JPH10206966A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH10206966A
JPH10206966A JP9318348A JP31834897A JPH10206966A JP H10206966 A JPH10206966 A JP H10206966A JP 9318348 A JP9318348 A JP 9318348A JP 31834897 A JP31834897 A JP 31834897A JP H10206966 A JPH10206966 A JP H10206966A
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JP
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solid
imaging device
state imaging
still camera
electronic still
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JP9318348A
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English (en)
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Yukinori Koizumi
幸範 小泉
Nobuyoshi Mori
伸芳 森
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的ローパスフィルタを用いた場合にも十
分なシャープネス,鮮鋭性を得ることができる電子スチ
ルカメラを実現する。 【解決手段】 光学的ローパスフィルタLFと、画素ピ
ッチがP×10-3(mm)である固体撮像素子CCDと、
前記固体撮像素子に結像した場合の光軸上における解像
力がX(本/mm)がである撮像レンズと、を有する電子
スチルカメラ30であって、前記固体撮像素子CCDの
受光面の中心における前記撮像レンズの解像力X(本/
mm)を、1/(Fλ)>X>1/P、但し、Fは撮像レ
ンズのF値、λは550×10-6(mm)、なる条件を満
足することを特徴とする電子スチルカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子スチルカメラに
関し、特に、撮像レンズを通して得た画像を固体撮像素
子で受像して静止画をディジタルデータとして扱う電子
スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラは、撮像レンズを通し
て得た画像を固体撮像素子で光電変換し、得られた画像
信号をディジタルデータとして扱う構成になっている。
【0003】従来、固体撮像素子を用いたカメラ(静止
画を扱うスチルカメラや、動画を扱うビデオカメラ)に
おいては、撮像レンズの解像力がある程度以上高いと固
体撮像素子のフォトセンサの個々の間隔の周期性の関係
によって、被写体が網目模様等の周期的なものである場
合に干渉を生じて偽画像が発生することが知られてい
た。
【0004】このような不具合を防止すべく、水晶板な
どからなる光学的ローパスフィルタの複屈折性を利用し
て像を二重化することで、撮像レンズの解像力を低下さ
せることにより、高周波成分をカットし、偽画像の発生
を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)第1の課題:しかしながら、近年ますます高画質
化が求められてきており、従来のような光学的ローパス
フィルタを用いた画像を得るのみでは、要求されている
画質を十分に満足することができないことが判明した。
【0006】特に高画質という点では、銀塩写真の画像
に近づけることが要求されてきており、解像力だけでな
く、シャープネスや画像のコントラスト(鮮鋭性)など
が求められる。
【0007】(2)第2の課題: 固体撮像素子の光電変換特性は、銀塩フィルムのガン
マ特性に比べた場合、入力の変化に対して出力の変化が
大きい。
【0008】固体撮像素子のフォトセンサ部分に同じ
光量が到達しても、入射角の違いにより光電変換される
率が違ってくる。 図11は固体撮像素子の1画素についての水平方向断
面を示すものであり、この図11に示すような固体撮像
素子のフォトセンサ(受光部)周辺の凹凸構造に起因し
て、固体撮像素子の周辺部では入射角に応じてケラレが
生じる。従って、入射角によっては、凹部に存在するフ
ォトセンサ部分に到達して光電変換される率が低下する
ことになる。この影響は、固体撮像素子の周辺部で大き
くなる。
【0009】以上のような〜の現象により、銀塩フ
ィルムを用いたカメラ以上に周辺光量の低下が発生する
という電子スチルカメラ特有の問題があることを本願発
明の発明者は見出した。
【0010】従って、本発明の第1の目的は、光学的ロ
ーパスフィルタを用いた場合にも十分なシャープネス,
鮮鋭性を得ることができる電子スチルカメラを実現する
ことである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、周辺光量の
低下が少なく画面内での明るさが一様である電子スチル
