JPH10197617A - 電波式液面計 - Google Patents

電波式液面計

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JPH10197617A
JPH10197617A JP9003666A JP366697A JPH10197617A JP H10197617 A JPH10197617 A JP H10197617A JP 9003666 A JP9003666 A JP 9003666A JP 366697 A JP366697 A JP 366697A JP H10197617 A JPH10197617 A JP H10197617A
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慶太郎 関根
Hideaki Shu
英明 周
Koji Koshiji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵されている油等の蒸発によって防護板に
結露したパラフィンを周辺部へ流下させて、できるだけ
強い電波を透過させ、また、防護板をアンテナの電磁界
に悪影響を及ばさない最短距離に設けて小型化を図った
電波式液面計を得る。 【解決手段】 タンク1内に貯まっている液面に向かっ
てマイクロ波を発射すると共に、液面からの反射波を受
信する平板アンテナ6と、マイクロ波と反射波とをデー
タ処理部30に送信する送受信装置9と、平板アンテナ
6を防護する防護板5とを有する電波式液面計であっ
て、防護板5は、錐形状に形成されていて、平板アンテ
ナ6の下面に防護板5の錐形頂部を対向させて設けられ
ていると共に、平板アンテナ6の電磁界に悪影響を及ば
さない最短距離に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタンカー等
における油貯留タンク、バラストタンク、その他各種液
体の貯留タンクに用いる電波式液面計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電波を利用してタンク内の液面
を測定する電波式液面計が提案されている。以下、従来
の電波式液面計について簡略的に説明する。図4におい
て、符号51は、タンク内に貯まっている液面に向かっ
てマイクロ波を発射すると共に、このマイクロ波が液面
によって反射された反射波を受信するレーダ・アンテナ
を示している。
【0003】符号52は、上記レーダ・アンテナ51か
らマイクロ波を発射すると共に、発射したマイクロ波
と、上記レーダ・アンテナ51によって受信された反射
波とを信号処理部53に送信する送受信装置を示してい
る。この送受信装置52は、マイクロ波送受信器52a
と送受信波ミキサ回路(前置増幅器を含む)52bとで
構成されている。また、上記レーダ・アンテナ51と送
受信装置52とは、センサ部50を構成している。
【0004】符号53は、信号処理部を示しており、オ
ーディオ増幅器53a、A/D変換器53b、FFT
(高速フーリエ変換)回路53c、信号処理回路(表示
回路を含む)53d、および台形波発生回路53eで構
成されている。
【0005】次に、上記センサ部50と上記信号処理部
53とで行われる液面測定方法について説明する。図5
において、実線は、上記レーダ・アンテナ51から発射
したマイクロ波の送信周波数を示している。破線は、上
記レーダ・アンテナ51によって受信された反射波、す
なわち、マイクロ波が液面に反射された反射波の受信周
波数を示している。
【0006】上記送信周波数を、ある時間t1からt2
までの間、すなわち掃引時間Tに対して、ある周波数f
1からf2まで、すなわち掃引周波数Bの範囲において
連続的に変化させる。これは、上記台形波発生回路53
eから出力される台形波の傾斜部分に従って出力され
る。また、上記受信周波数は、液面までの距離によって
決まるある時間遅れて、上記レーダ・アンテナ51によ
って受信される。従って、ある時間tにおける送信周波
数と受信周波数との差Δfは、上記レーダ・アンテナ5
1からタンク内の液面までの距離に比例している。
【0007】このとき、図6に示すように、Δfは、上
記掃引時間Tの全域において一定の値を示している。換
言すれば、ある時間tにおける送信周波数と受信周波数
との差Δfは、t1からt2までの間のどの断面におい
ても一定の値を示している。上記レーダ・アンテナ51
からタンク内の液面までの距離が近い場合は、Δfは、
