掃引のためにコイル数の割に処理時間が長くなり
がちである。さらに、正方形や長方形等の矩形のコイル
は、円形のコイルに較べると、コイル内の磁束分布密度
が均一になり難い上に、製造しにくいといった不都合が
ある。
【0010】一方、順次アクセスの場合(図10参
照)、円形コイルを採用しているが、トレイ上の食器乗
載部位に通信不能なところが生じないように、円形コイ
ルを一部重ねて配設する必要があった。また、コイルを
逐次切り換えて処理するのにそれなりの時間を要するこ
とから、コイルのサイズを食器の大きさに対応させてコ
イル数の増加を回避する必要もあった。
【0011】しかしながら、食器タグが取着対象の食器
よりも必然的に小さいため、食器大のコイルに重なりが
あると次のような場合に好ましくないことが判明した。
すなわち、2個の受信コイル21のコイル重なり部21
aの面積が食器タグ30の面積の約3割以上になってい
る状態で、このコイル重なり部21aの上に食器タグ3
0が乗せられると、食器タグ30としてのデータ記憶体
におけるコイルの自己インダクタンスが変化するため、
データ記憶体からデータアクセス装置への返送能力が影
響を受けてしまうのである(図8(a)を参照)。3個
の受信コイル21のコイル重なり部21bの面積が食器
タグ30の面積の約3割以上になっているときも同様で
ある(図8(b)を参照)。
【0012】このため、データ記憶体を大きくしないで
通信状態を改善するには、個々のコイル重なり部がデー
タ記憶体のコイルよりも十分小さくなるように、食器を
基準にするのでなくデータ記憶体を基準にして円形コイ
ルの小形化を行うことが望ましい。もっとも、単純に送
受信コイルを小さくしてマトリクス状に並べたのでは
(図12(a)を参照)、既述したように、順次アクセ
スではアクセス時間が長くなりすぎる。さらに、送信部
のおける送信コイル駆動能力も不足してしまう。マトリ
クス状配設を六角稠密状配設に変更すれば、コイル重な
り部が小さくなって、コイル数が少し減少するが、それ
だけで根本的な解決には到らない。
【0013】これに対し、プリペイドカード等として用
いられるデータ記憶体はデータ更新を要するが、食器タ
グとして用いられるデータ記憶体は一般にデータの読み
出しが出来れば足り、しかもプリペイドカード等は食器
に近い大きさであることに着目して、送受信コイルを概
ね食器大の円形送信コイルとこれよりも小さな受信コイ
ルとに分離するとともにこれらを組み合わせてコイルユ
ニットを構成することが考えられる。
【0014】ところが、矩形のトレイに対して、このよ
うな異径の円形コイルを単純に六角稠密状に配設した場
合(図12(b)を参照)、図11からも明らかなよう
に少数コイルの六角稠密状配設は円形のトレイに適した
ものなので、この場合には相対的に大きな送信コイルの
凹凸に対応してトレイ辺縁部に生じる通信不能領域の広
さが目につく(図12(b)における一点鎖線部分と二
点鎖線部分との差を参照)。矩形トレイの隣り合う2隅
を斜めに欠いた如き多角形のトレイに対して応用した場
合も同様である。
【0015】そこで、受信コイルの小形化を行うに際
し、通信可能範囲が無駄なく拡がるようにコイルユニッ
トにおけるコイル配置をさらに工夫することが課題とな
る。また、受信コイルの小形化に伴う数の増大に対して
スループットやメンテナンスなどの観点からさらなる改
良を行うことも課題となる。この発明は、このような課
題を解決するためになされたものであり、大小混在使用
されるデータ記憶体へのアクセスに適したデータアクセ
ス装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第5の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0017】[第1の解決手段]第1の解決手段のデー
タアクセス装置は(、出願当初の請求項1に記載の如
く)、電磁誘導結合用のコイルユニットを備え、このコ
イルユニットを介した通信によってデータ記憶体にアク
セスするデータアクセス装置において、前記コイルユニ
ットは、円形の送信コイルとそれより径の小さな円形の
受信コイルとを備えたものであり、前記送信コイルは、
複数個がマトリクス状に配設されたものであり、前記受
