JPH10196695A - ブレーキライニング保持体にブレーキライニングを接着する方法 - Google Patents

ブレーキライニング保持体にブレーキライニングを接着する方法

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JPH10196695A
JPH10196695A JP8345890A JP34589096A JPH10196695A JP H10196695 A JPH10196695 A JP H10196695A JP 8345890 A JP8345890 A JP 8345890A JP 34589096 A JP34589096 A JP 34589096A JP H10196695 A JPH10196695 A JP H10196695A
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brake lining
temperature
holder
heating
brake
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JP8345890A
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Gorunik Floet
ゴルニク フレート
Charunovski Klaus-Peter
チャルノフスキー クラウス−ペーター
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FRIMATEC ING MBH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方では、ブレーキライニングとブレーキラ
イニング保持体との間の接着結合部を生ぜしめるために
必要な時間を著しく短縮することができ、かつ他方で
は、前記接着結合部の品質に大きな影響を与えるパラメ
ータを、良好に検出しかつ制御することができるように
する。 【解決手段】 ブレーキライニング16及び/又はブレ
ーキライニング保持体15に接着剤を塗布し、次いで該
ブレーキライニングとブレーキライニング保持体とを互
いに押し合わせて、ブレーキライニング保持体にブレー
キライニングを接着する方法において、ブレーキライニ
ング保持体を加熱し、ブレーキライニング保持体とブレ
ーキライニングとを、所定の比較的短い時間、互いに向
かって緊張させ、ブレーキライニング保持体を加熱後に
冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキライニン
グ及び/又はブレーキライニング保持体に接着剤を塗布
し、次いで該ブレーキライニングとブレーキライニング
保持体とを互いに押し合わせて、ブレーキライニング保
持体にブレーキライニングを接着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキ用のドラムブレーキジョ
ーを製造するために、ブレーキライニングと金属シュー
とは持続的に堅く互いに取り付けられる。ブレーキライ
ニングはクリーニングされ、次いで接着剤が自動的に、
金属シューに取り付けるために設けられたブレーキライ
ニングの面に塗布される。金属シューは脱脂され、その
後で接着剤を塗布される。この場合接着剤の塗布は例え
ば、腐食防止作用をもつ腐食防止材料から成る浴への浸
漬によって行うことも可能である。
【0003】その後で金属シューとブレーキライニング
とは互いにプレスされ、緊張装置において数時間経過す
るまで、圧着圧もしくは緊張圧を維持しながら互いに堅
く押し合わされる。ブレーキライニングと金属シューと
の間における結合部は、炉において完全に硬化される。
次いでブレーキジョーの冷却と緊張装置からの取出しが
行われる。その後で完成したブレーキジョーは、仕上げ
研削され、検査後にストック又は組立てに回される。
【0004】特に方法経過の次のようなステップ、すな
わち、接着結合部を製造もしくは安定化させるために、
ブレーキライニングと金属シューとが緊張装置において
数時間経過するまで互いに圧着状態に維持される、方法
経過のステップは、高い設備投資費用を必要とする。そ
れというのは、緊張装置内部における滞在時間が長いこ
とに基づいて、想定できる個品数を達成するためには、
多くの緊張装置を設ける必要があるからである。さら
に、金属シューにブレーキライニングを接着する公知の
方法では、接着結合部の品質を規定する幾つかのパラメ
ータ例えば温度及び圧力の経過が十分に規定されないと
いうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の、ブレーキライニング保持体に
ブレーキライニングを接着する方法を改良して、一方で
は、ブレーキライニングとブレーキライニング保持体と
の間の接着結合部を生ぜしめるために必要な時間を著し
く短縮することができ、かつ他方では、前記接着結合部
の品質に大きな影響を与えるパラメータを、良好に検出
しかつ制御することができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、ブレーキライニング保持体を加熱
し、ブレーキライニング保持体とブレーキライニングと
を、所定の比較的短い時間、互いに向かって緊張させ、
ブレーキライニング保持体を加熱後に冷却するようにし
た。
【0007】
【発明の効果】本発明の方法において、ブレーキライニ
ングを既にブレーキライニング保持体に圧着した後で、
ブレーキライニング保持体を加熱することも可能である
が、しかしながら同様に、ブレーキライニング保持体を
まず初めに加熱し、次いでブレーキライニング保持体と
ブレーキライニングとを所定の比較的短い時間、互いに
向かって緊張させることも可能である。ブレーキライニ
ング保持体を加熱する場合に、ブレーキライニング保持
体とブレーキライニングとの間に形成された接着剤層に
ブレーキライニング保持体を介してどれだけの熱量をも
たらすかを、正確に制御することができる。ブレーキラ
イニング保持体とブレーキライニングとが互いに押し合
わせられる時間が比較的短いことに基づいて、圧着段階
における圧力状況を正確に制御しかつ測定することがで
きる。ブレーキライニング保持体の冷却もしくはブレー
キライニング保持体とブレーキライニングとの間におけ
る接着剤層の冷却もまた、正確に制御することができ
る。冷却は、ブレーキライニング保持体の加熱を終了す
ることによって、簡単に達成することができる。しかし
ながらまた、冷却装置を設けることも可能である。
【0008】特定の接着剤においては、ブレーキライニ
ング保持体とブレーキライニングとの間における緊張圧
を排除する前に、ブレーキライニング保持体の冷却ひい
てはブレーキライニング保持体とブレーキライニングと
の間における接着剤層の冷却を行うことが必要もしくは
有利である。
【0009】方法パラメータの設定及び維持に関して有
利な別の方法では、ブレーキライニング保持体とブレー
キライニングとを互いに向かって緊張させ、互いに緊張
させられた状態において、所定の加熱温度に加熱し、規
定の時間、所定の加熱温度に保ち、次いで所定の冷却温
度に冷却するようにした。このようにすると、ブレーキ
ライニング保持体とブレーキライニングとを結合する接
着剤層において、加熱開始と冷却終了との間の時間全体
にわたって、正確に所定可能な圧力関係が得られ、ひい
てはブレーキライニングとブレーキライニング保持体と
の間における結合部において均一な品質が得られる。
【0010】ブレーキライニング保持体とブレーキライ
ニングとを互いに向かって緊張させておく時間が、約5
分までであると有利である。この時間の間に、加熱段階
と冷却段階とを実施することが可能である。さらにこの
時間中に、実質的にブレーキライニングとブレーキライ
ニング保持体との間における接着結合部の品質を規定す
るパラメータを、正確に検出しかつ制御することができ
るので、接着結合部の品質に関しては正確な範囲を維持
することができる。さらに、その内部においてブレーキ
ライニングとブレーキライニング保持体とが互いに向か
って緊張させられる装置の数は、ブレーキライニングと
ブレーキライニング保持体とが互いに向かって緊張させ
られる時間が従来技術に比べて著しく短いことに基づい
て、著しく短縮することができる。
【0011】本発明の別の有利な方法では、加熱工程が
約2分までであり、加熱温度が得られた後で該加熱温度
が維持される時間は、約1分〜2分であり、かつ冷却工
程が約1分までである。
【0012】ブレーキライニング保持体とブレーキライ
ニングとを互いに向かって緊張させておく適宜な緊張圧
としては、緊張圧を49N/cm〜150N/cm
の間に設定すると有利であることが判明している。
【0013】また、ブレーキライニング保持体とブレー
キライニングとを互いに向かって緊張させておく緊張圧
を、一定に保つと、比較的手間もしくは費用をかけるこ
となしに、緊張圧をそれぞれ次のように、すなわちブレ
ーキライニングとブレーキライニング保持体との間にお
ける接着結合部の品質のために最適な緊張圧が調節され
るように、選択することができる。これに関連してさら
に述べれば、緊張圧のために最適な圧力レベル及び最適
な加熱温度は、使用される接着剤の特性に応じて変化可
能である。その都度の接着剤のために最適な温度関係及
び圧力関係は、それぞれ比較的簡単に求めることができ
る。
【0014】間に接着剤を備えたブレーキライニングと
ブレーキライニング保持体とが互いに向かって緊張させ
られる、圧着段階中における一定の圧力関係を保証する
ためには、ブレーキライニング保持体とブレーキライニ
ングとを互いに向かって緊張させるための、ドラムブレ
ーキライニング用の緊張圧を、圧力負荷される緊張ベル
ト又は押圧ラムを用いて生ぜしめると有利である。
【0015】さらにまた、緊定ベルト又は押圧ラムの特
定の圧力を、ブレーキライニング保持体とブレーキライ
ニングとを互いに向かって緊張させる緊張圧が一定に保
たれるように、調整すると、ブレーキライニング保持体
とブレーキライニングとの間の接着剤層の範囲における
圧力関係をさらに良好にすることができる。そしてこの
結果、特に温度変動によって、ブレーキライニング保持
体とブレーキライニングとの間の接着剤層における圧力
関係の変化が生じることはなくなる。
【0016】本発明の別の有利な方法では、ブレーキラ
イニング保持体とブレーキライニングとを互いに向かっ
て緊張させるために働く緊張装置の各部材のために、特
定の圧力を正確に規定するようになっており、この圧力
は有利には、汎用の装置を用いて所定の圧力に調節され
るばね力を用いてもたらされる。このようなばね力の調
節は、有利には新たな各緊張工程の前に行うことができ
る。これによって、ブレーキライニング保持体とブレー
キライニングとの間の接着結合部の品質に影響を与える
パラメータを極めて等しく維持することにより、同じ品
質をもつ再修正品を得ることができる。さらに、調節可
能な圧力関係を意図的にわずかだけ変えることによっ
て、ブレーキライニング保持体とブレーキライニングと
の間の接着結合部に関する種々様々な品質を得ることが
可能である。
【0017】また、加工される各ブレーキライニング材
料に対して、各接着剤に対して、ブレーキライニング保
持体の各材料に対して、及び/又はブレーキライニング
と堅く結合された完成したブレーキライニング保持体の
その都度所望の品質に対して、緊定圧を正確に規定して
調節しかつ提供するようにすると、種々異なったブレー
キライニング材料においても、種々異なった接着剤にお
いても、ブレーキライニング保持体の種々異なった材料
においても、最終製品の種々異なった所望の品質におい
ても、その都度最適な緊張圧を選択することができ、ひ
いては最適な最終製品を得ることができる。
【0018】本発明による方法を実現する場合に、ブレ
ーキライニング保持体を、200〜240℃、有利には
200〜230℃の加熱温度に加熱すると、特に有利で
あることが判明している。
【0019】加熱温度へのブレーキライニング保持体の
加熱は、ブレーキライニング保持体を、抵抗加熱の形で
直接的に加熱することによって、構造的に安価でかつ正
確に制御可能な形式で行うことができる。
【0020】ブレーキライニング保持体の冷却は、ブレ
ーキライニング保持体を加熱する加熱装置、例えば抵抗
加熱の形の加熱装置を、加熱段階の終了後に遮断するこ
とによって、容易に実施することができる。基本的には
しかしながら、冷却段階中にブレーキライニング保持体
に作用する冷却装置を設けることも可能である。
【0021】また、ブレーキライニング保持体とブレー
キライニングとを互いに向かって緊張させられた状態に
おいて、加熱温度に加熱するために、該ブレーキライニ
ング保持体及びブレーキライニングに高温の空気流を供
給すると、加熱温度を比較的早く得ることができる。
【0022】高温の空気流の温度が加熱温度に正確に相
当している場合には、この加熱工程において加熱温度が
最適だと思われる加熱温度を越えることなしに、所望の
加熱温度を得ることができる。誘導炉又はこれに類した
ものでは、本発明による方法とは異なり、所望の加熱温
度を迅速に得るために、該所望の加熱温度を越えた温度
でまず初め加熱され、その後で誘導炉が戻されたりし、
この結果実際の温度経過が最適な加熱温度の上下に数回
変動した後で初めて、最終的に最適な温度が得られる。
このような面倒は、加熱温度を有する高温の空気流を用
いた加熱の場合には、排除することができる。それとい
うのはこの場合、高温の空気流の温度は所望の加熱温度
に相当しているので、所望の加熱温度を上回るような温
度に加熱されることはないからである。
【0023】多くの使用例では、高温の空気流の温度が
200℃を越える温度であると有利である。
【0024】均一な方法パラメータを保証するために
は、高温の空気流の温度を、加熱工程の間及び/又は冷
却開始までの時間の間、一定に保つと有利である。
【0025】また、より多くの個品数を得るためには、
冷却工程を、加熱工程から空間的に隔てて実施すると有
利である。このようにすると、加熱のために働く装置と
冷却のために働く装置とを程度の差こそあれ均一に使用
することができる。
【0026】さらにまた、ブレーキライニング保持体と
ブレーキライニングとを冷却温度に冷却するために、該
ブレーキライニング保持体及びブレーキライニングに冷
却ステーションにおいて比較的低温の空気流を供給する
と、ブレーキライニング保持体及びブレーキライニング
を制御して冷却することができる。つまりこれによっ
て、低温の空気流の温度を下回る冷却が行われること
は、いかなる場合においても回避される。
【0027】比較的低温の空気流の温度が、100℃未
満であると、ブレーキライニングとブレーキライニング
保持体との間において品質的に高レベルの接着結合部が
得られる、ということが判明している。
【0028】本発明による方法をさらに良好に制御可能
にするためには、比較的低温の空気流の温度を一定に保
つと有利である。
【0029】上に述べた本発明による方法では、正確に
規定された圧力条件と正確に規定された温度条件の下
で、正確に制御及び調節可能な硬化工程が得られ、これ
によってブレーキライニングは所望の強度でブレーキラ
イニング保持体に接着可能である。既に述べたように個
々の方法パラメータは、ブレーキライニング材料と使用
される接着剤と必要と見なされる種々様々な品質とに関
連して、可変である。
【0030】本発明による方法はまた、ブレーキライニ
ング保持体が、ドラムブレーキのブレーキジョーの金属
シューであるか又はディスクブレーキのライニング保持
プレートであるかとは無関係に実施可能である。本発明
による方法を実施するために重要なことは、上に述べた
ようにブレーキライニング保持体を加熱及び冷却するこ
とと、加熱段階から加熱温度が維持される時間への移行
中及び該時間から冷却段階への移行中並びに冷却段階中
に、ブレーキライニング保持体とブレーキライニングと
の間において有利には一定の圧着力を維持することであ
る。
【0031】ブレーキライニング保持体にブレーキライ
ニングを接着する本発明による装置では、緊張装置が設
けられており、該緊張装置においてブレーキライニング
とブレーキライニング保持体とが互いに向かって押し付
け可能である形式の装置において、ブレーキライニング
保持体を加熱可能な加熱装置と、加熱されたブレーキラ
イニング保持体を冷却可能な冷却装置とが設けられてい
る。
【0032】このように構成されていることによって、
ブレーキライニングとブレーキライニング保持体とが緊
張装置を用いて互いに向かって押し付けられる比較的短
い時間の間に、ブレーキライニングとブレーキライニン
グ保持体との間に配置された接着剤の温度が、正確に所
望の経過を有することができ、しかもこの場合、接着剤
に作用する緊張圧も正確に調整可能である。
【0033】ブレーキライニングを一定の圧力でブレー
キライニング保持体に向かって圧着可能な緊張ベルトが
設けられていると、ブレーキライニングとブレーキライ
ニング保持体との間における一定の緊張圧を特に正確に
得ることができる。
【0034】また、加熱装置及び/又は冷却装置がベン
チレータを有しており、該ベンチレータを用いて、ブレ
ーキライニング保持体及びブレーキライニングに、該ブ
レーキライニング保持体及びブレーキライニングを互い
に向かって緊張させた状態において、高温の空気流もし
くは比較的低温の空気流を一定の流量で供給可能である
と、所望の加熱温度もしくは冷却温度を、上下させるこ
となしに迅速に得ることができる。
【0035】本発明の別の有利な構成では、加熱装置
が、高温の空気流の温度を一定に保つことができる熱交
換器を有している。
【0036】また、ブレーキライニングもしくはブレー
キライニング保持体の寸法にわたって、該ブレーキライ
ニングもしくはブレーキライニング保持体の均一な加熱
もしくは冷却を達成するためには、加熱装置及び/又は
冷却装置の流れ通路が少なくとも、ブレーキライニング
保持体及びブレーキライニングに配属された出口区分及
び入口区分において、所定の横断面を有しており、該横
断面が次のような大きさ、すなわち、ブレーキライニン
グ保持体とブレーキライニングとから成るユニット全体
に高温の空気流もしくは比較的低温の空気流が均一に供
給可能であるような大きさを有していると、有利であ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0038】図1には、ドラムブレーキジョーの金属シ
ューへの摩擦ライニングもしくはブレーキライニングの
接着との関連において行われる方法ステップの基本的な
経過が示されている。まず初めに金属シューは処理ステ
ーション1において前処理される。この際に金属シュー
はクリーニングされ、サンドビーム(Sandstrahlen)に
よって負荷される。これによって金属シューは脱脂され
かつサンドビームによって負荷されて、処理ステーショ
ン2に達する。この処理ステーション2に金属シュー
は、例えば手によって入れられる。処理ステーション2
において金属シューは腐食防止及び/又は接着剤を施さ
れる。処理ステーション2への金属シューの装入は、既
に述べたように手によって行われる。手による装入の際
に、トラフサンドビームを一緒に利用するべきか否か
を、検査することができる。金属シューは、温度調整さ
れた接着剤浴に浸漬されるか又は接着剤を塗布される。
接着剤の供給は自動的に容器(Gebinden)から行われ
る。接着剤浴からの金属シューの取出し後に、金属シュ
ーは炉に導入され、この炉内に金属シューは、ほぼ70
℃〜80℃で10〜20分間にわたって、接着剤を乾燥
させるために滞在させられる。その後で、相応に処理さ
れた金属シューは中間貯蔵される。
【0039】処理ステーション3においては例えば、巻
成された材料としてもたらされた摩擦材料が、該摩擦材
料を所定の既製部品に加工する(Konfektionierung)た
めに、前処理される。
【0040】処理ステーション4において接着剤が、摩
擦材料を所定の既製部品に加工することによって生ぜし
められたブレーキライニングに塗布される。既製部品へ
の加工の際に、巻成体としてもたらされた摩擦材料は、
機械的に加工され、所定寸法に裁断される。これによっ
て生ぜしめられた完成したブレーキライニングは、ユニ
バーサルマガジン内に貯えられ、このユニバーサルマガ
ジンから処理ステーション4に供給される。次いで、例
えばヘスティカ装置(Hestica-Anlage)においてブレー
キライニングに接着剤がローラ掛けによって塗布が行わ
れる。ブレーキライニングに塗布される接着剤の層厚
は、有利には例えば0.2mm又はそれ未満である。次
いで、70℃〜90℃の温度で2〜3分間、接着剤の乾
燥が行われる。この際に注意すべきことは、接着剤の乾
燥後に溶剤又は水が接着剤から除去されていなくてはな
らない、ということである。
【0041】金属シューが接着剤浴への浸漬によって腐
食防止を施される処理ステーション2と、あらかじめ所
定の既製部品に加工された摩擦ライニングに接着剤が自
動的に塗布される処理ステーション4との後ろにおい
て、金属シュー及びブレーキライニングはステップ5に
おいて相互に供給される。
【0042】処理ステーション6において各1つの金属
シューとブレーキライニングとが自動的に互いに接着さ
れる。処理ステーション4からもたらされたブレーキラ
イニングを、処理ステーション2からもたらされた金属
シューに載置した後で、金属シューとブレーキライニン
グとは、特定の圧力下にある緊張ベルトを用いて処理ス
テーション6において互いに押し付けられる。金属シュ
ーは例えば抵抗加熱の形で、所定の温度にもたらされ、
相応な温度レベルに保たれる。金属シューの受容もしく
は支承は、普遍的な受容装置を構成する2つのクランプ
ホルダを用いて行われる。この場合金属シューの片側に
は、該金属シューをポジションを固定するためにストッ
パが形成されている。抵抗加熱による加熱を目的とし
て、バンデージ金属薄板には接点が設けられる。接着剤
の硬化は、49〜150N/cmの圧着圧を維持しな
がら、2分までの時間と200℃〜230℃の温度にお
いて行われる。圧力負荷の終了前に、約1分間、例えば
誘導加熱装置の遮断によって、金属シューの冷却が行わ
れる。その後で、金属シューと該金属シューに接着され
たブレーキライニングとを有する完成したブレーキジョ
ーが、処理ステーション6から取り出される。
【0043】このようにして完成したブレーキジョー
は、次いで選択的に、つまり使用された接着剤材料に応
じて、次々と、通過炉(Durchlaufofen)として構成さ
れた処理ステーション7と、冷却装置として構成された
処理ステーション8とにもたらされる。接着剤の硬化
は、処理ステーション7の通過炉において、約180℃
で最大約1時間かけて行われる。もちろんこの場合、こ
れらの値は、循環空気炉として構成された通過炉に関連
している。別の炉型式では、前記の値は相応に再計算す
る必要がある。
【0044】択一的に、付加的な炉を用いた硬化つまり
炉硬化(Ofenaushaertung)なしに作用する接着剤系を
使用することも可能である。このような場合には、炉硬
化を省くことができる。
【0045】通過炉における硬化の後に、ブレーキジョ
ーは処理ステーション8の冷却装置において、80℃未
満に冷却され、これによってブレーキジョーは、研削工
程もしくは手による取出しのために準備されることがで
きる。
【0046】択一的に、冷却装置の代わりに又は冷却装
置に加えて、処理ステーション8において、腐食防止剤
として働くカバーラッカの塗布を行うことも可能であ
る。
【0047】処理ステーション8の冷却装置からブレー
キジョーは処理ステーション9にもたらされ、この処理
ステーション9においてブレーキジョーは仕上げ研削
(ueberschleifen)される。
【0048】研削装置を有する処理ステーション9に
は、マニプレータを用いて供給される。研削装置には常
に1つのブレーキジョーが仕上げ研削のためにもたらさ
れる。ブレーキジョーの仕上げ研削は、縦研削(Laengs
schliff)又は横研削(Querschliff)を用いて行われ
る。研削工程中に、自動的な寸法コントロールが行われ
る。研削工程は、品質保証を目的として記録される。こ
のようにして、すべてのブレーキジョーの100%のコ
ントロールが行われる。そしてこのコントロールに基づ
いて、研削装置は制御される。
【0049】このようにして、処理ステーション9から
は、所望の品質に関する要求を満たすブレーキジョーだ
けが取り出される、ということが保証される。これによ
ってさらに、装置全体が、個々の処理ステーションにお
いて実施される方法ステップによって初めて装備可能と
なる。
【0050】ステップ10において、完成されかつコン
トロールされたブレーキジョーが、別の使用のために供
給される。製造されたブレーキライニングは初めて装備
可能である。
【0051】装置全体は、爆発を防止されて構成されて
いる。それというのは選択的に、水溶性の接着剤系の他
に、溶剤を含有する接着剤をも使用することができるか
らである。
【0052】接着剤は有利にはローラ掛け(Aufwalze
n)によって塗布される。
【0053】図2には処理ステーション6のための有利
な実施例が示されており、この実施例では自動的に、金
属シューとブレーキライニングとの間における接着結合
部が生ぜしめられる。
【0054】支持装置11には保持部材12,13,1
4が設けられており、これらの保持部材12,13,1
4は、金属シュー15を固定及び位置決めするために働
く。金属シューには既に図示されていない接着剤層を用
いてブレーキライニング16が一時的に設けられてい
る。ブレーキライニング16は、油圧を負荷された緊張
ベルト17を用いて金属シュー15に圧着される。緊張
ベルト17の位置決めのために、支持装置11もしくは
保持部材12,13,14に対して空間的にシフト可能
な圧着ヨーク18が設けられている。緊張ベルト17は
コンスタントな圧力で負荷可能である。これによってブ
レーキライニング16は、所定の時間の間にコンスタン
トな圧着によって金属シュー15に押し付けられる。
【0055】支持装置11もしくは保持部材12,1
3,14には、加熱装置が一体に組み込まれており、こ
の加熱装置を用いて金属シュー15は、所望の時間にお
いて、所望の温度に加熱可能である。さらに支持装置1
1もしくは保持部材12,13,14には冷却装置が一
体に組み込まれていてもよく、この冷却装置を用いて、
加熱された金属シュー15は、所望の時間において、所
定可能な温度に冷却されることができる。
【0056】緊張ベルト17を用いてブレーキライニン
グ16に加えられる圧着力と、金属シュー15の加熱及
び冷却は、上に述べた装置において正確に調整可能であ
り、かつ監視可能である。
【0057】ブレーキライニング16と金属シュー15
との間における圧着力は、金属シュー15の冷却が行わ
れ、所定の温度が所望の時間維持された後で、取り除か
れる。上に述べた装置を去った後で、金属シューとブレ
ーキライニングとから成るブレーキジョーは、通過炉と
して構成された処理ステーション7に導入される。
【0058】図3には、図1に示された処理ステーショ
ン6のための1実施例が示されている。図3に示された
実施例では、処理ステーション6は図2に示された装置
を複数有しており、これらの装置は、円形軌道に沿って
エンドレスに回転する。これらの装置のうちの1つが、
2つのポジションの間を移動する時間、つまり該装置が
ブレーキライニング16を一時的に接着された金属シュ
ー15を引き受けるポジションと、金属シュー15とブ
レーキライニング16とから成っていて硬化された接着
結合部を備えているこのユニットを処理ステーション7
に引き渡すポジションとの間を移動する時間は、接着結
合部を製造するために必要な滞在時間に相当する。
【0059】図4には緊張ステーション19の1実施例
が示されていて、この緊張ステーション19には緊張装
置20が配置されており、この緊張装置20を用いて、
各1つのブレーキライニング保持体15とブレーキライ
ニング16とを有する2つのユニットが受容されてい
る。緊張装置20には緊張ベルト21と調節可能な緊張
シリンダ22が配属されており、該緊張シリンダ22は
緊張ベルト21と共働して、ブレーキライニング保持体
15とブレーキライニング16とから成るユニットのた
めの緊張圧を生ぜしめる。
【0060】この緊張装置は、緊張ステーション19に
わたって緊張圧を調整するために適している。
【0061】緊張シリンダ22の特定の調節もしくは制
御によって、緊張シリンダ22と緊張ベルト21との共
働において、ブレーキライニング保持体15とブレーキ
ライニング16とから成る各2つのユニットのために、
常に正確な緊張圧がもたらされる。緊張圧の設定時に、
ブレーキライニング及び接着剤の特定の材料並びにその
都度所望の加熱温度を、考慮することができ、この場合
接着剤は水溶性であっても溶剤を含有していてもどちら
でもよい。
【0062】図5に示された加熱装置23は、図示のよ
うに、図5において単に略示された緊張装置20に位置
しており、この緊張装置20においては各1つのブレー
キライニング保持体15とブレーキライニング16とか
ら成る2つのユニットが受容されている。
【0063】加熱装置23には流れ通路24が配属され
ており、この流れ通路24には、ベンチレータ25と熱
交換機26とが配置されている。
【0064】熱交換機26においては、ベンチレータ2
5から送られた空気流が一定の温度に保たれる。この温
度は加熱温度、つまりブレーキライニング保持体15と
ブレーキライニング16とから成っていて緊張装置20
において受容されているユニットのために与えられる加
熱温度に相当する。
【0065】熱交換器26からは、相応に加熱された空
気流27が、流れ通路24の、比較的大きな横断面を有
する出口区分28を通って、緊張装置20に達する。流
れ通路24の出口区分28の寸法は次のように、すなわ
ち、ブレーキライニング保持体15とブレーキライニン
グ16とを有する2つのユニットの範囲全体が均一に擦
過されるように、選択されている。
【0066】緊張装置20を貫流した後で、空気流27
は、流れ通路24の、同様に比較的大きな横断面を有す
る入口区分を介して、再び流れ通路24内に導入され
る。
【0067】ブレーキライニング保持体15とブレーキ
ライニング16との間に配置された接着剤は、緊張装置
20を高速で擦過する高温の空気流27によって、硬化
される。加熱段階と加熱温度が維持される時間とから成
る、加熱装置23内における滞在時間は、約4分までで
ある。
【0068】図面には示されていない冷却装置は、原理
的には、図5に示された加熱装置23と同様に構成され
ており、この場合にはしかしながら熱交換器26を省く
ことができる。冷却装置によって利用可能な比較的低温
の空気流の温度は、100℃未満である。このような冷
却装置の内部における緊張装置20の滞在時間は、約
0.5分である。
【0069】図面に示されていない冷却装置の後ろにお
いて、ブレーキライニング16を備えたブレーキライニ
ング保持体は、自動的に緊張装置20から解離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキライニングをブレーキライニング保持
体に接着する場合における個々の方法ステップを示すブ
ロック図である。
【図2】ブレーキライニングとブレーキライニング保持
体との間における接着結合部を自動的に生ぜしめる本発
明による装置を示す図である。
【図3】本発明による方法の1つのステーションであっ
て、ブレーキライニング保持体にブレーキライニングを
もたらしかつ接着するために働くステーションの1実施
例を示す図である。
【図4】本発明による方法もしくは本発明による装置に
おいて使用される緊張装置の1実施例を示す図である。
【図5】本発明による方法もしくは本発明による装置に
おいて使用される加熱装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4, 処理ステーション、 5 ステッ
プ、 6,7,8,9処理ステーション、 10 ステ
ップ、 11 支持部材、 12,13,14保持部
材、 15 金属シュー、 16 ブレーキライニン
グ、 17 緊張ベルト、 18 圧着ヨーク、 19
緊張ステーション、 20 緊張装置、21 緊張ベ
ルト、 22 緊張シリンダ、 23 加熱装置、 2
4 流れ通路、 25 ベンチレータ、 26 熱交換
器、 27 空気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596185152 Kampstrasse 45a,D− 45899 Gelsenkirchen,B. R.Deutschland

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキライニング(16)及び/又は
    ブレーキライニング保持体(15)に接着剤を塗布し、
    次いで該ブレーキライニング(16)とブレーキライニ
    ング保持体(15)とを互いに押し合わせて、ブレーキ
    ライニング保持体(15)にブレーキライニング(1
    6)を接着する方法であって、ブレーキライニング保持
    体(15)を加熱し、ブレーキライニング保持体(1
    5)とブレーキライニング(16)とを、所定の比較的
    短い時間、互いに向かって緊張させ、ブレーキライニン
    グ保持体(15)を加熱後に冷却することを特徴とす
    る、ブレーキライニング保持体にブレーキライニングを
    接着する方法。
  2. 【請求項2】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)との間における緊張圧を、ブ
    レーキライニング保持体(15)とブレーキライニング
    (16)とが冷却された後で、取り除く、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)とを互いに向かって緊張さ
    せ、互いに緊張させられた状態において、所定の加熱温
    度に加熱し、規定の時間、所定の加熱温度に保ち、次い
    で所定の冷却温度に冷却する、請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)とを互いに向かって緊張させ
    ておく時間が、約5分までである、請求項1から3まで
    のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 加熱工程が約2分までであり、加熱温度
    が得られた後で該加熱温度が維持される時間は、約1分
    〜2分であり、かつ冷却工程が約1分までである、請求
    項3又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)とを互いに向かって緊張させ
    ておく緊張圧を、49N/cm〜150N/cm
    間に設定する、請求項1から5までのいずれか1項記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)とを互いに向かって緊張させ
    ておく緊張圧を、一定に保つ、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 緊張圧を一定に保つために、加熱工程及
    び冷却工程の間に変化する温度を考慮する、請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 ブレーキライニング保持体(15)とブ
    レーキライニング(16)とを互いに向かって緊張させ
    るための緊張圧を、特定の圧力を負荷される緊張ベルト
    又は押圧ラムを用いて生ぜしめる、請求項1から8まで
    のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 緊定ベルト(17)又は押圧ラムの特
    定の圧力を、ブレーキライニング保持体(15)とブレ
    ーキライニング(16)とを互いに向かって緊張させる
    緊張圧が一定に保たれるように、調整する、請求項9記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 緊張装置(20)の各部材のために、
    特定の圧力を正確に規定する、請求項9又は10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 緊張装置(20)の各部材のための各
    緊張工程の前に、特定の圧力を正確に規定する、請求項
    11記載の方法。
  13. 【請求項13】 加工される各ブレーキライニング材料
    に対して、各接着剤に対して、ブレーキライニング保持
    体(15)の各材料に対して、及び/又はブレーキライ
    ニング(16)と堅く結合された完成したブレーキライ
    ニング保持体(15)のその都度所望の品質に対して、
    緊定圧を正確に規定して調節しかつ提供する、請求項9
    から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 ブレーキライニング保持体(15)
    を、200〜240℃、有利には200〜230℃の加
    熱温度に加熱する、請求項1から13までのいずれか1
    項記載の方法。
  15. 【請求項15】 ブレーキライニング保持体(15)
    を、抵抗加熱の形で直接的に加熱する、請求項1から1
    4までのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 ブレーキライニング保持体(15)を
    加熱する加熱装置を遮断することによって、ブレーキラ
    イニング保持体(15)を冷却する、請求項1から15
    までのいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 ブレーキライニング保持体(15)と
    ブレーキライニング(16)とを互いに向かって緊張さ
    せられた状態において、加熱温度に加熱するために、該
    ブレーキライニング保持体(15)及びブレーキライニ
    ング(16)に高温の空気流(27)を供給する、請求
    項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 高温の空気流(27)の温度を、加熱
    温度のレベルに保つ、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 高温の空気流(27)の温度を、20
    0℃を越える温度に保つ、請求項17又は18記載の記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 高温の空気流(27)の温度を、加熱
    工程の間及び/又は冷却開始までの時間の間、一定に保
    つ、請求項17から19までのいずれか1項記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 冷却工程を、加熱工程から空間的に隔
    てて実施する、請求項1から20までのいずれか1項記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 ブレーキライニング保持体(15)と
    ブレーキライニング(16)とを冷却温度に冷却するた
    めに、該ブレーキライニング保持体(15)及びブレー
    キライニング(16)に冷却ステーションにおいて比較
    的低温の空気流を供給する、請求項1から21までのい
    ずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 比較的低温の空気流の温度が、100
    ℃未満である、請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 比較的低温の空気流の温度を一定に保
    つ、請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 ブレーキライニング保持体(15)
    が、ドラムブレーキのブレーキジョーの金属シュー(1
    5)である、請求項1から24までのいずれか1項記載
    の方法。
  26. 【請求項26】 ブレーキライニング保持体が、ディス
    クブレーキのライニング保持プレートか又は同様に成形
    された部品である、請求項1から24までのいずれか1
    項記載の方法。
  27. 【請求項27】 ブレーキライニング保持体(15)に
    ブレーキライニング(16)を接着する装置であって、
    緊張装置(11,12,13,14,17,18;2
    0)が設けられており、該緊張装置においてブレーキラ
    イニング(16)とブレーキライニング保持体(15)
    とが互いに向かって押し付け可能である形式のものにお
    いて、ブレーキライニング保持体(15)を加熱可能な
    加熱装置(23)と、加熱されたブレーキライニング保
    持体(15)を冷却可能な冷却装置とが設けられている
    ことを特徴とする、ブレーキライニング保持体にブレー
    キライニングを接着する装置。
  28. 【請求項28】 ブレーキライニング(16)を一定の
    圧力でブレーキライニング保持体(15)に向かって圧
    着可能な緊張ベルト(17)又は圧着ラムが設けられて
    いる、請求項27記載の装置。
  29. 【請求項29】 加熱装置(23)及び/又は冷却装置
    がベンチレータ(25)を有しており、該ベンチレータ
    を用いて、ブレーキライニング保持体(15)及びブレ
    ーキライニング(16)に、該ブレーキライニング保持
    体(15)及びブレーキライニング(16)を互いに向
    かって緊張させた状態において、高温の空気流(27)
    もしくは比較的低温の空気流を一定の流量で供給可能で
    ある、請求項27又は28記載の装置。
  30. 【請求項30】 加熱装置が、高温の空気流(27)の
    温度を一定に保つことができる熱交換器(26)を有し
    ている、請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 加熱装置(23)及び/又は冷却装置
    の流れ通路が少なくとも、ブレーキライニング保持体
    (15)及びブレーキライニング(16)に配属された
    出口区分(28)及び入口区分(29)において、所定
    の横断面を有しており、該横断面は次のような大きさ、
    すなわち、ブレーキライニング保持体(15)とブレー
    キライニング(16)とから成るユニット全体に高温の
    空気流(27)もしくは比較的低温の空気流が均一に供
    給可能であるような大きさを有している、請求項29又
    は30記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008000153A1 (de) 2007-01-31 2008-08-07 Advics Co., Ltd., Kariya Bremsschuh

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