低い値を示し、また、上記レーダ・アンテナ51からタ
ンク内の液面までの距離が遠い場合は、Δfは、高い値
を示す。この何れの場合においても、Δfは、オーディ
オ周波数帯である。このΔfを適宜増幅し、FFT回路
53cに入力することによって、上記レーダ・アンテナ
51からタンク内の液面までの距離に変換することがで
きる。図7は、FFT回路53cの出力を示しており、
この出力から液面までの距離を知ることができる。
【0008】上記信号処理部53内においては、まず、
オーディオ増幅器53aによって、上記センサ部50か
ら送信されたマイクロ波の送信周波数と反射波の受信周
波数とのビート信号(オーディオ周波数帯)が適宜増幅
される。そして、A/D変換器53bによって、このア
ナログ信号がデジタル信号に変換され、FFT回路53
cによって、周波数分析、すなわち、高速フーリエ変換
が行われ、上記レーダ・アンテナ51からタンク内の液
面までの距離として検出することができる。つまり、タ
ンク内の液面レベルを測定することができる。
【0009】以上説明した電波式液面計には、上記レー
ダ・アンテナ51をタンク内からの圧力等から防護する
ために、防護板が、上記レーダ・アンテナ51とタンク
内の液面との間で、かつ、上記レーダ・アンテナ51の
電磁界に悪影響を及ぼさない位置に取り付けられてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防護板では、上記レーダ・アンテナ51の電磁界に悪影
響を及ばさない位置に設けようとすると、装置全体が大
型化してしまうという問題がある。そこで、装置の小型
化を図るために、レーダ・アンテナ51を平板アンテナ
にすることが考えられている。しかし、レーダ・アンテ
ナ51を平板アンテナにするには、各種の技術的な問題
を解決しなければならない。すなわち、装置の小型化を
図るためには、防護板を平板アンテナにできるだけ近づ
けることが望ましいが、平板アンテナに防護板を近づけ
るに従って、防護板がマイクロ波の透過に対して障害と
なる。また、タンク内に石油等を貯めている場合には、
石油などが蒸発して防護板にパラフィンが結露してしま
う場合があり、従来の防護板では、防護板に結露したパ
ラフィンを除去することができないため、防護板に結露
したパラフィンが電磁波の透過に対して障害となり、正
確な測定ができないという問題がある。特に、防護板を
平板アンテナに近づけて取り付けていると、上記パラフ
ィンによる電磁波透過に対する障害が大きい。
【0011】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、アンテナの電界強度の
強い中心部から周辺部へパラフィンを流下させて、でき
るだけ強い電波を透過させることができ、また、防護板
をアンテナの電磁界に悪影響を及ばさない最短距離に設
けて小型化を図ることができる電波式液面計を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
タンク内に貯まっている液面に向かってマイクロ波を発
射すると共に、上記液面からの反射波を受信する平板ア
ンテナと、上記平板アンテナから発射したマイクロ波と
平板アンテナによって受信された反射波とをデータ処理
部に送信する送受信装置と、上記平板アンテナを防護す
る防護板とを有する電波式液面計であって、上記防護板
は、錐形状に形成されていて、上記平板アンテナの下面
に防護板の錐形頂部を対向させて設けられていると共
に、上記平板アンテナの電磁界に悪影響を及ばさない最
短距離に設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記防護板が、円錐形状に形成されている
ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記アンテナと上記送受信装置と
の設置空間が、不活性ガスで充たされていることを特徴
とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
または3記載の発明において、上記防護板の板厚は、タ
ンク内の圧力に耐えることができる厚さであると共に、
均一な厚さであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる電波式液面計の実施の形態について説明する。
図1において、符号1は、各種液体を貯留するタンクを
示している。このタンク1の天板10は船体の一部を構
