JPH10198824A - 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置 - Google Patents

映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置

Info

Publication number
JPH10198824A
JPH10198824A JP9176100A JP17610097A JPH10198824A JP H10198824 A JPH10198824 A JP H10198824A JP 9176100 A JP9176100 A JP 9176100A JP 17610097 A JP17610097 A JP 17610097A JP H10198824 A JPH10198824 A JP H10198824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viewpoint
object image
image
feature point
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9176100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3642923B2 (ja
Inventor
Takashi Torio
隆 鳥生
Toshio Endo
利生 遠藤
Makoto Goto
誠 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP17610097A priority Critical patent/JP3642923B2/ja
Publication of JPH10198824A publication Critical patent/JPH10198824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3642923B2 publication Critical patent/JP3642923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、用意すべき画像データの量が
より少ないものであっても、任意の視点から見た物体の
よりリアルな映像を生成することのできる映像生成処理
装置を提供することである。 【解決手段】上記課題は、複数の視点から物体を撮影し
て得られる物体画像を各視点に対応させて格納した入力
視点画像格納部と、各視点での物体画像上の互いに対応
する特徴点の位置を格納した入力特徴点格納部と、各物
体画像を得るために物体を撮影した視点の位置を格納す
る入力視点格納部と、任意の視点が指定されたときに、
上記入力視点格納部に格納された視点から所定数の視点
を選択する視点選択部と、視点選択手部にて選択された
各視点での物体画像上の特徴点の位置関係および選択さ
れた各視点と指定された視点との関係に従って、選択さ
れた各視点での物体画像から上記指定された視点での物
体画像を生成する画像生成部を有する映像生成処理装置
にて達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体を任意の視点
から見た映像を生成する映像生成処理装置及びその映像
生成処理装置での処理に用いられる構造化データを作成
する構造化データ作成装置に関する。このような装置
は、美術館等に収納されている彫刻、壷等の作品の三次
元映像を表示装置に表示させ、実際に美術館等に行かな
くても、その作品を任意の方向から観賞できるようなシ
ステムに適用できる。また、電子ショッピングにおい
て、このような装置は、表示装置の画面上で商品の外観
を種々の方向から観察できるようなシステムにも適用す
ることができる。
【0002】
【従来技術】従来、種々の視点から見た物体の映像を表
示させるシステムとして、例えば、図37に示すような
システムが考えられる。このようなシステムは、構造化
データ作成装置50と映像生成処理装置60とから構成
されている。構造化データ作成装置50は、物体Tの三
次元形状を測定するレンジセンサ51と、レンジセンサ
51からの測定データに基づいて三次元形状データを作
成する三次元データ作成部52と、物体Tの表面を撮影
するテレビカメラ53と、テレビカメラ53からの映像
信号に基づいて物体T表面各部の色を表すテクスチャデ
ータを作成するテクスチャデータ作成部54と、上記三
次元形状データ作成部52にて作成された物体Tの三次
元形状データ及びテクスチャデータを構造化データとし
て格納する構造化データ格納部55とを有している。
【0003】この構造化データ格納部55に格納された
構造化データは、通信路を介して、あるいは、CD−R
OM等の記録媒体を用いて映像生成処理装置60に提供
される。この映像生成処理装置60は、提供された構造
化データを格納する構造化データ格納部61と、ユーザ
が希望する出力映像の視点(出力視点)を設定するため
の出力視点設定部62と、この設定された出力視点から
見た映像を上記構造化データから投影処理によって生成
する投影処理部63とを有している。そして、投影処理
部63にて生成された映像が表示装置に表示される。
【0004】このようなシステムによれば、物体Tの三
次元形状データとテクスチャデータから所謂コンピュー
タグラフィックスの手法(投影処理)を用いて任意の視
点での当該物体Tの映像を表示装置に表示させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
システムでは、歪んだ壷等のように幾何学的に単純でな
い物体から測定された三次元形状が必ずしも正確なもの
ではない。また、テレビカメラで撮影した物体表面のテ
クスチャと測定された三次元形状で表される物体表面上
の位置との対応が必ずしも正確でない。更に、実際に物
体を種々の視点から観察した場合には、光源と物体との
位置関係によって物体表面の色が変化するが、現状のコ
ンピュータを用いた投影処理ではその効果を必ずしも正
確に表現できない。
【0006】従って、上記のようにして生成された任意
の視点から見た物体Tの映像は、実際にその視点から観
察される物体と必ずしも正確に一致しない。そのため、
上記システムの表示装置に表示される物体Tの映像のリ
アリティは必ずしも高いものではない。このような問題
を解決するため、物体Tを予め多数の視点から撮影して
得られた画像を蓄積しておき、ユーザが指定した視点
(出力視点)に最も近い視点から撮影した画像を選んで
表示装置に表示させるシステムが考えられる。このよう
なシステムでは、実際に物体を撮影して得られた画像そ
のものが表示されるので、ユーザは表示装置の画面上で
リアリティの高い映像を見ることができる。
【0007】しかし、ユーザが任意に希望する視点ある
いは、その希望する視点により近い視点での映像を得る
ためには、物体をより多くの視点から撮影した物体の画
像を蓄積しておかなければならない。このため、画像デ
ータを蓄積するための記憶媒体の容量が非常に多くなっ
てしまう。また、画像データを蓄積したサーバから通信
路を介して当該画像データを映像生成処理装置に取り込
む場合、多量の画像データを転送するために、広帯域の
通信路が必要となる。
【0008】そこで、本発明の第一の課題は、用意すべ
き画像データの量がより少ないものであっても、任意の
視点から見た物体のよりリアルな映像を生成することの
できる映像生成処理装置を提供することである。また、
本発明の第二の課題は、このような映像生成処理装置で
の処理をコンピュータに行なわせるためのプログラムを
格納した記録媒体を提供することである。
【0009】更に、本発明の第三の課題は、上記のよう
な映像生成処理装置で用いられる構造化データを作成す
る構造化データ作成装置を提供することである。また、
本発明の第四の課題は、このような構造化データ作成装
置での処理をコンピュータに行なわせるためのプログラ
ムを格納した記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記本発明の第一の課題
を解決するため、本発明に係る映像生成処理装置は、請
求項1に記載されるように、複数の視点から物体を撮影
して得られる物体画像を各視点に対応させて格納した入
力視点画像格納手段と、入力視点画像格納手段に格納さ
れた各視点での物体画像上の互いに対応する特徴点の位
置を格納した入力特徴点格納手段と、入力視点画像格納
手段に格納された各物体画像を得るために物体を撮影し
た視点の位置を格納する入力視点格納手段と、任意の視
点が指定されたときに、上記入力視点格納手段に格納さ
れた視点から所定数の視点を選択する視点選択手段と、
上記入力特徴点格納手段から得られる視点選択手段にて
選択された各視点での物体画像上の特徴点の位置関係お
よび選択された各視点と指定された視点との関係に従っ
て、選択された各視点での物体画像から上記指定された
視点での物体画像を生成する画像生成手段を有する構成
となる。
【0011】このような映像生成処理装置では、任意の
視点が指定されたときに、選択された視点と当該指定さ
れた視点との関係と、選択された各視点での物体画像上
の特徴点の位置関係に基づいて、選択された各視点での
物体画像から当該指定された任意の視点での物体画像が
生成される。また、指定された視点が、入力視点格納手
段に格納された視点と一致すれば、画像生成手段は、上
記各関係に従って、入力視点画像格納手段に格納された
当該指定された視点での物体画像を出力する。
【0012】上記画像生成手段は、例えば、請求項2に
記載されるように、選択された各視点での物体画像上の
特徴点の位置的関係に基づいて、視点選択手段にて選択
された各視点での物体画像上の位置を、上記指定された
視点での物体画像上の位置に変換するための座標変換式
を決める座標変換決定手段と、座標変換決定手段にて決
定された座標変換式に従って、上記選択された各視点で
の物体画像を上記指定された視点での物体画像に変換す
る画像変換実行手段と、選択された各視点での物体画像
から画像変換実行手段により変換された上記指定された
視点での各物体画像を選択された各視点と上記指定され
た視点との関係に従って合成し、その合成物体画像を上
記指定された視点での物体画像として出力する画像合成
手段を有するように構成される。
【0013】更に、処理の簡便性や精度のよい物体画像
を生成する等の観点から、上記各映像生成処理装置は、
請求項3乃至17に記載されるように構成される。上記
第二の課題を解決するため、本発明は、請求項18に記
載されるように、複数の視点から物体を撮影して得られ
る物体画像と、当該複数の各視点での物体画像上に設定
された互いに対応する特徴点の位置とに基づいて、任意
の視点での物体画像を生成する映像生成処理装置での処
理をコンピュータに行なわせるためのプログラムを格納
した記録媒体において、当該プログラムは、任意の視点
が指定されたときに、当該複数の視点から選択された所
定数の視点を取得するための視点選択プログラム手段
と、視点選択プログラム手段に従って選択された各視点
での物体画像上の特徴点の位置関係および選択された各
視点と指定された視点との関係に従って、選択された各
視点での物体画像から上記指定された視点での物体画像
を生成するための画像生成プログラム手段を有する構成
となる。
【0014】更に、上記第三の課題を解決するため、本
発明に係る構造化データ作成装置は、請求項21に記載
されるように、複数の視点から物体を撮影して得られる
物体画像を各視点に対応させて格納する入力視点画像格
納手段と、入力視点画像格納手段に格納された各視点で
の物体画像上の互いに対応する特徴点の位置を決定する
入力特徴点決定手段と、入力特徴点決定手段にて決定さ
れた各視点での物体画像上の互いに対応する特徴点の位
置を格納する入力特徴点格納手段とを有し、上記入力視
点画像格納手段に格納された複数の視点での物体画像と
入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体画像上
の特徴点を外部のシステムに構造化データとして供給で
きるように構成される。
【0015】また、より精度のよい物体画像の生成が行
なえるための構造化データを提供できることや、その構
造化データをより簡便に収集できる等の観点から、上記
構造化データ作成装置は、請求項22乃至29に記載さ
れるように構成される。更に、上記第四の課題を解決す
るため、本発明は、請求項30に記載されるように、物
体の任意の視点から見た映像を生成するための映像生成
処理装置に用いられる構造化データを作成する処理をコ
ンピュータに行なわせるためのプログラムを格納した記
録媒体において、当該プログラムは、複数の視点から物
体を撮影して得られる物体画像を画像格納ユニットに各
視点に対応させて格納するための入力視点画像格納プロ
グラム手段と、画像格納ユニットに格納された各視点で
の物体画像上の互いに対応する特徴点の位置を決定する
ための入力特徴点決定プログラム手段と、入力特徴点決
定プログラム手段での処理にて決定された各視点での物
体画像上の互いに対応する特徴点の位置を入力特徴点格
納ユニットに格納するプログラム手段とを有し、上記画
像格納ユニット段に格納された複数の視点での物体画像
と入力特徴点格納ユニット手段に格納された各視点での
物体画像上の特徴点を上記映像生成処理装置に構造化デ
ータとして供給できるようにし構成される。
【0016】また同観点から本発明は、請求項31に記
載されるように、物体の任意の視点から見た映像を生成
するための映像生成処理装置に用いられる構造化データ
を作成する処理をコンピュータに行わせるためのプログ
ラムを格納した記録場いていにおいて、当該プログラム
は、複数の視点から物体を撮影して得られる物体画像か
ら所定の条件を満たす複数の特徴点候補を抽出する特徴
点候補算出プログラム手段と、物体画像を得るために物
体を撮影した視点の位置を設定して入力視点格納ユニッ
トに格納する入力視点設定プログラム手段と、特徴点候
補算出プログラム手段での処理にて算出された各視点で
の物体画像における複数の特徴点候補の位置と入力視点
格納ユニットに格納された各視点の位置に基づいて、該
特徴点候補に対応する物体上での点の三次元座標を抽出
する三次元座標候補抽出プログラム手段と、三次元座標
候補抽出プログラム手段での処理にて抽出された三次元
座標を入力視点格納ユニットに格納された各視点での物
体画像に投影された点の位置とその近傍にある特徴点候
補との位置関係に基づいて特徴点に対応すべき物体上の
点の三次元座標を算出する三次元座標算出プログラム
と、算出された三次元座標に各視点に投影して特徴点を
算出する入力特徴点決定プログラム手段とを有するよう
に構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係るシステ
ムの基本的な構成は、例えば、図1及び図2に示すよう
になる。図1において、映像生成処理装置100は、ユ
ーザが出力視点入力部110から入力した視点から見た
物体を表す画像データを外部から提供される当該物体の
構造化データから生成し、その画像データに基づいて当
該視点から見た物体を表示装置120に表示させる。任
意の視点から見た物体を表す画像データを生成するため
に必要な構造化データは、少なくとも、当該物体を複数
の視点から撮影して得られる物体画像を表すデータ、そ
の各視点に対応した物体画像上に設定された特徴点を表
すデータ及び当該複数の視点を表すデータを含む。
【0018】各視点に対応した物体画像上に設定された
特徴点は、物体上で同一の点に対応する特徴点が夫々対
応付けられるように管理される。例えば、図3(a)、
(b)、(c)に示すように、物体(三角錐体)上で同
一の点に対応する各視点A、B、Cでの物体画像上の特
徴点は、同一の番号で特定される。また、上記映像生成
処理装置100にて用いられる構造化データの一部また