カメラを実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的に対して鋭
意研究を重ねた結果、固体撮像素子の画素ピッチと撮像
レンズの解像力との間に特定の関係が成立する場合に、
光学的ローパスフィルタを用いた場合にも十分なシャー
プネス,鮮鋭性を得ることが可能であることを見出し
た。また、別の特定の関係が成立する場合に、周辺光量
の低下が少なく画面内での明るさを一様に保つことが可
能であることを見出した。
【0013】本発明は、光学的ローパスフィルタと、画
素ピッチがP×10-3(mm)である固体撮像素子と、前
記固体撮像素子に結像した場合の光軸上における解像力
がX(本/mm)がである撮像レンズと、を有する電子ス
チルカメラであって、 1/(Fλ)>X>1/P 但し、Fは撮像レンズのF値、λは550×10-6(m
m)、なる条件を満足することを特徴とする電子スチル
カメラである。
【0014】この電子スチルカメラでは、固体撮像素子
の光軸上における撮像レンズの解像力Xを、固体撮像素
子の画素ピッチにより定まる限界解像力(1/(2
P))の2倍以上に定めているため、光学的ローパスフ
ィルタを介しても限界解像力付近において十分なシャー
プネスや鮮鋭性を持った画像が得られるようになる。な
お、上限の1/(Fλ)は、理想レンズで得られる理論
解像力である。
【0015】従って、光学的ローパスフィルタを用いた
場合にも十分なシャープネス,鮮鋭性が得られる電子ス
チルカメラを実現できる。さらに本発明は、前記固体撮
像素子に結像した場合に光軸から垂直方向に0.45q
離れた位置における前記レンズの解像力をY(本/mm)
としたときに、 1(Fλ)>Y>1.3/(2P) 但し、qは前記固体撮像素子の受光面の対角線の長さ、
なる条件を満足することを特徴とする。
【0016】この電子スチルカメラでは、固体撮像素子
の受光面の周辺(中心から0.45q)における撮像レ
ンズの解像力Yを、固体撮像素子の画素ピッチにより定
まる限界解像力(1/(2P))の1.3倍以上に定め
ているため、光学的ローパスフィルタを介した場合であ
っても、受光面の中心から受光面の周辺に至るまで、限
界解像力付近において十分なMTFが得られるようにな
る。なお、上限の1/(Fλ)は、理想レンズで得られ
る理論解像力である。
【0017】従って、光学的ローパスフィルタを用いた
場合にも十分なシャープネス,鮮鋭性が得られる電子ス
チルカメラを実現できる。さらに本発明は、前記撮像レ
ンズの射出瞳と前記固体撮像素子との光軸上における距
離をhとしたときに、 h>2.5q なる条件を満足することを特徴とする。
【0018】この電子スチルカメラでは、固体撮像素子
の大きさに応じて所定の比率になるように撮像レンズと
固体撮像素子との距離を設定しているため、受光面の周
辺でも十分な受光信号が得られるようになる。
【0019】さらに本発明は、前記固体撮像素子の受光
面の光軸上での光量をL1 、前記固体撮像素子の受光面
の光軸上から垂直方向に0.45qの位置での光量をL
2 としたとき、 L2 ≧0.5L1 なる条件を満足することを特徴とする。
【0020】この電子スチルカメラでは、固体撮像素子
の受光面の中心と周辺での光量が所定の比率になるよう
に定めているため、受光面の周辺でも十分な受光信号が
得られるようになる。
【0021】従って、周辺光量の低下が少なく画面内で
の明るさが一様である電子スチルカメラを実現できる。
また、さらに別の本発明は、撮像レンズと、光学的ロー
パスフィルタと、固体撮像素子と、を有する電子スチル
カメラであって、前記固体撮像素子の受光面の対角線の
長さをqとし、前記撮像レンズの射出瞳と前記固体撮像
素子との距離をhとしたとき、 h>2.5q かつ、前記固体撮像素子の受光面の中心での光量をL1
,前記固体撮像素子の受光面の中心から0.45qの
位置での光量をL2 としたとき、 L2 ≧0.5L1 なる条件を満足することを特徴とする電子スチルカメラ
である。
【0022】この電子スチルカメラでは、固体撮像素子
の大きさに応じて所定の比率になるように撮像レンズと
固体撮像素子との距離を設定しており、さらに固体撮像
素子の受光面の中心と周辺での光量が所定の比率になる
ように定めているため、受光面の周辺でも十分な受光信
号が得られるようになる。
【0023】従って、周辺光量の低下が少なく画面内で
の明るさが一様である電子スチルカメラを実現できる。
なお、固体撮像素子の受光面の中心とは、固体撮像素子
の2つの対角線の交点の位置を意味している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。 <電子スチルカメラの構成>まず、ここで図1を参照し
て本実施の形態例で使用する電子スチルカメラの構成に
ついて説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態の電子スチルカ
メラの全体の電気的な概略構成を示す機能ブロック図で
ある。この図1に示す電子スチルカメラにおいて、レン
ズ1,開口絞り2等で構成された光学系を介して得られ
た光画像は、CCD等の撮像素子3の受光面に結像され
る。また、このとき、このレンズ1及び開口絞り2は、
それぞれフォーカス駆動回路16及び絞り駆動回路15
により駆動される。
【0026】ここで、撮像素子3は受光面に結像された