信コイルは、複数個が六角稠密状に配設されたものであ
ることを特徴とするものである。
【0018】このような第1の解決手段のデータアクセ
ス装置にあっては、円形の送信コイルとそれより径の小
さな円形の受信コイルを介してデータ記憶体との通信が
行われる。そして、プリペイドカードの如き相対的に大
きなデータ記憶体に対しては送信コイルを介して読み出
し及び書き込みが行われ、食器タグの如き相対的に小さ
なデータ記憶体に対しては受信コイルを介した読出アク
セスが行われる。
【0019】また、受信コイルが小形化されていて、個
々のコイル重なり部が食器タグ等に比較しても十分に小
さくなっている。しかも、受信コイルが六角稠密状に配
設されているので、個々のコイル重なり部が一層小さく
なるとともに、受信コイルが小形化されていても個数の
増大が最小限に止められている。そして、受信コイルが
小形化されているので、コイルユニットの形状を矩形の
トレイに適合させたときに円形受信コイルの凹凸に対応
してトレイ辺縁部に生じる通信不能領域は、六角稠密状
配設であっても、大して広くない。
【0020】さらに、送信コイルがマトリクス状に配設
されているので、送信コイルはさほど小形化されないに
も関わらず、円形送信コイルの凹凸に対応してトレイ辺
縁部に生じる通信不能領域も、広くならない。なお、デ
ータアクセス装置の送信コイルに関しては、コイル重な
り部が広くても、一般にデータアクセス装置が据え置い
て用いられることからデータ記憶体よりも送信パワーが
大きいので、通信に支障は無い。
【0021】これにより、円形のコイルを配設して矩形
のコイルユニットを構成しても、単純なマトリクス状配
設や六角稠密状配設に較べて、辺縁部に生じる通信不能
領域の広がりが抑えられる。したがって、この発明によ
れば、受信コイルの小形化を行うに際して送信コイルの
マトリクス状配設と受信コイルの六角稠密状配設とを組
み合わせて通信可能範囲が無駄なく拡がるようにしたこ
とにより、大小混在使用されるデータ記憶体へのアクセ
スに適したデータアクセス装置を実現することができ
る。
【0022】[第2の解決手段]第2の解決手段のデー
タアクセス装置は(、出願当初の請求項2に記載の如
く)、電磁誘導結合用のコイルユニットを備え、このコ
イルユニットを介した通信によってデータ記憶体にアク
セスするデータアクセス装置において、前記コイルユニ
ットは、円形の送信コイルとそれより径の小さな円形の
受信コイルとを備えたものであり、前記受信コイルは、
複数個が六角稠密状に配設されたものであり、前記送信
コイルは、複数個が設けられ、その何れもが前記受信コ
イルの7個の稠密塊に対応して配置されたものであるこ
とを特徴とするものである。
【0023】このような第2の解決手段のデータアクセ
ス装置にあっては、上述したのと同様にして大小のデー
タ記憶体との通信が行われる。また、受信コイルの小形
化および六角稠密状配設により、コイルユニットの形状
を多角形のトレイに適合させたときにも、円形受信コイ
ルの凹凸に対応してトレイ辺縁部に生じる通信不能領域
は広くならない。さらに、送信コイルに関してのコイル
重なり部の広さも支障が無い。
【0024】しかも、送信コイルの何れもが受信コイル
の7個の稠密塊(すなわち1個のコイルの周り正六角形
状に6個のコイルが一部重なって隙間無く密着した凝集
体)に対応して配置されていることから、ほぼ円形に凝
集した受信コイルの7個の稠密塊に概ね一致して重なる
ように送信コイルは総てがなっている。そこで、送信コ
イルはさほど小形化されないにも関わらず、円形送信コ
イルの凹凸に対応してトレイ辺縁部に生じる通信不能領
域も、受信コイルのそれと同等レベルに抑えられ、大し
て広くならない。
【0025】これにより、円形のコイルを配設して多角
形のコイルユニットを構成しても、単純なマトリクス状
配設や六角稠密状配設に較べて、辺縁部に生じる通信不
能領域の広がりが抑えられる。したがって、この発明に
よれば、受信コイルの小形化を行うに際し受信コイルの
六角稠密状配設と送信コイルの受信コイル稠密塊対応の
配置とを組み合わせて通信可能範囲が無駄なく拡がるよ
うにしたことにより、大小混在使用されるデータ記憶体
へのアクセスに適したデータアクセス装置を実現するこ
とができる。
