JPH10202983A - 印刷システム - Google Patents

印刷システム

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JPH10202983A
JPH10202983A JP9013759A JP1375997A JPH10202983A JP H10202983 A JPH10202983 A JP H10202983A JP 9013759 A JP9013759 A JP 9013759A JP 1375997 A JP1375997 A JP 1375997A JP H10202983 A JPH10202983 A JP H10202983A
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JP9013759A
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Inventor
Toshiaki Yoshinari
敏明 吉成
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷後の断ち割り、折り、丁合いなどのポス
トプレス処理工程まで含めて統一的な印刷処理が可能な
印刷システムを目的とする。 【解決手段】 プリプレス装置1からのプリント要求は
ネットワーク装置2を介してプリントジョブ入力部33
で受け付けられ、プリントデータはプリントデータ記憶
部31に記憶される。そのプリントデータはデコンポー
ズ部32でデコンポーズされる。ポストプレスデータ生
成部35はプリントデータ、プリントジョブ、装置情報
をもとにポストプレスデータを生成し、デコンポーズ部
32でデコンポーズされたプリントデータとデータ合成
部36にて合成され、プリンタ部37で印刷される。印
刷物はポストプレス装置4のポストプレスデータ読み取
り部46で読み取られ、ポストプレスデータ解釈部47
で解釈されて、ポストプレス処理制御部48がポストプ
レス処理部42の設定、エラー処理などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷システムに関
し、特に印刷した後の用紙の断ち割り、折り、丁合いな
どといった印刷後の処理工程を自動化することを可能に
した印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】印刷工程は、大きく分けて三つの工程か
らなり、プリントデータを作成するプリプレス工程、プ
リントデータを紙などに印刷するプレス工程、および印
刷された出力用紙に対して印刷後の種々の処理を行うポ
ストプレス工程からなっている。ここで、プリプレス工
程は、たとえばパーソナルコンピュータなどでプリント
データを作成することに対応し、プレス工程はたとえば
プリントサーバとプリンタとにより構成してネットワー
ク装置を経由して送られたプリントデータを印刷するこ
とに対応し、ポストプレス工程は印刷された出力用紙を
製本や配送などの処理を行うことに対応する。
【0003】これらの工程において、プリプレスからプ
レスまでの工程では、DTP(DeskTop Pub
lishing)やダイレクト印刷機などのディジタル
印刷技術の発達によりプリントデータは電子化され、さ
らには、ページ記述言語であるポストスクリプト(Po
stScript:米国アドビシステムズ社の各国での
商標または登録商標、以降省略)やプリントデータのフ
ァイル形式であるPDF(Portable Docu
ment Format)などの普及により、プリント
データのデータフォーマットも統合されて、処理の自動
化が図られている。
【0004】しかし、ポストプレス工程では、プレス工
程にて電子的なデータが紙などの物理メディアに変換さ
れたものを受け取って、たとえば断ち割り、折り、丁合
い、綴じ、断裁、製本などの処理を行うので、印刷出力
を受け取る時点でプレス工程まで保持していた電子的な
データおよびこのときに付随していたページ番号などの
情報は失われているのが普通である。
【0005】このため、ポストプレス工程はプリプレス
およびプレス工程から電子的には独立し、このポストプ
レス工程で印刷出力を処理する各装置は専用機化されて
きている。したがって、ポストプレス工程を含めた印刷
工程全体の自動化および統合化は一般には困難であっ
た。
【0006】しかし、一部の印刷機および印刷機メーカ
ーなどでは、ポストプレス工程の自動化が試みられてい
る。たとえば、特開平8−188329号公報に記載の
単片印刷物の丁合い方法によれば、ポストプレス工程の
処理のうち、丁合いとその前後処理を印刷物上のマーク
により自動化するようにしている。また、「CIP3
(International Cooperation for Integration of Pre
press, Press, and Postpress):Print Pro
duction Format」なる規格がある。これ
は、ページ記述言語のポストスクリプトを拡張したもの
であり、ポストスクリプトのフォーマットの中にポスト
プレス工程の「断ち割り」および「折り」に関する情報
までを記述できるようにしたものである。ポストプレス
工程では、その情報を読み込んで、断ち割りおよび折り
を行う機械に断ち割りの手順および折りの手順を設定
し、これにより、断ち割りおよび折りまでの工程を自動
化および統合化するものである。
【0007】また、大型かつ高速のディジタルプリンタ
には、電子的な情報を受け取って印刷した後、その印刷
物に対して仕上げ処理機能を持ったものがある。たとえ
ば、印刷物をステープラ止めしたり、簡易製本したり、
あるいは電子ソータを採用してカット紙使用による断ち
割り・折りの処理をするといったポストプレス工程の一
部の処理を実現している。これは、基本的に用紙を一つ
の機械の中で扱うようにしているので、プレスからポス
トプレスまでの工程で電子情報を統一的に使用すること
ができるからであり、これによって、ポストプレス工程
までの自動化が実現されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−1
88329号公報に記載の技術では、機器制御情報やシ
ートに関する情報の一部を印刷物上のマークで表してい
るので、前工程と丁合い機とがオフラインであっても自
動制御が可能であるが、使われる情報がマークであるた
め、その情報量は非常に限定され、また読み取りもマー
クの有無のみで判定しているため単純な制御に限定さ
れ、しかも拡張性が持てない。
【0009】また、CIP3の規格では、対応機器のプ
ログラムなど非常に細かな設定は可能であるが、制御構
文を持たない。このため、この規格のフォーマットを利
用できるのは機器の設定情報と簡単なプログラム程度な
ので、検査やエラー処理などの複雑な処理ができない。
また、電子的な情報しか存在せず、実際の用紙やページ
の整合性の検証ができないので、白紙や抜けなどが存在
して差し込む位置やページ番号が途中で狂ってもそれを
検知できずに致命的なエラーを招く。また、シートに関
する情報が考慮されていないので、丁合いへの拡張がで
きない。
【0010】さらに、ポストプレス工程の一部の処理を
実現しているディジタルプリンタでは、ペーパーハンド
リングを伴うポストプレス処理を1台のマシンに納めて
いるため、結果として非常に大きなマシンになる。ま
た、カラーと黒白との混在原稿を効率的に印刷するとす
れば、それぞれカラープリンタおよび黒白プリンタで出
力した後に丁合い(差し込み)を行うことが望ましい
が、この工程を自動化するためには、カラーと黒白のプ