光画像を電荷量に光電変換し、撮像素子駆動回路19か
らの転送パルスによってアナログの画像信号を出力す
る。出力されたアナログの画像信号は、プリプロセス回
路4においてCDS(相関二重サンプリング)処理でノ
イズが低減され、またAGCにより利得の調整が行わ
れ、ダイナミックレンジ拡大のためのニー処理などが行
われる。
【0027】そして、A/D変換器5によってディジタ
ル画像信号に変換された後、信号処理回路6で輝度処理
や色処理が施されてディジタルビデオ信号(例えば、輝
度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb))に変換され
て、メモリコントローラ7に出力される。
【0028】他方、この信号処理回路6にはD/A変換
器も内蔵されており、A/D変換器5側から入力される
カラー化された映像信号や、メモリコントローラ7から
逆に入力される画像データをアナログのビデオ信号とし
て出力することもできる。
【0029】これらの機能切り替えは、メインマイコン
8とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像素
子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報を
メインマイコン8へ出力することもできる。
【0030】このメインマイコン8は、主として撮影,
記録,再生のシーケンスを制御し、さらには必要に応じ
て撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート伝
送を行なう。ここで、画像圧縮としてCCITTとIS
Oで規格化されているJPEG方式、或いはJBIG方
式を使用する。
【0031】そして、メモリコントローラ7では、信号
処理回路6から入力されるディジタル画像データをフレ
ームメモリ9に蓄積したり、逆にフレームメモリ9の画
像データを信号処理回路6に出力する。
【0032】フレームメモリ9は、少なくとも1画面以
上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例えば
VRAM,SRAM,DRAM等が一般に使用される
が、ここではCPUのバスと独立動作可能なVRAMを
使用している。
【0033】画像蓄積用メモリ10は、本体内蔵のメモ
リであり、フレームメモリ9に記憶された画像データに
ついてメインマイコン8で画像圧縮処理等を施されたも
のが蓄えられる。この画像蓄積用メモリ10としては、
例えばSRAM,DRAM,EEPROM等が用いられ
るが、メモリ内の画像データを保存することを考える
と、EEPROMが好ましい。
【0034】PCカードコントローラ(PCMCIAコ
ントローラ)11は、PCメモリカード(以下単にPC
カードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン8と
を接続するものであり、フレームメモリ9に記憶された
画像が、メインマイコン8で画像圧縮処理等を施された
後に、このコントローラ11を介して外部記憶媒体に記
録される。このPCカードコントローラ11を介して接
続される外部の保存用のPCカードとしては、SRAM
カード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用
でき、モデムカードやISDNカードを利用して公衆回
線を介して直接画像データを遠隔地の記憶媒体に転送す
ることもできる。
【0035】ストロボ12は撮影シーケンスを制御する
メインマイコン8により発光タイミングが得られるよう
になっている。シリアルポートドライバ13は、カメラ
本体と外部機器との情報との情報伝送を行なうための信
号変換を行なう。シリアル伝送手段としては、RS23
2Cや、RS422A等のシリアル通信を行う推奨規格
があるが、ここではRS232Cを使用している。
【0036】サブマイコン14は、カメラ本体の操作ス
イッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制
御し、メインマイコン8に必要に応じて情報伝達を行な
うものである。ここでは、メインマイコン8との情報伝
達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計機
能も組み込まれており、オートデートの制御も行なう。
【0037】絞り駆動回路15は、例えばオートアイリ
ス等によって構成され、メインマイコン8の制御によっ
て光学的な絞り2の絞り値を変化させる。フォーカス駆
動回路16は、例えばステッピングモータにより構成さ
れ、メインマイコン8の制御によってレンズ位置を変化
させ、被写体の光学的なピント面を撮像素子3上に適性
に合わせるものである。18はサブマイコン14と接続
され、撮影情報等の各種情報を表示する液晶表示部であ
る。
【0038】なお、この図1で示した構成では、メイン
マイコン8において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示
したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回路を配置
しても良い。
【0039】<電子スチルカメラの基本的動作>次に、
撮影からメモリ記録への一連の動作を説明する。サブマ