成しており、この天板10上には、リング状の第1フラ
ンジ2が取り付けられている。天板10には、第1フラ
ンジ2の中心孔と対向する位置に開口が形成されてい
る。
【0017】上記第1フランジ2の上には、第1フラン
ジ2の中心孔を覆って防護板5が取り付けられている。
防護板5は、後述する平板アンテナ6をタンク1内から
の圧力等から防護するために設けられている。この防護
板5は、素材がフッ素樹脂などの誘電体であり、例え
ば、テフロン(商品名)を素材として用いることができ
る。
【0018】また、この防護板5は、円錐形状に形成さ
れていて、後述する平板アンテナ6の下面に防護板5の
円錐頂部を対向させて、上記第1フランジ2上に取り付
けられている。上記防護板5と後述する平板アンテナ6
との距離は、防護板5が平板アンテナ6の電磁界に悪影
響を及ばさない最短距離に設定されている。上記防護板
5の詳細については、後述する。
【0019】上記第1フランジ2上には、上記防護板5
の周囲を覆って気密を保ちながら上記防護板5を固定す
るために、第1フランジ2よりは小径で内周縁部が防護
板5の外周縁部に覆い被さるリング状の第2フランジ7
が、ネジ部7a、7aによって固着されている。また、
上記第1フランジ2上には、上記防護板5の外周縁部底
面に対向する位置にOリング2aが取り付けられている
ため、上記防護板5によって、タンク1内は密閉された
状態になっている。
【0020】さらに、上記第1フランジ2上には、後述
する平板アンテナ6等が収納される端子箱3が取り付け
られている。この端子箱3の上面には、端子箱蓋4がネ
ジ部4a、4aおよびOリング4bによって密着固定さ
れている。従って、上記端子箱3内は、密閉された状態
になっている。
【0021】上記端子箱3内で、上記第2フランジ7上
には、ケーシング8がネジ7a、7aおよびOリング7
bによって密着固定されている。従って、上記ケーシン
グ8内は、密閉された状態になっている。
【0022】このケーシング8には、上記平板アンテナ
6がネジ8a、8aによって水平に取り付けられてい
る。この平板アンテナ6は、上記タンク1内に貯まって
いる液面に向かってマイクロ波を発射すると共に、上記
液面からの反射波を受信するものである。また、防護板
5と平板アンテナ6との距離は、上述の通り、防護板5
が平板アンテナ6の電磁界に悪影響を及ばさない最短距
離に設定されている。
【0023】符号9は、送受信装置を示しており、上記
ケーシング8内で、上記平板アンテナ6上に設けられて
いる。この送受信装置9は、上記平板アンテナ6から発
射したマイクロ波と、上記平板アンテナ6によって受信
された反射波とを後述する荷役コンソール(データ処理
部)30に送信するものである。
【0024】次に、送受信装置9と荷役コンソール30
の構成について説明する。図2において、センサ部20
は、上記平板アンテナ6と上記送受信装置9とで構成さ
れている。また、この送受信装置9は、マイクロ波送受
信器9aと送受信波ミキサ回路(前置増幅器を含む)9
bとで構成されている。
【0025】上記荷役コンソール30は、オーディオ増
幅器30a、A/D変換器30b、FFT回路30c、
信号処理回路(表示回路を含む)30d、および台形波
発生回路30eで構成されている。また、上記荷役コン
ソール30は、図3に示すように、船体40上の適宜の
位置、例えばブリッジに設置されていて、上記センサ部
20とデータの入出力を行っている。
【0026】次に、上記センサ部20と上記荷役コンソ
ール30とで行われるタンク1内の液面を測定するため
の信号処理方法について説明する。図5において、実線
は、上記平板アンテナ6からタンク1内の液面に向けて
発射したマイクロ波の送信周波数を示している。また、
破線は、上記平板アンテナ6によって受信された反射
波、すなわち、タンク1内の液面に向けて発射したマイ
クロ波がこの液面によって反射された反射波の受信周波
数を示している。
【0027】上記送信周波数を、ある時間t1からt2
までの間、すなわち掃引時間Tに対して、ある周波数f
1からf2まで、すなわち掃引周波数Bの範囲において
連続的に変化させる。これは、上記台形波発生回路30
eによって出力される。また、上記受信周波数は、ある
時間遅れて、上記平板アンテナ6によって受信される。
従って、ある時間tにおける送信周波数と受信周波数と
の差Δfは、上記平板アンテナ6から上記タンク1内の
液面までの距離に比例している。
【0028】このとき、図6に示すように、送信周波数
