JPH1020661A - 電子写真記録装置の現像器 - Google Patents

電子写真記録装置の現像器

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JPH1020661A
JPH1020661A JP17262796A JP17262796A JPH1020661A JP H1020661 A JPH1020661 A JP H1020661A JP 17262796 A JP17262796 A JP 17262796A JP 17262796 A JP17262796 A JP 17262796A JP H1020661 A JPH1020661 A JP H1020661A
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JP
Japan
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toner
roller
developing
developing device
bias
Prior art date
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Application number
JP17262796A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Tanaka
章喜 田中
Moriaki Ogawa
護晃 小川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電潜像の印字濃度による影響を受けること
なく、常にトナー像の濃度が一定となるように静電潜像
を現像する。 【解決手段】 トナー除去ローラ22は、中間ローラ5の
回転方向において現像位置の下流側となり、かつ現像ロ
ーラ3との接触位置の上流側となる位置でローラ面5a
に接し、中間ローラ5の回転に対する対向方向に回転す
る。また、バイアス電源23は、トナー除去ローラ22に所
定のバイアス電圧を印加することにより、中間ローラ5
からトナー除去ローラ22に向かう電界を発生させ、中間
ローラ5のトナーTにトナー除去ローラ22方向の静電力
を作用させる。このことにより、中間ローラ5上のトナ
ーTには、トナー除去ローラ22による機械的な力及び静
電的な力がトナーTを剥離させるように作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,複写機,レーザプリンタ装置などの電子写真記録装
置に適用され、感光体に形成された静電潜像をトナーに
より現像する電子写真記録装置の現像器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7は電子写真記録装置に配置される従
来の現像器の概略構成図であり、1は、トナー収納部1
a内に一成分系磁性トナー(以下、単にトナーという)T
を収納した現像器本体、2は電子写真記録装置において
回転可能に支持された感光体ドラムである。現像器本体
1には、内蔵した磁石等(図示省略)によってトナーTに
対して磁力を作用させる現像ローラ3と、この現像ロー
ラ3に接した帯電ブレード4と、感光体ドラム2及び現
像ローラ3とにそれぞれ異なる位置で接した中間ローラ
5とが設けられている。
【0003】ここで、図示の現像器において、現像ロー
ラ3に帯電ブレード4が接していることにより、現像ロ
ーラ3に吸着されたトナーTは、そのローラ面で薄層化
されるとともに正規の極性に摩擦帯電される。現像ロー
ラ3及び中間ローラ5には、バイアス電源10及びバイア
ス電源11によりそれぞれ異なるバイアス電圧が印加され
ており、これらのバイアス電圧の電位差により生じる静
電力により、現像ローラ3上で正規極性に帯電されたト
ナーTは中間ローラ5に転移する。
【0004】一方、感光体ドラム2は、矢印方向に回転
するとともに像担持面2aが均一に帯電され、図示を省
略したレーザ光学系からの画像情報に対応するレーザ光
によって走査されることにより、像担持面2aに静電潜
像が形成される。バイアス電源10によりバイアス電圧が
印加された中間ローラ5は、感光体ドラム2に接する現
像位置において像担持面2a上の静電潜像における露光
領域にのみ選択的にトナーTを付着させることにより、
静電潜像をトナー像に現像する。
【0005】しかし、中間ローラ5は、感光体ドラム2
の静電潜像に対して選択的にトナーTを付着させるため
に、現像位置を通過した領域にはトナー像の印字率及び
濃度等に応じてトナーTが残存することになる。従っ
て、中間ローラ5のローラ面5aにおいては、経時的に
トナーTの付着量が変化し、このことが、トナー像の濃
度を不安定にさせ、またトナー像に濃度ムラを発生させ
る原因になっていた。
【0006】上記のような問題を解決するため、例え
ば、特開平6-301279号公報には、感光体にトナーを付着
させるための磁化された現像ローラと、この現像ローラ
からトナーを受け取り、かつ感光体の静電潜像に選択的
に現像剤を付着させるための中間ローラとを備えた現像
器において、前記中間ローラに接して感光体に付着しな
かった残留トナーを除去する弾性ローラを設けた現像器
が記載されている。この現像器によれば、感光体と現像
ローラとの間に設置された中間ローラ上において感光体
に付着しなかった残留トナーを、弾性ローラで除去する