【0026】[第3の解決手段]第3の解決手段のデー
タアクセス装置は(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、上記の第1,第2の解決手段のデータアクセス装
置であって、前記コイルユニットを駆動する通信手段が
複数個並列に設けられた回路からなり、それぞれが、前
記送信コイル及びこれに重なった前記受信コイルからな
るグループに分かれて対応していることを特徴とするも
のである。
【0027】このような第3の解決手段のデータアクセ
ス装置にあっては、コイルユニットを介したデータ記憶
体との通信に際して、通信手段として設けられた回路が
コイルユニットを駆動するが、その回路が複数個並列に
設けられているので、並列駆動の能力が備わっている。
そして、それぞれの回路が、グループ分けされた送信コ
イル及びこれに重なった受信コイルに分かれて対応して
いるので、並列駆動を行っても混信を避けることが可能
である。
【0028】これにより、グループの異なるコイル上の
複数のデータ記憶体に対して並列にアクセスができるの
で、小形化によりコイルの個数が増えても、スループッ
トの増大は抑制・緩和することができる。したがって、
この発明のデータアクセス装置は、スループットの観点
からも、大小混在使用されるデータ記憶体へのアクセス
に適したものとなる。
【0029】[第4の解決手段]第4の解決手段のデー
タアクセス装置は(、出願当初の請求項4に記載の如
く)、上記の第1〜第3の解決手段のデータアクセス装
置であって、前記受信コイルの断線を検出する検出手段
が、前記受信コイルの個々に又は複数個ごとに若しくは
総て纏めて一つ設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0030】このような第4の解決手段のデータアクセ
ス装置にあっては、受信コイルが断線すると検出手段に
よってそのことが検出されるので、受信コイルの断線に
起因した誤動作が防止される。これにより、受信コイル
の小形化のためにその個数が増加することに伴って受信
コイルの断線事故の発生確率が増大しても、コイル断線
に起因した誤動作を確実に防止することができる。その
結果、確信を持ってメンテナンス作業が行えるので、メ
ンテナンスが容易になる。したがって、この発明のデー
タアクセス装置は、スループットの観点からも、大小混
在使用されるデータ記憶体へのアクセスに適したものと
なる。
【0031】[第5の解決手段]第5の解決手段のデー
タアクセス装置は(、出願当初の請求項4に記載の如
く)、上記の第1〜第4の解決手段のデータアクセス装
置であって、前記送信コイルを介した通信による前記デ
ータ記憶体へのデータ書込に際してセキュリティキーを
利用する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0032】このような第5の解決手段のデータアクセ
ス装置にあっては、通常使用されるID番号データの他
に、セキュリティキーのデータも利用されていて、セキ
ュリティキーが一致したときだけデータ記憶体へデータ
が書き込まれる。これにより、セキュリティキーが不一
致のときはデータ記憶体へのデータ書き込みが阻止され
るので、誤ったデータの書き込みを、より確実に防ぐこ
とができる。その結果、社員カードやプリペイドカード
等の各種のデータ記憶体が同一トレイ上に複数枚混在し
ていても、確実に精算することができる。したがって、
この発明によれば、データ書込の信頼性を高めることに
より、大小混在使用されるデータ記憶体へのアクセスに
適したデータアクセス装置を実現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明のデータアクセス装置について、これを実施する
ための具体的形態を、データアクセス装置としてのリー
ダライタがカフェテリア方式対応の料金精算システムに
応用された実施例に基づいて、説明する。先ず、その構
成を、図面を引用して説明する。図1は、そのコイルユ
ニットにおけるコイル配置図であり、図2は、その全体
ブロック図であり、図3は、そのコイル切換部の回路で
あり、図4は、そのコイル断線検出回路である。なお、
図7は、アクセスの対象となるデータ記憶体の構造図で
