JPH10201845A - 延びるカバー付き注射針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、使用後の注射針で医療従事者が誤っ
て体に傷つけることにより血液によっての感染を防ぐと
ともに注射針等の医療廃棄業務に携わる者の感染をも防
止するためになされた、樹脂製の延びるカバー付き注射
針に関するものである。 【構成】注射針に筒状のカバーの中間がジグザグに折れ
た細い帯で継がつたカバーでジグザグの部分を直線状に
延ばすことで注射針（１）をカバーの先端部（３）に収
納する、延びる構成、カバー（９）は前部（６）と後部
（７）に分かれ、帯（８）で継がっている、カバー
（９）の先端（３）は内側に折れてロート状（５）にな
り中央に針の通る穴（１０）が有り、割れ目（４）が有
る、針が通る穴（１０）は針（１）の直径より小さくな
つている、以上のカバー（９）のロート状（５）部を外
に広げて針（１）が通り安くし、針（１）を根元（２）
から挿入し穴（１０）から出す。針（１）の注射器との
連結部、をカバー（９）の根元（２）に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】この発明は主に医療用の注射針に
筒状の延びるカバーを付け施術（注射）後、カバーを注
射針の先端が隠れるまでスライドさせてカバーをし誤っ
て注射針が刺さらない様にし、注射針よる感染防止を計
ったものである。

【従来の技術】従来注射針は、使用するまでは針が曲っ
たり、刺さったりしない様に筒状の保護カバーで保護さ
れている、しかし使用時には注射針から保護カバーを外
して使用する、血液採取の場合は、採取後 試薬の入っ
た小さな容器を片手に持ち、注射器をもう片手で持ち針
を容器に差し込んだ上で血液を移し替えている、使用後
は当初外したカバーを針の先端からをかぶせて刺さらな
い様に保護している。

【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用後の注
射針で医療従事者が誤って体に傷つけることにより血液
によって感染を防ぐとともに注射針等の医療廃棄業務に
携わる者の感染をも防止するためになされた。

【課題を解決するための手段】以下それを説明すると、
注射針（１）に弾性のある樹脂製でできた、延びるカバ
ー（９）（以下カバーと云う）を被せたものである。構
成、カバー（９）は前部（６）と後部（７）に分かれ、
帯（８）で継がっている、カバー（９）の先端（３）は
内側に折れてロート状（５）になり中央に針の通る穴
（１０）が有り、割れ目（４）が有る、針が通る穴（１
０）は針（１）の直径より小さくなつている、針（１）
の装着の仕方はカバー（９）のロート状（５）部を外に
広げて針（１）が通り安くし、針（１）を根元（２）か
ら挿入し穴（１０）から出す。針（１）の根元の注射器
との連結部、をカバー（９）の根元（２）に挿入する。

【作 用】次に本発明の作用を述べると，施術（注射）
直後、カバー（６）を針先方向へ延ばすとジグザグであ
った帯（８）は弾性の有る樹脂製でできている為に、ほ
ぼ直線に延びる為カバー（６）は移動し、針（１）はカ
バーの先端部（３）に収納される、先端部（３）はロー
ト状（５）になつていて、針（１）の通っていた穴（１
０）は針（１）が通るまでは針（１）より小さかったた
め針（１）が抜けると、針（１）より小さくなり、針
（１）は穴（１０）より飛び出さない、針（１）はパイ
プであり、先端が斜めにカツトされている針（１）の先
端はパイプの中心からずれているため、穴（１０）から
抜けた瞬間、針（１）の先端は、先端部（３）が曲がっ
て、ロート状（５）を構成する内側のＶ字の角に固定さ
れる、尚かつ、複数有るジグザグの帯（８）の一方はジ
グザグの斜辺の長さが違う、或いはジグザグの角度が違
うので、延ばし切った時一方の長さが違う。このため、
先端部（３）は針（１）から抜けた瞬間、帯（８）の短
い方に引っぱられて傾き、針（１）が穴（１０）からズ
レて、Ｖ字の角に行く様に強制する。

【実施例】カバー（９）は前部（６）と後部（７）に分
かれ、帯（８）で継がっている、カバー（９）の先端
（３）の側面は内側に折れてロート状（５）になり中央
に針の通る穴（１０）が有り、割れ目（４）が有る、針
（１）が通る穴（１０）は針（１）の直径より小さくな
つている。針（１）をカバー（９）に挿入するには、ロ
ート状（５）の外側から、先がロート状（５）の勾配を
し、中央には、針（１）の逃がし穴がある、棒にカバー
（９）を押しつける、押しつけられると、先端部（３）
には割れ目（４）が有るため外に広がる、このため根元
（２）から、針（１）を挿入し、穴（１０）から出すこ
とができる。針（１）の根元の注射器との連結部、をカ
バー（９）の根元（２）に挿入する。前部（６）と後部
（７）を連結する方法として次の方法でも同じ効果があ
るジグザグに折れている帯（８）をＵ字、に曲げてつず
ら折れにしても同じく延びる効果がある。あるいは、前
部（６）の上側から後部（７）の下側まで或いは側面に
コイル状にぐぐる巻いた上で後部（７）に連結しても同
じ効果がある。

【発明の効果】以上により使用後注射針は延びるカバー
（９）の先端部（３）が注射針（１）の先端をカバーす
るので施術後に誤って針が刺さることがなくなつた，又
血液採取の場合でもカバー（９）の先端部（３）は割れ
目（４）があるカバーの先端部（３）は注射針より少し
大きいだけなので、試薬の入った血液保存容器の口に入
れることができるので割れ目（４）から血液を容器に移
すことができる。病院から廃棄処理業者に渡っても同じ
く誤まって針が刺さる心配がなくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 斜図

【図２】 先端部（３）の拡大斜図

【符号の説明】

１は 注射針 ２は 根元 ３は 先端部 ４は 割れ目 ５は ロート状 ６は 前部 ７は 後部 ８は ジグザグ
状の帯 ９は 延びるカバー １０は 穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）延びるカバー（９）（以下カバーと
   云う）の筒先には割れ目（４）がある。 （ロ）先端部（３）の先端は筒の内側へ折れロート状
   （５）になつている。 （ハ）カバー（９）の、前部（６）と後部（７）はジク
   ザグに折れた帯（８）（以下帯と云う）で継がってい
   る。 （ニ）帯（８）は筒状のカバー（９）の側面に複数あ
   る。 （ホ）複数有る帯（８）の一方のジグザグの斜辺の長さ
   を短くする。 （ヘ）複数有る帯（８）の一方のジグザグに折れた角度
   を変える。 注射針に、以上の如く構成された、樹脂製の延びるカバ
   ー（９）を被せた、延びるカバー付き注射針。