ことによって中間ローラ上のトナー層を常に一定化でき
るため、現像ローラから中間ローラを介して感光体の静
電潜像に選択的に付着されるためのトナー層が一定化す
ることになり、現像時に濃度ムラなどの異常画像の発生
がなくなる、という効果が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た弾性ローラのように機械的な作用のみで中間ローラ5
からトナーTを除去しようとした場合には、中間ローラ
5に付着するトナー量が増加するとともに、中間ローラ
5からトナーTを除去する際の効率が低下するため、低
印字率の静電潜像を連続的に現像した場合などには、中
間ローラ5に残存するトナーTが経時的に増加する現象
が発生し、このことにより、トナー像の濃度を常に安定
させることができなかった。
【0008】また、黒ベタに近い高印字率の静電潜像を
現像した場合、現像位置を通過した中間ローラ5には、
トナーTがほとんど残存しない状態になり、このような
状態では、現像ローラ3上で保持されていたトナーT
も、その大部分が1回の接触によって中間ローラ5に転
移してしまう。従って、黒ベタに近い高印字率の静電潜
像を現像した場合には、帯電ブレード4による1回の摩
擦帯電により現像ローラ3上で帯電されたトナーTが中
間ローラ5を介して静電潜像に付着することになる。こ
れとは逆に、低印字率の静電潜像を現像した場合には、
現像位置を通過した中間ローラ5には、多量のトナーT
が残存することから、現像ローラ3から中間ローラ5へ
のトナーTの転移も抑制され、このため、現像ローラ3
上においては帯電ブレード4により2回以上摩擦帯電さ
れるトナーTの比率が増加することになる。このよう
に、現像ローラ3上でトナーTが帯電ブレード4により
摩擦帯電される回数が変化すると、帯電回数に応じてト
ナーTの帯電状態が著しく変化することから、トナー像
の濃度を常に安定させることができなかった。
【0009】さらに、中間ローラ5のチャージアップ等
により帯電状態が異なるトナーTが中間ローラ5から現
像ローラ3に逆転移し、あるいは現像ローラ3上におい
て正規極性とは逆極性に帯電したトナーTが経時的に濃
化することがあるため、印字濃度に応じて現像ローラ3
に付着したトナーTの帯電状態にバラツキが生じる。こ
のように、現像ローラ3上でトナーTの帯電状態にバラ
ツキが生じると、トナー像の濃度が不安定になったり、
トナー像の濃度にムラが生じやすくなる。
【0010】本発明の目的は、静電潜像の印字濃度によ
る影響を受けることなく、常にトナー像の濃度が一定と
なるように静電潜像を現像できる電子写真記録装置の現
像器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の現像器は、トナー収納部か
ら供給された磁性を有するトナーを吸着する現像ローラ
と、この現像ローラとの間に生じる静電的な力によって
現像ローラからトナーを受け取り、このトナーを感光体
上の静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現像する
中間ローラとを備えた現像器において、少なくともロー
ラ表層部が弾性体により形成され、前記中間ローラに接
して感光体に対する現像後に残留したトナーを中間ロー
ラから除去するトナー除去ローラと、前記中間ローラか
ら前記トナー除去ローラに向かう電界を発生させるバイ
アスをトナー除去ローラに印加し、中間ローラ上のトナ
ーにトナー除去ローラ方向の静電的な力を作用させるバ
イアス印加手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】さらに、請求項2記載の現像器は、前記ト
ナー除去ローラが、トナーに対して磁気的な吸引力を作
用させる着磁部を備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3記載の現像器は、前記ト
ナー除去ローラにより前記中間ローラから剥離されたト
ナーが、トナー除去ローラに付着して搬送され、前記ト
ナー収納部に搬送される位置でトナー除去ローラから落
下するようにしたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の現像器は、トナー収
納部から供給された磁性を有するトナーを吸着する現像
ローラと、この現像ローラとの間に生じる静電的な力に
よって現像ローラからトナーを受け取り、このトナーを
感光体上の静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現
像する中間ローラと、少なくともローラ表層部が弾性体
により形成され、前記中間ローラに接して感光体に対す
る現像後に残留したトナーを中間ローラから除去するト
ナー除去ローラとを備えた現像器において、前記トナー
除去ローラに接してそのローラ面に付着したトナーを剥
離させる剥離用ブレードを備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項5記載の現像器は、トナー収
納部から供給された磁性を有するトナーを吸着する現像
ローラと、この現像ローラとの間に生じる静電的な力に
よって現像ローラからトナーを受け取り、このトナーを
感光体上の静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現