ある。
【0034】このリーダライタは、従来例の項で述べた
図10のリーダライタにおけるコイルユニット20がコ
イル配置等の点で改良されたコイルユニット200によ
って置換され、これに伴ってリーダライタ本体10が並
列化,断線検知,セキュリティ等の点で改良されたリー
ダライタ本体100によって置換されたものとなってい
る。そこで、再度の重複する説明は割愛し、以下、これ
らの相違点を中心に説明する。
【0035】コイルユニット200は、長方形のトレイ
(図1の一点鎖線部分を参照)範囲全面に亘って送信コ
イルS1〜S18及び受信コイルR1〜R84が配設さ
れたものである。これらのコイルS1〜S18,R1〜
R84は、導線を巻いて又は印刷配線などで製造される
が、何れも円形に形成される。なお、送信コイルS1〜
S18は破線で図示したがこれも円形である。また、受
信コイルR1〜R84は閉じた完全な円で図示したが一
部が切れていてリード線に繋がっている。送信コイルも
同様である。
【0036】送信コイルS1〜S18は、食器や社員カ
ードのサイズを基準にしているので、概ね小さめの食器
程度の大きさである。これに対し、受信コイルR1〜R
84は、食器タグ30のサイズを基準にして径が従来の
約1/3程度に小さくなっている。これにより、円形の
受信コイルは円形の送信コイルより径の小さなものとな
っている。これらのコイルS1〜S18,R1〜R84
は、1個の送信コイルと7個の受信コイルとの重畳配置
からなる稠密塊を一単位として3行6列のマトリクス状
に配置される。
【0037】すなわち、受信コイルR7を中心にその周
りで受信コイルR1〜R6が正六角形をなすように図中
下方から順に取り囲み、送信コイルS1が受信コイルR
7と同心で重なる。受信コイルR1〜R7も一部重なる
が、隣接する3個のコイルがほぼ一点で交わることで、
確実なカバーとコイル重なり部の最少化とを図ってい
る。そして、この一単位が3行1列目に配置される。2
行1列目も同様の一単位のコイル群の稠密塊が配置され
るが、その際に単位内下方の受信コイルが3行1列目の
単位内上方の受信コイルR4を共用するように配置され
る。1行1列目も同様である。また、3行2列目につい
も同様の一単位のコイル群が配置されるが、その際は、
単位内左方の2個の受信コイルが3行1列目の単位内右
方の2個の受信コイルR5,R6を共用するように配置
される。残りのコイルについても同様である。
【0038】これにより、受信コイルR1〜R84は、
複数個が六角稠密状に配設されたものとなっている。ま
た、送信コイルS1〜S18は、複数個がマトリクス状
に配設されたものであるとともに、何れもが受信コイル
の7個の稠密塊に対応して配置されたものとなってい
る。そして、トレイ辺縁部に生じる通信不能領域が(図
1における一点鎖線部分と二点鎖線部分との差を参
照)、大径の送信コイルの凹凸ではなく、その約1/3
の小径の受信コイルの凹凸に対応して小さくなり、目立
たなくなっている。
【0039】リーダライタ本体100は、CPU11
1,112,113が並列に設けられた制御部110
と、3組の送信部12及び受信部14が並列に設けられ
た送受信部120と、6個の切換回路131〜136と
からなる。CPU111は、基本的には従来例の制御部
11と同様のものであり、自己に接続された送信部12
及び受信部14と切換回路131,132とを介してコ
イルユニット200を駆動することでデータ記憶体との
通信を行うが、該当する送信部12に接続された切換回
路131が送信コイルS1〜S6に接続されているの
で、送信コイルS1〜S6に対し順に選択切換を行って
送信の処理をする。また、該当する受信部14に接続さ
れた切換回路132が受信コイルR1〜R32に接続さ
れているので、受信コイルR1〜R32に対し順に選択
切換を行って受信の処理をする。なお、送信コイルS1
〜S6と受信コイルR1〜R32は、上述したように重
畳配置されている。これにより、CPU111〜切換回
路132等の回路は、送信コイルS1〜S6及びこれに
重なった受信コイルR1〜R32からなる第1グループ
を駆動して通信を行うものとなっている。
【0040】CPU112と、これに接続された送信部
12及び受信部14と、切換回路133,134とから