は、全部は、CD−ROM等の記録媒体を用いて、ある
いは、通信路を介して映像生成処理装置100に提供さ
れる。この構造化データの全部または一部は、図2に示
す構造化データ作成装置200にて作成される。
【0019】図2に示すように、構造化データ作成装置
200は、物体Tを複数の視点からカメラ210にて撮
影して得られる画像を蓄積し、その各視点に対応した物
体画像上において特徴点を設定する。ユーザが入力装置
220(マウス等)を用いて各物体画像上にて指定した
点を特徴点として設定するができる。また、各視点に対
応した物体画像の特徴の共通性に基づいて各物体画像上
で夫々対応する特徴点を自動的に設定することもでき
る。
【0020】このように、構造化データ作成装置200
は、少なくとも、物体Tを複数の視点から撮影して得ら
れる物体画像及びその各物体画像上で設定される特徴点
を当該物体Tの構造化データの一部として作成する。そ
して、少なくとも、このように作成されたデータが構造
化データの一部としてCD−ROM等の記録媒体に記録
され、上述したようにこの記録媒体を用いて当該構造化
データが映像生成処理装置100に提供される。また、
構造化データ作成装置200にて作成された構造化デー
タは、通信路を介して上記映像生成処理装置100に提
供することも可能である。
【0021】なお、この構造化データ作成装置200
は、物体Tを複数の視点から撮影する際にその視点を表
すデータを蓄積することも可能である。この場合、構造
化データ作成装置200にて作成される構造化データに
当該各視点を表すデータが含まれる。また、上記複数の
視点での物体の画像及び特徴点を表すデータのほか、構
造化データ作成装置200にて作成すべき構造化データ
の種類は、上記映像生成処理装置100で用いられる構
造化データの種類に応じて決められる。
【0022】上記映像生成処理装置100は、通常のコ
ンピュータシステムにて構成することができる。この場
合、映像生成処理装置100は、図4に示すようなハー
ドウエア構成を有する。図4において、このシステム
は、それぞれバスに接続された、CPU(中央演算処理
ユニット)10、メモリユニット11、入力ユニット1
2、外部記憶装置13及びCD−ROMドライバ14を
有する。また、指定された任意の視点から見た物体を表
示するための表示装置102がバスに接続されている。
【0023】CPU10は、メモリユニット11に格納
されたプログラムに従って、種々の処理を実行する。メ
モリユニット11は、ROM(読みだし専用メモリ)や
RAM(書き込み可能メモリ)等で構成され、種々の処
理に対応したプログラムや、処理の過程で得られた各種
データを格納すると供に、表示装置120に表示すべき
画像データ(ビットマップ)を格納するための画像メモ
リとして使用される。入力ユニット12は、キーボード
及びマウス等で構成され、処理に必要な情報を入力する
と供に、ユーザが希望する視点を入力するために用いら
れる。 外部記憶装置13は、例えば、ハードディスク
装置にて構成されている。当該映像生成処理装置100
での処理を実行するためのプログラムを格納したCD−
ROMがCD−ROMドライバ14にセットされると、
CPU10の制御に従って、該プログラムがCD−RO
MからCD−ROMドライバ14を介して外部記憶装置
13にインストールされる。そして、映像生成処理装置
100としてシステムを立ち上げると、当該プログラム
が外部記憶装置13からメモリユニット11に読み出さ
れる。
【0024】また、上記のようにして映像生成処理装置
100としてシステムの立ち上げが行なわれた後に、上
述した構造化データを格納した他のCD−ROMがCD
−ROMドライバ14にセットされると、CPU10の
制御に基づいて、当該構造化データがCD−ROMから
CD−ROMドライバ14を介して外部記憶装置13に
インストールされる。以後、CPU10は、上記のよう
にメモリユニット11に読み出されたプログラムに従っ
て、外部記憶装置13に格納された構造化データを用い
て、映像生成処理装置100の各機能に対応した処理を
実行する。
【0025】このコンピュータシステムに構築される映
像生成処理装置100の機能的な構成は、例えば、図5
に示すようになる。図5において、当該映像生成処理装
置100は、出力視点設置部101、視点選択部10
2、座標変換算出部103、座標変換実行部104、補
間画像生成部105及び構造化データ格納部150から
構成される。出力視点設置部101、視点選択部10
2、座標変換算出部103、座標変換実行部104及び
補間画像生成部105は、それぞれプログラムに従って
CPU10が実行する処理ステップにて実現される。構
造化データ格納部150は、外部記憶装置13内に構成
される。
【0026】上記構造化データ格納部150は、入力視
点画像格納部151、入力視点格納部152及び入力特
徴点格納部152にて構成され、これら各部に、前述し
たように、例えば、CD−ROMにて提供された各種の
構造化データが格納される。入力視点画像格納部151
には、N個の視点から撮影された物体のN通りの画像を
表すデータが格納される。各画像には、各視点に対応し
た番号1〜Nが割り振られている。
【0027】入力視点格納部152には、上記のように
物体を撮影するN個の視点を表すデータが格納される。
各視点は、例えば、図6に示すように、物体が置かれた
中心Oから半径1の球面上に延びるベクトルQ1、Q
2、...、QNで表される。そして、各ベクトルは、
当該球の経度θと緯度φにて特定される。上記N通りの
画像に対応したN個の視点1、2、...、Nは、それ
ぞれ(θ1、φ1)、(θ2、φ2)、...、(θ
N、φN)にて特定される。このN個の視点を特定する
データ(経度θ、緯度φ)が、図7に示すようなかたち
で入力視点格納部152に格納される。
【0028】入力特徴点格納部153には、上記入力視
点画像格納部151に格納されるそれぞれ異なった視点
で撮影された物体のN通りの画像上で設定された特徴点
の座標値が格納される。各物体画像上において対応する
特徴点、即ち、実際の物体上の同一の点に対応する各物
体画像上の特徴点は、同一の番号によって管理される。
図3に示す例では、視点A、視点B、視点Cでの各物体
画像上に特徴点1乃至6が設定されている。そして、こ
の各物体画像上に設定された特徴点の座標値が、例え
ば、図8に示すような形式で入力特徴点格納部153に
格納されている。
【0029】図8において、視点1での物体画像上に設
定された各特徴点1、2、...、Mの座値がそれぞれ
(X11、y11)、(x12、y12)、...、(x1M、y
1M)で表される。なお、これらの座標値を記述する座標
系は、各画像に対して共通的に設定された、例えば、表
示画面上に設定された座標系である。また、視点2から
は、特徴点2に対応する物体上の点が見えないので、当
該視点2の物体画像上に特徴点2が設定されない。その
ことを表わすため、図8において、視点2の物体画像上
における特徴点2の座標値が(999、999)と記述
されている。
【0030】出力視点設定部101は、ユーザが入力ユ
ニット12を用いて指定した視点(θV 、φV )を出力
画像の視点としてCPU10の内部レジスタに設定す
る。ユーザは、例えば、次のようにして、所望の視点を
指定する。例えば、表示画面の中心が原点一致するよう
にX−Y座標系が当該表示画面上に設定されている。そ
して、ある視点(θ、φ)から見た物体が表示装置10
2の画面上に表示されている状態において、点(x、
y)をマウス(入力ユニット12)で指定すると、視点
(θ+x、φ+y)が新たな視点(θV 、φV )として
設定される。
【0031】視点選択部102は、出力視点設定部10
1によって設定された視点(θV 、φV )に近い視点を
入力視点格納部152に格納された視点から所定個数K
選択する。この個数Kは、例えば「3」に定められる
(K=3)。視点選択部102は、具体的に、N個の視
点から次のようにして当該3つの視点を選択する。図6
に示すように、指定された視点(θV 、φV )で定まる
半径1の球上の点をVとし、各視点(θ1、φ1)、
(θ2、φ2)、...、(θN 、φN )で定まる半径
1の球上の点をそれぞれQ1、Q2、...、QN とす
る。そして、点V と各点Q1、Q2、...、QN との
間の距離を演算し、最も小さい距離から3番目までの視
点を選択する。
【0032】また、次のようにしても視点を選択するこ
とができる。すなわち、上記のようにして各視点(θ
1、φ1)、(θ2、φ2)、...、(θN、φN )
に対応して定められた半径1の球上の点Q1、Q
2、...、QN を頂点とする三角形によって当該球面
を分割する。これにより、当該球体が、各面が三角形と
なる多面体で近似される。そして、指定された視点を表
わすベクトルVが交わる三角形の3つの頂点に対応した
視点が選択される。
【0033】座標変換算出部103は、視点選択部10
2にて上記のようにして選択された3つ(K個)の視点
の各物体画像上の点を出力視点設定部101にて設定さ
れた視点での物体画像上の点に変換するための座標変換
式を算出する。座標変換算出部103では、具体的に次
のような処理が行われる。まず、視点選択部102で選
択されたK個(3個)の各視点に対して、その視点と他
の視点との視点対を作成する。例えば、視点A、視点
B、視点Cが選択された場合、視点Aに対して視点対
(A、B)及び(A、C)が、視点Bに対して視点対
(B、A)(B、C)が、また、視点Cに対して視点対
(C、A)(C、B)がそれぞれ作成される。
【0034】例えば、図9に示すように、視点A、B、
Cの各物体画像IA、IB、ICにM個(6個)の特徴
点が設定されているとする。なお、ある物体画像上では
設定されているが、他の物体画像上では設定されていな
い特徴点が一般には存在するが、そのような特徴点は省
いたうえで、各物体画像上にそれぞれ対応したM個の特
徴点が設定されているとする。視点A、B、Cの各物体
画像上に設定されたこれらの特徴点の座標値をそれぞ
れ、例えば、(xa1、ya1)〜(xaM、yaM)、(xb
1、yb1)〜(xbM、ybM)、(xc1、yc1)〜(xc
M、ycM)とする。
【0035】そして、まず、視点対(A、B)に着目し
て、視点Aの物体画像上の特徴点(xa1、ya1)〜(x
aM、yaM)が視点Bの物体画像上の特徴点(xb1、yb
1)〜(xbM、ybM)に移るような座標変換式が算出さ
れる。即ち、 x’=fab(x、y)、 y’=gab(x、y) のような2変数の連続関数fab及びgabであって、 xbi=fab(xai、yai)、 ybi=gab(xai、yai) (1) であるようなものが算出される。以下、視点対(A、
B)について、物体画像IAから物体画像IBに変換す
る座標変換式を算出する手順を説明する。なお、他の視
点対についても同様の手順で一方の視点の物体画像から
他方の視点の物体画像への座標変換式が算出される。
【0036】fab(x、y)及びgab(x、y)をx、
yについての多項式とし、その多項式の係数を上記式
(1)ができるだけ満たされるように定められる。具体
的には、 が最小になるように当該多項式の係数を決める。この式
(2)は、未知の係数に関して二次式であるので、未知
の係数それぞれで微分してゼロとおくと、当該未知の係
数だけの一次方程式が得られる。これらの連立一次方程
式は、数学ライブラリを用いて解くことができる。
【0037】また、上記のような座標変換式(式(1)
参照)は、次のようにしても得ることができる。例え
ば、図9に示すように、視点選択部102で選択された
視点での各物体画像を設定された特徴点を頂点とする三
角形で分割する。各物体画像において、対応する特徴点
でできる三角形は互いに対応するように管理する。つま
り、例えば、図9において、物体画像IAに△126が
含まれていれば、特徴点1、特徴点2及び特徴点6が設
定された他の全ての物体画像IB、ICに△126が含
まれるようにする。このことは、全ての三角形について
同様である。
【0038】なお、前述したように、視点選択部102
で選択された視点での各物体画像において、ある画像上
では設定されているが、別の画像上では設定されていな
い特徴点が一般に存在するが、そのような特徴点は予め
省いておく。それにより、視点選択部102にて選択さ
れたある視点での物体画像上で特徴点1、特徴点2、特
徴点6が設定されていれば、選択された他の視点での物
体画像上でも、特徴点1、特徴点2、特徴点6が設定さ
れていることになる。従って、ある物体画像に△126
が含まれていれば、他の全ての物体画像にも△126が
含まれることになる。
【0039】次に、物体画像IAに含まれる△126内
の各点を物体画像IBに含まれる△126内の各点に変
換するアフィン変換を求める。ある三角形を別の三角形
に移すようなアフィン変換が存在することやそのアフィ
ン変換を求める手法は公知である。その手法に従って、
上記物体画像IAの△126から物体画像IBの△12
6へのアフィン変換を求める。同様にして、物体画像I
Aに含まれる全ての三角形から物体画像IBに含まれる
対応する三角形へのアフィン変換を算出する。
【0040】視点Aから見た物体の物体画像IAはこれ
らの三角形で覆われているので、物体画像IAの物体領
域内の点(xai、yai)を当該点(xai、yai)を含む
三角形に対応するアフィン変換によって変換した点(x
bi、ybi)が物体画像IBの物体領域内の対応する点と
して得られる。この場合、上記アフィン変換による座標
変換式が xbi=fab(xai、yai)、 ybi=gab(xai、ya
i) のように算出される。
【0041】また更に、座標変換式は、次のようにして
も求めることができる。例えば、図10に示すように、
視点選択部102で選択された視点での各物体画像を設
定された特徴点を頂点とする四角形で分割する。三角形
を用いた上記手法と同様に、各物体画像において、対応
する特徴点でできる四角形は互いに対応するように管理
する。つまり、例えば、図10において、物体画像IA
に□1256が含まれていれば、特徴点1、特徴点2、
特徴点5及び特徴点6が設定された他の全ての物体画像
IB、ICに□1256が含まれるようにする。
【0042】次に、物体画像IAに含まれる□1256
内の各点を物体画像IBに含まれる□1256内の各点
に変換する射影変換を求める。ある四角形を別の四角形
に移すような射影変換が存在することやその射影変換を
求める手法は公知である。その手法に従って、上記物体
画像IAの□1256から物体画像IBの□1256へ
の射影変換を求める。同様にして、物体画像IAに含ま
れる全ての四角形から物体画像IBに含まれる対応する
四角形の射影変換を算出する。
【0043】視点Aから見た物体の画像IAはこれらの
四角形で覆われているので、物体画像IAの物体領域内
の点(xai、yai)を当該点(xai、yai)を含む四角
形に対応する射影変換によって変換した点(xbi、yb
i)が画像IBの物体領域内の対応する点として得られ
る。この場合、上記射影変換による座標変換式が xbi=fab(xai、yai)、 ybi=gab(xai、ya
i) のように算出される。
【0044】上述した3つの手法のいずれかにて、視点
Aでの物体画像IA上の点を視点Bでの物体画像IB上
の点に変換する座標変換式 xb =fab(xa 、ya )、 yb =gab(xa 、ya
) が算出される。他の視点対についても同様の処理がなさ
れ、一方の視点での物体画像から他方の視点での物体画
像への座標変換式が算出される。
【0045】次に、特に、視点対(A、B)及び視点対
(A、C)に着目し、これらの視点対に関して、上記の
ようにして算出した座標変換式に基づいて視点Aでの物
体画像IAからユーザが指定した視点Vでの物体画像I
Vへの座標変換式を算出する。これは、例えば、次のよ
うな手法にて算出される。物体画像IA上の点(xa 、