像する中間ローラとを備えた現像器において、前記現像
ローラに接して前記中間ローラに対するトナー受け渡し
後に残留したトナーを現像ローラから除去するトナー除
去手段を備えたことを特徴とする。
【0016】さらに、請求項6記載の現像器は、前記ト
ナー除去手段を、少なくともローラ表層部が弾性体によ
り形成されたトナー除去ローラによって構成し、前記ト
ナー除去ローラに前記現像ローラからトナー除去ローラ
に向かう電界を発生させるバイアスを印加し、現像ロー
ラ上のトナーにトナー除去ローラ方向の静電的な力を作
用させるバイアス印加手段を備えたことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項7記載の現像器は、前記バ
イアス印加手段が、前記トナー除去ローラに前記中間ロ
ーラと同一のバイアスを印加することを特徴とする。
【0018】さらに、請求項8記載の現像器は、前記ト
ナー除去ローラのローラ面に接し、このローラ面に付着
したトナーを剥離させる剥離用ブレードを備えたことを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図7に基づいて説明した部材
に対応する部材については同一符号を付して説明を省略
する。図1は本発明による現像器の第1の実施形態を示
す概略構成図であり、21はトナー収納部1a内に配置さ
れた第1アジテータ、22は中間ローラ5のローラ面5a
に接したトナー除去ローラであり、着磁された芯金22a
及びこの芯金22aの外周面に巻着された弾性部材22bによ
って構成されている。23はトナー除去ローラ22における
芯金22aに所定のバイアス電圧を印加するバイアス電
源、24は現像器本体1の底部付近において第1アジテー
タ21とトナー除去ローラ22との間に配置された第2アジ
テータである。
【0020】次に、本実施形態の現像器による静電潜像
に対する現像動作を説明する。第1アジテータ21は、ト
ナー収納部1a内においてトナーTを撹拌するとともに
現像ローラ3にトナーTを接触させる。このトナーT
は、現像ローラ3に付着し、帯電ブレード4により薄層
化されるとともに正規の極性に帯電され、中間ローラ5
との接触位置で現像ローラ3から中間ローラ5に転移付
着する。中間ローラ5は、感光体ドラム2に接する現像
位置においてトナーTを感光体ドラム2上の静電潜像に
トナーTを選択的に転移させることにより、静電潜像を
トナー像に現像する。この際、中間ローラ5上には、静
電潜像の印字率や現像濃度に応じてトナーTが残存す
る。トナー除去ローラ22は、中間ローラ5の回転方向に
おいて現像位置の下流側となり、かつ現像ローラ3との
接触位置の上流側となる位置でローラ面5aに接し、中
間ローラ5の回転に対する対向方向に回転する。また、
バイアス電源23は、トナー除去ローラ22に所定のバイア
ス電圧を印加することにより、中間ローラ5からトナー
除去ローラ22に向かう電界を発生させ、中間ローラ5上
のトナーTにトナー除去ローラ22方向の静電力を作用さ
せる。このことにより、中間ローラ5上のトナーTに
は、トナー除去ローラ22による機械的な力及び静電力が
トナーTを剥離させるように作用することから、現像後
に中間ローラ5に残留するトナーTの量が多い場合で
も、機械的な力のみの場合と比較して中間ローラ5に付
着したトナーTを効率的に除去することができる。
【0021】中間ローラ5から除去されたトナーTは、
その大部分がトナー除去ローラ22に付着し磁力及び静電
力によりトナー除去ローラ22に保持されて、中間ローラ
5へ再転移することが防止される。トナー除去ローラ22
に付着するトナーTが、磁力及び静電力により保持可能
な量以上まで増加すると、磁力及び静電力により保持で
きないトナーTついては現像器本体1内の底部に落下す
る。このトナーTは、第2アジテータ24によりトナー収
納部1aに搬送され、第1アジテータ21によりトナー収
納部1a内のトナーTと均一に混合するように撹拌され
る。また、中間ローラ5から除去されトナー除去ローラ
22に付着しなかったトナーTは、現像器本体1内の底部
に直接落下し、あるいは現像器本体1に飛散する。現像
器本体1にトナーTが飛散し、これが感光体ドラム2に
付着すると地肌汚れ等の原因になるが、このように、一
旦飛散したトナーTもトナー除去ローラ22に吸着される
ので、感光体ドラム2にトナーTが付着することにより
地肌汚れを発生させたり、トナーTにより装置内部が汚
れることを防止できる。
【0022】図2は本発明による現像器の第2の実施形
態を示す概略構成図であり、図1に基づいて説明した部
材に対応する部材については同一符号を付して説明を省
略する。25は中間ローラ5のローラ面5aに接したトナ
ー除去ローラであり、着磁された芯金22a及びこの芯金2
2aの外周面に巻着された弾性部材22bによって構成され
ている。第2の実施形態の現像器が第1の実施形態の現
像器と異なる点は、現像器本体1内に第2アジテータ24
が配置されておらず、トナー除去ローラ25がトナー収納
部1aに近接した位置に配置されていることである。
【0023】本実施形態の現像器において、トナー除去
ローラ25により中間ローラ5から除去されて落下したト
ナーTは、現像器本体1の底部の傾斜面に沿ってトナー
収納部1aに搬送される。このように、中間ローラ5か
ら剥離したトナーTが、トナー除去ローラ25に付着して