イコン14に接続している各種スイッチ情報よりカメラ
の動作モードが設定され、撮影のための情報がメインマ
イコン8にシリアル情報として入力される。
【0040】この情報に応じて、メインマイコン8は、
メモリコントローラ7やシリアルポートドライバ13を
設定する。サブマイコン14上のレリーズスイッチが押
されると、サブマイコン14は、第1のスイッチ信号S1
がアクティブになったことを知り、信号処理回路6に画
像入力命令を発行し、信号処理回路6は撮像素子3,プ
リプロセス回路4,A/D変換器5を動作させて画像デ
ータを受け取る。
【0041】受け取った画像データを、信号処理回路6
で基本的な信号処理を行なった上で、輝度データの高周
波成分からフォーカス情報、低周波成分から露出データ
を作成しておく。メインマイコン8は、これらのデータ
を信号処理回路6から読み取り、必要に応じて絞り駆動
や、フォーカス駆動、さらにはプリプロセス回路4のA
GCアンプのゲイン制御を行ない、適正な露出やピント
が得られるようにする。また、動作モードによっては、
信号処理回路6からビデオアンプ17を介してアナログ
画像信号をNTSCビデオ信号として出力することもで
きる。
【0042】露出値,ピントが適正な値に収れんした
後、サブマイコン14からメインマイコン8に第2のレ
リーズスイッチ信号S2が押されたことを示す信号が入
力されると、メインマイコン8は、メモリコントローラ
7にデータ取り込みの命令を出力する。また、必要に応
じて、取り込み画像のフィールドタイミングで、ストロ
ボ12に発光信号も出力する。メモリコントローラ7
は、画像の取り込み命令を受けると、信号処理回路6か
らの同期信号を検出し、所定のタイミングで信号処理回
路6から出力されるY,Cr,Cb形式等の画像データ
をフレームメモリ9に取り込む。
【0043】フレームメモリ9への画像取り込みが終了
すると、メモリコントローラ7は、取り込みが終了した
ことを示すステータスを表示し、これをメインマイコン
8が読み取ることにより、メインマイコン8で撮影が終
了したことを知る。撮影が終了した後に、メインマイコ
ン8は、必要に応じて画像圧縮を行ない、画像蓄積用メ
モリ10,外部接続されているICカード、或いは外部
シリアルポートに接続されているパソコン等に画像デー
タを転送する。
【0044】再生表示動作では、メインマイコン8で、
画像蓄積用メモリ10,外部接続されているICカー
ド、或いは外部シリアルポートに接続されているパソコ
ンから画像データを読み取り、必要に応じて画像の伸張
を行ない、フレームメモリ9に書き込む。この後、信号
処理回路6とメモリコントローラ7により画像データを
読み取り、信号処理回路6を介して出力端子に画像のア
ナログ信号を出力する。このようにして、カメラの撮
影,記録,再生,表示,伝送の各機能は達成される。
【0045】次に、シリアル通信を行う動作について説
明を行う。前述したシリアルポートドライバ13により
駆動される外部シリアルポートを介して外部のコンピュ
ータとシリアル通信が可能である。ここで説明している
電子スチルカメラは、コンピュータと接続された場合に
はカメラ自体のスイッチからの入力を禁止して、コンピ
ュータからのコマンドを受け付けるスレーブモードとし
て動作する。
【0046】これは、カメラの操作とコンピュータから
の操作とで異なった要求がなされることを防止するため
である。このスレーブモードにあるときの電子スチルカ
メラは、液晶表示部18にスレーブモードであることを
表示する。
【0047】なお、コマンドやデータを受け取った電子
スチルカメラはEEPROMとサブマイコンとに記憶す
る。例えば、日付,時刻等は時計機能を受け持つサブマ
イコンに記憶され、コンピュータからの接続が断たれた
後も転送さされたカスタマイズデータのモードに従って
動作が実現される。また、これらのデータに関すること
は予め電子スチルカメラにも初期設定がされており、コ
ンピュータによるデータ転送がなくとも動作に支障はな
い。また、電子スチルカメラ側ではカスタマイズデータ
を格納する場所(バンク)を複数有することで、所望の
状態に容易に変更することもできる。
【0048】また、コンピュータ側で設定を行ったデー
タはコンピュータ側でも保存可能であるために、次回の
設定を同様に行うことも可能である。図2は本発明の実
施の形態の電子スチルカメラの全体の光学的な概略構成
を示すレンズ配置図である。
【0049】この図2において、電子スチルカメラ30
は、図1でレンズ1として説明したレンズ系31、固体
撮像素子CCD、図1で説明した信号処理回路を含む信
号処理系32とから構成されている。
【0050】そして、光学系31は、7枚の撮像レンズ
を通り、さらに赤外カットフィルタRF、光学的ローパ
スフィルタLF、カバーガラスCGを通過して固体撮像
素子CCDに結像するように構成されている。
【0051】また、本実施の形態例で使用する固体撮像
素子CCDは、ソニー株式会社製のICX084K(商
品名)であり、アスペクト比4:3、受光面寸法1/3
インチ、画素ピッチは7.4×10-3mm×7.4×10
-3mmの正方格子構造、有効画素数659H×494V、
の約33万画素の全画素読み出しCCDを用いることに
する。
【0052】そして、光学的ローパスフィルタLFは、
図3に示す分解見取図にあるように、結晶軸が互いに異