リンタ出力を直接ポストプレス処理の機器につなげる必
要があるが、この構成では、さらに装置が巨大化すると
いう問題点があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ポストプレス工程まで含めて統一的な印刷処
理が可能な印刷システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、プリプレス装置からのプリント要求に従
いプリントデータを受け取って印刷を行うプレス装置と
前記プレス装置による印刷出力に対して処理を行うポス
トプレス装置とから構成される印刷システムにおいて、
前記プレス装置は、プリプレス装置で作成されたプリン
トデータを一時的に記憶するプリントデータ記憶手段
と、前記プリントデータのプリント要求であるプリント
ジョブをクライアントから受け取るプリントジョブ入力
手段と、当該プレス装置およびポストプレス装置の機能
・性能情報を保持する装置情報保持手段と、プリントデ
ータ、プリントジョブ、および装置情報入力手段より得
られた情報をもとにポストプレス工程の処理を記述した
言語によるポストプレスデータを生成するポストプレス
データ生成手段と、前記プリントデータ記憶手段からの
プリントデータおよびポストプレスデータ生成手段で作
られたポストプレスデータを合成するデータ合成手段
と、前記データ合成手段にて合成されたデータの印刷を
行うプリンタ手段と、前記プリントジョブ入力手段から
のプリントジョブおよびポストプレスデータ生成手段か
らの追加のプリント要求の受け付け、前記プリントデー
タ記憶手段、ポストプレスデータ生成手段、およびデー
タ合成手段間の各種データ交換の指示、および前記プリ
ンタ手段への起動/停止制御などを行うプリントジョブ
制御手段とを備えていることを特徴とする印刷システム
が提供される。
【0013】このような印刷システムによれば、プリプ
レス装置からプリント要求が発行されると、プレス装置
のプリントジョブ入力手段がプリントジョブとして受け
付け、そのプリントジョブに従ってプリントデータを受
け取り、プリントデータ記憶手段へ保存する。一方、ポ
ストプレスデータ生成手段では、プリントデータ、プリ
ントジョブ、および装置情報をもとにポストプレスデー
タを生成し、これをデータ合成手段においてプリントデ
ータと合成して、プリンタ手段により印刷する。印刷さ
れた印刷物はポストプレス装置に処理対象物として渡さ
れる。
【0014】また、本発明によれば、プリプレス装置か
らのプリント要求に従いプリントデータを受け取って印
刷を行うプレス装置と前記プレス装置による印刷出力に
対して処理を行うポストプレス装置とから構成される印
刷システムにおいて、前記ポストプレス装置は、前記プ
レス装置より出力された処理対象物を受け付ける入力フ
ィード手段と、前記入力フィード手段より送られた処理
対象物に対してポストプレス工程の処理を行うポストプ
レス処理手段と、処理された処理対象物を前記ポストプ
レス処理手段から排出する出力フィード手段と、前記出
力フィード手段からの出力をスタックする正常スタッカ
手段と、前記処理対象物の所定の位置に印刷された前記
ポストプレスデータを読み取るポストプレスデータ読み
取り手段と、読み取られたポストプレスデータを解釈し
て前記ポストプレス処理手段の制御に必要な情報を取得
するポストプレスデータ解釈手段と、前記ポストプレス
データ解釈手段での情報をもとに前記入力フィード手
段、ポストプレス処理手段および出力フィード手段の制
御を行うポストプレス制御手段とを備えていることを特
徴とする印刷システムが提供される。
【0015】この印刷システムによれば、プレス装置よ
り渡された処理対象物はポストプレス装置の入力フィー
ド手段にて受け付けられ、そのとき、処理対象物に印刷
されたポストプレスデータはポストプレスデータ読み取
り手段で読み取られる。ポストプレスデータ解釈手段で
は読み取られたポストプレスデータから入力フィード手
段、ポストプレス処理手段および出力フィード手段が処
理をするのに必要な情報を取り出し、ポストプレス制御
手段を通じてそれぞれ送られる。これにより、ポストプ
レス装置では、プレス装置からポストプレス処理手段が
処理するのに必要な情報が印刷物により与えられ、ポス
トプレス装置ではその印刷物から情報を読み取ることに
より、ポストプレス処理手段の種々の制御が可能にな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の原理的な構成を示
す図である。本発明による印刷システムは、プリプレス
装置1にネットワーク装置2を介して接続されたプレス
装置3と、このプレス装置3より印刷物の供給を受ける
ポストプレス装置4とから構成される。プリプレス装置
1は印刷しようとする電子的な文書データ、すなわち、
プリントデータを作成する。プレス装置3はそのプリプ
レス装置1からのプリント要求(プリントジョブ)に従
い、プリプレス装置1で作成されたプリントデータを受
け取り、物理メディアである紙に印刷を行う。ポストプ
レス装置4はプリントデータが印刷された出力用紙に対
して丁合い、製本、配送などの印刷後の種々の処理を行
う。
【0017】プレス装置3は、詳しくは、プリプレス装
置1からネットワーク装置2を経由してプリントデータ
を受け取るように構成されたプリントデータ記憶部31
と、このプリントデータ記憶部31の出力を受けるよう
に接続されたデコンポーズ部32と、プリプレス装置1
からネットワーク装置2を経由してプリントジョブを受
け取るように構成されたプリントジョブ入力部33と、
ポストプレス装置4などの装置情報をあらかじめ入力す
るように構成された装置情報入力部34と、プリントジ
ョブ入力部33および装置情報入力部34の出力を受け
るように構成されたポストプレスデータ(PPD)生成
部35と、デコンポーズ部32およびポストプレスデー
タ生成部35の出力を受けるように構成されたデータ合
成部36と、データ合成部36の出力を受けるように接
続されたプリンタ部37と、プリントジョブ入力部33
の出力を受けるように接続されるとともに、プリントデ
ータ記憶部31、デコンポーズ部32、ポストプレスデ
ータ生成部35、データ合成部36およびプリンタ部3
7をそれぞれ制御するように接続されたプリントジョブ
制御部38とを備えている。
【0018】また、ポストプレス装置4は、処理対象の
印刷物を受け付ける入力フィード部41と、この入力フ
ィード部41から印刷物の供給を受けるように構成され
たポストプレス処理部42と、このポストプレス処理部
42による処理物を排出するように構成された出力フィ
ード部43と、この出力フィード部43からの出力を受
けるように構成された正常スタッカ部44および排出ス
タッカ部45と、入力フィード部41が受け付けた印刷
物に印刷されたデータを読み取るように構成されたポス
トプレスデータ(PPD)読み取り部46と、このポス
トプレスデータ読み取り部46の読み取り出力を受ける
ように構成されたポストプレスデータ(PPD)解釈部
47と、このポストプレスデータ解釈部47からの情報
を受け付けるように構成されるとともに、入力フィード
部41、ポストプレス処理部42および出力フィード部
43をそれぞれ制御するように接続されたポストプレス
処理制御部48とを備えている。
【0019】上記構成において、まず、プレス装置3の
装置情報入力部34はプリンタ部37およびポストプレ
ス装置4の機能・性能情報を入力し、それらの情報を保
持している。ここで、プリプレス装置1でプリントデー
タが作成されて、プリプレス装置1からそのプリントデ
ータのプリント要求が発行されると、プレス装置3で