搬送され、トナー収納部1aに搬送される位置でトナー
除去ローラ25から落下するように構成したことにより、
トナーTをトナー収納部1aに搬送する第2アジテータ2
4を省略することができるので、現像器の構造を簡単に
し、その製造コストを低減することが可能になる。
【0024】図3は本発明による現像器の第3の実施形
態を示す概略構成図であり、図1に基づいて説明した部
材に対応する部材については同一符号を付して説明を省
略する。26は中間ローラ5のローラ面5aに接したトナ
ー除去ローラであり、芯金26a及びこの芯金26aの外周面
に巻着された弾性部材26bによって構成されている。27
は現像器本体1内に配置された剥離用ブレードであり、
その先端部がトナー除去ローラ26のローラ面26cに圧接
するように支持されている。
【0025】次に、本実施形態の現像器による現像動作
を説明する。第1アジテータ21は、トナー収納部1a内
においてトナーTを撹拌するとともに現像ローラ3にト
ナーTを接触させる。このトナーTは、現像ローラ3に
付着し、帯電ブレード4により薄層化されるとともに正
規極性に帯電され、中間ローラ5との接触位置で現像ロ
ーラ3から中間ローラ5に転移付着する。中間ローラ5
は、感光体ドラム2に接する現像位置においてトナーT
を感光体ドラム2上の静電潜像に対してトナーTを選択
的に転移させることにより、静電潜像をトナー像に現像
する。この際、中間ローラ5上には、静電潜像の印字率
や現像濃度に応じてトナーTが残留する。トナー除去ロ
ーラ26は、中間ローラ5の回転方向において現像位置の
下流側となり、かつ現像ローラ3との接触位置の上流側
となる位置でローラ面5aに接し、中間ローラ5に対す
る対向方向に回転する。このことにより、中間ローラ5
上のトナーTには、トナー除去ローラ26による機械的な
力がトナーTを剥離させるように作用することから、現
像後に中間ローラ5に残留するトナーTを除去すること
ができる。
【0026】中間ローラ5から除去されたトナーTは、
その一部がトナー除去ローラ26に付着し、残りのトナー
Tがトナー収納部1aの底部に落下する。トナー除去ロ
ーラ26に付着したトナーTも、剥離用ブレード27により
トナー除去ローラ26から剥離する。この結果、中間ロー
ラ5との接触前には、トナー除去ローラ26にトナーTが
常に付着していない状態となることから、ローラ面26c
に付着するトナーTあが増加してトナー除去ローラ26に
よるトナーTの除去能力が低下することを防止できるた
め、現像後に中間ローラ5に残留するトナーTの量が多
い場合でも、中間ローラ5に付着したトナーTを確実に
除去することができる。剥離用ブレード27によりトナー
除去ローラ26から剥離したトナーTは、第2アジテータ
24によりトナー収納部1aに搬送され、第1アジテータ2
1によりトナー収納部1a内のトナーTと均一に混合する
ように撹拌される。
【0027】図4は本発明による現像器の第4の実施形
態を示す概略構成図、図5は図4に示す現像器における
要部の構成図であり、図1に基づいて説明した部材に対
応する部材については同一符号を付して説明を省略す
る。30は現像器本体、31は現像器本体30に着脱可能に装
着されたトナーカートリッジであり、トナー収納部を構
成したトナーカートリッジ31内には、トナーTを撹拌す
る第1アジテータ(図示省略)及び、このアジテータによ
り撹拌されたトナーTをトナー供給口31aから現像器本
体30の底部に設けられたトナー溜り30aに供給するフィ
ード部材32が配置されている。33はトナー溜り30a内に
配置された第2アジテータ、34は現像ローラ3に接した
トナー除去ローラであり、芯金34a及びこの芯金34aの外
周面に巻着された弾性部材34bによって構成されてい
る。35はトナー溜り30a内に配置された剥離用ブレード
であり、その先端部がトナー除去ローラ34のローラ面34
cに当接するように支持されている。
【0028】次に、本実施形態の現像器による現像動作
を説明する。第2アジテータ33は、トナー溜り30aにお
いてトナーTを撹拌するとともに現像ローラ3にトナー
Tを接触させる。このトナーTは、現像ローラ3に付着
し、帯電ブレード4により薄層化されるとともに正規極
性に帯電され、中間ローラ5との接触位置で現像ローラ
3から中間ローラ5に転移付着する。この際、現像ロー
ラ3は、現像位置の通過後に中間ローラ5に残留するト
ナーTに応じ、現像時の不足分を補う量のトナーTを中
間ローラ5に転移させる。従って、中間ローラ5との接
触位置を通過した現像ローラ3上には、感光体ドラム2
上で既に現像された静電潜像の印字率や現像濃度に応じ
た量のトナーTが残留する。そして、中間ローラ5は、
感光体ドラム2に接する現像位置において感光体ドラム
2上の静電潜像に対してトナーTを選択的に転移させる
ことにより、静電潜像をトナー像に現像する。
【0029】トナー除去ローラ34は、現像ローラ3の回
転方向において中間ローラ5との接触位置の下流側とな
り、かつ帯電ブレード4との接触位置の上流側となる位
置でローラ面34cに接し、現像ローラ3の回転に対する
従動方向に回転する。また、バイアス電源11は、帯電ブ
レード4及び現像ローラ3にそれぞれ同一のバイアス電
圧Vbを印加し、バイアス電源10は、中間ローラ5及び
トナー除去ローラ34にそれぞれ同一のバイアス電圧Vm
を印加する。このことにより、現像ローラ3から中間ロ