ya )を物体画像IB上の点(xb 、yb )に変換する
座標変換式を xb =fab(xa 、ya )、 yb =gab(xa 、ya
) とし、物体画像IA上の点(xa 、ya )を物体画像I
C上の点(xc 、yc )に変換する座標変換式を xc =fac(xa 、ya )、 yc =gac(xa 、ya
) とする。
【0046】物体画像IA上の点(xa 、ya )を物体
画像IV上の点(xv 、yv )に変換する座標変換式
は、 xv =fav(xa 、ya ) =αxa +βfab(xa 、ya )+γfac(xa 、ya ) yv =gav(xa 、ya ) =αya +βgab(xa 、ya )+γgac(xa 、ya ) (3) のように算出される。上記式(3)において、α、β、
γは出力視点の位置に応じて定まる重みであり、α+β
+γ=1である。この重みα、β、γは次のようにして
算出される。
【0047】図11において、視点A、B、Cのそれぞ
れが、位置ベクトルQa 、Qb 、Qc にて表される。ま
た、原点Oとユーザが指定した視点Vを結ぶ直線が三角
形ABCと交わる点Wを表す位置ベクトルをQw とする
と、βとγは、 Qw =Qa +β(Qb −Qa )+(Qc −Qa ) を満たすように定められる。
【0048】図12に示すように、点Wを通り、ACと
平行な直線がABと交わる点をSとし、点Wを通り、A
Bと平行な直線がACと交わる点をTとした場合、上記
重みα、β、γは、 β=AS/AB、 γ=AT/AC、 α=1−β−γ (4) で求められる。
【0049】以上により、視点Aでの物体画像IAから
ユーザが指定した視点Vでの物体画像IVへの座標変換
式が上記式(3)(α、β、γが式(4)に従って決
定)のように算出される。上記と同様にして、視点Bで
の物体画像IBからユーザが指定した視点Vでの物体画
像IVへの座標変換式が、 xv =fbv(xb 、yb ) =βxb +γfbc(xb 、yb )+αfba(xb 、yb ) yv =gbv(xb 、yb ) =βyb +γgbc(xb 、yb )+αgba(xb 、yb ) (5) のように算出され、また、視点Cでの物体画像ICから
ユーザが指定した視点Vでの物体画像IVへの座標変換
式が、 xv =fcv(xc 、yc ) =γxc +αfca(xc 、yc )+βfcb(xc 、yc ) yv =gcv(xc 、yc ) =γyc +αgca(xc 、yc )+βgcb(xc 、yc ) (6) のように算出される。
【0050】更に、図5に示す座標変換実行部104
は、上述したように座標変換算出部103にて算出され
た各座標変換式に従って、選択された各視点での物体画
像からユーザが指定した視点Vでの物体画像に変換する
処理を行なう。視点Aでの物体画像IAから視点Vでの
物体画像への座標変換式(3)は、物体画像IAにおけ
る座標点(画素の位置を表す)(xa 、ya )が、視点
Vでの物体画像IVにおいて座標点(xv 、yv )=
(fav(xa 、ya )、gav(xa 、ya ))に対応し
ていることを表している。この関係に基づいて、物体画
像IAにおける(xa 、ya )の画素の色を視点Vでの
物体画像における(xv 、yv )の画素の色とすること
によって、当該視点Vでの物体画像IVa が生成され
る。
【0051】なお、座標変換式 (xv 、yv )=(fav(xa 、ya )、gav(xa 、
ya )) の代わりに、上述したのと同様の手法によって、逆方向
の座標変換、即ち、視点Vでの物体画像を視点Aでの物
体画像IAに変換する座標変換式 (xa 、ya )=(fva(xv 、yv )、gva(xv 、
yv )) を算出し、この座標変換式に従って、物体画像IVにお
ける各座標(xv 、yv)の画素の色を対応する物体画
像IAにおける座標(xa 、ya )の画素の色と同じ色
に決定するようにしてもよい。
【0052】上記と同様にして、座標変換式(5)に従
って、視点Bでの物体画像IBにおける(xb 、yb )
の画素の色を視点Vでの物体画像における(xv 、yv
)の画素の色とすることによって、当該視点Vでの物
体画像IVb が生成される。また、座標変換式(6)に
従って、視点Cでの物体画像ICにおける(xc 、y
c)の画素の色を視点Vでの物体画像における(xv 、
yv )の画素の色とすることによって、当該視点Vでの
物体画像IVcが生成される。
【0053】上述したような座標変換実行部104での
処理により、視点選択部102で選択された、例えば、
各視点A、B、Cでの物体画像IA、IB、ICのそれ
ぞれから、座標変換式(3)、(5)、(6)に従っ
て、図13に示すように、ユーザが指定した視点V(出
力視点)での物体画像IVa 、IVb 、IVc が生成さ
れる。
【0054】補間画像生成部105は、上記のようにし
て生成された視点Vでの物体画像IVa 、IVb 、IV
c に基づいて最終的に表示装置120に表示すべき補間
画像IVを次のように生成する。即ち、座標変換式
(3)、(5)、(6)を算出する際に用いた重みα
(視点Aと視点Vとの関係を表す)、β(視点Bと視点
Vとの関係を表す)、γ(視点Cと視点Vとの関係を表
す)を用い、 IV=αIVa +βIVb +γIVc (7) に従って、補間画像IVが生成される。
【0055】上記式(7)は、補間画像IVの各座標
(xv 、yv )に位置する画素の色が、物体画像IAの
対応する座標(xa 、ya )に位置する画素の色にα
(割合)を乗じて得られる色成分と、物体画像IBの対
応する座標(xb 、yb )に位置する画素の色にβ(割
合)を乗じて得られる色成分と、物体画像ICの対応す
る座標(xc 、yc )に位置する画素の色にγ(割合)
を乗じて得られる色成分との和になることを意味する。
【0056】このようにして生成された補間画像IV
は、CPU10の制御に従って、表示装置120に提供
され、その表示画面に表示される。上記のようにして構
成される映像生成処理装置100では、ユーザが物体を
見る視点Vを指定すると、その視点Vに近い複数の視点
が予め定めた視点のなかから選択される。そして、その
選択された各視点での物体画像上に設定された特徴点の
相関関係から得られる座標変換式に従って当該視点Vで
の物体画像が生成される。このようにユーザが指定した
視点Vでの物体画像が表示装置に表示され、その結果、
ユーザは、表示装置の画面上において自分の希望する視
点から当該物体を見ることが可能となる。
【0057】上記の例において、視点選択部102は、
入力視点格納部152に格納されるN個の視点からユー
ザが指定した視点Vとの距離を演算して、当該視点Vに
近い、例えば、3つの視点を選択している。このような
視点選択部102での処理では、ユーザによって視点が
指定される毎に、その指定された視点と入力視点格納部
152に格納されたN個の視点との距離を演算しなけれ
ばならず、その処理時間が長くなってしまう。このよう
な不具合を解消するため、映像生成処理装置100は、
例えば、図14に示すような機能構成とすることができ
る。なお、図14において、図5と同一の参照番号は、
同一の機能ブロックを示している。
【0058】この例では、外部記憶装置13内に構築さ
れる構造化データ格納部150に視点選択テーブル15
4が付加されている。そして、視点選択部106が視点
選択テーブル154を参照して視点を選択する。この視
点選択テーブル154は、ユーザが指定した視点Vをキ
ーとして入力視点格納部152に含まれる視点からどの
視点を選択するかを記述したテーブルであり、例えば、
図15に示すように構成されている。即ち、視点を表す
経度θと緯度φをそれぞれ区分してマトリクスを構成
し、各区分領域内に、当該区分領域内の経度と緯度で表
される視点Vが指定されたときに、選択すべき視点が記
述されている。例えば、図15に示すように、経度θv
がθ1 とθ2 の間にあり、緯度φv がφ3 とφ4 の間に
あるような視点V(θv 、φv )が指定された場合、経
度の区分θ1 〜θ2 と緯度の区分φ3 〜φ4 で決まる区
分領域内に記述された視点A、B、Cが選択される。
【0059】この視点選択テーブルは、構造化データ作
成装置200にて作成することができる。この場合、他
の構造化データ(各視点での物体画像データ、特徴点
等)と供に、視点選択テーブルが、記録媒体(CD−R
OM等)を用いて、あるいは通信路を介して映像生成処
理装置100に提供される。また、この視点選択テーブ
ルは、入力視点格納部152に格納すべき各視点に関す
る情報に基づいて、他の外部装置や、映像生成処理装置
100内で作成することも可能である。
【0060】このように視点選択テーブル154を用い
て座標変換すべき画像の視点を選択することにより、指
定された視点と各視点との距離を演算する必要がなくな
り、視点選択の処理に要する時間を削減することができ
る。上記映像生成処理装置100は、例えば、図16に
示すように、構成することも可能である。なお、図16
において、図14と同一の参照番号は、同一の機能ブロ
ックを示している。
【0061】この例では、プログラムに従ったCPU1
0での処理により実現される出力特徴点算出部107
が、選択された各視点での物体画像上に設定された特徴
点(入力特徴点)から、ユーザによって指定された視点
から見た物体画像上の対応する特徴点(出力特徴点)を
推定算出している。そして、選択された各視点での物体
画像上に設定した各特徴点と指定された視点での物体画
像上の対応する特徴点との関係から、座標変換算出部1
08が、当該選択された各視点での物体画像から指定さ
れた視点での物体画像への座標変換式を算出する。
【0062】視点選択部106によって選択された視点
A、B、Cでの各物体画像上に、例えば、次のようなM
個の特徴点(入力特徴点)が設定される。即ち、視点A
での物体画像上では、特徴点(xa1、ya1)、(xa2、
ya2)、...、(xaM、yaM)が設定され、視点Bで
の物体画像上では、特徴点(xb1、yb1)、(xb2、y
b2)、...、(xbM、ybM)が設定され、また、視点
Cでの物体画像上では、特徴点(xc1、yc1)、(xc
2、yc2)、...、(xcM、ycM)が設定される。
【0063】出力特徴点算出部107は、まず、ユーザ
にて指定された視点Vを取得して、前記式(4)に従っ
て重みα、β、γを算出する。そして、この重みα、
β、γを用いて、指定された視点Vでの物体画像上の対
応するi番目の特徴点の位置(xvi、yvi)を xvi=αxai+βxbi+γxci (i=1、2、...、M) yvi=αyai+βybi+γyci (i=1、2、...、M) (8) に従って算出する。
【0064】これにより、選択された各視点A、B、C
での物体画像上に設定したi番目の特徴点に対応する視
点Vでの物体画像上のi番目の特徴点が得られる。な
お、一般に、それぞれの視点において物体の影になって
見えない等の理由で、全ての特徴点が観測されるわけで
はないが、選択された視点において共通して観測されて
いる特徴点についてだけ上記処理が行なわれる。
【0065】座標変換算出部108は、視点選択部10
6にて選択された、例えば、各視点A、B、Cでの物体
画像上に設定された特徴点1〜M、視点設定部101で
設定した視点Vと、出力特徴点算出部107にて算出さ
れた特徴点の各情報に基づいて、選択された各視点での
物体画像から指定された視点Vでの物体画像に変換する
座標変換式を算出する。視点Aでの物体画像から視点V
での物体画像に変換する座標変換式は次のように算出さ
れる。
【0066】既に、図5に示す座標変換算出部103
が、視点Aでの物体画像から視点Bでの物体画像への座
標変換式(1)をそれぞれの物体画像に設定された特徴
点の関係に基づいて算出するための処理(3つの手法に
よる)について説明した。この処理と同じ手法によっ
て、視点Aでの物体画像から視点Vでの物体画像に変換
する座標変換式が、視点Aでの物体画像上に設定した特
徴点(入力特徴点)と出力特徴点算出部107で算出さ
れてた特徴点(出力特徴点)との関係に基づいて算出さ
れる。その結果、上記座標変換式(1)と同様の形式の
座標変換式 xv =fav(xa 、yb )、 yv =gav(xa 、ya
) が得られる。
【0067】また、同様にして、選択された他の視点B
での物体画像から視点Vでの物体画像に変換する座標変
換式 xv =fbv(xb 、yb )、 yv =gbv(xb 、yb
) 及び、更に他の視点Cでの物体画像から視点Vでの物体
画像に変換する座標変換式 xv =fcv(xc 、yc )、 yv =gcv(xc 、yc
) がそれぞれ得られる。
【0068】上記のようにして得られた選択された各視
点A、B、Cでの物体画像からユーザが選択した視点V
での物体画像への座標変換式が座標変換実行部104に
提供され、上述したのと同様に、これらの変換座標式に
従って、各視点A、B、Cでの物体画像IA、IB、I
Cから視点Vでの物体画像IVa 、IVb 、IVc が演
算される。
【0069】上記のような例では、選択された各視点で
の物体画像上に設定された特徴点からユーザが指定した
視点での物体画像上の対応する特徴点を算出し、それら
特徴点の相対的な関係に基づいて、各視点での物体画像
からユーザが指定した視点での物体画像に変換する座標
変換式を算出している。その結果、座標変換式がより正
確に算出することが可能となる。
【0070】上記出力特徴点算出部107は、次のよう
な処理により、ユーザが指定した視点での物体画像上の
特徴点(出力特徴点)を算出することもできる。前述し
た場合と同様に、視点選択部106にて視点A、B、C
が選択され、それら各視点での物体画像上に設定された
特徴点が、視点Aに対しては、(xa1、ya1)、(xa
2、ya2)、...、(xaM、yaM)、視点Bに対して
は、(xb1、yb1)、(xb2、yb2)、...、(xb
M、ybM)、視点Cに対しては、(xc1、yc1)、(xc
2、yc2)、...、(xcM、ybM)であったとする。
また、ユーザが視点V(出力視点)を指定したとする。
【0071】出力特徴点算出部107は、後述するよう
な手法に従って、アフィン変換の係数α11、α12
α21、α22、β11、β12、β21、β22、γ11、γ12、γ
21、γ22を算出する。そして、これらの係数を用いて、 xvi=α11xai+α12yai+β11xbi+β12ybi+γ11xci+γ12yci yvi=α21xai+α22yai+β21xbi+β22ybi+γ21xci+γ22yci (9) に従ってユーザが指定してした視点Vでの物体画像上の
特徴点の位置(xvi、yvi)が算出される。
【0072】上記各アフィン変換の係数α11、α12、α
21、α22、β11、β12、β21、β22、γ11、γ12
γ21、γ22は、次のようにして算出される。図11にお
いて、選択された視点A、B、Cを表す位置ベクトルを
それぞれQa 、Qb 、Qc とし、視点Vを表す位置ベク
トルをQv とする。また、これらのベクトルの長さが1
になるように正規化したものをua 、ub 、uc 、uv
とし、北極の方向を向いた単位ベクトルをηとする。
【0073】次式によって、3x3の行列Mを定義す
る。 M={(1−ua ua t )+(1−ub ub t )+(1−uc uc t )}-1 (10) ここで、右肩の「t 」は、転置を表す。このとき、アフ