と受信周波数との差Δfは、上記掃引時間Tの全域にお
いて一定の値を示している。換言すれば、ある時間tに
おける送信周波数と受信周波数との差Δfは、t1から
t2までの間のどの断面においても一定の値を示してい
る。
【0029】上記平板アンテナ6からタンク1内の液面
までの距離が近い場合は、Δfは、低い値を示し、ま
た、上記平板アンテナ6からタンク1内の液面までの距
離が遠い場合は、Δfは、高い値を示す。この両方の場
合において、Δfは、オーディオ周波数帯である。この
Δfを適宜増幅し、FFT回路30cによって、上記平
板アンテナ6から上記タンク1内の液面までの距離に変
換するのである。図7は、このときの値を表している。
【0030】上記荷役コンソール30内においては、ま
ず、オーディオ増幅器30aによって、上記センサ部2
0から送信されたマイクロ波の送信周波数と反射波の受
信周波数とのビート信号(オーディオ周波数帯)が適宜
増幅される。そして、A/D変換器30bによって、こ
のアナログ信号がデジタル信号に変換され、FFT回路
30cによって、周波数分析、すなわち、高速フーリエ
変換が行われ、上記平板アンテナ6から上記タンク1内
の液面までの距離として検出することができる。つま
り、タンク内の液面レベルを測定することができる。
【0031】ここで、上記タンク1内に石油等を貯めて
いた場合には、石油等が蒸発して上記防護板5上にパラ
フィンが結露してしまう場合がある。上記平板アンテナ
6の電界強度は、平板アンテナ6の中心部が最も強いた
め、平板アンテナ6の中心部に対向する上記防護板5の
円錐頂部付近にパラフィンが結露してしまうと、上記平
板アンテナ6の電界強度が弱くなり、高精度な測定を行
うことができないが、上記防護板5は、上述の通り、円
錐形状に形成されており、かつ、円錐形の頂部を平板ア
ンテナ6の下面に対向させて設けられているため、上記
防護板5上に結露したパラフィンを円錐面に沿って周辺
部へ流下させることができ、パラフィンによるマイクロ
波の透過障害を抑制して、高精度な測定を行うことがで
きる。
【0032】また、上記防護板5は、上述の通り、上記
平板アンテナ6の電磁界に悪影響を及ばさない最短距離
に設定されているため、従来に比べて、装置全体を小型
化することができる。上記平板アンテナ6の電磁界に悪
影響を及ばさない最短距離は、一般的には使用する電磁
波の波長の1/2とすればよいが、本発明で用いる防護
板5は、錐形状をしているので、一般的に決まる距離を
適用することはできない。そこで、上記防護板5と上記
平板アンテナ6との距離を変えながら動作利得を測定
し、使用する周波数に最も適した距離に設定すればよ
い。図8、図9には、3種類の周波数について、誘導体
からなる上記防護板5と上記平板アンテナ6との距離を
変えながら動作利得を測定したデータを示している。図
8、図9から明らかなように、平板アンテナ6と誘導体
との距離を連続的に変化させると、動作利得のピークが
周期的に現れ、しかも動作利得のピーク位置は、使用す
る電磁波によってずれるので、使用する周波数ごとに平
板アンテナと誘電体からなる防護板との距離が短く、か
つ、動作利得のピークが現れる距離に設定すればよい。
【0033】さらに、上記防護板5の板厚を、上記タン
ク1内の圧力に耐えることができる厚さであると共に、
均一な厚さにすることにより、より、良好に上記平板ア
ンテナ6を上記タンク1内の圧力等から防護することが
できる。
【0034】また、図1に示すように、上記アンテナ6
と上記送受信装置9との設置空間、すなわち、上記ケー
シング8内に不活性ガスを封入するガス封入手段11を
上記ケーシング8に設けることにより、上記アンテナ6
と上記送受信装置9との設置空間を不活性ガスで充たす
ことができ、上記送受信装置9等の電気系のトラブル
(ショート等)による出火を防止することができる。
【0035】図示の実施の形態では、防護板5を円錐形
としていたが、角錐形にしても所期の目的を達成するこ
とができる。最も、特性面、製造コスト面では円錐形の
方が有利である。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、タンク内
に貯まっている液面に向かってマイクロ波を発射すると
共に、上記液面からの反射波を受信する平板アンテナ
と、上記平板アンテナから発射したマイクロ波と平板ア
ンテナによって受信された反射波とをデータ処理部に送
信する送受信装置と、上記平板アンテナを防護する防護