ーラ5に向かう電界、及び現像ローラ3からトナー除去
ローラ34に向かう電界を同時に発生させ、現像ローラ3
上のトナーTに中間ローラ5方向及びトナー除去ローラ
34方向の静電力を作用させる。従って、中間ローラ5と
の接触位置を通過した現像ローラ3に残留したトナーT
は、トナー除去ローラ34との接触位置でトナー除去ロー
ラ34に転移付着し、現像ローラ3から除去される。トナ
ー除去ローラ34に付着したトナーTは、剥離用ブレード
35により剥離されてトナー溜り30a内に戻され、第2ア
ジテータ33によりトナー溜り30aのトナーTと均一にな
るように混合される。
【0030】本実施形態の現像器によれば、現像ローラ
3上でトナーTが帯電ブレード4により摩擦帯電される
前に、一旦現像ローラ3からトナーTが除去されること
により、帯電ブレード4に帯電されるトナーTの帯電回
数は常に1回のみとなるため、中間ローラ5上でのトナ
ーTの帯電状態及び付着量を安定させることができる。
さらに、中間ローラ5のチャージアップ等により帯電状
態が異なるトナーTが中間ローラ5から現像ローラ3に
逆転移し、あるいは現像ローラ3上においてトナーTが
逆極性に帯電した場合でも、このようなトナーTもトナ
ー除去ローラ34により短時間のうちに除去されるので、
現像ローラ3上でトナーTの帯電状態にバラツキが生じ
ることを防止できる。この結果、感光体ドラム2上で現
像されたトナー像の濃度を常に安定させることができ、
かつトナー像の濃度にムラが生じることが防止される。
【0031】図6は本発明による電子写真記録装置の一
実施形態を示す概略構成図であり、図1に基づいて説明
した部材に対応する部材については同一符号を付して説
明を省略する。41は現像ローラ3及び帯電ブレード4に
バイアス電圧Vbを印加するバイアス電源回路、42は中
間ローラ5にバイアス電圧Vmを印加するバイアス電源
回路、43は感光体ドラム2の交換後に感光体ドラム2に
対して静電潜像を形成した回数をカウントする作像カウ
ンタ、44はバイアス電源回路41,42を制御するバイアス
制御部である。
【0032】次に、本実施形態の電子写真記録装置によ
る画像形成動作を説明する。帯電器28は所定の帯電電圧
が印加されることより、コロナ放電を発生して矢印方向
に回転する感光体ドラム2を均一に帯電する。図示を省
略したレーザ光学系は、均一に帯電されたローラ面2a
を画像情報に対応するレーザ光Lによって走査すること
により静電潜像を形成する。
【0033】一方、現像器本体1において、アジテータ
29は、トナー収納部1a内のトナーTを撹拌するととも
に現像ローラ3にトナーTを接触させる。このトナーT
は、現像ローラ3に付着し、帯電ブレード4により薄層
化されるとともに正規極性に帯電され、中間ローラ5と
の接触位置で現像ローラ3から中間ローラ5に転移付着
する。中間ローラ5は、感光体ドラム2に接する現像位
置において感光体ドラム2上の静電潜像に対してトナー
Tを選択的に転移させることにより、静電潜像をトナー
像に現像する。この際、バイアス制御部44は、バイアス
電源回路41,42を制御することにより、バイアス電源回
路41によって現像ローラ3及び帯電ブレード4にバイア
ス電圧Vbを印加し、バイアス電源回路42により中間ロ
ーラ5にバイアス電圧Vmが印加する。
【0034】ところが、上記のような電子写真記録装置
では、感光体ドラム2に対する静電潜像の形成回数の増
加と共に感光体ドラム2おける像担持体が劣化し、一定
の帯電電圧の下では帯電器28により帯電された感光体ド
ラム2の帯電電位Vdが経時的に低下するという問題が
生じる。図8は本実施形態の電子写真記録装置における
感光体ドラムにおける地汚れと帯電電位との関係を示す
特性図である。ここで、横軸はバイアス電圧Vmと感光
体ドラム2の帯電電位Vdとの電位差を、縦軸には感光
体ドラム2上に形成された静電潜像における地汚れの程
度を示す地汚れの評価をそれぞれ示している。図から明
らかなように、電位差(Vm−Vd)が飽和電位Vcから増
加すると共に感光体ドラム2における地汚れが悪化す
る。従って、バイアス電源回路42により中間ローラ5に
印加されるバイアス電圧Vmを一定に制御した場合に
は、帯電電位Vdが、電位差(Vm−Vd)を飽和電位Vc以
上にする電圧値から低下すると共に、感光体ドラム2に
おける地汚れが悪化することになる。
【0035】上記のような問題を解決するため、従来の
電子写真記録装置には、バイアス電圧Vb又はバイアス
電圧Vmを調整可能にしたものがあり、例えば、ユーザ
が装置本体のオペレーションパネルからバイアス電圧V
b,Vmを調整してトナー像することにより、地汚れの発
生を防ぐようにするものがある(例えば、特開平7-13447
7号公報を参照)。しかしながら、このような電子写真記
録装置では、ユーザがトナー像が転写された記録媒体の
地汚れを確認した後にバイアス電圧Vb,Vmを調整しな
ければならず、またバイアス電圧Vb,Vmの調整を度々
実行しなければならないため、良好な画像を維持するに
はバイアス電圧Vb,Vmの調整作業が煩雑になるという
問題が生じる。
【0036】また、現像ローラ3上のトナーTにおける
面積当たりの付着量は、バイアス電圧Vb,Vmを一定に
した場合には、感光体ドラム2に対する現像時間の増加
と共に増加する傾向を示す。このことから、現像時間の
増加と共にトナーTの消費量が増加し、現像器本体1に