ィン変換の各係数は、次式に従って算出される。 α11=(ηxuv 、Mηxua )/{|ηxuv ||ηxua |} α12=(ηxuv 、Mua xηxua )/{|ηxuv ||ηxua |} α21=(uv xηxuv 、Mηxua )/{|ηxuv ||ηxua |} α22=(uv xηxuv 、Mua xηxua )/{|ηxuv ||ηxua |} β11=(ηxuv 、Mηxub )/{|ηxuv ||ηxub |} β12=(ηxuv 、Mub xηxub )/{|ηxuv ||ηxub |} β21=(uv xηxuv 、Mηxub )/{|ηxuv ||ηxub |} β22=(uv xηxuv 、Mub xηxub )/{|ηxuv ||ηxub |} γ11=(ηxuv 、Mηxuc )/{|ηxuv ||ηxuc |} γ12=(ηxuv 、Muc xηxuc )/{|ηxuv ||ηxuc |} γ21=(uv xηxuv 、Mηxuc )/{|ηxuv ||ηxuc |} γ22=(uv xηxuv 、Muc xηxuc )/{|ηxuv ||ηxuc |} (11) 上記(10)式から3x3の行列Mを算出し、そのMを
用いて(11)式でアフィン変換の係数を算出する。
【0074】上記のようにして算出されたアフィン変換
の係数を用いて、上記(9)式に従って、ユーザが指定
した視点Vでの物体画像上の特徴点の位置が算出され
る。このような出力視点特徴部107での処理によれ
ば、ユーザが指定した視点Vでの物体画像上の特徴点
(出力特徴点)の位置をより多くのパラメータを使って
算出しているので、より正確な出力特徴点の位置が算出
できる。
【0075】上記映像生成処理装置100は、例えば、
図17に示すように構成することができる。図17にお
いて、図16と同一の参照番号は、同一の機能ブロック
を表している。この例では、外部記憶装置13内に構築
される構造化データ格納部150に三次元座標格納部1
55が付加されている。この三次元座標格納部155に
は、各視点での物体画像上に設定された特徴点に対応す
る実際の物体上の点の三次元座標値が格納される。そし
て、出力特徴点算出部109は、三次元座標格納部15
5に格納された各特徴点に対応する物体上の点の三次元
座標値に基づいて、ユーザが指定した視点での物体画像
上の特徴点を算出する。
【0076】三次元座標格納部155には、例えば、図
18に示すような形式で、各特徴点に対応した物体上の
点の三次元座標値(X、Y、Z)が格納されている。こ
の三次元座標値を表すための座標系X−Y−Zは、物体
を設置する空間において任意に定めることができる。こ
の三次元座標値は、構造化データ作成装置200にて測
定、または算出することができる。その場合、三次元座
標値は、他の構造化データ(各視点に対応した物体画
像、その物体画像上の特徴点)と供に、記録媒体(CD
−ROM等)を用いて、あるいは、通信路を介して映像
生成処理装置100に提供される。
【0077】出力特徴点演算部109は、三次元座標格
納部155に格納された各特徴点に対応する物体上の点
の三次元座標値に基づいて、ユーザが指定した視点Vで
の物体画像上の特徴点を算出する。実際には、三次元空
間中の特徴点に対応する点を画像面に投影することによ
って、指定された視点Vでの物体画像上での特徴点を算
出する。投影の手法は、直交投影と透視投影の二種類が
ある。
【0078】まず、直交投影による手法に従って特徴点
を算出する処理は、次のようになされる。例えば、図1
9に示すように、物体Tが三次元空間(X−Y−Z)の
原点O付近におかれているとし、原点Oと視点とを結ぶ
直線と平行な方向に、特徴点(入力特徴点)に対応した
物体T上の点を投影する。そして、原点Oと視点とを結
ぶ直線と垂直の向きに置かれている画像面Pと交わる点
の位置を出力特徴点の位置とする。
【0079】m番目の特徴点に対応した物体T上の点の
三次元的な位置ベクトルRm を Rm =(Xm 、Ym 、Zm )T で表わし、n番目の視点の位置ベクトルをQn 、画像面
Pのx軸方向の単位ベクトルをim 、画像面Pのy軸方
向の単位ベクトルをjm とすると、n番目の視点におけ
るm番目の特徴点の座標は、 xnm=(in 、Rm )、 ynm=(jn 、Rm ) で算出される。
【0080】次に、透視投影による手法に従って特徴点
を算出する処理は、次のようになされる。例えば、図2
0に示すように、物体Tが三次元空間(X−Y−Z)の
原点O付近に置かれているとし、各特徴点(入力特徴
点)に対応した物体T上の点を視点の方向に投影し、原
点Oと視点を結ぶ直線に垂直な向きに置かれている画像
面Pと交わる点の位置を出力特徴点の位置とする。直行
投影による手法に従った処理の場合と同様に、位置ベク
トルRm 、Qn 及び単位ベクトルin 、jn を定義する
と、n番目の視点におけるm番目の特徴点の座標(xn
m、ynm)は、 xnm=f(in 、Rm −Qn )/(in ×jn 、Rm −Qn ) ynm=f(jn 、Rm −Qn )/(in ×jn 、Rm −Qn ) で算出される。
【0081】このように、出力特徴点算出部109が各
特徴点に対応した物体上の点の三次元座標をユーザが指
定した視点で決まる画像面に投影して出力特徴点の位置
を算出しているので、より正確な出力特徴点の位置を得
ることができる。更に、上記映像生成処理装置100
は、図21に示すような機能構成とすることもできる。
図21において、前述した各例と同一の参照番号は、同
一の機能ブロックを示している。
【0082】この例では、外部記憶装置13内に構築さ
れる構造化データ格納部150は、図16に示す例と同
様に、入力視点画像格納部151、入力視点格納部15
2、入力特徴点格納部153及び視点選択テーブル15
4を備え、更に、入力多角形格納部156が付加されて
いる。各視点での物体画像上に設定した特徴点を頂点と
する複数の多角形を各物体画像を覆うように形成した際
に各多角形の頂点となる特徴点の組が、当該多角形に対
応づけられて入力多角形格納部156に格納される。各
視点での物体画像上で対応する特徴点の組が、同様に多
角形の頂点となるように各視点での物体画像上の特徴点
の組分けが行われる。
【0083】例えば、図9に示すように、各視点A、
B、Cでの物体画像IA、IB、IC上に設定された特
徴点を頂点とした三角形を各物体画像を覆うように形成
した際に当該三角形の頂点となる特徴点の組が、当該三
角形に対応づけられて、例えば、図22に示す形式で入
力多角形格納部156に格納される。この例の場合、あ
る物体画像において特徴点の組(1、2、6)が三角形
の頂点となる場合、対応する特徴点1、特徴点2、特徴
点6を含む全ての物体画像において、特徴点の組(1、
2、6)が三角形の頂点となるように各物体画像上の特
徴点の組分けが行われる。また、図22に示す例では、
視点2から特徴点1、特徴点2、特徴点6を頂点とする
三角形1及び特徴点7、特徴点8、特徴点9を頂点とす
る三角形Lを見ることができない。
【0084】なお、前述したように、視点選択部106
で選択された各視点での物体画像において、ある物体画
像には含まれているが別の物体画像には含まれていない
特徴点が一般に存在するが、そのような特徴点は、予め
省いておく。また、例えば、図10に示すように、各視
点A、B、Cでの物体画像IA、IB、IC上に設定さ
れた特徴点を頂点とした四角形を各物体画像を覆うよう
に形成した際に当該四角形の頂点となる特徴点の組が、
当該四角形に対応づけられて、例えば、図23に示す形
式で入力多角形格納部156に格納される。この例の場
合、ある物体画像において特徴点の組(1、2、5、
6)が四角形の頂点となる場合、対応する特徴点1、特
徴点2、特徴点5、特徴点6を含む全ての物体画像にお
いて、特徴点の組(1、2、5、6)が四角形の頂点と
なるように各物体画像上の特徴点の組分けが行われる。
また、図23に示す例では、視点2から特徴点1、特徴
点2、特徴点5、特徴点6を頂点とする四角形1及び特
徴点7、特徴点8、特徴点9、特徴点10を頂点とする
四角形Lを見ることができない。
【0085】上記のような入力多角形格納部156に格
納されるべき各視点での物体画像を覆う多角形の頂点と
なる特徴点の組は、上記構造化データ作成装置200が
他の構造化データ(各視点での物体画像、特徴点等)と
供に、生成することができる。この場合、特徴点の組を
表わすデータは、当該他の構造化データと供に、記録媒
体(CD−ROM等)を用いて、あるいは、通信路を介
して映像生成処理装置100に提供される。
【0086】この例では、更に、映像生成処理装置10
0に出力多角形抽出部111が設けられている。この出
力多角形抽出部111は、プログラムに従ったCPU1
0での処理により実現される。出力特徴点算出部107
が前述したように、指定された視点Vでの物体画像上の
特徴点を算出する。そして、出力多角形抽出部111
は、上記入力多角形格納部156に格納された複数の多
角形でなる多角形群(例えば、図22における三角形1
から三角形L)に基づいて、それに対応する多角形群で
あって当該視点Vでの物体画像を覆う複数の多角形を上
記出力特徴点算出部107で算出された特徴点から抽出
する。
【0087】座標変換算出部112は、視点選択部10
6で選択される各視点に対応した入力多角形格納部15
6に格納された特徴点の組で形成される各多角形を上記
出力多角形抽出部111にて抽出された対応する多角形
に変換する座標変換式を算出する。例えば、視点選択部
106で、視点A、B、Cが選択され、また、ユーザに
よって視点Vが指定されたとする。この場合、視点Aで
の物体画像を視点Vでの物体画像に変換する座標変換式
は、次のようにして算出される。なお、視点B、視点C
についても同様の処理にて座標変換式が得られる。
【0088】図9及び図10を用いて前述したように、
多角形の対応関係に基づいて、視点Aでの物体画像から
視点Bでの物体画像に変換する座標変換式は、 xb =fab(xa 、ya ) yb =gab(x、a ya ) となる。この関係を利用して、視点Aでの物体画像を視
点Vでの物体画像に変換する座標変換式が、 xv =fav(xa 、ya ) yv =gav(xa 、ya ) のように得られる。
【0089】図21に示す入力多角形格納部156及び
出力多角形抽出部111は、図24に示す多角形抽出部
113に置き換えることが可能である。なお、図24に
おいて、図21と同一の参照番号は、同一の機能ブロッ
クを示している。多角形抽出部113は、視点選択部1
06にて選択された各視点に対応する入力特徴点格納部
153に格納された特徴点を頂点とする複数の多角形を
当該視点での物体画像を覆うように形成した際に各多角
形の頂点となる特徴点の組を抽出する。そして、各視点
での物体画像上で対応する特徴点の組が、同様に多角形
の頂点となるように各視点での物体画像上の特徴点の組
分けが行われる。即ち、多角形抽出部113は、視点設
定部106にて選択された各視点での物体画像上で設定
された特徴点を頂点とするそれぞれ対応する多角形を抽
出する(図9、図10参照)。また、出力特徴点算出部
107で算出された特徴点を頂点とする複数の多角形で
あり、上記入力特徴点に基づいて抽出された多角形に対
応する多角形が更に、多角形抽出部113にて抽出され
る。この出力特徴点算出部107で算出された特徴点を
頂点とする複数の多角形からなる多角形群は、出力視点
Vでの物体画像を覆う。
【0090】上記のように抽出された各視点での物体画
像上の多角形と、ユーザによって指定された視点での物
体画像上の多角形との関係に従って、座標変換算出部1
12が、図21に示す例の場合と同様に、座標変換式を
算出する。各視点での物体画像上に設定された特徴点を
頂点とする多角形を用いて座標変換式を算出するように
した映像生成処理装置100は、更に、図25に示すよ
うな機能構成とすることも可能である。なお、図25に
おいて、図17及び図24と同一の参照番号は、同一の
機能ブロックを表わしている。
【0091】この例では、外部記憶装置13内に構築さ
れる構造化データ格納部150は、図17に示す例と同
様に、入力視点画像格納部151、入力視点格納部15
2、入力特徴点格納部153、視点選択テーブル154
及び三次元座標格納部155を備え、更に、表面多角形
格納部157が付加されている。三次元座標格納部15
5は、図17の例で説明したように、各視点での物体画
像上に設定した特徴点に対応する物体上の点を表わす三
次元座標値が格納されている。表面多角形格納部157
は、三次元座標格納部155に格納されたそれぞれの特
徴点に対応する物体上の点を頂点する複数の多角形から
なる多角形群で、それらの多角形が物体の表面を覆うよ
うなものを格納する。
【0092】例えば、三次元空間の特徴点に対応した点
を頂点した三角形で物体を覆う場合、表面多角形格納部
157には、図26に示すような形式で、物体の表面で
三角形を形成する点の組が格納される。この場合、物体
表面は、L個の三角形で覆われ、1番目の三角形は、特
徴点1、特徴点2及び特徴点6に対応した物体表面上の
点を頂点とし、2番目の三角形は、特徴点2、特徴点5
及び特徴点6に対応した物体表面上の点を頂点とし、L
番目の三角形は、特徴点7、特徴点8及び特徴点9を頂
点としている。
【0093】また、例えば、三次元空間の特徴点に対応
した点を頂点とした四角形で物体を覆う場合、表面多角
形格納部157には、図27に示すような形式で、物体
の表面で四角形を形成する点の組が格納される。この場
合、物体表面は、L個の四角形で覆われ、1番目の四角
形は、特徴点1、特徴点2、特徴点5及び特徴点6を頂
点とし、2番目の四角形は、特徴点2、特徴点3、特徴
点4及び特徴点5を頂点とし、L番目の四角形は、特徴
点7、特徴点8、特徴点9及び特徴点10を頂点として
いる。
【0094】上記のような表面多角形格納部157に格
納されるべき物体表面を覆う多角形の各頂点の組は、上
記構造化データ作成装置200が他の構造化データ(各
視点での物体画像、特徴点等)と供に、生成することが
できる。この場合、多角形の頂点の組を表わすデータ
は、当該他の構造化データと供に、記録媒体(CD−R
OM等)を用いて、あるいは、通信路を介して映像生成
処理装置100に提供される。
【0095】この例における映像生成処理装置100
は、更に、多角形抽出部114を備えている。この多角
形抽出部114は、プログラムに従ったCPU10での
処理により実現される。多角形抽出部114は、表面多
角形格納部157に格納された物体表面を覆う各多角形
の頂点に対応した、視点選択部106にて選択された各
視点での物体画像上の特徴点を頂点とする多角形を抽出
する。更に、多角形抽出部114は、上記表面多角形格
納部157に格納された物体表面を覆う各多角形の頂点
に対応した、出力特徴点算出部109にて算出されるユ
ーザ指定の視点Vでの物体画像上の特徴点を頂点とする
多角形を抽出する。
【0096】例えば、視点選択部106によって視点
A、視点B、視点Cが選択されたとすする。この場合、
まず、入力特徴点格納部151を参照して視点Aでの物
体画像上に設定された特徴点の組が取り出される。そし
て、表面多角形格納部157に格納されされている多角
形のうち、視点Aでの物体画像上で設定した特徴点に対
応する点が頂点となる多角形が選ばれる。
【0097】多角形抽出部114は、その選ばれた多角
形を視点Aに関する多角形群として出力する。多角形抽
出部114は、同様にして、視点B及び視点Cに関する
多角形群を出力する。そして、更に、多角形抽出部11
4は、視点A、視点B、視点Cに関する3つの多角形群
に共通して含まれる複数の多角形をユーザに指定された
視点(出力視点)に関する多角形群として出力する。
【0098】映像生成処理装置100は、更に、図28
に示すような機能構成とすることも可能である。なお図
28において、図25と同一の参照番号は同一の機能ブ
ロックを示す。この例では、入力視点格納部152aに
格納すべき視点(入力視点)のデータ及び三次元座標格
納部155aに格納すべき特徴点に対応した物体上の点
の三次元座標値が映像生成処理装置100内で生成され
る。即ち、映像生成処理装置100は、入力特徴点格納
部151に格納された特徴点のデータに基づいて対応す
る物体上の点の三次元座標を推定する三次元推定部12
1と、該特徴点のデータに基づいて各視点を表すデータ
を推定する入力視点推定部122とを有している。