は、プリントデータについてはプリントデータ記憶部3
1に一時的に記憶され、そのプリントデータのプリント
要求であるプリントジョブはプリントジョブ入力部33
にて受け付けられる。プリントジョブ制御部は38は、
受け付けたプリントジョブに従って、プリントデータ記
憶部31に記憶されたプリントデータをデコンポーズ部
32に送り、そのプリントデータをプリント可能なデー
タに変換する。
【0020】一方、ポストプレスデータ生成部35は、
プリントデータ記憶部31のプリントデータ(プリント
ジョブ制御部38より取得)、プリントジョブ入力部3
3のプリントジョブおよび装置情報入力部34より得ら
れた情報をもとにポストプレス装置4における処理を統
合・自動化するためのデータであるポストプレスデータ
(PPD)を生成する。ここで生成されたポストプレス
データおよびデコンポーズ部32で変換されたプリント
可能なデータはデータ合成部36に送られる。データ合
成部36は、送られたこれらのデータをマージしてプリ
ント可能なデータにする。プリンタ部37はデータ合成
部36からプリント可能なデータを受けて紙などに印刷
する。したがって、プリンタ部37では、プリントデー
タ本来の印刷に加え、ポストプレス装置4のためのポス
トプレスデータの印刷が行われることになる。
【0021】なお、プリントジョブ制御部は38は、プ
リントデータ記憶部31、デコンポーズ部32、ポスト
プレスデータ生成部35およびデータ合成部36に対し
てこれらの間の各種のデータ交換を指示したり、プリン
タ部37への起動・停止などの制御を行うほか、プリン
トジョブ入力部33からのプリントジョブやポストプレ
スデータ生成部35からの追加のプリント要求を受け付
けることでプレス工程の全体の制御を行う。
【0022】このようにしてポストプレスデータが印刷
された印刷物は、次に、ポストプレス装置4に送られ
る。ポストプレス装置4では、入力フィード部41が印
刷物を受け取り、ポストプレス処理部42へ渡す。ポス
トプレス処理部42は入力フィード部41より供給され
た印刷物に対しポストプレス工程本来の処理を行う。こ
のポストプレス処理部42にて適切に処理された印刷物
は出力フィード部43により、正常スタッカ部44へ出
力されてスタックされる。
【0023】一方、入力フィード部41に供給された印
刷物は、ポストプレスデータ(PPD)読み取り部46
により、プレス装置3において印刷されたポストプレス
データが読み取られる。読み取られたポストプレスデー
タはポストプレスデータ(PPD)解釈部47に渡され
る。ポストプレスデータ解釈部47は、読み取られたポ
ストプレスデータを解釈し、その内容に従いポストプレ
ス処理の一部を実行し、さらにポストプレス工程本来の
処理を行うためにポストプレス装置4への設定情報を作
り出す。ポストプレス処理制御部48はポストプレスデ
ータ解釈部47で解釈された情報をもとに、入力フィー
ド部41、ポストプレス処理部42および出力フィード
部43の制御を行う。また、出力フィード部43は、ポ
ストプレス解釈部47またはポストプレス処理部42で
不適切であると判断された印刷物を排出スタッカ部45
にスタックする。
【0024】次に、プレス装置3のポストプレスデータ
生成部35の詳細な構成について説明する。図2はポス
トプレスデータ生成部の構成例を示す図である。ポスト
プレスデータ生成部35は、ポストプレスデータ(PP
D)管理情報記憶部35aと、このポストプレスデータ
管理情報記憶部35aに接続されるとともに、プリント
ジョブ制御部38を経由してのプリントデータ記憶部3
1の情報およびプリントジョブ入力部33および装置情
報入力部34からの情報を受けるように構成されたポス
トプレス言語(PPL)生成部35bと、このポストプ
レス言語生成部35bの出力および装置情報入力部34
からの情報を受けるように構成されたポストプレス言語
(PPL)変換部35cと、このポストプレス言語変換
部35cの出力、プリントジョブ入力部33および装置
情報入力部34からの情報を受け、かつ出力をプリント
ジョブ制御部38へ接続するように構成されたポストプ
レス言語(PPL)描画制御部35dと、このポストプ
レス言語描画制御部35d、ポストプレス言語変換部3
5cおよびプリントジョブ入力部33の出力を入力と
し、出力をデータ合成部36に接続するように構成され
たポストプレス言語(PPL)エンコード部35eとを
備えている。
【0025】ポストプレス言語生成部35bは、入力さ
れたプリントデータ、プリントジョブおよび装置情報か
らポストプレス処理工程を管理するためのポストプレス
管理情報とポストプレス処理をプログラムあるいはスク
リプトで記述したポストプレス言語とを生成する。ポス
トプレスデータ管理情報記憶部35aはポストプレス言
語生成部35bで生成されたポストプレス管理情報をポ
ストプレス処理が完了するまで保持する。ポストプレス
言語変換部35cはポストプレス言語生成部35bで生
成された可読データであるポストプレス言語をコンピュ
ータが解釈実行可能なコードに変換する。ポストプレス
言語エンコード部35eはさらにその変換されたポスト
プレス言語コードを機械が読み取り可能なデータにエン
コードし、データ合成部36へ出力する。そして、ポス
トプレス言語描画制御部35dはポストプレス言語エン
コードデータを印刷する位置を算出してポストプレス言
語エンコード部35eに渡すとともに、ポストプレス言
語エンコードデータの追加印刷が発生した場合には、ペ
ージ枚数が本来のページ枚数より増えることになるの
で、その追加印刷をプリントジョブ制御部へ通知する。
【0026】次に、ポストプレス装置4のポストプレス
データ解釈部47の詳細な構成について説明する。図3
はポストプレスデータ解釈部の構成例を示す図である。
ポストプレスデータ解釈部47は、ポストプレスデータ
読み取り部46の出力を受けるように接続されたポスト
プレス言語(PPL)デコード部47aと、このポスト
プレス言語デコード部47aの出力を受けるように接続
されたポストプレス言語(PPL)解釈制御部47b
と、このポストプレス言語解釈制御部47bの出力を受
け、出力をポストプレス処理制御部48へ接続したポス
トプレス言語(PPL)コード変換部47cとを備えて
いる。
【0027】ポストプレスデータ解釈部47において、
ポストプレス言語デコード部47aはポストプレスデー
タ読み取り部46より入力されたポストプレス言語エン
コードデータをデコードしてポストプレス言語解釈制御
部47bに渡す。ポストプレス言語解釈制御部47bは
そのデコードされたポストプレス言語コードを解釈し、
それに記述されているプログラムの実行(処理条件の判
定など)や、ポストプレス本来の処理に必要な設定また
は制御プログラムを取り出す。そして、ポストプレス言
語コード変換部47cはポストプレス言語解釈制御部4
7bが取り出したポストプレス言語コードをさらにその
装置固有のパラメータやプログラムに変更し、ポストプ
レス処理制御部48に設定するためのジョブを作る。
【0028】次に、本発明をネットワーク印刷システム
に適用した実施の形態について説明する。図4はネット
ワーク印刷システムの概略構成を示す図である。この構
成図において、クライアント10はプリプレス装置1に
対応するもので、電子的な文書データを作成することが
できるパーソナルコンピュータ、ワークステーションな
どから構成される。クライアント10はネットワーク装
置20によってプレス装置50に接続されている。この
プレス装置50はプリントサーバ51と、たとえば二つ
のプリンタ52,53から構成されている。ここで、プ
リントサーバ51は、図1に示したプレス装置3の中の