板とを有する電波式液面計であって、上記防護板は、錐
形状に形成されていて、上記平板アンテナの下面に防護
板の錐形頂部を対向させて設けられていると共に、上記
平板アンテナの電磁界に悪影響を及ばさない最短距離に
設けたため、従来に比べて、装置全体を小型化すること
ができる。さらに、貯蔵している油等の蒸発によって防
護板上に結露したパラフィンを錐形の傾斜面に沿って周
辺部へ流下させることができるため、パラフィンによる
電波の透過障害を抑制することができ、高精度な測定を
行うことができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記防護板が円錐形状に形成されて
いるため、請求項1記載の発明と同様に、従来に比べ
て、装置全体を小型化することができる。さらに、貯蔵
している油等の蒸発によって防護板上に結露したパラフ
ィンを錐形の傾斜面に沿って周辺部へ流下させることが
できるため、パラフィンによる電波の透過障害を抑制す
ることができ、高精度な測定を行うことができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の発明において、上記アンテナと上記送受信
装置との設置空間は、不活性ガスで充たされているよう
にしたため、上記送受信装置等の電気系のトラブル(シ
ョート等)による出火を防止することができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2または3記載の発明において、上記防護板の板厚
を、タンク内の圧力に耐えることができる厚さであると
共に、均一な厚さにしたため、より、良好に平板アンテ
ナをタンク内の圧力等から防護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電波式液面計の実施の形態を示
す正面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に適用可能なセンサ部とデ
ータ処理部との構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に適用可能なセンサ部とデ
ータ処理部との配置関係を示す全体図である。
【図4】従来の電波式液面計のデータ処理部の構成を示
すブロック図である。
【図5】液面計の測定方法の原理の一部を示すグラフで
ある。
【図6】液面計の測定方法の原理の他の一部を示すグラ
フである。
【図7】液面計の測定方法の原理のさらに他の一部を示
すグラフである。
【図8】本発明を実施するのに必要な誘電体からなる防
護板と平板アンテナとの距離と動作利得との関係を示す
グラフである。
【図9】同じく防護板と平板アンテナとの距離と動作利
得との関係を上記距離の目盛を変えて示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 タンク 5 防護板 6 平板アンテナ 9 送受信装置 20 センサ部 30 データ処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内に貯まっている液面に向かって
    マイクロ波を発射すると共に、上記液面からの反射波を
    受信する平板アンテナと、 上記平板アンテナから発射したマイクロ波と平板アンテ
    ナによって受信された反射波とをデータ処理部に送信す
    る送受信装置と、 上記平板アンテナを防護する防護板とを有する電波式液
    面計であって、 上記防護板は、錐形状に形成されていて、上記平板アン
    テナの下面に防護板の錐形頂部を対向させて設けられて
    いると共に、上記平板アンテナの電磁界に悪影響を及ば
    さない最短距離に設けられていることを特徴とする電波
    式液面計。
  2. 【請求項2】 上記防護板は、円錐形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電波式液面計。
  3. 【請求項3】 上記アンテナと上記送受信装置との設置
    空間は、不活性ガスで充たされていることを特徴とする
    請求項1または2記載の電波式液面計。
  4. 【請求項4】 上記防護板の板厚は、タンク内の圧力に
    耐えることができる厚さであると共に、均一な厚さであ
    ることを特徴とする請求項1または2または3記載の電
    波式液面計。
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