なる回路も、同様の構成となっていて、送信コイルS7
〜S12及びこれに重なった受信コイルR33〜R58
からなる第2グループを駆動して通信を行うものとなっ
ている。CPU113〜切換回路135,136の回路
もコイルS13〜S18,R59〜R84を駆動対象と
した同様のものである。ただし、CPU111がマスタ
となりCPU112,113がスレーブとなって並列処
理の同期がとられる。また、ホストコンピュータのレジ
スタ装置2との交信もCPU111が纏めて行うように
なっている。
【0041】なお、第2グループの送信コイルS7〜S
9にも重なる第1グループの受信コイルR22,R2
3,R26,R27,R30,R31については、CP
U111によって制御されるスイッチ回路と並列に、C
PU112の制御によって制御されるスイッチ回路も設
けて、CPU111又はCPU112の何れからも駆動
できるようにしてある(図3参照)。これにより、シス
テム変更等にも柔軟に対処できるものとなっている。
【0042】また、各受信コイルに対して、その断線を
検出するためにコイル断線検出回路210が付設されて
いる。この回路210は、該当する受信コイルに誘起し
た電圧の直流成分を一方の入力とし所定の基準電圧Vre
fを他方の入力とするコンパレータ211と、コンパレ
ータ211の出力をラッチして該当CPUへ送出するフ
リップフロップ212とからなる。そして、断線検出処
理時には、CPUの制御に従って、該当受信コイルに重
畳配置されている送信コイルが選択駆動されているとき
に、コイル断線検出回路210の出力がCPUに取り込
まれ、断線の有無が判別されるようになっている。な
お、コイル断線検出回路210は、回路規模増大の抑制
のために、切換回路(132等)に後続させて共用する
ようにしてもよい。
【0043】なお、食器タグ301,社員カード30
2,プリペイドカード303に用いられるデータ記憶体
は、基本的に従来同様の構造のものであるが、データの
項目が増加している。例えば、プリペイドカード303
は、食器タグ30にも記憶されていたID番号303b
や金額データ303dに加えて、属性データ303a
や、セキュリティキーデータ303cも、メモリに記憶
・保持している。属性データは、データ記憶体が食器タ
グ,社員カード,プリペイドカードの何れとして用いら
れているのかを判別するためにリーダライタが読み出す
ものである。セキュリティキーは、データ記憶体がリー
ダライタから受けたキーとの一致を確認することで不正
読出を防止するために元来設けられたのであるが、デー
タ記憶体のメモリへのデータ書き込み時にもリーダライ
タからのセキュリティキーと自己保有のセキュリティキ
ーとの比較を行って一致したときだけ書き込み処理がな
されるようになっている。
【0044】この実施例のデータアクセス装置につい
て、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明す
る。図5は、ホストコンピュータ処理のフローチャート
であり、図6は、データ記憶体の或る乗載状態を示す図
である。以下、ホストコンピュータとしてのレジスタ装
置2における処理の流れに沿って、これに対応したリー
ダライタ等の動作を説明する。
【0045】カフェテリア方式の社員食堂でお客等が食
器タグ301の付いた食器などをトレイ上に取り集めて
レジスタ装置2の近くの精算カウンタ上にトレイが乗せ
られ、レジスタ装置2のオペレータによってスタートキ
ーの押下等の操作がなされると、これに応じてレジスタ
装置2の処理が開始される。すると、先ず、所定の初期
化処理等が済まされて、レジスタ装置2からリーダライ
タへ属性情報及び位置情報の読出を要求する指示が送出
される(ステップH1)。この指示を受けたリーダライ
タ本体100では、それがCPU111によって他のC
PU112,113へも転送され、CPU111〜11
3の同時制御に従って並列にデータ記憶体へのアクセス
が行われる。
【0046】すなわち、コイルユニット200における
第1グループの送信コイルS1〜S6及び受信コイルR
1〜R32については、CPU111の制御下で順に、
送信コイルS1及び受信コイルR1の対による属性デー
