JPH10202375A - 異形鉄筋の接合工法 - Google Patents

異形鉄筋の接合工法

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JPH10202375A
JPH10202375A JP2443297A JP2443297A JPH10202375A JP H10202375 A JPH10202375 A JP H10202375A JP 2443297 A JP2443297 A JP 2443297A JP 2443297 A JP2443297 A JP 2443297A JP H10202375 A JPH10202375 A JP H10202375A
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JP
Japan
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powder
deformed reinforcing
molding jig
reinforcing bar
joining
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Application number
JP2443297A
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English (en)
Inventor
Yasuo Shirokura
康夫 白倉
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異形鉄筋を強く均一に、且つ、狭い場所でも容
易に接合し得る接合工法を提供する。 【解決手段】異形鉄筋7の突き合わせ部を成形用治具1
で包囲し、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉体を主成分と
する混合粉末又は鉄粉、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉
体を主成分とする混合粉末を加熱して溶融状態としたも
のを成形用治具1の内部空間に満たし、冷却後に成形用
治具1を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルや橋梁等の
建造物の構築に使用するプリント部(竹節)を有する異
形鉄筋を長さ方向に突き合わせて接合する工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】異形鉄筋の接合工法として、従来、図6
に示す工法が知られている。その接合工法は、スクイズ
ジョイント工法と称するものであり、異形鉄筋7、7の
突き合わせ部を内径に余裕のある筒状のスリーブ14で
覆い、そのスリーブ14を締付け機械のダイス15で矢
印方向に絞り、絞られたスリーブ14の内壁を異形鉄筋
7のプリント部(竹節)に食い込ませて一体化するもの
である。
【0003】他に、異形鉄筋7、7の突き合わせ部をガ
ス炎で加熱するガス圧接による接合工法も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のスクイズジョイ
ント工法に用いる締付け機械は、65Kgもある重く、
大きなものであり、その扱いが容易でないばかりでな
く、特に、複数本の異形鉄筋7が密接して組まれている
現場では、使用すら不可能である。また、継手として用
いられるスリーブ14は、必要強度を出すには、17〜
28cmもの長いものが必要である。
【0005】ガス圧接による接合工法は、作業者が手で
行う関係上、仕上がり強度等が不均一である。
【0006】この発明は、異形鉄筋を強く均一に、且
つ、狭い場所でも容易に接合し得る接合工法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の異形鉄筋の接
合工法は、異形鉄筋7の突き合わせ部を成形用治具1で
包囲し、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉体を主成分とす
る混合粉末を加熱して溶融状態としたものを成形用治具
1の内部空間に満たし、冷却後に成形用治具1を取り外
すものである。
【0008】上記の混合粉末に換えて、鉄粉、アルミニ
ウム粉及び酸化鉄の粉体を主成分とするものを採用する
こともできる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照し、この発明
の異形鉄筋の接合工法の実施形態について説明する。
【0010】この接合工法は、熱化学反応を応用した分
子溶着方法を採用するものであり、それには、成形用治
具1と、カートリッジ4に詰められ加熱により熱化学反
応を起こす混合粉体(テイカウエルドパウダー)5、点
火剤6等が用いられる。先ず、これらを順に説明する。
【0011】成形用治具1は、概ね筒状であり、図2に
示すように、縦に2つの部材1a、1bに分割され、使
用時には緊締用帯体2で一体化するものである。その一
体化状態で、中央に、金属粉混合物5を溶融状態とした
ものを満たすための空間を備えた大径筒部11があり、
その両側に、接合対象の異形鉄筋7の外径と略等しい内
径を有する小径筒部12が一体化されており、且つ、部
材1aの大径筒部11の上端部に、カートリッジ4の油
口13が設けられている。また、両端部近くには、異形
鉄筋7に対する位置を決めるためのボルト3が設けられ
ている。なお、図2中の12aは、後述するボルト3が
螺合されるネジ穴である。