プリンタ部37を除く各部の機能に対応し、プリンタ5
2,53はプレス装置3のプリンタ部37に対応する。
なお、この例では、プリンタ52は黒白印刷専用のプリ
ンタ、プリンタ53はカラープリンタとし、それぞれ電
子丁合い機能を持つものとする。ポストプレス装置60
は、フィーダ装置61と、ポストプレス処理装置である
ステッチャ装置62および断裁装置63と、フィーダ装
置64と、正常スタッカ装置65と、排出スタッカ装置
66と、光学読み取り装置67と、画像データ認識処理
装置68と、ポストプレス制御装置69とから構成さ
れ、光学読み取り装置67はフィーダ装置61に配置さ
れている。ここで、画像データ認識処理装置68が図1
に示したポストプレス装置の4のポストプレスデータ解
釈部47の機能に対応し、ポストプレス制御装置69が
ポストプレス処理制御部48の機能に対応する。
【0029】プリントサーバ51は、クライアント10
からプリント要求をプリントジョブとして受けると、プ
リントジョブやプリンタ52,53以降の処理工程に存
在する装置の情報から、中間的なポストプレスデータを
生成し、それをプリント要求のあったプリントデータと
一緒に、たとえば最終的に断裁によって切り取られるよ
うな位置に印刷する。
【0030】プレス装置50のプリンタ52,53より
プリント出力された用紙は、まず、ポストプレス装置6
0のフィーダ装置61に置かれる。このとき、光学読み
取り装置67は、用紙のあらかじめ決められた位置に印
刷されているポストプレスデータの画像データを取得
し、画像データ認識処理装置68はその画像データを認
識し、デコード・解釈制御・コード変換の処理をするこ
とによりポストプレスデータを取得する。ポストプレス
制御装置69は画像データ認識処理装置68が取得した
ポストプレスデータをもとにフィーダ装置61、ステッ
チャ装置62、断裁装置63およびフィーダ装置64を
制御し、フィーダ装置61にある用紙を制御された順番
で取り出して中綴じ処理を行い、次に化粧断ちの処理を
行って本の形態にし、処理された本はフィーダ装置64
により正常スタッカ装置65または排出スタッカ装置6
6へ送られる。
【0031】次に、プレス装置50の詳細な動作につい
て、具体的な例を示しながら説明する。図5はプレス装
置の動作の流れを示すフローチャートである。まず、プ
リントサーバ51のプリントジョブ入力機能は、クライ
アント10からのプリント要求をプリントジョブとして
受け取り、そのプリントジョブをスプールする(ステッ
プS1)。同時に、クライアント10からのプリントデ
ータもプリントデータ記憶機能にスプールしておく(ス
テップS2)。次に、プリントサーバ51のプリントジ
ョブ制御機能は、プリンタ52,53が動作可能である
かどうかを判断し(ステップS3)、プリント動作が可
能であることを認識すると、ポストプレスデータ生成機
能に対しポストプレスデータを生成するように指示す
る。すると、ポストプレスデータ生成機能はプリントジ
ョブ入力機能からプリントジョブを取り出す(ステップ
S4)。
【0032】以下、具体的な例として図6に示したよう
なプリントジョブを考える。図6はプリントジョブの一
例を示す説明図である。このプリントジョブの例によれ
ば、4枚のシート71,72,73,74をステープル
75により中綴じして形成される印刷物をN部作る場合
を示している。プリントデータは、表紙・裏表紙用のプ
リントデータDoc1、見返し用のプリントデータDo
c2、そして本文用のプリントデータDoc3,Doc
4,Doc5があり、プリントデータDoc1,Doc
2はシート71に、プリントデータDoc3の1−2ペ
ージおよびDoc5の3−4ページはシート72に、プ
リントデータDoc3の3−4ページおよびDoc5の
1−2ページはシート73に、そして、プリントデータ
Doc4の1−4ページはシート74にそれぞれ面付け
される。これらのプリントデータにより、たとえばA3
ノビの用紙に両面印刷をN部行い、それらを丁合いし、
2ヶ所の中綴じを行い、最後に化粧断ちするとする。
【0033】図5のフローチャートに戻り、次に、プリ
ントサーバ51のポストプレスデータ生成機能は、プリ
ントジョブに対応したプリントデータ記憶機能のプリン
トデータに関する(デコンポーズ機能、プリントジョブ
制御機能を経由して)属性情報を取り出す(ステップS
5)。その属性情報として、各プリントデータのページ
数、用紙のサイズ、カラー・黒白情報などを取得でき
る。
【0034】例として、次の属性情報が得られたと仮定
する。すなわち、プリントデータDoc1は「2ページ
/A4/カラー」、Doc2は「2ページ/A4/カラ
ー」、Doc3は「4ページ/A4/黒白」、Doc4
は「4ページ/A4/カラー」、Doc5は「4ページ
/A4/黒白」の属性情報を有していたとする。
【0035】次に、プリントサーバ51のポストプレス
データ生成機能は、プレス装置50内のプリンタ52,
53および印刷後に用いられるポストプレス装置60の
種類、機能・性能、ポストプレス言語対応などの情報を
装置情報入力機能から受け取る(ステップS6)。
【0036】このとき、次に示すような装置情報が取得
できたと仮定する。プリンタは黒白のプリンタ52とカ
ラーのプリンタ53とが使用可能で、それぞれ電子丁合
い機能を持つ。ポストプレス処理には2種類の装置が用
いられる。一つはフィーダ装置61を持ち、それから2
イン1の用紙の差し込み制御が可能で、供給された用紙
の中綴じ処理を続けて行うことが可能なステッチャ装置
62である。二つ目は、綴じられた本の断裁を行う断裁
装置63である。そして、これらステッチャ装置62お
よび断裁装置63はポストプレス言語を解釈実行するこ
とが可能である。
【0037】以上の情報をもとにポストプレスデータ生
成機能はポストプレス処理を記述したポストプレスデー
タを作成する(ステップS7)。このポストプレスデー
タの作成の詳細は後述する。ポストプレスデータ生成機
能のポストプレス言語生成機能にてポストプレス言語が
作成されると、ポストプレス言語変換機能において、可
読データであるポストプレスデータをコンピュータが解
釈実行可能なポストプレス言語コードへと変換する(ス
テップS8)。
【0038】次に、プリントサーバ51のポストプレス
データ生成機能のポストプレス言語描画制御機能は、こ
のポストプレス言語コードをエンコードしたポストプレ
ス言語エンコードデータの描画位置を決定する(ステッ
プS9)。その決定には、ポストプレス装置60のポス
トプレスデータを読み取る光学読み取り装置67の位
置、印刷装置の印字範囲、エンコードデータの大きさ
(ポストプレス言語コードサイズより求まる)、および
ポストプレス処理内容(化粧断ちなどでなくなる部分や
綴じ/折りで目立たない部分)が考慮される。また、印
刷位置がない場合には、別シートへの印刷も行われる。
印刷位置の例として、ポストプレス工程で化粧断ちが行
われることから、サイズの小さな情報(プリントデータ
識別情報)を断裁位置の外側へ印刷し、データサイズの
比較的大きい情報(ポストプレス制御情報)は別のシー
トに印刷することにする。
【0039】次に、ポストプレス言語エンコードデータ
の追加印刷があるかどうかが判断される(ステップS1
0)。この例では、ポストプレス言語エンコードデータ
の印刷位置の決定により、別のシートにも印刷が行われ
るので、プリントジョブで指定された印刷順序を変更す
る必要が生じる。そこで、ポストプレス言語描画制御機
能は追加の印刷処理をプリントジョブ制御機能に通知す
る(ステップS11)。プリントジョブの変更を受けた
プリントジョブ制御機能はプリントジョブシーケンスを
修正した後、プリント処理を開始する。