タの読出処理が行われ、送信コイルS1及び受信コイル
R2の対による属性データの読出処理が行われ、同様に
して受信コイルR3,R4,R5,R6,R7による属
性データの読出処理が逐次行われ、送信コイルS2及び
受信コイルR8の対による属性データの読出処理が行わ
れ、同様にして残りの受信コイルR9〜R32による属
性データの読出処理が逐次行われる。こうして、受信コ
イルR4により食器タグ301の属性情報が得られる。
また、受信コイルR3により社員カード302の属性情
報が得られ、受信コイルR6によりプリペイドカード3
03の属性情報が得られので、その種類判別が可能にな
るとともに、それらのコイル位置にタグやカードが存在
するという位置情報も得られる(図6参照)。
【0047】コイルユニット200における第2グルー
プの送信コイルS7〜S12及び受信コイルR33〜R
58については、CPU112の制御下で、同様にして
順に、トレイ上の他の食器タグや外注カードも有ればそ
れらについても、属性データの読出処理が行われる。C
PU113制御下の残りの第3グループのコイルについ
ても同様に行われる。こうして、グループ内では順次駆
動されるが3つのグループ間では並列処理がなされて、
速やかに属性情報及び位置情報が求められる。
【0048】次に、レジスタ装置2はリーダライタ本体
100に指示して、存在の判明した食器タグ(301
等)に該当する送信コイル及び受信コイルの対を介して
それらのタグに記憶されている金額データ(303d
等)を読み出させ、これら総てを合計する(ステップH
2)。そして、先ほど読み出した属性情報に基づいて、
社員カードがあればその処理を行い、外注カードがあれ
ばその処理も行い、プリペイドカードがあればその処理
をも行う(ステップH3)。
【0049】社員カードの処理は、一枚に限らず複数枚
あればそれぞれの位置を確認しておいて(ステップH1
1)、リーダライタ本体100に指示して該当の送信コ
イル及び受信コイルの対を介してそれらのカードに記憶
されているID番号を読み出させることで(ステップH
12)、カードが複数であってもそれらのID番号を総
て検知する(ステップH13)。そして、最後に、複数
であれば割り勘処理により、一枚であれば一括処理によ
って、合計金額の精算を行う(ステップH14)。な
お、この社員カード処理におけるID番号の読み出しに
際しては社員カードに固有のセキュリティキー1を利用
した不正使用のチェックも行われる。
【0050】外注カードの処理は、ほぼ同様にして、一
枚に限らず複数枚あればそれぞれの位置を確認しておい
て(ステップH21)、リーダライタ本体100に指示
して該当の送信コイル及び受信コイルの対を介してそれ
らのカードに記憶されているID番号を読み出させるこ
とで(ステップH22)、カードが複数であってもそれ
らのID番号を総て検知する(ステップH23)。そし
て、最後に、複数であれば割り勘処理により、一枚であ
れば一括処理によって、合計金額の精算を行う(ステッ
プH14)。なお、この外注カード処理におけるID番
号の読み出しに際しては外注カードに固有のセキュリテ
ィキー2を利用した不正使用のチェックが行われる。
【0051】プリペイドカードの処理は、途中まで同様
に行われるが最後に違うことが行われる。すなわち、カ
ードが一枚に限らず複数枚あればそれぞれの位置を確認
しておいて(ステップH31)、リーダライタ本体10
0に指示して該当の送信コイル及び受信コイルの対を介
してそれらのカードに記憶されているID番号を読み出
させることで(ステップH32)、カードが複数であっ
てもそれらのID番号を総て検知する(ステップH3
3)。ここまでは同様である。なお、ID番号の読み出
しに際してはプリペイドカードに固有のセキュリティキ
ー3が利用される。そして、最後に、カードが複数であ
れば割り勘処理により一枚であれば一括処理によって該
当金額を引き落とすのであるが(ステップH34)、こ
のときは、セキュリティキー3を用いた金額データの更
新をリーダライタ本体100に指示して行わせる(ステ
ップH35)。
【0052】そうすると、これに応じて、リーダライタ
本体100では、該当の送信コイル及び受信コイルの対
を介してそれらのプリペイドカードに対し金額及びセキ