【0012】緊締用帯体2は、それ程大きくないある程
度の強さで2つの部材1a、1bを一体化し得るもので
あれば、どのようなものでもよい。
【0013】カートリッジ4は、漏斗のような形状をし
ており、狭小部の端部には、比較的低温度で溶融する金
属製のディスク4aで塞がれている。狭小部の端部は、
使用時に油口13に挿入される。カートリッジ4の中に
は下から順に混合粉体5、点火剤6が詰められており、
上部は容易に剥がせるシートで覆われている。なお、点
火剤6を封入せずに、ガスバーナーで直接金属粉混合物
5を加熱するようにすることもできる。
【0014】混合粉体は、アルミニウム粉(Al)と酸
化鉄(Fe2 3 )の粉末を主成分とするものや、鉄
粉、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉末を主成分とするも
の等が用いられる。何れも、加熱による熱化学反応によ
り2000°C程度に昇温する。そして短時間で、アル
ミニウムが酸化されてアルミナ(Al2 3 )となり、
それに鉄が一様に混ざった混合溶融物となる。熱化学反
応が停止して、冷却すると強度の大なる固形物となる。
なお、酸化鉄の代わりに酸化銅を用いるものも先に提案
しているが、酸化鉄を用いるものの方が、大きな引張強
度を得ることができる。
【0015】以上のような各道具ないし部材を用いて
の、異形鉄筋の接合工法について説明する。
【0016】先ず、異形鉄筋7同士を突き合わせて、そ
の突き合わせ部を包囲するようにして成形用治具1の2
つの部材を合体してセットし、ボルト3で位置決め後ク
ランプ帯2で締め付け、一体化する。その際、成形用治
具1の内部空間形成部の直下位置の異形鉄筋7に、混合
物5の溶融物が漏れないようにする、鉛等よりなるシー
ル部材8を巻き付ける(場合によっては上部にも巻き付
ける)。そして、カートリッジ4の狭小部を成形用治具
1の油口13に挿着し、先端を密着させる。そして、カ
ートリッジ4の上部シートを剥がし、点火剤6に着火す
る。その熱によって混合粉体5が熱化学反応を起こして
混合溶融物となり、ディスク4aも融けて成形用治具1
の内部空間に流入して埋め尽くされる。その後、温度の
低下と共に分子溶着して異形鉄筋7、7の周囲を取り巻
く一体化構造物ができあがる。最後に、成形用治具1を
外して終了する。異形鉄筋7には竹節があるので、単な
る丸棒同士の接合と比較にならない程大きな引張強度を
得ることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0018】即ち、成形用治具は太くても外径が4cm
程度であるので、異形鉄筋が4〜5cm間隔で密に接近す
る狭い場所でも容易に接合作業をすることができる。ま
た、電源もガス等の熱源も不用であるので、誰にでも安
全、迅速、且つ、簡単に作業を行うことができる。しか
も、アルミニウム粉と酸化鉄の粉体を主成分とする混合
粉体を用いているので、接合部の強度は非常に大であ
り、一定である。更に、太さの異なる異形鉄筋の接合も
可能である。接合部は分子融着物で覆われているので、
鉄筋自体の酸化(錆)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接合工法を説明する縦断面図であ
る。
【図2】この発明の接合工法に用いる成形用治具の斜視
図である。
【図3】従来のスクイズジョイント工法を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 成形用治具 2 緊締用帯体 3 ボルト 4 カートリッジ 5 混合粉体 6 点火剤 7 異形鉄筋 8 シール部材 13 油口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異形鉄筋の突き合わせ部を成形用治具で包
    囲し、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉体を主成分とする
    混合粉末を加熱して溶融状態としたものを成形用治具の
    内部空間に満たし、冷却後に成形用治具を取り外す異形
    鉄筋の接合工法。
  2. 【請求項2】異形鉄筋の突き合わせ部を成形用治具で包
    囲し、鉄粉、アルミニウム粉及び酸化鉄の粉体を主成分
    とする混合粉末を加熱して溶融状態としたものを成形用
    治具の内部空間に満たし、冷却後に成形用治具を取り外
    す異形鉄筋の接合工法。
JP2443297A 1997-01-23 1997-01-23 異形鉄筋の接合工法 Pending JPH10202375A (ja)

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JP2443297A JPH10202375A (ja) 1997-01-23 1997-01-23 異形鉄筋の接合工法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104668815A (zh) * 2015-01-28 2015-06-03 武汉金泉铝热焊接器材有限公司 强磁场环境焊接铝电解槽阴极方钢的铝热焊剂及焊接方法

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CN104668815A (zh) * 2015-01-28 2015-06-03 武汉金泉铝热焊接器材有限公司 强磁场环境焊接铝电解槽阴极方钢的铝热焊剂及焊接方法

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