対するトナーTの補給周期、あるいはトナーカートリッ
ジとして構成された現像器本体1の交換周期が短くなっ
てしまう。
【0037】図9は本実施形態のバイアス制御部による
制御を説明するためのバイアス電圧Vb,Vmの特性図で
ある。バイアス制御部44は、バイアス電圧Vbとバイア
ス電圧Vmとが常に一定の電位差となるように、バイア
ス電源回路41,42によりバイアス電圧Vb,Vmの電圧値
をそれぞれ制御すると共に、 デューティ比D(%)=(バイアス電圧Vb,Vmのオン時
間t/バイアス電圧Vb,Vmのパルス幅T)×100 を制御することにより、バイアス電圧Vb,Vmを設定出
力に制御する。
【0038】図10は本実施形態の感光体ドラムにおける
帯電電位Vdと作像回数との関係を示す特性図である。
感光体ドラム2に対する静電潜像を形成した回数(作像
回数)、即ちレーザ光Lによる露光回数が増加すると共
に、図10に示すように、帯電器28により帯電された感光
体ドラム2の帯電電位Vdが漸次低下する。この際の帯
電電位Vdの低下率は、感光体ドラム2の個体差に影響
されることなく、略一定になることが経験的に明らかに
なっている。従って、帯電電位Vdは、作像カウンタ43
により計数される作像回数より近似的に算出することが
できる。バイアス制御部44は、作像カウンタ43からの信
号により感光体ドラム2に対する現在の作像回数を検出
し、帯電電位Vdとバイアス電圧Vmとの電位差が予め設
定された電位差となるように、バイアス電源回路42によ
り印加されるバイアス電圧Vmを作像回数に対応させて
変化させる。この際、バイアス制御部44は、バイアス電
圧Vmの変化と同時にバイアス電圧Vbがスライドして変
化するようにバイアス電源回路41を制御する。このよう
に、バイアス制御部44がバイアス電源回路42により印加
されるバイアス電圧Vmを作像回数に対応させて変化さ
せることにより、帯電電位Vdが経時的に低下すること
による地汚れを防止することができる。
【0039】図11は本実施形態の現像ローラにおけるト
ナー付着量と現像時間との関係を示す特性図、図12は本
実施形態の中間ローラにおけるトナー付着量と電位差
(Vm−Vd)との関係を示す特性図である。バイアス電圧
Vb,Vmを一定にした場合、現像ローラ3に付着するト
ナーTの付着量は、現像時間の増加と共に増加する傾向
を示す。現像器における累計の現像時間は感光体ドラム
2に対する作像回数に略比例し、このことから、現像ロ
ーラ3上の面積当たりのトナー付着量Gpは、図11に示
すように感光体ドラム2に対する作像回数の増加と共に
増加する。
【0040】また、現像ローラ3から転移して中間ロー
ラ5に付着するトナーTの量は、飽和電位Vc以下では
電位差(Vm−Vd)の増加と共に漸次増加するが、飽和電
位Vc以上では現像ローラ3上のトナーTがすべて転移
し中間ローラ5に付着することから、電位差(Vm−Vd)
に影響されることなく略一定になる。従来、電位差(Vm
−Vd)が飽和電位Vc付近になるようにバイアス電圧V
b,Vmは設定されている。従って、電位差(Vm−Vd)が
飽和電位Vc以上では、中間ローラ5上のトナー付着量
Gmは、現像ローラ3上のトナー付着量Gpの増加によっ
てのみ増加することになる。中間ローラ5上のトナー付
着量Gmが増加すると、トナー像における黒部ベタ部へ
のトナーTの付着量が増加し、かつドットも肥大するこ
とから、現像時のトナー消費量が増加する。このような
場合には、画像濃度の調整部によりトナー像の濃度を低
下させることにより、トナー消費量を減少させることが
可能であるが、文字パターン等によって形成されたトナ
ー像については、画像濃度の判断が困難であることか
ら、ユーザが目視により適正な画像濃度に調整すること
は困難である。
【0041】本実施形態の電子写真記録装置では、バイ
アス制御部44が、作像回数が所定の回数に到達すると、
作像回数の増加と共に電位差(Vm−Vd)が飽和電位Vc
以下の範囲で漸次減少するように、バイアス電源回路4
1,42からのバイアス電圧Vb,Vmをそれぞれ制御す
る。前述したように、現像ローラ3上のトナー付着量G
pは、作像回数の増加と共に増加することから、作像回
数によって近似的に算出することが可能である。このた
め、作像回数の増加と共に電位差(Vm−Vd)が飽和電位
Vc以下の範囲で漸次減少するようにバイアス電圧Vb,
Vmをそれぞれ制御することにより、現像ローラ3上か
ら中間ローラ5に転移付着するトナーTの比率を減少さ
せることができるので、作像回数の増加と共に現像時に
消費されるトナーTが増加していくことを防止できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の現像器によれば、少なくともローラ表層部が弾性
体により形成され、中間ローラに接して感光体に対する
現像後に残留したトナーを中間ローラから除去するトナ
ー除去ローラと、中間ローラから前記トナー除去ローラ
に向かう電界を発生させるバイアスをトナー除去ローラ
に印加し、中間ローラ上のトナーにトナー除去ローラ方
向の静電的な力を作用させるバイアス印加手段とを備え
たことにより、中間ローラ上のトナーには、トナー除去
ローラによる機械的な力及び静電的な力がトナーを剥離
させるように作用することから、現像後に中間ローラに
残存するトナーの量が多い場合でも、機械的な力のみの
場合と比較して中間ローラに付着したトナーTを効率的