【0099】これら、三次元推定部121及び入力視点
推定部122は、プログラムに従ったCPU10の処理
にて実現される。入力特徴点格納部151には、図8に
示すように、n番目の視点での物体画像上に設定された
m番目の特徴点の座標(xnm、ynm)が格納されてい
る。また、直交投影(図19参照)を仮定した場合、そ
の特徴点の座標は、前述したように、 xnm=(in 、Rm )、 ynm=(jn 、Rm ) (12) で算出される。また、透視投影(図20参照)を仮定し
た場合、その特徴点の座標は、前述したように、 xnm=f(in 、Rm −Qn )/(in ×jn 、Rm −Qn ) ynm=f(jn 、Rm −Qn )/(in ×jn 、Rm −Qn ) (13) で算出される。ここで、Rm は、m番目の特徴点の三次
元座標を表すベクトルであり、Qn は、n番目の視点の
位置を表すベクトルである。また、in とjn は画像面
におけるx軸方向とy軸方向を表すベクトルである。一
般にnとmがある程度大きければ、特徴点の座標(xn
m、ynm)の値を基に(12)式や(13)式を解くこ
とによって、Rm 、Qn 、in 、jn を算出することが
できることが知られている。
【0100】従って、三次元座標推定部121は、特徴
点の座標(xnm、ynm)から上記公知の手法に従って、
m番目の特徴点に対応した物体上の点を表すベクトルR
m を算出する。また、入力視点推定部122は、特徴点
の座標(xnm、ynm)から公知の手法に従って視点を表
すベクトルQn 、in 、jn を算出する。上述したよう
な映像生成処理装置100で用いられる構造化データの
全部または一部を作成する構造化データ作成装置200
は、通常のコンピュータシステムにて構成することがで
きる。この場合、構造化データ作成装置200は、図2
9に示すようなハードウエア構成を有する。
【0101】図29において、このシステムは、それぞ
れバスに接続された、CPU(中央演算処理ユニット)
20、メモリユニット21、撮像信号入力回路22、表
示装置23及び外部記憶装置24を有する。また、各種
情報及び位置の指定を行なうための入力ユニット220
ががバスに接続されている。CPU20は、メモリユニ
ット21に格納されたプログラムに従って、種々の処理
を実行する。メモリユニット11は、ROM(読みだし
専用メモリ)やRAM(書き込み可能メモリ)等で構成
され、種々の処理に対応したプログラムや、処理の過程
で得られた各種データを格納すると供に、表示装置23
に表示すべき画像データ(ビットマップ)を格納するた
めの画像メモリとして使用される。入力ユニット220
は、キーボード及びマウス等で構成され、処理に必要な
情報を入力すると供に、特徴点を指定するため等に使用
される。外部記憶装置24は、例えば、ハードディスク
装置にて構成される。
【0102】カメラ210は物体Tを種々の視点から撮
影し、カメラ210から出力される撮像信号が撮像信号
入力回路22に提供される。撮像信号入力回路22は、
カメラ210からの撮像信号を画像データに変換してバ
スに供給する。そして、画像データがCPU20の制御
に基づいてメモリユニット21の画像メモリ上に展開さ
れる。また、画像メモリ上に展開された画像データを、
外部記憶装置24にファイルとして格納することができ
る。
【0103】当該構造化データ作成装置200での処理
を実行するためのプログラムは、予めメモリユニット2
1のROMに格納されている。このシステムを構造化デ
ータ作成装置200として立ち上げると、CPU20が
メモリユニット21内の当該プログラムに従って処理を
開始する。このコンピュータシステムに構築される構造
化データ作成装置200の機能的な構成は、例えば、図
30に示すようになる。
【0104】図30において、当該構造化データ作成装
置200は、撮像信号入力部201、入力特徴点決定部
202及び構造化データ格納部250から構成されて
る。撮像信号入力部201は、撮像信号入力回路22及
びプログラムに従ってCPU20が実行する処理ステッ
プにて実現される。また、入力特徴点決定部202はプ
ログラムに従ってCPU20が実行する処理ステップに
て実現される。構造化データ格納部250は、外部記憶
装置24内に構成される。
【0105】構造化データ格納部250は、入力視点画
像格納部251と入力特徴点格納部252を有してい
る。物体Tが複数(N)の視点からカメラ210によっ
て撮影され、その際得らる各視点での入力画像データが
入力視点画像格納部251に格納される。入力特徴点格
納部252は、上記N個の視点での物体画像上において
後述するような手法に従って入力特徴点決定部202が
決定した特徴点の位置(座標)を、例えば、図8に示す
形式にて格納する。
【0106】入力特徴点決定部202は、入力視点画像
格納部251に格納されたN枚の物体画像に対して互い
に対応する複数個の特徴点の位置を次のような手法にし
たがて決定する。まず、入力視点画像格納部251に格
納されたN枚の物体画像を順番に表示装置23の画面上
に表示させる。ユーザが表示された物体画像を見ながら
当該物体画像上において対応する物体の特徴的な点(色
の境界点、形状の変化点等)を入力ユニット220(マ
ウス)を用いて指定し、その指定した特徴点を特定する
番号を入力ユニット220(キーボード)から入力す
る。物体上の同じ特徴的な点であっても、その物体を異
なる視点から撮影して得た各画像上では、その特徴的な
点に対応する特徴点の座標値が異なる。そして、物体上
の同じ点に対応した各物体画像上の特徴点は、同じ番号
で特定される。
【0107】入力特徴点設定部202は、入力ユニット
220(マウス)で指定された位置を検出してその位置
に対応する座標値を、表示された物体画像の視点と入力
された番号に対応付けて、入力特徴点格納部252に格
納する(図8参照)。また、入力視点画像格納部251
に格納された各視点での物体画像を処理することによっ
て特徴点の位置を自動的に決定することも可能である。
その場合、入力特徴点決定部202は、図31に示すよ
うに構成される。
【0108】図31において、入力特徴点決定部202
は、特徴点候補抽出部202(1)、近傍パターン抽出
部202(2)及び対応関係抽出部202(3)を有し
ている。特徴点候補抽出部202(1)では、まず、入
力視点画像格納部251に格納されているそれぞれの物
体画像に濃度変化の程度を出力するような空間フィルタ
(ガウシアンラプラッシアン等)が施される。次に、そ
の濃度変化の値が予め定めた値より大きく、かつ、その
値が周囲のどの画素の値よりも大きくなっている画素が
抽出され、それらの画素が特徴点候補として出力され
る。
【0109】近傍パターン抽出部202(2)では、入
力視点画像格納部251に格納された各物体画像を対象
として、その物体画像に含まれる特徴点候補のそれぞれ
に対して、その画素を中心とするある大きさの近傍パタ
ーンが抽出される。例えば、注目画素を中心として、n
×nの大きさの範囲にあるパターンがn×nの大きさの
画像として抽出される。
【0110】対応関係抽出部202(3)では、次のよ
うな手順に従って、近傍パターン抽出部202(2)で
抽出された近傍パターンの類似性に基づいて画像どおし
の間で対応が付けられた特徴点が抽出される。ステップ
1において、1枚目の物体画像から抽出された特徴点候
補に1からMまでの番号を付ける。
【0111】ステップ2において、1からMまでの全て
のmに対して、ステップ1においてmの番号が付けられ
た特徴点候補の近傍パターンがm番目の代表パターンと
して定められる。ステップ3において、n=1を設定す
る。ステップ4において、1からMまでの全てのmに対
して、m番目の代表パターンとn番目の物体画像から抽
出された各特徴点候補の近傍パターンの相違度を算出
し、その値が予め定めた閾値より小さいときにその近傍
パターンに対応する特徴点候補にmの番号を付ける。そ
して、m番目の代表パターンを以下のように更新する。
【0112】即ち、その時点までにm番目の代表パター
ンが更新された回数をkとしたときに、m番目の代表パ
ターンを、更新前のパターンにk+1 の重みを付け、今
注目しているI番目の画像の近傍パターンに1の重みを
付けて平均したものに更新する。ステップ5において、
nに1を加える。
【0113】ステップ6において、n<Nならばステッ
プ4に戻り、n=Nであるならば次のステップに進む。
ステップ7において、1からMまでの全てのmに対し
て、番号が付けられた特徴点候補の数が算出され、その
数が予め定めた閾値以上である場合に、番号が付けられ
た特徴点候補をその番号で対応付けられた特徴点とす
る。
【0114】以上、ステップ1から7までの処理を行な
った後、2枚目の画像からN枚目の画像において、特徴
点候補から前記ステップ1から7までの処理で抽出され
た対応付けられた特徴点を除いたうえで、ステップ1か
ら7までの処理を繰り返す。このとき、ステップ1にお
いては、2枚目の物体画像から抽出された特徴点候補に
対して1からMまでの番号を付ける。更に、同様の処理
を、3枚目の画像からN枚目の画像に対して行なう。こ
の処理をN−1枚目の画像からN枚目の画像を対象とし
た処理を行なった時点で終了する。
【0115】上記のようにして、入力視点画像格納部2
51に格納された各視点での物体画像(入力視点画像)
及び入力特徴点格納部252に格納された各物体画像上
に設定した特徴点(入力特徴点)のデータは、例えば、
CD−ROM等の記録媒体に格納される。そして、これ
ら各視点での物体画像及び各物体画像上に設定された特
徴点のデータがこの記録媒体によって上述した映像生成
処理装置100に提供される。また、上記のようにして
構造データ格納部250に格納された各視点での物体画
像及び特徴点のデータを、通信路を介して上記映像生成
処理装置100に提供することもできる。
【0116】上記構造化データ作成装置200は、図3
2に示すような機能構成とすることもできる。図32に
おいて、図30と同一の参照番号は同一の機能ブロック
を表わしている。この例では、構造化データ作成装置2
00に、入力多角形決定部203と入力多角形格納部2
53が設けられている。
【0117】入力多角形決定部203は、プログラムに
従ったCPU20での処理で実現される。この入力多角
形決定部203は、入力視点画像格納部251に格納さ
れた各視点での物体画像上に入力特徴点決定部202が
設定した特徴点を頂点とする複数の多角形(頂点となる
特徴点の組で表される)からなる多角形群を決定する。
この多角形群は、当該物体画像を覆うように決められ、
また、異なる視点での各物体画像において対応する特徴
点がそれぞれ頂点となる対応する多角形が決定される。
【0118】具体的には、次のようにして、特徴点を頂
点とする多角形が決定される。まず、入力視点画像格納
部251に格納されたある視点での物体画像が表示装置
23の画面に表示される。また、同時に、この物体画像
上に設定され、入力特徴点格納部252に格納された特
徴点の位置が上記物体画像に重ねて表示される。ユーザ
は、この表示画面をみながら2つの特徴点の間をマウス
(入力ユニット220)で指定する。システム(入力多
角形決定部203)は、マウスの動きを検出し、それら
2つの特徴点の間を線で結び、それを表示画面に表示さ
せる。
【0119】このようにしてユーザが特徴点間をマウス
で指定することによって特徴点間が線で結ばれ、表示画
面上の物体画像が三角形や四角形等の多角形で覆われる
ようになる。入力多角形決定部103は、この表示画面
上に描かれた結果を基に、三角形あるいは四角形の組を
抽出して、例えば、図22や図23に示すような形式で
入力多角形格納部253に格納する。
【0120】次に、システムは、次の視点での物体画像
を入力視点画像格納部251から読みだし、その物体画
像、その物体画像上に設定された特徴点及び前の物体画
像において決定された多角形を表示画面上に表示させ
る。ユーザはそれをみながら上記同様のマウス操作によ
り、まだ多角形で覆われていない物体画像領域を覆うよ
うな多角形を決めてゆく。このような操作を繰り返し
て、全ての視点での物体画像上に設定された特徴点を頂
点とする多角形を決定する。そして、その決定された多
角形に関するデータが入力多角形格納部253に格納さ
れる(図22、図23参照)。
【0121】上記のようにして、入力視点画像格納部2
51に格納された各視点での物体画像、入力特徴点格納
部252に格納された各物体画像上に設定された特徴点
及び入力多角形格納部253に格納された各物体画像上
の多角形群が、例えば、CD−ROM等の記録媒体に格
納される。そして、この記録媒体によって、上記各視点
での物体画像、特徴点及び物体画像上に多角形に関する
情報が、例えば、図21に示すような機能構成を有する
映像生成処理装置100に提供される。
【0122】構造化データ作成装置200は、更に、図
33に示すような機能構成とすることも可能である。な
お、図33において、図32と同一の参照番号は、同一
の機能ブロックを表している。この例では、構造化デー
タ作成装置200に、入力視点決定部204と入力視点
格納部254が設けられている。
【0123】入力視点決定部204は、プログラムに従
ったCPU20での処理によって実現される。この入力
視点検定部204は、入力視点画像格納部251に格納
された物体画像に対してその視点を決定する。例えば、
カメラ210で物体Tを撮影する毎に、ユーザがカメラ
210の物体Tに対する位置(経度θ、緯度φ)を観測
し、その観測値を視点を表す情報として入力ユニット2
20(キーボード)から入力する。システム(入力視点
決定部204)は、入力された情報(経度θ、緯度φ)
を視点を認識して入力視点格納部254に格納する。入
力視点格納部254には、入力された視点の情報が、例
えば、図7に示す形式で格納される。
【0124】また、入力視点決定部204は、次のよう
な手法によっても視点の情報を得ることができる。即
ち、入力特徴点決定部202にて決定された各特徴点の
位置情報に基づいて物体画像を得た際の視点が推定され
る。具体的には、例えば、図28に示す映像生成処理装
置100の入力視点推定部122で行なわれるのと同様
に、前記式(12)及び式(13)に従って視点を表す
ベクトルQn が算出される。
【0125】上記のようにして構造化データ格納部25
0に格納された各視点での物体画像、各物体画像上に設
定された特徴点、各物体画像を覆う多角形群及び各視点
の情報が、CD−ROM等の記録媒体を利用したり、通
信路を介して映像生成処理装置100に提供される。更
に、構造化データ作成装置200は、図34に示すよう
な機能構成とすることができる。なお、図34におい
て、図33と同一の参照番号は、同一の機能ブロックを
表している。
【0126】この例では、三次元座標格納部255及び
三次元構造推定部205が構造化データ作成装置200
に設けられている。三次元構造推定部205は、プログ
ラムに従ったCPU20の処理にて実現される。この三
次元構造推定部205は、図28に示す映像生成処理装
置100の三次元座標推定部121と同様に、上記式
(12)及び式(13)に従って、視点を表すベクトル
Qn 及び特徴点の三次元座標Rm を算出する。そして、
視点を表すベクトルQn が構造データ格納部250の入
力視点格納部254に格納され、また、特徴点の三次元
座標Rm が三次元座標格納部255に格納される。
【0127】上記のように構造化データ格納部250に
格納された各視点での物体画像、各物体画像上に設定さ
れた特徴点、各物体画像を覆う多角形、各特徴点の三次
元座標及び視点のデータが、構造化データとして映像生
成処理装置100に提供される。構造化データ作成装置
200は、更に、図35に示すような機能構成とするこ
ともできる。
【0128】この例は、前記例(図34参照)と同様
に、各特徴点に対応した物体T上の点の三次元座標を推
定しているが、更に、視点に関するデータも加味して推