【0040】まず、プリントジョブ制御機能は、プリン
トデータの印刷がポストプレス言語エンコードデータの
みの印刷であるかを判定する(ステップS12)。ここ
で、印刷を行うデータがポストプレス言語エンコードデ
ータのみであれば、ポストプレス言語描画制御機能に、
印刷するポストプレス言語コードとデータ合成機能上の
ポストプレス言語エンコードデータの書き込み位置とを
通知する(ステップS15)。ポストプレス言語描画制
御機能は、通知されたポストプレス言語コードデータを
ポストプレス装置60の光学読み取り装置67および画
像データ認識処理装置68が読み取り可能なデータに変
換するようにポストプレス言語エンコード機能へ指示を
する。ポストプレス言語エンコード機能はあらかじめ設
定されている方法でポストプレス言語コードデータをエ
ンコードし(ステップS16)、指定されたデータ合成
機能上の位置にポストプレス言語コードデータを展開す
る(ステップS17)。ポストプレス言語エンコードデ
ータの展開が終了すると、プリントジョブ制御機能はプ
リンタ52,53に対してデータ合成機能上のデータを
印刷するように指示する。指示を受けたプリンタ52,
53はデータ合成機能に展開されたデータの印刷を行う
(ステップS18)。
【0041】次に、ステップS12の判断にて、印刷を
行うデータがプリントデータとポストプレス言語エンコ
ードデータとである場合を説明する。まず、プリントジ
ョブ制御機能はそのプリントデータのデコンポーズ処理
を指示する(ステップS13)。指示を受けたデコンポ
ーズ機能は、対象となるプリントデータをプリントデー
タ記憶機能より取り出し、デコンポーズ処理を行い、デ
コンポーズ後のデータをデータ合成機能上の指定された
位置に展開する(ステップS14)。次に、プリントジ
ョブ制御機能は、プリントデータとともに印刷するポス
トプレス言語データとデータ合成機能上のポストプレス
言語データの書き込み位置とをポストプレス言語描画制
御機能に通知する(ステップS15)。そして、先の例
と同様に、ポストプレス言語データをエンコードし(ス
テップS16)、そのポストプレス言語エンコードデー
タをデータ合成機能上に展開し(ステップS17)、印
刷を実行する(ステップS18)。このときの例として
は、ポストプレス言語データのうち、プリントデータ識
別情報がエンコードされ、プリントデータとともに印刷
されることになる。そして、すべての印刷処理が終了し
たかどうかが判断され(ステップS19)、終了の場合
はこのプレス装置の動作が終了し、印刷処理が残ってい
る場合には、ステップS12に戻る。
【0042】次に、プレス装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートの中のステップS7、すなわち、ポストプレ
スデータ生成処理の詳細を説明する。図7はポストプレ
スデータ生成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ポストプレスデータ生成機能内にあるポストプレ
ス言語生成機能は、受け取ったプリントジョブ、プリン
トデータの属性情報および装置情報をポストプレスデー
タ管理情報記憶機能に保存する(ステップS21)。こ
こで、ポストプレスデータの構成について先に説明す
る。
【0043】図8はポストプレスデータの構成を示す説
明図である。ポストプレスデータは、ポストプレス管理
情報81と、ポストプレス制御情報82と、プリントデ
ータ識別情報83とから構成される。
【0044】ポストプレス管理情報81は、「プリント
ジョブ情報」、「システム管理情報」、「シート情
報」、「装置情報」および「処理シーケンス情報」から
なっている。ここで、「プリントジョブ情報」は、ジョ
ブID、ジョブ要求ユーザID、日付などの他、ドキュ
メント情報(識別子(DocID)、ファイル名、保存
場所、ページ数、作成者など)、および印刷部数(通し
番号は識別子(BookID)として管理する)を含ん
でいる。「システム管理情報」は、管理者名、管理者I
D、連絡先などを含んでいる。「シート情報」は、識別
子(SheetID)と、シート物理属性情報(サイ
ズ、紙質など)と、ページ割り振り情報(両面・片面、
カラー・黒白、DocID・ページ番号など)を含んで
いる。「装置情報」は、プリンタおよび各ポストプレス
処理装置の機能・性能・ポストプレス言語対応レベルな
どを含んでいる。そして、「処理シーケンス情報」は、
要求されたジョブを達成するために必要な作業シーケン
スの記述、この作業を実現する装置(プリンタおよび各
ポストプレス処理装置)の対応、および各ポストプレス
処理装置でのシート、製本した本(Book)などの入
出力形態の記述を含んでいる。
【0045】ポストプレス制御情報82は、「各ポスト
プレス装置の設定パラメータ」および「各ポストプレス
装置の制御スクリプト」からなっている。ここで、「各
ポストプレス装置の設定パラメータ」は、装置共通のパ
ラメータと、装置固有のパラメータとを有し、装置共通
のパラメータとしては、部数・シート枚数、プリントデ
ータ識別情報の印刷位置、シートサイズ・フィード方向
などがある。また、「各ポストプレス装置の制御スクリ
プト」は、シート識別子チェックシーケンス記述と、ポ
ストプレス処理シーケンス記述とからなっている。シー
ト識別子チェックシーケンス記述には、チェック手順・
エラー通知方法・対処法(含む追加印刷)が記述され、
ポストプレス処理シーケンス記述には、処理方法・手順
・エラー通知方法・対処法(含む追加印刷)が記述され
る。たとえば、折り処理については折り方・折り位置
が、丁合い/差し込み処理については丁合いシーケンス
が、綴じ処理については綴じ位置・綴じ数が、そして断
裁処理については断裁方法・断裁位置が処理方法として
記述される。
【0046】プリントデータ識別情報83は、「シート
の識別子」および「シート位置情報」からなっている。
ここで、「シートの識別子」は、プリントデータを識別
するための情報を示す(JobID+BookID+S
heetID)とポストプレス制御情報が印刷されたシ
ートを示す(PPSSheetID)とを含んでいる。
また、「シート位置情報」は、シートの表・裏、長手・
短手、天・地・左・右の情報を含んでいる。
【0047】図7に戻って、プリントジョブ、プリント
データの属性情報および装置情報をポストプレスデータ
管理情報記憶機能に保存後、まず、ポストプレス管理情
報81が作られる。この情報はポストプレス処理を管理
するために用いられ、ポストプレス処理が完了するまで
プレス装置内のポストプレスデータ管理情報記憶機能に
保持される。ポストプレス管理情報81は先の各情報入
力機能より受け取った情報だけでなく、新たにシート情
報や処理シーケンス情報が加えられ、ポストプレスデー
タ管理情報記憶機能に保持される(ステップS22,S
23)。シート情報はプリントジョブ、プリントデータ
の属性情報から作られるもので、本(Book)を構成
する用紙(シート)の通し番号(SheetID)と、
そのシートに対する物理属性(サイズなど)と、そのシ
ートに印刷されるドキュメントの識別子(DocID)
・ページ番号の対応(ページ割り振り情報)などがリス
トになったものである。このページ割り振り情報の概要
を以下に説明する。
【0048】図9はページ割り振り情報の概要を示す図
である。このページ割り振り情報は図6に示したプリン
トジョブに従って作成される。すなわち、本(Boo
k)を構成する4枚のシート71,72,73,74の
表および裏の面にドキュメントのどのページが割り当て
られるかが関連付けされている。このシート情報はポス
トプレス言語を生成するときの中間データであるととも