ュリティキー3のデータを送信する。そして、これを受
けたデータ記憶体であってセキュリティキーデータとし
てセキュリティキー3の値を記憶しているプリペイドカ
ード(303等)だけが金額データを更新する。こうし
て、セキュリティキーの使い分け以外に特別なことを行
わなくても、他の社員カードや外注カードは誤ってデー
タを更新するということがない。
【0053】なお、複数のプリペイドカードが同一の送
信コイルによる通信可能範囲に置かれている可能性の有
ることが位置情報に基づいて判定・検出されたときに
は、レジスタ装置2の画面等にアラーム表示すること等
によって、レジスタ装置2のオペレータにカードの分離
が促される。そして、カード分離後に再びデータ更新処
理が繰り返される。こうして、食器タグにアクセスして
の精算料金の読み取り・算出に加えて、社員カードや,
外注カード,さらにはプリペイドカードにアクセスして
の精算処理または引き落とし処理が、割り勘/一括の何
れであっても自動的に行われる。
【0054】また、このようにして使用しているとき
に、食器等の存在についての検出漏れが頻発するときに
は、コイル断線が疑われる。そこで、レジスタ装置2の
メンテナンスメニュー等でコイル断線の検出処理を選択
実行させると、その旨の指示がレジスタ装置2からリー
ダライタ本体100へ送出される。そして、これを受け
て、CPU111〜113は、それぞれ該当するグルー
プ内の送信コイル及び受信コイルにアクセスするととも
に、各コイル断線検出回路210の出力信号を受けて断
線の有無を判別する。この際に、受信コイルR4の如く
複数の送信コイルS1,S2と重なっているものについ
ては一つの送信コイルS1を用いた検出処理だけで済ま
せることで、並列処理以上に検査効率を向上させてい
る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段のデータアクセス装置にあっては、受
信コイルの小形化を行うに際して送信コイルのマトリク
ス状配設と受信コイルの六角稠密状配設とを組み合わせ
て通信可能範囲が無駄なく拡がるようにしたことによ
り、大小混在使用されるデータ記憶体へのアクセスに適
したデータアクセス装置を実現することができたという
有利な効果が有る。
【0056】また、本発明の第2の解決手段のデータア
クセス装置にあっては、受信コイルの小形化を行うに際
して受信コイルの六角稠密状配設と受信コイル稠密塊対
応の送信コイル配置とを組み合わせて通信可能範囲が無
駄なく拡がるようにしたことにより、大小混在使用され
るデータ記憶体へのアクセスに適したデータアクセス装
置を実現することができたという有利な効果を奏する。
【0057】さらに、本発明の第3の解決手段のデータ
アクセス装置にあっては、コイルグループの異なる複数
のデータ記憶体に対しての並列アクセスが可能なように
したことにより、スループットに関しても大小混在使用
されるデータ記憶体へのアクセスに適したデータアクセ
ス装置を実現することができたという有利な効果が有
る。
【0058】また、本発明の第4の解決手段のデータア
クセス装置にあっては、コイルの個数が増加してもコイ
ル断線に起因した誤動作を防止するようにしたことによ
り、メンテナンスに関しても大小混在使用されるデータ
記憶体へのアクセスに適したデータアクセス装置を実現
することができたという有利な効果を奏する。
【0059】さらに、本発明の第5の解決手段のデータ
アクセス装置にあっては、セキュリティキーも利用して
データ書込の信頼性を高めるようにしたことにより、大
小および各種の形態で混在使用されるデータ記憶体への
アクセスに適したデータアクセス装置を実現することが
できたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータアクセス装置の一実施例につ
いて、そのコイルユニットにおけるコイル配置図であ
る。
【図2】 その全体ブロック図である。
【図3】 そのコイル切換部の回路である。
【図4】 そのコイル断線検出回路である。
【図5】 ホストコンピュータ処理のフローチャート
である。
【図6】 データ記憶体の乗載状態である。
【図7】 データ記憶体の構造図である。
【図8】 コイル重なり部とデータ記憶体との関係図
である。