に除去することができる。
【0043】さらに、請求項2記載の現像器によれば、
トナー除去ローラが、トナーに対して磁気的な吸引力を
作用させる着磁部を備えたことにより、中間ローラ上の
トナーには、トナー除去ローラによる機械的な力,静電
的な力及び磁気的な力がトナーを剥離させるように作用
することから、現像後に中間ローラに残存するトナーの
量が多い場合でも、機械的な力及び静電的な力のみの場
合と比較して中間ローラに付着したトナーTを効率的に
除去することができる。
【0044】さらに、請求項3記載の現像器によれば、
トナー除去ローラにより中間ローラから剥離されたトナ
ーが、トナー除去ローラに付着して搬送され、トナー収
納部に搬送される位置でトナー除去ローラから落下する
ようにしたことにより、トナーをトナー収納部に搬送す
るアジテータ等の機構を省略することができるので、現
像器の構造を簡単にし、その製造コストを低減すること
が可能になる。
【0045】また、請求項4記載の現像器によれば、ト
ナー除去ローラに接してそのローラ面に付着したトナー
を剥離させる剥離用ブレードを備えたことにより、トナ
ー除去ローラに付着したトナーが、剥離用ブレードによ
りトナー除去ローラから剥離するので、中間ローラとの
接触前には、トナー除去ローラにトナーが常に付着して
いない状態となる。このことから、ローラ面に付着する
トナーが増加してトナー除去ローラによるトナーの除去
能力が低下することを防止できるため、現像後に中間ロ
ーラに残存するトナーの量が多い場合でも、中間ローラ
に付着したトナーを確実に除去することができる。
【0046】また、請求項5記載の現像器によれば、現
像ローラに接して中間ローラに対するトナー受け渡し後
に残留したトナーを現像ローラから除去するトナー除去
手段を備えたことにより、現像ローラ上でトナーが帯電
される前に、一旦現像ローラからトナーTが除去され、
帯電ブレードに帯電されるトナーの帯電回数は常に1回
のみとなるため、中間ローラ5上でのトナーの帯電状態
及び付着量を安定させることができ、さらに中間ローラ
のチャージアップ等により帯電状態が異なるトナーが中
間ローラから現像ローラに逆転移し、あるいは現像ロー
ラ上においてトナーが逆極性に帯電した場合でも、この
ようなトナーもトナー除去ローラにより短時間のうちに
除去されるので、現像ローラ上でトナーの帯電状態にバ
ラツキが生じることを防止できる。この結果、感光体ド
ラム上で現像したトナー像の濃度を常に安定させること
ができ、かつトナー像の濃度にムラが生じることが防止
される。
【0047】さらに、請求項6記載の現像器によれば、
トナー除去手段を、少なくともローラ表層部が弾性体に
より形成されたトナー除去ローラによって構成し、トナ
ー除去ローラに現像ローラからトナー除去ローラに向か
う電界を発生させるバイアスを印加し、現像ローラ上の
トナーにトナー除去ローラ方向の静電的な力を作用させ
るバイアス印加手段を備えたことにより、現像ローラ上
のトナーには、トナー除去ローラによる機械的な力及び
静電的な力がトナーを剥離させるように作用することか
ら、現像後に現像ローラに残存するトナーの量が多い場
合でも、機械的な力のみの場合と比較して現像ローラに
付着したトナーを効率的に除去することができる。
【0048】さらに、請求項7記載の現像器によれば、
バイアス印加手段が、トナー除去ローラに中間ローラと
同一のバイアスを印加することにより、トナー除去ロー
ラ及び中間ローラにバイアスを印加するとバイアス電源
を共通化することができるので、現像器の構造を簡単に
し、その製造コストを低減することが可能になる。
【0049】さらに、請求項8記載の現像器によれば、
トナー除去ローラのローラ面に接し、このローラ面に付
着したトナーを剥離させる剥離用ブレードを備えたこと
により、トナー除去ローラに付着したトナーが、剥離用
ブレードによりトナー除去ローラから剥離するので、現
像ローラとの接触前には、トナー除去ローラにトナーが
常に付着していない状態となる。このことから、ローラ
面に付着するトナーが増加してトナー除去ローラによる
トナーの除去能力が低下することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による現像器の第1の実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】本発明による現像器の第2の実施形態を示す概
略構成図である。
【図3】本発明による現像器の第3の実施形態を示す概
略構成図である。
【図4】本発明による現像器の第4の実施形態を示す概
略構成図である。
【図5】図4に示す現像器における要部の構成図であ
る。
【図6】本発明による電子写真記録装置の一実施形態を
示す概略構成図である。
【図7】電子写真記録装置に配置される従来の現像器の
概略構成図である。
【図8】本実施形態の電子写真記録装置における感光体
ドラムにおける地汚れと帯電電位との関係を示す特性図
である。
【図9】本実施形態のバイアス制御部による制御を説明
するためのバイアス電圧Vb,Vmの特性図である。
【図10】本実施形態の感光体ドラムにおける帯電電位
Vdと作像回数との関係を示す特性図である。
【図11】本実施形態の現像ローラにおけるトナー付着
量と現像時間との関係を示す特性図である。
【図12】本実施形態中間ローラにおけるトナー付着量