定する点が前記例と異なる。前述した例と同様(図33
参照)に、入力視点設定部204が、入力ユニット22
0から入力された視点を表す情報(経度θ、緯度φ)を
取得する。そして、その取得した情報が入力視点格納部
254に、例えば、図7に示す形式で格納される。
【0129】この状態において、三次元座標推定部20
5は、上記のようにして入力された各視点に関する情報
と、入力特徴点格納部252に格納された特徴点の位置
に関する情報とに基づいて特徴点に対応する物体T上で
の点の三次元座標を推定する。その手法は、基本的に、
前記例(図34参照)の場合と同様に、前記式(12)
及び式(13)に従って、当該点の三次元座標を表すベ
クトルRm を算出する。この場合、入力視点に関する情
報が既知であるので、上記式(12)及び式(13)お
いて、ベクトルQn 、in 、jn が既知となって、その
演算が容易になる。そして、その推定精度も向上する。
【0130】構造化データ作成装置200は、図36に
示すような機能構成とすることも可能である。この例で
は、入力された物体Tの各視点での画像から特徴点候補
を決定し、その候補から特徴点になるべき点に対応した
物体T上の点の三次元座標を求めている。そして、その
三次元座標から特徴点を決定している。
【0131】図36において、外部記憶装置24内に構
築される構造化データ格納部250は、入力視点画像格
納部251、入力特徴点格納部252、入力視点格納部
254及び三次元座標格納部255を有している。これ
ら各格納部251、252、254及び255の機能
は、前述した各例のものと同様である。また、この構造
化データ作成装置200は、それぞれプログラムに従っ
たCPU20の処理によって実現される、撮像信号入力
部201、特徴点候補算出部211、入力視点設定部2
04、三次元座標候補抽出部212、三次元座標推定部
213及び入力特徴点決定部214を有している。
【0132】カメラ210によって物体Tを撮影して得
られた各視点での物体画像が撮像信号入力部201を介
して入力視点画像格納部251に格納される。入力視点
設定部204は、前述した例(図33参照)と同様の手
法に従って、入力視点画像格納部251に格納した各物
体画像を得るための物体Tに対する視点の位置を設定す
る。
【0133】特徴点候補算出部211は、入力視点画像
格納部251に格納された各視点での物体画像から特徴
点の候補(特徴点候補)を抽出する。この特徴点候補算
出部211は、図31に示す特徴点候補抽出部202
(1)と同様に、各物体画像を処理して、その画像中か
ら濃度変化が激しい等の特徴的な点(特徴点候補)を抽
出する。
【0134】三次元座標候補抽出部212は、特徴点候
補算出部211で算出された各視点での物体画像におけ
る複数個の特徴点候補の位置と入力視点格納部251に
格納された各視点の情報に基づいて、各特徴点候補に対
応した物体T上の点の三次元座標(三次元座標候補)を
算出する。例えば、直交投影の手法を用いて次のように
三次元座標候補が抽出される。なお、透視投影の手法を
用いても同様に手順にて三次元座標候補が抽出される。
【0135】まず、視点1から視点NまでのN個の視点
があるとし、これらN個の視点からランダムに2個の視
点を選ぶ。選ばれた視点を、例えば、視点A、視点Bと
する。また、視点Aでの物体画像から抽出された特徴点
候補の中から、ランダムに1つの特徴点候補を選び、そ
の座標を(xa 、ya )とする。同様に、視点Bでの物
体画像から抽出された特徴点候補の中から、ランダムに
1つの特徴点候補を選び、その座標を(xb 、yb )と
する。更に、視点Aから物体Tを撮影したときの画像面
のx軸方向の単位ベクトルをia 、当該画像面のy軸方
向の単位ベクトルをja とし、同様に、視点Bに対して
も単位ベクトルib 、jb を定義する。
【0136】もし、視点Aでの物体画像における特徴点
候補(xa 、ya )と視点Bでの物体画像における特徴
点候補(xb 、yb )が三次元空間中の同一の点R=
(X、Y、Z)T を投影したものであれば、直交投影に
ついて上述したのと同様に(図19参照)、 xa =(ia 、R)、ya =(ja 、R) xb =(ib 、R)、yb =(jb 、R) (14) が成り立つ。ここで、 J=(xa −(ia 、R))2 +(ya −(ja 、R))2 + (xb −(ib 、R))2 +(yb −(jb 、R))2 (15) によってJを定義すると、(xa 、ya )と(xb 、y
b )が三次元空間中の同一の点を投影したものであれ
ば、Jの値がゼロになる。
【0137】ここで、Jを最小にするようなRと、その
ときの最小値Jmin を求める。この最小値Jmin が予め
定めた閾値より小さい場合に、そのRを三次元座標の候
補として出力する。この処理を視点の組とそれらの視点
における特徴点候補をランダムに選びながら所定の回数
繰り返して三次元座標候補の組を出力する。なお、三次
元座標の候補が抽出される毎に、以下に述べる三次元座
標推定部213と入力特徴点決定部214の処理を行な
ってもよい。
【0138】三次元座標推定部213は、上記のように
して三次元座標候補抽出部212によって抽出された三
次元座標の候補を各視点での物体画像に投影してその投
影された点の位置とその近傍にある特徴点候補の位置関
係に基づいて、特徴点に対応する物体T上の点の三次元
座標を算出する。三次元座標候補抽出部212によって
三次元空間中の点Rが三次元座標候補として抽出された
とする。この点を視点1から視点Nまでの全ての視点に
対して投影する。具体的には、視点nから投影したとき
の画像面のx軸方向の単位ベクトルをin 、当該画像面
のy軸方向の単位ベクトルをjn とし、投影された座標
として、 xn =(in 、R)、 yn =(jn 、R) (16) を算出する。そして、それぞれの視点において、(xn
、yn )に最も近い特徴点候補との距離を算出する。
その距離が予め定めた閾値より小さい場合に、得点1を
加算する。N個の視点について同様の処理を行なった
後、得点が予め定めた値より大きいときに、この三次元
座標を出力する。
【0139】以上の処理を三次元座標候補抽出部212
から出力される全ての三次元座標候補に対して行なう。
その結果、三次元座標候補抽出部212で抽出された候
補の中から信頼性の高いものが、最終的な三次元座標値
として選ばれる。三次元座標推定部213から出力され
た特徴点に対応した物体上の点の三次元座標値は、三次
元座標格納部255に格納される。
【0140】入力特徴点決定部214は、三次元座標推
定部213から出力される三次元座標をそれぞれの視点
に投影して得られる座標を入力特徴点の座標として入力
特徴点格納部252に格納する。三次元座標推定部21
3から三次元座標のベクトルRが出力されたとする。こ
のとき、視点1から視点Nまでの全ての視点に対してこ
の点を投影する。具体的には、視点nから撮影したとき
の画像面のx軸方向の単位ベクトルをin 、当該画像面
のy軸方向の単位ベクトルをjn とし、投影された座標
として、 xn =(in 、R)、 yn =(jn 、R) (17) を算出する。この処理を三次元座標推定部213から出
力される全ての三次元座標について行なう。そして、式
(17)で表される座標を入力特徴点格納部252に格
納する。
【0141】上述した処理は、直交投影の手法に従った
ものであるが、透視投影の手法に従った処理において
は、上記、各式(14)、(15)、(16)及び(1
7)が次の式に代えられる。式(14)は、 xn =f(in 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) yn =f(jn 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) (18) に、式(15)は、 J=(xa −f(ia 、R−Qa )/(ia ×ja 、R−Qa ))2 +(ya −f(ja 、R−Qa )/(ia ×ja 、R−Qa ))2 +(xb −f(ib 、R−Qb )/(ib ×jb 、R−Qb ))2 +(yb −f(jb 、R−Qb )/(ib ×jb 、R−Qb ))2 (19) に、式(16)は、 xn =f(in 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) yn =f(jn 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) (20) に、式(17)は、 xn =f(in 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) yn =f(jn 、R−Qn )/(in ×jn 、R−Qn ) (21) にそれぞれおきかえられる。
【0142】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1乃
至17記載の本発明によれば、複数の視点から物体を撮
影して得られる物体画像上に特徴点を設定し、任意の視
点が指定された際に、選択された視点と指定された視点
との関係と、選択された各視点での物体画像上の特徴点
の位置関係に基づいて、選択された各視点での物体画像
から当該指定された任意の視点での物体画像を生成する
ようにしたため、用意すべき画像データの量がより少な
いものであっても、任意の視点から見た物体のよりリア
ルな映像を生成することができる。
【0143】また、請求項18乃至20記載の本発明に
よれば、上記装置での処理をコンピュータに行わせるた
めのプログラムを格納した記録媒体を提供することがで
きる。更に、請求項21乃至29記載の本発明によれ
ば、上記装置に提供すべき構造化データの少なくとも一
部を作成する構造化データ作成装置を提供することがで
きる。
【0144】更にまた、請求項30及び31記載の本発
明によれば、上記構造かデータ作成装置での処理をコン
ピュータに行わせるためのプログラムを格納した記録媒
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像生成処理装置の基本構成例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る構造化データ作成装置の基本構成
例を示すブロック図である。
【図3】各視点での物体画像及びその物体画像上の特徴
点の例を示す図である。
【図4】映像生成処理装置のハードウエア構成の例を示
すブロック図である。
【図5】映像生成処理装置の機能構成の第一の例を示す
ブロック図である。
【図6】視点の位置を記述するデータの例を示す図であ
る。
【図7】視点の位置を表わすテーブルを示す図である。
【図8】各視点での物体画像上に設定される特徴点の位
置を表わすテーブルを示す図である。
【図9】各視点での物体画像上の特徴点を頂点とする多
角形の例を示す図である。
【図10】各視点での物体画像上の特徴点を頂点とする
多角形の他の例を示す図である。
【図11】指定された視点と選択された視点との関係を
示す図(その1)である。
【図12】指定された視点と選択された視点との関係を
示す図(その2)である。
【図13】選択された各視点での物体画像から指定され
た視点での物体画像への変換を示す図である。
【図14】映像生成処理装置の機能構成の第二の例を示
すブロック図である。
【図15】視点選択テーブルの構造例を示す図である。
【図16】映像生成処理装置の機能構成の第三の例を示
すブロック図である。
【図17】映像生成処理装置の機能構成の第四の例を示
すブロック図である。
【図18】各特徴点に対応した物体上の点の三次元座標
の例を示す図である。
【図19】直行投影の手法を示す図である。
【図20】透視投影の手法を示す図である。
【図21】映像生成処理装置の機能構成の第五の例を示
すブロック図である。
【図22】各視点での物体画像上の特徴点を頂点とした
多角形の格納形式を示す図である。
【図23】各視点での物体画像上の特徴点を頂点とした
多角形の格納形式を示す図である。
【図24】映像生成処理装置の機能構成の第六の例を示
すブロック図である。
【図25】映像生成処理装置の機能構成の第七の例を示
すブロック図である。
【図26】各視点での物体画像上の特徴点に対応した物
体上の点を頂点とした多角形の格納形式を示す図であ
る。
【図27】各視点での物体画像上の特徴点に対応した物
体上の点を頂点とした多角形の格納形式を示す図であ
る。
【図28】映像生成処理装置の機能構成の第八の例を示
すブロック図である。
【図29】構造化データ作成装置のハードウエア構成例
を示すブロック図である。
【図30】構造化データ作成装置の機能構成の第一の例
を示すブロック図である。
【図31】入力特徴点決定部の具体的機能構成例を示す
ブロック図である。
【図32】構造化データ作成装置の機能構成の第二の例
を示すブロック図である。
【図33】構造化データ作成装置の機能構成の第三の例
を示すブロック図である。
【図34】構造化データ作成装置の機能構成の第四の例
を示すブロック図である。
【図35】構造化データ作成装置の機能構成の第五の例
を示すブロック図である。
【図36】構造化データ作成装置の機能構成の第六の例
を示すブロック図である。
【図37】従来の映像生成処理装置と構造化データ作成
装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、20 CPU 11、21 メモリユニット 12 入力ユニット 13、24 外部記憶装置 14 CD−ROMドライバ 101 出力視点設定部 102 視点選択bu 103 座標変換算出部 104 座標変換実行部 105 補間画像生成部 120 表示装置 150 構造化データ格納部 151 入力視点画像格納部 152 入力視点格納部 153 入力特徴点格納部 201 撮像信号入力部 202 入力特徴点決定部 220 入力ユニット 250 構造化データ格納部 251 入力特徴点格納部 252 入力視点画像格納部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の視点から物体を撮影して得られる物
    体画像を各視点に対応させて格納した入力視点画像格納
    手段と、 入力視点画像格納手段に格納された各視点での物体画像
    上の互いに対応する特徴点の位置を格納した入力特徴点
    格納手段と、 入力視点画像格納手段に格納された各物体画像を得るた
    めに物体を撮影した視点の位置を格納する入力視点格納
    手段と、 任意の視点が指定されたときに、上記入力視点格納手段
    に格納された視点から所定数の視点を選択する視点選択
    手段と、 上記入力特徴点格納手段から得られる視点選択手段にて
    選択された各視点での物体画像上の特徴点の位置関係お
    よび選択された各視点と指定された視点との関係に従っ
    て、選択された各視点での物体画像から上記指定された
    視点での物体画像を生成する画像生成手段を有する映像
    生成処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の映像生成処理装置におい
    て、上記画像生成手段は、選択された各視点での物体画
    像上の特徴点の位置的関係に基づいて、視点選択手段に
    て選択された各視点での物体画像上の位置を、上記指定
    された視点での物体画像上の位置に変換するための座標
    変換式を決める座標変換決定手段と、 座標変換決定手段にて決定された座標変換式に従って、
    上記選択された各視点での物体画像を上記指定された視
    点での物体画像に変換する画像変換実行手段と、 選択された各視点での物体画像から画像変換実行手段に
    より変換された上記指定された視点での各物体画像を選
    択された各視点と上記指定された視点との関係に従って
    合成し、その合成物体画像を上記指定された視点での物