なる3枚の水晶板LFA,LFB,LFCからなるもの
である。
【0053】すなわち、水晶板の光学軸OA,OB,O
Cが撮像レンズ光軸LOに対して45°をなし、かつ、
光学軸OA,OB,OCを撮像レンズ光軸LOに垂直な
平面Pに射影したものが長手方向に対して0°,45
°,90°の角をなす3枚のLFA,LFB,LFCを
組合わせたものになっている。なお、各々の水晶板の厚
さは以下の表1に示す通りである。
【0054】
【表1】
【0055】なお、この実施の形態例及び以下に示す実
施例並びに比較例において、fは焦点距離(mm)、Fは
絞り値、Nd はd線における屈折率、νd はd線におけ
るアッベ数、Pは固体撮像素子CCDの隣接するフォト
センサの中心間の距離(画素ピッチ)の最小値(mm)、
hは撮像レンズの射出瞳と固体撮像素子CCDとの距離
(mm)、qは固体撮像素子CCDの対角線の長さ(m
m)、L1 は固体撮像素子CCDの受光面の中心位置で
の光量(cd)、L2 は固体撮像素子CCDの周辺位置
(受光面の中心から0.45qの位置)での光量(c
d)、Xは投影法により求めた解像力(本/mm)、であ
る。
【0056】なお、解像力を求める投影法とは、CCD
の位置にチャートを配置してレンズ側から光を照射して
透過像を観察した場合にチャートの白黒線を確認できる
限界により求める方法であり、特性としてはMTFが2
0%になる空間周波数に相当する。
【0057】また、上述した射出瞳とは、開口絞り2よ
り後方(固体撮像素子側)にある撮像レンズによってで
きる開口絞り2の像である。図4に示す例によれば、レ
ンズL3によってできる像であり、この像はAの位置に
できる。
【0058】以下、実施の形態例の具体例について説明
する。上述したように光学的ローパスフィルタLFを備
えた構成の電子スチルカメラにおいて、固体撮像素子の
受光面の中心におけるレンズ系31の解像力X(本/m
m)が、 1/(Fλ)>X>1/P 但し、Fは撮像レンズのF値、λは550×10-6(m
m)、Pは固体撮像素子の画素ピッチ(×10-3mm)、
なる条件を満足するように構成する。
【0059】このように構成した電子スチルカメラで
は、固体撮像素子の光軸上における撮像レンズの解像力
Xを、固体撮像素子の画素ピッチとナイキストの定理に
より定まる限界解像力(1/(2P))の2倍以上に定
めているため、光学的ローパスフィルタLFを介しても
限界解像力付近において十分なシャープネスや鮮鋭性を
持った画像が得られるようになる。
【0060】図5は空間周波数とMTFとの関係を示す
特性図であり、この図5のMTF=0.2の空間周波数
がレンズ系の解像力(本/mm)に相当する。本来であれ
ば、固体撮像素子の画素ピッチにより限界解像力(1/
(2P))以上は、偽信号を発生させる原因となるため
不要とされており、従来は図5の特性に近いレンズ系
を構成していた。この従来の場合、図5の点Aの空間周
波数(u)がその場合のレンズの解像力となる。すなわ
ち、X=1/(2P)である。
【0061】これに対し、本発明では、X>1/Pとし
ているため、図5のような特性になる。すなわち、こ
の場合は、図5の点Bの空間周波数(u)がレンズの解
像力となる。すなわちX=1/Pとなり、限界解像力
(1/(2P))付近では充分高いMTFを有してい
る。
【0062】従って、光学的ローパスフィルタを用いて
限界解像力以上の空間周波数成分を除去している場合に
も十分なシャープネス,鮮鋭性を持った画像が得られる
電子スチルカメラを実現できる。
【0063】また、理想レンズにおけるMTFと空間周
波数uとは、以下の式で表現することができる。 MTF(λ.F.u)=(1/π)[2cos -1 (λFu)
−sin{2cos -1 (λFu)}] この式を近似した直線を図5に示す。レンズの解像力
Xは、この直線とMTF=0.2との交点を超えるこ
とができないため、1/(Fλ)>Xの制限を受ける。
【0064】なお、この1/(Fλ)は理論解像力であ
り、ここで、FはレンズのF値、λは可視光域の代表値
として550×10-6(mm)とすることとした。以上の
ことから、本発明のレンズの解像力は、 1/(Fλ)>X>1/P の範囲にあるべきである。
【0065】また、上述したように光学的ローパスフィ
ルタLFを備えた構成の電子スチルカメラにおいて、固
体撮像素子の受光面の中心におけるレンズ系31の解像
力X(本/mm)が、 1/(Fλ)>X>1/P 但し、Fは撮像レンズのF値、λは550×10-6(m
m)、Pは固体撮像素子の画素ピッチ(×10-3mm)、
なる条件を満足し、前記固体撮像素子に結像した場合に
光軸から垂直方向に0.45q離れた位置における前記
撮像レンズの解像力をY(本/mm)が、 1(Fλ)>Y>1.3/(2P) 但し、qは前記固体撮像素子の受光面の対角線の長さ、
なる条件を満足するように構成する。
【0066】このように構成した電子スチルカメラで
は、固体撮像素子の光軸上における撮像レンズの解像力
Xを、固体撮像素子の画素ピッチとナイキストの定理に
より定まる限界解像力(1/(2P))の2倍以上に定
め、さらに、固体撮像素子の受光面の周辺部(中心から
0.45qの位置)における撮像レンズの解像力Yを、
限界解像力(1/(2P))の1.3倍に定めているた
め、光学的ローパスフィルタを介した場合であっても、