と電位差(Vm−Vd)との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1,30…現像器本体、 1a…トナー収納部、 2…感
光体ドラム、 2a…像担持面、 3…現像ローラ、
4…帯電ブレード、 5…中間ローラ、 10,11,23…
バイアス電源、 22,25,26,34…トナー除去ローラ、
27,35…剥離用ブレード、 31…トナーカートリッ
ジ、 32…フィード部材、 41,42…バイアス電源回
路、 43…作像カウンタ、 44…バイアス制御部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー収納部から供給された磁性を有す
    るトナーを吸着する現像ローラと、 この現像ローラとの間に生じる静電的な力によって現像
    ローラからトナーを受け取り、このトナーを感光体上の
    静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現像する中間
    ローラとを備えた現像器において、 少なくともローラ表層部が弾性体により形成され、前記
    中間ローラに接して感光体に対する現像後に残留したト
    ナーを中間ローラから除去するトナー除去ローラと、 前記中間ローラから前記トナー除去ローラに向かう電界
    を発生させるバイアスをトナー除去ローラに印加し、中
    間ローラ上のトナーにトナー除去ローラ方向の静電的な
    力を作用させるバイアス印加手段とを備えたことを特徴
    とする電子写真記録装置の現像器。
  2. 【請求項2】 前記トナー除去ローラが、トナーに対し
    て磁気的な吸引力を作用させる着磁部を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の電子写真記録装置の現像器。
  3. 【請求項3】 前記トナー除去ローラにより前記中間ロ
    ーラから剥離されたトナーが、トナー除去ローラに付着
    して搬送され、前記トナー収納部に搬送される位置でト
    ナー除去ローラから落下するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の電子写真記録装置の現像器。
  4. 【請求項4】 トナー収納部から供給された磁性を有す
    るトナーを吸着する現像ローラと、 この現像ローラとの間に生じる静電的な力によって現像
    ローラからトナーを受け取り、このトナーを感光体上の
    静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現像する中間
    ローラと、 少なくともローラ表層部が弾性体により形成され、前記
    中間ローラに接して感光体に対する現像後に残留したト
    ナーを中間ローラから除去するトナー除去ローラとを備
    えた現像器において、 前記トナー除去ローラに接してそのローラ面に付着した
    トナーを剥離させる剥離用ブレードを備えたことを特徴
    とする電子写真記録装置の現像器。
  5. 【請求項5】 トナー収納部から供給された磁性を有す
    るトナーを吸着する現像ローラと、 この現像ローラとの間に生じる静電的な力によって現像
    ローラからトナーを受け取り、このトナーを感光体上の
    静電潜像に選択的に付着させて静電潜像を現像する中間
    ローラとを備えた現像器において、 前記現像ローラに接して前記中間ローラに対するトナー
    受け渡し後に残留したトナーを現像ローラから除去する
    トナー除去手段を備えたことを特徴とする電子写真記録
    装置の現像器。
  6. 【請求項6】 前記トナー除去手段を、少なくともロー
    ラ表層部が弾性体により形成されたトナー除去ローラに
    よって構成し、 前記トナー除去ローラに前記現像ローラからトナー除去
    ローラに向かう電界を発生させるバイアスを印加し、現
    像ローラ上のトナーにトナー除去ローラ方向の静電的な
    力を作用させるバイアス印加手段を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の電子写真記録装置の現像器。
  7. 【請求項7】 前記バイアス印加手段が、前記トナー除
    去ローラに前記中間ローラと同一のバイアスを印加する
    ことを特徴とする請求項6記載の電子写真記録装置の現
    像器。
  8. 【請求項8】 前記トナー除去ローラのローラ面に接
    し、このローラ面に付着したトナーを剥離させる剥離用
    ブレードを備えたことを特徴とする請求項6又は7記載
    の電子写真記録装置の現像器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006091752A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091752A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4701661B2 (ja) * 2004-09-27 2011-06-15 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

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