    体画像として出力する画像合成手段を有する映像生成処
    理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の映像生成処理装置におい
    て、 上記画像合成手段は、選択された各視点での物体画像の
    対応する各画素のデータを当該指定された各視点と上記
    指定された視点との関係に基づいた定められる重みを付
    けて平均化して上記指定された視点での物体画像の対応
    する画素のデータを算出する手段を有する映像生成処理
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の映像生成処理装置
    において、 上記座標変換決定手段は、選択された視点のうちの第一
    の視点での物体画像上の特徴点と選択された視点のうち
    の他の視点それぞれでの物体画像上の対応する特徴点と
    の位置関係に基づいて第一の視点での物体画像上の位置
    を当該他の視点それぞれでの位置に変換する各座標変換
    式を決める第一の手段と、 上記選択された視点それぞれと上記指定された視点との
    位置関係に基づいて定まる重みを上記第一の視点での物
    体画像上の位置を他の視点それぞれでの物体画像上の位
    置に変換する各座標変換式に作用させて合成することに
    よって座標変換式を算出する第二の手段とを有し、 上記選択した全ての視点それぞれを上記第一の視点とし
    た場合に、上記第二の手段によって、選択された全ての
    視点それぞれでの物体画像上の位置を指定された視点で
    の物体画像上の位置に変換する座標変換式が算出される
    ようにした映像生成処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の映像生成処理装置
    において、 上記座標変換決定手段は、選択された各視点と指定され
    た視点との位置関係に基づいて、当該選択された各視点
    での物体画像上の特徴点の位置から上記指定された視点
    での物体画像上での対応する特徴点の位置を算出する出
    力特徴点算出手段と、 選択された各視点での物体画像上の特徴点の位置と上記
    出力特徴点算出手段にて算出された当該指定された視点
    での物体画像上の特徴点の位置との関係に基づいて、選
    択された各視点での物体画像上の位置を上記指定された
    視点での物体画像上の位置に変換する座標変換式を算出
    する演算手段とを有する映像生成処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の映像生成処理装置におい
    て、 上記出力特徴点算出手段は、選択された各視点での物体
    画像上の特徴点の位置を当該選択された各視点と指定さ
    れた視点との位置関係に基づいて定められる重みを付け
    て平均化して上記指定された視点での物体画像上の対応
    する特徴点の位置を算出する手段を有する映像生成処理
    装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の映像生成処理装置におい
    て、 上記出力特徴点算出手段は、選択された各視点と指定さ
    れた視点との位置関係に基づいて、選択された各視点に
    対応させたアフィン変換の係数を算出する第一の手段
    と、 選択された各視点での物体画像上の特徴点の位置と対応
    する視点に対応させたアフィン変換の係数とに基づい
    て、上記指定された視点での物体画像上の対応する特徴
    点の位置を算出する手段を有する映像生成処理装置。
  8. 【請求項8】請求項2または3記載の映像生成処理装置
    において、 更に、上記入力特徴点格納手段に格納された各視点での
    画像上の特徴点に対応する物体上の点の三次元座標を格
    納した三次元座標格納手段を有し、 上記座標変換決定手段は、三次元座標格納手段に格納さ
    れた各特徴点に対応する物体上の点の三次元座標に基づ
    いて、上記指定された視点での画像上の対応する特徴点
    の位置を算出する出力特徴点算出手段と、 選択された各視点での物体画像上の特徴点の位置と上記
    出力特徴点算出手段にて算出された当該指定された視点
    での物体画像上の特徴点の位置との関係に基づいて、選
    択された各視点での物体画像上の位置を上記指定された
    視点での物体画像上の位置に変換する座標変換式を算出
    する演算手段とを有する映像生成処理装置。
  9. 【請求項9】請求項5乃至8いずれか記載の映像生成処
    理装置において、 更に、入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体
    画像上に特徴点を頂点として当該物体画像を覆うように
    設定された複数の多角形よりなる多角形群であって、各
    視点での物体画像を覆う各多角形群間において各多角形
    が対応するように設定された当該多角形群を記述する情
    報を格納した入力多角形格納手段を有し、 座標変換式を算出する上記演算手段は、上記出力特徴点
    算出手段にて算出された当該指定された視点での物体画
    像の特徴点を頂点とする上記入力多角形格納手段に格納
    された各多角形に対応した多角形を抽出する出力多角形
    抽出手段と、 上記入力多角形格納手段に格納された情報にて記述され
    る各視点での物体画像に対して設定された多角形をそれ
    に対応するように上記出力多角形抽出手段にて抽出され
    た多角形に変換する座標変換式を、上記各視点での物体
    画像上の位置を指定された視点での物体画像上の位置に
    変換する座標変換式として算出する手段とを有する映像
    生成処理装置。
  10. 【請求項10】請求項5乃至8いずれか記載の映像生成
    処理装置において、 座標変換式を算出する上記演算手段は、入力特徴点格納
    手段に格納された各視点での物体画像上に特徴点を頂点
    として当該物体画像を覆うように設定された複数の多角
    形よりなる多角形群であって、各視点での物体画像を覆
    う各多角形群間において各多角形が対応するように設定
    された当該多角形群を抽出すると供に、上記出力特徴点
    算出手段にて算出された当該指定された視点での物体画
    像の特徴点を頂点とし、上記抽出された多角形群の各多
    角形に対応した多角形を抽出する多角形抽出手段と、 上記多角形抽出手段にて抽出された各視点での物体画像
    に対して設定された多角形をそれに対応するように上記
    多角形抽出手段にて抽出された多角形に変換する座標変
    換式を、上記各視点での物体画像上の位置を指定された
    視点での物体画像上の位置に変換する座標変換式として
    算出する手段とを有する映像生成処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の映像生成処理装置におい
    て、 更に、上記三次元座標格納手段に格納された三次元座標
    で表わされる物体上の点を頂点として当該物体を覆うよ
    うに設定された複数の多角形よりなる多角形群を記述し
    た情報を格納する表面多角形格納手段を有し、 上記演算手段は、入力特徴点格納手段に格納された各視
    点での物体画像上の特徴点を頂点にして形成される多角
    形であって、上記表面多角形格納手段に格納された情報
    で記述される各多角形に対応するものを抽出するととも
    に、出力特徴点算出手段にて算出された上記指定された
    視点での物体画像上の特徴点を頂点にして形成される多
    角形であって、上記表面多角形格納手段に格納された情
    報で記述される各多角形に対応するものを抽出する多角
    形抽出手段と、 上記多角形抽出手段にて抽出された各視点での物体画像
    に対して設定された多角形をそれに対応するように上記
    多角形抽出手段にて抽出された多角形に変換する座標変
    換式を、上記各視点での物体上の位置を指定された視点
    での物体画像上の位置に変換する座標変換式として算出
    する手段とを有する映像生成処理装置。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11いずれか記載の映像生
    成処理装置において、 上記多角形は三角形であり、 上記演算手段は、各三角形毎に係数が定まるアフィン変
    換に基づいて座標変換式を算出するようにした映像生成
    処理装置。
  13. 【請求項13】請求項9乃至11いずれか記載の映像生
    成処理装置において、 上記多角形は四角形であり、上記演算手段は、各四角形
    毎に係数が定まる射影変換に基づいて座標変換式を算出
    するようにした映像生成処理装置。
  14. 【請求項14】請求項8記載の映像生成処理装置におい
    て、 更に、入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体
    画像の特徴点の位置に基づいてそれら特徴点に対応する
    物体上の点の三次元座標を推定して上記三次元座標格納
    手段に格納する三次元座標推定手段を有する映像生成処
    理装置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至14いずれか記載の映像生
    成処理装置において、 更に、入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体
    画像の特徴点の位置に基づいて物体を撮影した各視点の
    位置を推定して上記入力視点格納手段に格納する入力視
    点推定手段を有する映像生成処理装置。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15いずれか記載の映像生
    成処理装置において、 上記視点選択手段は、上記指定された視点に近い順に所
    定数の視点を上記入力視点格納手段に格納された視点か
    ら選択するようにした映像生成処理装置。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16いずれか記載の映像生
    成処理装置において、 上記視点選択手段は、指定される視点の範囲と選択され
    るべき所定数の視点との関係を記述したテーブルを有
    し、任意の視点が指定されたときに、当該指定された視
    点が属する範囲に対応した所定数の視点を当該テーブル
    を参照して選択するようにした映像生成処理装置。
  18. 【請求項18】複数の視点から物体を撮影して得られる
    物体画像と、当該複数の各視点での物体画像上に設定さ
    れた互いに対応する特徴点の位置とに基づいて、任意の
    視点での物体画像を生成する映像生成処理装置での処理
    をコンピュータに行なわせるためのプログラムを格納し
    た記録媒体において、当該プログラムは、 任意の視点が指定されたときに、当該複数の視点から選
    択された所定数の視点を取得するための視点選択プログ
    ラム手段と、 視点選択プログラム手段に従って選択された各視点での
    物体画像上の特徴点の位置関係および選択された各視点
    と指定された視点との関係に従って、選択された各視点
    での物体画像から上記指定された視点での物体画像を生
    成するための画像生成プログラム手段を有する記録媒
    体。
  19. 【請求項19】請求項18記載の記録媒体において、 上記プログラムの画像生成プログラム手段は、選択され
    た各視点での物体画像上の特徴点の位置的関係に基づい
    て、選択された各視点での物体画像上の位置を、上記指
    定された視点での物体画像上の位置に変換するための座
    標変換式を決めるための座標変換決定プログラム手段
    と、 座標変換決定プログラム手段での処理にて決定された座
    標変換式に従って、上記選択された各視点での物体画像
    を上記指定された視点での物体画像に変換するための画
    像変換実行プログラム手段と、 選択された各視点での物体画像から画像変換実行プログ
    ラム手段での処理により変換された上記指定された視点
    での各物体画像を選択された各視点と上記指定された視
    点との関係に従って合成し、その合成物体画像を上記指
    定された視点での物体画像として出力する画像合成プロ
    グラム手段とを有する記録媒体。
  20. 【請求項20】請求項19記載の記録媒体において、 上記プログラムの画像合成プログラム手段は、選択され
    た各視点での物体画像の対応する各画素のデータを、当
    該各視点と上記指定された視点との関係に基づいた重み
    を付けて平均して上記指定された視点での物体画像の対
    応する画素のデータを算出するプログラム手段を有する
    記録媒体。
  21. 【請求項21】複数の視点から物体を撮影して得られる
    物体画像を各視点に対応させて格納する入力視点画像格
    納手段と、 入力視点画像格納手段に格納された各視点での物体画像
    上の互いに対応する特徴点の位置を決定する入力特徴点
    決定手段と、 入力特徴点決定手段にて決定された各視点での物体画像
    上の互いに対応する特徴点の位置を格納する入力特徴点
    格納手段とを有し、 上記入力視点画像格納手段に格納された複数の視点での
    物体画像と入力特徴点格納手段に格納された各視点での
    物体画像上の特徴点を外部のシステムに構造化データと
    して供給できるようにした構造化データ作成装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の構造化データ作成装置
    において、 上記入力特徴点決定手段は、入力視点画像格納手段に格
    納された各視点での物体画像から所定の条件を満たす複
    数の特徴点候補を抽出する特徴点候補算出手段と、 各視点での物体画像における特徴点候補の位置の近傍の
    画像パターンの類似性に基づいて、上記抽出された特徴
    点候補から各視点での物体画像におけるそれぞれ対応し
    た特徴点を抽出する入力特徴点抽出手段とを有する構造
    化データ作成装置。
  23. 【請求項23】請求項21または22記載の構造化デー
    タ作成装置において、 更に、上記入力特徴点格納手段に格納された各視点での
    物体画像上に特徴点を頂点として当該物体画像を覆うよ
    うに設定された複数の多角形よりなる多角形群であっ
    て、各視点での物体画像を覆う各多角形群間において各
    多角形が対応するように当該多角形群を決定する多角形
    決定手段と、 該多角形決定手段にて決定された多角形群を記述する情
    報を格納する入力多角形格納手段とを有する構造化デー
    タ作成装置。
  24. 【請求項24】請求項21乃至23いずれか記載の構造
    化データ作成装置において、 更に、入力視点画像格納手段に格納された物体画像を得
    るために物体を撮影した視点の位置を決定する入力視点
    決定手段と、 入力視点決定手段にて決定された視点の位置を格納する
    入力視点格納手段とを有する構造化データ作成装置。
  25. 【請求項25】請求項24記載の構造化データ作成装置
    において、上記入力点決定手段は、入力特徴点格納手段
    に格納された各視点での物体画像の特徴点の位置に基づ
    いて、入力視点画像格納手段に格納された物体画像を得
    るために物体を撮影した視点の位置を推定する視点推定
    手段を有する構造化データ作成装置。