受光面の中心から受光面の周辺に至るまで、限界解像力
付近において十分なMTFが得られるようになる。
【0067】図6は空間周波数とMTFとの関係を示す
特性図であり、この図6のMTF=0.2の空間周波数
がレンズ系の解像力(本/mm)に相当する。本来であれ
ば、固体撮像素子の画素ピッチにより限界解像力(1/
(2P))以上は、偽信号を発生させる原因となるため
不要とされており、従来は図6の特性に近いレンズ系
を構成していた。
【0068】これに対し、本発明では、固体撮像素子の
受光面の中心部では、X>1/Pにとしているため、限
界解像力の2倍以上になり、図6のような特性にな
る。この場合、限界解像力(1/(2P))付近では充
分高いMTFを有している。
【0069】そして、固体撮像素子の受光面の周辺部で
は、Y>1.3/(2P)として限界解像力の1.3倍
以上になるようにしたことで、図6に示すように、周
辺部でも限界解像力(1/(2P))付近で高いMTF
を有するようになる。
【0070】従って、光学的ローパスフィルタを用いて
限界解像力以上の空間周波数成分を除去している場合に
も、固体撮像素子の受光面の中心部から周辺部に至るま
で、十分なシャープネス,鮮鋭性を持った画像が得られ
る電子スチルカメラを実現できる。
【0071】また、上述したように、撮像レンズと、光
学的ローパスフィルタと、固体撮像素子と、を有する電
子スチルカメラであって、図7に示すように、固体撮像
素子CCDの受光面の対角線の長さをqとし、撮像レン
ズ31Rの射出瞳と前記固体撮像素子CCDの受光面
(素子表面)との距離をhとしたとき、 h>2.5q なる条件を満足するように構成する。なお、この図7で
は、光学的ローパスフィルタLFや赤外カットフィルタ
RFは省略して示している。
【0072】この電子スチルカメラでは固体撮像素子の
大きさ(対角線の長さq)に応じて所定の比率以上にな
るように撮像レンズと固体撮像素子との距離hを離すよ
うに設定しており、これにより周辺部でも入射角を小さ
く抑えることが可能になる。これによって図11に示し
たような凹凸を有する固体撮像素子であっても、入射角
に応じて周辺部で発生し易いケラレの影響を小さくする
ことができるようになる。
【0073】そして、前記固体撮像素子の受光面の中心
での光量をL1 ,前記固体撮像素子の受光面の中心から
0.45qの位置での光量をL2 としたとき、 L2 ≧0.5L1 なる条件を満足するように構成する。
【0074】このように固体撮像素子の受光面の中心と
周辺での光量が所定の比率になるような特性を有する撮
像レンズに定めているため、受光面の周辺でも十分な受
光信号が得られるようになる。
【0075】なお、光量を測定するには、図8に示すよ
うな光量測定装置40を用いればよい。すなわち、測定
対象光学系42を暗箱43に取り付け、固体撮像素子を
配置すべき位置(結像面の位置)に移動可能なピンホー
ル板44を設ける。そして、そのピンホール板44のピ
ンホールの後ろ側に、ピンホール板44と共に移動可能
なフォトマルチプライヤ等の光電変換素子45を設け、
その出力を光量測定回路46に供給する。また、測定対
象光学系42の前面には、完全拡散面光源41を配置し
ておく。なお、入射光束が傾いたときにもケラレが発生
しないようにピンホール板44は薄いものが好ましい。
【0076】そして、図8(a)に示すように、固体撮
像素子の受光面の中心位置にピンホールが位置するよう
にして中心位置の光量L1 を測定する。また、図8
(b)に示すように、固体撮像素子の受光面の周辺位置
(中心位置から0.45qの位置)にピンホールが位置
するようにして周辺位置の光量L2 を測定する。
【0077】このように、上述した2つの条件(h>
2.5qとL2 ≧0.5L1 )相乗効果により、電子ス
チルカメラ特有の問題である周辺光量の低下の問題を解
決することができ、画面内での明るさが一様である電子
スチルカメラが実現できる。なお、いずれか一方の条件
だけでも周辺光量の低下を抑えることができる。
【0078】
【実施例】以下、実施例と比較例とを用いて詳細な検証
を行う。 <実施例1>実施例1の撮像レンズについて、光学系断
面図を図9に示す。また、この実施例1の光学データを
表2に示す。なお、本実施例においては、開口絞りは、
第8面後方の1.2mmの位置に置くものとする。
【0079】
【表2】
【0080】この撮像レンズの性能を以下に示す。 解像力(中心)=160本/mm 以上 解像力(周辺)=100本/mm 以上 ここで、2×(1/(2P))=135本/mm 2.35×(1/(2P))=158.8本/mm 1.3×(1/(2P))=87.8本/mm である。
【0081】従って、解像力の各条件を満足している。
また、 h=3.43q かつ、L1 /L2 =0.7 である。
【0082】従って、周辺光量の条件を満足している。 <実施例2>実施例2の撮像レンズについて、光学系断
面図を図10に示す。また、この実施例2の光学データ
を表3に示す。
【0083】この撮像レンズはズームレンズであり、可
変間隔はDを用いて複数の数値を列記する。本実施例
で、開口絞りは第11面と第12面の間で固体撮像素子
面から26.4mmの位置であって、変倍によっても不変
である。
【0084】
【表3】
【0085】この撮像レンズの性能を以下に示す。この