に、ポストプレス装置からの追加印刷要求を素早く、正
確に実現するために用いられる情報である。
【0049】次に、処理シーケンス情報を、プリントジ
ョブ情報と装置情報とシート情報とから生成する。これ
も、シート情報と同様にポストプレス装置に対するポス
トプレス言語を作成するための中間データである。以下
に、プリントジョブ情報と装置情報とシート情報とから
処理シーケンス情報が作られる過程を示す。
【0050】図10は処理シーケンス情報の作成例を示
す説明図である。まず、プリントジョブ情報よりポスト
プレス処理の論理的な工程を作り出す。ここでは、論理
的処理工程として、「印刷」、「丁合い/差し込み」、
「中綴じ」および「断裁」の処理工程が作られる。
【0051】次に、装置情報から得られた装置を上記工
程にマッピングする。例に従うと、黒白のプリンタとカ
ラーのプリンタとでそれぞれ印刷処理と丁合い処理の一
部を行い、次の装置で差し込み作業と中綴じ工程を行
う。そして、最後の装置で化粧断ちを行い、全ポストプ
レス処理を終了する。
【0052】さらに、各装置間のシートあるいは本の形
態(シート順/サイズ/フィード方向など)を決定す
る。なお、この装置のマッピングは、途中にポストプレ
ス言語に対応していない装置が存在しても問題はない。
【0053】以上の手順で求められたポストプレス管理
情報81は、各ポストプレス装置(ステッチャ装置6
2、断裁装置63)に渡され、ポストプレス処理を統合
・自動化するための情報(プログラム/スクリプト)で
あるポストプレス言語を作成する。ポストプレス言語
は、ポストプレス装置を制御するためのポストプレス制
御情報82と各シートあるいは本を識別するためのプリ
ントデータ識別情報83とから成り立っている。次に、
図7に戻り、それぞれの情報の作成手順について説明す
る。
【0054】ポストプレス制御情報82は、各ポストプ
レス装置の設定・制御を行うための情報で、ポストプレ
ス装置ごとに作成される。そのため、まず、すべてのポ
ストプレス言語対応装置のポストプレス制御情報82の
作成が終了したかどうかの判定を行う(ステップS2
4)。ポストプレス制御情報82の作成が終了していな
ければ、ポストプレス制御情報82の設定パラメータを
作成する(ステップS25)。この設定パラメータには
シート/本の物理パラメータや処理部数/枚数/フィー
ド方向あるいはプリントデータ識別情報の位置情報など
がある。次に、ポストプレス制御情報82の制御スクリ
プトを作成する(ステップS26)。この制御スクリプ
トは、シートや本の処理対象物のチェック手順を記述し
た部分とポストプレスの処理方法・手順を記述した部分
とに分けられ、それらはエラー処理の記述も可能であ
る。
【0055】次に、プリントデータ識別情報83を作成
するが、まず、すべてのシートのプリントデータ識別情
報83の作成が終了したかどうかの判定を行う(ステッ
プS27)。プリントデータ識別情報83の作成が終了
していなければ、プリントデータ識別情報83のシート
識別情報を作成する(ステップS28)。シート識別情
報は、ポストプレス管理情報(主に、シート情報)をも
とに作られ、ポストプレス処理において最も小さな処理
単位であるシートを識別するための情報(JobID/
DocID/SheetIDあるいはDocID/Sh
eetIDの範囲指定)からなる。次に、プリントデー
タ識別情報83のシート位置情報を作成する(ステップ
S29)。このシート位置情報はシートの表/裏や長手
/短手などシートの方向/向きを判別するための位置に
関する属性情報からなる。これらのプリントデータ識別
情報83は、各ポストプレス装置での処理を行う前の処
理対象物の確認とエラー発生後の追加印刷要求などに用
いられる。
【0056】次に、ポストプレスデータのシート上の印
刷位置に関する具体的な例について説明する。図11は
ポストプレスデータの印刷位置の例を示した図であっ
て、(A)は断裁位置外部への描画の場合、(B)は綴
じ位置外部への描画の場合、(C)は折り位置への描画
の場合、(D)は別用紙への描画の場合を示す図であ
る。図11の(A)において、シート91上に交差した
線が4ヶ所に印刷されているが、これより外方向の四方
の領域が断裁処理による化粧断ちによって除去される部
分であり、その内の一辺、図示の例では下側の除去部分
にエンコードされたポストプレスデータ91aが印刷さ
れている。図11の(B)においては、シート92の綴
じ位置92aより外側の部分にエンコードされたポスト
プレスデータ92bが印刷されている。図11の(C)
においては、シート93の中央位置93aが折りの処理
を行う部分であり、その部分にエンコードされたポスト
プレスデータ93bが印刷されている。そして、図11
の(D)においては、プリントデータを印刷するシート
94とは別のシート95にエンコードされたポストプレ
スデータ95aが印刷されている。この場合、ポストプ
レスデータのすべてを別のシート95に印刷してもよい
が、ポストプレスデータの中で、プリントデータ識別情
報83のような情報量の少ないデータをプリントデータ
印刷用のシート94の、たとえば断裁位置の外側に印刷
し、情報量の多いポストプレス制御情報82を別のシー
ト95に印刷してもよい。
【0057】また、プリントデータと同じ印刷面におい
て、人間の目では検出しにくい目立たない色、濃度また
は模様を用いたり、人間の目では検出できない特殊イン
クや磁性体を用いた特殊な記録方法を用いることも可能
である。
【0058】次に、ポストプレスデータのエンコード方
法の例を示す。図12はポストプレスデータのエンコー
ド方法の例を示す図であって、(A)はグリフ(Gry
ph)パターンによる例を示し、(B)はバーコードに
よる例を示す図である。エンコードされたデータはプレ
ス装置50において2次元平面に印刷され、ポストプレ
ス装置60では光学読み取り装置67によりその印刷結
果を読み取ることが容易であることが要求される。この
ため、ポストプレスデータをエンコードする方法として
は、図12の(A)に示したグリフパターン100また
は(B)に示したバーコード101による表現方法が最
適である。
【0059】次に、ポストプレス装置の動作について説
明する。図13はポストプレス装置の動作の流れを示す
フローチャートである。まず、フィーダ装置61に置か
れた処理対象物であるシート/本を光学読み取り装置6
7のある位置へ送る(ステップS31)。光学読み取り
装置67は所定の位置に印刷されたポストプレス言語エ
ンコードデータを読み取る(ステップS32)。画像デ
ータ認識処理装置68はその読み取り結果を認識し、そ
の中にあるポストプレス言語デコード機能が読み取り結
果をデコードする(ステップS33)。これにより、ポ
ストプレス装置60は解釈実行可能なポストプレス言語
コードを得ることになる。
【0060】そのポストプレス言語コードは画像データ
認識処理装置68のポストプレス言語解釈制御機能に送
り込まれ、ポストプレス制御情報の有無が検査される
(ステップS34)。ここで、ポストプレス言語コード
にポストプレス制御情報が含まれなければ、プリントデ
ータ識別情報の有無の判定に処理が移行する。また、ポ
ストプレス言語コードの中にポストプレス制御情報があ
る場合には、そのポストプレス制御情報がその装置に対
するポストプレス制御情報かどうかをチェックする(ス
テップS35)。存在するポストプレス制御情報が自分
のポストプレス制御情報ではない場合には、ポストプレ
ス言語コードにプリントデータ識別情報が存在するかど
うかがチェックされる(ステップS36)。ここで、プ
リントデータ識別情報が存在しない場合には、そのまま