  26. 【請求項26】請求項21乃至23いずれか記載の構造
    化データ作成装置において、 更に、入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体
    画像の特徴点に基づいて当該特徴点に対応する物体上の
    点の三次元座標及び入力視点画像に格納された物体画像
    を得るために物体を撮影した視点の位置の少なくとも一
    方を推定する推定手段と、 該推定手段にて推定された三次元座標及び視点の位置の
    少なくとも一方を格納する三次元座標格納手段を有する
    構造化データ作成装置。
  27. 【請求項27】請求項24記載の構造化データ作成装置
    において、 更に、入力特徴点格納手段に格納された各視点での物体
    画像の特徴点の位置と入力視点決定手段で決定された視
    点の位置に基づいて、上記各視点での物体画像の特徴点
    に対応した物体上の点の三次元座標を推定する三次元座
    標推定手段と、 三次元座標推定手段で推定された三次元座標を格納する
    三次元座標格納手段とを有する構造化データ作成装置。
  28. 【請求項28】複数の視点から物体を撮影して得られる
    物体画像を各視点に対応させて格納する入力視点画像格
    納手段と、 入力視点画像格納手段に格納された各視点での物体画像
    から所定の条件を満たす複数の特徴点候補を抽出する特
    徴点候補算出手段と、 入力視点画像格納手段に格納された物体画像を得るため
    に物体を撮影した視点の位置を設定する入力視点設定手
    段と、 入力視点設定手段で設定された視点の位置を格納する入
    力視点格納手段と、 特徴点候補算出手段で算出された各視点での物体画像に
    おける複数の特徴点候補の位置と入力視点格納手段に格
    納された各視点の位置に基づいて、該特徴点候補に対応
    する物体上での点の三次元座標を抽出する三次元座標候
    補抽出手段と、 三次元座標候補抽出手段にて抽出された三次元座標を入
    力視点格納手段に格納された各視点での物体画像に投影
    された点の位置とその近傍にある特徴点候補との位置関
    係に基づいて特徴点に対応すべき物体上の点の三次元座
    標を算出する三次元座標算出手段と、 算出された三次元座標を格納する三次元座標格納手段
    と、 算出された三次元座標に各視点に投影して特徴点を算出
    する入力特徴点決定部とを有する構造化データ作成装
    置。
  29. 【請求項29】請求項26乃至28いずれか記載の構造
    化データ作成装置において、 更に、三次元座標格納手段に格納された三次元座標で特
    定される物体上の点を頂点として当該物体の表面を覆う
    ように設定された複数の多角形よりなる多角形群を抽出
    する表面多角形抽出手段と、 表面多角形抽出手段にて抽出された多角形群を格納する
    多角形格納手段とを有する構造化データ作成装置。
  30. 【請求項30】物体の任意の視点から見た映像を生成す
    るための映像生成処理装置に用いられる構造化データを
    作成する処理をコンピュータに行なわせるためのプログ
    ラムを格納した記録媒体において、当該プログラムは、 複数の視点から物体を撮影して得られる物体画像を画像
    格納ユニットに各視点に対応させて格納するための入力
    視点画像格納プログラム手段と、 画像格納ユニットに格納された各視点での物体画像上の
    互いに対応する特徴点の位置を決定するための入力特徴
    点決定プログラム手段と、 入力特徴点決定プログラム手段での処理にて決定された
    各視点での物体画像上の互いに対応する特徴点の位置を
    入力特徴点格納ユニットに格納するプログラム手段とを
    有し、 上記画像格納ユニット段に格納された複数の視点での物
    体画像と入力特徴点格納ユニット手段に格納された各視
    点での物体画像上の特徴点を上記映像生成処理装置に構
    造化データとして供給できるようにした記録媒体。
  31. 【請求項31】物体の任意の視点から見た映像を生成す
    るための映像生成処理装置に用いられる構造化データを
    作成する処理をコンピュータに行わせるためのプログラ
    ムを格納した記録媒体において、当該プログラムは、 複数の視点から物体を撮影して得られる物体画像から所
    定の条件を満たす複数の特徴点候補を抽出する特徴点候
    補算出プログラム手段と、 物体画像を得るために物体を撮影した視点の位置を設定
    して入力視点格納ユニットに格納する入力視点設定プロ
    グラム手段と、 特徴点候補算出プログラム手段での処理にて算出された
    各視点での物体画像における複数の特徴点候補の位置と
    入力視点格納ユニットに格納された各視点の位置に基づ
    いて、該特徴点候補に対応する物体上での点の三次元座
    標を抽出する三次元座標候補抽出プログラム手段と、 三次元座標候補抽出プログラム手段での処理にて抽出さ
    れた三次元座標を入力視点格納ユニットに格納された各
    視点での物体画像に投影された点の位置とその近傍にあ
    る特徴点候補との位置関係に基づいて特徴点に対応すべ
    き物体上の点の三次元座標を算出する三次元座標算出プ
    ログラムと、 算出された三次元座標に各視点に投影して特徴点を算出
    する入力特徴点決定プログラム手段とを有する記録媒
    体。
JP17610097A 1996-11-14 1997-07-01 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置 Expired - Fee Related JP3642923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17610097A JP3642923B2 (ja) 1996-11-14 1997-07-01 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-303366 1996-11-14
JP30336696 1996-11-14
JP17610097A JP3642923B2 (ja) 1996-11-14 1997-07-01 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10198824A true JPH10198824A (ja) 1998-07-31
JP3642923B2 JP3642923B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=26497155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17610097A Expired - Fee Related JP3642923B2 (ja) 1996-11-14 1997-07-01 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3642923B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048700A1 (fr) * 1999-02-19 2000-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif de fourniture de modeles tridimensionnels
WO2000048698A1 (fr) * 1999-02-19 2000-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif de fourniture de modeles tridimensionnels
JP2003256874A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像合成変換装置
JP2004193941A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 任意視点画像伝送方法及びその実施装置並びにその処理プログラムと記録媒体
JP5977880B1 (ja) * 2015-12-11 2016-08-24 株式会社東急コミュニティー 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
US9554040B2 (en) 2014-03-25 2017-01-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Multi-viewpoint image capturing method and image display method
US11815093B2 (en) 2020-12-03 2023-11-14 Lg Electronics Inc. Scroll compressor and air conditioner having the same

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048700A1 (fr) * 1999-02-19 2000-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif de fourniture de modeles tridimensionnels
WO2000048698A1 (fr) * 1999-02-19 2000-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif de fourniture de modeles tridimensionnels
US6977651B1 (en) 1999-02-19 2005-12-20 Sanyo Electric Co., Ltd. 3-d model providing device
US7006952B1 (en) 1999-02-19 2006-02-28 Sanyo Electric Co., Ltd. 3-D model providing device
JP2003256874A (ja) * 2002-03-04 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像合成変換装置
US7538798B2 (en) 2002-03-04 2009-05-26 Panasonic Corporation Image combination/conversion apparatus
JP2004193941A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 任意視点画像伝送方法及びその実施装置並びにその処理プログラムと記録媒体
US9554040B2 (en) 2014-03-25 2017-01-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Multi-viewpoint image capturing method and image display method
JP5977880B1 (ja) * 2015-12-11 2016-08-24 株式会社東急コミュニティー 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
JP2017107476A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社東急コミュニティー 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
US11815093B2 (en) 2020-12-03 2023-11-14 Lg Electronics Inc. Scroll compressor and air conditioner having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3642923B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2215326C2 (ru) Иерархическое основанное на изображениях представление неподвижного и анимированного трехмерного объекта, способ и устройство для использования этого представления для визуализации объекта
US7174039B2 (en) System and method for embodying virtual reality
JP3244798B2 (ja) 動画像処理装置
US5742294A (en) Method and apparatus for synthesizing images
US6529626B1 (en) 3D model conversion apparatus and method
JP2000067267A (ja) 三次元シーンにおける形状及び模様の復元方法及び装置
JP3104638B2 (ja) 3次元画像作成装置
JP2019197279A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP2001067463A (ja) 異なる視点からの複数のフェイシャル画像に基づき新たな視点からのフェイシャル画像を生成するフェイシャル画像生成装置及び方法並びにその応用装置及び記録媒体
JPH11504452A (ja) 2次元投影図に基づいて3次元の対象物を再現し、取り扱うための装置と方法
JP3642923B2 (ja) 映像生成処理装置及びその装置で用いられる構造化データを作成する構造化データ作成装置
JP2004030408A (ja) 三次元画像表示装置及び表示方法
KR100908084B1 (ko) 피사체의 3차원 좌표 검출방법 및 그 방법을 컴퓨터에서실행시키기 위한 프로그램을 기록한 기록매체
KR100639861B1 (ko) 화상 처리 장치 및 방법, 및 기록 매체
US6184892B1 (en) Image production processing apparatus and structural data generating apparatus for generating structural data used in the image production processing apparatus
JP3850080B2 (ja) 画像生成表示装置
JP3309841B2 (ja) 合成動画像生成装置および合成動画像生成方法
JPH0921610A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3575469B2 (ja) 合成動画像生成装置および合成動画像生成方法
JP2001222707A (ja) 中間画像合成方法、中間画像合成装置、中間画像合成プログラムを記録した記録媒体
JP2020187626A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP3540157B2 (ja) 画像を利用した形状モデリング方法及び形状モデリングプログラムを記録した記録媒体
JP3668168B2 (ja) 動画像処理装置
JPH11110566A (ja) 画像認識方法及び装置
Mayer et al. Multiresolution texture for photorealistic rendering

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees