JPH10196939A - 燃焼装置用の通気性壁部 - Google Patents

燃焼装置用の通気性壁部

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Publication number
JPH10196939A
JPH10196939A JP9001933A JP193397A JPH10196939A JP H10196939 A JPH10196939 A JP H10196939A JP 9001933 A JP9001933 A JP 9001933A JP 193397 A JP193397 A JP 193397A JP H10196939 A JPH10196939 A JP H10196939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aggregate
cement
parts
weight
permeable wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9001933A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ozawa
進 小澤
Yoshiharu Kondo
義春 近藤
Masahiro Shiraishi
雅広 白石
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OZAWA CONCRETE KOGYO KK
Original Assignee
OZAWA CONCRETE KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by OZAWA CONCRETE KOGYO KK filed Critical OZAWA CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な耐火性及び耐熱性と、高温の雰囲気に
接しても強度があり、どのような過酷な条件であっても
空気の通過性能が良好で、しかも灰等によって簡単に目
詰まりしないし、火炎や灰が外部に漏れ出ない通気性壁
部を提供するものである。 【解決手段】 骨材にセメントと水とを混練して成形し
てなる燃焼装置用の通気性壁部であって、前記壁部は、
セメント100重量部に対して骨材が300〜600重
量部で、水が25〜40重量部であり、粒径が2〜20
ミリメートルの骨材を全骨材に対して90%以上含んで
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物等の焼却
炉、調理用のコンロ等の燃焼装置用の通気性壁部に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の焼却炉やコンロ等の燃焼装置にお
いて、壁部を通気性にした構成のものは、例えば実開昭
63−173631号公報に記載されているように、火
山岩軽石の砕石を利用したもの、実開昭51−7237
6号公報に記載されているように、通気性コンクリート
ブロックを利用したもの、実開昭61−34328号公
報に記載されているように、通気性の優れたガラスウー
ル、石綿等の耐火シートを金網や枠で補強したもの等が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記燃
焼装置の通気性壁では、燃焼装置としての実用性を伴わ
ないものである。即ち、調理用若しくは焼却用の燃焼装
置の本質的機能としては、長期間使用できるために充分
な耐火性及び耐熱性と、高温の雰囲気に接しても強度が
必要であるばかりでなく、どのような過酷な条件であっ
ても空気の通過性能が良好で、しかも灰等によって簡単
に目詰まりしないこと、更には空隙孔がある程度の大き
さで燃焼装置の内部で燃焼時に火炎や灰が外部に漏れで
ないこと、しかも低廉に供することができること等が要
求される。しかし、前記従来の燃焼装置では、上記本質
的機能を充分に満足させることができない。したがっ
て、前記本質的機能をほとんど満たすような燃焼装置が
要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、骨材にセメントと水とを混練して成形し
てなる燃焼装置用の通気性壁部であって、前記壁部は、
セメント100重量部に対して骨材が300〜600重
量部で、水が25〜40重量部であり、粒径が2〜20
ミリメートルの骨材を全骨材に対して90%以上含んで
いることを特徴とする通気性壁部により燃焼装置を構成
するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下の本発明の実施の形態を説明
すると、本発明の燃焼用の通気性壁部は、基本的には骨
材にセメントと水とを混練して成形してなるものであ
る。
【0006】しかし、骨材とセメントと水との配合比率
は、セメント100重量部に対して骨材が300〜60
0重量部であり、しかも水はセメント100重量部に対
して25〜40重量部である。
【0007】通気性の壁部は、隣り合う骨材相互の点接
触状となっている部分にセメントが付着して骨材を相互
に固着させ、隣り合う骨材が離隔している部分は空部と
なって連続する微細な空隙孔が形成され、この連続空隙
孔に通気性が発生するからである。そのために、骨材に
対するセメントの配合比率を、非通気性コンクリートよ
り減少させることにより、通気性のコンクリートを構成
することができる。
【0008】本発明の場合、セメント100重量部に対
して骨材を300〜600重量部としたのは、300重
量部以下では、セメントの配合比率が多過ぎて骨材相互
間に形成される空隙孔が小さくなり、通気性が低下す
る。また、骨材を600重量部以上にすると、セメント
が少なくなって骨材相互のの固着機能が低くなるため、
燃焼装置としての物理的強度が低下することになる。
【0009】また本発明においては、セメント100重
量部に対して水を25〜40重量部としたのは、骨材に
セメントと水とを加えて混練する場合の最適な水の量で
あるばかりでなく、養生硬化させる場合にも最適な水の
配合量である。
【0010】また、本発明では、全骨材中において、粒
径が2〜20ミリメートルの骨材を90%以上含むこと
である。粒径が2ミリメートル以下の微細な骨材が10
%以上配合すると、骨材相互間に発生する空隙孔を閉塞
することになって、空隙孔の寸法が必要以上に小さくな
り、また20ミリメートル以上の骨材が10%以上配合
すると、隣り合う骨材の接合強度が低くなって強度が低
下するばかりでなく、連続する空隙孔が必要以上に大き
くなる。
【0011】したがって、本発明においては、最低限の
条件として、セメント100重量部に対して骨材が30
0〜600重量部で、水が25〜40重量部であり、粒
径が2〜20ミリメートルの骨材を全骨材に対して90
%以上含んでいることを特徴とするのである。
【0012】更に、本発明においては耐火性、耐熱性を
高めるばかりでなく、耐衝撃性や耐候性等の物理的強度
を高めるとともに低廉に製造させるため、骨材として、
火山砂利、人工軽量骨材、焼成スラグ等の耐火性で、セ
メントは耐火性のアルミナセメントを使用するのが望ま
しい。しかし、骨材は前記素材のものに限定されず、燃
焼装置としての前記本質的機能を発生させるものであれ
ばどのようなものでも利用することができる。
【0013】また、本発明によれば、壁部に形成されて
空気が通過するための、連続して屈曲する微細な空隙孔
は、壁部の肉厚方向に0.3〜3ミリメートルの寸法
で、全体の空隙率は20〜30容積%であるのが望まし
い。微細な連続する空隙孔は、燃焼装置の外部から内部
への空気の通過状態を決定するばかりでなく、燃焼時に
灰や火炎を外部に洩れ出さないため、若しくは燃焼後に
おいて灰等を外部に流出させないため、しかも、微細な
灰や塵埃等によって詰まって閉塞させないため、及び燃
焼装置の強度を確保させるために重要な要素である。
【0014】本発明では、空隙孔を、壁部の肉厚方向に
対し、0.3〜3ミリメートルにすることにより燃焼装
置としての前記重要な要素を満たすもので、0.3ミリ
メートル以下の寸法の空隙孔では、小さくて空気の通過
状態が不良になるばかりでなく、灰や塵埃によって閉塞
するので、燃焼装置としての機能が低い。また、空隙孔
が3ミリメートル以上であると、空気の通過状態は良好
になるとともに容易に閉塞しないが、風雨が燃焼装置の
内部に流入しやすいので燃焼時に消火したり火炎や灰が
外部に洩れ出ることがある。したがって、上記理由か
ら、空隙孔を、壁具の肉厚方向に対し、0.3〜3ミリ
メートルにすることにより、実用的価値の高い燃焼装置
を提供することができる。
【0015】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、骨材に
セメントと水とを混練して成形してなる燃焼装置用の通
気性壁部であって、前記壁部は、セメント100重量部
に対して骨材が300〜600重量部で、水が25〜4
0重量部であり、粒径が2〜20ミリメートルの骨材を
全骨材に対して90%以上含んでいることを特徴とする
のである。
【0016】したがって、長期間使用できるために充分
な耐火性及び耐熱性と、高温の雰囲気に接しても強度を
備えばかりでなく、どのような過酷な条件であっても空
気の通過性能が良好である。
【0017】そして、骨材として火山砂利、人工軽量骨
材、焼成スラグ等の耐火性で、セメントは耐火性のアル
ミナセメントを使用することにより更に強度を高めるこ
とができるばかりでなく低廉に製造することができる。
【0018】また、連続して屈曲する微細な空隙孔を、
肉厚方向に0.3〜3ミリメートルの寸法で、全体の空
隙率は20〜30容積%にすることにより、灰等によっ
て簡単に目詰まりしないばかりでなく、燃焼装置の内部
での燃焼時に火炎や灰が外部に漏れ出る危険がないし、
風雨等が外部から流入しないので不用意に消火すること
がなく、燃焼装置としての本質的機能を充分に満たして
実用的価値が高く、商品価値のある燃焼装置を供するこ
とができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/44 ZAB F23G 5/44 ZABF ZABC // A47J 36/00 A47J 36/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材にセメントと水とを混練して成形し
    てなる燃焼装置用の通気性壁部であって、前記壁部は、
    セメント100重量部に対して骨材が300〜600重
    量部で、水が25〜40重量部であり、粒径が2〜20
    ミリメートルの骨材を全骨材に対して90%以上含んで
    いることを特徴とする通気性壁部。
  2. 【請求項2】 骨材は火山砂利、人工軽量骨材、焼成ス
    ラグ等の耐火性で、セメントは耐火性のアルミナセメン
    トを使用することを特徴とする請求項1に記載の燃焼装
    置用の通気性壁部。
  3. 【請求項3】 空気が通過するための、連続して屈曲す
    る微細な空隙孔は、肉厚方向に0.3〜3ミリメートル
    の寸法で、全体の空隙率は20〜30容積%であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼装置用の通気
    性壁部。
JP9001933A 1997-01-09 1997-01-09 燃焼装置用の通気性壁部 Pending JPH10196939A (ja)

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JP9001933A JPH10196939A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 燃焼装置用の通気性壁部

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