撮像レンズはズームレンズであるが、全ての変倍域で、 解像力(中心)=160本/mm 以上 解像力(周辺)=100本/mm 以上 ここで、2×(1/(2P))=135本/mm 2.35×(1/(2P))=158.8本/mm 1.3×(1/(2P))=87.8本/mm である。
【0086】従って、解像力の各条件を満足している。
また、広角域において、 h=8.58q、 かつ、L1 /L2 =0.67、 望遠域において、 h=5.19q、 L1 /L2 =0.85、 である。
【0087】従って、周辺光量の条件を満足している。 <比較例1>比較例1の撮像レンズについて、性能を以
下に示す。
【0088】解像力(中心)=150本/mm 解像力(周辺)=90本/mm ここで、2×(1/(2P))=167本/mm 1.3×(1/(2P))=108本/mm である。
【0089】従って、解像力の条件について、満足しな
い状態になっている。また、 h=3.53q かつ、L1 /L2 =0.48 である。
【0090】従って、周辺光量の条件について、満足し
ない状態になっている。 <比較例2>比較例2の撮像レンズについて、性能を以
下に示す。
【0091】解像力(中心)=120本/mm 解像力(周辺)=80本/mm ここで、2×(1/(2P))=135本/mm 1.3×(1/(2P))=87.8本/mm である。
【0092】従って、解像力の全ての条件について、満
足しない状態になっている。また、 h=2.40q かつ、L1 /L2 =0.45 である。
【0093】従って、周辺光量の条件について、満足し
ない状態になっている。 <画質評価>以上のような実施例1,2及び比較例1,
2の電子スチルカメラにより得られた画像について評価
を行った。
【0094】評価の方法は、各例で得られた画像を、十
分な解像度を有するビデオモニタに出力して評価する。
撮像する画像としては、撮像レンズから2m先に置いた
解像度チャート、及び同じく2m先に置いた白黒の市松
模様のチャートを用いた。
【0095】評価項目は、画像のシャープネス及び鮮鋭
性、画面内での明るさの一様性とした。以上の項目につ
き評価者10人により、両画像を併せて評価を行った。
評価結果は、○は良い、△はやや劣る、×は劣る、の3
段階とし、各評価毎の人数を求めた。また、これらの結
果を、○=+1点、△=0点、×=−1点として総合評
価に相当する評価点Aを求めた。
【0096】以下の表4に画像のシャープネス及び鮮鋭
性に関し各評価毎の人数、及び評価点Aを示す。
【0097】
【表4】
【0098】以下の表5に画像の画面内での明るさの一
様性に関し各評価毎の人数、及び評価点Aを示す。
【0099】
【表5】
【0100】以上のように、実施例1及び実施例2は比
較例1及び比較例2に比べて良く、特にシャープネス、
鮮鋭性及び画面内での明るさの一様性のいずれにおいて
優れている。
【0101】また、比較例1は、シャープネス及び鮮鋭
性の点で劣っており、比較例2はシャープネス、鮮鋭性
及び画面内での明るさの一様性の点で劣っている。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この明細書
記載の各発明によれば以下のような効果が得られる。
【0103】本発明の電子スチルカメラでは、固体撮
像素子の光軸上における撮像レンズの解像力Xを、固体
撮像素子の画素ピッチにより定まる限界解像力(1/
(2P))の2倍以上に定めているため、光学的ローパ
スフィルタを介しても限界解像力付近において十分なシ
ャープネスや鮮鋭性を持った画像が得られるようにな
る。
【0104】従って、光学的ローパスフィルタを用いた
場合にも十分なシャープネス,鮮鋭性を持った画像が得
られる電子スチルカメラを実現できる。 本発明の電子スチルカメラでは、さらに、固体撮像素
子の受光面の周辺(中心から0.45q)における撮像
レンズの解像力Yを、固体撮像素子の画素ピッチにより
定まる限界解像力(1/(2P))の1.3倍以上に定
めているため、光学的ローパスフィルタを介した場合で
あっても、受光面の中心から受光面の周辺に至るまで、
限界解像力付近において十分なMTFが得られるように
なる。従って、光学的ローパスフィルタを用いた場合に
も十分なシャープネス,鮮鋭性を持った画像が得られる
電子スチルカメラを実現できる。
【0105】本発明の電子スチルカメラでは、固体撮
像素子の大きさに応じて所定の比率になるように撮像レ
ンズの射出瞳と固体撮像素子との距離を設定しているた
め、受光面の周辺でも十分な受光信号が得られるように
なる。
【0106】従って、十分なシャープネス,鮮鋭性を得
られ、周辺光量の低下が少なく画面内での明るさが一様
である電子スチルカメラを実現できる。 本発明の電子スチルカメラでは、固体撮像素子の受光
面の中心と周辺での光量が所定の比率になるように定め
ているため、受光面の周辺でも十分な受光信号が得られ
るようになる。
【0107】従って、十分なシャープネス,鮮鋭性を得
られ、周辺光量の低下が少なく画面内での明るさが一様
である電子スチルカメラを実現できる。 本発明の電子スチルカメラでは、固体撮像素子の大き
さに応じて所定の比率になるように撮像レンズの射出瞳
と固体撮像素子との距離を設定しており、さらに固体撮
像素子の受光面の中心と周辺での光量が所定の比率にな
るように定めているため、受光面の周辺でも十分な受光
信号が得られるようになる。
【0108】従って、十分なシャープネス,鮮鋭性を得
られ、周辺光量の低下が少なく画面内での明るさが一様
である電子スチルカメラを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する電子スチルカ
メラの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例で使用する電子スチルカ
メラの光学的な概略構成を示すレンズ配置図である。
【図3】本発明の実施の形態例で使用する電子スチルカ
メラの光学的ローパスフィルタLFの分解見取図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態例の説明で用いる撮像レン
ズの射出瞳の光学系断面図である。
【図5】本発明の電子スチルカメラで使用する撮像レン
ズの空間周波数とMTFとの関係を示す特性図である。
【図6】本発明の電子スチルカメラで使用する撮像レン
ズの空間周波数とMTFとの関係を示す特性図である。
【図7】本発明の電子スチルカメラにおける固体撮像素
子CCDの受光面の対角線の長さをqと、撮像レンズの
射出瞳と前記固体撮像素子CCDの受光面との距離hと
の関係を示す説明図である。
【図8】本発明の光量を測定する際の光量測定装置の構
成を示す構成図である。
【図9】本発明の実施例1の撮像レンズの光学系断面図
である。
【図10】本発明の実施例2の撮像レンズの光学系断面
図である。
【図11】固体撮像素子の1画素についての水平方向断
面を示す断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 開口絞り 3 撮像素子 4 プリプロセス回路 5 A/D変換器 6 信号処理回路 7 メモリコントローラ 8 メインマイコン 9 フレームメモリ 10 画像蓄積用メモリ 11 PCカードコントローラ 12 ストロボ 13 シリアルポートドライバ 14 サブマイコン 15 絞り駆動回路 16 フォーカス駆動回路 17 ビデオアンプ 18 液晶表示部 19 CCD駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的ローパスフィルタと、画素ピッチ
    がP×10-3(mm)である固体撮像素子と、前記固体撮
    像素子に結像した場合の光軸上における解像力がX(本
    /mm)がである撮像レンズと、を有する電子スチルカメ
    ラであって、 1/(Fλ)>X>1/P 但し、Fは撮像レンズのF値、λは550×10-6(m
    m)、なる条件を満足することを特徴とする電子スチル
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像素子に結像した場合に光軸
    から垂直方向に0.45q離れた位置における前記レン
    ズの解像力をY(本/mm)としたときに、 1(Fλ)>Y>1.3/(2P) 但し、qは前記固体撮像素子の受光面の対角線の長さ、
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の電
    子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮像レンズの射出瞳と前記固体撮像
    素子との光軸上における距離をhとしたときに、 h>2.5q なる条件を満足することを特徴とする請求項2記載の電
    子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子の受光面の光軸上での
    光量をL1 、前記固体撮像素子の受光面の光軸上から垂
    直方向に0.45qの位置での光量をL2 としたとき、 L2 ≧0.5L1 なる条件を満足することを特徴とする請求項3記載の電
    子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 撮像レンズと、光学的ローパスフィルタ
    と、固体撮像素子と、を有する電子スチルカメラであっ
    て、前記固体撮像素子の受光面の対角線の長さをqと
    し、前記撮像レンズの射出瞳と前記固体撮像素子との距
    離をhとしたとき、 h>2.5q かつ、前記固体撮像素子の受光面の中心での光量をL1
    ,前記固体撮像素子の受光面の中心から0.45qの
    位置での光量をL2 としたとき、 L2 ≧0.5L1 なる条件を満足することを特徴とする電子スチルカメ
    ラ。
JP9318348A 1996-11-19 1997-11-19 電子スチルカメラ Withdrawn JPH10206966A (ja)

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JP8-308274 1996-11-19
JP30827496 1996-11-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098569A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Fujifilm Corp 撮像位置調整装置および撮像装置

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