処理されることなく正常スタッカ装置65に送られ(ス
テップS37)、続いて、次の処理対象物の処理が開始
される。
【0061】一方、ステップS35の判断にて、ポスト
プレス言語コードにその装置に対するポストプレス制御
情報が存在するならば、ポストプレス言語解釈制御部で
実行可能なスクリプトを取り出し、実行する(ステップ
S38)。また、ポストプレス制御装置69へのポスト
プレス制御情報が存在するので、その設定パラメータと
制御スクリプトとを取り出す(ステップS39)。次
に、取り出された設定パラメータおよび制御スクリプト
はポストプレス言語コード変換機能により、ポストプレ
ス装置60のフィーダ装置61、ステッチャ装置62、
断裁装置63、フィーダ装置64の制御を行うための装
置固有のパラメータやプログラムに変換され、ポストプ
レス制御装置69を通じてそれらの各装置に設定される
(ステップS40)。
【0062】次に、ポストプレス言語コードの中のプリ
ントデータ識別情報の有無についての検査を行う(ステ
ップS41)。ポストプレス言語コードにプリントデー
タ識別情報が含まれていない場合には、そのポストプレ
ス装置で用いられたポストプレス制御情報しか存在して
いないシートなので、排出スタッカ装置66に送られる
(ステップS42)。ポストプレス言語コードにプリン
トデータ識別情報が含まれている場合には、ポストプレ
ス言語解釈制御機能はその処理対象物が適当なものか否
かを、先に取り出した制御スクリプトの記述に従い判定
を行う(ステップS43)。
【0063】そして、その判定結果が適切なものであれ
ば、ポストプレス制御装置69はフィーダ装置61、ス
テッチャ装置62、断裁装置63、フィーダ装置64に
対し処理を実行するように指示をする。まず、処理の実
行が指示されると、ポストプレス制御装置69は、フィ
ーダ装置61に処理対象物をステッチャ装置62に供給
するよう指示する(ステップS44)。そして、処理対
象物はステッチャ装置62で処理が施され、さらには、
断裁装置63で適切な処理が施され(ステップS4
5)、フィーダ装置64によって正常スタッカ装置65
に送られる(ステップS46)。
【0064】先のステップS43の判定において、処理
対象物が不正な処理対象物であると判定されると、制御
スクリプトに記述されている方法でエラーの通知などの
処理を行う(ステップS47)。そのエラー処理の動作
の一部としてポストプレス制御装置69はフィーダ装置
61に対し処理対象物を排除するように指示する。する
と、フィーダ装置61にある対象物はエラー用の排出ス
タッカ装置66に送られる。
【0065】上記の処理は、残りの処理対象物があるか
どうかの判定を行うことにより、処理対象が終了するま
で続けられる(ステップS48)。以上の実施の形態で
は、ポストプレス処理に必要なポストプレスデータをプ
リンタデータと一緒に印刷して、ポストプレス装置に渡
すようにしたが、そのポストプレスデータの一部を別の
方法で渡すようにすることもできる。
【0066】図14は本発明の第2の実施の形態を示す
概略構成図である。この構成図によれば、クライアント
10、ネットワーク装置20、プレス装置50およびポ
ストプレス装置60の各構成については図4の実施の形
態とほぼ同じである。ただし、プレス装置50は、ポス
トプレスデータ生成機能51aの出力の一部をネットワ
ーク装置20を通じてポストプレス装置60に送出する
ポストプレスデータ出力機能51bを備えている。ま
た、ポストプレス装置60のポストプレス制御装置69
には、ネットワーク装置20が接続されている。
【0067】ここで、プリントサーバ51における動作
としては、クライアント10からプリント要求を受けて
ポストプレスデータを作成し、そのポストプレスデータ
からポストプレス言語コードへの変換をするところまで
は図4の実施の形態の場合と同じである。すなわち、図
5に示したステップS8までは同じ動作である。
【0068】ポストプレスデータをコンピュータが解釈
実行可能なポストプレス言語コードへと変換した後、ポ
ストプレス装置60の設定/制御を行うポストプレス制
御情報82については、これをネットワーク20を通じ
てポストプレス装置60に送る。したがって、シートに
はこのポストプレス制御情報82は印刷せず、プリント
データ識別情報83のみを印刷することになる。また、
ポストプレスデータ生成機能51aのポストプレス言語
エンコード機能では、エンコードするのがプリントデー
タ識別情報83だけになるので、その印刷用データサイ
ズは小さくなり、ポストプレス言語エンコードデータを
シートの狭い領域内に配置することが可能になる。これ
に伴い、プレス装置50のポストプレスデータ生成機能
およびポストプレス装置60の画像データ認識処理装置
68におけるポストプレス言語解釈制御機能が非常に簡
素化され、かつ、ポストプレス装置60の光学読み取り
装置を小型・簡素化することができる。
【0069】また、プレス装置50とポストプレス装置
60とがネットワーク装置20で接続されているので、
ポストプレス装置60で発生したエラーに対し(図13
のフローチャート中のステップS47の出力位置)、追
加印刷が必要なときには自動でプレス装置に印刷要求を
出すことが可能になる。
【0070】図15は本発明の第3の実施の形態を示す
概略構成図である。この構成図によれば、クライアント
10、ネットワーク装置20、プレス装置50およびポ
ストプレス装置60の各構成については図4の実施の形
態とほぼ同じである。ただし、プレス装置50はフロッ
ピーディスク(FD)駆動装置51cを備え、ポストプ
レス装置60にも、フロッピーディスク駆動装置60a
を備えている。
【0071】この構成において、第2の実施の形態でネ
ットワーク装置を介して送っていたポストプレス制御情
報82をフロッピーディスク120に格納し、そのフロ
ッピーディスク120に格納されたポストプレス制御情
報82はポストプレス装置60のフロッピーディスク駆
動装置60aを通じてポストプレス制御装置69に転送
することができる。なお、ここではポストプレス装置6
0にポストプレス制御情報82を渡す手段としてフロッ
ピーディスク120を例に示したが、たとえばICメモ
リカードのような他の可搬メディアを経由してポストプ
レス装置60に送るようにしてもよい。
【0072】さらに、ポストプレスデータに関し、ポス
トプレス言語自体は通常のプログラムと同じであるの
で、装置の外部にポストプレス言語データを取り出し、
編集・デバッグをしてプレス装置へ再入力するような構
成をシステムに付加することができる。また、そのポス
トプレス言語データをもとに他システムに適合したデー
タに変換するようなコンバータをプレス装置に備えるよ
うにしてもよい。さらに、データの編集が可能になる
と、編集でデバッグすることにより、より複雑な処理の
記述や正確な動作を行うような制御が可能になる。そし
て、さまざまなコンバータを用意することにより、ポス
トプレス工程のシミュレートや、ショップマネジメント
との連携も実現することができるようになる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ポスト
プレスデータ生成手段を備え、プレス装置に入力される
情報をもとにポストプレス処理に必要な情報を中間的な
データに変換した後、プリントデータと一緒に用紙に印
刷し、ポストプレス装置ではそのポストプレスデータを
読み取ることにより、統一的な方法でポストプレス処理
装置の制御をすることが可能になる。
【0074】また、印刷物上に印刷用紙の識別情報だけ
ではなくポストプレス処理装置の制御情報などが記述で
きるので、ポストプレス処理装置の設定や用紙単位の細