【図9】 従来のリーダライタである。
【図10】 従来のリーダライタである。
【図11】 従来のコイル配置例である。
【図12】 直截的なコイル配置例である。
【符号の説明】
2 レジスタ装置(ホストコンピュータ) 4 精算カウンタ 6 食器 8 トレイ 10 リーダライタ本体(データアクセス装置) 11 制御部 12 送信部 13 コイル切換部 14 受信部 20 コイルユニット(データアクセス装置) 21 送受信コイル 22 正六角形 30 食器タグ(データ記憶体) 21a,21b コイル重なり部 100 リーダライ本体(データアクセス装置) 110 制御部 111,112,113 CPU 120 送受信部 130 コイル切換部 131〜136 コイル切換回路 200 コイルユニット(データアクセス装置) 210 コイル断線検出回路 211 コンパレータ 212 フリップフロップ 301 食器タグ(データ記憶体) 302 社員カード(データ記憶体) 303 プリペイドカード(データ記憶体) 303a 属性データ 303b ID番号 303c セイキュリティキーデータ 303d 金額データ R1〜R84 受信コイル S1〜S18 送信コイル Vref 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 1/59 H04B 1/59 5/00 5/00 Z (72)発明者 飯山 恵市 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 浅加 信吉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導結合用のコイルユニットを備え、
    このコイルユニットを介した通信によってデータ記憶体
    にアクセスするデータアクセス装置において、前記コイ
    ルユニットは、円形の送信コイルとそれより径の小さな
    円形の受信コイルとを備えたものであり、前記送信コイ
    ルは、複数個がマトリクス状に配設されたものであり、
    前記受信コイルは、複数個が六角稠密状に配設されたも
    のであることを特徴とするデータアクセス装置。
  2. 【請求項2】電磁誘導結合用のコイルユニットを備え、
    このコイルユニットを介した通信によってデータ記憶体
    にアクセスするデータアクセス装置において、前記コイ
    ルユニットは、円形の送信コイルとそれより径の小さな
    円形の受信コイルとを備えたものであり、前記受信コイ
    ルは、複数個が六角稠密状に配設されたものであり、前
    記送信コイルは、複数個が設けられ、その何れもが前記
    受信コイルの7個の稠密塊に対応して配置されたもので
    あることを特徴とするデータアクセス装置。
  3. 【請求項3】前記コイルユニットを駆動する通信手段が
    複数個並列に設けられた回路からなり、それぞれが、前
    記送信コイル及びこれに重なった前記受信コイルからな
    るグループに分かれて対応していることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載されたデータアクセス装置。
  4. 【請求項4】前記受信コイルの断線を検出する検出手段
    が、前記受信コイルの個々に又は複数個ごとに若しくは
    総て纏めて一つ設けられたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れかに記載されたデータアクセス装置。
  5. 【請求項5】前記送信コイルを介した通信による前記デ
    ータ記憶体へのデータ書込に際してセキュリティキーを
    利用する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れかに記載されたデータアクセス装置。
JP9025906A 1997-01-24 1997-01-24 データアクセス装置 Pending JPH10208005A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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