かな処理・検査・エラー処理が自動的に行え、たとえ
ば、ページの並べ替え・差し込みの制御、ページの抜け
・不足・白紙の検査、ダイレクトな追加印刷要求とエラ
ー通知が可能になる。
【0075】さらに、プレス装置とポストプレス処理を
行う装置とを分離・分散できるので、各装置の小型化が
図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的な構成を示す図である。
【図2】ポストプレスデータ生成部の構成例を示す図で
ある。
【図3】ポストプレスデータ解釈部の構成例を示す図で
ある。
【図4】ネットワーク印刷システムの概略構成を示す図
である。
【図5】プレス装置の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図6】プリントジョブの一例を示す説明図である。
【図7】ポストプレスデータ生成処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】ポストプレスデータの構成を示す説明図であ
る。
【図9】ページ割り振り情報の概要を示す図である。
【図10】処理シーケンス情報の作成例を示す説明図で
ある。
【図11】ポストプレスデータの印刷位置の例を示した
図であって、(A)は断裁位置外部への描画の場合、
(B)は綴じ位置外部への描画の場合、(C)は折り位
置への描画の場合、(D)は別用紙への描画の場合を示
す図である。
【図12】ポストプレスデータのエンコード方法の例を
示す図であって、(A)はグリフパターンによる例を示
し、(B)はバーコードによる例を示す図である。
【図13】ポストプレス装置の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示す概略構成図
である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 プリプレス装置 2 ネットワーク装置 3 プレス装置 4 ポストプレス装置 31 プリントデータ記憶部 32 デコンポーズ部 33 プリントジョブ入力部 34 装置情報入力部 35 ポストプレスデータ(PPD)生成部 36 データ合成部 37 プリンタ部 38 プリントジョブ制御部 41 入力フィード部 42 ポストプレス処理部 43 出力フィード部 44 正常スタッカ部 45 排出スタッカ部 46 ポストプレスデータ(PPD)読み取り部 47 ポストプレスデータ(PPD)解釈部 48 ポストプレス処理制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリプレス装置からのプリント要求に従
    いプリントデータを受け取って印刷を行うプレス装置と
    前記プレス装置による印刷出力に対して処理を行うポス
    トプレス装置とから構成される印刷システムにおいて、 前記プレス装置は、プリプレス装置で作成されたプリン
    トデータを一時的に記憶するプリントデータ記憶手段
    と、前記プリントデータのプリント要求であるプリント
    ジョブをクライアントから受け取るプリントジョブ入力
    手段と、当該プレス装置およびポストプレス装置の機能
    ・性能情報を保持する装置情報保持手段と、プリントデ
    ータ、プリントジョブ、および装置情報入力手段より得
    られた情報をもとにポストプレス工程の処理を記述した
    言語によるポストプレスデータを生成するポストプレス
    データ生成手段と、前記プリントデータ記憶手段からの
    プリントデータおよびポストプレスデータ生成手段で作
    られたポストプレスデータを合成するデータ合成手段
    と、前記データ合成手段にて合成されたデータの印刷を
    行うプリンタ手段と、前記プリントジョブ入力手段から
    のプリントジョブおよびポストプレスデータ生成手段か
    らの追加のプリント要求の受け付け、前記プリントデー
    タ記憶手段、ポストプレスデータ生成手段、およびデー
    タ合成手段間の各種データ交換の指示、および前記プリ
    ンタ手段への起動/停止制御などを行うプリントジョブ
    制御手段とを備えていることを特徴とする印刷システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ポストプレスデータ生成手段は、前
    記ポストプレスデータをエンコードするエンコード手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の印刷システ
    ム。
  3. 【請求項3】 プリプレス装置からのプリント要求に従
    いプリントデータを受け取って印刷を行うプレス装置と
    前記プレス装置による印刷出力に対して処理を行うポス
    トプレス装置とから構成される印刷システムにおいて、 前記ポストプレス装置は、前記プレス装置より出力され
    た処理対象物を受け付ける入力フィード手段と、前記入
    力フィード手段より送られた処理対象物に対してポスト
    プレス工程の処理を行うポストプレス処理手段と、処理
    された処理対象物を前記ポストプレス処理手段から排出
    する出力フィード手段と、前記出力フィード手段からの
    出力をスタックする正常スタッカ手段と、前記処理対象
    物の所定の位置に印刷された前記ポストプレスデータを
    読み取るポストプレスデータ読み取り手段と、読み取ら
    れたポストプレスデータを解釈して前記ポストプレス処
    理手段の制御に必要な情報を取得するポストプレスデー
    タ解釈手段と、前記ポストプレスデータ解釈手段での情
    報をもとに前記入力フィード手段、ポストプレス処理手
    段および出力フィード手段の制御を行うポストプレス制
    御手段とを備えていることを特徴とする印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記ポストプレス装置は、前記ポストプ
    レスデータ解釈手段またはポストプレス処理手段にて不
    適切であると判断された処理対象物をスタックする排出
    スタッカ手段を備えていることを特徴とする請求項3記
    載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記ポストプレスデータ解釈手段は、前
    記処理対象物から読み取られたポストプレスデータをデ
    コードするデコード手段を有することを特徴とする請求
    項3記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記プレス装置およびポストプレス装置
    は、ネットワーク装置により接続され、前記プレス装置
    のポストプレスデータ生成手段にて生成されたポストプ
    レスデータの一部を前記ネットワーク装置を介してポス
    トプレス装置に転送するようにしたことを特徴とする請
    求項3記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記プレス装置はポストプレスデータ生
    成手段にて生成されたポストプレスデータの一部を可搬
    メディアに書き込むデータ書き込み手段を備え、前記ポ
    ストプレス装置は前記可搬メディアに書き込まれたデー
    タを読み出して前記ポストプレス制御手段に渡すデータ
    読み出し手段を備えていることを特徴とする請求項3記
    載の印刷システム。
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